JPS6114607Y2 - - Google Patents

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JPS6114607Y2
JPS6114607Y2 JP17152179U JP17152179U JPS6114607Y2 JP S6114607 Y2 JPS6114607 Y2 JP S6114607Y2 JP 17152179 U JP17152179 U JP 17152179U JP 17152179 U JP17152179 U JP 17152179U JP S6114607 Y2 JPS6114607 Y2 JP S6114607Y2
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JP
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piston
base element
piston rod
space
expansion
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JP17152179U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、膨張空間と、該膨張空間とは位相の
ずれた圧縮空間とを、連通せしめてなる熱ガスピ
ストン機関に関するものである。
この熱ガスピストン機関は、冷ガス冷凍機、熱
ガス機関、冷ガス機関および熱ポンプ等として従
来既知である。
従来ピストンとピストンロツドとの間に用いら
れている連結方法としては、第5図に示すよう
に、ピストンをピストンロツド1′に固定するナ
ツト2′が、ベース素子3′とピストンキヤツプ
4′との組立体の内部に位置しているものがあ
る。このものでは、ピストンとピストンロツド
1′に取付け、取りはずしに際して、先ず、ピス
トンキヤツプ4′をベース素子3′から取りはずこ
とを必要とする欠点がある。さらに、ピストンキ
ヤツプ4′とベース素子3′の取付け取りはずしを
容易とするため、ピストンキヤツプ4′およびベ
ース素子3′に、ネジ部5′を設ける必要がある。
この連結方法では、ピストンキヤツプ4′とベー
ス素子3′が相対的に傾斜して位置するため、ピ
ストンが、シリンダ内において円滑に動かない欠
陥を生ずることが多く、これを防ぐためには、こ
のネジ部5′に非常に高い加工精度を必要とす
る。
本考案は、前記不具合を解消し、より改良した
熱ガスピストン機関を提供することをその目的と
するものである。
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて説
明する。まず、本考案にかかわる熱ガスピストン
機関の構成から第1図に基づいて説明する。
シリンダ1aとピストン2aによつて形成され
る膨張空間3aは、ヒータ4a,蓄熱器5a、そ
してクーラ6aを介して、圧縮空間7bと連通し
ている。同様に、膨張空間3b,3c,3dと圧
縮空間7c,7d,7aも、それぞれ連通してい
る。ピストン2a,2b,2c,2dは、ピスト
ンロツド8a,8b,8c,8dを介して、駆動
装置(図示せず)に連結し、ピストン1aの作動
をピストン1bより90度位相を進ませており、以
下、同様の位相関係を与えている。ヒータ4a,
4b,4c,4dには、加熱用のバーナ9a,9
b,9c,9dが設けられている。
次に、本考案にかかる熱ガスピストン機関のピ
ストン2aの構成を、第3図に基づいて説明す
る。尚、ピストン2b,2c,2dも全く同様の
構成であるので、その説明は省略する。
ピストンキヤツプ6は、ベース素子7に固着さ
れ、ピストン2aをなしている。ピストンロツド
8aは、中心軸線に対し、直角をなす平面9を有
し、該ピストンロツド8の小径部10の端部11
には、ネジ部12を有する。前記ベース素子7に
は、小径の中心孔13と大径の中心孔14が設け
られている。前記ベース素子7の大径の中心孔1
4には、第3図に示す如く、前記ピストンロツド
8aの端部11のネジ部12と係合するネジ部1
5を有し、且つ外筒部分の一部を平面とした側平
面16を有する締結素子17が、内包され、さら
に、第4図に示す如く、前記締結素子17の側平
面16と係合する平面18を有する回転止メ素子
19が、前記締結素子17と係合するように設置
され、さらに、該回転止メ素子19は、前記ベー
ス素子7に固着されている。前記ベース素子7の
小径の中心孔13には、前記ピストンロツド8a
を構成している部材の材質(一般には鋼材)より
軟質な材質(例えば鋼合金)で構成され、且つ前
記ピストンロツド8aの小径部10が嵌合する中
空円筒部材20が嵌入され、前記ベース素子7と
固着している。前記ピストンロツド8aの中心軸
線に対し直角をなす平面9は、ピストン2aとピ
ストンロツド8aの相対的位置を微調整するスペ
ーサ21を介し、前記ベース素子7の低部と係合
している。
前記ピストンロツド8aの小径部10を、前記
ベース素子7に設けた小径の中心孔13に固着さ
れている前記中空円筒部材20に嵌入し、さらに
該ピストンロツド8aのネジ部12を前記ベース
素子7の大径の中心孔14に内包されている前記
締結素子17に係合させ、ピストン2aと前記ピ
ストンロツド8aを相対的に回転させることによ
り、前記ピストンロツド8aとピストン2aは、
強固に結合する。この際、前記締結素子17は、
前記ベース素子7に固着された回転止メ素子19
に拘束され、ピストン2aとの相対運動は、中心
軸線方向のみわずかである。前記ピストンロツド
8aの小径部10は、円筒中空素子20に対し、
回転しながら軸線方向に移動して嵌合する。結合
完了に際し、前記ピストンロツド8aに設けた中
心軸線に対して直角をなす平面9は、前記スペー
サ21を介し、前記ベース素子7の低部と強固に
係合する。
以上の如き構成において、ピストン2a,2
b,2c,2dとピストンロツド8a,8b,8
c,8dは強固に結合し、図示しない駆動装置と
連結して膨張空間3a,3b,3c,3d、圧縮
空間7a,7b,7c,7dの容積を可変とす
る。これにより連通している膨張空間3a,3
b,3c,3d、ヒータ4a,4b,4c,4
d、蓄熱器5a,5b,5c,5d、クーラ6
a,6b,6c,6d及び圧縮空間7a,7b,
7c,7d内の作動ガスは、膨張空間3a,3
b,3c,3dと圧縮空間7a,7b,7c,7
dの間を往復する。この時、作動ガスは、ヒータ
4a,4b,4c,4d部でのバーナ9a,9
b,9c,9dによる加熱、クーラ6a,6b,
6c,6d部での冷却を受け、膨張・圧縮をくり
かえし、全体としてピストン2a,2b,2c,
2dに仕事を与える。
以上の如く本考案によれば、ピストンキヤツプ
をベース素子から取りはずすことなく、ピストン
とピストンロツドの結合が可能となる。したがつ
て、ピストンキヤツプとベース素子の連結構造に
おいて、高い加工精度を必要とするネジ部は、不
必要となり、ピストンキヤツプとベース素子は、
固着による構成が可能となり、簡単な形状で構成
できる。
さらに本考案によれば、中空円筒素子にピスト
ンロツドを構成している部材の材質より軟質な材
質を用いることにより、ピストンロツドの小径部
が、中空円筒素子内を回転しながら軸線方向に移
動する際、ピストンロツドの小径部と中空円筒素
子の接触によるかじり、むしれ等を防ぐことが可
能となり、満足すべき心出しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図は、本考案熱ガスピ
ストン機関の一実施例を示すもので、第1図は全
体の概略図、第2図は要部に係るピストンとピス
トンロツドの締結状態を示す拡大断面図第3図は
締結素子の斜視図、第4図は回転止メ素子の斜視
図、第5図は、従来のピストンとピストンロツド
の締結状態を示す拡大断面図である。 8a,8b,8c,8d:ピストンロツド、1
1:端部、12:ネジ部、15:ネジ部、16:
側平面、17:締結素子、18:平面、19:回
転止メ素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可変容積を有する少なくとも1個の圧縮空間
    と、この圧縮空間と連通する可変容積を有する少
    なくとも1個の膨張空間とをそなえ、これらの空
    間が作動的に相対的に異なる温度を有し、これら
    の空間の容積がピストンによつて変化され、各ピ
    ストンはピストンロツドを介して駆動装置に連結
    され、少なくとも膨張空間の容積を変化させるピ
    ストンをピストンロツドの端部に固着されるベー
    ス素子とこのベース素子の膨張空間に面する側に
    取付けられたピストンキヤツプによつて構成する
    熱ガスピストン機関において、前記ベース素子
    に、中心孔を設け、この中心孔に、ピストンロツ
    ドの端部のネジ部と係合するネジ部を有し、且つ
    外筒面に側平面を有する締結素子を内包せしめ、
    前記締結素子の外筒面に設けた側平面と係合する
    平面を有する回転止め素子を、前記締結素子と係
    合させて前記ベース素子に固着したことを特徴と
    する熱ガスピストン機関。
JP17152179U 1979-12-10 1979-12-10 Expired JPS6114607Y2 (ja)

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JP17152179U JPS6114607Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10

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JP17152179U JPS6114607Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10

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Publication Number Publication Date
JPS5686334U JPS5686334U (ja) 1981-07-10
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