JPS6114371A - 鉄筋コンクリ−ト造耐震壁 - Google Patents
鉄筋コンクリ−ト造耐震壁Info
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- JPS6114371A JPS6114371A JP13386484A JP13386484A JPS6114371A JP S6114371 A JPS6114371 A JP S6114371A JP 13386484 A JP13386484 A JP 13386484A JP 13386484 A JP13386484 A JP 13386484A JP S6114371 A JPS6114371 A JP S6114371A
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- Japan
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- reinforced concrete
- pipe
- shear
- wall
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、中低ｌ−婬物の耐震要素たる鉄筋コンクリ
ート造耐震壁（以下ＲＣ造耐震壁という。）に係）、さ
らにいえば、変形性能に優れ、かつ、耐力の計算が容易
な構成のＲＣ造耐震壁に関する。
ート造耐震壁（以下ＲＣ造耐震壁という。）に係）、さ
らにいえば、変形性能に優れ、かつ、耐力の計算が容易
な構成のＲＣ造耐震壁に関する。
（従来技術とその問題点など）
従来一般のせん断破壊型耐震壁は、耐力及び剛性は大き
いが、耐力の計算が困難で、最大耐力時の変形が少なく
、最大耐力以降は急激な耐力低下を生じ、脆性的な破壊
性状を示して変形性能に劣る欠点があった。
いが、耐力の計算が困難で、最大耐力時の変形が少なく
、最大耐力以降は急激な耐力低下を生じ、脆性的な破壊
性状を示して変形性能に劣る欠点があった。
ところで、特願昭５８−２４１７７０号に係るＲＣ造耐
震壁は、水平横鉄筋として両端を柱に強固に定着した太
径鉄筋を配筋していわゆるトラス効果を実現した構成を
基本原理とするもので、メカニズム形成が明確で、初期
時の耐力低下要 □“因がなく、変形性能がすこ
ぶる良く、耐力算出が可能な特長を有する。
震壁は、水平横鉄筋として両端を柱に強固に定着した太
径鉄筋を配筋していわゆるトラス効果を実現した構成を
基本原理とするもので、メカニズム形成が明確で、初期
時の耐力低下要 □“因がなく、変形性能がすこ
ぶる良く、耐力算出が可能な特長を有する。
しかしながら、前記太径鉄筋に沿ってその上下２箇所に
テフロン板等を敷設し、もってせん断力の伝達能力が小
さいせん断容易箇所を設ける必要があシ、前記テフロン
板がコンクリートの廻シ込みを阻害するためコンクリー
トの現場打設が甚しく困難という問題があった。
テフロン板等を敷設し、もってせん断力の伝達能力が小
さいせん断容易箇所を設ける必要があシ、前記テフロン
板がコンクリートの廻シ込みを阻害するためコンクリー
トの現場打設が甚しく困難という問題があった。
そこで、ＰＣ板を使用して施工することも考えられた。
しかし、それには５トン以上の能力をもつ揚重機が現場
にあることが前提となる。
にあることが前提となる。
通常、簡易クレーンは各現場にあるが、その能力はＬＯ
〜１．５トン程度でしかない。従って、ＰＣ板吊込みの
ためにのみわざわざ大形揚重機を現場に搬入せざるを得
す、非常に高価につき実用性に乏しい欠点があった。
〜１．５トン程度でしかない。従って、ＰＣ板吊込みの
ためにのみわざわざ大形揚重機を現場に搬入せざるを得
す、非常に高価につき実用性に乏しい欠点があった。
（発明の目的）
そこで、この発明の目的は、前記特願昭５８−２４１７
７０号発明の長新発明かし、欠点を解消すること、即ち
変形性能に優れて耐力の計算が容易であシ、シかもコン
クリートの現場打ち施工が容易に可能な構成に改良した
ＲＣ造耐震壁を提供することにある。
７０号発明の長新発明かし、欠点を解消すること、即ち
変形性能に優れて耐力の計算が容易であシ、シかもコン
クリートの現場打ち施工が容易に可能な構成に改良した
ＲＣ造耐震壁を提供することにある。
（第１の発明の構成と作用効果）
上記目的を達成するために、この発明のＲＣ造耐震壁は
、柱梁架構面内に設けた壁板の中間部分の水平横方向に
せん断容易箇所を形成するプラスチック製又は紙製の如
きパイプを設置し、該パイプ中に水平鉄筋として両端を
柱に強固に定着した太径鉄筋を必要十分な量だけ配筋し
た構成とされている。
、柱梁架構面内に設けた壁板の中間部分の水平横方向に
せん断容易箇所を形成するプラスチック製又は紙製の如
きパイプを設置し、該パイプ中に水平鉄筋として両端を
柱に強固に定着した太径鉄筋を必要十分な量だけ配筋し
た構成とされている。
なお、せん断容易箇所を形成するパイプは、打設コンク
リートの廻シ込みを良くする必要上、同パイプの外径は
少なくとも壁厚の約４０％程度とする。しかも、咳パイ
プは打設コンクリートの圧力に耐える程度の強度を有す
るものとされている。
リートの廻シ込みを良くする必要上、同パイプの外径は
少なくとも壁厚の約４０％程度とする。しかも、咳パイ
プは打設コンクリートの圧力に耐える程度の強度を有す
るものとされている。
要するに、この発明は、耐力を低下させることなく変形
を増大せしめるには、鉄筋の降伏を利用するのが最も良
いという考えに基いてなされておシ、その原理は次のよ
うに説明できる。
を増大せしめるには、鉄筋の降伏を利用するのが最も良
いという考えに基いてなされておシ、その原理は次のよ
うに説明できる。
即ち、第１図に示した如く壁板１の中間部分に水平鉄筋
として両端を柱３．３′に定着した太径鉄筋２．２を配
筋した場合、との耐Ｖ壁に負荷さｈた水平せん断力Ｑは
柱３のせん断耐力ＱＣと壁板上半部１゜のゼん断耐力Ｗ
１として伝達処理され、Ｗ□は太径鉄筋２の引張力Ｔと
反対側柱３′のせん断耐力Ｑ。とじて受持たれる。
として両端を柱３．３′に定着した太径鉄筋２．２を配
筋した場合、との耐Ｖ壁に負荷さｈた水平せん断力Ｑは
柱３のせん断耐力ＱＣと壁板上半部１゜のゼん断耐力Ｗ
１として伝達処理され、Ｗ□は太径鉄筋２の引張力Ｔと
反対側柱３′のせん断耐力Ｑ。とじて受持たれる。
そして、前記太径鉄筋２の引張力Ｔ及びせん断耐力Ｑｃ
は、壁板下半部１２のせん断耐力Ｗ２によって下階の梁
４′及び柱に伝達し処理される。
は、壁板下半部１２のせん断耐力Ｗ２によって下階の梁
４′及び柱に伝達し処理される。
いわゆるトラス効果である。
従って、壁板１１．１２のせん断耐力Ｗ】、Ｗ２がＴ＋
Ｑｃより十分に大きく、シかも柱３又は３′が十分なぜ
ん断補強によってそのせん断耐力Ｑ。を犬とされている
かぎシ、当該耐震壁の耐力は太径鉄筋２の降伏強度Ｔに
支配されるのであり、メカニズム形成がすｊ確でるる。
Ｑｃより十分に大きく、シかも柱３又は３′が十分なぜ
ん断補強によってそのせん断耐力Ｑ。を犬とされている
かぎシ、当該耐震壁の耐力は太径鉄筋２の降伏強度Ｔに
支配されるのであり、メカニズム形成がすｊ確でるる。
つまシ、このＲＣ造耐貨壁の耐力は、結局、太径鉄′１
１ｆ３２の降伏強度として容易に計算できるので″）シ
、最大耐力以降は太径鉄筋２の降伏による伸びとして大
きな変形性能を発揮するのである。
１ｆ３２の降伏強度として容易に計算できるので″）シ
、最大耐力以降は太径鉄筋２の降伏による伸びとして大
きな変形性能を発揮するのである。
従って、太径鉄筋２を、当該耐震壁が目標とする耐力に
必要な量たけ配筋すれば、第２図の荷重変形曲線Ｑ１、
Ｑ２）Ｑ３で示したように耐力調整の目的は十分に的確
に達成することかできる。
必要な量たけ配筋すれば、第２図の荷重変形曲線Ｑ１、
Ｑ２）Ｑ３で示したように耐力調整の目的は十分に的確
に達成することかできる。
一方、柱のせん断耐力Ｑｃは大きいほど良いので、中低
層建物であってもせん断破壊型に近づくようなことはな
いのである。
層建物であってもせん断破壊型に近づくようなことはな
いのである。
（第２の発明の構成と作用効果）
同上の目的を達成するために１．この発明のＲＯ造耐震
壁は、上記第１の発明の構成、即ち、柱梁架構面内に設
けた壁板の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所を形
成するパイプを設置し、同パイプ中に水平鉄筋として両
側を柱に強固に定着した太径鉄筋を必要十分な量だけ配
筋した点を主要部としているが、さらにその上に、壁板
において柱に沿う部分にせん断容易箇所を設
″けた構成が付加されている。なお、柱に沿う部分のせ
ん断容易箇所は打継ぎ又は断面欠損等により形成されて
いる。
壁は、上記第１の発明の構成、即ち、柱梁架構面内に設
けた壁板の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所を形
成するパイプを設置し、同パイプ中に水平鉄筋として両
側を柱に強固に定着した太径鉄筋を必要十分な量だけ配
筋した点を主要部としているが、さらにその上に、壁板
において柱に沿う部分にせん断容易箇所を設
″けた構成が付加されている。なお、柱に沿う部分のせ
ん断容易箇所は打継ぎ又は断面欠損等により形成されて
いる。
要するに、第１の発明で述べたトラス効果は、壁板と柱
との境界に壁板の耐力以下の所定せん断力でせん断破壊
（せん断スリップ）を生ずることによって円滑に奏され
る（第１図）。
との境界に壁板の耐力以下の所定せん断力でせん断破壊
（せん断スリップ）を生ずることによって円滑に奏され
る（第１図）。
しかるに、この発明では壁板において柱に沿う部分にせ
ん断容易箇所を設け、即ち、第１図に■、＠として指示
した箇所が早期にせん断破断して滑るので、一方におい
て壁板の健全性はよく保持され、他方ではトラス効果が
円滑に奏されて太径鉄筋の上記第１の発明で述べた力学
性能が存分に発揮されるのである。
ん断容易箇所を設け、即ち、第１図に■、＠として指示
した箇所が早期にせん断破断して滑るので、一方におい
て壁板の健全性はよく保持され、他方ではトラス効果が
円滑に奏されて太径鉄筋の上記第１の発明で述べた力学
性能が存分に発揮されるのである。
（第３の発明の構成と作用効果）
同上の目的を達成するために、この発明のＲＯ造耐震壁
は、上記第１の発明の構成、即ち、柱梁架構面内に設け
た壁板の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所を形成
するパイプを設置した点、及び水平横鉄筋として両端を
柱に強固に定着した鉄筋を配筋した点を主要部としてい
るが、さらにその上に、水平横鉄筋は前記パイプに接近
してその上下略対称な配置とし、かつ、コンクリートと
のまさつがほとんどないアンボンド鋼材を使用した構成
が付加されている。
は、上記第１の発明の構成、即ち、柱梁架構面内に設け
た壁板の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所を形成
するパイプを設置した点、及び水平横鉄筋として両端を
柱に強固に定着した鉄筋を配筋した点を主要部としてい
るが、さらにその上に、水平横鉄筋は前記パイプに接近
してその上下略対称な配置とし、かつ、コンクリートと
のまさつがほとんどないアンボンド鋼材を使用した構成
が付加されている。
従って、構成こそ若干相違するけれども、この発明が奏
する作用効果は上記第１の発明と全く同じである。
する作用効果は上記第１の発明と全く同じである。
（第４の発明の構成と作用効果）
同上の目的を達成するため、この発明のＲＯ造耐震壁は
、上記第１の発明の構成、即ち、柱梁架構面内に設けた
壁板の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所を形成す
るパイプを設置した点、及び水平横鉄筋として両端を柱
に強固に定着した鉄筋を配筋した点を主要部としている
が、さらにその上に、水平横鉄筋は前記パイプに接近し
てそ゛の上下略対称な配置とし、かつ、コンクリートと
のまさつ力がほとんどないアンボンド鋼材を使用した点
、及び壁板において、柱に沿う部分にせん断容易箇所を
設けた構成が付加されている。
、上記第１の発明の構成、即ち、柱梁架構面内に設けた
壁板の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所を形成す
るパイプを設置した点、及び水平横鉄筋として両端を柱
に強固に定着した鉄筋を配筋した点を主要部としている
が、さらにその上に、水平横鉄筋は前記パイプに接近し
てそ゛の上下略対称な配置とし、かつ、コンクリートと
のまさつ力がほとんどないアンボンド鋼材を使用した点
、及び壁板において、柱に沿う部分にせん断容易箇所を
設けた構成が付加されている。
従って、この発明が奏する作用効果は、構成こそ若干相
違するが、上記第２の発明が奏するものとほとんど同じ
である。
違するが、上記第２の発明が奏するものとほとんど同じ
である。
（実 施 例）
第３図と第４図に示したＲＯ造耐震壁は、柱３．３′の
鉄筋として４本の主筋３ａ・・・にＤ１３の鉄筋を使用
し、これにσ６のフープ筋３ｂ・・・を十分密に巻いて
せん断補強をしている。
鉄筋として４本の主筋３ａ・・・にＤ１３の鉄筋を使用
し、これにσ６のフープ筋３ｂ・・・を十分密に巻いて
せん断補強をしている。
梁４．４′の鉄筋は、４本の主筋４ａ・・・にＤ１３の
鉄筋を使用し、これにスターラップ４ｂを必要量巻いて
いる。
鉄筋を使用し、これにスターラップ４ｂを必要量巻いて
いる。
壁板１の縦横筋５．６にはρ４の鉄筋を使用し、間隔１
００調のダブル配筋としている。各縦筋５・・・は梁鉄
筋中に十分深く挿し入れてアンカーされている。他方、
横筋６・・・は、柱２の手前の位置に止められている。
００調のダブル配筋としている。各縦筋５・・・は梁鉄
筋中に十分深く挿し入れてアンカーされている。他方、
横筋６・・・は、柱２の手前の位置に止められている。
従って、壁板１と梁４．４′ とは一体化されているが
、柱３．３′とはせん断スリップが可能な構成である。
、柱３．３′とはせん断スリップが可能な構成である。
２本の太径鉄筋２にはＤ１９の鉄筋を使用している。こ
れらは壁板１の中間部分の水平横方向に設置した塩化ビ
ニールパイプ８中に通し、その両端は柱鉄筋中に十分深
く長く挿し入れて強固に定着（アンカー）されている。
れらは壁板１の中間部分の水平横方向に設置した塩化ビ
ニールパイプ８中に通し、その両端は柱鉄筋中に十分深
く長く挿し入れて強固に定着（アンカー）されている。
従って、太径鉄筋２と壁コンクリートとはパイプ８によ
って完全に縁が切られておシ、水平せん断力に対しては
バラバラに働くことができる。即ち、太径鉄筋２は水平
に引張力を負担する材として働く。
って完全に縁が切られておシ、水平せん断力に対しては
バラバラに働くことができる。即ち、太径鉄筋２は水平
に引張力を負担する材として働く。
この太径鉄筋２の引張降伏は３９０ｏＫＭ−である。従
って、当該Ｒｅ造耐震壁の耐力は約３０トン、変形性能
は約３０／１０００と推定、計算することかできる。
って、当該Ｒｅ造耐震壁の耐力は約３０トン、変形性能
は約３０／１０００と推定、計算することかできる。
しかして、上記塩化ビニールパイプ８はせん断容易箇所
を形成するだめのものである。よりて打設コンクリート
の圧力に耐える程度のろまり強くないものであれば足シ
る。従って、紙バイブ、繊維パイプ、ブリキ製パイプ等
であってもよい。該パイプ８の外径は、せん断容易箇所
瓢の特定には少なくとも壁厚（１５０〜１８０
ｓｏｎ）の４０−以上であるべきことが実測されており
、他方、打設コンクリ−トの廻り込みの良好さを得るた
めに０６０〜σ８０のものが使用されている。
を形成するだめのものである。よりて打設コンクリート
の圧力に耐える程度のろまり強くないものであれば足シ
る。従って、紙バイブ、繊維パイプ、ブリキ製パイプ等
であってもよい。該パイプ８の外径は、せん断容易箇所
瓢の特定には少なくとも壁厚（１５０〜１８０
ｓｏｎ）の４０−以上であるべきことが実測されており
、他方、打設コンクリ−トの廻り込みの良好さを得るた
めに０６０〜σ８０のものが使用されている。
つまり、パイプ８による空洞が壁板１の断面欠損となる
ため、該パイプ８０両側の溝肉部に溝層のせん断容易箇
所９が形成され、ここにせん断スリップが誘発されるの
である。
ため、該パイプ８０両側の溝肉部に溝層のせん断容易箇
所９が形成され、ここにせん断スリップが誘発されるの
である。
々お、パイプ８によシ形成されるせん断容易箇所９は、
壁板１の外からはせん断スリップを生ずるまでは通常の
壁と意匠的に一切変シない点が特色である。
壁板１の外からはせん断スリップを生ずるまでは通常の
壁と意匠的に一切変シない点が特色である。
図中７は厚さ２肺程度のテフロン板を２板重ね合わせて
成るもので、これは壁板１の柱３．３に溢う部分にせん
断容易箇所を形成するため柱３．３′に沿う方向に梁ぎ
わ捷で略平行に配設されている。
成るもので、これは壁板１の柱３．３に溢う部分にせん
断容易箇所を形成するため柱３．３′に沿う方向に梁ぎ
わ捷で略平行に配設されている。
このＲＯ造馴震壁は、上記構成の鉄筋等を組み立てた後
、コンクリートを現場打ちして完成されている。
、コンクリートを現場打ちして完成されている。
しかるに打設コンクリートはパイプ８によってじゃ１さ
れることなく良く廻シ込んで確実な打設ができ、即ち現
場打ち施行に何の障害もないのである。
れることなく良く廻シ込んで確実な打設ができ、即ち現
場打ち施行に何の障害もないのである。
そして、水干せん断力に対しては、パイプ８及びテフロ
ン板７を設置した箇所がせん断力の伝達能力が小さいせ
ん断容易箇所を形成し、ある大きさの水干せん断力Ｑに
対しては第１図に概念的に示した変形を生ずる。即ち、
初期時にパイプ８の圧縮破壊、せん断容易箇所９のせん
断スリップを生じ、しかる後にメカニズムを形成し、第
２図中の曲線Ｑ１〜Ｑ３の如く所定の耐力で変形がよく
伸びる。そして、太径鉄筋２の降伏耐力として耐力の計
算が容易にできるのである。
ン板７を設置した箇所がせん断力の伝達能力が小さいせ
ん断容易箇所を形成し、ある大きさの水干せん断力Ｑに
対しては第１図に概念的に示した変形を生ずる。即ち、
初期時にパイプ８の圧縮破壊、せん断容易箇所９のせん
断スリップを生じ、しかる後にメカニズムを形成し、第
２図中の曲線Ｑ１〜Ｑ３の如く所定の耐力で変形がよく
伸びる。そして、太径鉄筋２の降伏耐力として耐力の計
算が容易にできるのである。
（第２の実施例）
第５図と第６図に示したＲＯ造耐震壁の構成の大部分は
、上記第１実施例のものと同じであある。
、上記第１実施例のものと同じであある。
但し、太径鉄筋の代シにコンクリート等とのまさつがほ
とんどないアンボンド鋼材２′・・・を使用し、かつ、
アンボンド鋼材２′は壁板１の中間部分の水平横方向に
設置したパイプ８の外であってパイプ８にごく接近した
上下の略対称な配置とし、両端を柱３．３′の鉄筋中に
十分深く挿し込んで強固に定着した構成とされている。
とんどないアンボンド鋼材２′・・・を使用し、かつ、
アンボンド鋼材２′は壁板１の中間部分の水平横方向に
設置したパイプ８の外であってパイプ８にごく接近した
上下の略対称な配置とし、両端を柱３．３′の鉄筋中に
十分深く挿し込んで強固に定着した構成とされている。
アンボンド鋼材２″は、その表面にアスファルト系の物
質を塗布しその上にシールドを施したものであシ、水平
せん断力に対してはコンクリートとはバラバラに働いて
水平に引張力のみ負担する材として存在する。− 従って、このＲＯ造耐震壁の場合にも、上記第１実施例
と全く同様に打設コンクリートはパイプ８、アンボンド
鋼材２′によってじゃまされることなく良く廻シ込み、
現場打ち施工に何の阻害もない。
質を塗布しその上にシールドを施したものであシ、水平
せん断力に対してはコンクリートとはバラバラに働いて
水平に引張力のみ負担する材として存在する。− 従って、このＲＯ造耐震壁の場合にも、上記第１実施例
と全く同様に打設コンクリートはパイプ８、アンボンド
鋼材２′によってじゃまされることなく良く廻シ込み、
現場打ち施工に何の阻害もない。
そして、水干せん断に対しては第１図に概念的に示した
変形を生じ、第２図中の曲線Ｑｌ〜Ｑ３の如く所定の耐
力で変形がよく伸びるし、アンボンド鋼材２′の降伏と
して耐力の計算が容易にできるのである。
変形を生じ、第２図中の曲線Ｑｌ〜Ｑ３の如く所定の耐
力で変形がよく伸びるし、アンボンド鋼材２′の降伏と
して耐力の計算が容易にできるのである。
第１図はこの発明に係るＲＣ造耐震壁の原理説明図、第
２図は荷重変形線図、第３図と第４図は第１実施例たる
ＲＯ造耐震壁の鉄筋組立図とｌｌ−ＩＶ断面図、第５図
と第６図は第２実施例の鉄筋組立図とＷ−Ｗ断面図であ
る。 発明者 東端秦夫 発明者 山 口 育雄 発明者 今宮実三部 発明者 宮内端昌
２図は荷重変形線図、第３図と第４図は第１実施例たる
ＲＯ造耐震壁の鉄筋組立図とｌｌ−ＩＶ断面図、第５図
と第６図は第２実施例の鉄筋組立図とＷ−Ｗ断面図であ
る。 発明者 東端秦夫 発明者 山 口 育雄 発明者 今宮実三部 発明者 宮内端昌
Claims (6)
- （１）鉄筋コンクリート造の柱（３）、（３）′及び梁
（４）、（４）′で囲まれた架構面内に鉄筋コンクリー
ト造の壁板（１）を設けて成る鉄筋コンクリート造耐震
壁において、 壁板（１）の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所（
９）を形成するパイプ（８）を設置し、該パイプ（８）
中に水平横鉄筋として両端を柱（３）、（３）′に強固
に定着した太径鉄筋（２）を配筋していることを特徴と
する鉄筋コンクリート造耐震壁。 - （２）特許請求の範囲第１項に記載したパイプ（８）は
、その外径が壁厚の少なくとも４０％程度の大きさで、
打設コンクリート圧に耐える程度の強度を有するプラス
チック、紙、繊維、ブリキ等で作られている鉄筋コンク
リート造耐震壁。 - （３）鉄筋コンクリート造の柱（３）、（３）′及び梁
（４）、（４）′で囲まれた架構面内に鉄筋コンクリー
ト造の壁板（１）を設けて成る鉄筋コンクリート造耐震
壁において、 壁板（１）の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所（
９）を形成するパイプ（８）を設置し、該パイプ（８）
中に水平横鉄筋として両端を柱（３）、（３）′に強固
に定着した太径鉄筋（２）が配筋されていると共に、壁
板（１）において柱（３）、（３）′に沿う部分にせん
断力の伝達能力が小さいせん断容易箇所（７）が設けら
れていることを特徴とする鉄筋コンクリート造耐震壁。 - （４）特許請求の範囲第３項に記載したせん断容易箇所
は、壁板の打継ぎ若しくは断面欠損又はスリット等とし
て設けられている鉄筋コンクリート造耐震壁 - （５）鉄筋コンクリート造の柱（３）、（３）′及び梁
（４）、（４）′で囲まれた架構面内に鉄筋コンクリー
ト造の壁板（１）を設けて成る鉄筋コンクリート造耐震
壁において、 壁板（１）の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所（
９）を形成するパイプ（８）を設置し、該パイプ（８）
に接近してその上下略対称な配置に水平横鉄筋として両
端を柱（３）、（３）′に強固に定着したアンボンド鋼
材（２）′が配筋されていることを特徴とする鉄筋コン
クリート造耐震壁。 - （６）鉄筋コンクリート造の柱（３）、（３）′及び梁
（４）、（４）′で囲まれた架構面内に鉄筋コンクリー
ト造の壁板（１）を設けて成る鉄筋コンクリート造耐震
壁において、 壁板（１）の中間部分の水平横方向にせん断容易箇所（
９）を形成するパイプ（８）を設置し、該パイプ（８）
に接近してその上下略対称な配置に水平横鉄筋として両
端を柱（３）、（３）′に強固に定着したアンボンド鋼
材（２）′が配筋されていると共に壁板（１）において
柱（３）、（３）′に沿う部分にせん断力の伝達能力が
小さいせん断容易箇所（７）が設けられていることを特
徴とする鉄筋コンクリート造耐震壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13386484A JPS6114371A (ja) | 1984-06-28 | 1984-06-28 | 鉄筋コンクリ−ト造耐震壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13386484A JPS6114371A (ja) | 1984-06-28 | 1984-06-28 | 鉄筋コンクリ−ト造耐震壁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6114371A true JPS6114371A (ja) | 1986-01-22 |
| JPH0365467B2 JPH0365467B2 (ja) | 1991-10-11 |
Family
ID=15114832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13386484A Granted JPS6114371A (ja) | 1984-06-28 | 1984-06-28 | 鉄筋コンクリ−ト造耐震壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6114371A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5788002A (en) * | 1993-02-01 | 1998-08-04 | Siemens Aktiengesellschaft | Transport device being movable automatically inside a pipe |
| US6435322B1 (en) | 1999-05-07 | 2002-08-20 | Nisshinbo Industries, Inc. | Duo two leading type drum brake device |
-
1984
- 1984-06-28 JP JP13386484A patent/JPS6114371A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5788002A (en) * | 1993-02-01 | 1998-08-04 | Siemens Aktiengesellschaft | Transport device being movable automatically inside a pipe |
| US6435322B1 (en) | 1999-05-07 | 2002-08-20 | Nisshinbo Industries, Inc. | Duo two leading type drum brake device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0365467B2 (ja) | 1991-10-11 |
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