JPS6114288B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6114288B2
JPS6114288B2 JP9681180A JP9681180A JPS6114288B2 JP S6114288 B2 JPS6114288 B2 JP S6114288B2 JP 9681180 A JP9681180 A JP 9681180A JP 9681180 A JP9681180 A JP 9681180A JP S6114288 B2 JPS6114288 B2 JP S6114288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
base
metal base
supporting
bearing
Prior art date
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Expired
Application number
JP9681180A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5724706A (en
Inventor
Ataru Minamida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Giken Kogyo KK
Oiresu Kogyo KK
Original Assignee
Asahi Giken Kogyo KK
Oiresu Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Giken Kogyo KK, Oiresu Kogyo KK filed Critical Asahi Giken Kogyo KK
Priority to JP9681180A priority Critical patent/JPS5724706A/ja
Publication of JPS5724706A publication Critical patent/JPS5724706A/ja
Publication of JPS6114288B2 publication Critical patent/JPS6114288B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は支承・支持材特に橋梁、高架、建築
物、構築物等の上部構造、橋桁、屋根その他の支
承及び支持、一般用機械の耐荷重部分の支承及び
支持に最適な支承・支持材に関する。
このような支承・支持材は重荷重に耐えること
は勿論のことその用途からして半永久的に耐摩耗
性、耐蝕性に優れていることが必要である。そこ
で、このような要請に見合う従来の支承・支持材
としては例えば第1図イ,ロ,ハに示すようなも
のが知られている。即ち、第1図イはタンク1の
底部2とコンクリート製のベース3間にフツ素樹
脂〔例えばテフロンTFE(商品名)〕製のパツド
4を複数枚介在せしめて支承・支持材5としたも
の、第1図ロは鋼製の金属ベース6に凹所7を形
成し、この凹所7で拘束するようにしてフツ素樹
脂製のバツド4aを設けて支承・支持材5aとし
たもの、そして第1図ハは鉄、鋼等の金属ベース
6bにフツ素樹脂製の表面層8をコーテイングし
て支承・支持材5bとしたものを各々示す。
しかしながら、第1図イ及びロの支承・支持材
5,5aは単体としてのパツド4,4aをいわゆ
るベアリングとして介在させているのみでベース
3,6の耐蝕性は別途の手段、例えば防蝕材の塗
布、に依つており、しかもベース3,6との結合
性はエポキシその他の装着剤を使用するので接着
剤の劣化の問題があり、又フツ素樹脂に見受けら
れる重荷重に対するコールドフローの問題を第1
図イの場合パッド4中にグラスフアイバーその他
を混入することで、又第1図ロの場合これに加え
てパツド4aの周囲を凹所7の壁面にて(いわゆ
る堰として)囲繞することで各々対処しているが
これだけでは十分な対処とはいえず、やはり長期
の重荷重に因にコールドフローの生じる不具合が
ある。更に、第1図ハの場合フツ素樹脂の表面層
8が薄いとピンホールを介して金属ベース6bが
腐蝕することがあり、特に塩害を受け易い場所で
支承・支持材5bが使用されておればこの腐蝕の
問題は顕著である。この対策として、表面層8を
厚膜に形成することが知られているがフツ素樹脂
として特にテフロン(商標、以下同様)を利用す
る場合高価であり経済性の点で不利であり、しか
もテフロの厚膜形成はコールドフローの点でも不
利である。このように従来の支承・支持材は一長
一短がある。ところで、支承・支持材は前述の如
く重荷重、耐摩、耐蝕、高温、低速等の厳しい条
件に応ずる必要があり、ために従来より色々の改
良、改善が加えられて来たが本発明者の知り得る
範囲で末だ満足すべき支承・支持材が開発されて
いない。
本発明は以上のような現状に着目して開発され
たもので、金属ベース上にアルミニウム溶射層と
セラミツク及びその他の無機物又はステンレス、
ニツケルクロム、アルミニツケルのうち少なくと
もいずれかを1種を含む合金の溶射層とを第1次
及び第2次下地層として各々形成することにより
従来の不都合を解消せんとすることを目的として
いる。即ち、本発明は具体的には、鉄、鋼等の金
属ベース上に第1次下地層としてアルミニウム溶
射層を次いで第2次下地層としてセラミツクその
他の無機物又はステンレス、ニツケルクロム、ア
ルミニツケルのうち少なくともいずれか1種を含
む合金の溶射層を形成し、更にフツ素樹脂の表面
層を形成した支承・支持材を提供せんとするもの
である。
以下、この詳細を第2図及び第3図に基づいて
説明する。尚、以上及び以下に於いて「支承・支
持材」とは耐荷重性を必要とする素材、部品、製
品等の広概念のものを意味するものである。先ず
本発明に係る支承・支持材5cは鉄、鋼等の金属
ベース6cの表面がサンドブラストその他にて粗
面9としてあり、この粗面9の全体又は必要部位
に第1次下地層10としてアルミニウム溶射層が
形成されている。このアルミニウム溶射層は金属
ベース6cを被覆し金属ベース6cの耐蝕性を向
上させ且つ後述するフツ素樹脂製の表面層に対す
る密着性も向上させるもので、粗面9の存在にて
そこで確実に形成され金属ベース6cに対し高い
機械的、物理的密着度を示す。加えて「メタリコ
ン」と称する溶射にてアルミニウムの第1次下地
層10を形成するので、金属ベース6cの形状、
構造を問わず複雑なものにでも容易にこの第1次
下地層10が形成されるものである。第1次下地
層10に対しては、部分的に、例えば被覆率30%
以上で、セラミツクその他の無機物、又はステン
レス、ニツケルクロム、アルミニツケル等の金属
乃至は合金の溶射層が第2次下地層11として形
成してある。図示の例では、セラミツク(A
2O3)の溶射層が第2次下地層11として形成し
てあり、第3図で示す如くセラミツク粒子12は
後述するフツ素樹脂の表面層13に対していわゆ
る楔効果を発揮し且つ耐摩耗性を発揮させこの表
面層13のコールドフローを未然に防止するもの
である。尚、第1次下地層10の表面を予めサン
ドプラストにて粗面としておくことも十分可能で
ある。表面層13はテフロンコーテイングに拠り
形成してあり、下塗り(プライマー)の吹付け、
同焼成並びに本塗りの吹付け、同焼成にて所望の
膜厚の表面層13が形成されている。テフロンに
代表されるフツ素樹脂の表面層13が低摩擦係
数、耐蝕性、耐熱性、非粘着性、非濡性等の種々
の特性を発揮することは勿論であり、支承・支持
材5cの具体的な用途に応じて適宜の種類のフツ
素樹脂、例えばテフロンFEPとして知られる四
フツ化エチレン・6フツ化プロピレンの共重合
体、テフロンPFAとして知られる四フツ化エチ
レンパーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹
脂等が選択使用されるものである。
以上説明したように本発明によれば、この支
承・支持材は鉄、鋼等の金属ベース上に、アルミ
ニウム溶射層が第1次下地層として又更にセラミ
ツクその他の無機物又はステンレス、ニツケルク
ロム、アルミニツケルのうち少なくともいずれか
1種を含む合金の溶射層が第2次下地層として
各々形成され、且つフツ素樹脂の表面層が形成さ
れているので、金属ベースの耐蝕性が第1次下地
層の存在によつて非常に向上され且つフツ素樹脂
製の表面層に対する密着性が向上され加えて表面
層のコールドフローも第2次下地層の存在により
十分に防止されており従来〔例えば第1図ロ〕の
如く堰を用いる必要もなく、金属ベースの形状、
構造を問わず複雑な金属ベースの形状、構造の部
位にも極めて容易にこの第1次、第2次下地層そ
して表面層を形成でき、特に重荷重用の支承・支
持材として多くの秀れた効果が期待できるもので
ある。
尚、実施例によれば、摩擦係μは面圧40〜60
Kg/cm2で従来品の0.1〜0.15に対し0.04と極めて低
く且つ安定しており、耐摩耗性は荷重60Kg/cm2
ストローク10m/m、スベリ速度1mm/sec、100
サイクル時で±0.005m/mの微少摩耗量であ
り、耐荷重性が於いても60Kg/cm2で全くコールド
フローが生ぜず、そして耐熱性も±260℃であ
り、耐侯性にも秀れ劣化しないという結果が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロ,ハは各々従来の支承・支持材の
部分拡大図、第2図は本発明に係る支承・支持材
の部分拡大断面図、そして第3図は第2図中の矢
視部の部分拡大断面図である。 6,6b,6c……金属ベース、8,13……
フツ素樹脂の表面層、5,5a,5b,5c……
支承・支持材、10……第1次下地層、11……
第2次下地層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉄、鋼等の金属ベースにフツ素樹脂の表面層
    を形成した支承・支持材に於て、 金属ベース上にアルミニウム溶射層を第1次下
    地層として更にセラミツクその他の無機物又はス
    テンレス、ニツケルクロム、アルミニツケルのう
    ち少なくともいずれか1種を含む合金の溶射層を
    第2次下地層として形成したことを特徴とする支
    承・支持材。
JP9681180A 1980-07-17 1980-07-17 Bearing supporting material Granted JPS5724706A (en)

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JP9681180A JPS5724706A (en) 1980-07-17 1980-07-17 Bearing supporting material

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JP9681180A JPS5724706A (en) 1980-07-17 1980-07-17 Bearing supporting material

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JPS5724706A JPS5724706A (en) 1982-02-09
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JPS6015145A (ja) * 1983-07-08 1985-01-25 積水化学工業株式会社 被覆金属体およびその製造方法

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JPS5724706A (en) 1982-02-09

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