JPS6114222Y2 - - Google Patents

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JPS6114222Y2
JPS6114222Y2 JP2053878U JP2053878U JPS6114222Y2 JP S6114222 Y2 JPS6114222 Y2 JP S6114222Y2 JP 2053878 U JP2053878 U JP 2053878U JP 2053878 U JP2053878 U JP 2053878U JP S6114222 Y2 JPS6114222 Y2 JP S6114222Y2
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JP
Japan
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voltage
control element
anode
circuit
resistor
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JPS54124433U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、テレビジヨン受像機の異常高圧発生を
防止する回路の改良に関するものである。
テレビジヨン受像機において電源回路の構成素
子の故障や交流入力電圧が変化したりすると受像
管の陽極に与えている高圧が異常上昇し、X線放
射の原因ともなつている。そのため従来では、高
圧を取出す水平偏向回路のフライバツクトランス
からフライバツクパルスを導出し、このパルスを
整流して直流電圧を得、基準電圧源により設定さ
れた電圧値に対して整流した直流電圧が大きくな
るとオン動作するスイツチ回路を用意し、このス
イツチ回路のオン動作により水平発振回路に供給
されるB電圧を遮断して発振を停止させ、これに
よつて高圧発生を停止するようにして高圧の異常
上昇を防止する回路が用いられている。この種の
回路配置ではスイツチ回路としてシリコン制御整
流器やプログラマブル・ユニジヤンクシヨン・ト
ランジスタ等の制御素子を用いているため、異常
時に制御素子がオン動作し水平発振が停止すると
フライバツクパルスも出なくなり制御素子のスイ
ツチ動作がオフに復帰する。制御素子の復帰に伴
い再び水平発振が開始し、フライバツクパルスが
発生するが、このとき高圧の異常上昇が止つてい
なければある時定数で防止装置がオン・オフ動作
を繰り返すことになる。しかし高圧が異常上昇す
る場合は、むしろ画面の映像を停止させて視聴者
を安全な状態に導いた方が良いわけである。また
基準電圧源に定電圧ダイオードを用いている場
合、量産時において素子間の特性にばらつきがあ
るため制御素子のオン動作開始電圧が受像機ごと
に異なることにより、この電圧を一定の値にセツ
トするため可変抵抗器を用いてプリセツトする必
要がある。
本案は、従来の上述のような回路を改良するた
めに提案されたもので、簡単な抵抗回路を付加す
ることにより高圧の異常上昇時にこれを防止する
ため制御素子のオン動作を受像機の電源が切られ
るまで持続させることができる。また本案によれ
ば量産時の素子間のばらつきに対する防止回路の
動作のばらつき誤差を少なくでき、同時に回路構
成が簡略化される。以下本案を実施例について図
面に従つて説明する。
第1図は本案の実施例に係る回路図である。
L1は水平偏向回路のフライバツクトランスに設
けられた2次巻線である。このフライバツクトラ
ンスは受像管の陽極に与える高圧を取出すために
フライバツクパルスを昇圧するものであるが、そ
れらのことは周知のことであるのでここでは省略
する。2次巻線L1から取出されるフライバツク
パルスは整流器D1と平滑用コンデンサC1からな
る整流回路によりE1なる直流電圧となる。この
直流電圧は抵抗R3を経てプログラマブル・ユニ
ジヤンクシヨン・トランジスタを用いた制御素子
P1のアノード電極に与えられる。また端子t1には
+B電圧が与えられており、抵抗R1を経て定電
圧ダイオードDZ1のカソードに与えられている。
定電圧ダイオードDZ1は定電圧源として作用し、
常時安定化された電圧E2を与えている。電圧E2
は抵抗R2を経て制御素子P1のゲート電極に印加
されると共に、水平発振回路H1に供給している
+B電圧ラインとの間にアノードが接続されたダ
イオードD2のカソード側に印加されるようにな
つている。さらに電圧E2は抵抗R4によつて制御
素子P1のアノード側にも印加される回路接続を備
えている。制御素子P1のカソードは低電位すなわ
ち接地電位におかれる。
受像機が正常に動作している場合、フライバツ
クパルスを整流した電圧E1は基準電圧E2に対し
てE1<E2なる関係におかれる。このとき制御素
子P1はオフ状態となり、水平発振回路に加えてい
るダイオードD2のアノード側の電圧よりE2が大
きいためこのダイオードD2がオフとなつてい
る。
次に高圧の異常上昇が起こるとフライバツクパ
ルス電圧も増加する。制御素子P1のオフセツト電
圧をETとしたそきE1>E2+ETになるようフラ
イバツクパルス整流した直流電圧E1が増加する
と、制御素子P1はオンする。これによりゲート・
カソード間のインピーダンスが下がりダイオード
D2のカソード側をアース電位に近い値に下げ
る。したがつてダイオードD2が導通し、水平発
振回路H1に与えている+B電源からの電流はこ
のダイオードD2、制御素子P1を通してアースへ
流れてしまい、発振が停止して偏向動作は勿論の
こと高圧発生も停止する。フライバツクパルスが
停止すると抵抗R3を通して制御素子P1のアノー
ド・カソード間を流れていた電流が零となつて制
御素子P1はオフになろうとする。しかし、本案の
場合抵抗R4を介して電流を流すようにしている
ので制御素子P1は、基準電源を断たれることがな
ければオン状態を保持し続けることができる。
ここで、プログラマブル・ユニジヤンクシヨ
ン・トランジスタP1がオンしているときのゲート
電流をIG、アノード電流をIA、電流増幅率をβ
とすると、 IA>I/β=E/βR ……(1) となるように流れれば、オン動作を保持すること
が可能となる。制御素子P1がオン状態のときアノ
ード電流IAはほぼ IA=E/R ……(2) で決まるので、(1)式を満足するIAが得られるよ
う抵抗R4を決定することによりフライバツクパ
ルス停止後もオン動作の保持電流を行なうことが
できる。
また通常では、フライバツクパルスを整流した
電圧E1に対して基準電圧E2は近接した値をとる
ように設定される。したがつて、E1の変化分に
対してアノード電圧の変化分が減少しない程度に
R4の値を設定できる。さらに、量産時において
予め決めた基準電圧に対して用いる定電圧ダイオ
ードDZ1の素子間の特性(ツエナ電圧)にばらつ
きがあつたとしても、そのばらつきに伴う電位差
はほぼ比例して抵抗R4によりアノード側に与え
られるからオン動作開始にばらつきを生じさせる
ことは少なくとも同時に回路構成が簡略化され
る。
以上のように本案は、ゲート、アノードおよび
カソード電極を持つ制御素子のゲード電極に、基
準電圧源の電圧を与える第1の抵抗と、受像管の
陽極に与える高圧を取出す水平偏向回路のフライ
バツクトランスから導出されるフライバツクパル
スを整流して直流電圧を得る整流回路の直流電圧
を、制御素子のアノード電極に与える第2の抵抗
と、基準電圧源の電圧を制御素子のアノード電極
に与える第3の抵抗と、制御素子のアノード電圧
がゲート電圧値より大きくなつて制御素子がオン
動作するとき水平発振回路の動作を遮断する回路
接続とで構成したから、高圧の異常上昇が起こ
り、フライバツクパルスの整流回路の直流電圧が
増加し、制御素子のアノード電極に第2の抵抗を
通して与える電圧が増加するが、このアノード電
極の電圧が、制御素子のゲート電極に第1の抵抗
を通して与えている基準電圧源の電圧と制御素子
のオフセツト電圧との和より以上に増加すると、
制御素子はオンし、水平発振回路の動作を遮断す
る。水平発振回路や遮断すると、フライバツクパ
ルスが停止し、第2の抵抗を通して与える制御素
子のアノード電流が零となつて制御素子がオフに
なるとするが、基準電圧源から第3の抵抗を通し
て電流が流れるようにしているので、制御素子は
基準電圧源が断たれるまでオン状態を保持し続け
ることができる。
また、通常、フライバツクパルスを整流した電
圧と基準電圧源の電圧とは制御素子のオフセツト
電圧に比して非常に大きく選定でき、かつフライ
バツクを整流した電圧に対して基準電圧源の電圧
は近接した値に選定できるから、基準電圧源とア
ノード電極間に第3の抵抗を接続しても、第3の
抵抗は僅かしか電流が流れず、フライバツクを整
流した電圧の変化分に対してアノード電圧の変化
分が減少しないように第3の抵抗値を設定でき、
第3の抵抗による影響は少ない。
更に、基準電圧源の基準電圧値にばらつきがあ
つたとしても、そのばらつきに伴う電位差はほぼ
比例して第3の抵抗によりアノード側にも与えら
れ、オン動作開始にばらつきが生じることが減少
する。このように制御素子のオン動作の保持と基
準電圧源の基準電圧のばらつきにより生じる制御
素子のオン動作開始のばらつきの保償とを第3の
抵抗を接続するという簡単な構成で達成できると
いう実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の実施例に係る異常高圧発生防止
装置の回路図である。 L1……フライバツクトランスの2次巻線、D1
およびC1……整流回路、DZ1……基準電圧源の定
電圧ダイオード、P1……制御素子、R2……第1
の抵抗、R3……第2の抵抗、R4……第3の抵
抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受像管の陽極に与える高圧を取出す水平偏向回
    路のフライバツクトランスから導出されるフライ
    バツクパルスを整流して直流電圧を得る整流回路
    と、基準電圧源と、プログラマブル・ユニジヤン
    クシヨン・トランジスタやシリコン制御整流器の
    ようなゲート、アノードおよびカソード電極を持
    つ制御素子と、前記基準電圧源の電圧を前記制御
    素子のゲート電極に与える第1の抵抗と、前記整
    流回路の直流電圧を前記制御素子のアノード電極
    に与える第2の抵抗と、前記基準電圧源の電圧を
    前記制御素子のアノード電極に与える第3の抵抗
    と、前記制御素子のアノード電圧がゲート電圧値
    より大きくなつて前記制御素子がオン動作すると
    き水平発振回路の動作を遮断する回路接続とを備
    えたことを特徴とする異常高圧発生防止装置。
JP2053878U 1978-02-20 1978-02-20 Expired JPS6114222Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2053878U JPS6114222Y2 (ja) 1978-02-20 1978-02-20

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JP2053878U JPS6114222Y2 (ja) 1978-02-20 1978-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS54124433U JPS54124433U (ja) 1979-08-31
JPS6114222Y2 true JPS6114222Y2 (ja) 1986-05-02

Family

ID=28851709

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JP2053878U Expired JPS6114222Y2 (ja) 1978-02-20 1978-02-20

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