JPS61142055A - 工作機械におけるバイトの異常検出方法 - Google Patents
工作機械におけるバイトの異常検出方法Info
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- JPS61142055A JPS61142055A JP26713485A JP26713485A JPS61142055A JP S61142055 A JPS61142055 A JP S61142055A JP 26713485 A JP26713485 A JP 26713485A JP 26713485 A JP26713485 A JP 26713485A JP S61142055 A JPS61142055 A JP S61142055A
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- tool
- cutting
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q17/00—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
- B23Q17/09—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool
- B23Q17/0952—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool during machining
- B23Q17/0985—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool during machining by measuring temperature
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、工作機械におけるバイトの異常検出方法に関
するものであり、更に詳しく言えば、旋盤等において主
軸の軸受絶縁効果を利用したバイト〜ワータ通電法によ
りバイトの摩耗、欠損、切粉からまり等の異常を検出す
るバイトの異常検出方法に関するものである。
するものであり、更に詳しく言えば、旋盤等において主
軸の軸受絶縁効果を利用したバイト〜ワータ通電法によ
りバイトの摩耗、欠損、切粉からまり等の異常を検出す
るバイトの異常検出方法に関するものである。
従来より、旋盤等におけるパイ1−の摩耗、欠損、切粉
からまり等の異常を検出する色々な方 ・法が考えられ
、一部では実用化されている。この種の検出方法として
、一般的には、切削力検出器を用いるものや、モータ電
力の測定によるものが知られている。
からまり等の異常を検出する色々な方 ・法が考えられ
、一部では実用化されている。この種の検出方法として
、一般的には、切削力検出器を用いるものや、モータ電
力の測定によるものが知られている。
前者の切削力検出器を用いる方法は、パイI〜と刃物台
の間に切削力検出器を配置し、正常なバイトで切削する
ときに比べ、切削力が大きくなったことを検出すること
によりバイトの摩耗を検出するものである。然し乍ら、
この方法では切削力検出器を取り付けているためバイト
による切削剛性を損なうという欠点があるばかりではな
く、切削力検出器自体の費用も高価であるという欠点が
ある。
の間に切削力検出器を配置し、正常なバイトで切削する
ときに比べ、切削力が大きくなったことを検出すること
によりバイトの摩耗を検出するものである。然し乍ら、
この方法では切削力検出器を取り付けているためバイト
による切削剛性を損なうという欠点があるばかりではな
く、切削力検出器自体の費用も高価であるという欠点が
ある。
後者の旋盤のモータ電力を測定することによりバイトの
異常を検出する方法は、簡単な方法ではあるが、検出感
度が悪く、しかもモータからの動力伝達部分の損失、変
動が太きいために、バイトの異常を検出するには好まし
くない。
異常を検出する方法は、簡単な方法ではあるが、検出感
度が悪く、しかもモータからの動力伝達部分の損失、変
動が太きいために、バイトの異常を検出するには好まし
くない。
従って、本発明の目的は、叙」二の如き従来技術の欠点
を除去し、切削剛性を損なうことなく、バイ1〜異常を
高感度で検出することができる工作機械におけるバイ1
への異常検出方法を提供することにある。
を除去し、切削剛性を損なうことなく、バイ1〜異常を
高感度で検出することができる工作機械におけるバイ1
への異常検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明はバイトをワークから
所定量遠ざけて旋盤経路に沿って移動させ、バイ1−ワ
ーク間の通電の有無或は熱起電力発生の有無を検知する
ことによりバイ1−〜ワーク間の切粉のからまりや、バ
イト摩耗によるワーク外径の太り等の異常を検出するこ
とを特徴とする。
所定量遠ざけて旋盤経路に沿って移動させ、バイ1−ワ
ーク間の通電の有無或は熱起電力発生の有無を検知する
ことによりバイ1−〜ワーク間の切粉のからまりや、バ
イト摩耗によるワーク外径の太り等の異常を検出するこ
とを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について詳細に
説明する。
説明する。
第1図は旋盤におけるバイ1〜の異常検出装置の主要部
を示す概略構成図である。この図において、旋盤の主軸
3は旋盤の本体1に軸受2を介して支持されている。こ
の主軸3の一端には被加工物としてワーク5が取り付け
られる。また、主軸3の他端には電気的接点4が接触可
能に設けられる。この電気的接点4には測定抵抗9が直
列に接続され、測定抵抗9の他端はスイッチ10に接続
されている。
を示す概略構成図である。この図において、旋盤の主軸
3は旋盤の本体1に軸受2を介して支持されている。こ
の主軸3の一端には被加工物としてワーク5が取り付け
られる。また、主軸3の他端には電気的接点4が接触可
能に設けられる。この電気的接点4には測定抵抗9が直
列に接続され、測定抵抗9の他端はスイッチ10に接続
されている。
一方、バイト6は刃物台7に固定され、この刃物台7は
主軸3と平行な方向及び主軸3の中心線方向に移動可能
とされる。バイ1−6と刃物台7は電気的に導通可能と
され、刃物台7の所定部には外部電源8及び電気的接点
すが接続される。外部電源8の一端は電気的接点aに接
続される。そして、電気的接点aには例えば10mVの
電圧が印加され、電気的接点すは熱起電力測定用に供さ
れ、これは前述したスイッチ1−Oを切り替えることに
より行なわれる。基本的には、この様に構成された装置
の前述した測定抵抗9の両端より測定される電圧を検出
出力11−とじて得るわけである。
主軸3と平行な方向及び主軸3の中心線方向に移動可能
とされる。バイ1−6と刃物台7は電気的に導通可能と
され、刃物台7の所定部には外部電源8及び電気的接点
すが接続される。外部電源8の一端は電気的接点aに接
続される。そして、電気的接点aには例えば10mVの
電圧が印加され、電気的接点すは熱起電力測定用に供さ
れ、これは前述したスイッチ1−Oを切り替えることに
より行なわれる。基本的には、この様に構成された装置
の前述した測定抵抗9の両端より測定される電圧を検出
出力11−とじて得るわけである。
次に動作について説明する。よく知られている様に、モ
ータ(図示せず)に電力を印加すると、このモータによ
り旋盤の主軸3は高速回転し、同時にワーク5も回転す
る。そしてバイ1−6をワーク5に近接し、適宜移動さ
せることにより、ワーク5は旋削される。この様な旋盤
において、スイッチ10を接点すに接続すると、外部電
源8は印加されなくなり、測定抵抗9の両端には検出出
力11−とじてバイト〜ワーク間に生ずる熱起電力が検
出される。また、スイッチ10を接点aに接続すると、
外部電源8がバイ1−〜ワーク間、主軸3、電気的接点
4、測定抵抗9の閉回路に印加されるので、検出出力1
1としては、バイ1へ〜ワーク間の通電電流と熱起電力
が重畳されたものが検出される。
ータ(図示せず)に電力を印加すると、このモータによ
り旋盤の主軸3は高速回転し、同時にワーク5も回転す
る。そしてバイ1−6をワーク5に近接し、適宜移動さ
せることにより、ワーク5は旋削される。この様な旋盤
において、スイッチ10を接点すに接続すると、外部電
源8は印加されなくなり、測定抵抗9の両端には検出出
力11−とじてバイト〜ワーク間に生ずる熱起電力が検
出される。また、スイッチ10を接点aに接続すると、
外部電源8がバイ1−〜ワーク間、主軸3、電気的接点
4、測定抵抗9の閉回路に印加されるので、検出出力1
1としては、バイ1へ〜ワーク間の通電電流と熱起電力
が重畳されたものが検出される。
この様に、主軸3、電気的接点4、測定抵抗9、スイッ
チ10、外部電源8又は接点b、バイI・〜ワーク間に
より電気的閉回路を構成することにより、バイ)・〜ワ
ーク間の通電電流又は熱起電力を検出することができる
。勿論、主軸回転■フrに生ずる軸受2の絶縁効果によ
り、主軸3は本体1より電気的に絶縁されているので、
バイh 6又はワーク5をその周囲から絶縁物により絶
縁する必要がないので、切削則性を損な、4゜ うことばない。
チ10、外部電源8又は接点b、バイI・〜ワーク間に
より電気的閉回路を構成することにより、バイ)・〜ワ
ーク間の通電電流又は熱起電力を検出することができる
。勿論、主軸回転■フrに生ずる軸受2の絶縁効果によ
り、主軸3は本体1より電気的に絶縁されているので、
バイh 6又はワーク5をその周囲から絶縁物により絶
縁する必要がないので、切削則性を損な、4゜ うことばない。
第1図に示した実施例において、外部電源8の電圧を例
えば数10mV、測定抵抗9の値を10Ω以下にして、
スイッチ10を接点aに接続した状態で旋削時の検出出
力11を得、これを周波数分析した結果を示すと、第2
図に示す様になる。即ち、バイト〜ワーク間の共振周波
数成分が明瞭に検出できることが理解される。
えば数10mV、測定抵抗9の値を10Ω以下にして、
スイッチ10を接点aに接続した状態で旋削時の検出出
力11を得、これを周波数分析した結果を示すと、第2
図に示す様になる。即ち、バイト〜ワーク間の共振周波
数成分が明瞭に検出できることが理解される。
この共振周波数成分をバンドパスフィルタにて検出出力
11より抽出し、その振幅を送り速度0.05−0.5
mm/revで変化させて測定すると、第3図に示す様
になる。第3図はバイト6の刃が(1)断力、(2)中
摩耗刃、(3)摩耗刃の場合について測定したものであ
る。この測定結果から理解される様に、加工中において
、断力の場合はバイト〜ワーク間の共振はほとんど認め
られないが、中摩耗、摩耗と刃の摩耗が進むにつれて、
共振状態となる。また、摩耗が進行するに従って、より
低い速度でも共振周波数が検出される。一方、加工後の
送り一時停止(d we、1.1.)状態において、新
月の場合は共振周波数が検出されるが、摩耗刃ではそれ
が検出されない。この理由としては、摩耗刃では、削り
残し量があるためにd w e l 1時にはバイ1−
が所定の力でワークに押し付けられており、ワークが1
回転する間にパイトルワークはほとんど完全な電気的導
通状態にあり、共振周波数振幅の高周波数成分を有しな
いからである。これに対°シ、新月では削り残し量がほ
とんどないため、dwe11時にバイI〜はワークに軽
く接触しており、ワークが1回転する間にパイトルワー
クは断続的な電気的導通状態となり、そこで種々の周波
数成分が含まれて共振周波数の高周波数成分も検出され
るからである。
11より抽出し、その振幅を送り速度0.05−0.5
mm/revで変化させて測定すると、第3図に示す様
になる。第3図はバイト6の刃が(1)断力、(2)中
摩耗刃、(3)摩耗刃の場合について測定したものであ
る。この測定結果から理解される様に、加工中において
、断力の場合はバイト〜ワーク間の共振はほとんど認め
られないが、中摩耗、摩耗と刃の摩耗が進むにつれて、
共振状態となる。また、摩耗が進行するに従って、より
低い速度でも共振周波数が検出される。一方、加工後の
送り一時停止(d we、1.1.)状態において、新
月の場合は共振周波数が検出されるが、摩耗刃ではそれ
が検出されない。この理由としては、摩耗刃では、削り
残し量があるためにd w e l 1時にはバイ1−
が所定の力でワークに押し付けられており、ワークが1
回転する間にパイトルワークはほとんど完全な電気的導
通状態にあり、共振周波数振幅の高周波数成分を有しな
いからである。これに対°シ、新月では削り残し量がほ
とんどないため、dwe11時にバイI〜はワークに軽
く接触しており、ワークが1回転する間にパイトルワー
クは断続的な電気的導通状態となり、そこで種々の周波
数成分が含まれて共振周波数の高周波数成分も検出され
るからである。
この様に、加工中或はd w el ]時の共振周波数
を検出することにより、バイ1〜の摩耗度を検出するこ
とができる。
を検出することにより、バイ1〜の摩耗度を検出するこ
とができる。
第4図は、通電法によるバイトの異常検出装置を示すブ
ロック図である。これは、」:述したバイト〜ワーク間
の共振周波数振幅/送り速度の関係によりバイトの摩耗
度を自動的に判定するものである。図において、送り指
令部14は旋盤13を動作させるため制御手段であり、
送り指令部14の出力は旋盤上3に与えられる他。
ロック図である。これは、」:述したバイト〜ワーク間
の共振周波数振幅/送り速度の関係によりバイトの摩耗
度を自動的に判定するものである。図において、送り指
令部14は旋盤13を動作させるため制御手段であり、
送り指令部14の出力は旋盤上3に与えられる他。
モニタ表示装置1−8に与えられる。旋盤13はバイト
の異常検出装置を備えた第1図の如き構成を成しており
、送り指令によりモータ(図示せず)が回転され、主軸
3及びワーク5が回転されると共に、バイト6を載せた
刃物台7が動作可能とされる。モニタ表示装置18は例
えばCRTディスプレイ等で構成され、送り指令部14
からの信号により表示可能状態となる。
の異常検出装置を備えた第1図の如き構成を成しており
、送り指令によりモータ(図示せず)が回転され、主軸
3及びワーク5が回転されると共に、バイト6を載せた
刃物台7が動作可能とされる。モニタ表示装置18は例
えばCRTディスプレイ等で構成され、送り指令部14
からの信号により表示可能状態となる。
第1図に示した測定抵抗9の両端の電圧は、検出出力1
1として第3図の検出出力処理部]−5に与えられる。
1として第3図の検出出力処理部]−5に与えられる。
また、旋盤13の送り速度は基準データメモリ16に与
えられる。この処理部15は検出出力11より周波数分
析を行ない、共振周波数振幅/送り速度の関係を検出出
力15′として比較器17及びモニタ表示装置18に出
力する。即ち、モニタ表示装置18には1.7゜ 第3図に示した様な共振周波数振幅/送り速度の関係が
表示される。
えられる。この処理部15は検出出力11より周波数分
析を行ない、共振周波数振幅/送り速度の関係を検出出
力15′として比較器17及びモニタ表示装置18に出
力する。即ち、モニタ表示装置18には1.7゜ 第3図に示した様な共振周波数振幅/送り速度の関係が
表示される。
一方、基準データメモリ]6には、第3図に示した各送
り速度における検出出力15′のしきい値が予め設定さ
れて記憶されている。従って、基準データメモリ16の
アドレスとしである送り速度が与えられるとそれに対応
した共振周波数振幅のあるしきい値が出力される。比較
器17はメモリ16から出力されるしきい値と、実際の
検出出力1.5′ を比較する。つまり、送り速度が順
次変化すれば、この比較器17により各送り速度におけ
るしきい値と検出出力15′とが比較されることになる
にの比較の結果、例えば実際の検出出力15′がしきい
値より大であれば、バイトの摩耗刃として警報出力19
を出力する。この様に、モニタ表示装置18の表示状態
或は警報出力19により、共振周波数振幅/送り速度に
基づいてバイ1−の摩耗異常を検出することができる。
り速度における検出出力15′のしきい値が予め設定さ
れて記憶されている。従って、基準データメモリ16の
アドレスとしである送り速度が与えられるとそれに対応
した共振周波数振幅のあるしきい値が出力される。比較
器17はメモリ16から出力されるしきい値と、実際の
検出出力1.5′ を比較する。つまり、送り速度が順
次変化すれば、この比較器17により各送り速度におけ
るしきい値と検出出力15′とが比較されることになる
にの比較の結果、例えば実際の検出出力15′がしきい
値より大であれば、バイトの摩耗刃として警報出力19
を出力する。この様に、モニタ表示装置18の表示状態
或は警報出力19により、共振周波数振幅/送り速度に
基づいてバイ1−の摩耗異常を検出することができる。
次に第5図乃至第7図を参照して本発明の他の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
本実施例は熱起電力/送り速度に基づいてバイトの異常
を検出するものである。
を検出するものである。
第5図及び第6図は、バイト〜ワーク間に発生する熱起
電力の大きさを測定し、送り速度との関係において示し
た図である。これは前述した第1図のスイッチ10を接
点すに接続し、第4図の送り指令部14より旋盤上3に
送り指令を与えることによって行なわれる。図示した測
定結果は新月、中摩耗刃、摩耗刃の各々について、送り
速度を0 、01 mn/ revから0.5画/re
vまで変化させた場合の熱起電力の値を示すものである
。これによれば、摩耗刃の場合は、バイト〜ワーク間の
すべり摩擦抵抗が大きくなり、特に送り速度が小さいと
きにはこの傾向が大きくなる。従って、送り速度が0.
01nm/rev近傍では摩耗刃の場合熱起電力が大き
くなることがわかる。第6図は特に切削回数との関連に
おいて測定した熱起電力/送り速度を示す図であり、こ
の図においても送り速度が0.11ffIl/rev以
下では摩耗刃の熱起電力が増大していることがわかる。
電力の大きさを測定し、送り速度との関係において示し
た図である。これは前述した第1図のスイッチ10を接
点すに接続し、第4図の送り指令部14より旋盤上3に
送り指令を与えることによって行なわれる。図示した測
定結果は新月、中摩耗刃、摩耗刃の各々について、送り
速度を0 、01 mn/ revから0.5画/re
vまで変化させた場合の熱起電力の値を示すものである
。これによれば、摩耗刃の場合は、バイト〜ワーク間の
すべり摩擦抵抗が大きくなり、特に送り速度が小さいと
きにはこの傾向が大きくなる。従って、送り速度が0.
01nm/rev近傍では摩耗刃の場合熱起電力が大き
くなることがわかる。第6図は特に切削回数との関連に
おいて測定した熱起電力/送り速度を示す図であり、こ
の図においても送り速度が0.11ffIl/rev以
下では摩耗刃の熱起電力が増大していることがわかる。
第7図はバイトの刃先が欠損した場合における熱起電力
/送り速度の測定結果を示した図である。この場合、す
べての送り速度において、熱起電力が著しく増大してい
ることが理解される。
/送り速度の測定結果を示した図である。この場合、す
べての送り速度において、熱起電力が著しく増大してい
ることが理解される。
この様に、本実施例によればバイト〜ワーク間の熱起電
力を測定することにより熱起電力/送り速度に基づいて
バイトの摩耗、欠損等の異常を検出することができる。
力を測定することにより熱起電力/送り速度に基づいて
バイトの摩耗、欠損等の異常を検出することができる。
これは、第4図に示したブロック図において、基準デー
タメモリ16に送り速度に対応して予め定められた熱起
電力のしきい値を記憶させておくと共に、検出出力処理
部15から得られる検出出力15′として実際に検出さ
れた熱起電力を出力させ、比較器1−7において、これ
ら両者を比較することにより検出され得る。勿論、この
場合モニタ表示装置]8には、第5図乃至第7図の熱起
電力/送り速度の関係が表示される。
タメモリ16に送り速度に対応して予め定められた熱起
電力のしきい値を記憶させておくと共に、検出出力処理
部15から得られる検出出力15′として実際に検出さ
れた熱起電力を出力させ、比較器1−7において、これ
ら両者を比較することにより検出され得る。勿論、この
場合モニタ表示装置]8には、第5図乃至第7図の熱起
電力/送り速度の関係が表示される。
以上、バイト〜ワーク通電法により共振周波数振幅/送
り速度、或は熱起電力/送り速度を求めてバイトの摩耗
、欠損等の異常を検出する実施例が開示された。
り速度、或は熱起電力/送り速度を求めてバイトの摩耗
、欠損等の異常を検出する実施例が開示された。
次に、本発明の更に、他の実施例として、バイト〜ワー
ク通電法によりバイト〜ワーク間の切粉からまり、バイ
ト摩耗に伴うワーク加工外径の太りを検出する実施例に
ついて説明する。
ク通電法によりバイト〜ワーク間の切粉からまり、バイ
ト摩耗に伴うワーク加工外径の太りを検出する実施例に
ついて説明する。
第8図は、バイト〜ワーク間に切粉がからまった場合の
熱起電力の測定結果を示す図である。
熱起電力の測定結果を示す図である。
図において、横軸は時間又はワーク加工位置を示す。ま
た実線は正常な場合、破線はバイトに切粉がからまった
場合を示し、A位置において切粉からまりが検出されて
いる。即ち、時間(又はワーク加工位置)に対する熱起
電力の変化をみると、正常な加工の場合に比べて、切粉
がからまった場合には、バイト〜ワーク間の熱起電力は
著しく減少する。これは切粉によってバイト〜ワーク間
が短絡されるために熱起電力振幅が減少することによる
。
た実線は正常な場合、破線はバイトに切粉がからまった
場合を示し、A位置において切粉からまりが検出されて
いる。即ち、時間(又はワーク加工位置)に対する熱起
電力の変化をみると、正常な加工の場合に比べて、切粉
がからまった場合には、バイト〜ワーク間の熱起電力は
著しく減少する。これは切粉によってバイト〜ワーク間
が短絡されるために熱起電力振幅が減少することによる
。
再度、第4図を参照するに、このバイト〜ワーク間に切
粉がからまることに伴う異常を検出するには、基準デー
タメモリ16に正常な加工時の熱起電力のデータを時間
(又はワーク加工位置)に対応させて記憶しておき、旋
盤13から与えられる時間(又はワーク加工位置)をア
ドレスとしてメモリ16より対応する熱起電力のデータ
を読み出すと共に、実際に検出された熱起電力とを比較
器17において比較することにより、検出することがで
きる。勿論、警報出力19によるばかりでなく、モニタ
素子装置18に第8図に示した測定結果を表示させてお
くことにより切粉からまりは容易に検出することができ
る。
粉がからまることに伴う異常を検出するには、基準デー
タメモリ16に正常な加工時の熱起電力のデータを時間
(又はワーク加工位置)に対応させて記憶しておき、旋
盤13から与えられる時間(又はワーク加工位置)をア
ドレスとしてメモリ16より対応する熱起電力のデータ
を読み出すと共に、実際に検出された熱起電力とを比較
器17において比較することにより、検出することがで
きる。勿論、警報出力19によるばかりでなく、モニタ
素子装置18に第8図に示した測定結果を表示させてお
くことにより切粉からまりは容易に検出することができ
る。
ワーク5に切粉がからまった場合、これを検出するため
の更に他の実施例について第9図を参照して説明する。
の更に他の実施例について第9図を参照して説明する。
即ち、ワーク加工後バイト6を所定量B(例えば1〜2
1IIII)だけワーク5より後退させ、この状態で工
具経路Cに沿ってバイト6を移動させる様にしたもので
ある。而して、ワーク5に切粉からまり12があると、
バイト6はこの切粉からまりに接触し、ツー9〜448
間で電気的通電状態が生ずる。従って、検出出力として
は(b)に示す様な通電電流波形が得られる。この様に
して加工後に、ワーク5にからまった切粉を検出するこ
とができる。
1IIII)だけワーク5より後退させ、この状態で工
具経路Cに沿ってバイト6を移動させる様にしたもので
ある。而して、ワーク5に切粉からまり12があると、
バイト6はこの切粉からまりに接触し、ツー9〜448
間で電気的通電状態が生ずる。従って、検出出力として
は(b)に示す様な通電電流波形が得られる。この様に
して加工後に、ワーク5にからまった切粉を検出するこ
とができる。
尚、この場合、ワーク5の切削は行なわれていないので
、ツー9〜448間には熱起電力はほとんど生じない。
、ツー9〜448間には熱起電力はほとんど生じない。
第10図は本発明の更に他の実施例を説明するための図
である。この実施例はバイト摩耗に伴うワーク加工外径
の太りを検出する例について述べるものである。つまり
、摩耗のない正常のバイト61ではワーク5の外径はり
。に仕上がるが、摩耗したバイト62ではDlに仕上が
る。これは、正常のバイト61では原点位t。
である。この実施例はバイト摩耗に伴うワーク加工外径
の太りを検出する例について述べるものである。つまり
、摩耗のない正常のバイト61ではワーク5の外径はり
。に仕上がるが、摩耗したバイト62ではDlに仕上が
る。これは、正常のバイト61では原点位t。
からワーク5方向にX。だけ進んだ位置で旋削が行なわ
れるのに対し、同じ送り指令を与えても摩耗したバイト
62ではその刃先が(Xo−B)の位置までしか送られ
ず、この位置で旋削が行なわれるためである。
れるのに対し、同じ送り指令を与えても摩耗したバイト
62ではその刃先が(Xo−B)の位置までしか送られ
ず、この位置で旋削が行なわれるためである。
この様な摩耗バイトにょる旋削がら生ずるワーク加工外
径の太りを検出するために、例えば第11図に示す如く
、刃物台7に旋削用パイ1−6と通電検査用バイト6′
を取り付け、バイト6による旋削後、刃物台7を90’
回転させて、バイト6″にてワーク5の外径を通電チェ
ックする。この場合、バイト6′は原点位置0がらXo
たけ前進したときに、正常のバイトで加工したワーク外
径り。にかろうじて接触しない程度に、その位置を調整
しておく。すると、摩耗パイ1−62で旋削したワーク
外径りにバイト6′の先端が接触し、バイト〜ワーク間
は通電状態となる。この通電状態を検出することにより
、バイトの摩耗度が検出できる。尚、本実施例の変形例
としては、通電検査用バイト6′の代りに接触針を用い
てもよい。
径の太りを検出するために、例えば第11図に示す如く
、刃物台7に旋削用パイ1−6と通電検査用バイト6′
を取り付け、バイト6による旋削後、刃物台7を90’
回転させて、バイト6″にてワーク5の外径を通電チェ
ックする。この場合、バイト6′は原点位置0がらXo
たけ前進したときに、正常のバイトで加工したワーク外
径り。にかろうじて接触しない程度に、その位置を調整
しておく。すると、摩耗パイ1−62で旋削したワーク
外径りにバイト6′の先端が接触し、バイト〜ワーク間
は通電状態となる。この通電状態を検出することにより
、バイトの摩耗度が検出できる。尚、本実施例の変形例
としては、通電検査用バイト6′の代りに接触針を用い
てもよい。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが、
本発明は上述した実施例に限定されることなく、種々変
形して実施し得ることは言うまでもない。
本発明は上述した実施例に限定されることなく、種々変
形して実施し得ることは言うまでもない。
この様に本発明によれば、バイト又はワークを絶縁部材
によって絶縁することなくバイト〜ワーク間の通電を可
能にし、切削剛性を枦なうことなく、バイトの異常を高
感度で検出することができる。また、バイト〜ワーク間
の通電状態の有無を検査することにより、切粉からまり
、或はワーク外径の太り等の異常を検出することができ
る。
によって絶縁することなくバイト〜ワーク間の通電を可
能にし、切削剛性を枦なうことなく、バイトの異常を高
感度で検出することができる。また、バイト〜ワーク間
の通電状態の有無を検査することにより、切粉からまり
、或はワーク外径の太り等の異常を検出することができ
る。
第1図は本発明の一実施例による旋盤におけるバイトの
異常検出装置の主要部を示す概略構成図、第2図はバイ
ト〜ワーク通電法による検出出力の周波数分析結果を余
す図、第3図は通電電流による、バイト共振周波数と送
り速度の関係を示す図、第4図は通電法によるバイトの
異常検出装置を示すブロック図、第5図、第6図は通電
法によるバイト〜ワーク熱起電力と送り速度の関係を示
す図で、第7図は通電法によるパイトルワーク熱起電力
と送り速度の関係を、15゜ 示す図で、特に欠損刃の場合の比較を説明するための図
、第8図は加工中における切粉からまり時の熱起電力を
正常時と比べた比較例を示す図、第9図は通電法により
切粉からまりを検出する実施例を説明するための図、第
10図はバイト摩耗に伴うワーク加工外径の太りを検出
する実施例について説明するための図、第11図は通電
チェック用のパイ1−を取付けた刃物台の一例を示す図
である。 1は旋盤本体、2は軸受、3は主軸、4は電気的接点、
5はワーク、6はバイト、7は刃物台、8は外部電源、
9は測定抵抗、10は切替スイッチ、16は基準データ
メモリ。 第 1 口 第2圓 @波数にH□
異常検出装置の主要部を示す概略構成図、第2図はバイ
ト〜ワーク通電法による検出出力の周波数分析結果を余
す図、第3図は通電電流による、バイト共振周波数と送
り速度の関係を示す図、第4図は通電法によるバイトの
異常検出装置を示すブロック図、第5図、第6図は通電
法によるバイト〜ワーク熱起電力と送り速度の関係を示
す図で、第7図は通電法によるパイトルワーク熱起電力
と送り速度の関係を、15゜ 示す図で、特に欠損刃の場合の比較を説明するための図
、第8図は加工中における切粉からまり時の熱起電力を
正常時と比べた比較例を示す図、第9図は通電法により
切粉からまりを検出する実施例を説明するための図、第
10図はバイト摩耗に伴うワーク加工外径の太りを検出
する実施例について説明するための図、第11図は通電
チェック用のパイ1−を取付けた刃物台の一例を示す図
である。 1は旋盤本体、2は軸受、3は主軸、4は電気的接点、
5はワーク、6はバイト、7は刃物台、8は外部電源、
9は測定抵抗、10は切替スイッチ、16は基準データ
メモリ。 第 1 口 第2圓 @波数にH□
Claims (1)
- 主軸の回転に同期して回転するワークにバイトにて加工
を施す工作機械において、該主軸の所定部に接触する電
気的接点と、該電気的接点とバイト間に挿入された電源
と抵抗の直列接続回路を備え、該バイトをワークから所
定量離して加工経路に沿って移動させ、バイト〜ワーク
間の通電の有無を検出することによりバイトの異常を検
出することを特徴とする工作機械におけるバイトの異常
検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26713485A JPS61142055A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 工作機械におけるバイトの異常検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26713485A JPS61142055A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 工作機械におけるバイトの異常検出方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12112680A Division JPS5748450A (en) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | Detecting method of abnormality of tool in machine tool |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61142055A true JPS61142055A (ja) | 1986-06-28 |
Family
ID=17440546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26713485A Pending JPS61142055A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 工作機械におけるバイトの異常検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61142055A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20060011799A (ko) * | 2005-09-26 | 2006-02-03 | 주식회사 마이크로텍 | 드릴 파손 검지방법 및 검지장치 |
CN106346314A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-25 | 江苏工大金凯高端装备制造有限公司 | 一种刀具磨损监测系统及装置 |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP26713485A patent/JPS61142055A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20060011799A (ko) * | 2005-09-26 | 2006-02-03 | 주식회사 마이크로텍 | 드릴 파손 검지방법 및 검지장치 |
CN106346314A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-25 | 江苏工大金凯高端装备制造有限公司 | 一种刀具磨损监测系统及装置 |
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