JPS6114170B2 - - Google Patents

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JPS6114170B2
JPS6114170B2 JP2230876A JP2230876A JPS6114170B2 JP S6114170 B2 JPS6114170 B2 JP S6114170B2 JP 2230876 A JP2230876 A JP 2230876A JP 2230876 A JP2230876 A JP 2230876A JP S6114170 B2 JPS6114170 B2 JP S6114170B2
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JP
Japan
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group
condensate
resin
compound
formaldehyde
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JP2230876A
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Gerarudo Edowaazu Arufuretsudo
Izurin Harisu Gurin
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Solvay Solutions UK Ltd
Original Assignee
Albright and Wilson Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5218758A publication Critical patent/JPS5218758A/ja
Publication of JPS6114170B2 publication Critical patent/JPS6114170B2/ja
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【発明の詳細な説明】
この発明は樹脂組成物及びそれから得られる硬
化生成物に関する。 英国特許第1150203号明細書は一般式 (式中Rは芳香族炭化水素基または芳香族炭化
水素−オキシ−芳香族炭化水素基で、これらは適
宜不活性置換基を含有し、Arは以下に規定する
フエノール性化合物の残基であり、nは0または
1である)で表わされる反復単位をもつ樹脂の製
法を記載している。これらの樹脂はヘキサメチレ
ンテトラミンで硬化できる。 特公昭50−49398号公報は上記樹脂をある種の
窒素化合物の硬化性ホルムアルデヒド縮合物で硬
化して高温で高強度及び高温で経時変化に対する
高抵抗性を持つ硬化生成物が得られることを記載
している。 我々は前記縮合物の特定範囲の割合を使用すれ
ば硬化生成物は良好なアーク抵抗性及び耐トラツ
キング性及び高温度で高強度を持つことを見出し
た。 本発明は一般式 (式中Rは2価または3価の芳香族炭化水素基
または2価または3価のジ(芳香族炭化水素)−
オキシ基で、これらは適宜少くとも1個の不活性
置換基を持ち、Arは1〜3個のヒドロキシル基
及び少くとも2個の核水素原子をヒドロキシル基
に対してオルト及び/またはパラ位置に持つフエ
ノール性化合物から2個の核水素原子を除くこと
によつて生成した残基で、nは0または1であ
る) で表わされる末端にArOH基を持つ反復単位を持
つ樹脂aと、ホルムアルデヒド(またはパラホル
ムアルデヒドまたはヘキサメチレンテトラミンの
ようなその場でホルムアルデヒドを生成する化合
物)とメラミンまたは尿素から選択された窒素化
合物とから生成したホルムアルデヒド縮合物b
(但しこの縮合物は窒素原子に結合した1分子当
り少くとも2個のヒドロキシメチル基を含有する
未硬化または部分硬化物で、前記樹脂と縮合物と
の合計重量の55〜90重量%をなすものとする) とを含有する樹脂組成物を提供するものである。 上記窒素化合物は一般式 〔式中R′は水素原子で、R″はヒドロキシル基
またはチオール基であるかまたは式NRR′V(こ
こにR及びR′Vの各は同一または互に異つてい
てもよく、水素原子、1〜6個の炭素水素のアル
キル基、フエニル基またはシアノ基である)で表
わされる基であるか、またはR′とR″とは一緒に
なつて直接結合を形成するか、または式 (式中RV及びRV1は同一または異種のもので
もよく、各々ヒドロキシル基またはチオール基で
ある)で表わされる基か、または一般式NRR′V
で表わされる基である〕 であるのが好適である。この化合物はN=N結合
を全く含有していない。この窒素化合物は1〜6
個、特に1〜3個の炭素原子を含有するのを好適
とする。 このようにR′は水素であるときはR″はヒドロ
キシル基(尿素におけるように)であるか或はチ
オール基(チオ尿素におけるように)、アミノ基
(グアニジンにおけるように)またはシアノアミ
ン基(ジシアンジアミドにおけるように)であ
る。R′とR″とが一緒になつて直接結合を形成す
る場合にはこの化合物はシアナミドである。
R′とR″とが式 で表わされる基であるときは窒素化合物はメラミ
ンのようなアミノピリミジンである。 窒素化合物はメラミンまたは尿素であるのが好
適であるが、特にメラミンであるのが好適であ
る。 未硬化または部分硬化した形態の前記縮合物は
既知であり、例えば在ロンドンのクリーバーヒユ
ルムプレス(Cleaverhulme Press)により刊行
されたシー・ピー・ベール(C.P.Vale)著「アミ
ノプラスト」に記述されている。これらは好適に
は1モル割合の窒素化合物と1.2〜10モル割合の
ホルムアルデヒド(または前記より好適ではない
が当量のホルムアルデヒド生成化合物)、特に
1:2〜1:8モル割合の窒素化合物:ホルムア
ルデヒドとの中性またはアルカリ性状態の反応に
より造られらる。縮合物は亦硬化または部分硬化
したもので、通常窒素化合物から誘導された5反
復単位以下の反復単位を含有する。好適にはこれ
は窒素化合物と窒素原子に結合した少くとも2個
のヒドロキシメチル基から誘導された1個の構造
単位を備えた未硬化状態のものである。2個のヒ
ドロキシメチル基は同一の窒素原子または異なる
窒素原子に結合していてもよい。縮合物は窒素原
子に結合したヒドロキシメチル基を平均2個以上
好適には2.5以上ないし縮合物が形成される窒素
化合物中の窒素原子に結合した水素原子の最大数
まで含有するのが好適である。従つて窒素化合物
が尿素であるときには縮合物は2〜4個のヒドロ
キシメチル基及び1個の尿素構造単位を含有する
のが好適である。窒素化合物がメラミンであると
きには縮合物は2〜6個、通常平均2.5〜6個そ
して特に3個または6個(トリメチロールメラミ
ンまたはヘキサメチロールメラミンのような)の
ヒドロキシメチル基を含有するのが好適である。
窒素化合物1分子当り平均2.5個のヒドロキシメ
チル基とは例えば縮合物が窒素化合物1分子当り
2個のヒドロキシメチル基含有縮合物と窒素化合
物1分子当り3個のヒドロキシメチル基含有縮合
物との1:1モル割合の混合物であることを意味
する。 ホルムアルデヒド縮合物の量は樹脂及び縮合物
の全重量の55〜90重量%であり、58〜74%、例え
ば60〜70%が高温度で高強度及び高温度でエージ
ングした後強度を中位に保持でき、且つ中位の相
対トラツキング係数を与えるから好適である。硬
化生成物の非常に大きい相対トラツキング係数を
所望する場合には74〜90%の量、例えば80〜90%
の量を使用する。 樹脂は一般式 で表わされる反復単位をもち、末端にArOH基を
もつ。樹脂は実質上ArOHから誘導された単位及
【式】の骨骼構造単位だけを含有す るのが好適である。 この樹脂は一般式R(−CH2OR2a及び(また
は)一般式R(−CH2X)aで表わされるアラルキル
ハライド(前記各式中Rは2価または3価の芳香
族炭化水素基または芳香族炭化水素オキシ−芳香
族炭化水素基で、Rは適宜芳香族核中に不活性置
換基を含有し、R2は1〜5個の炭素原子のアル
キル基で、Xは塩素、臭素またはヨウ素で、aは
2または3の値をもつ)で表わされるアラルキル
エーテル及び(または)アラルキルハライド1を
過剰モル量の、通常は少くとも1.3:1、好適に
は1.4:1〜2.5:1の過剰モル量のフエノール性
化合物またはフエノール性化合物と芳香族核含有
非フエノール性化合物2とを反応させることによ
り、英国特許第1150203号明細書に記載のように
して造るのが好ましい。aが3であると、nは1
で、更にもう一つ別のArOH基がもう一つのメチ
レン橋によりRに結合できる。 R及びR2の性質は更に前述の特公昭公報に記
述されている。フエノール性化合物と反応するの
に好適な化合物はaが2で、Rが単核芳香族基例
えばm−またはp−フエニレン基、特にp−キシ
レンジハライド例えばp−キシリレンジクロリド
及びp−キシリレンジアルキルエーテル例えばp
−キシリレングリコールジメチルエーテルであ
る。 所望により基Rは芳香族核に結合した少くとも
1個の置換基を含有し、この置換基は1〜6個の
炭素原子のアルキル基例えばメチル基、フエニル
基であるかまたはハロゲン原子例えば塩素原子ま
たは臭素原子である。これらの置換基は反応条件
の下で不活性である。事実芳香族核の置換しうる
位置の若干または全部に塩素原子またはフツ素原
子の存在はそれが生成する重合体生成物の耐焔性
を改善するから有利である。この発明により使用
できる前記のように置換したアラルキルエーテル
及びアラルキルハライドは2,3,5,6−テト
ラクロル−1,4−ジ(クロルメチル)ベンゼン
及び2,3,5,6−テトラクロル−1,4−ジ
(メトキシメチル)ベンゼンである。 フエノール化合物は芳香族核に結合した1〜3
個好ましくは1個または2個のヒドロキシ基を含
有するベンゼンから誘導された化合物または化合
物の混合物で、ヒドロキシル基に対してオルト及
びパラ位置の少くとも2個は置換されておらず、
非ヒドロキシル性置換基は反応条件の下で不活性
である。従つてフエノール化合物は式 (式中各R3はヒドロキシル基、1〜8個の炭
素原子のアルキル基例えばメチル基、エチル基、
イソプロピル基、第三級ブチル基または第三級オ
クチル基、フエニル基及びビス(ヒドロキシフエ
ニル)アルキル基例えばビス(ヒドロキシフエニ
ル)−メチレン基、−エチレン基及び−イソプロピ
リデン基である)で表わされるものである。これ
らのフエノール化合物の例はフエノール、p−ク
レゾール、m−クレゾール、レゾルシノール、カ
テコール、4−メチルカテコール、イソプロピル
カテコール、ジフエニロールプロパン〔ビス−
2,2−(4−ヒドロキシフエニル)プロパン〕、
ジフエニロールエタン、モノアルキルフエノール
例えばp−エチルフエノール、p−第三級ブチル
フエノール及びp−第三級オクチルフエノール、
m−及びp−フエニルフエノール、ピロガロール
及びフロログルシノールである。フエノールは唯
1個のベンゼン環を含有するのが好適である。英
国特許第1363531号明細書に記載のようなフエノ
ール及びβ−ナフトールの混合物も使用できる。
モノフエノールと2価フエノールとの混合物例え
ばフエノールそれ自体とレゾシノールとの混合物
またはジフエノール類の混合物例えばフエノール
性コールタール留分として市販されている4−メ
チルカテコール及びカテコール及び(または)レ
ゾルシンの混合物のようなフエノール類の混合物
を使用できる。これらの特定の混合物またはフエ
ノール自体、レゾルシノールまたはカテコールを
使用するのが好適である。 樹脂の形成に際してフエノール性化合物と混合
することができる芳香族核含有化合物の性質及び
その量は英国特許第1150203号明細書に記述され
ている。 一般式R′−(CH2OR)aまたはR−(CH2X)aのアラ
ルキレン化合物は通度少くとも90重量%の上記化
合物を含有する実質上純粋なものが好適である
が、工業等級品の物も使用できる。工業等級品の
p−キシリレングリコールジメチルエーテルは予
期する化合物を60〜90%、p−メトキシメチルト
ルエン0.1〜5%、p−トルアルデヒドジメチル
アセタール0.1〜10%及びp−メトキシメチルベ
ンズアルデヒドジメチルアセタール10〜35%及び
少量の他の不純物を含有する。前記アセタールの
量には存在する対応するアルデヒドの量が含まれ
る。 樹脂を形成する反応はアラルキレン化合物1モ
ルと過剰モル量のフエノール性化合物またはそれ
と芳香族化合物との混合物を使用して実施され
る。アラルキレン化合物1モル当り少くとも1.3
モルのフエノール性化合物(またはその混合物)
を使用するのが好ましい。アラルキレン化合物1
モル当りフエノール性化合物1.3〜3モルを使用
するのが適当である。分子割合が上記に特定した
1.3:1の比より小さくなり、1:1に近ずく
と、反応混合物は早期ゲル化する傾向が増大する
ことを示す。アラルキレン化合物におけるaが2
で、フエノール性化合物対アラルキレン化合物の
比が2.5より大きいと、生成した生成物は硬化が
より困難となる。最高の軟化点をもつ重合体生成
物はフエノール性化合物対アラルキレン化合物の
比が上記に特定した範囲の下限において得られ
る。アラルキレン化合物におけるaが2の時はフ
エノール性化合物を1.3:1〜2:1の比、例え
ば1.3:1〜1.7:1特に1.4〜1.6:1の比で使用
する。アラルキレン化合物におけるaが3である
と、フエノール性化合物は2:1〜3:1例えば
2.5:1〜3:1で使用するのが好適である。 樹脂aと硬化剤としての縮合物bとを含有する
組成物を成形粉末として使用しようとするときに
は、これら成分を乾式混合するか、または成形粉
末に形成する前にそれらを互に溶融し、次いで熱
及び圧力の下で成形して硬化した成形品をつく
る。樹脂a及び硬化剤としての縮合物bとを含有
する組成物が被覆用または積層物の製造における
含浸用に使用され、使用した溶媒に縮合物が溶け
ない場合には前記特公昭公報に記載のように必須
ではないが好適には無機分散剤を配合し、被覆ま
たは被覆に使用する分散液ができるだけ均一なも
のとなす。溶媒中に縮合物が可溶性である場合で
さえ、前記特公昭公報に記載のように溶媒を含む
組成物の場合にも無機分散剤例えばフユームドシ
リカを存在させることができる。前記特公昭に記
載の0.2μ〜2mmの粒子寸法の粒状添加物を存在
させることもできる。この発明の組成物は無機充
填剤例えばアスベスト粉、雲母またはガラススト
ランドチヨツプを含有することができる。無機充
填剤及び樹脂は0.05:1〜4.0:1の重量比で存
在できる。顔料、促進剤及び防錆剤例えば酸化マ
グネシウムまたは二酸化チタンも所望により存在
できる。 この発明の硬化可能な組成物を製造する方法、
被覆及び含浸媒体を造るのに使用する好適な溶
媒、組成物から硬化した物体の製法は前記特公昭
に記載されている。 この発明の組成物は通常70℃以上、好適には
100〜180℃例えば150〜180℃で加熱することによ
り硬化できる。後硬化もまた通常最初に60〜100
℃で4〜24時間、次いで160〜250℃で加熱するこ
とにより実施できる。後硬化に要する時間は所望
する生成物の性質、生成物の使用温度により変化
し、硬化時間の例は100℃〜180℃で0.5〜48時間
例えば150℃〜180℃で0.5〜10時間である。 積層物の製造においては樹脂及び縮合物の溶液
または分散液を繊維質積層基材を含浸するのに使
用する。樹脂を含浸した繊維質基材を次に100〜
160℃、しばしば130〜140℃で5〜20分間例えば
約10分間予備硬化熱処理にかける。生成したプリ
プレグでは樹脂と縮合物とは部分的に反応してい
る。プリプレグの堆積物を次に160℃以上の温
度、しばしば170〜190℃の温度、100〜1500psi
(7〜105Kg/cm2)の圧力でプレスする。しかし
500psi(35Kg/cm2)以上の圧力、しばしば約
1000psi(70Kg/cm2)の圧力が通常使用される。
通常プレス処理は少くとも1/2時間、一般に2時
間、しばしば使用する温度及び圧力の条件に応じ
て約1時間実施する。 最適の結果を得るためには、積層物を次いで例
えば(空気循環炉中でのような)プレスの外で加
熱することにより後硬化する。後硬化操作に使用
する温度及び時間はそれら相互、生成物の用途、
後硬化の程度に依存する。通常後硬化は60〜100
℃で4〜24時間、例えば80〜100℃で12〜24時
間、次に140〜250℃の温度で少くとも3時間、し
ばしば4〜48時間しばしばこの期間の間に140〜
180℃の範囲の値から190〜250℃の値に温度を上
昇させることにより行う。140〜190℃の温度範囲
の後硬化は5〜7時間を要し、220〜250℃の範囲
の後硬化は3〜5時間で達成される。しかし積層
物を190〜200℃の範囲に加熱するのが望ましい。 良好な相対トラツキング係数をもつ硬化生成物
は電気絶縁用に、例えば電気モーターにおける絶
縁材に、または外部絶縁用に使用できる。 次に例を掲げてこの発明を説明する。 下記の例に使用する工業等級品のp−キシリレ
ングリコールジメチルエーテルは65〜75%のp−
キシリレングリコールジメチルエーテル、0.5〜
3%のp−メトキシメチルトルエン、0.5〜5%
のp−トルアルデヒドジメチルアセタール、10〜
25%のp−メトキシメチルベンズアルデヒドジメ
チルアセタール及びメトキシ基で側鎖を置換した
少量の他のp−キシレンを含有する製品である。
アセタールの量は存在する対応するアルデヒドを
含む。 例1及び比較例1 縮合物 A メラミン252g(2モル)を38%ホルムアルデ
ヒド溶液429g(5モル)に添加し、得られた混
合物を70℃で透明な溶液が得られるまで加熱し、
次いで2−エトキシエタノール127gを加えれば
メラミン縮合物(公称ジ−及びトリ−メチロール
メラミンの混合物である)の50%溶液が得られ
る。 下記の組成の溶液を造つた。
【表】 の合計重量に基いて)
溶液AとBとをマーグラス(Marglass)
116T/P705ガラス布に含浸し、次いで含浸した
ガラス布を120及び115℃の温度でそれぞれ各々10
分間ずつ予備硬化した。前記予備硬化により得ら
れたプリプレグを175℃で1000psi(70Kg/cm2)で
1時間プレスし、次いで空気循環炉中で90℃で16
時間、140〜200℃で6時間後硬化することによつ
て積層物を造つた。このようにして造つた積層物
A及びBの樹脂含量は31.7%及び31.7%であつ
た。 後硬化後積層物について200℃で加熱エージン
グの前後で約20℃、150℃及び200℃で曲げ強さの
測定を行つた。
【表】 後
D.L.は層剥離した。すなわち試料は裂け、強
度が弱いことを示す。
【表】 後
【表】
【表】 後
こうして積層物の低温度及び高温度の初期強度
は充分であり、200℃でエージングした際にも初
期強度のかなりの割合が保持された。 縮合樹脂 B メラミン378g(3モル)を38重量/体積%の
ホルムアルデヒド溶液772g(9モル)に添加
し、得られた混合物を約70℃でトリメチロールメ
ラミンの透明溶液が得られるまで加熱した。この
時点で2−エトキシエタノール1150gをかきまぜ
ながら添加し、溶液を冷却した。 例2及び比較例2 樹脂 A フエノール282g(3モル)を工業等級p−キ
シリレングリコールジメチルエーテル249g(1.5
モル)と触媒として硫酸ジエチル0.2モルの存在
で混合した。混合物を135℃〜180℃に加熱し、反
応により生成したメタノールを留去した。生成物
は赤褐色の半固体であつた。 下記の溶液を造つた。
【表】 これらの溶液は全固体含量に基いて33.3%及び
66.7%の縮合物濃度である。ガラス布積層物を前
記溶液から例1のようにしてCについては134℃
で10分間、Dについては140℃で10分間の予備硬
化条件の下で造つた。 積層物の樹脂含量は35.0%及び30.0%であつ
た。積層物を例1に記載のようにして後硬化し
た。200℃で熱エージングした後の曲げ強さを測
定した。
【表】
【表】 これらの結果は積層物D(66.7%の縮合物から
の)は充分な強度を持ち、積層物C(33.3%の縮
合物からの)高温度における強度保持率ではない
にしても高温度でも曲げ強度を若干保持する。 例3〜5及び比較例3及び4 トリメチロールメラミンの製造 メラミン378g(3モル)を38重量/体積%ホ
ルムアルデヒド溶液772g(9モル)を添加し、
得られた混合物を透明な溶液が得られるまで約70
℃で加熱した。室温に冷却すれば固体のトリメチ
ロールメラミンが沈殿した。これを過し、空気
循環炉中で60℃で乾燥した。 下記の混合物を造つた。
【表】 E〜Jにおけるトリメチロールメラミンの量は
アラルキル−フエノール樹脂とトリメチロールメ
ラミンの全量に基いて、それぞれ0、50、60、70
及び80%である。 Eは120℃で12分間混練した。残余は120℃で2
分間混練した。 各々の混合物から175℃で30分間70Kg/cm2
(1000psi)の圧力で円板を成形した。この円板を
90℃で16時間及び140℃から200℃へ9時間に亘つ
て加熱することによつて後硬化した。相対トラツ
キング係数(CTI)を英国標準規格(BS)によ
り各円板について求めた。 結果は下記の通りである。
【表】 こうしてそれぞれ60%及び70%の縮合物を含有
する混合物G及びHは50%TMMを含有するFよ
り高いCTI値を持ち、しかし80%TMMをもつ混
合物からのCTIは最高である。 例6〜9及び比較例5及び6 例1に使用したアラルキル−フエノールの50%
溶液及びトリメチロールメラミン(TMM)縮合
物の50%溶液(いずれも2−エトキシエタノール
中の溶液)を種々の割合で混合して一連の溶液K
−Qを得た。これらの溶液の各々をアルミニウム
皿中で130℃で30分間加熱して溶媒を蒸発して硬
化を起させ、次いで250℃で2時間加熱して硬化
を完成させた。製造した各試料の重量を秤り、
250℃で24時間加熱した後で再び重量を秤つた。
元の重量%として表わしたエージングに際する重
量損失は下記の通りであつた。
【表】 これらの結果及び例3〜5の結果は60〜70%
TMMを含有する場合硬化生成物は中位の相対ト
ラツキング係数及び高温度エージングに対する中
位の抵抗性を持ち、一方80〜90%TMMの場合に
CTIは大きいが、エージングに対する抵抗性は劣
悪である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中Rは2価または3価の芳香族炭化水素基
    或は2価または3価のジ(芳香族炭化水素)オキ
    シ基または1〜6個の炭素原子のアルキル基、ハ
    ロゲン原子またはフエニル基の少なくとも1個で
    置換されたそれらの誘導体であり、Arは1〜3
    個のヒドロキシル基及び少なくとも2個の核水素
    原子をヒドロキシル基に対してオルト及び(また
    は)パラ位置に持つフエノール性化合物から2個
    の核水素原子を除去することによつて生成した残
    基であり、nは0または1である〕 で表わされる反復単位をもち、ArOH基で終結し
    ている樹脂aと、硬化剤bとを含む樹脂組成物に
    おいて、硬化剤bがホルムアルデヒド(またはそ
    の場でホルムアルデヒドを生成する化合物)とメ
    ラミンまたは尿素から選択された窒素化合物との
    未硬化または部分硬化縮合物であつて、該縮合物
    は窒素原子に結合した1分子当たり少なくとも2
    個のヒドロキシルメチル基を含有し、且つ前記樹
    脂と縮合物の合計重量の55〜90重量%をなすこと
    を特徴とする、樹脂組成物。
JP2230876A 1975-08-01 1976-08-01 Resin compound Granted JPS5218758A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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