JPS61141380A

JPS61141380A - ゴルフクラブヘツド

Info

Publication number: JPS61141380A
Application number: JP59262869A
Authority: JP
Inventors: 正志小林
Original assignee: Maruman Golf Co Ltd
Current assignee: Maruman Golf Co Ltd
Priority date: 1984-12-14
Filing date: 1984-12-14
Publication date: 1986-06-28
Also published as: JPH0474033B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はゴルフクラブヘッドに関する。

〔従来技術と問題点〕

実開昭５９−１０２０６１号公報には金属製ヘッド芯体
のソール部を除くほぼ表面全体に繊維強化樹脂からなる
被覆層を形成したゴルフクラブヘッドが開示されている
。

しかしながら、この種のゴルフクラブヘッドの被覆層の
表面は使用によって傷がつき易く、特に、ヘッドのフェ
ース面においてはボールの打球の繰り返しにより摩耗が
生じるという欠点があった。

また、キャディ・バッグからの出し入れのときや、キャ
ディ・バッグの運搬時等においてヘッド同士が互いにぶ
つかり合い、被覆層の欠けが生じるという欠点があった
。更に、インパクトの瞬間にフェースの被覆層に大きな
歪が生じ、ヘッドのエネルギを十分にボールに伝えるこ
とができなかった。

一方、ゴルフにおいて、ゴルフポールの飛距離をのばす
方法としては、ポール落下後の転がり距離をのばす方法
があるが、この方法の場合、コースのコンディション等
によってボールの転がり具合が変動するので、飛距離の
コントロールが難しくなる。従って、ボールの飛距離を
のばす方法としてはボールの滞空距離をのばす方法が好
ましい。

ボールの滞空距離をのばすためには、ボールの揚力を大
きくする必要があり、ボールの揚力を太きくするために
はボールに強いバックスピンをかける必要がある。そし
て、そのためにはボールとへフドの打球面との接触部に
大きな摩擦力を生じさせる必要がある。しかしながら、
上述した従来のヘッドでは十分な摩擦力を得ることがで
きず、このため、強いバックスピンをボールにかけるこ
とが難しかった。

一方、樹脂中に金属粉末を混入したデブコン（登録商標
）と呼ばれる材料をヘッドの材料としたゴルフクラブヘ
ッドが知られている。しかじながら、この種の材料中の
金属粉末は耐蝕性が悪（錆びやすいため、雨天での使用
後に十分な手入れが必要になり、手入れを怠ると樹脂か
ら腐食した＊ｉ″ｆ′＊”＜＃Ｊ１ｉ！ｔＬ７Ｌ″９°
°゛５１”“６°“°　　１〔問題点を解決するための
手段及び作用〕上述した問題点を解決するための手段と
して、本発明は、トウ部、ヒール部、ソール部、トップ
部、フェース部及びバック部を有する金属製ヘッド芯体
のソール部を除くほぼ全表面にアモルファス合金を混入
した繊維強化樹脂の被覆層を形成したことを特徴とする
ゴルフクラブヘッドを提供する。

上記手段によれば、被覆層は高靭性、高強度の複合材を
有することになるので、ヘッドの表面の傷を防止するこ
とができ、ヘッドのフェース面の打球による摩耗も防止
できる。また、キャディ・バッグからの出し入れの際や
、キャディ・バッグの運搬時等におけるヘッド同士の衝
突による欠けを防止できる。更に、インパクトの瞬間に
おける歪は微小となり、ヘッドのエネルギを十分にボー
ルに伝えることができるようになる。

また、アモルファス合金をヘッドの打球面に表出させれ
ば、ボールの打球時においてボールとヘッドの打球面と
の接触部の摩擦力が繊維強化樹脂中のアモルファス合金
によって増大するので、ボールにバックスピンがかかり
易くなり、ボールの揚力が増大してボールの滞空距離が
増加する。また、繊維強化樹脂中のアモルファス合金は
耐蝕性に富むので、腐食による剥離が起こることはな（
なる。

金属製ヘッド芯体のフェース部表面にはハニカム構造を
なすようにほぼ六角形の複数個の凹所を互いに近接させ
て設けることが好ましい。金属製ヘッド芯体にハニカム
構造が形成されるので、ヘッドの強度低下を招くことな
くヘッドを更に軽量化することができる。また、ハニカ
ム構造は金属製ヘッド芯体のフェース部表面に形成され
るので、ヘッドの重心位置をバック部寄りに移すことが
できるようになる。従って、打球点がヘッドのトウ部側
若しくはヒール部側にずれた場合のヘッドの回転を防止
できるようになり、ボールの飛びの方向性を向上させる
ことができるようになる。

前記凹所の少なくともいずれか１つに重量体を装着した
状態で前記金属製ヘッド芯体のソール部を除くほぼ全表
面に前記被覆層を形成することが好ましい。重量体の装
着位置を調整することにょリ、重心位置を調整すること
ができる。ヒール部寄り及びトウ部寄りの前記凹所にそ
れぞれ重量体を装着すれば、ヘッドの重心周りの慣性モ
ーメントを増大させることができる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施例を説明
する。

第１図及び第２図は本発明をアイアンヘッドに適用した
場合の一実施例を示すものである。これらの図を参照す
ると、ゴルフクラブヘッドは金属製ヘッド芯体１１を備
えている。金属製ヘッド芯体１１はトウ部１２、ヒール
部１３、ソール部１４、トップ部１５、フェース部１６
及びバック部１７を有しており、更に、ヒール部１３か
ら斜め上方に延びるネック部１８を一体に有している。

ネック部１８の上端には通常クラブシャフト（図示せず
）のための取付は孔１９が開口している。

金属製ヘッド芯体１１のソール部１４とトップ部１５と
の間は第２図に示すように縦断面略三角形状に形成され
ている。金属製ヘッド芯体１１は例えば軟鉄、ステンレ
ス鋼、真鍮等のような各種金属で作ることができる。

金属製ヘッド芯体１１のソール部１４を除くほぼ全表面
にアモルファス合金を混入した繊維強化樹脂の被覆層２
０が形成されている。金属製ヘッド芯体１１のフェース
部１６側及びバック部１７側において、被覆層２０の表
面はその下端で金属製ヘッド芯体１１のソール部１４の
表面に段差のない状態で接続している。被覆層２０は金
属製へラド芯体１１のネック部１８の表面をも包囲して
いるので、金属製ヘッド芯体１１のソール部１４のみ外
部に露出する。

この実施例においては、金属製ヘッド芯体１１のフェー
ス部１６の表面にはハニカム構造をなすようにほぼ六角
形の複数個の凹所２１が各辺部で互いに近接して設けら
れている。これらの凹所２１の形成により、金属製ヘッ
ド芯体１１のフェース部１６にはハニカム構造のリブ２
２が形成さ、ｉｔ、ｒｂｓａ・、ニーｏｔｌ＊ｃ＝、ｈ
″）゛へ″。１７″１１するとともにヘッドの軽量化が
図られている。

凹所２１の少なくともいずれか１つに重量体２３を設け
ることにより、ヘッドの重心位置を調整することができ
る。ここでは、ヒール部１３寄りの凹所２１内とトウ部
１２寄りの凹所２１内とにそれぞれ重量体２３が装着さ
れているので、ヘッドの重心周りの慣性モーメントが増
大し、スィートスポットの増大化が可能となっている。

被覆層２０は凹所２１内に重量体２３を装着した状態の
金属製ヘッド芯体１１の表面に被覆形成されており、重
量体２３を装着していない凹所２１内にはアモルファス
合金を混入した繊維強化樹脂で埋まっている。従って、
被覆Ｊｉｉ２０と金属製ヘッド芯体ＩＪとの接着力が高
まるとともに、上方への被覆［２０の抜けを防止できる
ようになる。

特に、ハニカム構造は金属製ヘッド芯体１１のフェース
部１６側に設けられているので、ヘッドの重心位置がバ
ック部１７寄りとなり、ボールをヘッドのトウ寄り或い
はヒール寄りにずれて打撃した場合のヘッドの回転が起
こりにくくなる。

被覆層２０の繊維強化樹脂に用いる樹脂としてはＡＢＳ
樹脂、エポキシ樹脂又はウレタン樹脂等を用いることが
できる。また繊維強化樹脂に用いる繊維としては炭素繊
維又はガラス繊維を用いることができる。

アモルファス合金としてはＦ　ｅ＋　　Ｃｏ、Ｎ　ｉの
いずれかを基とするものが知られており、いずれも強度
、硬度、靭性及び耐蝕性の点で優れているが、繊維強化
樹脂に混入するアモルファス合金としては硬度が高いニ
ッケル基アモルファス合金が最も好ましい。アモルファ
ス合金は微細化した粉末状のものが好ましい。ここでは
、粉末状に形成された５０〜１００μｍ程度の大きさの
Ｎｉ基アモルファス合金が繊維強化樹脂中に混入されて
いる。

以上一実施例につき説明したが、本発明は上記実施例の
態様のみに限られるものではなく、特許請求の範囲に記
載した発明の範囲内で種々の変更を加えることができイ
、。例えば、本発明は第３図に示すように、アモルファ
ス合金を混入した繊維強化樹脂の被覆層２０を金属製ヘ
ッド芯体１１のソール部１４とネック部１８を除く残り
のほぼ全表面に被覆形成した態様のものも包含する。

なお、第３図において上記実施例と同様の構成要素には
同一の参照符号が付されている。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、金属
製ヘッド芯体のソール部を除くほぼ全表面にアモルファ
ス合金を混入した繊維強化樹脂の被覆層を形成している
から、被覆層は高靭性及び高強度の複合材を有すること
になり、ヘッドの表面の傷を防止することができ、ヘッ
ドのフェース面の打球による摩耗も防止できる。また、
キャディ・バッグからの出し入れの際や、キャディ・バ
ッグの運搬時等におけるヘッド同士の衝突による欠けを
防止できる。更に、インパクトの瞬間における歪は微小
となり、ヘッドのエネルギを十分にボールに伝えること
ができるようになる。しかも、ボールの打球時において
ボールとヘッドと接触部に大きな摩擦力を生じさせるこ
とができ、ボールに強いバックスピンをかけることがで
きるようになる。従って、ボールの滞空距離をのばすこ
とができるゴルフクラブヘッドを提供できることとなる
。また、アモルファス合金を混入した繊維強化樹脂の使
用により、軽量で強度の高いゴルフクラブヘッドを提供
でき、しかも、耐蝕性に優れたヘッドを提供できる等の
種々の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すゴルフクラブ。ヘッドの正面図、第２図は第１図中Ａ−Ａ線及びＢ−Ｂ線に沿った部分断
面側面図、第３図は本発明の他の実施例を示すゴルフクラブヘッド
の正面図である。。１１・・・金属製ヘッド芯体、１２・・・トウ部、１３・・・ヒール部、１４・・・ソール部、１５・・・トップ部、　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　１１６・・・フェース部、１７・・・バック部、２０・・・アモルファス合金を混入した繊維強化樹脂の
被覆層、２１・・・凹所、２２・・・リブ、２３・・・重量体。

Claims

【特許請求の範囲】１、トウ部、ヒール部、ソール部、トップ部、フェース
部及びバック部を有する金属製ヘッド芯体のソール部を
除くほぼ全表面にアモルファス合金を混入した繊維強化
樹脂の被覆層を形成したことを特徴とするゴルフクラブ
ヘッド。２、前記金属製ヘッド芯体のフェース部表面にはハニカ
ム構造をなすようにほぼ六角形の複数個の凹所が互いに
近接して設けられていることを特徴とする特許請求の範
囲第１項に記載のゴルフクラブヘッド。３、前記凹所の少なくともいずれか１つに重量体が装着
された状態で前記金属製ヘッド芯体のソール部を除くほ
ぼ全表面に前記被覆層が形成されていることを特徴とす
る特許請求の範囲第２項に記載のゴルフクラブヘッド。４、少なくともヒール部寄りの前記凹所内とトウ部寄り
の前記凹所内とにそれぞれ重量体が装着されていること
を特徴とする特許請求の範囲第３項に記載のゴルフクラ
ブヘッド。５、前記アモルファス合金を粉末状としたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項に記載のゴルフクラブヘッド
。６、前記アモルファス合金をニッケル基アモルファス合
金としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
５項に記載のゴルフクラブヘッド。７、前記繊維強化樹脂は炭素繊維若しくはガラス繊維の
うちのいずれかを含むことを特徴とする特許請求の範囲
第１項に記載のゴルフクラブヘッド。８、前記繊維強化樹脂はＡＢＳ樹脂、エポキシ樹脂又は
ウレタン樹脂のうちのいずれかを主材としていることを
特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のゴルフクラブ
ヘッド。