JPS6113696B2 - - Google Patents

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JPS6113696B2
JPS6113696B2 JP17029779A JP17029779A JPS6113696B2 JP S6113696 B2 JPS6113696 B2 JP S6113696B2 JP 17029779 A JP17029779 A JP 17029779A JP 17029779 A JP17029779 A JP 17029779A JP S6113696 B2 JPS6113696 B2 JP S6113696B2
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Japan
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formula
reaction
represented
acetals
following
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JP17029779A
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Minoru Iwamoto
Keiichi Takagi
Noboru Kubota
Kunio Kojo
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T Hasegawa Co Ltd
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T Hasegawa Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、従来諸提案とは異つた反応方式を利
用して、例えば香料、農業、医薬品などの合成に
有用であり、且つ又、それ自体香料として有用な
下記式(1)、 R1CH2CH2CHO (1) 但し式中、R1はC1〜C20のアルキル基、C2
C20のアルケニル基、もしくはC2〜C20のアルキ
ニル基を示す、 で表わされる公知の脂肪族アルデヒド類を、高純
度、高収率をもつて工業的に有利に製造できる脂
肪族アルデヒド類の製法に関する。 従来、上記式(1)で表わされるアルデヒド類の合
成に関しては、種々の提案が知られている。これ
ら提案の代表的なものとしては、 (A) オキソ法:− (B) 脱水素法:− (C) グリニアール法:− などを挙げることができる。これら従来法では、
副反応が多い為純度が悪くなり易い為に原料に制
限があつたり、又高熱を要する為に二重結合を有
するような化合物では異性化が起り易くなつた
り、更に工業的には高価な原料を必要としたりす
るなどの多くの困難さや不利益がある。 本発明者等は、上述の如き従来法のトラブルを
克服し、工業的に有利に前記式(1)化合物を合成で
きる方法を開発すべく研究を行つた。 その結果、従来法とは全く異つた反応方式によ
つて、上記従来法のトラブルを伴うことなしに、
式(1)脂肪族アルデヒド類が製造できることを発見
した。すなわち、本発明者等の研究によれば、β
−ハロプロパナールアセタール類とグリニアール
試薬とのカツプリング反応によつて容易に取得で
きる前記式(2)アセタール類を脱アセタール化反応
せしめることによつて、原料化合物の制約や高温
反応の要求などの不利益を伴うことなしに、高純
度、高収率をもつて式(1)アルデヒド類が容易に製
造できることを知つた。 従つて本発明の目的は、前記式(1)で表わされる
アルデヒド類を、工業的に有利に且つ高純度、高
収率で製造できる方法を提供するにある。 本発明の上記目的、並びに更に多くの他の目的
ならびに利点は、以下の記載から一層明らかにな
るであろう。 本発明方法で用いる原料の下記式(2)アセタール
類、
The present invention utilizes a reaction method different from conventional proposals to synthesize the following formula (1), R 1 CH, which is useful for the synthesis of perfumes, agriculture, pharmaceuticals, etc., and is also useful as a perfume itself. 2 CH 2 CHO (1) However, in the formula, R 1 is a C 1 - C 20 alkyl group, C 2 -
Known aliphatic aldehydes represented by the following represent a C 20 alkenyl group or a C 2 to C 20 alkynyl group, which can be industrially advantageously produced with high purity and high yield. Regarding the manufacturing method. Conventionally, various proposals have been known regarding the synthesis of aldehydes represented by the above formula (1). Typical of these proposals are: (A) Oxo method: − (B) Dehydrogenation method: − (C) Grignard method: − etc. can be mentioned. In these conventional methods,
There are restrictions on the raw materials because there are many side reactions and the purity tends to deteriorate, and compounds with double bonds are more likely to undergo isomerization because high heat is required, and raw materials are expensive for industrial use. There are many difficulties and disadvantages, such as the need for The present inventors conducted research to overcome the problems of the conventional methods as described above and to develop a method that can industrially advantageously synthesize the compound of formula (1). As a result, by using a completely different reaction method from the conventional method, without the troubles of the conventional method mentioned above,
We have discovered that aliphatic aldehydes of formula (1) can be produced. That is, according to the research of the present inventors, β
- By deacetalizing the acetals of formula (2), which can be easily obtained by the coupling reaction between halopropanal acetals and Grignard reagents, there are disadvantages such as restrictions on raw material compounds and requirements for high temperature reaction. It has been found that aldehydes of formula (1) can be easily produced with high purity and high yield without accompanying. Therefore, an object of the present invention is to provide an industrially advantageous method for producing aldehydes represented by formula (1) with high purity and high yield. The above objects, as well as many other objects and advantages of the present invention will become more apparent from the following description. Acetals of the following formula (2) of the raw materials used in the method of the present invention,

【式】 但し式中、R2はC1〜C5のアルキル基、ベンジ
ル基、もしくは、2ケのR2は一緒になつて(−CH2
)−o(ここで、nは2又は3)を示し、R1はC1
C20のアルキル基好ましくはC3〜C15のアルキル
基、C2〜C20のアルケニル基好ましくはC2〜C12
のアルケニル基、もしくはC2〜C20のアルキニル
基好ましくはC3〜C12のアルキニル基を示す、 は、下記式(3)、
[Formula] However, in the formula, R 2 is a C 1 to C 5 alkyl group, a benzyl group, or two R 2s taken together (-CH 2
) − o (where n is 2 or 3), and R 1 is C 1 ~
C20 alkyl group, preferably C3 - C15 alkyl group, C2 - C20 alkenyl group, preferably C2 - C12
represents an alkenyl group, or a C2 - C20 alkynyl group, preferably a C3 - C12 alkynyl group, is the following formula (3),

【式】 但し式中、R2は上記したと同義であり、 XはBrもしくはIを示す、 で表わされるβ−ハロプロパナールアセタール類
と、下記式(4)、 R1MgY (4) 但し式中、R1は上記したと同義であり、 Yはハロゲン原子を示す、 で表わされるグリニアール試薬を、不活性有機溶
媒中、カツプリング触媒の存在下に、カツプリン
グ反応せしめることにより形成することができ
る。 本発明方法によれば、上記のようにして得るこ
とのできる式(2)アセタール類を、酸触媒の存在下
に、脱アセタール化反応せしめることを特徴とす
る下記式(1)、 R1CH2CH2CHO (1) 但し式中、R1は上記したと同義、 で表わされる脂肪族アルデヒド類の製法が提供さ
れる。 本発明方法を示すと、以下のように示すことが
できる。
[Formula] In the formula, R 2 has the same meaning as above, and X represents Br or I. β-halopropanal acetals represented by the following formula (4), R 1 MgY (4) with the proviso that In the formula, R 1 has the same meaning as described above, and Y represents a halogen atom. It can be formed by coupling a Grignard reagent represented by the following in an inert organic solvent in the presence of a coupling catalyst. According to the method of the present invention, the acetals of the formula (2) obtained as described above are subjected to a deacetalization reaction in the presence of an acid catalyst . 2 CH 2 CHO (1) where R 1 has the same meaning as above, and a method for producing an aliphatic aldehyde represented by the following is provided. The method of the present invention can be illustrated as follows.

【式】【formula】

前記式(3)β−ハロプロパナールアセタール類
は、例えば、J.Org.Chem.、34、1122〜1123頁
(1969年)に公知の手法に従つて、適当な不活性
有機溶媒の存在下もしくは不存在下に、所望の
R2(R2はC1〜C5アルキル基もしくはベンジル
基)を有するアルコール類もしくはジオール類の
適当量中に、たとえば臭化水素、沃化水素などを
飽和させ、これにアクロレインを滴下反応せしめ
ることにより得ることができる。又前記式(4)グリ
ニアール試薬は、例えば、適当な不活性溶媒の存
在下に、C1〜C20アルキルハライド、C2〜C20
ルケニルハライド、C2〜C20アルキニルハライド
類からえらばれたハライド類と金属マグネシウム
と接触せしめることにより、容易に製造すること
ができる。 本発明方法で用いる式(2)化合物は、上述のよう
にして形成できる式(3)β−ハロプロパナールアセ
タール類と式(4)グリニアール試薬を、不活性有機
溶媒中、カツプリング触媒の存在下に、カツプリ
ング反応せしめることにより形成することができ
る。 該グリニアールカツプリング反応は、例えば、
不活性有機溶媒中、式(3)化合物とカツプリング触
媒との混合液に、式(4)グリニアール試薬溶液を滴
下接触せしめることにより、好純度、且つ好収率
をもつて行うことができる。 このカツプリング反応は、例えば約−80℃〜約
+100℃の如き広い温度範囲で行うことができ、
約−45℃〜約+40℃程度の温度範囲を一層好まし
く例示することができる。滴下時間および反応時
間は、反応温度、触媒の種類などによつても適宜
に変更でき、例えば約1〜約50時間程度の反応時
間を例示することができる。上記カツプリング反
応に用いられる式(4)グリニアール試薬の使用量は
適宜に選択できるが、例えば、式(3)化合物1モル
に対して約1〜約2モル程度の使用量が、しばし
ば採用される。 上記カツプリング反応において用いるカツプリ
ング触媒の具体例としては、例えば、Li2CuCl4
Cu(Acac)2、AgNO3、FeCl3、Fe(Acac)3
CuBr、CuCl、CuCl2・TMEDA〔Acac:アセチ
ルアセトナート、TMEDA:(CH32NCH2CH2N
(CH32〕等を挙げることができる。これらの触媒
の使用量は、その触媒種によつても適宜に変更で
きるが、例えば前記式(3)化合物に対し約0.001〜
約0.1モル程度で充分である。 上記カツプリング反応において用いる不活性有
機溶媒の具体例としては、例えば、ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグリム
等のエーテル系溶媒、又例えばn−ヘキサン、ベ
ンゼン等の炭化水素系溶媒を挙げることができ
る。これらの溶媒は単独でも、又2種以上併用し
てでも用いることができる。これらの溶媒の使用
量には、特別な制約はないが、前記式(3)化合物に
対して約1〜約200重量倍程度、一層好ましくは
約5〜約50重量倍程度の使用量を例示することが
できる。 反応終了後、例えば、溶媒を回収したのち適当
な溶媒にて、反応生成物を抽出し、水洗し、乾燥
後、濃縮することにより、式(2)化合物を高収率、
高純度で得ることができる。ひき続き式(3)化合物
は、酸触媒の存在下に、脱アセタール化反応に賦
してもよいが、更に望むならば、例えば減圧蒸留
等の手段によりさらに精製して用いることも可能
である。 本発明方法によれば、例えば上述のようにして
得ることのできる前記式(2)アセタール類を、酸触
媒の存在下に、脱アセタール化反応せしめて、式
(1)の目的脂肪族アルデヒド類を、好収率、好純度
をもつて製造することができる。 この脱アセタール化反応は、水又は水性不活性
有機溶媒中で行うことができる。反応は、例え
ば、約−80℃〜約+200℃の如き広い温度範囲で
行うことができ、約−10℃〜約80℃程度の温度範
囲を、一層好ましく例示することができる。反応
時間は、反応温度、使用する酸触媒の種類などに
よつても適宜に変更できるが、例えば、約1時間
〜約50時間程度の反応時間を例示することができ
る。 上記脱アセタール化反応に用いる酸触媒の具体
例としては、例えば、硫酸、塩酸、リン酸等の鉱
酸類;又例えば、ギ酸、酢酸、修酸、等の有機酸
類;又、例えば、モノクロロ酢酸、トリクロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸等の有機ハロゲン酸;等を
挙げることができる。これらの酸の使用量は、例
えば、前記式(2)化合物1モルに対し、約0.0001〜
約0.1モル程度で充分であるが、酸触媒の種類に
よつても、その使用量は適宜に変更できる。 上記脱アセタール化反応において用いられる溶
媒の具体例としては、例えば水、又例えば水と適
当な有機溶媒、例えば、アセトン、テトラヒドロ
フランジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、メタノール等の水混和性溶媒
との混合物を挙げることができる。これらの溶媒
の使用量には、特別な制約はないが、前記式(2)化
合物に対して約1〜約200重量倍程度、一層好ま
しくは、約5〜約50重量倍程度の使用量を例示す
ることができる。上記反応の終了後、例えば反応
生成物を適当な溶媒で抽出し、溶媒層を水洗し、
中和後、乾燥し、濃縮することにより、式(1)で表
わされる脂肪族アルデヒド類を高収率、高純度で
得ることができる。更に望むならば、例えば、減
圧蒸留やカラムクロマト等の手段により、さらに
精製することができる。 以下実施例により本発明の数態様について更に
詳しく説明する。 実施例 1 シス−6−ノネナール シス−3−ヘキセニルクロリド12g(0.1モ
ル)と金属マグネシウム2.6g(0.11モル)よ
り、テトラヒドロフラン70ml中において、シス−
3−ヘキセニルマグネシウムクロリドを調製す
る。次いで、2−(2−ブロモエチル)−1・3−
ジオキソラン14.5g(0.08モル)、Li2CuCl40.008
モル、テトラヒドロフランの混合溶液に、−10〜
0℃を保つように冷却しながら、グリニアール試
薬を滴下反応する。滴下終了後更に0〜30℃にて
2時間撹拌を続けた後反応を終了する。 反応液を塩化アンモニア水200ml中に注き、エ
ーテル500mlにて有機層を抽出する。水200mlにて
2回水洗し、次いで無水硫酸マグネシウムにて乾
燥後エーテルを回収することにより1・1−エチ
レンジオキシ−シス−6−ノネン粗製13gを得
る。減圧下蒸留し、沸点80〜82℃/2mmHgを有
する1・1−エチレンジオキシ−シス−6−ノネ
ン12g(82%収率)を得た。 次いで、10%硫酸水100ml、テトラヒドロフラ
ン50mlと伴に、一夜撹拌、脱アセタール反応す
る。エーテル100mlにて有機物を抽出する。重炭
酸ナトリウム水にて中和した後、無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥後エーテルを回収することにより
シス−6−ノネナール粗製9.1gを得た。次いで
減圧下蒸留し、沸点65〜68℃/2mmHgを有する
シス−6−ノネナール留分8.5g(93%収率)を
得た。 以下同様の反応をおこない下表に示す結果を得
た。
The β-halopropanal acetals of the formula (3) can be prepared, for example, in the presence of an appropriate inert organic solvent or in accordance with the method known in J.Org. in the absence of the desired
For example, hydrogen bromide, hydrogen iodide, etc. are saturated in an appropriate amount of alcohols or diols having R 2 (R 2 is a C 1 to C 5 alkyl group or benzyl group), and acrolein is added dropwise to this to react. This can be obtained by Further, the Grignard reagent of formula (4) may be, for example, a C1 - C20 alkyl halide, a C2 - C20 alkenyl halide, a C2 - C20 alkynyl halide in the presence of a suitable inert solvent. It can be easily produced by bringing halides into contact with metallic magnesium. The compound of formula (2) used in the method of the present invention is prepared by combining β-halopropanal acetals of formula (3) which can be formed as described above and a Grignard reagent of formula (4) in an inert organic solvent in the presence of a coupling catalyst. , can be formed by a coupling reaction. The Grignard coupling reaction, for example,
This can be carried out with good purity and yield by bringing the Grignard reagent solution of formula (4) into dropwise contact with a mixture of the compound of formula (3) and the coupling catalyst in an inert organic solvent. This coupling reaction can be carried out over a wide temperature range, for example from about -80°C to about +100°C,
A more preferable example is a temperature range of about -45°C to about +40°C. The dropping time and the reaction time can be changed as appropriate depending on the reaction temperature, the type of catalyst, etc., and can be exemplified by a reaction time of about 1 to about 50 hours, for example. The amount of the Grignard reagent of formula (4) used in the above coupling reaction can be selected as appropriate, but for example, an amount of about 1 to about 2 moles per mole of the compound of formula (3) is often adopted. . Specific examples of the coupling catalyst used in the above coupling reaction include, for example, Li 2 CuCl 4 ,
Cu(Acac) 2 , AgNO 3 , FeCl 3 , Fe(Acac) 3 ,
CuBr, CuCl, CuCl 2・TMEDA [Acac: acetylacetonate, TMEDA: (CH 3 ) 2 NCH 2 CH 2 N
(CH 3 ) 2 ], etc. The amount of these catalysts used can be changed as appropriate depending on the type of catalyst, but for example, the amount of the catalyst used is about 0.001 to
About 0.1 mole is sufficient. Specific examples of the inert organic solvent used in the above coupling reaction include ether solvents such as diethyl ether, diisopropyl ether, dibutyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, diglyme, and hydrocarbon solvents such as n-hexane and benzene. can be mentioned. These solvents can be used alone or in combination of two or more. There is no particular restriction on the amount of these solvents to be used, but examples include about 1 to about 200 times the weight of the compound of formula (3), more preferably about 5 to about 50 times the weight of the compound. can do. After completion of the reaction, for example, after recovering the solvent, the reaction product is extracted with an appropriate solvent, washed with water, dried, and concentrated to obtain the compound of formula (2) in high yield.
Can be obtained in high purity. Subsequently, the compound of formula (3) may be subjected to a deacetalization reaction in the presence of an acid catalyst, but if desired, it is also possible to use it after further purification by means such as vacuum distillation. . According to the method of the present invention, for example, the acetals of the formula (2) that can be obtained as described above are subjected to a deacetalization reaction in the presence of an acid catalyst.
The target aliphatic aldehyde (1) can be produced with good yield and purity. This deacetalization reaction can be carried out in water or an aqueous inert organic solvent. The reaction can be carried out in a wide temperature range, for example, from about -80°C to about +200°C, with a more preferred example being a temperature range from about -10°C to about 80°C. Although the reaction time can be changed as appropriate depending on the reaction temperature, the type of acid catalyst used, etc., for example, the reaction time can be about 1 hour to about 50 hours. Specific examples of acid catalysts used in the deacetalization reaction include mineral acids such as sulfuric acid, hydrochloric acid, and phosphoric acid; organic acids such as formic acid, acetic acid, and oxalic acid; and monochloroacetic acid, Examples include organic halogen acids such as trichloroacetic acid and trifluoroacetic acid. The amount of these acids used is, for example, about 0.0001 to 1 mole of the compound of formula (2) above.
About 0.1 mol is sufficient, but the amount used can be changed as appropriate depending on the type of acid catalyst. Specific examples of the solvent used in the above deacetalization reaction include water, or a mixture of water and a suitable organic solvent, such as a water-miscible solvent such as acetone, tetrahydrofurandioxane, dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and methanol. can be mentioned. There is no particular restriction on the amount of these solvents used, but the amount used is about 1 to about 200 times, more preferably about 5 to about 50 times the weight of the compound of formula (2). I can give an example. After the completion of the above reaction, for example, the reaction product is extracted with an appropriate solvent, the solvent layer is washed with water,
By drying and concentrating after neutralization, the aliphatic aldehyde represented by formula (1) can be obtained in high yield and purity. If desired, further purification can be carried out, for example, by means such as vacuum distillation or column chromatography. Hereinafter, several aspects of the present invention will be explained in more detail with reference to Examples. Example 1 Cis-6-nonenal From 12 g (0.1 mol) of cis-3-hexenyl chloride and 2.6 g (0.11 mol) of metallic magnesium, cis-6-nonenal was prepared in 70 ml of tetrahydrofuran.
Prepare 3-hexenylmagnesium chloride. Then, 2-(2-bromoethyl)-1.3-
Dioxolane 14.5g (0.08mol), Li 2 CuCl 4 0.008
mol, in a mixed solution of tetrahydrofuran, −10 to
The Grignard reagent is added dropwise while cooling to maintain the temperature at 0°C. After the dropwise addition was completed, stirring was further continued for 2 hours at 0 to 30°C, and then the reaction was completed. The reaction solution was poured into 200 ml of ammonium chloride water, and the organic layer was extracted with 500 ml of ether. The mixture was washed twice with 200 ml of water, then dried over anhydrous magnesium sulfate, and the ether was recovered to obtain 13 g of crude 1,1-ethylenedioxy-cis-6-nonene. Distillation was performed under reduced pressure to obtain 12 g (82% yield) of 1,1-ethylenedioxy-cis-6-nonene having a boiling point of 80-82°C/2 mmHg. Next, the mixture was stirred overnight with 100 ml of 10% sulfuric acid water and 50 ml of tetrahydrofuran to perform a deacetal reaction. Extract the organic matter with 100ml of ether. After neutralizing with aqueous sodium bicarbonate and drying over anhydrous magnesium sulfate, the ether was recovered to obtain 9.1 g of crude cis-6-nonenal. Then, the mixture was distilled under reduced pressure to obtain 8.5 g (93% yield) of a cis-6-nonenal fraction having a boiling point of 65-68°C/2 mmHg. Similar reactions were carried out below, and the results shown in the table below were obtained.

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 下記式(3)、 【式】 但し式中、R2はC1〜C5のアルキル基、ベンジ
ル基、もしくは、2ケのR2は一緒になつて(−CH2
)−o(ここで、nは2又は3)を示し、XはBrも
しくはIを示す、 で表わされるβ−ハロプロパナールアセタール類
と、下記式(4)、 P1MgY (4) 但し式中、R1はC1〜C20のアルキル基、C2
C20のアルケニル基、もしくはC2〜C20のアルキ
ニル基を示し、Yはハロゲン原子を示す、 で表わされるグリニアール試薬を、不活性有機溶
媒中、カツプリング触媒の存在下に、カツプリン
グ反応せしめて下記式(2)、 【式】 但し式中、R1およびR2は上記したと同義、 で表わされるアセタール類を形成し、該アセター
ル類を酸触媒の存在下に、脱アセタール化反応せ
しめることを特徴とする下記式(1)、 R1CH2CH2CHO (1) 但し式中、R1は上記したと同義、 で表わされる脂肪族アルデヒド類の製法。
[Claims] 1 The following formula (3), [Formula] In the formula, R 2 is a C 1 to C 5 alkyl group, a benzyl group, or two R 2s taken together are (-CH 2
) -o (where n represents 2 or 3), X represents Br or I, and β-halopropanal acetals represented by the following formula (4), P 1 MgY (4), where in the formula , R 1 is a C 1 to C 20 alkyl group, C 2 to
A Grignard reagent represented by the following represents a C20 alkenyl group or a C2 to C20 alkynyl group, and Y represents a halogen atom, and is subjected to a coupling reaction in an inert organic solvent in the presence of a coupling catalyst to produce the following reaction. Formula (2), [Formula] However, in the formula, R 1 and R 2 have the same meaning as above, forming acetals represented by and deacetalizing the acetals in the presence of an acid catalyst. A method for producing aliphatic aldehydes represented by the following formula (1), R 1 CH 2 CH 2 CHO (1) where R 1 has the same meaning as above.
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JPS5695142A (en) 1981-08-01

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