JPS61136688A - 気化防錆剤 - Google Patents
気化防錆剤Info
- Publication number
- JPS61136688A JPS61136688A JP25624284A JP25624284A JPS61136688A JP S61136688 A JPS61136688 A JP S61136688A JP 25624284 A JP25624284 A JP 25624284A JP 25624284 A JP25624284 A JP 25624284A JP S61136688 A JPS61136688 A JP S61136688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion inhibitor
- carbonate
- anhydrous sodium
- potassium carbonate
- anhydrous potassium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
未発明は鉄及び亜鉛の気化防錆剤の改良に関する。
防錆油等の油性剤を嫌うブレーキディスクドラム等の防
錆には非油性の防錆剤が用いられる。また、CKD等で
塗装せずに梱包輸送する場合、防錆油を使用すると現地
において充分に防錆油を脱脂することが必要となるため
、非油性の防錆剤が望ましい、従来、これら鉄又はその
合金及び、亜鉛管 又はその合金の組合わされた部品の輸送にあたつでは、
これらの部品をほぼ密閉梱包した節の中に気化防錆剤と
して炭酸アンモニウムを入れた通気性の袋を適当に配置
して防錆を行なっている。
錆には非油性の防錆剤が用いられる。また、CKD等で
塗装せずに梱包輸送する場合、防錆油を使用すると現地
において充分に防錆油を脱脂することが必要となるため
、非油性の防錆剤が望ましい、従来、これら鉄又はその
合金及び、亜鉛管 又はその合金の組合わされた部品の輸送にあたつでは、
これらの部品をほぼ密閉梱包した節の中に気化防錆剤と
して炭酸アンモニウムを入れた通気性の袋を適当に配置
して防錆を行なっている。
しかし、炭酸アンモニウムは極めてアンモニア臭が強く
、またその気化速度が高い0例えば、紙袋に入れたlO
gの炭酸アンモニウムは気温30℃ではわずか10日前
後で気化消失してしまう。
、またその気化速度が高い0例えば、紙袋に入れたlO
gの炭酸アンモニウムは気温30℃ではわずか10日前
後で気化消失してしまう。
ところが、一般には消失所用期間として3aM月以上必
要とするため、防錆効果の持続期間が短いという問題が
あった。
要とするため、防錆効果の持続期間が短いという問題が
あった。
特に、鉄、亜鉛及びこれらの合金は相対湿度(以下RH
と記す)が60%以下では発錆せず、RHがそれ以上に
なると発錆する。このため、RHが低いときは防錆剤は
必要なく、RHが高いときのみ必要となる。したがって
、限られた量の防錆剤を効果的に使用するためには、R
Hの低いときには気化せず、RHが高いときに速やかに
気化する性質を有することが望ましい。
と記す)が60%以下では発錆せず、RHがそれ以上に
なると発錆する。このため、RHが低いときは防錆剤は
必要なく、RHが高いときのみ必要となる。したがって
、限られた量の防錆剤を効果的に使用するためには、R
Hの低いときには気化せず、RHが高いときに速やかに
気化する性質を有することが望ましい。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
ものであり、長期間にわたって防錆効果を持続すること
ができる気化防錆剤を提供することを目的とするもので
ある。
ものであり、長期間にわたって防錆効果を持続すること
ができる気化防錆剤を提供することを目的とするもので
ある。
本発明の気化防錆剤は、炭酸水素アンモニウムに無水炭
癩ナトリウム又は無水炭酸カリウムを1〜50モル%の
割合で混合したことを特徴とするものである。
癩ナトリウム又は無水炭酸カリウムを1〜50モル%の
割合で混合したことを特徴とするものである。
炭酸水素アンモニウム単独では、炭酸アンモニウムに比
べて気化速度が遅く防錆力自体に難点があるが、上記の
ように無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムを混合
した気化防錆剤では、 RHが低い時には炭酸水素アン
皐ニウムの気化率が低く、RHが高い時には炭酸水素ア
ンモニウムの気化率が高くなり、長期間にわたって防錆
効果を維持する。ことができる。
べて気化速度が遅く防錆力自体に難点があるが、上記の
ように無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムを混合
した気化防錆剤では、 RHが低い時には炭酸水素アン
皐ニウムの気化率が低く、RHが高い時には炭酸水素ア
ンモニウムの気化率が高くなり、長期間にわたって防錆
効果を維持する。ことができる。
なお1本発明において、炭酸水素アンモニウムへの無水
炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムの混合割合を1〜
50モル%としたのは、これらの混合割合が1%未満で
は上記効果が乏しく、5゜%を超えても効果増大がない
ためである。
炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムの混合割合を1〜
50モル%としたのは、これらの混合割合が1%未満で
は上記効果が乏しく、5゜%を超えても効果増大がない
ためである。
以下、本発明の詳細な説明する。
まず、本発明に係る気化防錆剤の低RH及び高RHの場
合の炭酸水素アンモニウムの気化速度を調べるために、
以下のような実験を行なった。
合の炭酸水素アンモニウムの気化速度を調べるために、
以下のような実験を行なった。
実験1(低RHの場合の気化率)
まず、デシケータ中に、濃硫酸と粒状水酸化ナトリウム
とを装填したビーカーを入れ、吸湿、吸アンモニウム及
び吸炭酸ガスの状態とした00次に、このデシケータ中
に炭酸水素アンモニウム及び各種割合で無水炭酸ナトリ
ウム又は無水炭酸カリウムを混合した試料を入れ、15
℃で120時間後の炭酸水素アンモニウムの気化率を測
定した。この結果を図中Iの曲線で示す。
とを装填したビーカーを入れ、吸湿、吸アンモニウム及
び吸炭酸ガスの状態とした00次に、このデシケータ中
に炭酸水素アンモニウム及び各種割合で無水炭酸ナトリ
ウム又は無水炭酸カリウムを混合した試料を入れ、15
℃で120時間後の炭酸水素アンモニウムの気化率を測
定した。この結果を図中Iの曲線で示す。
この実験によれば、無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カ
リウムの混合割合が多くなるほど気化率が低くなり、炭
酸水素アンモニウムのみの場合と比較して、無水炭酸ナ
トリウム又は無水炭酸カリウムを40モル%の割合で混
合したものの気化率は約1/2に低下していることがわ
かる。
リウムの混合割合が多くなるほど気化率が低くなり、炭
酸水素アンモニウムのみの場合と比較して、無水炭酸ナ
トリウム又は無水炭酸カリウムを40モル%の割合で混
合したものの気化率は約1/2に低下していることがわ
かる。
実験2(高RHの場合の気化率)
RH95%以上の恒温■中に炭酸水素アンモニウム及び
各種割合で無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムを
混合した試料を入れ、15℃で120時間後の炭酸水素
アンモニウムの気化率を測定した。この結果をiの曲線
で示す。
各種割合で無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムを
混合した試料を入れ、15℃で120時間後の炭酸水素
アンモニウムの気化率を測定した。この結果をiの曲線
で示す。
この実験によれば、無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カ
リウムの混合割合が多くなるほど気化率が高くなり、炭
酸水素アンモニウムのみの場合と比較して無水炭酸ナト
リウム又は無水炭酸カリウムを40モル%混合したもの
の気化率は2倍以上となっている。
リウムの混合割合が多くなるほど気化率が高くなり、炭
酸水素アンモニウムのみの場合と比較して無水炭酸ナト
リウム又は無水炭酸カリウムを40モル%混合したもの
の気化率は2倍以上となっている。
なお、無水炭酸ナトリウムと無水炭酸カリウムとでは、
無水炭酸カリウムの方が気化率がやや高い傾向にある。
無水炭酸カリウムの方が気化率がやや高い傾向にある。
実施例1〜5及び比較例1,2
まず、 80層mX l 50m*X 200++mの
杉板の箱の150mmX200mmの両側面の中央部に
それぞれ水平方向にl■■の間隙を設けたものを用意し
た。この箱内に試験片として80諺*X 100層−×
0.8mmの片面亜鉛鋼板(亜鉛層10u、m)を吊り
下げ、下記表に示す防錆剤を和紙No、802で作製し
た50w+5X50■朧の袋に充填したものを入れて夏
期3箇月間放置した後、発錆状況を調べた。
杉板の箱の150mmX200mmの両側面の中央部に
それぞれ水平方向にl■■の間隙を設けたものを用意し
た。この箱内に試験片として80諺*X 100層−×
0.8mmの片面亜鉛鋼板(亜鉛層10u、m)を吊り
下げ、下記表に示す防錆剤を和紙No、802で作製し
た50w+5X50■朧の袋に充填したものを入れて夏
期3箇月間放置した後、発錆状況を調べた。
この結果を下記表に示す、なお、下記表中炭酸アンモニ
ウムのNH,含有量は30%、炭酸水素アンモニウムの
NH3含有量は19%である。
ウムのNH,含有量は30%、炭酸水素アンモニウムの
NH3含有量は19%である。
上記表から明らかなように、炭酸アンモニウムのみ(比
較例1)又は炭酸水素アンモニウムのみ(比較例2)で
は3箇月以上防錆効果を持続することができないのに対
し、実施例1〜6の防錆剤はいずれも3箇月以上防錆効
果を持続することができる。
較例1)又は炭酸水素アンモニウムのみ(比較例2)で
は3箇月以上防錆効果を持続することができないのに対
し、実施例1〜6の防錆剤はいずれも3箇月以上防錆効
果を持続することができる。
以上詳述した如く本発明の気化防錆剤によれば、長期間
にわたって鉄及び亜鉛の発錆を防とすることができるも
のである。
にわたって鉄及び亜鉛の発錆を防とすることができるも
のである。
図は本発明の実施例における気化防錆剤を用いた場合の
相対湿度が異なる環境下での、炭酸水素アンモニウムに
混合した無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムのモ
ル%と炭酸水素アンモニウムの気化率との関係を示す線
図である。
相対湿度が異なる環境下での、炭酸水素アンモニウムに
混合した無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムのモ
ル%と炭酸水素アンモニウムの気化率との関係を示す線
図である。
Claims (1)
- 炭酸水素アンモニウムに無水炭酸ナトリウム又は無水炭
酸カリウムを1〜50モル%の割合で混合したことを特
徴とする気化防錆剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25624284A JPS61136688A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 気化防錆剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25624284A JPS61136688A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 気化防錆剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61136688A true JPS61136688A (ja) | 1986-06-24 |
JPH0368954B2 JPH0368954B2 (ja) | 1991-10-30 |
Family
ID=17289909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25624284A Granted JPS61136688A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 気化防錆剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61136688A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009303131A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Mitsubishi Motors Corp | スピーカ取り付け構造 |
JP2010121038A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Asahi Glass Co Ltd | 酸性付着物除去剤および酸性付着物の除去方法 |
-
1984
- 1984-12-04 JP JP25624284A patent/JPS61136688A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009303131A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Mitsubishi Motors Corp | スピーカ取り付け構造 |
JP2010121038A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Asahi Glass Co Ltd | 酸性付着物除去剤および酸性付着物の除去方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368954B2 (ja) | 1991-10-30 |
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