JPS6113176B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6113176B2
JPS6113176B2 JP6283977A JP6283977A JPS6113176B2 JP S6113176 B2 JPS6113176 B2 JP S6113176B2 JP 6283977 A JP6283977 A JP 6283977A JP 6283977 A JP6283977 A JP 6283977A JP S6113176 B2 JPS6113176 B2 JP S6113176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
temperature
refractometer
mirror
imaging lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6283977A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53148483A (en
Inventor
Kikuo Tamura
Mikio Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kogaku KK filed Critical Nippon Kogaku KK
Priority to JP6283977A priority Critical patent/JPS53148483A/ja
Publication of JPS53148483A publication Critical patent/JPS53148483A/ja
Publication of JPS6113176B2 publication Critical patent/JPS6113176B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、温度変化により変わる試料の屈折率
を基準温度(通常20℃)における屈折率に補正し
て表示する温度補償を施した屈折計に関する。
液体の屈折率は、液体の温度が変わると変化す
る。その為、屈折率の表示は、測定温度にかかわ
らず、常に基準温度(通常20℃)における値に直
して表示されると都合が良い。従来、このような
屈折計は、液体と接する試料面を持つた屈折率既
知の基準プリズムと、この基準プリズムからの射
出光束を結像して明暗の境界を作る為の結像レン
ズを有する全反射の臨界角を利用した屈折計にお
いて提案されている。すなわち、外部温度の変化
により移動する明暗の境界をその移動方向と逆の
方向に移動させるように、バイメタル等の変形を
利用して結像レンズを光軸と直角な方向へ移動す
るものである。しかしながら、実際の屈折計では
レンズの移動量を大きくする為に、バイメタル等
の長さを長くする等の工夫が必要であつた。それ
故、従来の屈折計では屈折計を小型に構成しよう
とするに際し、温度補正の機構が障害となつてい
た。
本発明の目的は、温度補償を施した小型の屈折
計を提供することにある。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
第1図に本発明の実施例を示す。屈折率既知の
基準プリズム2の端面4には試料6が接してい
る。試料6の側から入射した光束のうち基準プリ
ズム2と試料6の境界面へ入射した光束は、基
準プリズム2と試料6との屈折率で定まる全反射
の臨界角θで基準プリズム2中を進み、その後基
準プリズム2から射出する。それ故、試料6の全
面に入射した光束は、基準プリズム2を角度θ以
下で射出した後、ミラー8で反射し、結像レンズ
10によりスケール12上に結像する。よく知ら
れているように、スケール12上の像は、光束
の結像位置を境とする明暗の像である。スケール
12上に生じた明暗の境界の位置する目盛を接眼
レンズ14により読取れば、試料6の屈折率を知
ることができる。ミラー8を収容しているミラー
ホルダー9は、一端を板バネ16により回動可能
に保持されていると共に、他端を熱膨張材18と
接触している。基準プリズム2と熱膨張材18は
熱伝導の良い基材20に固定することにより、お
互いの温度を同一に維持されている。
次に第2図によつて、その作用を説明する。
外部温度が変化すると、それに伴なつて試料6
の屈折率が変化するので、入射光束に対応する
基準プリズム2からの射出光束の方向は、△θだ
け傾いてしまう。一方、熱膨張材18は外部温度
変化に伴なつて△lだけ伸び、ミラーホルダー9
を支点Pの回りに△θ/2だけ回転する。その為、ミ ラー8で反射した光束は、基準温度における光束
20と平行な光束22となり、スケール上の明暗
の境界は、外部温度の変化にかかわらず、常に基
準温度での屈折率を示すことになる。
このようにして補正を行なつた実例を第3図に
示す。第3図中Aは、試料として純水を用いた場
合、温度変化(横軸)に対するスケール位置での
明暗の境界線の移動量(縦軸)をとつた変化特性
である。第3図中Bは、熱膨張材18として熱膨
張率が約6×10-5〔cm/cm/℃〕の芳香族ポリエス
テル系樹脂(UポリマーU−1060、ユニチカ製
品)を用い、その長さl=35mm、ミラーホルダー
9の回転支点Pから熱膨張材18の中心までの距
離l1=30mmにし、板バネとして厚さ0.3mmのバネ用
リン青銅板を用いた場合温度変化に対して、ミラ
ー8を反射後の光速のスケール上での移動量を示
したものである。第3図中Cは、20℃を基準とし
曲線AとBの和をとつたものである。第3図中C
は試料の持つ屈折率の温度特性が、基準温度(20
℃)における屈折率に補正されたものであり、補
正後の明暗の境界の移動量は温度20℃〜30℃にお
いて零であり、温度15℃〜40℃においては0.04mm
程であつて実用上問題ないほどに補正することが
できるということを示している。
なお以上述べた実施例では、板バネ16、熱膨
張材18、基板20に以下のような注意が必要で
ある。
(イ) 板バネ16はバネ用リン青銅板等のようにバ
ネ定数が小さくかつ耐蝕性の優れているものを
使用することが望ましいが、第4図のように、
ミラーホルダー9の一部にバネ効果を持たした
もの等、他の形状のバネ効果を持たらすものに
置き換えることもできる。ただし、熱膨張材1
8の膨張変化は自由膨張が理想であるから、バ
ネ効果の持たらすバネ定数は小さなものが必要
である。
(ロ) 熱膨張材18は耐熱性、可撓性に優れかつ耐
衝撃特性、耐クリープ特性の機械的性質が優
れ、さらに屈折計使用温度範囲において熱膨張
係数が一定な材料が望ましい。具体的には、金
属よりも合成樹脂の方が勝れている。すなわ
ち、熱膨張係数は金属よりも合成樹脂の方がオ
ーダとして一ケタ大きく10-5〔cm/cm/℃〕程で
あり、小型のものを選ぶことができる。
(ハ) 基板20は試料6の温度と熱膨張材18の温
度を等しくする為のものであるから、熱伝導の
良い金属で作る必要がある。
また、本発明ではミラーの傾きが外部の温度
変化に忠実に追従する機構であれば良いのだか
ら、ミラーを回転させる手段としては第1図の
実施例に示した構成の外に、第4図a,bで示
したような他実施例を考えることができる。第
4図aは、ミラーホルダー9自体の一部11に
バネ効果を持たせた例である。第4図bは、ミ
ラーホルダー9に設けた穴に軸13を通し、ミ
ラーホルダー9に先端を固着した熱膨張材18
の伸縮に追従して、ミラーホルダー9を軸13
の回りに回転するものである。第4図bの構成
のものは、熱膨張材18にバネによる余計な力
が加わらず、熱膨張材18をほぼ自由膨張で働
かせることができるが、ミラーホルダー9に設
けた穴と軸13のガタの為に、バネを用いたも
のに比し振動に弱い。
また、本実施例ではミラー8を基準プリズム
2と結像レンズ10の間の光路中に配置した
が、ミラー8の位置は結像レンズ10とスケー
ル12の間の光路中であつても良いことは明ら
かである。
以上述べたように、本発明はミラーホルダーを
保持機能兼用の板バネにて回転付勢し、基材によ
つて基準プリズムと温度的に結合した合成樹脂製
の棒状部材により、温度に依存せしめた量だけホ
ルダーを回転した構造なので、安定な温度補償を
施した振動に強い小型の屈折計を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例、第2図は第1実
施例の作用説明図、第3図は本発明による補正
例、第4図aは第2実施例、第4図bは第3実施
例である。 〔主要部分の符号の説明〕、2……基準プリズ
ム、6……試料、8……ミラー、10……結像レ
ンズ、9……ミラーホルダー、16……板バネ、
18……熱膨張材、20……熱伝導の良い基材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 試料に接する試料面を持つた屈折率既知の基
    準プリズムと該基準プリズムからの射出光束を結
    像して明暗の境界を作る為の結像レンズとを有す
    る全反射の臨界角を利用した屈折計において、 前記基準プリズムと前記結像レンズの結像位置
    との間の光路中にホルダーに固設したミラーを配
    設し、前記ホルダーと屈折計本体との間に両者を
    一体に成すと共に前記ホルダーに一方向への回転
    力を与える板バネを設け、前記基準プリズムを熱
    伝導性の基材に保持せしめ、前記ホルダーにその
    回転を阻止する如く一端が当接すると共に、他端
    が前記基材に固設され、それによつて基準温度か
    らの温度変化に伴なつて変化する前記射出光束の
    射出方向を、基準温度における射出方向に一致せ
    しめる如く前記ホルダーを回転させる合成樹脂製
    の棒状部材を設け、 前記結像レンズにより生ずる明暗の境界を基準
    温度におけると同一の位置に自動的に作ることを
    特徴とする屈折計。
JP6283977A 1977-05-31 1977-05-31 Refraction meter with temperature compensator Granted JPS53148483A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6283977A JPS53148483A (en) 1977-05-31 1977-05-31 Refraction meter with temperature compensator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6283977A JPS53148483A (en) 1977-05-31 1977-05-31 Refraction meter with temperature compensator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53148483A JPS53148483A (en) 1978-12-25
JPS6113176B2 true JPS6113176B2 (ja) 1986-04-11

Family

ID=13211870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6283977A Granted JPS53148483A (en) 1977-05-31 1977-05-31 Refraction meter with temperature compensator

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS53148483A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01266494A (ja) * 1988-04-19 1989-10-24 Matsushita Refrig Co Ltd フィンチューブ型熱交換器
JPH02115695A (ja) * 1988-10-24 1990-04-27 Daikin Ind Ltd 熱交換器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01266494A (ja) * 1988-04-19 1989-10-24 Matsushita Refrig Co Ltd フィンチューブ型熱交換器
JPH02115695A (ja) * 1988-10-24 1990-04-27 Daikin Ind Ltd 熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53148483A (en) 1978-12-25

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