JPS6112894Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、パレツト型化粧用具に係る。

従来、扁平な蓋付大箱の中に、化粧料を収容し
た複数の蓋付小箱を内装して、接着剤、接着テー
プ、マグネツト等で固定し、且つ、塗布用の筆や
パフ等を併せて収納したパレツト型化粧用具があ
る。

しかし、このものでは、大箱と小箱とで蓋が二
重になる無駄があり、大箱の外形が自ら大きくな
り、また、小箱の固定のための材料や手数がかか
り、コスト高となる欠点がある。

本案は、斯る欠点を除去しようとするものであ
る。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、１は、比較的大きく形成した長方
形の皿体、２は、該皿体の口部の一部に開閉自在
に装備した皿体用の小さな蓋体、３…は、該蓋体
部分以外の皿体口部に装備して該口部を閉口した
化粧料入り蓋付小箱、４は、皿体内に収納したパ
フ、５は、同筆、６は、同口紅である。

皿体１は、合成樹脂製であり、左壁を切除する
と共に、前壁１１に並行させて仕切壁１２を設
け、上記蓋体２を左端部に配備させるようにして
これより右側の前壁１１，仕切壁１２及び後壁１
３の縁部に互いに対向させて係合突条１５…をそ
れぞれ設けている。

蓋体２は、皿体左端部の上面と左面とを閉じ得
るよう上片２２と左片２３とから構成し、後端部
を皿体の後面へ枢着２１し、上片２２の内面に鏡
板７を貼着している。

蓋付小箱３…は、複数個から成り、これらの蓋
付小箱は、皿体の前壁１１と仕切壁１２、仕切壁
１２と後壁１３との間に支持させるものとして、
それぞれの横幅と奥行を決定し、これらの蓋付小
箱の前壁と後壁の下縁に上記係合突条１５…と係
合する係合凹溝３１…を設け、皿体の蓋体２を開
けた状態において、左側から摺動させて挿入係合
させている。

なお、皿体１内には、スポンジケーキその他各
種の用具を収納してもよい。

本案によれば、皿体１の蓋体２を開ければ、パ
フ４，筆５等が取り出せ、蓋付小箱３…の蓋を開
ければ、収容されている化粧料を使用することが
できて、支障なく便利に使用できることは勿論、
小箱の上に大箱の蓋体がないので、蓋体が二重に
なる無駄がなく、且つ、外形を小型にできて、携
帯に便利となり、また、小箱は、係合凹溝３１…
を皿体１の係合突条１５…へ係合するので、取り
付けのための材料及び手数を低減でき、コストを
低下できる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例で、第１図は、斜視図、第
２図は、第１図−線の截断断面図、第３図
は、第１図−線の截断断面図である。 １…皿体，２…蓋体，３…蓋付小箱，４…パ
フ，５…筆，６…口紅，７…鏡。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 皿体１の口部の一部に開閉自在な小さな蓋体２
   を設け、また、皿体１の口部のその他の部分に蓋
   付小箱３…を装備して該口部を閉口し、皿体１内
   にパフ４，筆５等を収容したことを特徴とするパ
   レツト型化粧用具。