JPS61121833A - 放電加工における基準位置決め方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、放電加工に際して被加工物に対する放電加工
用電極の基準位置を設定する放電加工における１ユ準位
置決め方椿にＮする。

〔発明の技術的背景〕

従来、放電加工橢によって金型などの被加工物を加工す
る場合、たとえば、第２図に示すように。

加工テーブル１上に被加工物２を支持するとともに、移
動自在の加工ヘッド３に電極ホルダ４を介して放電加工
用電極５を取付け、加工ヘッド３を移動させてその電極
５を被加工物２の端面に接触させ、その機械的な接触に
よる触圧値を読取って加工基準位置を設定し、この位置
を基準にして放電加工を行なっている。

〔背景技術の問題点〕

しかし、上述のような被加工物への電極の接触による基
準位置決めによると、電極の大きざによって触圧が変わ
り、また、電極の形状によっても面接触、線接触があっ
て、油やごみなどの付着物の影響を受けやすく、数値読
取りに誤差が生じやすい。また、小形の電極では、被加
工物への接触時に変形を生じることもあり、好ましくな
い。

〔発明の目的〕

本発明は、上述のような問題を解決しようとするもので
、放電加工用電極を利用して、被加工物と電極とがほと
んど微弱加重または非接触の状態で基準位置の設定がで
きるようにすることを目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明の放電加工における基準位置決め方法は、被加工
物に対して放電加工用電極により放電加工を行なう前の
、上記被加工物と放電加工用電極との基準位置決めに際
して、上記被加工物と放電加工用電極とを接近させると
ともに、被加工物と放電加工用電極との間の電気的特性
の変化を測定することにより、被加工物と放電加工用電
極との基準位置の設定を行なうことを特徴とするもので
ある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。

加工テーブル１上に支持された金属からなる被加工物２
と、加工ヘッド３に７Ｆｉ極ホルダ４を介して取付けた
放電加工用電極５との間に弱放電用の電源装置６を測定
装置７を介して接続する。

そして、加工ヘッド３を移動して被加工物２の端面に電
極５を接近させる。この接近とともに、被加工物２と電
極５との間に弱放電が生じ、この接近による弱放電回路
の電気的特性の変化、たとえば、電圧、電流を測定装置
７で測定し、被加工物２に対する電極５の加工基準位置
を知る。

この場合、放電ギャップの値も位置決め寸法に含めて読
取るが、被加工物２に電極５がわずかに接触しても支障
はない。

このようにすることにより、被加工物２と電極　　５と
はほとんど非接触のため、電極５に触圧がなく、電極５
の形状、大きさによる差がなく、しかも、弱放電作用に
よる放電エネルギーは被加工物２に大きな放電面を残す
こともない。

また、電気的特性の変化の測定のためには、電源装置６
としてテスターなどを採用してもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、被加工物の放電加工前における被加工
物に対する放電加工用電極の基準位置決めが、被加工物
と電極とがほとんど微弱加重または非接触の状態で行な
われるため、電極に対する触圧がほとんど弱くまたはな
く、電極の変形などが生ぜず、かつ、電極の形状、大き
さなどによって差がなく、しかも、電圧計、電流計など
のメータによって容易かつ確実に基準位置の確認ができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法の一実施例を示す説明図第２図は
従来の方法を示す説明図である。 ２・・被加工物、５・・放電加工用電極、６・・電源装
置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加工物に対して放電加工用電極により放電加工
   を行なう前の、上記被加工物と放電加工用電極との基準
   位置決めに際して、 上記被加工物と放電加工用電極とを接近させるとともに
   、被加工物と放電加工用電極との間の電気的特性の変化
   を測定することにより、被加工物と放電加工用電極との
   基準位置の設定を行なうことを特徴とする放電加工にお
   ける基準位置決め方法。