JPS61106851A

JPS61106851A - 鉄筋コンクリ−ト合成構造床

Info

Publication number: JPS61106851A
Application number: JP22588384A
Authority: JP
Inventors: 健斉藤; 藤岡　宏; 誠二川口; 善三伊藤
Original assignee: Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Current assignee: Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date: 1984-10-29
Filing date: 1984-10-29
Publication date: 1986-05-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は一般建築物の床ゆ屋根に用いられる鉄筋コン
クリート合成構造床に関する。

（従来の技術）最近、デツキプレートの上に鉄筋を配設し、コンクリー
トを打設した床構造が提案されている。

このような床構造（以下鉄筋コンクリート合成構造床と
呼ぶ）は、デツキプレートと鉄筋コンクリートとが一体
となって荷重を支えるので、コンクリート厚が小さくて
も優れた剛性、耐力および靭性を発揮することができる
。

鉄筋コンクリート合成構造床として実開昭５８−１４５
９２０号公報で開示された床板がある。この床板は所定
の間隔で平行する多数の逆り字形断面の重合部とこの重
合部間をつなぐ平板部とを一枚鋼板で連続成形してなる
デツキプレートの前記重合部間のそれぞれに該重合部の
上面と同レベル以下の高さに位置しかつ重合部に沿って
走る鉄筋を配設し、＋ｉｉｊ記デツキプレート上にコン
クリートを打設してなることを特徴としている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記床板には次のような問題があった。

イ）デツキプレートの長手方向に沿う一方向にしか鉄筋
を配設できない異方性スラブなので、２方向に耐力が要
求される鉄筋コンクリート構造等には適さないなど用途
に制約がある。

口）床の水モせん断耐力はデツキプレート重合部上部の
薄いコンクリートしか有効に働かないので、地震、台風
時に作用するせん断に対する抵抗が低い。

ハ）デツキプレート重合部がコンクリートの中に入り込
んでおり、それが熱の伝導体となって働くので、＃火性
に問題がある。

二）鉄筋コンクリートあるいは鉄骨鉄筋コンクＪｌｔ（
“′−“＊＊＜ａｍ″Ｆ−＊＊、　［６°ｙ　Ｉ　Ｕ−
）　４ｔりとの結合部は鉄筋コンクリートはりが切り欠
かれた形状となり、この部分の強度が低下する。

この発明は従来の鉄筋コンクリート合成構造床が有する
上記のような問題を解決するためになされもので、高い
強度を有し、所要の耐火性を備えた鉄筋コンクリート合
成構造床を提供するものである。

（問題点を解決するための手段）この発明の鉄筋コンクリート合成構造床はデツキプレー
トの上に鉄筋を配設し、コンクリートを打設した床にお
いて、前記デツキプレートが上方に向かい広がって開口
する樋部と、土部で閉塞する閉塞リブとをデツキプレー
トの幅方向に間隔をおいて配置し、デツキプレート長手
方向両端に閉塞端部を有している。前記樋部は下方に向
かって延びる傾斜ウェブを介して基板と下フランジとが
つながって形成され、傾斜ウェブのほぼ中央の点から基
板と傾斜ウェブの接合点に至る部分がウェブ面に対し樋
内方に向かい突出してデツキプレート長手方向に延びた
段状部を備え１段状部下端側面とこの段状部下端側面に
つながる傾斜ウェブ面とでコンクリート把持部を構成し
ている。前記閉塞リブは基板から垂下し、基板に平行な
底辺を有する中空三角形断面のリブを備えている。また
、前記閉塞端部は前記樋部と前記閉塞リブの長手方向両
端の底僅か基板の同一平面まで上方に屈曲されている。

（作用）樋部に充填されたコンクリートは、コンクリート把持部
によってデツキプレートより上方に剥離しようとするの
が防止されると共に、拘束にょる付若により水平方向の
ずれも防止される。さらに種部両端の傾斜部により、デ
ツキプレート長手方向のずれが強固に拘束され、令名の
合成床板用デツキプレートにない大きな合成効果が得ら
れる。したがって、樋部に、充填されたコンクリートは
デツキプレートと一体となってデツキプレートに加わる
荷重に耐える。また、機部自体も鉄筋とともに荷重を支
える。

（実施例）第１図および第２図はそれぞれこの発明の一例を示すも
ので、第１図はデツキプレートの上に鉄筋を配置し、コ
ンクリートを打設した鉄筋コンクリート合成構造床の横
断面図および第２図は上記合成構造床に用いるデツキプ
レートの斜視図である。

これら図面に示すようにデツキプレート１は水平な基板
２を備えており、基板２にはデツキプレート幅方向に延
びる多数のエンボス３がデツキプレート長手方向に並ん
でいる。これらエンボス３はデツキプレートｌの幅方向
の曲げ剛性を高める。

基板２には上方に向かい広がって開口する樋部５と、上
部で閉塞する閉塞リブ１５とが設けられている。樋部５
の間に二つの閉塞リブ１５が配置されるようにして、樋
部５と閉塞リブ１５とがデツキプレート１の幅方向に間
隔をおいて並んでいる。

樋部５は下フランジ６および傾斜ウェブ７からなってい
る。基板２と下フランジ６とは傾斜ウェブ７によってつ
ながっている。傾斜ウェブ７のほぼ中央の点から基板２
と傾斜ウェブ７の接合点に至る部分がウェブ面に対し樋
内方に向かい突出してデツキプレート１手方向に延びた
段状部を備え１段状部下端側面９とこの段状部下端側面
９につながる傾斜ウェブ面とでコンクリート把持部８を
構成している。傾斜ウェブ７面とこれのコンクリート把
持部８の面とは大体において平行である。コンクリート
把持部８の側面９にコンクリート２９が係合してデツキ
プレート１からの剥離が防止される。

閉塞リブ１５は上記基板２から垂下し、基板２に平行な
底辺１７を有する縦長の中空三角形断面のりグＩ８を備
えている。閉塞リブ１５の高さは線部５の高さに等しい
。

前記線部５の下フランジ６と前記閉塞リブ１５の底辺１
７との長手方向両端部は、第３図に示すように基板２面
に達するまで上方に向かって屈曲する傾斜部１１．１１
１となっている。したがって、これら両端部は傾斜部１
１．１９により閉じられている。

・・・１　　　　　　　また・上記傾斜部１１．１９の
終端とデ・キプレートｌの側端との間は基板２面と同平
面の支持部１３．２１、となっている、支持部はデツキ
プレート１をはり２５に固定するに十分な長さとなって
いる。

上記のように形成されたデツキプレートｌは鋼板をロー
ル成形してＭ統帥に製造される。

１枚のデツキプレートｌは一つの線部５とこれの両側に
並ぶ二つの閉塞リブ１５よりなっており。

デツキプレー）Ｌの両側端はそれぞれ鉤形の湾曲部２３
に形成されている。

所要の数のデツキプレート１は上記支持部１３．２１が
はり２５の上に載るようにしてはり２５の上に掛は渡さ
れ、固定される。そして、隣り合うものどうしのデツキ
プレート１側端が付き合わされ、湾曲部２３を係合して
隣り合うデツキプレート１を連結する。

上記のようにＭ詰されたデツキプレート１の上に、デツ
キプレート面と適裏な間隔（たとえば。

鉄筋の耐火性を得るに十分な厚さ）をおいて鉄筋２７を
デツキプレート１の長手方向および幅方向に沿って配置
する。そして、デツキプレート１上にコンクリート２Ｓ
を所要の厚さに打設する。このとき、線部５にはコンク
リート２９が充填されるが。

閉塞リブ１５には充填されない。

ここで、上記のように構成された鉄筋コンクリート合成
構造床の寸法例を示すと、デツキプレートの高さが７５
１．線部と閉塞リブとのピッチが２１５腸履、コンクリ
ート把持部の高さが７厘璽。

デツキプレート板厚さが［■である。また、鉄筋の直径
が１０ｍ５、鉄筋とデツキプレートとの間隔が３０層重
、コンクリートの厚さが１００１躍である。なお、コン
クリート把持部に充填されたコンクリートをデツキプレ
ート全面にわたって打設されたコンクリート厚さに換算
すると、６ｖ１１である。

この発明は上記実施例に限られるものではなく、たとえ
ば線部と閉塞リブとを交互に配置してもよく、基板のエ
ンボスは省略してもよい。

（発明の効果）この発明の鉄筋コンクリート合成構造床は線部に充填・
されたコンクリートはデツキプレートと一体となって荷
重に酎え、樋部自体も鉄筋とともに荷重を支える。また
、鉄筋は２方向に沿って配置することができる。したが
って、鉄筋コンクリート合成構造床は曲げおよびせん断
荷重に対して高い強度を発揮する。

本発明は、デツキプレートがコンクリート把持部を備え
た線部をリブの少なくとも１つに有しているので、コン
クリート厚を薄くしてもすぐれた強度を得ることができ
、コンクリート打設量を少なくすることが可能となる。

また、線部および閉塞リブは基板より下方に突出し、デ
ツキプレートの上面ははりの上面と同一平面となるので
、はりが鉄筋コンクリートで形成されていても切欠きを
生ずることはない。

さらに、鉄筋はデツキプレート上に自由に配置すること
ができるので、耐火性能に必要なコンクリート厚さを確
保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図およびｉ２図はそれぞれこの発明の一例を示すも
ので、第１図はデツキプレートの上に鉄筋を配置し、コ
ンクリートを打設した鉄筋フンクリート合成構造床の横
断面図および第２図は上記合成構造床に用いるデツキプ
レートの一部を切り欠いた斜視図、および第３図は上記
鉄筋コンクリート合成構造床の縦断面図である。１・・・デツキプレート、２・・・基板、５・・・一部
、６・・・下フランジ、７・・・傾斜ウェブ、８・・・
コンクリート把持部、　１１．１９・・・傾斜部、１３
．２１・・・支持部、１５・・・閉塞リブ、　ＩＢ・・
・リブ、１７・・・リブ底辺、２３・・・湾曲部、２５
・・・はり、２７・・・鉄筋、２９・・・コンクリート
。

Claims

【特許請求の範囲】

デッキプレートの上に鉄筋を配設し、コンクリートを打
設した床において、前記デッキプレートが上方に向かい
広がって開口する樋部と、上部で閉塞する閉塞リブとを
デッキプレートの幅方向に間隔をおいて配置し、デッキ
プレート長手方向両端に閉塞端部を有し、前記樋部は下
方に向かって延びる傾斜ウェブを介して基板と下フラン
ジとがつながって形成され、傾斜ウェブのほぼ中央の点
から基板と傾斜ウェブの接合点に至る部分がウェブ面に
対し樋内方に向かい突出してデッキプレート長手方向に
延びた段状部を備え、段状部下端側面とこの段状部下端
側面につながる傾斜ウェブ面とでコンクリート把持部を
構成し、前記閉塞リブは基板から垂下し、基板に平行な
底辺を有する中空三角形断面のリブを備え、前記閉塞端
部は前記樋部と前記閉塞リブの長手方向両端の底辺が基
板の同一平面まで上方に屈曲されたことを特徴とする鉄
筋コンクリート合成構造床。