JPS61106517A - ペプロマイシンのポリリジン結合体 - Google Patents

ペプロマイシンのポリリジン結合体

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JPS61106517A
JPS61106517A JP59226927A JP22692784A JPS61106517A JP S61106517 A JPS61106517 A JP S61106517A JP 59226927 A JP59226927 A JP 59226927A JP 22692784 A JP22692784 A JP 22692784A JP S61106517 A JPS61106517 A JP S61106517A
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JP
Japan
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polylysine
formula
amino groups
pep
molecular weight
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Application number
JP59226927A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Fujii
藤井 昭男
Tetsuya Someno
哲也 染野
Takeyo Fukuoka
福岡 雄世
Katsutoshi Takahashi
克俊 高橋
Tokuji Nakatani
中谷 得二
Toshimitsu Konno
今野 俊光
Hamao Umezawa
梅沢 浜夫
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は制癌剤として有用なベグロマイシンーポリリジ
ン結合体に関するものである。
(従来の技術) ペプロマイシン(5−((S) −1’−フェニルエチ
ルアミノコプロピルアミノプレオマイシン)は。
肺毒性の極めて低いプレオマイシンアナログとして、U
SF4,195,018などにより公知のもので198
1年よりペプロマイシンは癌治療の臨床面で広く使用さ
れている。
近年、低分子制ガン剤を、ガン特異抗原に対する抗体、
ホルモシ、レクチン類などガン細胞に親和性を有す分子
と結合させ、標的ガン細胞に制ガン剤を集中させる試み
や、低分子制ガン剤を高分子化し、ガン細胞の活発なピ
ノサイト−シスにより効果的にガン細砲内に取り込ませ
る試みがなされている。
プレオマイシンに関しても1例えば、赤座ら(日本泌尿
器科学会雑誌75°巻、211−14(1984)は、
プレオマイシンA5とコンカナバリンAの結合体による
マウス膀胱腫瘍の治療実験を報告しており、又、 Ma
nabeら〔バイオケミパイオフィス リサーチ コミ
ニュケーション (B+B、R,C) 115巻、  
1009−14 (198!S):1は、プレオマイシ
ンを酸化したデキストランヲ介して抗体に結合させた結
合体がその抗体に対する抗原をもつガン細胞の生育を効
果的に阻止することを報告している。
(本発明が解決しようとする問題点) 上記のようにプレオマイシン類の制癌効果を高める試み
が種々なされているが現在満足すべき結果は得られてい
ない。
本発明者らはより制癌効果の高いプレオマインンt14
体を見い出すべく種々検討の結果本発明のペプロマイシ
ン−ポリリジン結合体が非常に高い゛  抗癌活性をも
つことを見い出し本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 本発明は 〔式中、 (BX)はプレオマイシン酸残基を示す。〕
で表わされるペプロマイシンのカルボキシメチt  y
ii□。7,5.つZ>E L −g !I IJ )
 7゜7゜ノ基とアミド結合してなるペプロマイシン−
ポリリジン結合体。
に関するものである。
本発明におけるペプロマインンーボリリジン結合体(以
下PEP−ポリリジンという)におけるペプロマイシン
は含銅体もしくは脱銅体いずれになっていてもよい。
PEP−ポリリジンにおいて、ポリリジンのアミ7基に
対する一般式CI)のペプロマイシンのカルボキシルメ
チル置換体(以下単にPEP  CM置換体という)の
置換割合は特に制限はなく、少なくともポリリジンのア
ミノ基の1つがPEP−CM置換体で置換されていれば
よいが、高分子量例えば分子量3000以上のポリリジ
ンの場合にはその全アミノ基の5%以上、好ましくは1
0%以上より好ましくは25%以上がpip−cm置換
体によ抄置換されていることが望ましい。上限は特にな
くポリリジ/の全アミノ基に置換してい啼 でもよい。                    
 )またPEP−ポリリジンにおけるポリリジンの分子
量は特に制限がないが通常平均分子量が約1、’a o
 o (重合度約8)〜約1oロ、o o o (重合
度約800)好ましくは分子量5ooo(重合度約40
)〜約5oooo(重合度約400)である。
(式中(BX:lは前記と同じ、nは1ないしポリリジ
ンのアミノ基の数までの整数を示し、■、はポリリジン
(通常は分子量約1,000〜約100、口aa)を示
し、その全アミノ基のうちn個のアミノ基はpFXp−
cM置換体とアミド結合している。)で表わすことがで
きる。
本発明のpH!P−ポリリジンの好ましい平均分子量範
囲は約’0t000以上〜約200,000以下であり
より好ましくは約15,000〜約”O+000程度で
ある。
次にPzP−ポリリジンの製造法について説明する。
前記一般式(1)で示されるP]IiP−CM置換体の
含銅体をポリリジンとペプチド化学において酸アミド結
合を形成させる常法に従って反応きせることによ!7P
EF−ボリリジ/の含銅体を得ることができる。   
・ PEP−ポリリジンの脱銅体とする場合には常法1例え
ば特公昭52−31875に記載の方法に準じて行うこ
とにより脱銅体とすることができる。
本発明において酸アミド結合を形成させるのに使用され
る方法としてはペプチド化学において使用される方法が
いずれも使用されるが1例えば、縮合剤としてジシクロ
へキシルカルボジイミド、1−メチ/I/−5−(S−
ジメチルアミノプロピル)゛ カルボジイミド、1−シ
クロヘキシル−3−(2−モルホリノエチル)カルボジ
イミ4ド、ジインプロピルカルボジイミドなどを用いる
カルボジイミド法または縮合剤としてジフェニルホスホ
ルアジディト、ジエチルホスホロシアニブイト、N−エ
トキシカルボニル−2−エトキシジヒドロキノリンtた
はN−エテル−5−フェニルイソオキサゾリウム−6′
−スルホネートなどを用いる方法もしくはこれらの縮合
剤とともにN−ヒドロキシスクシンイミド、p−ニトロ
フェノール、ペンタクロロフェノール、1−ヒドロキシ
ベンツトリアソール、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボキシイミド等を併用する方法など
が好ましい。縮合剤の使用割合は一般式CI)で示され
るpzp、−amt換体に対して通常1モル当量〜20
モル当量好ましくは5〜10モル当量程度である。
この縮合に用いられる溶媒は1反応に影響を与えないも
のであれば何でも良いが1通常原料化合物を溶解する極
性溶媒が好ましく、水、N、N’−ジメチルホルムアミ
ド、アセトニトリルおよびそれ1 らの混合溶媒があげ
られる。
1.1.   反応温度は0〜50℃の範囲で行うこと
ができるが通常10〜40℃好ましくは20℃〜50℃
である。
原料として用いるポリリジンは平均分子量約t 00 
G〜約100.000程度のものまで広範囲のものが使
廊可能である。
原料として用いられる一般式〔I〕のPFiP−CM置
換体の使用量は原料ポリリジン中に含まれるアミン基の
数に対して0.05倍モル〜10倍モルの範囲であり、
PEP−CM置換体の使用割合を増加する程ポリリジン
のより多くのアミノ基にPE ’F −CM置換体を置
換させることができる。
上記反応液から目的物であるPKP−ポリリジンを単離
するには、一般的に蛋白質又は、ポリペプチドの精製に
用いられる方法、例えば、ゲルろ過、限外ろ過、塩析、
透析等の方法、および、これらを組み合わせることによ
り行なわれる。
−例をあげると1反応液e[縮し、O,OSモルのリン
酸ソーダ緩衝液で平衡化したセファデックス■GI Q
CIのカラムに通導して、クロマトグラフィーを行ない
1分子量の大きな順に青色の溶出   □液を得る。目
的分画をアミコン■メンブランフィルタ−YM5で充分
にろ過し、凍結乾燥を行なうことにより、ペプロマイシ
ン(含銅体)を含むポリリジン結合体の粉末を得ること
ができる。
脱銅体とする場合には常法により脱銅することにより脱
銅体とすることができる。
生成物の精造は、ゲルクロマトグラフィーにおいて目的
物の分子量範囲にあること、ペプロマイシン−銅錯体に
由来する青色を示すこと、紫外部吸収スペクトルにおい
て292mμに極大を示すこと、6規定塩酸を用いて、
110℃、18時間の加水分解によって、プレオマイシ
ン誘導体に共通するアミノ酸、L−トレオニン、β−ア
ミノ−β−(4−アミノ−6−カルポキンー5−メチル
−ピリミジン−2−イル)プロピオ/酸、4−アミノ−
3−オキジ−2−メチル−n−ペアタン酸。
β−オキクーL−ヒスチジン、β−アミノ−L−アラニ
ン、2’−(2−アミノエチル) −2,N−ビデアゾ
ール−4−カルボン酸の他にI、  IJレジン得られ
ることにより確認される。
1’KP−ポリリジンのペプロマづシン含有量の測定に
は、上記アミノ酸の中で、L−トレオニンと、L−リジ
ンのモル数を測定し、その比率をもって、推定すること
が可能である。
例えばポリリジンと一般式(1) ノP E P −C
M置換体を重量割合で約1:3・3の割合で使用した場
合にはペプロマイシン含有量は重量割合でPgP−ポリ
リジンの重量に対して約80%であり。
ポリリジン中のアミノ基7個に対して約2個のアミノ基
に対して一般式(1)のPFXP−CM置換体が置換し
ているものが得られる。
なお本発明のPzP−ポI717ジンの分子量は次のよ
うにして測定される。
ペプロマイシン−ポリリジン結合体の分子量分布の測定
法 ペプロマイシン−ポリリジン結合体を、予め。
0.05モルのリン酸ソーダ緩衝液、pH7,0,で平
衡化しておいたセファデックス■G−100(145c
rI4)X 145 cm” )に、6d/時間テ通導
する。同緩衝液でクロマトグラフィーを行ない、4.2
dずつ分画を行なった。標準蛋白質として、牛血清アル
ブミン、鶏卵白アルブミン、ミオグロビンを用いて検量
線を作成し、検体の溶出位置より各フラクションの分子
量分布を測定する。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例 L−ポIJ IJジン臭化水素酸塩(平均分子量;約5
、000 ) 88 qを67%N、N’−ジメチルホ
ルムアミド水溶液5 m/に溶解し、攪拌しながら、ト
リエチルアミン59μt、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール119j9および参考例で得た粉末292ηを添
加した。
水冷下1−エテル−3−(3−ジメチルアミノプロピル
)カルボジイミドを169岬添加し、1時間攪拌を行な
った後、室温で一夜攪拌を続けた。
反応液を真空ポンプで濃縮乾固し、あらかじめ0・05
モルのリン酸ソーダ緩衝液(pH7,o)で平衡化して
おいた240d容のセファデックス■G−1ooを充填
したカラムに注入し、同緩衝液「 へ   てクロマトグラフィーを行ない、溶出液を4・
2dずつ分画した。
溶出液の分子量は、牛血清アルブミン、鶏卵白アルブミ
ン、チトクロムC,インシュリンを標準にして作成した
検量線より求めた。得られた画分をアミコン社製メンブ
ランフィルタ−YM5で充分に脱塩後、凍結乾燥を行な
い、平均公刊10万以上に相当する両分40m1i1,
8万に相当する画分110岬、4万に相当する画分15
6wqおよび1万5千に相当する画分100m9の青色
粉末を得た。
本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は292mμであ
った。
またこれらのPEP−ポリリジンのベプロマイロ ジン含量を測定した結果を次の通りであった。
表1  PEP−ボIJ IJレジン中ベプロマイクン
含量100.000     +    5.44  
 79.1チ8へ000    1   3.40  
 79.2%    □4Q、000    1   
3.22   80.1%15.000    1  
 3.19   80.5%参考例 一般式〔1〕で表わされるPFfP−CMvL換体の合
成 3−(CB) −1−フェニルエテルアミノ)プロピル
アミノプレオマイシン2塩酸塩(含銅体)500■を5
0adのメタノールに溶解しグリオキンル酸ナトリウム
・水和物66■を添加し、ついで20■のンアノ水素化
ホウ素ナトリウムを添加した。40℃、20時間反応し
た後、6規定塩酸水溶液で反応液のpHを1.0に下げ
、10分間放置して反応を止めた。1規定水酸化す) 
IJウムで中和したのち、減圧下でメタノールを留去し
、残渣に蒸留水を加えて10!/とした。これをあらか
じめpH6,8,1720モルリン酸緩衝液で平衡化し
たCMセファデックス■C−25(Na十型:ファルマ
シア、ファインケミカル社製)を充填したカラム(10
0at/容)に注入し吸着した。
上記の緩衝液に連続的に塩化ナトリウムを加えることに
よりナトリウム一度を1.0モルまで徐々に上昇させる
直線濃度勾配法により溶出し0.1〜0・15モル前後
で溶出する青色の分画50al’i集め、予め蒸留水で
充填したアンバーライト■XAD−2(ローム・アンド
・I・−ス社製)のカラムに(100s+j容)に注入
して、目的物を吸着した。蒸留水150dでカラムをあ
らった後。
1000M塩酸水溶液−)Itノー# (1: a v
/v)で溶出した。青色の分画を集め、陰イオン交換樹
脂、ダウエックス■44(OH型;ザ・ダウ・ケミカル
社製)で中和したのち、減圧下で濃縮して凍結乾燥する
ことにより化合物番号1の化合物の青色粉末270#l
i+を得た。
本品の融点は210〜212℃(分解)で、蒸留水で測
定した紫外吸収極大は292mμ、B1%/ 1 cm
は118.7であった。臭化カリ錠剤法で測定した赤外
吸収極大波数(cIn)は3400゜1720+   
1640.  1550.  1460゜1370、 
 1350.  11!So、   1100゜+ O
60,1010,980,920,760であった。
(効 果) 下記の試験例から明らかなように He La S5細
胞に対する増殖抑制効果は1本発明のpip−ポリリジ
ンの場合ベプロマイ7ンの5倍〜約172倍になってお
り1本発明のPEP−ポリリジンは非常に優れた抗癌活
性を示すことが判る。
試験例 高分子化プレオマイシンの培養HeLa55細胞に対す
る増殖阻害効果 プラスチック・シャーレの培養基(10%仔牛血清添加
MKM)にHeLa55細胞を接種し、2日後に被験物
質tm加した。第1の実験法(長時間法)ではそのまま
、第2の実験法(短時間法)では1時間後に培養液を除
き、細胞を被験物質の入っていない新しい培養液で2回
洗浄した後新しい培養液を加えて、さらに3日間培養を
続けた後。
、・ 細胞数を測定した。増殖阻害率は次式%式%) 〔式中、Aは被験試料添加後38目の最終細胞数。
Bは被験試料を添加しない対照における最終細胞数、C
は被験試料添加時の細胞数を表わす。〕を用いて算出し
た。試料濃度と阻止率のグラフから、工C5G値(50
%阻害のための濃度)?]l−求めた。
その結果を表2に示す。
表2  PE1P−ポリリジン中のHe La B5細
胞に対する増殖抑制効果 M、W 100,000     0.005μ?/!
18 へo  o  o           o+o
  o  s40.000          0−C
1515,000G、+6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、〔BX〕はブレオマイシン酸残基を示す。〕で
    表わされるペプロマイシンのカルボキシメチル置換体の
    カルボン酸がL−ポリリジンのアミノ基とアミド結合し
    てなるペプロマイシン−ポリリジン結合体。
JP59226927A 1984-10-30 1984-10-30 ペプロマイシンのポリリジン結合体 Pending JPS61106517A (ja)

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