JPS61105387A - 使い捨てスプリンクラ−ライン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は農場において局所的に潅概を行なう技術に関す
る。すなわち本発明は外部のホースと内部のたわみ性の
隔膜とを包含する使い捨てスプリンクラ−ラインに関す
る。

従来の技術 農業においてはスプリンクラ−パイプを潅概に用いてい
る。このスプリンクラ−パイプにはその長さ方向に沿っ
て水の出口の孔が分布しており、これらの孔から噴出す
る水で農場をほとんど均一にしめらすようにしている。

スプリンクラ−パイプのうち、使（・捨て型と呼ばれる
ものは、１シーズンだけ使う型式のものであって、１シ
ーズンが終ると、大抵は栽培していた植物体と共に掘り
取られて廃棄される。

このようなスプリンクラ−パイプをいくつも取水幹線に
接続して、全潅概システムの散水ラインを構成せしめて
いる。

発明が解決しようとする問題点 一般に用いられている潅概システムでは、充分に大きな
圧力降下を生ずるように小断面積で屡々ねじれたパイプ
を用いて、パイプから出る水が滴状となるようにしてい
る（英国特許第１　、２８６　、５３８号明細書および
同第１　、４８４　、５８８号明細書参照）。このよう
な装置では常に、ドロッパと呼ばれる散水口が塞まると
か、圧力変化ことに地面に高低差がある場合における圧
力差に由来してそれぞれのドロッパにおいて流量変化が
あることなどの欠点がさけられないのである。

また、内部にひとつまたはそれ以上の弾性隔膜をそなえ
たパイプによる滴下式潅概も既知である（米国特許第４
　、００９　、８３２号明細書およびイタリー特許出願
第２３　、７６３　Ａ／　７９号参照）。このような装
置では前述の欠点はないのであるが、それでも内部の隔
膜がパイプの内壁に完全に貼着されてないと均一な給水
が保証できるとは限らない。

問題点を解決するための手段 本発明の目的は均一な給水を保証すると共に塞りの心配
のない、使い捨て型の局所潅概用のスプリンクラ−ライ
ンを提供することにある。

すなわち本発明は、長さ方向に互いに一定の距離を隔て
て配設した孔と内壁に対してその全周縁に沿って溶着さ
れ水流の存在の下に前記内壁との間にすき間を形成でき
るたわみ性の内部隔膜とをそなえたホースにより構成さ
れ、前記内部隔膜には前記ホースの孔に対しくいちがっ
た位置において切れ目を設けたことを特徴とする使い捨
てスプリンクラ−ラインにある。

実施例 図面において、本発明の好適な実施例であるスプリンク
ラ−ラインは、たわみ性態可塑性樹脂のホースＡで構成
されて℃・る。このホースＡにはその長さ方向に互いに
等間隔に孔Ｂが形成しである。

このホースへの内部処は、たわみ性の隔膜Ｃが設縁を溶
着部りでホース内壁に接着せしめである。

これによりひとつの隔膜内にはホースの孔が少なくとも
ひとつあるようにしである。各隔膜には切れ目Ｅが設け
てあり、この切れ目Ｅはホースの孔Ｂとはくいちがった
位置にある。孔Ｂの内側は水流の存在下において隔膜Ｃ
とホースの内壁との間に形成されるすき間Ｆに連通して
いる。

このようにしてホースの内部から外部環境には通路が形
成される。すなわちこの通路は、隔膜に形成した切れ目
、隔膜とホースとの間のすき間、ホースに形成した孔を
介するものである。

このすき間を介する通路は、隔膜の内壁がホース内の圧
力でホースの内壁にはり付く、と塞り、孔からの水は滴
状に出ることとなる。

ホースの内部と前記すき間との間の通路には小さな切れ
目によって精密に定められた圧力降下があることが必要
であって、これにより隔膜がホースの内面にはり付くの
である。これがうまくゆかないと、ホースの第１の部分
に沿って水の噴流が生じて、隔膜がふくらみ、規則正し
く作動することを妨げる。

切れ目の付近および孔の付近で隔膜がはり付くことは、
隔膜の端部が接着されていることのおかげをこうむって
いる。この接着箇所は一端にお（・ては切れ目に非常に
近く、他端においては孔に非常に近く設定しである。

内部の隔膜に設けた切れ目は好適には同じすき間にある
孔の直径に等しい寸法のものとする。

上述のように、ホースは熱可塑性材料、たとえばオレフ
ィン系重合体、ビニル重合体、ポリアミド、ポリエステ
ル樹脂等またはその混合物のような熱可塑性材料から構
成する。またこれらの材料のふたつまたはそれ以上を同
時押出成形することによっても作られよう。隔膜はホー
スと同じ材料かまたはこれと両立し得る材料で作ること
ができる。

これらの材料は混ぜ物なしで用いても、または水滴と重
合体との間の接触角を変更できる親水性物質と適宜化合
させて用いてもよい。このように親水性物質を入れると
流量変化を制御することが可能となる。用いることので
きない材料は窒奏含有化合物たとえばアミド類、アンモ
ニア塩、エチレンオキサイド添加物などである。

上述の制御はおそらくは、たとえばスチレン共重合体、
イソプレン共重合体またはエチレン共重合体の誘導体の
中から選択した粘着材によって構成される添加材の存在
によりさらに強めることができよう。

次に記載の例は本発明のスプリンクラ−ラインを例示す
るものであって、発明を限定するためのものではない。

例 内径１７ミリ、壁厚０．１ミリの高密度ポリエチレンの
ホースを用い、これに直径４ミリの孔をあけた。内部の
隔膜としては同じ材料で同じ厚さのものを用い、ホース
の孔から５０ミリ隔てた所に長さ５ミリの切れ目を入れ
た。このようにすることにより、各々の孔においておお
よそ０．３５リットル／時間の流量の滴下が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のスプリンクラ−ラインの横断面図、第
１％図はたわみ性隔膜の詳細を示す同様な図、第２図は
長さ方向の断面図である。 Ａ・・ホース、Ｂ・１孔、Ｃ・・隔！、Ｄ・・溶着部、
Ｅ・・切れ目、Ｆ・・すき間。 （ほか７名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　長さ方向に互いに一定の距離を隔てて配設した孔と
   内壁に対してその全周縁に沿って溶着され水流の存在の
   下に前記内壁との間にすき間を形成できるたわみ性の内
   部隔膜とをそなえたホースにより構成され、前記内部隔
   膜には前記ホースの孔に対しくいちがった位置において
   切れ目を設けたことを特徴とする使い捨てスプリンクラ
   ーライン。 ２　特許請求の範囲第１項記載の使い捨てスプリンクラ
   ーラインにおいて、前記ホースおよび前記隔膜が互いに
   同じまたは互いに異なる熱可塑性材料で構成されている
   ことを特徴とする使い捨てスプリンクラーライン。 ３　特許請求の範囲第２項記載の使い捨てスプリンクラ
   ーラインにおいて、前記ホースおよび前記隔膜が高密度
   ポリエチレンで構成されていることを特徴とする使い捨
   てスプリンクラーライン。 ４　特許請求の範囲第３項記載の使い捨てスプリンクラ
   ーラインにおいて、前記ホースまたは前記隔膜またはそ
   の両者が、親水性物質を化合せしめたポリエチレンで構
   成されていることを特徴とする使い捨てスプリンクラー
   ライン。