JPS61103835A - 抗腫瘍活性抽出物 - Google Patents

抗腫瘍活性抽出物

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JPS61103835A
JPS61103835A JP59222260A JP22226084A JPS61103835A JP S61103835 A JPS61103835 A JP S61103835A JP 59222260 A JP59222260 A JP 59222260A JP 22226084 A JP22226084 A JP 22226084A JP S61103835 A JPS61103835 A JP S61103835A
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JP
Japan
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extract
organic solvent
eluted
polar organic
solvent
Prior art date
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Pending
Application number
JP59222260A
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English (en)
Inventor
Kaku Katou
加藤 革
Yoshihiko Imanaka
嘉彦 今中
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は抗11II11s活性抽出物に関する。更に詳
細には本発明は、紅藻類ソゾ属のマギレソゾから有機溶
剤によシ抽出される、高い抗腫瘍活性を有する抽出物に
関する。
く背景技術〉 マギレソゾは、学名をa−レンシア・オプ7 t (L
aureneia obtusa)  といい、世界的
に広く分布し、潮間帯や沿岸の岩圧自生する長さ5cl
L程度の紅藻類に属す海藻である。
マキレソゾの成分の薬理効果については、あまり知られ
ておらず、現在までに、該海藻の一部の成分について、
抗菌作用を有する化合物、抗ウィルス作用を有する化合
物、抗腫瘍活性を有する化合物等が単離されている。
オ、プツソール(obtua、ol)、インオブツソー
化(is’oobtusol)、インオプツソールΦア
七テート(isoobtus+ol acetate)
が抗!11m活性を有する化合物として知られているI
:A、G、ゴンザレスら、プランタ メゾイカ(Pla
nta medica)M44巻第45jj=1982
年〕。これらの化合物は、いずれも抗S蕩活性が低く、
実用的意味がないものである。
これらの化合物は、マギレソゾをエタノール等の親水性
有機溶剤で抽出M31L、シリカゲルに吸着させ、次い
でベンゼン等の非極性有機溶剤で溶出処理することだよ
って得られる。
〈発明の目的〉 本発明者らは、マギレソゾより抗腫厚活性の高い抽出物
を得ることを目的として鋭意研究した結果、マギレンゾ
を親水性有機溶剤で抽出処理し、シリカゲル等の活性吸
着剤に吸着させ、ベンゼン等の非極性有機溶剤で溶出処
理して非極性有機溶剤で溶出する成分を除き、次いでメ
タノール等の極性有機溶剤で溶出することによって、従
来のものより強力な抗腫瘍活性を有する抽出物が得られ
ることを見出し本発明に到達したものである。
しかして本発明の目的は、マギレソゾより得られる抗腫
瘍活性抽出物を提供することにある。
〈発明の構成及び作用効果〉 本発明は、紅藻類ソゾ属のマギレソゾを親水性有機浴剤
で抽出処理し、該抽出物を活性吸着剤に吸着させ、非極
性有機溶剤で溶出処理して非極性有機溶剤で溶出する成
分を除き、次いで極性有機溶剤で溶出して得、られる抗
腫瘍活性抽出物に関する。
本発明においては、マギレソゾの海藻全体を原料として
使用できる。直射日光を避け、    J日陰で柔軟性
を失わない程度まで乾燥したものが好適に使用される。
本発明では、先ずマギレソゾを親水性有機溶剤で抽−出
する。
このような溶剤の例としては、メタノール。
エタ/−ル、ブクパノール、n−ブタノールのような低
級アルコール、アセトン等が挙げられ、該#媒中低級ア
ルコールが好ましく、特にメタノール、エタノールが好
ましい。抽出処理は、通常マギレソゾを親水性有機溶剤
で浸漬脱水し、次い゛で新しい親水性有機溶剤に交換し
、1週間以上浸漬することによって好ましく行われる。
得られる抽出物は、次いで活性吸着剤に吸着せしめるが
、本発明では、この抽出物をあらかじめ次に記す精製工
程に付すのが好ましい。すなわち、抽出物を疎水性有機
溶剤に溶解し、水洗後、アルカリ水溶液、酸性水溶液で
洗浄するのが好ましい。−ここで使用する疎水性有機溶
剤としては、例えば四塩化炭素。
゛ククークホルム、ジクaルメタンなどのハロゲン化炭
化水素類;ジエチルエーテルなどのエーテル類;酢酸エ
チル等のエステル類が挙げられる。アルカリ水溶液とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭欲ナトリウ
ム。
アンモニアなどのアルカリ水溶液が挙げられ酸性水溶液
としては、塩酸、硫酸、酢酸などの酸性水溶液が挙げら
れる。
本発明で用いる活性吸着剤としては、例えばシリカゲル
、アルミナ、活性炭、ゼオライト、セルクース、サイク
クデキストリンなどが挙げられる。なかでもシリカゲル
が好ましい。吸着剤に吸着せしめるに際しては、抽出物
を濃縮し、次いで後述する非極性有機溶剤に溶解して吸
着するのが好ましい。マギレソゾからの抽出物を活性吸
着剤にa着せしめた後、次いで非極性有機溶剤で溶出処
理して非極性有機溶剤で溶出する成分を除去する。この
除去工程により従来公知のオフ゛ツソール。
インオプツノール等が除かれる。非極性有機溶剤として
は比誘電率3以下の有機溶剤が好まL < 、 例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの
芳香族炭化水素などが挙げられる。
非極性有機溶剤で溶出せしめる際の非極性有機溶剤の量
は、使用する活性吸着剤及び非極性有機溶剤の種類によ
り異なるが、例えば活性吸着剤としてシリカゲルを用い
、非極性有機溶剤としてベンゼンを用いる場合には、シ
リカゲルの約10〜50倍容のベンゼンが用いられる。
本発明の抗腫瘍活性抽出物は、かかる非極性有機溶剤の
溶出処理によっては溶出されないものであり、従って従
来の抽出物と比べてよりi性の高いものである。
本発明では、次いで極性有機溶剤で溶出することによっ
て目的とする抗腫瘍活性抽出物が得られる。
極性有機溶剤としては、例えばメタノール。
エタノール、インプロパツール、エトキシエタノールな
どのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類;酢酸エチル、酢
酸アミルなどのニスデル類;テトラヒドロフランなどの
エーテル類などが挙げられる。なかでもメタ/−ル、エ
タノール、インプロパツール等の低級アルコールが好ま
しい。
かくして得られる本発明のマギレソゾ抽出物は次の如き
特性を有する。
(1)  色と形状 濃緑色、粘液 (2)赤外線吸収スペクトル 以下の如き特徴的ピークを持つ。
IRy”’ cm−’  : m凰X 3500〜3300.3000〜2800.1750へ
1700゜1300へ1200.1150〜1050(
3)  バイルシュタイン反応 陽  性 (4)  溶解性 水          難溶 エタノール  易溶 ! メタノール  易溶 DM80    易溶 (5)  Rf値(TLC)    0.3未満(シリ
カゲル、ベンゼン)本発明の抗1s瘍活性抽出物はそれ
自体抗腫瘍剤として有用であり、また、更に精製1糧等
を付すことによって新たな活性物質を得ることに用いる
こともできる。
本発明の抽出物は、抗腫瘍剤として使用する場合には、
著しく高い抗腫瘍活性を有するので、通常適当な方法に
より希釈して用いることができる。かかる希釈法として
は例えば水に分散、R濁又は乳化させる方法1食用油脂
に溶解又は分散させる方法、アラビアゴム等に分散させ
る方法、でん粉、微結晶セルa−ス、乳糖等の粉末に分
散させる方法等が挙げられいずれも好ましく用いること
ができる。
以下実施例により本発明を更に詳しく説明する。
笑施例工 抗腫瘍活性抽出物の調整 採集した海藻を、日陰で柔軟性を失わない籾重量の10
00程度になるまで風乾した。この風乾した海藻3kg
を、201のメタノールに1週間浸漬し、脱水した。脱
水した海藻を抽出処理く供した。抽出処理では、3日ご
とに3回、新しいメタノール20.jと交換し、607
の抽出液を得た。60Iの抽出液から7ラツシユ・エバ
ポレーターを用い【メタノールを留去し、31となるま
で濃縮した。この濃縮液に、エチルエーテル3jを加え
て、よく振った。このエーテル溶液を水洗した後、3j
の0.5N水駿化ナトリウム水溶液を加えよく振盪し、
その後水洗処理を行った。次いで、該エーテル溶液を3
1のIN塩酸を加えよく振盪後水洗゛処理を行った。
然る後、該エーテル溶液からエーテルを留去し、粘稠な
液体として約50gの抽出物を得た。この抽出物を50
0艷のベンゼンに溶解し、60〜200メツシユのシリ
カゲル1kgを充填した直径75m+mのガラスカラム
に通し吸着させた。
次イテ、9.51のベンゼンを用いて吸着成分の一部を
溶出させた後、21のメタノールを用いて、ベンゼン処
耶で溶出されなかった吸着成分を溶出した。該メタノー
ル溶出液からメタノールを留去し、#I緑色の粘稠な液
体30gを得た。
実施例2 P388D、培養細胞に対する抗腫瘍活性試験(試料調
製) 工l/−ル(試II%級)にマギレソゾ抽出物を最終投
与濃度の1100倍の濃度となるように溶解し、このエ
タノール溶液を生理食塩水で10倍ずつ段階的に希釈混
和し、最終100倍希釈する。このマギレンゾ抽出物懸
濁液(1嚢エタノール含有)をマギレソゾ抽出物投与液
とした。
(細胞調製) 10憾牛脂児血清添加RPM11640  培地で前日
に植え継いだP38gDI細胞を、I X 10’細胞
/wltとなるように調整し、これを96六U底マイク
σプレー)(250aj容/穴)に1穴あたり、200
 mlずつ分注した。
(投与) IXlo”#l胞/ d−P388D、 1穴胞を20
0aJずつ分注した96穴U底マイクロプレートに、1
大あたF)2Oglずつマギレソゾ抽出物投与液を投与
した(最終投与濃度100 mg / td 〜O−1
ng/lnt。
最終エタノール濃度0.09%)。ブランク対照として
は、マギレンゾ抽出物を添加しない以外は全く同様条件
でエタノール含有生理食塩水を投与した。
(効果の判定) 上記マイクロプレートを37℃炭蒙ガス培養器で培養し
た。培養2日に細胞数を測定し、P388D、腫瘍細胞
に対するマギレンゾ抽出物の増殖抑制効果を評価した。
(結果) 培養2日目における本発明マギレンゾ抽出物17) F
D、は、20ng/sdであった。        I
比較化合物として、オプッノール、インオプツソール、
インオブッンールアセテート及びマイトマイシンCを用
いて同様の実験を行い、ED、を求めたところ、それぞ
れ5穴g/sl、1 mg/−10,511g/−及び
30ng/−であった。
本発明の抽出物が従来のものに比べ強力な抗腫瘍活性を
有することが理解される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紅藻類ソゾ属のマギレソゾを親水性有機溶剤で抽出
    処理し、該抽出物を活性吸着剤に吸着させ、非極性有機
    溶剤で溶出処理して非極性有機溶剤で溶出する成分を除
    き、次いで極性有機溶剤で溶出して得られる抗腫瘍活性
    抽出物。 2、親水性有機溶剤が低級アルコールである特許請求の
    範囲第1項記載の抗腫瘍活性抽出物。 3、活性吸着剤がシリカゲルである特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の抗腫瘍活性抽出物。 4、非極性有機溶剤が比誘電率3以下の有機溶剤である
    特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項記載の抗
    腫瘍活性抽出物。 5、比誘電率3以下の有機溶剤が芳香族炭化水素である
    特許請求の範囲第4項記載の抗腫瘍活性抽出物。 6、極性有機溶剤が低級アルコールである特許請求の範
    囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の抗腫瘍活性抽出
    物。
JP59222260A 1984-10-24 1984-10-24 抗腫瘍活性抽出物 Pending JPS61103835A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2657545A1 (fr) * 1990-01-29 1991-08-02 Roquette Freres Procede de raffinage de melanges issus de traitements de milieux gras a l'aide de cyclodextrine et comprenant des complexes de cyclodextrine avec des composes lipophiles.
WO2009048195A1 (en) * 2007-10-09 2009-04-16 Pukyong National University Industry-Academic Cooperation Foundation Laurinterol compound derived from laurencia okamurai for the prevention and inhibition of melanoma

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2657545A1 (fr) * 1990-01-29 1991-08-02 Roquette Freres Procede de raffinage de melanges issus de traitements de milieux gras a l'aide de cyclodextrine et comprenant des complexes de cyclodextrine avec des composes lipophiles.
WO2009048195A1 (en) * 2007-10-09 2009-04-16 Pukyong National University Industry-Academic Cooperation Foundation Laurinterol compound derived from laurencia okamurai for the prevention and inhibition of melanoma

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