JPS61103413A - 腰と背骨のために良い椅子 - Google Patents

腰と背骨のために良い椅子

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JPS61103413A
JPS61103413A JP22583184A JP22583184A JPS61103413A JP S61103413 A JPS61103413 A JP S61103413A JP 22583184 A JP22583184 A JP 22583184A JP 22583184 A JP22583184 A JP 22583184A JP S61103413 A JPS61103413 A JP S61103413A
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小杉 実
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 従来の椅子の問題点 本来背骨は力学的に、はりであるべきものが人間が立っ
て歩くようになって柱としての役目を負わされたために
無理をしいられているといわれる。座っているときも背
骨はあいかわらず柱であって、歩行しているよりも姿勢
に動きがないだけに、かえって楽でないのである。椅子
に座って、ながい時間同じ姿勢でいるような場合とか、
のりものにながい時間座っている場合などには、時間の
経過と共に次第に疲れてくる。同じ姿勢をとっているこ
とが苦しくなって来るのである。そしていろいろな動き
を繰りかえし、ついには腰を前にずらして腹を内側に曲
げて背もたれによりかかっている。これは悪い姿勢の一
例であるが、この場合このような悪い形がむしろ比較的
楽な姿勢であるからである。この悪い姿勢をとることに
よって背骨に連なる骨盤にも同様に無理がかかるので、
背骨並に骨盤の■関節に「亜脱臼」といわれるなにがし
かのずれを生じることが腰痛症の根本原因となる場合が
多いといわれている。
あるスポーツ関係のアンケートによれば、走る、歩く、
椅子に座る、のうちいずれに最も気をつかうかという質
問に対して、意外にも椅子に座ることだという、椅子に
気軽に座っていると腰をいためるという理由である。こ
のような椅子の問題点は、第一に背もたれである。従来
の背もたれはそれぞれの工夫によって何等かの改良がな
されているが、いずれも以上のような問題点を改善する
には充分なものとはいえない。背骨にならった曲面をも
った背もたれも、うしろに反った単純な曲面をもった背
もたれに比して、見た目には一応合理的であるように見
えるが、前記のように時間の経過と共に同じ姿勢をとっ
ていることがつらくなって悪い姿勢をとることになり腰
痛症の原因を作ってしまう。
(ロ) 改良の要点 これら腰痛症を出来るだけ防止するか、あるいは、日常
の行動の中で少々のマイナス要因を作っても、これを回
復する機能を有する椅子であることが望ましい。
これに対し、いろいろ検討を重ねている過程で背骨最下
部の第5腰ついと骨盤の仙骨の頂部を連結する腰仙関節
の部位と、骨盤において仙骨の両側に位する腸骨とを連
結する仙腸関節を、しっかり保持することが、もっとも
重要であることがわかった。しからばこの部分をいかな
る支持構造で支持すべきか、詳細は次の(ハ)構造の説
明の部で説明するが、第1図支持構造によっても相当の
目的を達し得るが、さらに検討の結果、骨盤の下部にお
いて大腿骨の頭部をささえる股関節の部位をあわせて支
持構造に加えることもまた大事であることがわかった。
(第2図、第3図に示す支持構造)。また股関節に対し
ては、背もたれの側からのみでなく座面においても支持
を要する場合(第7図に示す支持構造)があることが認
められた。要すれば腰仙関節の部位を第一として各関節
を含む骨盤全体を、他の椅子の部分とは別にとりわけて
考えるべきであって、腰ついと骨盤をしっかりした支持
構造で、保持し、仙骨の角度を正しく支持し、背骨、骨
盤の諸異状を予防し、慢性腰痛者でも長時間楽に良い姿
勢で座ることが出来る椅子を得ようというのが改良の目
的である。
(ハ) 構造の説明 (1)まず第1図に示す支持構造について説明すれば、
(イ)で示すところは腰ついの下部と骨盤の仙骨の頂部
を連結する腰仙関節の部位付近を支持するものである。
(イ)を中心として支持部を、さらに左右に延長、仙骨
の両側の腸骨の部に座り仙腸関節の部位付近を、(ロ)
の部で支持する支持構造である。背もたれに用うるもの
である。
(2)次に示す支持構造も背もたれに用うるもので、上
記(1)項の支持構造における腸骨の部を支持する(ロ
)の部をさらに下方に延長して座骨の部に座り、股関節
の部位付近を(ハ)の部で支持する支持構造を追加した
支持構造である。第2図に示す。
(3)第3図に示す支持構造は、上記(2)項の支持構
造と支持する部位は同じであるが、各支持部のあいだに
間げきを設け、それぞれを独立させて、通気を良好にし
た支持構造である。
(4)上記(2)項(3)項における股関節の部位を一
層十分に支持を要する場合に使用する支持構造である。
座の部に用うるもので第4図に示す。
(5)第5図には上記(1)項、(2)項、(3)項に
示す支持構造のうち(2)項に示す支持構造を代表例と
して背もたれの内部に設けた椅子を示す。
(6)第6図に示すものは、上記(3)項に示す支持構
造を代表例として台板(ニ)に取り付けた携帯用背もた
れ補正器で、既製の椅子の背もたれを補正するために使
用する携帯用背もたれ補正器である。これを既製の椅子
にセットした斜視図を第7図に示す。
これら支持構造はクッションが圧縮された時点で、その
要求される高さを十分支持しうるものであることは当然
であるが、図において(イ)(ロ)(ハ)で示される各
指示部の背もたれからの高さは、その周辺のクッション
の関係、使用する個体の背骨が常態であるか否かによっ
ても異り、個体の腰かけるくせによっても差異が出る。
一方支持部の座面からの位置高さについては、支持構造
の図面における(イ)の部が腰仙関節の部位にあたる高
さであればよいのであるが、座面のクッション度によっ
て、また座面と背もたれとの角度によって、変るもので
あるから、これら高さ、位置についての調節機能を有す
べきである。
これら調節する度合を使用する側からの感覚からいえば
、支持部が体にあたる強さは、あまり強過ぎるというの
は当然避くべきで、支持される部位のあたり具合として
は、軽い抵抗力を感じる程度に調節して用うるべしとい
うことで足りるが、治療中の人には是非軽い当りの程度
とし順次調整をしながら正しい形にもっていくほうがよ
い。むずかしいと思ったら治療をうけている場合はその
先生によって調節の程度を見てもらうことがよい。座面
からの高さは(イ)の部が腰仙関節のあたるところにす
ればよいのであるが、この部位がわかりにくい人は当分
のあいだやはり治療を受けている先生に教えてもらえば
よい。
従って背もたれに内蔵する椅子の場合も、携帯用背もた
れ補正器においても治療をうけている者が使用する場合
は調節機能をもたせるべきである。
なお調節機構には種々の形のものが考えられるが、何れ
にしても簡単な設計で充分間に合うので図面に表現しな
かった。
(ニ) 作用と効果 この支持構造の椅子を使用することは、なによりもここ
ろよいということと、同じ姿勢で長時間にわたって疲れ
ないことである。もし日頃の悪い習慣で暫時悪い姿勢を
とってしまっても、この支持構造に腰をあずけることが
楽であることから間もなく良い姿勢で座ることになる。
さきにも記したように、腰痛症の原因は腰ついならびに
骨盤関節すなわち仙腸関節、股関節の亜脱臼によるもの
が多いといわれるが、日常行動のうちになんらかの理由
によって、これらに亜脱臼が生じても、是非専門家の治
療を要するに至らない程度のものであれば、この支持構
造の椅子を使用することによって回復する。
これらの亜脱臼を放置すれば、背骨のS字型弯曲症とな
り、悪い姿勢から腰つい過前弯あるいは腰つい後弯とな
りやがて腰痛症になるばかりで背骨にいろいろゆがみを
生じることになって健康をも害することになる。日本人
はとりわけ座面に腰を浅くかけ腹を内側に背を外側にし
て、背骨を曲げて座ることによる腰つい後弯が、たいへ
ん多いのであるが、腰つい後弯も腰つい過前弯、S字型
弯曲症ものりものを利用して足を使うことがたいへん少
なくなったために足腰が弱体化して腰痛症や背骨の異常
者がすこぶる多くなった。
この改良の椅子を使用し、あるいは携帯用背もたれ補正
器によって腰痛症を予防し、また治療中に逆転するよう
なことなく順調な治療経過を得させ、従来の椅子による
不都合を解消したいものである。椅子によって痛くない
腰を痛め、ひいては体調をくずすようなことがあっては
ならない。
背骨の中心部には脳に連なる神経が走っており身体全体
のいとなみをコントロールする。これら神経は内臓にも
それぞれ連り内臓諸機関の疾病も背骨の異状によって、
これらに通じる神経が十分な働きを妨げられる結果、そ
の治療が順調に進行しないことになるといわれる。
次に、携帯用背もたれ補正器によって自動車の背もたれ
を補正して使用した場合の例をあげれば、 (1)腰痛症の治療をうけているものが車を利用しての
治療の帰途症状を悪化させ降車後かなり歩行がつらくな
ってしまうことの繰り返しで治療が順調にはこばないと
いう例はよくあるが、このような場合、携帯用背もたれ
補正器を車の座席に使用し、また帰宅後においても使用
することによって以後逆戻りすることなく順調に治療を
進行することが出来るようになった。
(2)慢性腰痛症のドライバーが運動のたびに腰の少々
の痛みとか渋さを感じながら運転し降車後この渋さ痛み
が一段ときびしくなり、ようやく歩行するような有様で
あったが、携帯用背もたれ補正器を車の座席に使用する
ようになって、運転中に痛みも消え、渋さもほとんど感
じなくなり降車後は軽快に歩行できるようになった。
(3)腰痛症が治療によって、一応治ってはいるが春秋
のいわゆる季節の変わり目に、年に2回は悪化し、しば
らく治療に通うのが例となっていたが第1図の支持構造
を取り付けた携帯用背もたれ補正器を車の座席にセット
して使用するようになってから数日の通院治療後、年に
2回の悪化はなくなった。
【図面の簡単な説明】
(イ) 第1図は背もたれに用うる支持構造(ロ) 第
2図は背もたれに用うる支持構造(ハ) 第3図は背も
たれに用うる支持構造(ニ) 第4図は座の部に用うる
支持構造(ホ) 第5図は第2図に示す支持構造を椅子
の背もたれに内蔵したところの斜視図 (へ) 第6図は第3図に示す支持構造を台板に取り付
けた携帯用背もたれ補正器 (ト) 第7図は第6図の携帯用背もたれ補正器を既製
の椅子にセットした斜視図 (4) 第1図、第2図、第3図、第4図、第6図にお
いて (1)図は平面図 (2)図は側面図 (3)図は下面図 (イ)は腰仙関節の部位にあたる個所 (ロ)は仙腸関節の部位にあたる個所 (ハ)は股関節の部位にあたる個所 (ニ)は白板 (ホ)は座面において股関節の部位にあたる個所 以上

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)椅子の背もたれに接する腰ついの部位または骨盤
    の仙骨の部位、腸骨の部位、座骨の部位、椅子の座面に
    接する座骨の部位、これらの部位を保持する特定な形の
    支持構造を設けた椅子。
  2. (2)第1図に示す支持構造を背もたれに内蔵した椅子
  3. (3)第2図に示す支持構造を背もたれに内蔵した椅子
  4. (4)第3図に示す支持構造を背もたれに内蔵した椅子
  5. (5)第2図に示す支持構造を背もたれに内蔵したうえ
    、さらに座部に第4図に示す支持構造を内蔵した椅子。
  6. (6)第3図に示す支持構造を背もたれに内蔵したうえ
    、さらに座部に第4図に示す支持構造を内蔵した椅子。
  7. (7)第1図に示す支持構造を台板■に取り付けた携帯
    用背もたれ補正器。
  8. (8)第2図に示す支持構造を台板■に取り付けた携帯
    用背もたれ補正器。
  9. (9)第3図に示す支持構造を台板■に取り付けた携帯
    用背もたれ補正器。
  10. (10)第2図に示す支持構造を台板■に取り付けた携
    帯用背もたれ補正器に、さらに第4図の支持構造を取り
    付けた携帯用背もたれ補正器。
  11. (11)第3図に示す支持構造を台板■に取り付けた携
    帯用背もたれ補正器に、さらに第4図の支持構造を取り
    付けた携帯用背もたれ補正器。
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JPH0329610A (ja) * 1989-06-28 1991-02-07 Nissan Motor Co Ltd 座席
JP2013129246A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Ts Tech Co Ltd 乗物用シート

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JPS459763Y1 (ja) * 1965-04-17 1970-05-07
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