JPS61100904A

JPS61100904A - 正特性サ−ミスタ装置

Info

Publication number: JPS61100904A
Application number: JP22120884A
Authority: JP
Inventors: 似鳥　英治
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1984-10-23
Filing date: 1984-10-23
Publication date: 1986-05-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ＣＲＴシャドウマスクの自動消磁回路等の無
接点スイッチに用いる正特性サーミスタ装置に関するも
のである。

（従来例の構成とその問題点）従来の無接点スイッチに用いられていた正特性サーミス
タ装置の構成を第１図に示す。

従来の正特性サーミスタ装置は、正特性サーミスタ１か
ら端子２を導出して、絶縁性支持台４に位置決めし絶縁
性カバー３でケーシングする構成を有していた。

この正特性サーミスタに通電すると、正特性サーミスタ
は自己発熱し、キュリ一温度でスイッチングして自身の
抵抗値が急上昇し、回路電流を抑制しながら発熱と放熱
のバランスによって電流値が安定する。

ところが、従来のような構成の正特性サーミスタ装置で
は、正特性サーミスタの発熱量が絶縁性支持台や絶縁性
カバーの肉厚から放熱し易く、安定時の電流値が大きく
、無接点スイッチとしては極めてスイッチング性能の悪
い正特性サーミスタ装置であった。つまり、正特性サー
ミスタは、放熱によって自身の温度が下がるため、自身
の抵抗値が小さい所でバランスしてしまい回路電流が大
きくなっていた。

（発明の目的）本発明はこのような従来の欠点を除去して、スイッチン
グ特性に優れた簡易な構造の正特性サーミスタ装置を提
供することを目的とする。

（発明の構成）この目的を達成するために本発明は、正特性サーミスタ
を支持する絶縁性支持台と絶縁性カバーの断熱性を著し
く向上さ、せ、かつ正特性サーミスタの温度を高めて、
安定時の電流値を著しく低減する構成を行なう。

その一つに、端子を有する正特性サーミスタを、多くの
気泡を有する絶縁性支持台と絶縁性カバーで断熱してケ
ーシングした正特性サーミスタ装置を構成する。

また、端子を有する正特性サーミスタを肉厚内部に真空
の間隙を適度に設けた絶縁性支持台と絶縁性カバーで断
熱してケーシングした正特性サーミスタ装置を構成する
。

さらに、前記絶縁性カバー内壁表面に、正特性サーミス
タの発熱を反射する鏡の機能を有する処理を施した正特
性サーミスタ装置を構成する。

（実施例の説明）以下１本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第２図は本発明の一実施例を示し、従来の端子２を有す
る正特性サーミスタ１を、多くの気泡７を有する絶縁性
支持台６に１位置決めし、多くの気泡７を有する絶縁性
カバー５でケーシングして装置を構成する。この時、気
泡７は従来の密なケーシング材に比べて断熱効果が大き
く、第４図に示す電流減衰特性のように、従来特性Ａに
対し１本発明特性Ｂの如く、大幅に性能が向上する。

第３図は本発明の他の実施例を示し、従来の端子２を有
する正特性サーミスタ１を、肉厚内部に真空部ｌＯの間
隙を適度に設けた絶縁性支持台９と絶縁性カバー８でケ
ーシングして装置を構成する。

この時真空部ｌＯは断熱性が極めて高く、従来の密なケ
ーシング材に比べて格段の効果がある。さらに、予め絶
縁性カバー８の内壁に鏡面処理部１１を施しておくこと
により、一層の断熱効果があり。

第４図に示す電流減衰特性のように、従来特性Ａに比べ
特性Ｃが得られ、大きく性能が向上する。

なお、鏡の機能を有する処理としては。

■　内壁を鏡面研摩する。

■　内壁に魔法びんに見られる鏡面剤のコーティングや
鏡面剤の蒸着を行なう。

■　内壁に耐熱性のある薄い鏡を貼付する。

等である。

絶縁性カバー８内壁に鏡面処理を施すと、正特性サーミ
スタ１の放熱が鏡面で反射してケーシング内部に熱がこ
もり、正特性サーミスタ１の温度をさらに上昇させ、抵
抗値がより大きくなり電流値が著しく減少するのである
。

また、構成部品は従来と員数が同一であるため、簡易に
組立てられる。

（発明の効果）以上説明したように１本発明の正特性サーミスタ装置に
よれば、簡易な構成でスイッチング後の電流値を著しく
小さくできることから、機器に本装置を組み込むことに
よって、スイッチング特性に優れた高性能な機器を完成
することができる効果がある。また、本発明の装置は簡
易な構成によってなされるとともに、形状が従来とほぼ
同等であることから１機器への組込みが容易で、従来品
との入れ替えが簡単に出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来装置の構成断面図、第２図は本発明の第
１の実施例の構成断面図、第３図は本発明の第２の実施
例の構成断面図、第４図は電流減衰特性図である、１　・・・正特性サーミスタ、　２・・・端子。３．５．８　・・・絶縁性カバー：、４，６．９・・・
絶縁性支持台、　７・・・気泡、１０・・・真空部、１
１・・・鏡面処理部。特許出願人　松下電器産業株式会社第１図第２図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　端子を有する正特性サーミスタをケーシングす
る絶縁性支持台と絶縁性カバーを、断熱性部材で構成し
た正特性サーミスタ装置。
（２）　前記断熱性部材は、肉厚内部に多くの気泡を有
することを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
正特性サーミスタ装置。
（３）　前記断熱性部材は、肉厚内部に真空の間隙を設
けていることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記
載の正特性サーミスタ装置。
（４）　前記絶縁性カバー内壁表面に、熱反射する鏡面
処理を施したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項、第（２）項又は第（３）項記載の正特性サーミスタ
装置。