JPS61100230A - 心表面興奮伝播図作成装置 - Google Patents

心表面興奮伝播図作成装置

Info

Publication number
JPS61100230A
JPS61100230A JP59221949A JP22194984A JPS61100230A JP S61100230 A JPS61100230 A JP S61100230A JP 59221949 A JP59221949 A JP 59221949A JP 22194984 A JP22194984 A JP 22194984A JP S61100230 A JPS61100230 A JP S61100230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation
measurement
pulse
potential
propagation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59221949A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0334928B2 (ja
Inventor
稔 鈴木
河村 剛史
康裕 福井
誠 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP59221949A priority Critical patent/JPS61100230A/ja
Publication of JPS61100230A publication Critical patent/JPS61100230A/ja
Publication of JPH0334928B2 publication Critical patent/JPH0334928B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 本発明は心表面興奮伝播図作成方法および装置、さらに
詳細には心房あるいは心室の心表面を興奮電位がどのよ
うに伝播されるかを自動的にマツピングする心表面興奮
伝播図作成方法および装置に関するものである。
(ロ)従来技術 心表面興奮伝播図はWPW症候郡や難治性の心室性頻拍
症の外科治療において異常早期興奮部位の検出になくて
はならないものであり、このような伝播図を用いると心
室内伝導障害を診断するのに最も有力な手段となるもの
である。またこの伝描図を先天性心疾患の心円修復後の
外科的右脚ブロックの鑑別あるいは左脚へミブロックや
心電図上診断できない心室内伝導障害へ応用することが
でき、スカラー、心電図、ベクトル心電図9体表面電位
分布表示との関連において診断向上に貴重なる基礎デー
タを提供することになる。
しかしこの伝播図を作成する場合心表面に直接電極を当
てなけらばならない観血的検査法が基礎になっておりさ
らに臨床においては手術中という時間制約が課せられる
。従来は興奮伝達時間の計測、伝播図の作成などは全て
手技にて行なっているため一回の検査にかなりの時間が
必要となりさらに手技による煩わしさのために有力な手
段でありなからそ・の使用範囲が限定されている。
またWPW症候郡におけるケント束の心房側逆向性伝導
部位の検出、異所性興奮による心房頻拍症の異常興奮部
位の検出など、さらに上室性不整j 、□4oあ、い1
.□1.ゎよ工。1.1□。
術における心房切開後の不整脈の解明など心房の心表面
に対しても興奮伝播図の作成が試みられており、これは
心室の伝播図と同様に重要な意味を持つが、現在のとこ
ろ心房の心表面興奮伝播図を作成する有効な手段がない
のが現状である。
(ハ)目的 したがって本発明はこのような従来の点に鑑みて成され
たもので手技に頼ることなく客観的にしかも早期に興奮
伝達の様子を作成でき心房の心表面興奮伝播図の作成に
も応用することができる心表面興奮伝播図作成方法およ
び装置を提供することを目的とする。
(ニ)発明の構成 本発明によればこの目的を達成するために心筋興奮電位
を測定する測定センサを心表面上のあらかじめ定められ
た測定部位に順次設定し、心筋に与えられたまたは心筋
から得らえれる基準パルスに応答した興奮電位パルスと
測定パルスの時間差を計測し、コンピュータにより前記
測定点と時間差に基づき興奮伝播の等時間線を演算し、
心表面 !興奮伝播図を作成する構成を採用した。
(ホ)実施例 以下図面に示す実施例に基づき本発明を説明する。
まず本発明方法に用いられる興奮伝達時間測定方法につ
いて説明する。第1図(a)には、ベーシング法の、ま
た第1図(b)にはリファレンス′ 法のそれぞれ原理
が図示されている。ベーシング法テは心房ベーシングパ
ルスを基準として興奮伝達時間を測定するもので、心房
に外部からペーシンクヲ行ない心房ベーシングパルスか
ら各測定点の興奮電位波形までの時間(Te)を測定し
、心房ベーシングインパルスから心電図標準誘導QR3
波の最初の立ち上がり点までの基準時間(Tr)を引い
たものを興奮伝達時間(T)とする方法である。
一方リファレンス法は心室あるいは心房の任意の部位に
基準電極を装着し、この部位の興奮電位波形を基準に他
の測定点の・興奮電位波形との相対的な興奮伝達時間差
(TF? p 、 −TF? P )を測定する方法で
あり具体的にはTRRとTF?Flを測定しTp P 
>TRR−’TRpの場合基準パルスより早期に興奮し
たと見なし、(−T)とする。一方TF1t−<TRF
l−T日Pの場合はTをそのまま興奮伝達時間とするも
のである。
このような測定方法を用いて具体的に心表面の興奮伝播
図を作成する装置がブロック図として第2図に図示され
ている。同図において符合lで示すものはパルス発生回
路であり、このパルス発生回路を介して所定のパルス(
ベーシングパルス)が患者の心房に与えられる。このパ
ルス発生回路を用いる場合は主にベーシング法を用いる
場合に用いられベーシングパルスが外部から心臓に与え
られることになる。またレファレンス法を用いる場合に
は基準電極2が心房ないし心室の所定部位に配置される
。この基準電極は第3図(a)。
(b)に図示したようにクリップ電極2aまたはパッチ
電極2bが用いられる。この基準電極は心電図のQR5
派のR点を基準にして発せられるパルスを検出するもの
である。この基準電極2は生体電位測定回路4に接続さ
れ、この回路によって基準パルスが識別される。クリッ
プ電極2aには心耳にはさむだけで心房電位が得られ、
またバッチ電極2bは心筋に縫着することにより心表面
の任意の部位から電位を検出できる。各電極はそれぞれ
ベーシングワイヤとして使用できる。
−力測定電極3が心房ないし心室のあらかじめ定められ
た複数の部位に順次配置される。この測定電極は第4図
(a)に図示されたような棒型センサ3a、第4図(b
)に図示されたような指輪型センサ3b、第4図(C)
に図示されたような釘型センサ3Cなどが用いられる。
棒型センサ3aは、首のRを900.長さを10mmと
従来のものよりも短くし、心臓の裏側の方でも容易に検
査することができる様に工夫されている。指輪電極3b
は、通常一番長い中指に装着する様な寸法に加工し、ま
た、指輪の内側の電極と一致する場所に突起をつけて電
極の位置が、皮膚感覚でわかる様にして、心臓の裏側も
容易に検査することができる様に工夫されている。また
釘型センサ3cは心筋の露出していない脂肪の厚い場所
での電位測定に有効である。
この測定電極3は同様に構成された生体電位測定回路5
に接続される。生体電位測定回路4ならびにパルス発生
回路lはそれぞれベーシング法かレファレンス法かにし
たがって切り換えられるスイッチ6を介して興奮伝達時
間測定回路7に入力される。この測定回路7は同様に生
体電位測定回路5から基準パルスに応答した興奮電位パ
ルスを受け、上述した方法で興奮伝達時間が測定される
さらに本装置にはメモリスコープ回路8が設けられてお
りこの回路は生体電位測定回路4,5゜心電計17なら
びに興奮伝達時間測定回路7に接続され、回路7で計測
した時間、回路4.5で測定した心筋電位波形、心電計
17から出力された心電図波形をCRTIOを介してそ
れぞれ表示させる。また興奮伝達時間計測回路はインタ
ーフェース9を介してコンピュータ11に接続され  
゛る。このコンピュータ11ではインターフェース  
19を介して転送されてくる興奮伝達時間をもとに後述
するように等時間線を演算し心表面興奮伝描図を作成す
る。このコンピュータ11で作成された伝播図はカラー
CRTI!に表示されたり測定データとしてミニフロッ
ピーディスク13に記憶されたる、あるいはプリンタ1
5に出力されたりする。さらにコンピュータ11にはコ
ンピュータ操作を行なうライトペン14ならびに測定時
の補助を行なう音声合成回路図16が接続される。
パルス発生回路1の具体的な構造が第5図に図示されて
おり電流設定用可変抵抗25.レート設定用可変抵抗2
6 、VFO3C27,28、バイナリ−カウンタ29
,30.カウンタセット31 、 D/A変換器32.
電流増幅器34.レートスイッチ回路33.デシマルカ
ウンタ35゜36ならびに電流表示器37.レート表示
器38から構成されている。
また生体電位測定回路4.5の具体的な構造が第6図に
図示されており、この回路は生体電位をピックアップす
るプリアンプ17.アイソレーションアンプ18.バン
ドパスフィルタ19.ゲインアンプ20.微分回路24
.微分回路の出力をスレッスユホールド電圧23と比較
するコンパレータ22.ならびに絶対値アンプ25から
構成されており、ゲインアンプ20のゲインはコントロ
ーラ21によって調節される。微分回路24の出力はメ
モリスコープにも接続される。
さらに興奮伝達時間測定回路の具体的な構造が第7図に
図示されている。この回路は1OKHzのクロック発生
器45の基準パルスを受けるカウンタ39ならびにこの
カウンタに接続され測定パルスを受けてカウンタ値をラ
ッチするレジスタ40から構成されており、カウンタ3
9ならびにレジスタ30の内容はそれぞれ表示器41.
42に表示されると共にインターフェース9に入力され
てそれぞれがコンピュータに転送される。
次にこのような装置の動作を説明する。
まず測定にあたって“は基準パルスを形成する。
この基準パルスはリファレンス法並びに心房に基準電圧
を装着して心室の伝播図を作成する場合は第3図に図示
したような基準電極2a、2bを用い生体電位測定回路
4で基準パルスを発生させる。一方ペーシング法の場合
は第5図に図示したパルス発生回路によって発生するパ
ルスを基準パルスとする。第5図において電流及びレー
ト測定用の可変抵抗器25.26で可変した電圧をVF
O5C27,28により周波数に変換しバイナリカウン
タ29.30へカウントする。バイナリカウンタ29の
値をD/A変換器32でD/A変換し設定されたレート
数でD/Aの値の電流を出力する。このようにして30
〜200 ppmのパルススレート及びO〜20mAの
出力電流が設定され、測定にあたってはレート数は固定
され心筋及び測定部に出力される。心筋に与えられるパ
ルス幅は1〜8ffIsで固定され一方レート数は30
〜200ppm並びに出力電流はO〜20mAに設定さ
れる。
また測定部に出力するパルスについてはパルス幅が1.
8msのTTL出力とした。尚デシマルカラン、  ”
:=′::’:フ丁’hHq N ’3’8 m表示さ
れるように構成されている。
次に心火面上の測定部位の興奮到達点は次のようにして
認識される。即ち測定電極3を用いて第9図または第1
0図に図示されたような測定部位に順次電極を配置して
いく、心筋の興奮電位は測定電極を介して第6図に図示
された生体電位測定回路5のプリアンプ17に入力され
、アイソレーションアンプ18を経てバンドパスフィル
タ19に入力され、必要な周波数成分だけがゲインアン
プ20により増幅される。この場合生体電位の変動ある
いは脂肪等電位の減少を考慮してゲイコントローラ21
により1〜8chのゲインに選択できるようにされてい
る。次に微分回路24により興奮電位の立上がりの鋭い
所を検出し、それをコンパレータ22によって所定の電
圧23と比較し、この電圧を越えた時に絶対値アンプ2
5を介してパルスを出力し、この出力パルスが得られた
時に測定部位に配置された測定電極に興奮電位が到達し
たものとする。
続いて興奮伝達時間測定回路7によ・て上述し !たよ
うに発生した基準パルスと測定電極3に達した電位によ
り興奮伝達時間の測定が行なわれる。
そのためにまず基準パルスがカウンタ39に入力されこ
の基準パルスによりカウンタ39セツトが行なわれる。
−力測定パルスがレジスタ40に入力され、カウンタ3
9のカウント時間をレジスタ40にラッチして測定時間
とする。この測定時間は上述したようにベーシング法で
はTe、一方レファレンス法ではTRPに対応する。な
おりウンタ39のクロック周波数は10KHz、測定時
間の分解能は0.1!It5である。この測定時間は表
示器42並びにインターフェース9に出力され、一方法
の基準パルスの入力で基準パルス間の時間TRRを表示
器41.インターフェース9に出力しカウンタ39をリ
セットしlサイクルの動作が終了する。
以上、上記の興奮電位測定回路で興奮到達点の認識を行
い、興奮伝達時間測定回路で、興奮伝達時間の測定を行
う。そして、この測定した時間をインターフェース9で
8 bitアスキーコードに変換シて、パーソナルコン
ピュータ11に転送する。
次に、パーソナルコンピュータによる興奮伝播図の作成
手段を第8図のフローチャートを用いて説明する。
このフローチャートの機能を大きく分類すると、ステッ
プ5t−saまでの初期設定、ステップ59〜512ま
での心表面興奮伝播図の作成、ステップ513〜S18
までの後処理、ステップS19の心興奮伝播時間表示、
ステップS20〜S26までのデータファイルとして登
録した心表面興奮伝播図の再生の5つに大きく分けられ
る。
各ステップにおけるモードの選択は初心者でも容易に行
なうことができるように主にライトペンによって選択さ
れる。まず電源をオンに゛して心表面興奮伝播図の作成
を行なう前に以下に述べる初期設定を行なう。まずステ
ップS1において測定ならば「メジャー」を、またデー
タファイルに登録した心表面興奮伝播図の再生を行ない
たい時は「データリード」のモード選択を行なう。
ステップ、Slにおいて「メジャー」のモードが選択さ
れると、ステップS2において日付ノ確認を行ない、続
いてステップS3において患者名。
年令、カルテ番号など患者のIDを入力する。続いてス
テップS4において心表面興奮伝播図の選択、すなわち
心房あるいは心室のいずれかの選択を行ない、ステップ
S4aにおいてはベーシング法あるいはリファレンス法
のいずれかの方法を選択する。またステップS4bにお
いては表示方法の選択を行なう、この表示方法は心表面
興奮伝播図の作成(マツピング)と、測定した興奮伝達
時間をそのままカラーCRT上に表示し測定した興奮伝
達時間の最早期興奮伝達時間を赤色にて表示する2種類
があり、前者の場合にはステップS4bから下の方にま
た後者の場合には右の方に分岐する。
次に測定方法でリファレンス法を選択した場合はステッ
プS5でリファレンス部位の選択(すなわち心房あるい
は心室)を行ない、迂ベーシング法を選んだ場合にはス
テップS5を回して、それぞれステップ36.56aの
測定部位の選択ならびに時間モードの選択に移る。測定
部位の選択は心室心表面興奮伝播図の作成のときに選択
を行なうもので、右室のみ、左室のみ、心室全体の選択
を行なう。また時間モードの選択は通常の時間モードと
WPW症候群用時間モードのいずれかを選択する。また
ステップS4において心房心表面を選んだ場合にはステ
ップ55.36.S6を迂回する。続いてステップS7
において等時間線を作成するための時間区分を選択する
0時間区分には時間間隔が5mg、iomsの2つがあ
り、共に早期時間から赤、紫、黄、緑、水色、青、白の
順に色分けがされている。この時間区分の選択が終了す
ると、ステップS8においてTwin、Tmaxの入力
を行なう。Twinは心電図上標準誘導QR3波の立ち
上がりの点をメモリスコープ上に表示された心電図から
入力し、基準時間Trとする。一方TmaxはTwin
と同様にメモリスコープ上の心電図からQRS波の波形
終了時点を入力する。 Twin、Tmax    。
、の入力が終了すると、測定データの測定範囲が定まる
。なお、このTwin、Tmaxの入力は心房に基準点
を置く心房ベーシング法と心房リファレンス法による心
室心表面興奮伝播図の作成時に行なう。
このようにして初期設定が終了する。
次に心表面興奮伝播図の作成について説明する。
この伝播図の作成には第9図(a)、(b)に示すよう
な心臓の外形図が用いられる。心室心表面は左室心室を
扇のかなめにした心臓展開図(第9図(a)を参照)を
用いて右室26点、左室24点、心室全体で50点の測
定点が設定しである。一方心房心表面は、第9図(b)
示すように心房心表面を楕円形に単純化した簡略図が用
いられ23点の測定点が用意されている。測定は第9図
に設定した測定点に測定電極を順次置き興奮電位の到達
を測定する。測定点の指示はカラーCRT上に表示(測
定点は赤く表示される)され、また装置に内蔵された音
声合成回路により測定点の指示が行なわれる。測定はス
テップS9bにおいてデータが終了するまで順次測定が
行なわれる。測定データは電極のブレなどデータのバラ
ツキを考慮して連続3心拍のデータを取り込み、いずれ
か1つでも3mgの誤差範囲外の場合はデータネ良とし
てデータを取り直す。連続3心拍のデータが3mgの誤
差範囲内の場合は3心拍データの平均値を測定データと
する。なお脂肪などによりどうしても電位を検出できな
い場合は専用スイッチにて測定点をNGとしてパスする
。なお本装置の場合ステップS9aにおいて測定と同時
に等時間線が算出され、カラーCRT上に即時カラー表
示がオンラインで行なわれる。
次に等時間線の算出手段について説明する。
まず、第1O図(a)、(b)に図示するように、心室
および心房の外形図上を心室は129個、心房は32個
の三角形に分割する。
等時間の算出は、各々の三角形を構成する3点の測定点
の測定時間から次の線形補間近似を行い算出する。第1
1図のように、三角形を構成する3点をそれぞれi、j
、に、その座標を(Xi。
Yi)、(Xj 、Yj’)、(Xk、Yk) とり、
、、その点におけるTi、Tj、Tkの大小関係が、次
式 T i > T j > T k・・・・・・・・・ 
(1)で表わせる場合、興奮伝達時間の最も遅い点iを
基準として* i−J線分上に等時間線の境界値(l 
Oss、 2 Oss、 30m5等)が、存在するか
どうかを調べる。その結果、Taなる境界値が存在した
とすると、境界値を与える座標(Xa。
Ya)を次式により算出する。
(2)、(3)式により求める等時間線のi−j線分上
の座標が得られる。3点の大小関係が(1)式で表され
るので、i−j線分上で算出したTaは、i−に線分上
にも存在することが明らかであるので、i−に線分上に
ついて、i−j線1  分と同様9比例配分を行5゛・
 (Xa・Y″)を算;□!  出し、i−j線分上の
(Xa、Ya)と同様に比例配分を行い、(Xa、Ya
)を算出し、i−j線分上の(Xa、Ya)とi−に線
上の(Xa。
Ya)とを結び等時間線を作成する0等時間線は、あら
かじめ指定された色(10a+sであれば赤)で、CR
T上に表示する。この様な操作を、境界値がTIの値よ
り小さくなるまで、つまり、i−j、i−に線分上に等
時間線が描けなくなるまで、繰り返す。
次に、j点を基準として、j−に、i−に線分上につい
て同様な操作を行ない、等時間線を算出し、表示する。
このとき1等時間線表示の限界を与える値はTkである
また、Ti 、Tj 、Tkの大小関係が次式7式%(
4) で表わせる場合は、TiとTjが同じであるため、i−
j、i−に線分間には、等時間線は存在しない、つまり
、この場合はj−に、i−に線分間の処理のみを行う。
Ti 、Tj 、Tkの大小関係が次式7式% で表わせる場合は、j−に、i−に線分間には等時間線
が存在しないので、i−j、i−に線分間の処理のみを
行う。
T−i、Tj、Tkの大小関係が(1)。
(4)、(5)式のいずれにも属さない場合は、T i
 、 T j 、 T kの値を入れかえて、(1)。
(4)、(5)式にいずれかに振り分ける0例えば、T
i<Tj>Tkの場合、Ti>Tkであるなら、Tjの
値とTiの値とを入れかえて、かつ、入れかえたTjと
Tkの値とを入れかえて、(1)式と同様にする。
以上の様に、等時間線表示は、(1)。
(4)、(5)式に、オンラインで得られたデータを3
通りに振り分けて、比例配分によりカラーCRT上に、
あらかじめ指定された色にて等時間線表示を行う。
測定を全点終了し、上記の方法にて等時間線表−示が終
了したら、次に測定時の誤り(コンピュータは0番を指
示していたが、電極を0番に相当する場所に当てていな
かった。)あるいは、明らかにおかしい等時間線表示の
修正の選択を行う(ステップ510)、修正の必要がな
い場合は、心表面興奮伝描図を完成して、後処理に移る
。修正が必要な場合は、修正すべき測定点の入力を行い
(ステップ5ll)、修正点に関係する等時間線を消去
し、不良点と同じ扱いとして処理する。不良点の処理に
は、上記の測定と同様に不良点の再測定を行う処理方法
と、不良点の回りの測定データから推定する処理方法の
2つがある(ステップ5lla、312)。
次に、不良点の推定について説明する。
不良点推定は次の様な最小自乗法にて不良点の興奮伝達
時間を推定する。第12図に示したように、測定点1,
2.・・・nに対する興奮伝達時間をTI 、T2 、
・・・Tnとし、その点の座標を(xl e Yl )
  +  (x2 e Y 2 )  + ・” (X
 n 。
Yn)とすると、推定する点aにおける興奮伝達時間T
aは次式の様に表わすことができる。
Ta=a1 +a2 Xa+a3 Ya−−−−−−−
−−−−(6)次に、推定値と実測値の自乗誤差εを求
める。
(= Σ (Tm−(al +a2  Xm+a3  
Ym))  2 … (7)そして、自乗誤差εを最小
にするようなal 。
a2 、a3を求める。(7)式をal、a2゜a3で
偏微分し、その値をOとおくと、(8)、(9)、(1
0)式が得られ、これをMatrixにすると、 (12)式より得られたal  + a2 + a3を
(6)式に代入し、a点の興奮伝達時間T’ aを求め
る。
測定不良点の推定は、上記の方法を用いるが、測定不良
点はどこに、またいくつ生ずるか未知であるため、次の
様な規定をおいた。
(1)逆行列の行列式がOとなった場合、まわりの測定
点の値の平均値を求める値とする。
(2)推定の精度を上げるため、一度不良点となった点
は、推定により新たな値をもったとしても、他の不良点
の推定には用いない。
(3)測定不良点が数多く生じ、推定に用いる測定点が
2点以下となったときは、推定不可能の表示をCRT上
に行う。
以上、上記のようにして心表面興奮伝播図の作成を行う
次に以上のように処理されたデータの後処理について説
明する。
まずステップS13,513aにおいて上述し   (
゛たように作成された心表面興奮伝播図をフロッピーデ
ィスクなどの記録媒体に記録する。続いてステップS1
4において最早期興奮部位をより明確にしたい場合に最
早期伝達時間を基準時間(0時間)としてさし引いた相
対時間を用い心表面興奮伝播図を描き直すか否かの最早
期マツピング表示を選択を行゛う、最早期マツピング表
示を選択した場合にはステップ5L4aでそれを行ない
、また選択しなかった場合はステップ526に移りファ
イルデータによってマツピングを終了する。またこのよ
うに作成した伝播図をプリントアウトしたい場合にはス
テップ315から817に移ってそれを行ない、lサイ
クルの処理が終了し、続いてステップS18において次
のマツピング指示が起なわれる。
またフロッピーディスクなどに記録し、後から伝播図を
可成する場合にはステップ31においてモードをデータ
リードに選択し、ステップS20.S21においてデー
タなどを入力しさらにマツピング表示方法を選択してス
テップS7゜メツテップ38.ステツプS9.ステツプ
S9aに移りステップ514の処理手順に移る。また興
奮伝播図の再生は作成時に用いた等時間線表示の代わり
に色塗りにて表示を行なうことが可能である。
またステップS4bにおいて最早期時間を選択した場合
にはステップS19.ステップ519aによって伝達時
間の測定ならびに伝達時間の表示を行ないこれをステッ
プ519bにおいてデータが終了するまで継続する。
(へ)効果 以上説明したように、本発明によれば、心裏面上のあら
かじめ定められた測定部位に測定センサを順次設定し、
基準パルスに応答して発生する興奮電位パルスと基準パ
ルスの時間差を計測し、コンピュータによりこれらのデ
ータに基づき興奮伝播の等時間線を演算し、心表面興奮
伝播の等時間線を演算し、心表面興奮伝播図を作成する
ようにしているので、手技に頼ることなく客観的にしか
も早期に興奮伝達の様子を知ることができ、簡単に心房
の心表面興奮伝播図の作成にも応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はベーシング法及び基準電極を心房に装着
した場合の測定方法を説明した線図、第1図(b)はリ
ファレンス法の原理を説明した線図、第2図は本発明装
置の概略構成を示したブロック図、第3図(a) 、 
(k))は基準電極の異なる実施例を示した概略斜視図
、第4図(a)。 (b)、(c)は測定電極の異なる実施例を示した概略
斜視図、第5図はパルス発生回路の詳細なブロック図、
第6図は生体電位測定回路の詳細な構成を示したブロッ
ク図、第7図は興奮伝達時間測定回路の詳細な構成を示
したブロック図、第8図は制御の流れを説明したフロー
チャート図、第9図(a)、(b)はそれぞれ心室用並
びに心房用の興奮伝播面作成に用いられる測定部位を示
した説明図、第10図(a)、(b)はそれぞれ心室用
及び心房用伝播面測定部位に従い三角形に分割した分割
図、第11図は等時間線を表示するための説明図、第1
2図は最小自乗法による推定を示した説明図である。 1・・・パルス    2,2a、2b・・・基準電極
3.3a、3b、3cm−・測定電極 4.5・・・生体電位測定回路 7・・・興奮伝達時間測定回路 8・・・メモリースコープ 9・・・インターフェース 11・・・コンピュータ 10.12・・・CRT13
・・・フロッピーディスク 14・・・ライトベン  15・・・プリン°り16・
・・音声合成回路 17・・・心電計第5図 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)心筋興奮電位を測定する測定センサを心表面上の
    あらかじめ定められた測定部位に順次設定し、心筋に与
    えられたまたは心筋から得られる基準パルスに応答した
    興奮電位パルスを前記センサにより検出し、基準パルス
    と測定パルスの時間差を計測し、コンピュータにより前
    記測定点と時間差に基づき興奮伝播の等時間線を演算し
    、心表面興奮伝播図を作成することを特徴とする心表面
    興奮伝播図作成方法。
  2. (2)心筋興奮電位を測定する測定センサと、このセン
    サより測定された心筋興奮電位を処理して興奮到達を識
    別する生体電位測定回路と、心筋に関連した基準パルス
    とこの基準パルスに応答して生体電位測定回路から得ら
    れるパルスとの時間差を計測する興奮伝達時間測定回路
    と、計測された興奮伝達時間をもとに等時間線を演算し
    心表面興奮伝播図を作成する手段とから成ることを特徴
    とする心表面興奮伝播図作成装置。
  3. (3)前記基準パルスはパルス発生回路により心筋に与
    えられるパルスあるいは心筋に発生する興奮電位を測定
    する生体電位測定回路から得られるパルスである特許請
    求の範囲第2項に記載の心表面興奮伝播図作成装置。
JP59221949A 1984-10-24 1984-10-24 心表面興奮伝播図作成装置 Granted JPS61100230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59221949A JPS61100230A (ja) 1984-10-24 1984-10-24 心表面興奮伝播図作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59221949A JPS61100230A (ja) 1984-10-24 1984-10-24 心表面興奮伝播図作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61100230A true JPS61100230A (ja) 1986-05-19
JPH0334928B2 JPH0334928B2 (ja) 1991-05-24

Family

ID=16774678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59221949A Granted JPS61100230A (ja) 1984-10-24 1984-10-24 心表面興奮伝播図作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61100230A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188439A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Nippon Koden Corp 心筋興奮波形検出装置、および検出プログラム
JP2013537096A (ja) * 2010-09-17 2013-09-30 カーディオインサイト テクノロジーズ インコーポレイテッド 興奮伝播図を計算するためのシステムおよび方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101424375B1 (ko) 2011-09-20 2014-07-31 미쯔비시 히다찌 세이떼쯔 기까이 가부시끼가이샤 냉간 압연기, 탠덤 압연 설비, 가역 압연 설비, 압연 설비의 개조 방법 및 냉간 압연기의 운전 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013537096A (ja) * 2010-09-17 2013-09-30 カーディオインサイト テクノロジーズ インコーポレイテッド 興奮伝播図を計算するためのシステムおよび方法
JP2013188439A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Nippon Koden Corp 心筋興奮波形検出装置、および検出プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0334928B2 (ja) 1991-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5419338A (en) Autonomic nervous system testing by bi-variate spectral analysis of heart period and QT interval variability
US8494621B2 (en) Method and apparatus with reduced electrode system specific ECG interpretation
US11710569B2 (en) Coronary artery disease metric based on estimation of myocardial microvascular resistance from ECG signal
US20060161066A1 (en) Feature-based editing for electrocardiography
AU2012332703B2 (en) Evaluation of cardiac structure
JP6715863B2 (ja) Ecgベースの心筋虚血検出のための方法及びシステム
RU2758750C1 (ru) Повторное аннотирование электроанатомической карты
Simoons et al. Quantitation of exercise electrocardiography.
JP4724417B2 (ja) フラクタル解析を使用して心臓病変の開始を予測するための装置及び方法
JP2012517885A (ja) Ecgデータの自動虚血分析
Pryor et al. Computer analysis of serial electrocardiograms
JP2021084023A (ja) 洞調律の心周期及び非洞調律の心周期の局所興奮到達時間のマッピング
JPS61100230A (ja) 心表面興奮伝播図作成装置
Pope et al. Development and validation of an automated method of the Selvester QRS scoring system for myocardial infarct size
US3921624A (en) Apparatus for recording heart rate rhythm
JP6866177B2 (ja) 動的な三次元マップの補間
AU2019200926A1 (en) Simulation of heart pacing for modeling arrhythmia
JP7152268B2 (ja) 生体信号処理装置およびその制御方法
JP2001504722A (ja) 哺乳動物の心臓の生理学的状態の統計学的マッピング
JP2017209551A (ja) 心電図処理装置および心電図処理プログラム
JP6555830B2 (ja) 心電図処理装置および心電図処理プログラム
Nash et al. An experimental–computational framework for validating in vivo ECG inverse algorithm
JP3129295B2 (ja) 上室性期外収縮判定方法および装置と上室性期外収縮判定のためのプログラムを記憶した記憶媒体
US20220175299A1 (en) System for Predicting at Least One Cardiological Dysfunction in an Individual
RU2727748C2 (ru) Способ комплексного исследования биомеханики сердечно-сосудистой системы