JPS6098057A - 石材製品,レンガ製品等の取付け方法 - Google Patents

石材製品,レンガ製品等の取付け方法

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JPS6098057A
JPS6098057A JP20451983A JP20451983A JPS6098057A JP S6098057 A JPS6098057 A JP S6098057A JP 20451983 A JP20451983 A JP 20451983A JP 20451983 A JP20451983 A JP 20451983A JP S6098057 A JPS6098057 A JP S6098057A
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JP
Japan
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product
stone
water repellent
brick
products
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JP20451983A
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中富 美次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセメントエフロ,木シミ,藁シミ,煙草ヤニ類
,鉄サビ,油類等汚れ物質の表面への発生や内部への浸
入が効果的に防止されて製品特有の美観が長期に亘り証
持されるようになした石材製品,レンガ製品等の工業的
な取付け方法に関するものである。
石材製品,レンガ製品等は内部構造的に連続した非晶質
部を内蔵し吸水性を有するのでこれらの製品を湿式方式
例えばセメントモルタルで取付けるようにすると裏面部
から一種の毛細管現象でセメントエフロ,木シミ,煙草
ヤニ類,鉄サビ等が表面に滲出し更に表面部からは各種
汚れ物質が内部に浸入するようになるので著しく美観が
損われる一方金具等を用いて固定する乾式方式の場合も
各種汚れ物質が,表面部,側面部および裏面部から内部
に浸入するようになるので同様に美観が損われる。
ところが,困つたことにはこれらの汚れ物質は単なる表
面付着ではないから取り除くことが非常に困難であり,
そのまゝ放置せざるを得ない場合が多いのが現状である
そこで,本発明者は石材製品,レンガ製品等の特有の美
しい外観を長期に亘り維持できる取付け工法に関し鋭意
研究中のところ,本発明を完成するに至つたのである。
すなわち,本発明の要旨とずるところは,石材製品,レ
ンガ製品等を先ず滲透型撥水剤液の槽中に浸漬して製品
全周に■り該撥水剤を1mm以上滲透せしめ,ついで槽
から取り出して乾燥後必要に応じて表面の光沢発現処理
を行い,最後に得られた製品を通常の湿式,乾式等の方
式により取付けるようにすることを特徴とする石材製品
,レンガ製品等の取付け方法にある。
以下,本発明を詳細に説明する。
本発明は上述しにような汚れ物質の内部からの表面発生
および表面部からの内部浸入に関し種々試験を重ねに結
果,これらの汚れ物質特にセメントエフロ,鉄サビなど
の場合は成長しながら広く拡つていく性質があるので製
品全周に亘り発生および浸入されるようなウイークポイ
ントがないようにするこが絶対に必要であることを確認
し,これが重要な基礎になつている。
したがつて,本発明の場合は先ず石材板,石材ブロツク
,基石などの各種石材製品,吸水性のあるレンガブロツ
クおよびレンガタイル,吸水性のあるタイルなどの各種
レンガ製品を滲透型撥水剤液中に浸漬して該撥水剤を製
品全周に亘り浸透せしめるようにするのであるが,この
場合重要なことは該撥水剤の浸透の深さを製品全周に亘
り1mm以上待に好ましくは1.5乃至2.5mmにす
ることであり,部分的に1mm以下の箇所があるとそこ
が突破口になつて発生および浸入が行われ広く拡るよう
になるので本発明の目的を達成することはできない。
又吸水性のはげしいレンガタイルの裏面部だけに該撥水
剤流を約1mm浸透せしめ,乾燥後,これをセメントモ
ルタルで取付けでエフロ(白草)の発生状況を観察した
ところ,この場合は約3月後のエフロの発生が認められ
たが本発明の全周に約1mm浸透せしめに同種類のレン
ガタイルの場合は3年後の現在でもエフロ現象は全く発
生していない。
さらに又浸漬処理の場合は該撥水剤の浸透の深さの調節
が容量であるばかりでなく略々均一に揃えられるので深
さの不揃による色調斑などの発生はない。
なお,本発明の場合の滲透型撥水剤液としては滲透性お
よび長期的は撥水効果が優れ製品の外観を損わないもの
なら総て使用することができるが,具体例としてはシリ
コン樹脂系(例えば日本トミケミー(株)トミダント2
,トミダント22など),合成樹脂系(例えば三井石油
化学(株)ケミストツプなど)等があげられる。
次に,本発明の場合 は槽から取り出して製品を乾燥するようにするのである
がこの場合の乾燥は自然乾燥,加熱乾燥の何れでも良い
なお,製品素材の種類や使用する撥水剤液によつては表
面の光沢が若干低下することもあるがこのような場合は
表面の光沢発現処理例えばバフ処理,簡易は研磨処理な
どを施こすと製品持有の美観が発現するようになるので
非常に効果的である。
上述の光沢発現処理は製品を湿式,乾式等の取付け方式
後行うようにしてもよい。
石材板基石などの石材製品の場合は研磨石材製品を上述
のようにして処理するケースと未研磨石材製品乃至ある
程度研磨した石材製品を該撥水剤液槽中で全周に亘り浸
透せしめ取り出し乾燥後最後に研磨仕上げするようにす
るケースとがある。
後者のケースの場合は非常に希麗に仕上がるという特徴
があるが,この場合は最後の研磨で磨取られる厚みを予
じめ考慮してそれに見合うだけ該処理液を深く浸透せし
めるようにしなければならない。
言うまでもなく,後者の場合浸透,乾燥後の研磨は出来
るだけ簡単にしかも磨取られる厚みも薄い方が望ましい
ので,この点からすると最終研磨を残す程度に研磨され
た石材製品を槽中で浸透処理するようにすると軽い最終
研磨だけで仕上げられるようになるので非常に効果的で
ある。
なお,上述のようにして得られた石材板,基石などの石
材製品をセメントモルタル,接着剤などの結合剤で固定
する場合撥水剤の種類によつて固定力が落ちるような場
合は,石材板の裏面部,基石の底部をそれぞれバフ処理
や軽い研磨処理を施こすようにするとよい。
それから,石材板の場合研磨面の片方だけに同時に撥水
効果を付与せしめた石材板を作る必要がある場合は次の
二つの方法がある。
(1)石材板の研磨面の側だけを該撥水剤液槽に浸漬す
るか又は研磨面上に十分該撥水剤液を含浸せしめた布類
などを載置するかして該撥水剤を1mm以上浸透せしめ
,ついで乾燥後必要に応じて表面の(2)未研磨石材板
乃至ある程度研磨した石材板の片側だけを該撥水剤液に
浸漬するか又は片面上に十分該撥水剤液を含浸せしめに
布類などを載量するかして該撥水剤を深く浸透せしめ,
ついで乾燥後研磨処理を行い該撥水剤の浸透の深さを1
mm以上げる方法。
上述の(1),(2)の方法の場合該撥水剤液を含浸し
た布類の上に更に合成樹脂製フイルム及び板,金属板を
重ねるようにすると該撥水剤液の浸透効果が向上するの
で好ましい。
本発明の場合は,最後に上述のようにして得られた製品
を通常の湿式,乾式等の工法で取付けるようにするので
あり,このようにすると素材特有の美麗な外観が長期的
に安定して維持される優れた壁,床,石塔等が簡易に得
られるようになるのである。
なお,セメント系水混練物を結合剤,目地材等として使
用する場合,接着性の向上,防水性の向上,亀裂防止,
エフロ防止等の面よりして合成樹脂系エマルジヨンの添
加は極めて有効である。
実施例1 吸水性のある一定大きさのレンガブロツクをトミダント
22槽中に5分間浸漬,自然乾燥後,得られた製品を(
株)コーミツクス社製コーミツクスS(多機能セメント
混和剤)をセメントに対し3%(重量)添加したセメン
トモルタル(セメント/砂=1/1重量比)を用いて通
常のレンガ積み工法の要領で積上げるようにするとエフ
ロの発生がなく長期に亘り美麗な外観が維持されるレン
ガブロツク壁が簡単に得られる。
なお,この場合のトミダント22は優れた撥水効果の外
にセメントモルタルとの結合性にも優れており,また上
述の場合の該撥水剤の浸透の深さは約1.4mmであつ
た。
実施例2 吸水性のある一定大きさのレンガタイルをトミダント2
槽中に10分間浸漬,自然乾燥後表面をバフ仕上げし,
得られた製品を日本トミケミー(株)製トミダントC(
アクリル系エマルジヨン)を固型分がセメントに対し7
%(重量)になるように添加したセメントモルタル(セ
メント/砂=1/1重量比)を用いてコンクリートの躯
体に通常の圧着工法で取付けるようにすると強固に固定
されエフロの発生もなく長期に亘り特有の美観が維持さ
れるレンガタイル壁が簡単に得られる。
なお,この場合の上記撥水剤の浸透の深さは1.7mm
であつた。
実施例3 最終仕上げ研磨を残すだけの研磨表面を有する一定大き
さの韓国産花崗岩板をケミストツプ槽中に20分間浸漬
,自然乾燥後,研磨表面に更に最終仕上げ研磨を施すと
共に該板の裏面部をもバフ仕上げして得られた製品をセ
メントモルタル(セメント/砂=1/1重量比)でコン
クリー躯体に取付けるようにするとエフロが発生せず花
崗岩特有の最高の美観を長期に亘り維持する優れた花崗
岩板が得られる。
又上述の裏面部をバフ仕上げしない花崗岩板を金具を用
いる通常の乾式工法で固定するようにすると花崗岩特有
の美観が長期に維持される優れた花崗岩板壁が得られる
なお,上述のケミストツプの浸透の深さは1.6mmで
あつたが最終仕上げ研磨面のケミストツプの浸透の深さ
は1.3mmであつた。
実施例4 研磨した表面を有する一定大きさの大理石板をトミダン
ト2槽中に30分間浸漬し,自然乾燥後更にその表面を
バフ研磨し,得られた製品を通常の空モルタル工法で床
を貼るようにするとエフロが発生せず長期に亘り美麗な
外観が維持される優れた大理石板床が得られる。
なお,この場合のトミダント2の浸透の深さは1.8m
mであつた。
又上述の浸漬前の大理石板を水平にし,ついで研磨面上
にケミストツプを十分に含浸せしめた布を載置し,更に
その上にポリエチレンフイルムをのせて約2時間放置し
た後ポリエチレンフイルムと布を外し自然乾燥せしめた
なお,この場合のケミストツプの浸透の深さは1.9m
mであつた。
最後に研磨面を更にバフ研磨して得られた製品を乾式工
法により内壁をつくるようにすると長期に亘り表面に汚
れ物質の付着しない大理石板壁が得られる。
実施例5 最終仕上げ研磨を残すだけの一定大きさの墓石(アフリ
カ産黒色花崗岩)をトミダント2槽中に30分間浸漬し
た後自然乾燥し,更に研磨面に最終仕上げ研磨を施こす
ようにし,最後に得られた製品で石塔をつくるようにす
ると特有の美麗な最高の外観が長期に亘り維持されるよ
うになる。
なお,この場合の仕上げ製品のトミダント2の浸透の深
さは1.6mmであつた。
実施例6 研磨された一定大きさの墓石(白色花崗岩)をトミダン
ト2槽中に1時間浸漬した後自然乾燥し,更に研磨面を
バフ研磨するようにし,最後に得られた製品を組合せて
石塔をつくるようにすると白色花崗岩特有の最高の美麗
な外観が長期に亘り得られるようになる。
なお,この場合の仕上げ製品のトミダント2の浸透の深
さは2.1mmであつた。
特許出願人 中富美次

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 石材製品,レンガ製品等を先ず滲透型撥水剤液の槽中に
    浸漬して製品全周に亘り該撥水剤を1mm以上滲透せし
    め,ついで槽から取り出して乾燥後必要に応じて表面の
    光沢発現処理を行い,最後に得られた製品を通常の湿式
    ,乾式等の方式により取付けるようにすることを特徴と
    する石材製品,レンガ製品等の取付け方法。
JP20451983A 1983-10-31 1983-10-31 石材製品,レンガ製品等の取付け方法 Pending JPS6098057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20451983A JPS6098057A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 石材製品,レンガ製品等の取付け方法

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JP20451983A JPS6098057A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 石材製品,レンガ製品等の取付け方法

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Publication Number Publication Date
JPS6098057A true JPS6098057A (ja) 1985-06-01

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ID=16491872

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JP20451983A Pending JPS6098057A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 石材製品,レンガ製品等の取付け方法

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