JPS6097220A - 直線運動形荷重検出機構 - Google Patents

直線運動形荷重検出機構

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JPS6097220A
JPS6097220A JP20542883A JP20542883A JPS6097220A JP S6097220 A JPS6097220 A JP S6097220A JP 20542883 A JP20542883 A JP 20542883A JP 20542883 A JP20542883 A JP 20542883A JP S6097220 A JPS6097220 A JP S6097220A
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として上皿秤等による荷重測定を、確実か
つ精密に行うための直線運動形荷重検出機構に関するも
のである 一般に荷重検出機構に要求される条件は、測定方向の力
のみを忠実に測定できることであり、測定方向に対して
直角方向の力が加えられても機構の抗力が強く測定値に
は影響を与えず、特に上皿秤の場合には、計量皿の中心
から偏った位置に加えられた偏荷重に対して所謂四隅誤
差を生じないことが必要である。
従来から使用されている上皿秤用荷重検出機構の代表的
な例を第1図に示す、この第1図において、皿受棒lの
上には図示しない計量皿が載置され、Z軸方向に作用す
る重力が測定荷重としてこの機構に加えられる。皿受棒
1は更に荷重軸2として下方に延長され、その下端3は
基板4上のロードセル5に接続されている。ロードセル
5としてはストレインゲージ式、電磁力平衡式、圧電素
子、音叉振動子、振動弦、ジャイロスコープなどの変位
の比較的小さい適宜の荷重変換器が一般に用いられる。
基板4上には更に2本の支柱6.7が植立されており、
これらの支柱6.7と荷重軸2にはロバ−パル機構を形
成する上下に平行に配置された2個のV字形アーム8.
9が支持され、これらのアーム8.9の7字の基部8a
・9aは荷重軸2に、枝部の先端部8b、8c、9b、
9Cはそれぞれ支柱6,7に固定され、支柱6.7の上
端間には補強用のバー10が取り付けられている。V字
形アーム8.9自体は十分な剛性を持つように作られて
いるが、その基部と外端部近くには撓み部であるフレク
シャlla、11b、llc、12a、12b、12c
が設けられており、これらの部分での屈曲は比較的自由
になっている。
この在来機構の作用を第2図を用いて説明すると、リン
ク機構はフレクシャlla、llb、12a、12bの
4点から成る平行四辺形を形成し、フレクシャllb、
12bの位置を固定点に選ぶと、可動側のフレクシャl
la、12&に取り付けられた計量皿13と荷重軸2に
許される変位は、矢示のような円弧連動に限定されるこ
とになる。荷重Wが図示のように計量皿13の中心から
X方向に偏って載置された場合に、偏荷重によりアーム
8,9にはそれぞれアーム方向に圧縮力と引張力が作用
するものの、両者が平行であればたとえ水平でない場合
であっても、圧縮力の垂直分力と引張力の垂直分力が相
殺されるので、軸方向即ち鉛直方向に働く力のみが荷重
軸2に伝達されることはよく知られている。
しかし、この第1図に示した従来の検出機構には次のよ
うな欠点がある。
(a)皿受4i1tlに加わる望ましくない水平方向の
力に対する強度が比較的弱く、その方向により影響度が
異なるほか、アーム8の基部8aにおいて長手方向Xと
直角なY1方向の力に対してロバ−パル機構の捩れが生
じ易い。
(b) 7レクシヤ1la−1ie、12a 〜12c
の溝部方向に関し、YlとY2方向及びYビとY2“方
向の平行がとれていないと、Y1方向の偏荷重により四
隅誤差が発生する。
(C)アーム8.9の枝部同志の平行がそれぞれ十分で
ないと、主としてX方向の偏荷重により四隅誤差が生ず
る。
(d)荷重軸2は鉛直を保ちつつ円弧運動を行うので、
荷重軸2が垂直方向に変位すると同時に水平方向にも若
干変位することになり、ロードセル5には好ましくない
水平方向の力も加わって測定誤差の原因になる。そのた
め、変位量の大きなロードセルを使用できないだけでは
なく、たとえ変位量の小さなロードセルを使用する場合
においても、荷重Wの載置時の衝蛤力や過荷重を吸収緩
和する目的で、荷重軸2とロードセル5との間に変位量
の大きなばねやダンパなどを介在させることが許されず
、そのためロードセル5を破損する虞れがある。
本出願人は上述の従来技術の欠点を解決するために、特
願昭57−205284号において、荷重軸2が円弧運
動ではなく直線運動を行う荷重検出機構を先に提案した
が、荷重軸2は直線運動と同時に荷重軸2の周りに回転
連動を伴う欠点を有するほか、一部の部品の工作が難し
いという問題点があった。
本発明の目的は、上述の欠点を除去し、荷重軸は完全な
直線運動のみを行うので変位量の大きなロードセルの使
用が可能なほか、荷重軸とロードセルとの間に衝撃緩和
用のばねを介在させることが自在であり、更に如何なる
水平方向の偏荷重に対しても抗力が強く、四隅誤差を発
生し難く、しかも工作容易という優れた長所を兼備した
直線運動形荷重検出機構を提供することにあり、その要
旨は、荷重軸の動きを荷重変換器に伝達して荷重を検出
する機構において、垂直リンクを共有して1−下にほぼ
平行な2木ずつの水平アームにより、各頂点をフレクシ
ャとする同一寸法の2個の平行四辺形を形成する第1、
第2のリンク機構を持つ二重リンク機構を有し、前記第
1のリンク機構は前記垂直リンクと反対側の2点を前記
荷重軸の近傍において固定し、前記第2のリンク機構は
前記垂直リンクと反対側の2点を荷重軸に取り伺け、該
二重リンク機構を荷重軸の周りにほぼ等しい角度で少な
くとも2組配置し、加えられた荷重に応じて前記荷重軸
が軸方向に直線連動することを特徴とするものである。
本発明を第3図以下に図示の実施例に基づいて詳細に説
明する。なお、これらの図面において、第1図、第2図
と同一の符号は同一の部材を示すものとする。
第3図は本発明の基本原理図であり、図示のようにアー
ム等は荷重軸2を中心として対称の構成とされている。
先ず、その片側についてのみ注目すると、リンク機構は
6点のフレクシャ15〜20を頂点とした2個の同一寸
法の平行四辺形を形成している。第1のリンク機構はフ
レクシャ15.16.19.2oを頂点として水平アー
ム21.22及び垂直リンク23で構成され、垂直リン
ク23とは反対側のフレクシャ15.16の位置は固定
であり、これらの7レクシヤ15.16が機構全体の中
心つまり荷重軸2の近傍に位置している点が第2図の在
来機構と大きく異なっている。第2のリンク機構はフレ
クシャ17.18.19.20を頂点として水平アーム
24.25及び垂直リンク23により構成され、フレク
シャ19.20と垂直リンク23は第1のリンク機構と
原理上共有であり、垂直リンク23とは反対側のフレク
シャ17.18には荷重軸2が取り付けられている。
このような第3図の基本構成において、2個の平行四辺
形により形成された片側の二重リンク機構1組のみで全
体が構成されている場合を仮定すると、計量皿13と荷
重軸2は直線運動を可能とするが、必ずしも直線運動が
保証されてはいない。そこで第3図に示すように、片側
につき2個の平行四辺形リンクで構成した二重リンク機
構2組を荷重軸2を中心に対称的に配列して構成すると
、計量皿13と荷重軸2は矢示のように必ず中心軸線」
二を直線運動することになる。
偏荷重による四隅誤差が発生しない点については、第3
図の実施例は第2図の在来機構と同様の原理によるが、
詳細に検討してみれば明らかなように在来機構より有利
な点が数多く存在する。例えば、第4図は4個のリンク
機構が左右対称に配置しているが、工作誤差などのため
何れも平行四辺形から逸脱した状態を説明の都合上誇大
に表示した原理機構図である。これだけ過大に平行四辺
形から外れていると、計量皿13と荷重軸2は円滑に動
くことは不可能であり、実際には工作誤差により極く微
小な外れだけを想定して四隅誤差の問題を検討すること
にする。
荷重Wが第4図に示すように計量皿13の端部に加えら
れると、荷重軸2を傾けようとする力によりリンク機構
を構成する各アームには張力又は圧縮力が働き、その反
力として荷重軸2に対してはフレクシャ17.17’、
18.18’において、それぞれアーム方向の力F1、
Fl’ 、 F2、F2“が作用する。第2図に示す在
来機構を本実施例による第3図又は第4図に対比して考
えた場合に、在来機構ではアーム8と9は厳密に平行し
ていることが四隅誤差を消去するだめの絶対条件である
が、本機構においては必ずしもその条件を必要どしない
。その理由はアーム24と25が平行ではない場合に、
Flの垂直分力とF2の垂直分力の大きさが等しくない
から両者は相殺はされないものの対称に構成されている
関係上、Flの垂直分力とFloの垂直分力は大きさが
等しく方向反対のため両者は相殺され、同様にF2の垂
直分力とF2’の垂直分力も相殺されるから、偏荷重に
基づく各アームの引張力と圧縮力の反力F1. F2、
Fl’ 、 F2”の垂直分力は、全体として荷重軸2
に作用せず四隅誤差を生じないことになる。
このように対称に構成されることが望ましいとは云え、
例えば第5図に示すようにアームの長さが左右で異なる
非対称の形状を採用しても、本発明による荷重検出機構
を構成することができる。
ただし、四隅誤差消去に関し第4図について説明した事
項はそのままは成立せず、上下に対応するアーム24と
25.24′と25°がそれぞれ平行という条件が必要
になる。
いままでの記述では、垂直”リンク23を共有する片側
2個ずつの平行四辺形リンクにより形成された二重リン
ク機構が、左右に1組ずつほぼ対称に配列されて本実施
例が構成されているように便宜ト説明してきたが、実際
には荷重軸2の周りにこのような二重リンク機構がほぼ
等しい角度で、2組又は3組以上配列されるということ
が本発明に係る荷重検出機構の共通的な基本条件であり
、配列する二重リンク機構の数は実用上3組又は4組が
最も好適であると考えられる。
第6図は本実施例の組立構成例を示しているが、その説
明に先立ち重要構成要素である3叉状アーム板について
第7図と第8図について説明する。第7図(a)におい
て、ばね材のアーム板26が3叉状に一体構造として切
り出され、外側アーム21と内側アーム24は先端部で
は接続されているものの、他の部分では全く分離されて
いる。
このようなアーム板26はプレス加工、ワイヤカット加
工、エツチングなどにより製作できる。
3個所の取付孔27を固定し、中心孔28周縁の中央部
を例えば紙面手前方向に引張ると、中央部分は紙面に偵
角方向に直線的に変位する。アーム板26の母材ばね板
は適宜の厚さを有し、圧縮、引張及び曲げに対してはで
きるだけ抗力の大きいことが望ましく、かつ先端近くの
フレクシャ19とノ、(部のフレクシャ15.17部分
については、第7図(b)に側面を示したように圧延な
どにより厚さを薄くした屈曲自在の構造とし、フレクシ
ャ輔の方向はアーム方向に直角で相互に平行し、それぞ
れにフレクシャの機能を与えられている。第1のリンク
機構の水平アーム21は図示のように2分して外側にほ
ぼ平行して配置され、第2の水平アーム24はその内側
中央に配列されてアーム板26を形成しているが、アー
ム21の原理的な機能は1枚の場合と全く同一であるか
ら、片側を切除して各1枚のアーム21と24を2木蓮
列させても支障はないが、実際には第7図に示すように
第1のリンク機構のアーム21は対称形に2分してほぼ
平行に構成した方が動作の安定性が増加する。そして、
第6図に示すように1台の荷重検出機構には、同一寸法
によるこのような3叉状アーム板26が上下に2枚必要
である。
第8図は第7図と類似の3叉状アーム板26であるが、
素材としては極く薄い板を使用し、フレクシャ15.1
7.19は幅を狭めただけの簡単な構造とし、代りにア
ーム21.24の幅方向の両側又は片側を折り曲げてア
ーム長手方向の圧縮と曲げに対する抗力が強められてい
る。このような構造を採用すれば、プレス作業だけで均
一な寸法と特性を持っ3叉状アーム板26が大量にかつ
安価に生産できる。
このような一体成型の3叉状アーム板26を重要な構成
要素とする本実施例の構成例を説明すると、第6図(a
)に示すように3叉状アーム板26は上下に平行して2
枚使用され、上側アーム板26aの外側アーム21の基
部は取付孔27により保持パイプ29の上面の3個所に
固定され、下側アーム板26bの基部は保持パイプ29
の下部と、この保持パイプ29と接続する同径の筒部3
0を有するベース31との間に挿し込み或いはねじ止め
などで固定されている。一方、内側アーム24の基部、
即ちアーム板26a、26b全体の中心部は、に方のア
ーム板26aについては荷重軸2のに部に、下方のアー
ム板26bについては保持パ、イブ29の中心部を無接
触で貫通した荷重軸2の下部に中心孔28を用いて固着
され、荷重軸2と上下アーム板26a、26b゛の中心
部、即ち第2のリンク機構の基部は一体になって軸線1
−を止しく白線連動することができる。3木の垂直リン
ク23は上下のアーム板26a、26bの先端31同志
を相互に接続し、3組の二重リンク機構が構成されてい
る。
第6図(b)において、保持パイプ29の上下面にはそ
れぞれ3個所の切込み32.33が設けられ、荷重軸2
の連動に伴い上下のアーム板26a、26bの内側アー
ム24の基部が中正位置から」−下に連動する場合の逃
げとなっており、切込み32.33の深さは荷重軸2に
許容する最大変位量を決定する。ベース31の筒部30
には、別の切込み34が設けられ、荷重軸2の運動を取
出すための窓の役割を果しており、この部分からは第6
図(a)に示すように下方支持片35が荷重軸2の下端
から張り出し、ロードセル5の下端に接続されており、
ロードセル5の上端は保持パイプ29の上部から張り出
された上部支持片36に取り付けられている。このよう
に構成された本実施例において、荷重軸2に加えられた
軸方向の引張り又は圧縮荷重が、ロードセル5に正しく
伝達されることは明らかである。
第7図、第8図に示すような2枚の軸対称の3叉状アー
ム板26a、26bを用いた第6図の実施例は、主とし
て丸面を装着する小形上冊秤に適しているが、大型の上
皿秤や台秤に適用する場合には、大きな3叉状アーム板
26を1枚板から切り出す際の板取り上の損失が多く不
経済になる。
このような場合には、第9図に示すようにほぼ軸対称に
作られた2枚の短冊状アーム板39a、39bを重ね合
わせて4叉状アーム板を形成することができる。板取り
上の損失を無視して、このような4叉状アーム板を1枚
板から切出して一体構成することも勿論可能である。
この第9図において、/Xラッチング施した1枚の短冊
状アーム板39aと、アーム板39aよりも長さの相々
長い同様のアーム板39bが中央で直交して重ね合わせ
になり、4個所の各取付孔27は同じねじで保持パイプ
29に2枚合わせで取り付けられる。計量皿13の形状
寸法や秤の使用目的に応じて、両アーム板39a、39
bは全く同一寸法のものでもよいし、第9図に示すよう
な長さが異なったものを組み合わせてもよい。また、軽
い重量の測定や特殊用途に対しては、図示よりも幅が広
く長さの短い短冊」二のアーム板各1枚を1−下に平行
して組合わせることにより、第3図のノ、(本原理通り
の機構を構成して使用することもできる。このような2
叉状又は4叉状のアーム板を使用し壬も検出機構全体の
構成は、第6図(a)から容易に類推できるため説明を
省略する。
以上に説明した本発明に係る直線側動形荷重検出機構の
特長を要約すると次のようになる。
(1)荷重軸2に加わる望ましくない水平方向の力に対
する強度が何れの方向についても極めて強いため、衝撃
力を受けても破損の虞れが無いほか、偏荷重に対して四
隅誤差の発生が少なく、特定方向の偏荷重が大きいよう
な用途に対しては、各アームの長短を適宜に選択するこ
とにより対応できる。
(2)アームのフレクシャ19と15.19と17の中
心線方向が完全に平行でない場合でも、在来機構のよう
にフレクシャの中心線延長方向の偏荷重により四隅誤差
を発生することは殆どない。その主な理由は、直角又は
1.20度などの角度で交叉する他のアームによりその
方向の偏荷重が主として受け持たれるからである。
(3)平行四辺形のリンク機構が軸対称に配列されてい
る場合には、」二重に対応するアーム24と25の平行
が十分でなくとも四隅誤差が発生することはない。
(4)荷重軸2は完全な直線運動を行うから、変位量の
大きいロードセルの使用が可能なほか、ロードセルには
測定上好ましくない荷重方向と直角方向の力や変位が加
えられることはなく高精度の荷重検出ができる。
(5)荷重軸2とロードセル5との間に緩衝ばねやダン
パを介在させることにより、ロードセル5の変位が小さ
い場合の衝撃荷重によるロードセル5の破損を防11二
できる。更には、荷重軸2の変位。
を大きくとれることから、過荷重時の荷重軸2の変位に
対する機械的ストッパを設け、ロードセル5に過荷重が
加わることを防止することが極めて容易にできる。
(6)四隅誤差の調整に際し、在来機構では大きな強度
を要求される第1図の支柱6と7の長さを微細に調整す
る必要があるため、その機構や調整方法が極めて複雑困
難であったが、本発明によれば力が理想的には零の垂直
リンク23の長さ調整のみで実施できるため、細い差動
ねじの利用などにより機構の製作と四隅誤差調整が共に
簡単でかつ容易にできる。
(7)在来機構では第1図に例示したように、ロードセ
ル5を含めた検出機構全体が、平面積の大きな基板4に
取り付けられているため、大荷重や偏荷重により基板4
に歪みが生ずると測定誤差が発生したが、本発明では第
6図に示すように検出機構が平面積の極めて小さなベー
ス31に全て支持されているので、たとえ秤の底板が歪
んでも測定誤差が生ずることはなく、そのために薄肉で
軽量安価なケースに検出機構を収納できる。
(8)機構の主要部を構成するアーム板は、プレス加工
などにより均一な寸法なものを安価大量に生産でき、機
構の組立ても容易である。
以上の利点は主として上皿材に応用した場合であるが、
本発明に係る荷重検出機構は更に次のように他の機器に
対する適応性や長所も兼備している。
(9)荷重軸2を水平に設定すれば、水平方向の振動加
速度や力検出形傾斜計或いは水平方向の荷重計として使
用でき、荷重軸2に直角方向の妨害的な分力が大きい場
合でも、軸方向に加わる加速度や力のみが正確に検出さ
れる。検出機構の動特性に関して変位の小さなロードセ
ルを用いて固有振動数を高めることも、変位の大きなロ
ードセルを用いて固有振動数を低くすることも自在であ
る。ロードセルの代りに差動変圧器などと組合わせれば
、振動変位計や変位検出形の傾斜計が得られる。
(10)変位や力の検出だけでなく、測定には直接関係
のない無接触・無摩擦の直線運動機構として利用するこ
ともできる。
電子式秤に限らず、機械式のばね秤や天秤を含めた各種
上皿材には、永年に亘り第1図、第2図に示したロバ−
パル機構が殆ど例外なく採用されてきたが、上述のよう
に本発明に係る直線運動形荷重検出機構は在来の機構に
全く見られない卓越した長所を多数備えており、秤や荷
重計の進歩発展に対する貢献度は極めて大なるものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は在来の荷重検出器の構成図、第2図はこのノ。 (本原理図、第3図以下は本発明に係る直線運動形荷重
検出機構の実施例を示し、第3図はその基本原理図、第
4図、第5図は四隅誤差の消去に関する説明図、第6図
(a) 、 (b)は構成図、第7図(a) 、 (b
) 、第8図、第9図は機構要素のアーム板の平面図で
ある。 符号2は荷重軸、5はロードセル、15〜2゜はフレク
シャ、21.22.24.25は水平アーム、23は垂
直リンク、26は3叉状アーム板、29は保持パイプ、
31はベース、39a、39bは短冊状アーム板である
。 特許出願人 新光電子株式会社 第1図 第7図 第8図 第9図 手続補止書(自発) 1.事件の表示 昭和58年特許願第205428号 2、発明の名称 直線連動形荷重検出機構 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都文京区湯島三丁目9番11号名称 新光電
子株式会社 代表者 西 口 譲 4、代理人 〒121東京都足立区梅島二丁目17番3号梅島ハイタ
ウンC−104 図面 B、補正の内容 図面第1図を別紙の通り補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、荷重軸の動きを荷重変換器に伝達して荷重を検出す
    る機構において、垂直リンクを共有して上下にほぼ平行
    な2本ずつの水平アームにより、各頂点をフレクシャと
    する同一寸法の2個の平行四辺形を形成する第1、第2
    のリンク機構を持つ二重リンク機構を有し、前記第1の
    リンク機構は前記垂直リンクと反対側の2点を前記荷重
    軸の近傍において固定し、前記第2のリンク機構は前記
    垂直リンクと反対側の2点を荷重軸に取り付け、該二重
    リンク機構を荷重軸の周りにほぼ等しい角度で少なくと
    も2組配置し、加えられた荷重に応じて前記荷重軸が軸
    方向に直線連動することを特徴とする直線運動形荷重検
    出機構。 2、前記第1のリンク機構のの水平アームと第2のリン
    ク機構の水平アームとを1枚のばね板から並列的に切出
    して一体に形成したアーム板を、上下に平行配置するよ
    うにした特許請求の範囲第1項に記載の直線運動形荷重
    検出機構。 3、前記アーム板は、前記第1のリンク機構の水平アー
    ムを長手方向に2等分して外側にほぼ平行に配置し、第
    2リンク機構の水平アームをその内側中央に配列するよ
    うにした特許請求の範囲第2項に記載の直線運動形荷重
    検出機構。 4、前記第1、第2のリンク機構の水平アームを並列配
    置して1枚の板ばねからほぼ軸対称短冊状に2組一体と
    して切出したアーム板を、1枚のまま又は2枚を直交し
    て重ね合わせたものを上下に平行配置するようにした特
    許請求の範囲第2項又は第3項に記載の直線運動形荷重
    検出機構。 5、前記第1、第2のリンク機構の水平アームを並列配
    置して1枚の板ばねからほぼ軸対称に荷重軸の周りにほ
    ぼ等しい角度で3叉又は4叉状に張り出して3組一体又
    は4組一体として切出したアーム板を、上下に平行配置
    するようにした特許請求の範囲第2項又は第3項に記載
    の直線運動形荷重検出機構。
JP20542883A 1983-11-01 1983-11-01 直線運動形荷重検出機構 Granted JPS6097220A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20542883A JPS6097220A (ja) 1983-11-01 1983-11-01 直線運動形荷重検出機構
US06/663,948 US4585083A (en) 1983-11-01 1984-10-23 Mechanism for detecting load
FR8416261A FR2554231A1 (fr) 1983-11-01 1984-10-24 Mecanisme de detection de charge
DE19843439325 DE3439325A1 (de) 1983-11-01 1984-10-26 Lastdetektormechanismus
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