JPS6316700B2 - - Google Patents
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- JPS6316700B2 JPS6316700B2 JP20542883A JP20542883A JPS6316700B2 JP S6316700 B2 JPS6316700 B2 JP S6316700B2 JP 20542883 A JP20542883 A JP 20542883A JP 20542883 A JP20542883 A JP 20542883A JP S6316700 B2 JPS6316700 B2 JP S6316700B2
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Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Measurement Of Force In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、主として上皿秤等による荷重測定
を、確実かつ精密に行うための直線運動形荷重検
出機構に関するものである。
を、確実かつ精密に行うための直線運動形荷重検
出機構に関するものである。
一般に荷重検出機構に要求される条件は、測定
方向の力のみを忠実に測定できることであり、測
定方向に対して直角方向の力が加えられても機構
の抗力が強く測定値には影響を与えず、特に上皿
秤の場合には、計量皿の中心から偏つた位置に加
えられた偏荷重に対して所謂四隅誤差を生じない
ことが必要である。
方向の力のみを忠実に測定できることであり、測
定方向に対して直角方向の力が加えられても機構
の抗力が強く測定値には影響を与えず、特に上皿
秤の場合には、計量皿の中心から偏つた位置に加
えられた偏荷重に対して所謂四隅誤差を生じない
ことが必要である。
従来から使用されている上皿秤用荷重検出機構
の代表的な例を第1図に示す。この第1図におい
て、皿受棒1の上には図示しない計量皿が載置さ
れ、Z軸方向に作用する重力が測定荷重としてこ
の機構に加えられる。皿受棒1は更に荷重軸2と
して下方に延長され、その下端3は基板4上のロ
ードセル5に接続されている。ロードセル5とし
てはストレインゲージ式、電磁力平衡式、圧電素
子、音叉振動子、振動弦、ジヤイロスコープなど
の変位の比較的小さい適宜の荷重変換器が一般に
用いられる。基板4上には更に2本の支柱6,7
が植立されており、これらの支柱6,7と荷重軸
2にはロバーバル機構を形成する上下に平行に配
置された2個のV字形アーム8,9が支持され、
これらのアーム8,9のV字の基部8a,9aは
荷重軸2に、枝部の先端部8b,8c,9b,9
cはそれぞれ支柱6,7に固定され、支柱6,7
の上端間には補強用のバー10が取り付けられて
いる。V字形アーム8,9自体は十分な剛性を持
つように作られているが、その基部と外端部近く
には撓み部であるフレクシヤ11a,11b,1
1c,12a,12b,12cが設けられてお
り、これらの部分での屈曲は比較的自由になつて
いる。
の代表的な例を第1図に示す。この第1図におい
て、皿受棒1の上には図示しない計量皿が載置さ
れ、Z軸方向に作用する重力が測定荷重としてこ
の機構に加えられる。皿受棒1は更に荷重軸2と
して下方に延長され、その下端3は基板4上のロ
ードセル5に接続されている。ロードセル5とし
てはストレインゲージ式、電磁力平衡式、圧電素
子、音叉振動子、振動弦、ジヤイロスコープなど
の変位の比較的小さい適宜の荷重変換器が一般に
用いられる。基板4上には更に2本の支柱6,7
が植立されており、これらの支柱6,7と荷重軸
2にはロバーバル機構を形成する上下に平行に配
置された2個のV字形アーム8,9が支持され、
これらのアーム8,9のV字の基部8a,9aは
荷重軸2に、枝部の先端部8b,8c,9b,9
cはそれぞれ支柱6,7に固定され、支柱6,7
の上端間には補強用のバー10が取り付けられて
いる。V字形アーム8,9自体は十分な剛性を持
つように作られているが、その基部と外端部近く
には撓み部であるフレクシヤ11a,11b,1
1c,12a,12b,12cが設けられてお
り、これらの部分での屈曲は比較的自由になつて
いる。
この在来機構の作用を第2図を用いて説明する
と、リンク機構はフレクシヤ11a,11b,1
2a,12bの4点から成る平行四辺形を形成
し、フレクシヤ11b,12bの位置を固定点に
選ぶと、可動側のフレクシヤ11a,12aに取
り付けられた計量皿13と荷重軸2に許される変
位は、矢示のような円弧運動に限定されることに
なる。荷重Wが図示のように計量皿13の中心か
らX方向に偏つて載加された場合に、偏荷重によ
りアーム8,9にはそれぞれアーム方向に圧縮力
と引張力が作用するものの、両者が平行であれば
たとえ水平でない場合であつても、圧縮力の垂直
分力と引張力の垂直分力が相殺されるので、軸方
向即ち鉛直方向に働く力のみが荷重軸2に伝達さ
れることはよく知られている。
と、リンク機構はフレクシヤ11a,11b,1
2a,12bの4点から成る平行四辺形を形成
し、フレクシヤ11b,12bの位置を固定点に
選ぶと、可動側のフレクシヤ11a,12aに取
り付けられた計量皿13と荷重軸2に許される変
位は、矢示のような円弧運動に限定されることに
なる。荷重Wが図示のように計量皿13の中心か
らX方向に偏つて載加された場合に、偏荷重によ
りアーム8,9にはそれぞれアーム方向に圧縮力
と引張力が作用するものの、両者が平行であれば
たとえ水平でない場合であつても、圧縮力の垂直
分力と引張力の垂直分力が相殺されるので、軸方
向即ち鉛直方向に働く力のみが荷重軸2に伝達さ
れることはよく知られている。
しかし、この第1図に示した従来の検出機構に
は次のような欠点がある。
は次のような欠点がある。
(a) 皿受棒1に加わる望ましくない水平方向の力
に対する強度が比較的弱く、その方向により影
響度が異なるほか、アーム8の基部8aにおい
て長手方向Xと直角なY1方向の力に対してロ
バーバル機構の捩れが生じ易い。
に対する強度が比較的弱く、その方向により影
響度が異なるほか、アーム8の基部8aにおい
て長手方向Xと直角なY1方向の力に対してロ
バーバル機構の捩れが生じ易い。
(b) フレクシヤ11a〜11c,12a〜12c
の溝部方向に関し、Y1とY2方向及びY1′と
Y2′方向の平行がとれていないと、Y1方向の偏
荷重により四隅誤差が発生する。
の溝部方向に関し、Y1とY2方向及びY1′と
Y2′方向の平行がとれていないと、Y1方向の偏
荷重により四隅誤差が発生する。
(c) アーム8,9の枝部同志の平行がそれぞれ十
分でないと、主としてX方向の偏荷重により四
隅誤差が生ずる。
分でないと、主としてX方向の偏荷重により四
隅誤差が生ずる。
(d) 荷重軸2は鉛直を保ちつつ円弧運動を行うの
で、荷重軸2が垂直方向に変位すると同時に水
平方向にも若干変位することになり、ロードセ
ル5には好ましくない水平方向の力も加わつて
測定誤差の原因になる。そのため、変位量の大
きなロードセルを使用できないだけではなく、
たとえ変位量の小さなロードセルを使用する場
合においても、荷重Wの載加時の衝撃力や過荷
重を吸収緩和する目的で、荷重軸2とロードセ
ル5との間に変位量の大きなばねやダンパなど
を介在させることが許されず、そのためロード
セル5を破損する虞れがある。
で、荷重軸2が垂直方向に変位すると同時に水
平方向にも若干変位することになり、ロードセ
ル5には好ましくない水平方向の力も加わつて
測定誤差の原因になる。そのため、変位量の大
きなロードセルを使用できないだけではなく、
たとえ変位量の小さなロードセルを使用する場
合においても、荷重Wの載加時の衝撃力や過荷
重を吸収緩和する目的で、荷重軸2とロードセ
ル5との間に変位量の大きなばねやダンパなど
を介在させることが許されず、そのためロード
セル5を破損する虞れがある。
本出願人は上述の従来技術の欠点を解決するた
めに、特願昭57−205284号において、荷重軸2が
円弧運動ではなく直線運動を行う荷重検出機構を
先ひ提案したが、荷重軸2は直線運動と同時に荷
重軸2の周りに回転運動を伴う欠点を有するほ
か、一部の部品の工作が難しいという問題点があ
つた。
めに、特願昭57−205284号において、荷重軸2が
円弧運動ではなく直線運動を行う荷重検出機構を
先ひ提案したが、荷重軸2は直線運動と同時に荷
重軸2の周りに回転運動を伴う欠点を有するほ
か、一部の部品の工作が難しいという問題点があ
つた。
本発明の目的は、上述の欠点を除去し、荷重軸
は完全な直線運動のみを行うので変位量の大きな
ロードセルの使用が可能なほか、荷重軸とロード
セルとの間に衝撃緩和用のばねを介在させること
が自在であり、更に如何なる水平方向の偏荷重に
対しても抗力が強く、四隅誤差を発生し難く、し
かも工作容易という優れた長所を兼備した直線運
動形荷重検出機構を提供することにあり、その要
旨は、荷重軸の動きを荷重変換器に伝達して荷重
を検出する機構において、垂直リンクを共有して
上下にほぼ平行な2本ずつの水平アームにより、
各頂点をフレクシヤとする同一寸法の2個の平行
四辺形を形成する第1、第2のリンク機構を持つ
二重リンク機構を有し、前記第1のリンク機構は
前記垂直リンクと反対側の2点を前記荷重軸の近
傍において固定し、前記第2のリンク機構は前記
垂直リンクと反対側の2点を荷重軸に取り付け、
該二重リンク機構を荷重軸の周りにほぼ等しい角
度で少なくとも2組配置し、加えられた荷重に応
じて前記荷重軸が軸方向に直線運動することを特
徴とするものである。
は完全な直線運動のみを行うので変位量の大きな
ロードセルの使用が可能なほか、荷重軸とロード
セルとの間に衝撃緩和用のばねを介在させること
が自在であり、更に如何なる水平方向の偏荷重に
対しても抗力が強く、四隅誤差を発生し難く、し
かも工作容易という優れた長所を兼備した直線運
動形荷重検出機構を提供することにあり、その要
旨は、荷重軸の動きを荷重変換器に伝達して荷重
を検出する機構において、垂直リンクを共有して
上下にほぼ平行な2本ずつの水平アームにより、
各頂点をフレクシヤとする同一寸法の2個の平行
四辺形を形成する第1、第2のリンク機構を持つ
二重リンク機構を有し、前記第1のリンク機構は
前記垂直リンクと反対側の2点を前記荷重軸の近
傍において固定し、前記第2のリンク機構は前記
垂直リンクと反対側の2点を荷重軸に取り付け、
該二重リンク機構を荷重軸の周りにほぼ等しい角
度で少なくとも2組配置し、加えられた荷重に応
じて前記荷重軸が軸方向に直線運動することを特
徴とするものである。
本発明を第3図以下に図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、これらの図面において、
第1図、第2図と同一の符号は同一の部材を示す
ものとする。
詳細に説明する。なお、これらの図面において、
第1図、第2図と同一の符号は同一の部材を示す
ものとする。
第3図は本発明の基本原理図であり、図示のよ
うにアーム等は荷重軸2を中心として対称の構成
とされている。先ず、その片側についてのみ注目
すると、リンク機構は6点のフレクシヤ15〜2
0を頂点とした2個の同一寸法の平行四辺形を形
成している。第1のリンク機構はフレクシヤ1
5,16,19,20を頂点として水平アーム2
1,22及び垂直リンク23で構成され、垂直リ
ンク23とは反対側のフレクシヤ15,16の位
置は固定であり、これらのフレクシヤ15,16
が機構全体の中心つまり荷重軸2の近傍に位置し
ている点が第2図の在来機構と大きく異なつてい
る。第2のリンク機構はフレクシヤ17,18,
19,20を頂点として水平アーム24,25及
び垂直リンク23により構成され、フレクシヤ1
9,20と垂直リンク23は第1のリンク機構と
原理上共有であり、垂直リンク23とは反対側の
フレクシヤ17,18には荷重軸2が取り付けら
れている。
うにアーム等は荷重軸2を中心として対称の構成
とされている。先ず、その片側についてのみ注目
すると、リンク機構は6点のフレクシヤ15〜2
0を頂点とした2個の同一寸法の平行四辺形を形
成している。第1のリンク機構はフレクシヤ1
5,16,19,20を頂点として水平アーム2
1,22及び垂直リンク23で構成され、垂直リ
ンク23とは反対側のフレクシヤ15,16の位
置は固定であり、これらのフレクシヤ15,16
が機構全体の中心つまり荷重軸2の近傍に位置し
ている点が第2図の在来機構と大きく異なつてい
る。第2のリンク機構はフレクシヤ17,18,
19,20を頂点として水平アーム24,25及
び垂直リンク23により構成され、フレクシヤ1
9,20と垂直リンク23は第1のリンク機構と
原理上共有であり、垂直リンク23とは反対側の
フレクシヤ17,18には荷重軸2が取り付けら
れている。
このような第3図の基本構成において、2個の
平行四辺形により形成された片側の二重リンク機
構1組のみで全体が構成されている場合を仮定す
ると、計量皿13と荷重軸2は直線運動を可能と
するが、必ずしも直線運動が保証されてはいな
い。そこで第3図に示すように、片側につき2個
の平行四辺形リンクで構成した二重リンク機構2
組を荷重軸2を中心に対称的に配列して構成する
と、計量皿13と荷重軸2は矢示のように必ず中
心軸線上を直線運動することになる。
平行四辺形により形成された片側の二重リンク機
構1組のみで全体が構成されている場合を仮定す
ると、計量皿13と荷重軸2は直線運動を可能と
するが、必ずしも直線運動が保証されてはいな
い。そこで第3図に示すように、片側につき2個
の平行四辺形リンクで構成した二重リンク機構2
組を荷重軸2を中心に対称的に配列して構成する
と、計量皿13と荷重軸2は矢示のように必ず中
心軸線上を直線運動することになる。
偏荷重による四隅誤差が発生しない点について
は、第3図の実施例は第2図の在来機構と同様の
原理によるが、詳細に検討してみれば明らかなよ
うに在来機構より有利な点が数多く存在する。例
えば、第4図は4個のリンク機構が左右対称に配
置しているが、工作誤差などのため何れも平行四
辺形から逸脱した状態を説明の都合上誇大に表示
した原理機構図である。これだけ過大に平行四辺
形から外れていると、計量皿13と荷重軸2は円
滑に動くことは不可能であり、実際には工作誤差
により極く微小な外れだけを想定して四隅誤差の
問題を検討することにする。
は、第3図の実施例は第2図の在来機構と同様の
原理によるが、詳細に検討してみれば明らかなよ
うに在来機構より有利な点が数多く存在する。例
えば、第4図は4個のリンク機構が左右対称に配
置しているが、工作誤差などのため何れも平行四
辺形から逸脱した状態を説明の都合上誇大に表示
した原理機構図である。これだけ過大に平行四辺
形から外れていると、計量皿13と荷重軸2は円
滑に動くことは不可能であり、実際には工作誤差
により極く微小な外れだけを想定して四隅誤差の
問題を検討することにする。
荷重Wが第4図に示すように計量皿13の端部
に加えられると、荷重軸2を傾けようとする力に
よりリンク機構を構成する各アームには張力又は
圧縮力が働き、その反力として荷重軸2に対して
はフレクシヤ17,17′,18,18′におい
て、それぞれアーム方向の力F1、F1′、F2、
F2′が作用する。第2図に示す在来機構を本実施
例による第3図又は第4図に対比して考えた場合
に、在来機構ではアーム8と9は厳密に平行して
いることが四隅誤差を消去するための絶対条件で
あるが、本機構においては必ずしもその条件を必
要としない。その理由はアーム24と25が平行
ではない場合に、F1の垂直分力とF2の垂直分力
の大きさが等しくないから両者は相殺はされない
ものの対称に構成されている関係上、F1の垂直
分力とF1′の垂直分力は大きさが等しく方向反対
のため両者は相殺され、同様にF2の垂直分力と
F2′の垂直分力も相殺されるから、偏荷重に基づ
く各アームの引張力と圧縮力の反力F1、F2、
F1′、F2′の垂直分力は、全体として荷重軸2に作
用せず四隅誤差を生じないことになる。
に加えられると、荷重軸2を傾けようとする力に
よりリンク機構を構成する各アームには張力又は
圧縮力が働き、その反力として荷重軸2に対して
はフレクシヤ17,17′,18,18′におい
て、それぞれアーム方向の力F1、F1′、F2、
F2′が作用する。第2図に示す在来機構を本実施
例による第3図又は第4図に対比して考えた場合
に、在来機構ではアーム8と9は厳密に平行して
いることが四隅誤差を消去するための絶対条件で
あるが、本機構においては必ずしもその条件を必
要としない。その理由はアーム24と25が平行
ではない場合に、F1の垂直分力とF2の垂直分力
の大きさが等しくないから両者は相殺はされない
ものの対称に構成されている関係上、F1の垂直
分力とF1′の垂直分力は大きさが等しく方向反対
のため両者は相殺され、同様にF2の垂直分力と
F2′の垂直分力も相殺されるから、偏荷重に基づ
く各アームの引張力と圧縮力の反力F1、F2、
F1′、F2′の垂直分力は、全体として荷重軸2に作
用せず四隅誤差を生じないことになる。
このように対称に構成されることが望ましいと
は云え、例えば第5図に示すようにアームの長さ
が左右で異なる非対称の形状を採用しても、本発
明による荷重検出機構を構成することができる。
ただし、四隅誤差消去に関し第4図について説明
した事項はそのままは成立せず、上下に対応する
アーム24と25,24′と25′がそれぞれ平行
という条件が必要になる。
は云え、例えば第5図に示すようにアームの長さ
が左右で異なる非対称の形状を採用しても、本発
明による荷重検出機構を構成することができる。
ただし、四隅誤差消去に関し第4図について説明
した事項はそのままは成立せず、上下に対応する
アーム24と25,24′と25′がそれぞれ平行
という条件が必要になる。
いままでの記述では、垂直リンク23を共有す
る片側2個ずつの平行四辺形リンクにより形成さ
れた二重リンク機構が、左右に1組ずつほぼ対称
に配列されて本実施例が構成されているように便
宜上説明してきたが、実際には荷重軸2の周りに
このような二重リンク機構がほぼ等しい角度で、
2組又は3組以上配列されるということが本発明
に係る荷重検出機構の共通的な基本条件であり、
配列する二重リンク機構の数は実用上3組又は4
組が最も好適であると考えられる。
る片側2個ずつの平行四辺形リンクにより形成さ
れた二重リンク機構が、左右に1組ずつほぼ対称
に配列されて本実施例が構成されているように便
宜上説明してきたが、実際には荷重軸2の周りに
このような二重リンク機構がほぼ等しい角度で、
2組又は3組以上配列されるということが本発明
に係る荷重検出機構の共通的な基本条件であり、
配列する二重リンク機構の数は実用上3組又は4
組が最も好適であると考えられる。
第6図は本実施例の組立構成例を示している
が、その説明に先立ち重要構成要素である3叉状
アーム板について第7図と第8図について説明す
る。第7図aにおいて、ばね材のアーム板26が
3叉状に一体構造として切り出され、外側アーム
21と内側アーム24は先端部では接続されてい
るものの、他の部分では全く分離されている。こ
のようなアーム板26はプレス加工、ワイヤカツ
ト加工、エツチングなどにより製作できる。3個
所の取付孔27を固定し、中心孔28周縁の中央
部を例えば紙面手前方向に引張ると、中央部分は
紙面に直角方向に直線的に変位する。アーム板2
6の母材ばね板は適宜の厚さを有し、圧縮、引張
及び曲げに対してはできるだけ抗力の大きいこと
が望ましく、かつ先端近くのフレクシヤ19と基
部のフレクシヤ15,17部分については、第7
図bに側面を示したように圧延などにより厚さを
薄くした屈曲自在の構造とし、フレクシヤ軸の方
向はアーム方向に直角で相互に平行し、それぞれ
にフレクシヤの機能を与えられている。第1のリ
ンク機構の水平アーム21は図示のように2分し
て外側にほぼ平行して配置され、第2の水平アー
ム24はその内側中央に配列されてアーム板26
を形成しているが、アーム21の原理的な機能は
1枚の場合と全く同一であるから、片側を切除し
て各1枚のアーム21と24を2本並列させても
支障はないが、実際には第7図に示すように第1
のリンク機構のアーム21は対称形に2分してほ
ぼ平行に構成した方が動作の安定性が増加する。
そして、第6図に示すように1台の荷重検出機構
には、同一寸法によるこのような3叉状アーム板
26が上下に2枚必要である。
が、その説明に先立ち重要構成要素である3叉状
アーム板について第7図と第8図について説明す
る。第7図aにおいて、ばね材のアーム板26が
3叉状に一体構造として切り出され、外側アーム
21と内側アーム24は先端部では接続されてい
るものの、他の部分では全く分離されている。こ
のようなアーム板26はプレス加工、ワイヤカツ
ト加工、エツチングなどにより製作できる。3個
所の取付孔27を固定し、中心孔28周縁の中央
部を例えば紙面手前方向に引張ると、中央部分は
紙面に直角方向に直線的に変位する。アーム板2
6の母材ばね板は適宜の厚さを有し、圧縮、引張
及び曲げに対してはできるだけ抗力の大きいこと
が望ましく、かつ先端近くのフレクシヤ19と基
部のフレクシヤ15,17部分については、第7
図bに側面を示したように圧延などにより厚さを
薄くした屈曲自在の構造とし、フレクシヤ軸の方
向はアーム方向に直角で相互に平行し、それぞれ
にフレクシヤの機能を与えられている。第1のリ
ンク機構の水平アーム21は図示のように2分し
て外側にほぼ平行して配置され、第2の水平アー
ム24はその内側中央に配列されてアーム板26
を形成しているが、アーム21の原理的な機能は
1枚の場合と全く同一であるから、片側を切除し
て各1枚のアーム21と24を2本並列させても
支障はないが、実際には第7図に示すように第1
のリンク機構のアーム21は対称形に2分してほ
ぼ平行に構成した方が動作の安定性が増加する。
そして、第6図に示すように1台の荷重検出機構
には、同一寸法によるこのような3叉状アーム板
26が上下に2枚必要である。
第8図は第7図と類似の3叉状アーム板26で
あるが、素材としては極く薄い板を使用し、フレ
クシヤ15,17,19は幅を狭めただけの簡単
な構造とし、代りにアーム21,24の幅方向の
両側又は片側を折り曲げてアーム長手方向の圧縮
と曲げに対する抗力が強められている。このよう
な構造を採用すれば、プレス作業だけで均一な寸
法と特性を持つ3叉状アーム板26が大量にかつ
安価に生産できる。
あるが、素材としては極く薄い板を使用し、フレ
クシヤ15,17,19は幅を狭めただけの簡単
な構造とし、代りにアーム21,24の幅方向の
両側又は片側を折り曲げてアーム長手方向の圧縮
と曲げに対する抗力が強められている。このよう
な構造を採用すれば、プレス作業だけで均一な寸
法と特性を持つ3叉状アーム板26が大量にかつ
安価に生産できる。
このような一体成型の3叉状アーム板26を重
要な構成要素とする本実施例の構成例を説明する
と、第6図aに示すように3叉状アーム板26は
上下に平行して2枚使用され、上側アーム板26
aの外側アーム21の基部は取付孔27により保
持パイプ29の上面の3個所に固定され、下側ア
ーム板26bの基部は保持パイプ29の下部と、
この保持パイプ29と接続する同径の筒部30を
有するベース31との間に挿し込み或いはねじ止
めなどで固定されている。一方、内側アーム24
の基部、即ちアーム板26a,26b全体の中心
部は、上方のアーム板26aについては荷重軸2
の上部に、下方のアーム板26bについては保持
パイプ29の中心部を無接触で貫通した荷重軸2
の下部に中心孔28を用いて固着され、荷重軸2
と上下アーム板26a,26bの中心部、即ち第
2のリンク機構の基部は一体になつて軸線上を正
しく直線運動することができる。3本の垂直リン
ク23は上下のアーム板26a,26bの先端3
1同志を相互に接続し、3組の二重リンク機構が
構成されている。
要な構成要素とする本実施例の構成例を説明する
と、第6図aに示すように3叉状アーム板26は
上下に平行して2枚使用され、上側アーム板26
aの外側アーム21の基部は取付孔27により保
持パイプ29の上面の3個所に固定され、下側ア
ーム板26bの基部は保持パイプ29の下部と、
この保持パイプ29と接続する同径の筒部30を
有するベース31との間に挿し込み或いはねじ止
めなどで固定されている。一方、内側アーム24
の基部、即ちアーム板26a,26b全体の中心
部は、上方のアーム板26aについては荷重軸2
の上部に、下方のアーム板26bについては保持
パイプ29の中心部を無接触で貫通した荷重軸2
の下部に中心孔28を用いて固着され、荷重軸2
と上下アーム板26a,26bの中心部、即ち第
2のリンク機構の基部は一体になつて軸線上を正
しく直線運動することができる。3本の垂直リン
ク23は上下のアーム板26a,26bの先端3
1同志を相互に接続し、3組の二重リンク機構が
構成されている。
第6図bにおいて、保持パイプ29の上下面に
はそれぞれ3個所の切込み32,33が設けら
れ、荷重軸2の運動に伴い上下のアーム板26
a,26bの内側アーム24の基部が中正位置か
ら上下に運動する場合の逃げとなつており、切込
み32,33の深さは荷重軸2に許容する最大変
位量を決定する。ベース31の筒部30には、別
の切込み34が設けられ、荷重軸2の運動を取出
すための窓の役割を果しており、この部分からは
第6図aに示すように下方支持片35が荷重軸2
の下端から張り出し、ロードセル5の下端に接続
されており、ロードセル5の上端は保持パイプ2
9の上部から張り出された上部支持片36に取り
付けられている。このように構成された本実施例
において、荷重軸2に加えられた軸方向の引張り
又は圧縮荷重が、ロードセル5に正しく伝達され
ることは明らかである。
はそれぞれ3個所の切込み32,33が設けら
れ、荷重軸2の運動に伴い上下のアーム板26
a,26bの内側アーム24の基部が中正位置か
ら上下に運動する場合の逃げとなつており、切込
み32,33の深さは荷重軸2に許容する最大変
位量を決定する。ベース31の筒部30には、別
の切込み34が設けられ、荷重軸2の運動を取出
すための窓の役割を果しており、この部分からは
第6図aに示すように下方支持片35が荷重軸2
の下端から張り出し、ロードセル5の下端に接続
されており、ロードセル5の上端は保持パイプ2
9の上部から張り出された上部支持片36に取り
付けられている。このように構成された本実施例
において、荷重軸2に加えられた軸方向の引張り
又は圧縮荷重が、ロードセル5に正しく伝達され
ることは明らかである。
第7図、第8図に示すような2枚の軸対称の3
叉状アーム板26a,26bを用いた第6図の実
施例は、主として丸皿を装着する小形上皿秤に適
しているが、大型の上皿秤や台秤に適用する場合
には、大きな3叉状アーム板26を1枚板から切
り出す際の板取り上の損失が多く不経済になる。
このような場合には、第9図に示すようにほぼ軸
対称に作られた2枚の短冊状アーム板39a,3
9bを重ね合わせて4叉状アーム板を形成するこ
とができる。板取り上の損失を無視して、このよ
うな4叉状アーム板を1枚板から切出して一体構
成することも勿論可能である。
叉状アーム板26a,26bを用いた第6図の実
施例は、主として丸皿を装着する小形上皿秤に適
しているが、大型の上皿秤や台秤に適用する場合
には、大きな3叉状アーム板26を1枚板から切
り出す際の板取り上の損失が多く不経済になる。
このような場合には、第9図に示すようにほぼ軸
対称に作られた2枚の短冊状アーム板39a,3
9bを重ね合わせて4叉状アーム板を形成するこ
とができる。板取り上の損失を無視して、このよ
うな4叉状アーム板を1枚板から切出して一体構
成することも勿論可能である。
この第9図において、ハツチングを施した1枚
の短冊状アーム板39aと、アーム板39aより
も長さの稍々長い同様のアーム板39bが中央で
直交して重ね合わせになり、4個所の各取付孔2
7は同じねじで保持パイプ29に2枚合わせで取
り付けられる。計量皿13の形状寸法や秤の使用
目的に応じて、両アーム板39a,39bは全く
同一寸法のものでもよいし、第9図に示すような
長さが異なつたものを組み合わせてもよい。ま
た、軽い重量の測定や特殊用途に対しては、図示
よりも幅が広く長さの短い短冊上のアーム板各1
枚を上下に平行して組合わせることにより、第3
図の基本原理通りの機構を構成して使用すること
もできる。このような2叉状又は4叉状のアーム
板を使用しても検出機構全体の構成は、第6図a
から容易に類推できるため説明を省略する。
の短冊状アーム板39aと、アーム板39aより
も長さの稍々長い同様のアーム板39bが中央で
直交して重ね合わせになり、4個所の各取付孔2
7は同じねじで保持パイプ29に2枚合わせで取
り付けられる。計量皿13の形状寸法や秤の使用
目的に応じて、両アーム板39a,39bは全く
同一寸法のものでもよいし、第9図に示すような
長さが異なつたものを組み合わせてもよい。ま
た、軽い重量の測定や特殊用途に対しては、図示
よりも幅が広く長さの短い短冊上のアーム板各1
枚を上下に平行して組合わせることにより、第3
図の基本原理通りの機構を構成して使用すること
もできる。このような2叉状又は4叉状のアーム
板を使用しても検出機構全体の構成は、第6図a
から容易に類推できるため説明を省略する。
以上に説明した本発明に係る直線運動形荷重検
出機構の特長を要約すると次のようになる。
出機構の特長を要約すると次のようになる。
(1) 荷重軸2に加わる望ましくない水平方向の力
に対する強度が何れの方向についても極めて強
いため、衝撃力を受けても破損の虞れが無いほ
か、偏荷重に対して四隅誤差の発生が少なく、
特定方向の偏荷重が大きいような用途に対して
は、各アームの長短を適宜に選択することによ
り対応できる。
に対する強度が何れの方向についても極めて強
いため、衝撃力を受けても破損の虞れが無いほ
か、偏荷重に対して四隅誤差の発生が少なく、
特定方向の偏荷重が大きいような用途に対して
は、各アームの長短を適宜に選択することによ
り対応できる。
(2) アームのフレクシヤ19と15,19と17
の中心線方向が完全に平行でない場合でも、在
来機構のようにフレクシヤの中心線延長方向の
偏荷重により四隅誤差を発生することは殆どな
い。その主な理由は、直角又は120度などの角
度で交叉する他のアームによりその方向の偏荷
重が主として受け持たれるからである。
の中心線方向が完全に平行でない場合でも、在
来機構のようにフレクシヤの中心線延長方向の
偏荷重により四隅誤差を発生することは殆どな
い。その主な理由は、直角又は120度などの角
度で交叉する他のアームによりその方向の偏荷
重が主として受け持たれるからである。
(3) 平行四辺形のリンク機構が軸対称に配列され
ている場合には、上下に対応するアーム24と
25の平行が十分でなくとも四隅誤差が発生す
ることはない。
ている場合には、上下に対応するアーム24と
25の平行が十分でなくとも四隅誤差が発生す
ることはない。
(4) 荷重軸2は完全な直線運動を行うから、変位
量の大きいロードセルの使用が可能なほか、ロ
ードセルには測定上好ましくない荷重方向と直
角方向の力や変位が加えられることはなく高精
度の荷重検出ができる。
量の大きいロードセルの使用が可能なほか、ロ
ードセルには測定上好ましくない荷重方向と直
角方向の力や変位が加えられることはなく高精
度の荷重検出ができる。
(5) 荷重軸2とロードセル5との間に緩衝ばねや
ダンパを介在させることにより、ロードセル5
の変位が小さい場合の衝撃荷重によるロードセ
ル5の破損を防止できる。更には、荷重軸2の
変位を大きくとれることから、過荷重時の荷重
軸2の変位に対する機械的ストツパを設け、ロ
ードセル5に過荷重が加わることを防止するこ
とが極めて容易にできる。
ダンパを介在させることにより、ロードセル5
の変位が小さい場合の衝撃荷重によるロードセ
ル5の破損を防止できる。更には、荷重軸2の
変位を大きくとれることから、過荷重時の荷重
軸2の変位に対する機械的ストツパを設け、ロ
ードセル5に過荷重が加わることを防止するこ
とが極めて容易にできる。
(6) 四隅誤差の調整に際し、在来機構では大きな
強度を要求される第1図の支柱6と7の長さを
微細に調整する必要があるため、その機構や調
整方法が極めて複雑困難であつたが、本発明に
よれば力が理想的には零の垂直リンク23の長
さ調整のみで実施できるため、細い差動ねじの
利用などにより機構の製作と四隅誤差調整が共
に簡単でかつ容易にできる。
強度を要求される第1図の支柱6と7の長さを
微細に調整する必要があるため、その機構や調
整方法が極めて複雑困難であつたが、本発明に
よれば力が理想的には零の垂直リンク23の長
さ調整のみで実施できるため、細い差動ねじの
利用などにより機構の製作と四隅誤差調整が共
に簡単でかつ容易にできる。
(7) 在来機構では第1図に例示したように、ロー
ドセル5を含めた検出機構全体が、平面積の大
きな基板4に取り付けられているため、大荷重
や偏荷重により基板4に歪みが生ずると測定誤
差が発生したが、本発明では第6図に示すよう
に検出機構が平面積の極めて小さなベース31
に全て支持されているので、たとえ秤の底板が
歪んでも測定誤差が生ずることはなく、そのた
めに薄肉で軽量安価なケースに検出機構を収納
できる。
ドセル5を含めた検出機構全体が、平面積の大
きな基板4に取り付けられているため、大荷重
や偏荷重により基板4に歪みが生ずると測定誤
差が発生したが、本発明では第6図に示すよう
に検出機構が平面積の極めて小さなベース31
に全て支持されているので、たとえ秤の底板が
歪んでも測定誤差が生ずることはなく、そのた
めに薄肉で軽量安価なケースに検出機構を収納
できる。
(8) 機構の主要部を構成するアーム板は、プレス
加工などにより均一な寸法なものを安価大量に
生産でき、機構の組立ても容易である。
加工などにより均一な寸法なものを安価大量に
生産でき、機構の組立ても容易である。
以上の利点は主として上皿秤に応用した場合で
あるが、本発明に係る荷重検出機構は更に次のよ
うに他の機器に対する適応性や長所も兼備してい
る。
あるが、本発明に係る荷重検出機構は更に次のよ
うに他の機器に対する適応性や長所も兼備してい
る。
(9) 荷重軸2を水平に設定すれば、水平方向の振
動加速度や力検出形傾斜計或いは水平方向の荷
重計として使用でき、荷重軸2に直角方向の妨
害的な分力が大きい場合でも、軸方向に加わる
加速度や力のみが正確に検出される。検出機構
の動特性に関して変位の小さなロードセルを用
いて固有振動数を高めることも、変位の大きな
ロードセルを用いて固有振動数を低くすること
も自在である。ロードセルの代りに差動変圧器
などと組合わせれば、振動変位計や変位検出形
の傾斜計が得られる。
動加速度や力検出形傾斜計或いは水平方向の荷
重計として使用でき、荷重軸2に直角方向の妨
害的な分力が大きい場合でも、軸方向に加わる
加速度や力のみが正確に検出される。検出機構
の動特性に関して変位の小さなロードセルを用
いて固有振動数を高めることも、変位の大きな
ロードセルを用いて固有振動数を低くすること
も自在である。ロードセルの代りに差動変圧器
などと組合わせれば、振動変位計や変位検出形
の傾斜計が得られる。
(10) 変位や力の検出だけでなく、測定には直接関
係のない無接触・無摩擦の直線運動機構として
利用することもできる。
係のない無接触・無摩擦の直線運動機構として
利用することもできる。
電子式秤に限らず、機械式のばね秤や天秤を含
めた各種上皿秤には、永年に亘り第1図、第2図
に示したロバーバル機構が殆ど例外なく採用され
てきたが、上述のように本発明に係る直線運動形
荷重検出機構は在来の機構に全く見られない卓越
した長所を多数備えており、秤や荷重計の進歩発
展に対する貢献度は極めて大なるものがある。
めた各種上皿秤には、永年に亘り第1図、第2図
に示したロバーバル機構が殆ど例外なく採用され
てきたが、上述のように本発明に係る直線運動形
荷重検出機構は在来の機構に全く見られない卓越
した長所を多数備えており、秤や荷重計の進歩発
展に対する貢献度は極めて大なるものがある。
第1図は在来の荷重検出器の構成図、第2図は
この基本原理図、第3図以下は本発明に係る直線
運動形荷重検出機構の実施例を示し、第3図はそ
の基本原理図、第4図、第5図は四隅誤差の消去
に関する説明図、第6図a,bは構成図、第7図
a,b、第8図、第9図は機構要素のアーム板の
平面図である。 符号2は荷重軸、5はロードセル、15〜20
はフレクシヤ、21,22,24,25は水平ア
ーム、23は垂直リンク、26は3叉状アーム
板、29は保持パイプ、31はベース、39a,
39bは短冊状アーム板である。
この基本原理図、第3図以下は本発明に係る直線
運動形荷重検出機構の実施例を示し、第3図はそ
の基本原理図、第4図、第5図は四隅誤差の消去
に関する説明図、第6図a,bは構成図、第7図
a,b、第8図、第9図は機構要素のアーム板の
平面図である。 符号2は荷重軸、5はロードセル、15〜20
はフレクシヤ、21,22,24,25は水平ア
ーム、23は垂直リンク、26は3叉状アーム
板、29は保持パイプ、31はベース、39a,
39bは短冊状アーム板である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 荷重軸の動きを荷重変換器に伝達して荷重を
検出する機構において、垂直リンクを共有して上
下にほぼ平行な2本ずつの水平アームにより、各
頂点をフレクシヤとする同一寸法の2個の平行四
辺形を形成する第1、第2のリンク機構を持つ二
重リンク機構を有し、前記第1のリンク機構は前
記垂直リンクと反対側の2点を前記荷重軸の近傍
において固定し、前記第2のリンク機構は前記垂
直リンクと反対側の2点を荷重軸に取り付け、該
二重リンク機構を荷重軸の周りにほぼ等しい角度
で少なくとも2組配置し、加えられた荷重に応じ
て前記荷重軸が軸方向に直線運動することを特徴
とする直線運動形荷重検出機構。 2 前記第1のリンク機構のの水平アームと第2
のリンク機構の水平アームとを1枚のばね板から
並列的に切出して一体に形成したアーム板を、上
下に平行配置するようにした特許請求の範囲第1
項に記載の直線運動形荷重検出機構。 3 前記アーム板は、前記第1のリンク機構の水
平アームを長手方向に2等分して外側にほぼ平行
に配置し、第2リンク機構の水平アームをその内
側中央に配列するようにした特許請求の範囲第2
項に記載の直線運動形荷重検出機構。 4 前記第1、第2のリンク機構の水平アームを
並列配置して1枚の板ばねからほぼ軸対称短冊状
に2組一体として切出したアーム板を、1枚のま
ま又は2枚を直交して重ね合わせたものを上下に
平行配置するようにした特許請求の範囲第2項又
は第3項に記載の直線運動形荷重検出機構。 5 前記第1、第2のリンク機構の水平アームを
並列配置して1枚の板ばねからほぼ軸対称に荷重
軸の周りにほぼ等しい角度で3叉又は4叉状に張
り出して3組一体又は4組一体として切出したア
ーム板を、上下に平行配置するようにした特許請
求の範囲第2項又は第3項に記載の直線運動形荷
重検出機構。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20542883A JPS6097220A (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 直線運動形荷重検出機構 |
US06/663,948 US4585083A (en) | 1983-11-01 | 1984-10-23 | Mechanism for detecting load |
FR8416261A FR2554231A1 (fr) | 1983-11-01 | 1984-10-24 | Mecanisme de detection de charge |
DE3439325A DE3439325C2 (de) | 1983-11-01 | 1984-10-26 | Lastdetektormechanismus |
GB08427268A GB2149131B (en) | 1983-11-01 | 1984-10-29 | Mechanism for detecting load |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20542883A JPS6097220A (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 直線運動形荷重検出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6097220A JPS6097220A (ja) | 1985-05-31 |
JPS6316700B2 true JPS6316700B2 (ja) | 1988-04-11 |
Family
ID=16506688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20542883A Granted JPS6097220A (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 直線運動形荷重検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6097220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015152435A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | アンリツ産機システム株式会社 | 重量測定装置 |
-
1983
- 1983-11-01 JP JP20542883A patent/JPS6097220A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015152435A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | アンリツ産機システム株式会社 | 重量測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6097220A (ja) | 1985-05-31 |
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