JPS60956B2 - 半導体スイツチング素子 - Google Patents

半導体スイツチング素子

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JPS60956B2
JPS60956B2 JP5447578A JP5447578A JPS60956B2 JP S60956 B2 JPS60956 B2 JP S60956B2 JP 5447578 A JP5447578 A JP 5447578A JP 5447578 A JP5447578 A JP 5447578A JP S60956 B2 JPS60956 B2 JP S60956B2
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cathode
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義雄 寺沢
健治 宮田
三郎 及川
進 村上
隆弘 長野
昌弘 岡村
卓三 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電界効果型半導体スイッチング素子に関する。
電界効果型半導体スイッチング素子はpn接合ダイオー
ド構造とその一方導電型領域の一部に形成された他方導
電型の半導体領域(ゲート領域と称する)およびこのゲ
ート領域に連なるゲート電極を有する素子である。この
素子は上記一万導電型領域とゲート領域間の接合が逆バ
イアスされることによって上記一方導電型領域内に形成
される空乏層により、上記ダイオードの順電流を遮断し
たり(ターンオフ)、また上記逆バイアスを解除して空
乏層を取除くことにより上記順電流を回復させたり(タ
ーンオン)するスイッチング機能を有する。
このような電界効果型半導体スイッチング素子は従来の
トランジスタ、サィリスタのような電流制御型の半導体
スイッチング素子と比較してターンオン時間がはるかに
短かく、ターンオン時のdi/dt耐量が大きく、また
ターンオフに要する操作が従釆よりも簡便になるという
利点を有する。このような電界効果型半導体スイッチン
グ素子として、従来、第1図ないし第3図に示すものが
提案されている。
第1図に示すものは対向する一対の主表面101および
102を持つ半導体基体1内に、一方の主表面101に
接するn+型カソード層13、カソード層13に隣接し
たn型ベース層11、ベース層11に隣接し半導体基体
の他方の主表面102に露出するp十型アノード層12
、ベース層I1内に網目状もしくは縞状に埋め込まれた
P型ゲート領域14がそれぞれ形成されており、更にア
ノード層12、カソード層13およびゲート領域14の
表面露出部にはァ/−ド電極2、カソード電極3および
ゲート電極4がそれぞれ形成されているものである。
電界効果型半導体スイッチング素子はそのターンオフ動
作の一過程において、アノード・カソード電極間を流れ
る主電流に匹敵する電流がアノード電極からアノード領
域12、ベース領域11及びゲート領域を経てゲート電
極へと流れる。
第1図に示す構造のものはゲート領域14の大部分がベ
ース層11内に埋め込まれ、この埋め込まれた部分とゲ
ート電極4との距離が大きいので、上述のゲート領域を
通る電流により生ずるゲート領域内部での電圧降下が大
きくなる欠点があった。このために「ゲート領域14の
うちゲート電極4に近い所と遠い所で電流の不均衡を生
じ、局部的な発熱を起こして素子が熱破壊する等の恐れ
があった。第2図および第3図に示すものは上述の欠点
を改善したものである。
第2図において一対の主表面101および102を持つ
半導体基体1は、一方の主表面101に接するn型ベー
ス層11、ベース層11に隣接し他方の主表面102に
露出するp+型アノード層12、一方の主表面101に
露出してベース層11内に形成されたn+型カソード領
域13、一方の主表面101に露出しかつカソード領域
13に沿うようにベース層11内に形成されたp+型ゲ
ート領域14とから成る。
アノード領域12、カソード領域13およびゲート領域
14の露出部にはアノード電極2、カソード電極3およ
びゲート電極4がそれぞれ形成されている。第3図に示
すものはゲート領域14の形状を除いて第2図に示すも
のと同様の構造を持つ。
すなわち第3図において、ゲート領域14は半導体基体
1の一方の主表面101に露出しかつカソード領域13
に沿う第1の部分141と、第1の部分141の底部か
らベース層11内に一方の主表面101とほぼ平行にカ
ソード領域13の直下に達するまで延びる第2の部分1
42とから成っている。第2の部分142相互の間隙は
チャンネルと称される。ゲート電極4は上述の第1の部
分141の表面露出部に形成されている。第2図および
第3図のものはゲート領域14とゲート電極4とが近接
しているので、第1図に示す素子の上述した欠点は除去
される。
更に第3図に示すものは第2図に示すものに比べて相隣
るゲート領域間の間隔(チャンネル幅)Dを小さくでき
るので、より低いゲート・カソード電極間の逆バイアス
電圧で素子をターンオフできるという効果を持つもので
ある。
しかし、第2図または第3図に示す素子を試作研究の結
果、ゲート・カソード電極間の逆耐圧が設計値を大幅に
下まわるものが続出した。
ゲート・カソード電極間はゲート電極4、ゲート領域1
4、ベース層11、カソード領域13、カソード電極3
から成るダイオードである。ゲート・カソード電極間に
このダイオードが逆バイアスされる規定の電圧を印加す
るとべ‐ス層11中に形成される空乏層がカソード領域
13をアノード層12から包囲して素子がターンオフさ
れるのであるが、このダイオードの逆耐圧が素子がター
ンオフするに要する逆バイアス電圧よりも低いと、素子
がターンオフせずゲート・カソード領域間が所定のゲー
ト電圧以下の電圧で短絡するという、スイッチング素子
として致命的な欠陥を生ずる。 、本発明の目的はゲー
ト・カソード電極間が短絡しもこく〈、ターンオフ動作
が確実に行なわれる改良された電界効果型半導体スイッ
チング素子を提供することにある。この目的を達成する
ために本発明の特徴とするところは、対向する一対の主
表面を持つ半導体基体の一方の主表面にゲート領域およ
びカソード領域がベース層の一部によって隔てられて露
出し、これらの露出面にゲート電極およびカソード電極
がそれぞれ形成されている電界効果型半導体スイッチン
グ素子において、素子のターンオフ動作に要するゲート
・カソード領域間のバイアス電圧よりも、ゲート領域と
カソード領域が直後隣接した場合のゲート・カソード領
域間の耐圧を大きくした点にある。
発明者等は第2図あるいは第3図に示す素子において「
ゲート・カソード電極間の耐圧が設計値より大幅に下ま
わる原因について検討した結果、次のことを見出した。
第4図あるいは第5図は、第2図あるいは第3図に示す
素子でゲート・カソード電極間の耐圧が設計値よりも異
常に低いものについて、その断面構造の一例を示したも
のである。第4図において、p+領域40はp+型ゲー
ト領域14を形成するときに派生したものである。
図示したようにp十領域40がn+型カソード領域13
とp+型ゲート領域14とにまたがるように形成される
と、カソード電極3、カソード領域13、p十型領域4
0、ゲート領域14およびゲート電極4とでn+p+ダ
イオードが構成される。このダイオードの耐圧はn十型
カソード領域13とp十型領域40とで形成されるpn
接合Jの耐圧である。n+型カソード領域13とp+型
領域40はともに不純物濃度が高いので、これらの間の
pn接合Jの耐圧が低く、このためにゲート・カソード
電極間の耐圧が低くなるものと思われる。第5図におい
ても、原因は上述のものと同様である。第5図ではp+
型領域50はp+型ゲート領域141を形成するときに
派生する。p+型領域50がn+型カソード領域13と
p型ゲート領域142あるいはp+型ゲート領域141
を連絡するように形成されると、ゲート・カソード電極
間にn+p+pp+ダイオード(図示の例)あるいはn
+p+ダイオードが構成される。n+カソード領域13
とp+領域50との間の接合Jの耐圧が低いため、ゲー
ト・カソード電極間の耐圧が低くなることは第4図にお
けるものと同様である。上述のp十型領域40および5
0の派生原因について説明する。
第2図あるいは第3図に示す素子を製作するには選択拡
散技術が使われる。
第6図においては、n型半導体基板11の一方の主表面
101を所定部を残してマスク60で覆い、一方の主表
面101の上記所定部および他方の主表面102全面か
らp型を与える不純物を基板よりも高濃度に拡散し、p
+型領域140および120を形成するa。次に基板を
熱処理し、p+型領域140および120を所定の深さ
まで引きの1ましてp+型領域14,12を形成する。
この後、主表面101からマスク60を除去し、主表面
101をp+型領域14と沿う所定部を残して新たなマ
スク61で覆う。更に主表面101の上記所定部からn
型を与える不純物を基板よりも高濃度に拡散し、n+型
領域130を形成するb。熱処理し、n+型領城130
を所定深さまで引きのばし拡散してn+領域型13を形
成する。この後、n+型領域13、p+型領域14およ
び12の表面露出部にそれぞれ電極3,4および2を形
成して素子が完成するc。第7図においては、例えばn
型半導体基板11の他方の主表面102全面からp型を
与える不純物を拡散してp+型領域120を形成するa
次に一方の主表面101を所定部を残してマスク70で
覆い「 この所定部からp型を与える不純物を拡散して
p型領域140を形成する‘b}。マスク70を除去し
た後、基板の一方の主表面101上にn型半導体層11
1をェピタキシヤル成長法により形成するc。次に基板
の一方の主表面101をp型領域140のほぼ中央部に
沿う部分を残してマスク71で覆い、マスク71で覆わ
れない部分からp型を与える不純物を拡散、熱処理をし
てp型領域141に達するp+型領域142を形成する
。この熱処理によりp+型領域120は所定の深さまで
引きのばされるp+型領域12を形成するd。マスク7
1を除去した後、基板の第1の主表面101を、p+型
領域142の表面露出部に沿う所定部を残して新たなマ
スク72で覆う。次に主表面101のマスクされていな
い部分からn型を与える不純物を拡散、熱処理してn+
型領域13を形成するe。この後、マスク72を除去し
「 n+型領域13、p+型領域141および12の表
面露出部にそれぞれ電極を形成して第3図に示す素子が
完成する。上述の工程中、第6図aあるいは第7図dで
マスク60あるいは71を用いてp型を与える不純物を
選択拡散し、p十型領域140あるいは142を形成す
る過程でマスク60あるいは71に微小なピンホールが
あるとこのピンホールから基板内にp型を与える不純物
が拡散して第4図あるいは第5図で示すp+型領域40
あるいは50が派生することがわかった。
このピンホールはマスク60あるいはTOを周知のホト
ェツチング法等により形成するときに塵挨の付着によっ
て発生し易い。塵挨の付着を根絶することは困難である
また「 この種素子は前述のようにゲート領域での電圧
降下を小さくするために、カソード領域、ゲート領域そ
れ自体の大きさは小さくして、同一半導体基体中に多数
のカソードあるいはゲート領域を並置する構造が有利で
ある。このような構造では、ゲート領域とカソード領域
が近接しているので、上述のピンホールによる影響が顕
著である。従って、この影響を避け、この種素子の製造
歩留りを高くする有力な手段は、仮にマスクのピンホー
ル等により第4図あるいは第5図で示すp+型領域40
あるいは50が派生したとしても、素子のターンオフ動
作に要するゲート・カソード間逆バイアス電圧をp+型
領域40あるいは50があるために形成された前述のn
+p十ダイオードあるいはn十p十pp+ダイオードの
逆耐圧よりも低くすることである。具体的には、n+型
カソード領域およびp+型ゲート領域の濃度に応じて変
動はあるが、電極とのオーミツクコンタクトを良好にし
、キャリヤの注入効率を実用上十分高くし、これらの領
域内での電圧降下を実用上十分低くしようとすると、前
述のn+p+あるいはn+p+pp+ダイオードの逆耐
圧は20〜40Vとなることが確認された。
従ってターンオフに要するゲート・カソード間逆バイア
ス電圧は40Vより低くすることが必要である。また、
20Vより低くすることが望ましい。第8図は第2図あ
るいは第3図におけるゲート領域間の距離Dを種々変え
たときに、距離○と所定のカソード・アノード電極間順
バイアス電圧Esを阻止するに要するゲート・カソード
電極間の逆バイアス電圧EG(素子をオフ状態にしてお
くに必要なゲート電圧)との関係を実験的に求めて得ら
れたものである。
この関係は第9図に示す回路で測定された。
図で10川ま第3図に示すと同様な素子であり、p型ゲ
ート領域142の寸法のみを変化させて距離Dを変化さ
せた。Esは600Vとした。RLは素子の負荷抵抗で
ある。第8図によれば、Dが約10ム肌以下であればE
Gが30Vを下回ることがわかる。
更にDが約7ム肌以下であればEGが20Vを下回るこ
とがわかる。また、Esを600Vから上下に変化させ
ても、Dが10仏肌以下と小さい領域ではEsの広い範
囲でEGがほぼ一定であることを確認した。
一方、Dが約2仏の以下であると、EGがOVであって
も素子は常にオフ状態を示した。
これはp型ゲート領域142とn型領域11との間のp
n接合Jの接合電位による空乏層だけでD間がピンチオ
フされるからであり、このような状態は避けることが好
ましい。従って、本発明においてはDを2〜loAm、
好ましくは2〜7〃肌とすることが望ましい。
次に本発明の具体的実施例について説明する。第10図
aは本実施例素子の断面を示し、第10図bはaを紙面
上方から見た平面図を示す。図において第3図に示す素
子と共通の部分は第3図におけると同一の符号で示す。
本実施例素子は、第7図に示す工程に沿って製作された
半導体基板として抵抗率が500一肌、厚さが220山
仇のn型シリコン単結晶ウヱハを用い、p型を与える不
純物としてボロンを用いた。また、カソード領域13を
形成する不純物として燐を用いた。更に本実施例素子に
おいてはゲート電極4とカソード電極3の間に露出する
半導体表面をS02膜5で覆ってある。第10図aにお
いて本実施例素子のカソード領域13の幅は50仏の、
p+型ゲート領域141の幅は45山肌である。
また、p型ゲート領域142相互の間隔Dは5山肌、p
型ゲート領域142とカソード領域13とが素子主表面
と垂直方向に重なる幅WTHは30仏仇である。第10
図bにおいて、チャンネル113の長さLは1200山
肌である。
なお、第11図は第10図a中のx方向の不純物濃度分
布を示す。
第11図から明らかなように本実施例素子ではn型ベー
ス層のうち、p型ゲート領域142からアノード領域側
の第1の部分111よりも、カソード領域側の第2の部
分112の方で不純物濃度を高くしている。このために
、後述の如く本実施例素子ではターンオン特性が改善さ
れるという効果がある。次に本実施例素子の動作につい
て説明する。
カソード電極に負、アノード電極に正の電圧(主電圧)
を印加し、ゲート電極を開放とした時には素子はオン状
態となり、ァノード・カソード電極間に主電流が流れる
。主電流は主電圧印加直後はアノード領域12、ベース
層の第2の部分111、ベース層の第1の部分112、
カソード領域13をチャンネルを経て流れる。このとき
カソード領域13からは多量の電子がベース層に注入さ
れ、この電子は拡散およびドリフトにより周囲に広がる
。この結果、カソード・アノード電極間でp型ゲート領
域142をpベースとするn+npn‐p十構造のサィ
リスタが瞬時にターンオンし「主電流通路となる。前述
のようにベース層の第1の部分111よりも第2の部分
112の方が不純物濃度が高い。
そのために両者とも第1の部分111と同じ不純物濃度
であるものと比べて、カソード領域からの電子の注入が
起き易いので、素子がターンオンし易く、かつターンオ
ン時のスイッチング損失が小さくなるという利点がある
。その理由としては、ベース層の第2の部分の不純物濃
度が高くなるに従い「ゲート領域142の不純物濃度が
カソード領域13からの距離xの増大と共に増加する領
域で生じている、カソードからアノードへ向う電界が弱
くなって、カソード領域13からゲート領域142への
キャリャの注入が起こり易くなるためと考えられる。オ
ン状態においてゲート電極にカソード電極に対して所定
の負電圧(ゲートバイアス電圧)を印加すると主電流は
以下述べるようにしてしや断される。
ゲートバイアス電圧印加と同時に、それまでアノード領
域からベース層に注入されカソード領域へ流れていたホ
ールはカソード領域のかわりにゲート領域に流入するよ
うになる。
その後、ゲートバイアス電圧により、ゲート領域とべ‐
ス領域との間のpn接合部に空乏層が形成され、この空
乏層がチャンネルをピンチオフして主電流通路がしや断
される。このときに本発明においてはチャンネルをピン
チオフするのに要するゲートバイアス電圧は、上述した
p十型派生領域40あるいは5川こ起因するn+p+ダ
イオードあるいはn+p+pp+ダイオードの逆耐圧よ
りも低いので、ゲート電極とカソード電極間の耐圧が破
られることはない。この後ベース領域に残留しているキ
ャリャが拡散によりゲート領域内に注入し再結合したり
、ベース領域内で再結合して消滅し、素子がオフ状態と
なる。本実施例素子では、アノード・カソード間の電圧
800Vを9Vのゲート電圧で阻止状態に保ち得た。
また、主電流が2船流れているときに、15Vのゲート
電圧でターンオフさせることができた。また〜本実施例
素子と「アノード・カソード電極間の逆耐圧の設計値が
150Vである従来例と比較して、従来例ではゲート・
カソード電極間の逆耐圧特性不良率が40%であったの
に対し、本実施例ではこの種の不良が皆無であった。次
に本発明の更に好ましい実施例について説明する。
第10図に示す実施例において、ゲート領域の第2の部
分142の厚さWはターンオフ特性に深い関連がある。
すなわち、Wを大きくするほどチャンネルをピンチオフ
するのに要するゲートバイアス電圧が低くなる。発明者
の実験によれば、本発明の如くゲートバイアス電圧が特
に低い素子ではWを35山肌以上にするとターンオフ特
性が良好であることがわかった。例えば、チャンネル幅
が7仏の以下である本発明素子に対し、Wを35仏の以
上にした時、ゲートターンオフに必要なゲートバイアス
電圧は10V以下となった。従って本発明素子において
、W/Dの値が5を超えるようにすればゲートバイアス
電圧を低くする上で好ましい。以上、本発明の実施例に
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定
されるものではない。
例えば各半導体領域の導電型を全て交換して得られるも
の、ゲート電極とカソード電極の配置を種々変更したも
の等も本発明の範囲に含まれる。また、実施例ではカソ
−ド領域直下にゲート領域の一部が存在するものについ
て説明したが、本発明はこのような構成のものに限定さ
れず、カソード領域をアノード領域側に投影した時、投
影部にゲート領域が含まれないものについても本発明に
含まれる。本発明によれば、ゲート・カソード電極間の
逆耐圧特性およびターンオフ特性が良好な電界効果型半
導体スイッチング素子を歩留りよく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ従来例の一例の断面を示
す図「第4図および第5図は本発明の原理を説明するた
めの電界効果型半導体スイッチング素子の主要部断面図
、第6図は第4図に示す素子の製造工程の主要部を示す
図「第7図は第5図に示す素子の製造工程の主要部を示
す図、第8図は本発明の原理を説明するために、チャン
ネル幅Dとゲート電圧EGとの関係を示す図、第9図は
第8図に示す関係を測定するのに用いられた回路図、第
10図は本発明の一実施例を示す図、第11図は第10
図aで示す素子のx方向の不純物濃度分布を示す図であ
る。 1…・・・半導体基体、2・・・・・・アノード電極、
3・・・…カソード電極、4……ゲート電極、5……S
02膜「 11・111・112…・・・ベース領域、
12・・・・・・アノード領域、13・…・・カソード
領域、14・1411142・…・・ゲート領域。 髪′図第2図 第3図 第4図 弟S図 第6図 第7図 第8図 弟ヲ図 条 /〇図 筆′′図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 対向する一対の主表面を持つ半導体基体と、半導体
    基体の一方の主表面に露出する一方導電型の第1のエミ
    ツタ領域と、第1のエミツタ領域に隣接し、半導体基体
    の他方の主表面の一部に露出する他方導電型のベース領
    域と、ベース領域内に形成され半導体基体の他方の主表
    面の一部に露出する他方導電型の第2のエミツタ領域と
    、半導体基体の第1のエミツタ領域および第2のエミツ
    タ領域の露出部にそれぞれ形成された一対の主電極と、
    ベース領域内に形成され、一端が第2のエミツタ領域を
    ベース領域によって隔てられて略包囲する如く半導体基
    体の一方の主表面に露出し、他端が他方の主表面に向っ
    て伸びる第1の部分と、第1の部分の他端に連らなり一
    方の主表面と略平行をなす方向に広がり、隣接する部分
    と所定幅のチヤンネルを介して対向する第2の部分とか
    らなる一方導電極型のゲート領域と、ゲート領域の第1
    の部分露出部に形成され、第1のエミツタ領域上の電極
    との間に、ベース領域とゲート領域との間のpn接合を
    逆バイアスしてチヤンネルを空乏層でピンチオフするゲ
    ートバイアス電圧を印加するためのゲート電極とを具備
    するものにおいて、上記チヤンネルの幅を、上記第1の
    エミツタ領域およびゲート領域相互が直接接触したとき
    に形成されるpn接合の耐圧より小さいゲートバイアス
    電圧でピンチオフされるような大きさにしたことを特徴
    とする半導体スイツチング素子。 2 特許請求の範囲第1項において、主電流をしゃ断す
    るのに必要なゲートバイアス電圧の絶対値を40V未満
    としたことを特徴とする半導体スイツチング素子。 3 特許請求の範囲第1項において、ベース領域の不純
    物濃度は第1のエミツタ領域側よりも第2のエミツタ領
    域側が高いことを特徴とする半導体スイツチング素子。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかにお
    いて、ゲート領域相互の間隔を10μm以下としたこと
    を特徴とする半導体スイツチング素子。
JP5447578A 1978-05-10 1978-05-10 半導体スイツチング素子 Expired JPS60956B2 (ja)

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