JPS609438Y2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Publication number
JPS609438Y2
JPS609438Y2 JP1977139173U JP13917377U JPS609438Y2 JP S609438 Y2 JPS609438 Y2 JP S609438Y2 JP 1977139173 U JP1977139173 U JP 1977139173U JP 13917377 U JP13917377 U JP 13917377U JP S609438 Y2 JPS609438 Y2 JP S609438Y2
Authority
JP
Japan
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compressor
cylinder
pipe
port
chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977139173U
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English (en)
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JPS5465411U (ja
Inventor
博 岩田
秋郎 坂爪
博樹 吉川
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所 filed Critical 株式会社日立製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はルームニアコンディショナ用の圧縮機に関し、
特に圧縮機を使用したルームニアコンディショナの性能
向上に関する。
最近、冷暖房兼用ルームニアコンディショナは冷房能力
に対する暖房能力の比率、すなわち冷暖比を大きくとる
ことが望まれている。
したがって、冷房時には暖房時に対して負荷の低減に見
合うだけ圧縮機能力を低減させる必要がある。
従来、ロータリ圧縮機を使用したルームニアコンディシ
ョナにおいて、冷暖能力を低減させるためには、圧縮機
の容量制御を行ない、圧縮機の容量を低下させる方法が
行なわれている。
第1図は冷房時における容量制御の状況を示したもので
ある。
第1図において1は圧縮機シリンダ、20はシリンダ1
に設けた冷媒の吸込口、4は吸込口20に接続された冷
媒の吸込パイプ、21はシリンダ側板(図示せず)に設
けられた冷媒の吐出口、8は吐出口21に接続された冷
媒の吐出パイプである。
6は圧縮機シリンダ1内を回転するローラであって、ロ
ーラ6は吸込口20から吸入した冷媒を圧縮した後、吐
出口21から吐出する。
7は圧縮機シリンダ1に設けられたベーンであって、ベ
ーン7はローラ6の表面を摺動しながらシリンダ内を圧
縮側と吸込側に仕切っている。
2はシリンダ側板(図示せず)に設けられたポート、3
はポート2と吸込パイプ4の途中とを接続する戻りパイ
プである。
このような構成において、吸込口20から吸入した冷媒
の一部を圧縮の途中でポート2からシリンダ1の外に吐
出して容量を低減し、吐出した冷媒を戻りパイプ3を経
て吸込パイプ4に戻し再び吸入するようにしている。
一方、暖房能力を大きくするためには、中間圧冷媒を圧
縮行程の一部にインジェクションしてサイクル性能を向
上させる方法が行なわれている。
ガスインジェクションを行なう冷凍サイクルの構成は、
例えは実開昭51−57346号に示されている。
この従来例を第8図に示す。第8図の構成を簡単に説明
すると圧縮機30、凝縮器31、第1の減圧器32、気
液分離器33、第2の減圧器34、蒸発器35、圧縮機
30と一循する冷凍サイクルで、気液分離器33から圧
縮機30のシリンダ内にガスをインジェクションするた
めのインジェクションパイプ18が設けられている。
このように構成された冷凍サイクルで使用される圧縮機
30のガスインジェクションの詳細を第2図および第3
図により説明する。
第2図および第3図は暖房時におけるインジェクション
の状況を示したものである。
第2図および第3図において、第1図と同一番号を付し
たものは同一部分である。
ポート2には導通管16の一端が接続され、導通管16
の他端は凝縮器31(暖房運転時には室内側熱交換器)
と蒸発器35(暖房運転時には室外側熱交換器)の中間
で2つの減圧器32.34の作用により中間圧力の状態
になっている気液分離器33に接続され、シリンダ1内
に中間圧を導入する。
このような構成において、圧縮行程(第2図の状態)の
途中で導通管16から中間圧冷媒をインジェクションす
ることによってサイクル性能を向上させることができる
しかじローラ6の回転角がさらに進んて吸込行程(第3
図の状態)になったときもインジェクションを行なうの
で、吸込パイプ4からの冷媒吸込量が減少し、吸込行程
では暖房能力が却って低下腰正常な運転ができなくなる
という欠点がある。
本考案の目的は上記した従来技術の欠点をなくし、同一
圧縮機において暖房時にはシリンダ側板に設けたポート
から中間圧冷媒を圧縮行程の1部においてのみインジェ
クションし、一方冷房時には前記ポートからアンローダ
を行なえる圧縮機を提供することにある。
上記目的を遠戚するために、本考案では圧縮機駆動軸の
軸受に第1の軸受部穴および第2の軸受部穴を穿設し、
シリンダ側板に設けたポートと前記第1の軸受穴を接続
する第1の導通路を設け、圧縮行程時のみ前記第1の軸
受部穴と第2の軸受部穴を同時に連通せしめる溝を駆動
軸に穿設し、かつ前記第2の軸受部穴から圧縮機チャン
バ外に到る第2の導通路を設け、第2の導通路は弁を介
して中間圧の状態になっているインジェクションパイプ
に接続するように構成することにより、圧縮機駆動軸の
軸受部を弁として利用腰上配圧縮機駆動軸の軸受部を弁
として利用することによりローラの1回転中の圧縮行程
時のみに1回前記ポートとサイクル中の中間圧部が導通
するようにする。
以下本考案を第4図〜第7図に示す実施例によって説明
する。
第4図は本実施例の圧縮機を示す横断面図(暖房時を示
す)、第5図はその縦断面図、第6図は第5図のVI−
VI断面図、第7図は本実施例の冷房時における三方弁
を示す。
各図において第1図と同一番号を付したものは同一部分
である。
13はその外周にローラ6をはめ合わせた圧縮機駆動軸
であって、駆動軸13は軸受10によって支持されてい
る。
軸受10には第1の軸受部穴11および第2の軸受部穴
15が互いに角θ2だけはなれて同一高さくVI−VI
断面)に穿設されている。
2はシリンダ側板22に設けられ、シリンダ内に開口し
、シリンダからガスが流出またはシリンダ内にガスが流
入可能なポートであって、ポート2と第1の軸受部穴1
1とは第1の導通管12によって接続されている。
14は駆動軸13の外周に設けられた円周溝であって、
円周溝14は前記第1および第2の軸受部穴12,15
と同じ■−■断面に角θ1 (ただしθ1〉θ2)の長
さにわたって設けられ、圧縮行程時(第4図の状態)の
み第1の導通管12と第2の導通管16とがこの溝14
を介して連通ずる(第6図の状態)ように穿設されてい
る。
第2の軸受部穴15には導通管16の一端が接続され、
導通管16の他端には三方弁17が接続されている。
三方弁17の一方には戻りパイプ3の一端が接続され、
戻りパイプ3の他端は吸込パイプ4の途中に接続されて
いる。
三方弁17の他方にはインジェクションパイプ18の一
端が接続され、インジェクションパイプ18の他端は第
8図に示した従来技術の場合と同様であり、室内側熱交
換器(図示せず)と室外側熱交換器(図示せず)の中間
の気液分離器に接続されている。
なお19はチャンバであって、チャンバ19の内部に圧
縮機シリンダ1を収納している。
つぎに本実施例の作用を説明する。
冷房時には三方弁17を第7図に示す如き角度にセット
し、第2の導通管16と戻りパイプ3を導通させる。
圧縮行程時のみ溝14により第1の導通管12と第2の
導通管16とが連通し、シリンダ1の中に吸込まれた冷
媒の1部は途中第2の導通管16を経て戻りパイプ3を
通り吸込パイプ4に戻る。
このようにして圧縮機容量を低下させることができる。
さらに暖房時には、三方弁17を第4図に示す如き角度
にセットし、第2の導通管16とインジェクションパイ
プ18を導通させる。
圧縮行程のみ$14により第1の導通管12と第2の導
通管16とが連通しく第6図の状態)、サイクルの中間
圧冷媒をシリンダ1内にインジェクションさせることに
よって暖房時のサイクル性能を向上させることができる
以上説明したように本考案によれば、圧縮機駆動軸の軸
受部を弁として利用し、圧縮行程時のみに前記弁が導通
するようにし、アンローダを行うときには3万弁を第2
の導通管と戻りパイプが導通するようにし、ポート、第
1の導通管、第1の軸受部穴、軸に設けた溝、第2の軸
受部穴、第2の導通管、3方弁、戻りパイプ、吸込パイ
プが圧縮行程時に導通するようにし、アンローダを行な
い容量制御し、一方ガスインジエクションを行なう場合
には3方弁を第2の導通管と中間圧の状態にあるインジ
ェクションパイプが導通するように切換え、ポート、第
1の導通管、第1の軸受部穴、軸に設けた溝、第2の導
通管、3方弁、インジェクションパイプが圧縮行程時に
導通するようにしガスインジェクションを行ない、暖房
能力を大きくすることにより、従来別々に行なわれてい
た容量制御とインジェクションの機能を同一圧縮機に持
たせることが可能となり、ルームニアコンディショナの
冷暖比を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来行なわれている冷房時における容量制御の
状況を示す断面図、第2図および第3図は従来行なわれ
ている暖房時におけるインジェクションの状況を示す断
面図であって、第2図は圧縮行程時、第3図は吸入行程
時である。 第4図〜第7図は本考案の一実施例を示し、第4図は本
実施例の圧縮機を示す横断面図、第5図はその縦断面図
、第6図は第5図のVI−VI断面図、第7図は本実施
例の冷房時における三方弁を示す断面図、第8図は従来
行なわれているガスインジェクションサイクルの構成を
示すブロック図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・ポート、6・
・・・・・圧縮機ローラ、10・・・・・・軸受、11
・・・・・・第1の軸受部穴、12・・・・・・第1の
導通管、13・・・・・・圧縮機駆動軸、14・・・・
・・溝、15・・・・・・第2の軸受部穴、16・・・
・・・第2の導通管、19・・・・・・チャンバ、22
・・・・・・シリンダ側板、30・・・・・・圧縮機、
31・・・・・・凝縮器(室内側熱交換器)、32.3
4・・・・・・減圧器、33・・・・・・気液分離器、
35・・・・・・蒸発器(室外側熱交換器)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少くとも、圧縮機、室外側熱交換器、第1の減圧器、気
    液分離器、第2の減圧器、室内側熱交換器、圧縮機と一
    循し、かつ圧縮機のシリンダ内にガスをインジェクショ
    ンするためのインジェクションパイプを有し、インジェ
    クションパイプの1端は圧縮機のシリンダ内に導通し、
    インジェクションパイプの他端は気液分離器に接続され
    る冷凍サイクルに使用される圧縮機で、シリンダと、シ
    リンダを挾持するシリンダ側板と、シリンダ内で回転す
    るローラと、ローラによって往復運動するベーンと、ロ
    ーラを回転駆動する駆動軸と、シリンダ、シリンダ側板
    、ローラ、ベーン及び駆動軸を囲むチアンバと、シリン
    ダ内に導通ずる吸込ポートに接続され、チアンバ外へ到
    る吸込パイプを備えた圧縮機において、圧縮機のシリン
    ダ側板にはシリンダ内に開口し、シリンダ内からガスが
    流出またはシリンダ内にガスが流入可能なポートが設け
    られ、圧縮機駆動軸の軸受には第1の軸受部室および第
    2の軸受部室が穿設され、前記ポートと前記第1の軸受
    部室を接続する第1の導通管が設けられ、圧縮行程時の
    み前記第1の軸受部室と第2の軸受部室を同時に連通せ
    しめる溝が駆動軸に穿設され、かつ前記第2の軸受部室
    から圧縮機チャンバ外に到る第2の導通管が設けられ、
    第2の導通管には、第1.第2.第3の3つのポートを
    有する三方弁が、第1のポートにおいて結合され、この
    三方弁の第2のポートには戻りパイプの一端が接続され
    、戻りパイプの他端は上記吸込パイプに接続され、三方
    弁の第3のポートにはインジェクションパイプが接続さ
    れていることを特徴とする圧縮機。
JP1977139173U 1977-10-19 1977-10-19 圧縮機 Expired JPS609438Y2 (ja)

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JP1977139173U JPS609438Y2 (ja) 1977-10-19 1977-10-19 圧縮機

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JP1977139173U JPS609438Y2 (ja) 1977-10-19 1977-10-19 圧縮機

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JPS5465411U JPS5465411U (ja) 1979-05-09
JPS609438Y2 true JPS609438Y2 (ja) 1985-04-03

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ID=29113005

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JP1977139173U Expired JPS609438Y2 (ja) 1977-10-19 1977-10-19 圧縮機

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142083U (ja) * 1974-09-25 1976-03-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142083U (ja) * 1974-09-25 1976-03-29

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JPS5465411U (ja) 1979-05-09

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