JPS609336Y2 - 支柱台座 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工事現場道路などにおいて使用せられる安全柵
各種の標識警示器具の支柱、旗杆などを挿入して立てる
台座の開発に関するものである。

従来工事現場、道路などにおいて使用せられる安全柵各
種の標識警示器具の支柱、旗杆などを立てるときは支柱
杆を地面又は固定した台座に埋立して使用するのが常で
ある。

しかしこれ等の方式の標示器具は使用の目的に従って固
定の構造に組み立てて造られであるが故に標示器具と台
座とは一体になって両者は自由に取付け、取外すことが
不可能であるが故に標示器具を交換或いは廃止する必要
を生じた場合はその台座も共に無用の長物と化して取換
られ或いは破棄される場合があって不経済であり、又各
種の標示器具の支柱の規格に応じて一環して使用できな
い故に変通性、移動性、永続性を欠く欠点がある。

又使用後納庫する場合があっても自由に取外しが不可能
であるが故に高張て乱雑にして管理が不便である。

本考案の目的はこれ等の欠点を解消して堅固、安全で変
通性に富み各種の標示器具の支柱の規格に応じて一環し
て使用できる経済的にして管理に便利な台座を提供する
ことにある。

以下図面について本考案の構成を説明する。

平鉄板で形成した四角形枠１の各辺をＡ、 Ｂ。

Ｃ，Ｄで表示する。

辺Ａ及びＢに平行して鉄筋ＸとＹを設け、その各両端を
辺ＣとＤに熔接する。

この場合、辺Ａと鉄筋Ｘとの間隔及び辺Ｂと鉄筋Ｙとの
間隔を共に同一する。

両鉄筋の各中点部にパイプ２ａ及び２ｂを直立熔接し、
その左右両方には辺Ｃ及びＤと各同−の間隔を計って各
々並列した２本のパイプ３ａ、 ３ｂ、 ３ｃ、 ３ｄ
、 ３ｅ、３ｆｔ ３ｈｖ ３ｉを直立熔接する。

又四角形枠１の中央部には主として単打支柱挿入用の孔
口を確保するためにパイプ４を設けて、鉄筋Ｚに直立熔
接し、鉄筋Ｚの両端は辺Ａ及びＢに溶接する。

辺Ｃ及びＤの中点部にはパイプ５ａ及び５ｂを直立熔接
し、各両端部にはバイブロａ、６ｂ及び６ｃ、６ｄを直
立熔接する。

又予備としてパイプ２ａ及び２ｂから同一の間隔に相離
れてパイプ２ｃ及び２ｄを鉄筋Ｘ及びＹに各直立熔接し
、中央部のパイプ４に接してパイプ２ｅ及び２ｆを鉄筋
Ｚに直立熔接する。

以上の各パイプの孔口の規格は必らずしも同一であるこ
とを要しない。

但し各パイプの長さは四角形枠１の高さ即ち各辺の幅と
同一の長さに調整することを要する。

斯くして骨組したる四角形枠１の内部に各パイプの孔口
を残してコンクリートを流して堅めると鉄筋コンクリー
トの四角形台座を形成腰台座の上下両表面には直立熔接
したパイプの数と同数の孔口が形成されて各孔口は支柱
の挿入孔に変る。

尚台座を移動運搬の便のために四角形枠１の両側辺に吊
手？ａ、７ｂを附接する。

本考案の効果については標示器具の支柱が単打である場
合或は国旗などの旗杆の台座として使用する場合は主と
して台座の中央部にある挿入孔４を使用することが美観
にして安定的である。

双股安全柵、２本支柱標示器具などの台座として使用す
る場合は各々の規格に応じて挿入孔を使用する大形の標
示器具は挿入孔５ａと５ｂを使用するか、又対角の挿入
孔６ａと６ｄ及び曲と６０を使用すれば更に大形の標示
器具を立てることができる。

小形の標示器具を立てる場合は挿入孔２ａと２ｂを使用
するか、或は其他の適宜の挿入孔を利用する。

又２個の標示器具を立てる場合、例えば二本脚の標示板
を立てる場合は挿入孔６ａと６ｂ及び６Ｃと６ｄ、又は
３ａと３ｅ及び３ｄと３１を使用すれは正反二面の標識
が得られる。

又２個の標示板の中１個の標示板は挿入孔３ａと３ｅを
使用して他の１個は挿入孔３ｂと３０を使用すれば正面
と側面の標識が得られる。

この要領を活用すれば挿入孔３を全部使用することによ
って四方向きの４個の標示板を立てることが可能である
。

次に数個の台座を並列或は連結して使用すれば大小多数
の標示器具を立てることが可能であり、又数種の標示器
具を混合組合せて立てることも可能である。

以上の説明は本考案の台座の使用法の要領の一端を示し
たるに過ぎず。

台座を１個或は数個を並列連結して各挿入孔全体を一環
して活用すれば各種の標示器具を各態様に立てることが
可能である。

本考案の台座は自由に取付は取外すことが可能であるが
故に標示器具を交換廃止する必要がある場合においても
台座を取換え放棄する必要がないから永久的に使用可能
で経済的である。

本台座は鉄筋コンクリ−１・によって形成せられ、又各
挿入孔は鉄筋コンクリートによって増透せられたる各パ
イプの孔口であるが故に、台座自体は勿論、各挿入孔は
堅固にして長期間の使用や乱暴な取扱いに耐えて容易に
その形態を毀損崩壊することはない。

堅固にして長期間に亘って使用が可能である。

重量を有する故に不便ではなく却で安定的であり、又四
角形に形透せられておるが故に円形の台座よりも安定で
ある。

台座の挿入孔は台座の高さと同一長さのパイプによって
形成せられであるが故に台座の上下の両表面には各同数
の挿入孔を保有して、上下両面は共に同一様に使用でき
る。

台座の高さ及び重さを増す必要ある場合は数個の台座を
重ねて使用ずれは簡単にその目的を達することができる
。

台座を移動運搬する場合は両側面の吊手７ａ、７ｂを利
用する。

倉庫に格納して管理する場合は標示器具を取外して台座
だけを乗捨して積み重ねて格納すれば高張乱雑を避ける
ことができる。

又この場合においては台座の中央部に設けたる挿入孔４
を利用してロープ又は長尺の吊具パイプ８を通して積重
ねることによって起重自在にして崩倒することなく整然
として管理することが可能である。

本考案の台座の各挿入孔を活用して一環して使用すれば
工事現場の各種の安全柵、標示板、警戒器具、道路の標
識、店頭の看板、旗杆などの台座として臨時設置の場合
は勿論、永久的施設の場合においても使用できる。

堅固、安全、簡便、永続的、経済的支柱台座。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す。 第１図は四角形枠の内部平面図、第２図は同じく斜視図
、第３図は同じくコンクリートを流して形成したる台座
の平面図、第４図は台座の斜視図、第５図及び第６図は
台座の具体的使用例を示す図でその中第５図は１個の台
座の使用例を示し第６図は数個の台座を連結した使用例
を示す。 第７図は吊具８を示す図。 吊具は長尺の丸パイプの頂端に吊手を熔接し、下端には
四角形の底盤を熔接して形成することを特徴とし、支柱
台座を大量に荷処理する場合において、台座中央の支柱
挿入孔４に中通して大量の支柱台座を積み重ねて吊場げ
ることによって大量の台座を一括して荷処理することが
可能である運搬用の補助器具。 １・・・・・・四角形枠、２〜６・・・・・・各種のパ
イプ、台座が形成された後は支柱の挿入孔に変る。 ７・・・・・・吊手、Ａ、 Ｂ、 Ｃ，Ｄ・・・・・・
四角形枠の各辺、Ｘ。 Ｙ・・・・・・鉄筋、８・・・・・・吊具、第７図を付
する。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 平鉄板で形成した四角形枠１の内部に辺Ａ及びＢと各同
   一間隔に平行して鉄筋ＸとＹを設けてその各両端を辺Ｃ
   及びＤに熔接し、その各中点の位置にパイプ２ａと２ｂ
   を直立熔接し、又その各左右両方には辺Ｃ及びＤと各同
   −の間隔を計って各並ダ１ルたる２本のパイプ３ａｔ
   ３ｂｔ ３ｃｔ ３ｄｔ ３ｅｔ ３Ｌ
   ３ｈｔ ３ｉを直立熔接腰又四角形枠１の中央部には
   主として単打支柱挿入用の孔口を確保するためにパイプ
   ４を設けて、辺Ａ及びＢに熔接したる鉄筋Ｚに直立熔接
   し、又辺Ｃ及びＤの中点の位置にパイプ５ａと５ｂを、
   その各両端部にはバイブロａ、６ｂと６ｃ、６ｄを直立
   熔接し、又パイプ２ａ及び２ｂから同一の間隔を相離れ
   てパイプ２ｃと２ｂを鉄筋Ｘ及びＹに各直立熔接腰又中
   央部のパイプ４に接してパイプ２ｅと２ｆを鉄筋Ｚに直
   立熔接し、而して以上の各パイプの長さを四角形枠１の
   高さ即ち各辺の幅と同一の長さに調整して骨組みしたる
   四角形枠１の内部に各パイプの孔口を残してコンクリー
   トを流して堅めることによって構成せられる表裏両面に
   多数の挿入孔を有することを特徴とする支柱台座。