JPS6091835A - 回転電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［弁明の技術分野］ 本発明は鉄心スロット内に線輪を納めた回転電機に関す
る。

［発明の技術的背景とその問題点］ 一般に回転電機におけるＩφ１定子の固定子鉄心のスロ
ットに挿入される問１定子ｌＩ！輪は楔で固定されてい
る。固定子線輪は線輪導体を流れる電流により電源周波
砂の２倍の周波数の電磁力により振動し、この振動によ
り固定子線輪の絶縁層が衝撃な受けたり、摩耗して絶縁
不良を発生するので固定子線輪は楔により固定子鉄心の
スロット内に固定されている。

第１図は従来の回転！、機の縦断面図であり、第２図は
横断面図である。電気鉄板を積層して固定子枠（１）に
固定する固定子鉄心（２）のスロツ）　（２ａ）には固
定子線輪（８）の直紳部が挿入さ第１．スロット（２ａ
）の開口部の溝に挿入する多数の楔（４１により抜は出
ないように固定されている。固定子線＠（８）と楔（４
）との隙間ａには複数のスペーサ（５）を挿入した後楔
（４）をハンマーで打込んでいる。スロット（２ａ）は
打抜加工した約０．３５＊ａ乃至０５龍厚さの゛電気鉄
板を積層して構成されていること、および固定子線輪（
８）は複数の導体（３ａ）と絶縁物（３ｂ）とにより構
成され機械加工が施されていない等の理由により隙間ａ
け一定とならないので楔（４）はスペーサ（５）を調整
しながら打込まなければならない。

この場合スペーサ（５）が不足すると固定子線輪（８）
の固定が不十分となり回転電機の運転中に固定子線輪（
８１の絶縁破壊事故を誘発し、逆に多すぎると楔（４）
の打込みができなくなる。このためスペーサ（５）け厚
さの異なる数棟類を準備し、楔（４）の打込みは同定の
確認をしながらスペーサ（６）の量を調整し、行なわな
ければならない。

しかしながらスペーサ（６）の厚さは無段階にはできな
いので固定の状態を一様にすることは困難であり、また
スペーサ（６）の選定が適正であっても楔（４）の長さ
Ｊが長過ぎると打込み作業性が悪く、摩擦が大きくなる
ので長さＪは５００ＩＩ１１程度として鉄心長さＬに対
して多数配列する必要がある。

このように従来の回転電機においては、適正な固定子線
輪の固定を行うことが困難であり、またそのために多く
の労力を要するという欠点亦あった０ さらに上述の方法により適正な固定子線輪の固定を行う
ことができても、回転電機の長期間の運転により、固定
子線輪の絶縁物（３ｂ）　＋楔（４）、スペーサ（５）
が摩耗、風化して、それらの間やそれらとスロツ）　（
２ａ）の間に隙間が生じて固定子線輪（８１の固定力が
失われ、固定子線輪＋１３１の振動が増大し、さらにそ
れらの摩耗を促進して楔（４）がスロット（２ａ’）か
ら脱落し、さらに固定子線輪の絶縁破壊事故に至る危険
があった。

［発明の目的］ 本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、スロット内に
おける線輪の固定を長期間にわたり固定力が低下しない
ように確実に容易に行えるようにした回転電機を提供す
ることを目的とする。

［発明の概要］ 上記目的を達成するため（二本発明の回転電機において
は線輪の上面に板材を敷き、この板材と楔との間にバネ
を設置し、楔には穴をあけてこの穴にさしこ捷れたボル
トによって前記バネを介して線輪をスロット底に押しつ
けるようにする。

［発明の実施例］ 以下、本発明の一笑施例について島３図、第４図および
第５図を参照して説明する。これらの図に示すように、
固定子鉄心のスロツ）　（２ａ）に挿入された固定子線
輪（８）の上に一枚の保麟板（６）を配置し、その保護
板（６）の上部に、第５図に示すように複数個のめねじ
（７ａ）を設けた喫（７）を配置し、楔（γ）のめねじ
に螺合する押さえボルト（８）と押さえボルト（８）と
一体となっているバネ（９）を介在させる。

このように押えボルト（８）を喫にねじ込むことにより
、押さえボルト（８）と一体となっているバネ（９）が
縮み、そのバネの反発力により、固定子線輪（８）は保
護板（６）を介してスロット底部（２ｂ）に押し付けら
れ、　ＩＪＷ（７）は押えポル）　（８１のねじ部を介
してスロット開口部傾斜（２）（２ｃ）に押し付けられ
る。こうして固定子〜輪（８）はスロッ）　（２ａ）内
に固定されるが固定力の大きさはバネ（９）の個数およ
び強さ、また押さえボルト（８１のネジ込み量によって
任意の強さとすることができる。押さえボルト（８）の
おねじはバネ（９）の力により桝（７）のめねじに押し
付けられるために押さえボルト（８）はゆるみを生しる
ことなく、固定子線輪（８）の固定力を維持することが
でキル。ｗｌ（７）はスロッ）　（２ａ）に挿入後、押
えボルト（８）で固定するため、スロット（２ａ）に打
込む必要はなく容易に装着することができる。また打込
む必要がないため楔（γ）の長さＪは制限される仁とな
く、一つのスロットに一本の楔を挿入すればよい。さら
に、回転電機の長期間の運転によって固定子線輪の絶縁
物（３ｂ）　、楔（γ）、保曖板（６）に摩耗や風化が
生じても、それによってできる隙間の分、縮んでいるバ
ネ（９）が伸びることにより、固定子細＆ｉｔａ＋の固
定力をほとんど低下させることなく維持することができ
る。このため固定子線輪の絶縁物（３ｂ）　、楔（７）
、保護板（６）の摩耗、風化により固定子線輪（８）の
振動が増大し、さらにそれらの摩耗を促進し、急速に楔
（７）のスロツ）　（２ａ）からの脱落、固定子線輪（
８）の絶−破壊事故に至るという危険もなくなる。

尚１本発明は上記し、且つ第３図および第４図に示した
実施例のみに限定されるものではなく、例えば第６図に
示すようにバネ（９）を楔（７）と同様に固定子鉄心（
２）の軸方向に長い一体の構造とし、それを押さえボル
ト（８）で押さえる構成としてもかまわない等、その要
旨を変史しない範囲で種々変形して実施できる。

［発明の効果］

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉄心のスロットに納められた線輪と、この線輪の上面に
   敷設された板材と、この板材のさらに上部の前記スロッ
   トの開口部に挿入された楔と、この楔にあけられた穴に
   さしこまれたボルトと、このボルトと前記板材とのあい
   だに介設されたバネとを備えたことを特徴とする回転電
   機。