JPS609160B2 - 紙ウエブの表面仕上方法 - Google Patents

紙ウエブの表面仕上方法

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JPS609160B2
JPS609160B2 JP51003717A JP371776A JPS609160B2 JP S609160 B2 JPS609160 B2 JP S609160B2 JP 51003717 A JP51003717 A JP 51003717A JP 371776 A JP371776 A JP 371776A JP S609160 B2 JPS609160 B2 JP S609160B2
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web
roll
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softening point
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アントニー アレン ロジヤー
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UIGINSU TEIIPU YUU KEI PLC
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/0073Accessories for calenders
    • D21G1/0093Web conditioning devices

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  • Paper (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は熱可塑性材料製繊維を含む紙ウェブの表面仕
上げ方法に関するものである。
紙ゥェブは従来、例えば木材パルプのような植物系の各
種の原料から得られるセルロース繊維で作られている。
より最近では各種の重合体からいわゆる人造木材パルプ
繊維を製造することが提案されている。このような繊維
は粗雑な形態学的特性、すなわち、木材パルプから得ら
れる製紙用セルロース繊維と同程度の長さ、直径比、及
び直径を有する。そして、これらの繊維はその粗雑な形
態と直径により大部分の人造織物繊維から区別されてい
る。人造繊維を製紙に用いると、新規な特性を有するウ
ェブの製造が可能である。
そのような可能性の一つは、人造繊維が、熱可塑性材料
製であるならば、熱処理を施して繊維を軟化すること、
及び従って、一部又は全部が一体化されたシートを生産
することである。本発明の目的は、不浸透性で隙間がな
く、しかも耐湿性、適度な硬度及び紙としての感触を有
する紙ゥェブを得ることができる熱可塑性合成樹脂繊維
製紙ウェブの表面仕上げ方法を提供することにある。
上記目的は本発明によれば、紙ゥェブを横成す2る略全
ての繊維が熱可塑性合成樹脂材とされた紙ウェブをその
熱可塑性合成樹脂材の軟化点の温度に加熱する工程と、
引続き前記ゥェブを、表面成形面と接する間に該軟化点
以以上の温度から該軟化点以下の温度に冷却して前記ゥ
ェブの表面に仕3上げ効果を与える工程とから成り、前
記ウヱブが該軟化点以上に加熱されている間実質的圧力
を受けることなく支持されるようにすることにより達成
される。
このようにすれば、紙ウェブは、その軟化点以3上に加
熱された後冷却されるから、不浸透性であるし、隙間が
なく、しかも耐湿性を有するものとなる。
また、紙ウェブはその軟化点以上に加熱されている間、
実質的な圧力を受けないから適度の硬度を有するととも
に、紙の感触が低下すること4もない。この発明による
方法は、以下詳細に説明されるように、圧力による作用
よりも、むしろ熱の作用によりウェブを一体化する。
ウェプの加熱は加熱ロ−ルの外周面の通過円周部分によ
って行なうことが好ましい。
加熱ロールは例えば熱油又は蒸気により加熱される。し
かし、蒸気は圧力密封に関して問題があるので、熱油を
用いることが好ましい。ウェプの冷却は、冷却ロールの
外周面の通過円周部分で行なうことが好ましい。
この円周部分の表面が前記表面形成面を構成する。冷却
ロールは繊維の熱可塑性材料の軟化点より低い温度であ
る。しかし、周囲温度よりはかなり高い温度、あるいは
周囲温度と等しいか、それよりも低い温度でもよい。冷
却ロールを強制冷却する必要があるときは、空気又は冷
水を用いればよい。冷却ロ−ル温度の選択は後に詳述さ
れるように、一般的にはウェブの性質及び製法の媒介変
数に依存する。冷却ロールに形成され、ウヱブに転移こ
れる仕上げ面には各種の形態のものがありうる。例えば
、ショットブラストにより得られる高光沢仕上げ面、マ
ット仕上げ面、又は彫刻面がある。有利なことに、ウェ
ブは加熱ロールと冷却ロールに接触している移送ロール
によって加熱ロールから冷却ロールに移送される。この
移送ロ−ルは例えばゴム製の弾性カバーを有し、これに
より「移送ロールと冷却。−ルによって成されたニツプ
の間を通過する際に、移送ロールが、所望特性を有する
ゥェブの入手を妨げるような強圧を受けることがない。
移送ロールの弾性表面はウヱブを冷却ロ−ルの表面に対
して柔かく押圧するが、その圧力は従来のホットプレス
法におけるそれよりもはるかに小さい。ウェブが冷却ロ
ール表面に対して柔かく押圧される結果として、冷却ロ
ールによる表面仕上げをゥヱブに施すことが容易になっ
た。この表面仕上げのゥェブへの付与の仕方は鋳造方法
に類似している。鋳造方法では軟化された熱可塑性材料
が「流れハ それによって支持表面の仕上げが正確に施
される。ウェブが繊維中の熱可塑性材料の軟化点以上の
温度に一度加熱されると、ウェブは少し凝集する。
そのため、ゥェブを軟化点よりいくらか低い温度に戻る
まで支持する必要がある。軟化点以上または軟化点に非
常に近い温度下ではウェブを支持していないと、ウェブ
が破れ、引き延ばされ、あるいは変形され易い。軟化さ
れたウェブの凝集の程度はある程度はで仕上りウェブに
要求される一体化の程度、及びウェブがセルロース繊維
のような非可塑性材料を含んでいるかどうかにかかって
いる。
ごく一部において一体化が進んでいるか、凝集が非可塑
性繊維の存在によってもたらされている場合は、ウヱブ
はェアジェツト上に支持することが可能である。そうで
なければ、一つまたは複数の支持部材が必要である。満
足的な支持形態はいわゆる当業者が容易に案出できる。
軟化されたウヱブが凝集していない場合は、結Z果とし
て、ウェブが柔かい状態にある間に一つの支持部材から
他の支持部村に移送され、従ってウェブが移送によって
離れる支持部村はゥェブの剥離を容易にするように処理
されなければならないことになる。
好ましくはポリテトラフルオロェチZレンの剥離塗料を
用いてこの処理をすることが望ましい。この発明方法及
び装置において、剥離塗料を用いることに関連して生ず
る問題は現在知られている限りでは高光沢仕上げ、また
は彫刻仕上げを得ることができないということにある。
そこで、このような仕上げを得るためには、ウェブをそ
れがまだ柔かし、間に所望の仕上げ状態を有する支持表
面に移送しなければならない。そして、その支持表面上
においてゥェブを、それが支持表面から破れることなく
引き離すのに必要な凝集をする温度まで冷却する。製紙
機械又は紙加工機のシリンダ乾燥に時々使用されている
ような剥離スリーブを用いることにより、かなりの高光
沢剥離塗料の塗布が可能であると考える向きがある。し
かし、そのようなスリーブは、他のロールと接触し3て
回転しなければならない加熱ロール上では、満足的でな
いことが判明した。スリーブが当該他のロールにより破
壊されるのである。ウェブを人造熱可塑性材料の軟化点
よりも低い温度に子熱し、その後、別の加熱段階で前記
軟化3点以上の温度まで加熱することが有利である。子
熱は例えば赤外線ヒータ又は好ましくは熱風加熱による
ことがよい。予熱をすると、ウェブを熱可塑性材料の軟
化点以上の温度に加熱する際に、ゥェブ中の温度勾配を
減少する効果がある。この発明は好ましい例として加熱
ロール、移送ロール、及び冷却ロールを用いているウェ
ブはこれらの代りに、無端ベルト又は単一ロールのいず
れかの表面にあるときに加熱及び冷却してもよし・。
加熱は例えば赤外線加熱器又は熱風加熱器によることが
よい。冷却は冷水による強制冷却又は熱損失率が十分な
らば自然冷却でよい。特殊な表面仕上りを有するゥェブ
を長期間製造することが望まれる場合は無機ベルト又は
単一ロールが満足的である。しかし、各種の表面仕上げ
を施こそうとする場合は前述されたような三つのロール
システムが適切である。単に冷却ロールを交換するだけ
で済むからである。続いて、この発明の理解をより容易
にかつ明確にするため、この発明の実施例を添付図面に
基いて詳述する。
まず、第1図において、加熱固化装置の一部は剥離塗料
2を塗布された加熱ロール1で構成されている。
剥離塗料の原料は好ましくはポリテトラフルオロエチレ
ンであるが、そのほかにはシリコン材料又はセラミック
材料でもよい。ゴム被覆された送りロール8は加熱ロー
ル1と接触して回転するように取付けられ、低圧案内ニ
ツプ9を形成している。そして、そのニツプ9内に、固
化されるべきウェブ10が送給される。ロール8はロー
ル1と協働してニツプを形成するように位置される必要
はない。その代りに、ウェブをロールーの表面に満足的
に案内する作用さえ行なえばロールーから離して設けて
もよい。ロール8及び後述される他のロール上のゴム被
覆物は第1図及び後述される他の図において、当該ロー
ルの円周に沿ってハッチングで示されている。ゴム被覆
された移送ロール5も、ニップ6を形成するようにロー
ルーに接触して回転するように取付けられている。ロー
ル5はウェブ10が移送前にロールーの外周の大部分の
周りを通過するように位置されている。冷却ロール3は
移送ロール5と接触して回転するように設けられ、ニッ
プ7を形成しており、そのニップにウェブ10が送り込
まれるようになっている。
ウェブがロール3の外周の半分よりわずか多くに沿って
通過したのちウェブをロール3から案内するための他の
ロール(図示せず)が設けられている。ロール3の表面
4はそのロールに施したい表面特徴に従って選択される
。ウヱブが送りロール8及び加熱ロール1に到達する前
にウェブを子熱する手段(図示せず)が備えられている
。ロール1及び3はウェブに張りを維持するため、図示
されていない手段により積極的に駆動されるように配置
されている。第1図にに示した装置の他の態様において
はロール5は取除かれ、ロール3がロール1と接触して
回転される。従って運転中はウェプ1川まロールーから
ロール3に移送される。次に第2図には、第1図に基い
て上述されたロール1,3,5及び8を含む完全な加熱
固化装層が示されている。
ウエブ10も示されている。また、スタンド11aに装
着した巻戻しリール11、符号12で総括的に示された
予熱トンネル、その予熱トンネル12を支持し、かつ前
記ロール1,3,5及び8を回転自在に支持するフレー
ム13、並びに、ゴム被覆。ール14と支点17におい
て揺動するようにアーム16に支持されたりール15と
からなる従来型の巻取装置が示されている。簡明にする
ため、アーム16の揺動を制御する手段や、巻取装置を
駆動する手段は図示されていない。子熱トンネル12は
水平仕切り18によりそれぞれ上部ダクト19と下部ダ
クト2川こ分割されている。
仕切り18から垂下している縦仕切り21はダクト19
と20を連結する縦ダクト22を形成している。ダクト
19に熱風を導入するために入口24が設けられ、排出
するために出口23が設けられている。6個の案内ロー
ル25がトンネル12内においてゥェプ10の概略弓状
の通路を形成するようにダクト20内に配設されている
ウェプー川まトンネルの底部に設けたスロット(図示せ
ず)からトンネル内に進入し、かつ出て行く。前記複数
のロール25の上側には、ウェブ通路にほぼ一致するよ
うな形状を有するダクト床34が配設されている。そし
て、ロール25にはそれぞれ長口ノズル35が対向され
ている。ゥェブ10をリール11からトンネル12に案
内するため、ロール26,27及び28が備えられてい
る。ロール26と27は案内ロールで、簡便化のため図
示されていないがフレーム13の−部に回転自在に取付
けられている。ロール26はスタンド29に取付けられ
たスキューロールであって、そのスタン日こおける取付
位置はハンドル車3川こより通常の方法で調節可能とさ
れ、これにより、ウェブの張力をウェブの幅方向におい
て均等化することができるようになっている。ウェブの
張力の程度はリール11及びロール27と関連ごてて、
既知の手段(図示せず)、たとえば流体圧制御手段又は
電気的制御手段により調節される。案内ロール31,3
2及び33はウェブ10をロ−ル3から既述された巻取
装置に案内するために備えられている。
この段階ではウェブ1川ま周囲温度付近まで冷却されて
いる。第1図及び第2図に示された装置の運転中は、ゥ
ェブ10はリール11から巻戻され、ゥェブ張力が適当
に調節される。
そして、ウェブはトンネル12内で、案内ロール25上
を通過する際に予熱される。加熱は、入口24からダク
ト20内に入り、ウェブ上に衝突するようにノズル35
を通り、ダクト22内を上昇し、ダクト19に沿って戻
り、出口23から排出する熱風によって行なわれる。予
熱されたウェプはその後、トンネル12から出て送りロ
ール8の周りを回わってニツプ9を通って加熱ロール1
上に至る。
加熱ロール1は循環する熱油により内部で加熱されてい
る。ロール1を一周した後は、ウェブの温度はウェブ内
の人造繊維の軟化点以上になっている。軟化されたウェ
ブは、続いて、ロール5に移送される。この移送はール
1に塗布した剥離塗料により容易に行なわれるロール5
上にある間に、ウェプはロール5と3間のニップ7に進
入する前に、わずかに冷却される。ロール5はゴムで被
覆されているので、ウェプがニップ6及び7で大きい圧
力を受けることは防止され、なおかつ、そこに生じる圧
力がウェブの方向に桐等に加わる。
ゴム被覆により生じる締圧が鋼製移送ロールによって生
じる締圧よりもはるかに小さいことは認めるに難くない
。鋼製ロールはロール3とほぼ線状に接触するのに対し
、ゴム被覆はロール3をわずかに囲むように変形するの
で、ニップの力が広範囲に分散する。つまり、ニツプの
加圧が低下するのである。既述されたように、高い加圧
は最終製品が所望の特性を有するのを妨げるので、ゥェ
ブに高い圧力が加わるのを避けることが肝要である。ロ
ール3は冷却ロールであると説明したが、「冷却」なる
表現はそのロールに到達するウェブの温度との関係で用
いられており、従って、冷却ロールは周囲温度と比較す
れば、まだ非常に高温である。
しかし、ウェプよりは低温である。あるいは、冷却ロー
ル例えば冷気又は冷水による冷却により周囲温度と等し
いか又はこれより低い温度に維持してもよい。ロール1
と3の温度設定はさらに詳述される。冷却ロールの最初
の部分ではウェブはまだ柔かい。
これは、ロール3と接触しているゥェの表面が、“流れ
て”て、ロールの表面仕上げ面上に流延し、そのロール
に接触しているゥェブの表面が仕上げ成形されることに
なるので、重要なことである。表面仕上げには、例えば
、高光沢仕上げ、マット仕上げ、あるいは彫刻仕上げが
ある。ゴム被覆をしたロール5によりニップ7で柔かく
加圧することは、軟化されたウェブ材料が流れてロール
3と密に接触することを助ける。こうして、ロール3が
ウェブの表面仕上げを行なう。ウェブが冷却ロールを離
れる時までに、ウェブが支持されなくなるのに十分な凝
集をする程度に冷却される。このような凝集によりロー
ル3に剥離塗料を塗布する必要がない。既述されたよう
に剥離塗料は、高光沢仕上げ又は彫刻仕上げをウェブに
施す妨げとなる。ウェプはロール3から離れると、案内
ロール31,32及び33を通過して巻取装置14,1
5,16に至る。
ロール1と3の設定温度はウェブの送り速度、ウェブの
量、ロールの直径、ロール外周のウェプに接触している
割合、子熱程度、及び仕上り製品に要される表面その他
の特性によって決められる。ウェブがロール1を離れる
までに供給される熱は人造繊維中の熱可塑性材料の軟化
点よりも僅かに高い温度となるように設定される。これ
には通常、ロールは最終ウェブに要求される温度よりも
かなり高温であることが必要である。ウェプ送り速度が
大きい場合、ロールの径が小さい場合、及びロールのゥ
ェブに接触する表面積が小さい場合にはロール温度は高
いことが必要である。また、予熱温度を高くする場合、
又は、ウェブの嵩を少なくする場合は、ロール温度は低
くて十分である。具体例を挙げると、全部がポリエチレ
ン繊維製のウェブ7雛ノ〆を直径8インチ、外周温度2
7び0のロールに接触させて、5Mt/minの速度で
送る場合は、ウェブ温度は180℃が適当である。ウェ
ブはロール1を離れた後に冷却されければならず、また
、ロール3上にある間は、熱可塑性材料の軟化点以下の
温度にならなければならない。これに必要な熱損失率は
一方にはウヱブの高に他方にはウェブ送り速度に依存す
る。冷却が早過ぎると、ウェプが固化前に冷却ロールの
仕上げ面通りに成形される時間がなくなる。嵩の少ない
ウェブを低速度で送る場合は、過冷却を避けるには冷却
ロールは相当に熱くなければならない。また高の多いゥ
ェブを高速度で送る場合は、熱損失率はより大きくなけ
ればならず、従って、冷却ロールはより低温でなければ
ならない。場合によっては、ロール3は全く加熱しなく
てもよい。例を挙げると、前節で述べられたゥェブを、
前節で述べられたように加熱する場合は、冷却ロールの
温度はある程度ゥェブに施した表面仕上げのいかんによ
るが、90qo〜120q○の範囲がよい。加熱ロール
の構造は重要である。液浸電熱器で加熱されるようにし
た油充填ロールを用いることがよい。しかし、このよう
なロールは通常は内側の放射状金属腹板により補強する
必要がある。こうすれば、二つの利点が得られる。第1
に、腹板は金属製であるから、油よりも熱伝導性が良く
、従ってロールの、腹板とロールシリンダとの接触点の
裏側の表面に、「ホットスポット」ができる。第2に、
腹板が膨張してロール表面に隆起部を形成する。こうし
て、ロールには第3図に塞いて後述される構造のものを
用いることが望ましいことが判った。符号1で総括的に
示されたロール1はエンドキャップ41,42を固着さ
れたシリンダ40で構成されている。
ロール1の内側には密閉した内ドラム43がある。ロー
ル1とドラム43は軸首(図示せず)に取付けられる共
通トラニオン44上に装着されている。各トラニオンに
は藤方向の溝45,46が形成され、各溝は円周方向に
設けられた溝47,48を通ってロール1の内部に運通
している。ドラム43の円筒表面上には二つのフィン4
9,50が螺施状に配設され、こうして、ドラムの外周
に二つの螺施状の通路が形成されている。使用されてい
る時は、熱油が溝45を矢印方向にポンプ供給され、溝
47を通ってロール1内に供給される。
その後、熱油はシリンダ40を加熱しながらフィン49
,501こよって形成された通路を通過する。油は通路
から出て来ると、溝48を通り、矢印で示されたように
溝46に沿ってロールから排出される。次に、油流及び
加熱回路の好ましい例を第4図に基いて説明する。
一例として、加熱ロールには、第1図及び第4図に示し
たように、18000の熱油が供給される。回路は油を
ロールーの所要温度よりもかなり高い温度まで、たとえ
ば、前者が180℃の場合は後Z者が30030まで、
加熱するためのヒータ60を有する。熱油を主閉回路6
2に沿って環流させ「 ヒータ601こ婦環させるため
に、主ポンプ61が備えられている。導入パイプ63が
主回路62をロールーに加熱用の副回路64と連結して
いる。副J回路は副ポンプ65を有している。パイプ6
3と回路64の連結部には3方弁66が備えてある。1
方弁68を有する戻しパイプ67は副回路64を主回路
62に接続している。
弁68は油流を副回路64から主回路62の方向にのみ
許す。〇−2ル1の温度を検出するため、赤外線温度検
出器69がロール1に近接して設けてある。この検出器
は弁66の制御器70に接続されている。制御器は例え
ば流体圧又は電気的に制御される。温度検出及び制御用
接続関係は第4図に点線で示されて2L、る。使用中に
おいては、300℃の油が第4図に太い実線で示されて
いるように閉回路62をポンプによって循環される。
ロールの温度が180oo以下に下がると検出器69が
制御器7川こ信号を送るの3で、制御器は弁66を開放
させて熱油を回路62からパイプ63に流入させ、さら
にパイプ64に導く。熱油はその後ポンプ65によりロ
ール1内一方弁68及びパイプ67を通って回路62に
戻される。ロールーが所定温度に達すると、検出器36
9がその旨の信号を制御器70に与える。そうすると、
弁66はパイプからの熱油の流入を止め、その代りに1
80qoの油がポンプ65によって閉回路64に沿って
循環される。第4図の細い点線はこれを示している。次
に、温度が180℃チ以下に下がると、上述された動作
を操返えされる。ロールーの厳密な温度制御が不必要な
ときは、副回路はなくともよく、ロールを単に主回路内
に設けるだけでよい。
しかし、このような加熱回路とした場合は、温度制御は
約±3℃以内でしかできない。これに対して上述された
回路構成によれば、約±0.500以内での温度制御が
可能である。冷却ロール3を例えば90〜12000の
ような高温に加熱したい場合は、もう一つ別の副回路を
回路64と並列的に設けることができる。必要な装置及
びその操作は回路64について上述されたものと同じで
ある。続いて第5図には、第1図に示された装置の一部
の他の実施態様が示されてる。
装置の残部は第2図に示されたものと同じでうある。装
置は三角形状に配置された三つのロール71,72,7
3の周りを回転するように設けられた無端ベルト70を
有する。ロール71加熱ロールでありt これは既述さ
れた加熱ロール1と同様のものである。ウェブ10をロ
ール71上に案内するための送りロール74が備えられ
ており、このロールは既述されたロール8と同様の機能
を有する。ロール72の上側にはゴム被覆された引取ロ
ール75が備えられ、ロール72と共に欧ニップを形成
している。ゥェブ予熱手段日,、ベルト70の子熱手段
日2及びベルトの冷却手段Cが備えられている。加熱手
段は赤外線ヒータが、冷却手段は冷気ジェットがよい。
冷却の必要度によって異なるが、特別の冷却手段を用い
ないことも可能であり、この場合は、ゥェブからの通常
の非強制損失によって十分な温度低下が行なわれる。運
転中は、ゥェプ10‘ま予熱後、送りロール74の周り
を通過してベルト70の表面に達する。
ロール71の外周を通る間にウヱブはその中の人造繊維
を軟化するに十分な温度まで加熱される。その後、ウェ
ブはベルト上をロール75と72の間の軟ニップに進行
し、次いでベルト70から離れる。ロ−ル74,75は
ともにウヱブをベルトに対してしっかりと押圧する。従
ってベルトの表面仕上げが、ウェブが軟化状態にある間
にウェブの表面に施される。ウェブ工程の全体を通じて
同一の支持体、すなわちベルト上に維持されている。
従って、ベルトには剥離塗料を塗布する必要がない。ウ
ェブがベルトから離れるまでに、ウェブは破れることな
くベルトから引離されるに必要かつ十分な凝集力を有す
るように十分に冷却される。第6図には、第1図に示さ
れたものに対応する加熱固化装置の一部の、さらに他の
実施態様が示されている。
装置の残部は第2図に示されたものと同じである。この
装置は駆動されて回転可能なロール80を有する。この
ロールは内部が回転しない障壁83により二つの室81
,82に分割されており、障壁83はロールの内周面と
気密に接触している。ゴム被覆されたロール84は第1
図に示されたロール8と同様の構成と機能を有し、ウェ
ブ10をロール80の外表面上に案内するように設けら
れている。ウェブが熱処理された後にウェブをロール8
0から離隔案内するために、ゴム被覆された引取ロール
85が備えられている。ロール84,85はウェブがロ
ール80の外周の大部分と接触するように配置されてい
る。室82は熱油により加熱される。
室81は適当な流体、例えば油、蒸気、水又は空気によ
って加熱され、あるいは冷却される。ウェブを外側から
(矢印日で示されているように)加熱するための、例え
ば赤外線ヒータなどの手段が備えられている。また、ウ
ェブの冷却の必要度により、ウェブを外側から冷却する
ため、ヱアジェットなどの手段が備えられている。運転
中は、ウェブ10が予熱され、ロール84の外周を通っ
て、ドラムの被加熱部の表面に到達する。
ここで、ウェブの中の造繊維が軟化される。障壁83を
越えると、ゥェプは冷却される。ウヱブがまだ柔かし、
間に、ウェブはロール84,85によってロール801
こしつかり押圧されるので、ロ−ル80の表面仕上げが
ウェブに施される。冷却後はウェブはロール85に案内
されてロール80から引離される。ウヱブは工程の全体
を通じてロール80の表面上にあるので、ロール80に
剥離塗料を塗布する必要がない。
これは、ウェブがロール80から引離されるまでに、ゥ
ェブが破れることを防止するに必要な凝集をするに十分
な程度に冷却されるからである。ウェブをロール81内
部と外部の双方から加熱する必要はない。
ウェブに十分な熱が供給されるならば内部からの加熱の
み、又は外部からの加熱でもよい。ウェブの両面に特殊
な表面仕上げを施したい場合は、上述された装置を二台
整列配置して、最初に一の表面が、次いで他の表面が処
理されるように用いればよい。
あるいは、一合の装置に、最初はウェブの一方側を、次
いで他方側を加熱・表面仕上げする手段を備えてもよい
。二つの冷却ロールがウェプに過度な圧力を加えないよ
うに設けてあれば、二つの冷却ロールの間でウェブの両
面に同時に表面仕上げを施すことも可能である。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の実施例及びその実施態様を図解的
に示すものである。 第1図は加熱固化装置の一部の第1施態様を概略的に示
す側面図、第2図は一部が第1図に示されている加熱固
化装置の実施態様の概略的側面図、第3図は第1図及び
第2図に示された装置の加熱ロールを、一部を断面で、
一部を切除して示す図、第4図は第3図に示された加熱
ロール用加熱回路の流れ図、第5図は第1図に示された
部分に対応する加熱固化装置の一部の第2実施態様を図
解的に示す側面図、そして、第6図は第1図及び第5図
に示された部分に対応する加熱固化装置の一部の第3実
施態様を0図解的に示す側面図である。1は加熱ロール
、2は剥離塗料、6は冷却ロール、5は移送ロール、8
は送りロール、10はウヱブ、11は戻しリール、12
は子熱トンネル、19,20,22はダクト、35はノ
ズル。 夕Fノ○.7. FンG2・ F′○.3. F/〇‐ム・ Fノ○.S. FソG6‐

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紙ウエブを構成する略全ての繊維が熱可塑性合成樹
    脂材とされた紙ウエブをその熱可塑性合成樹脂材の軟化
    点以上の温度に加熱する工程と、引続き前記ウエブを、
    表面成形面と接する間に該軟化点以上の温度から該軟化
    点以下の温度に冷却して前記ウエブの表面に仕上げ効果
    を与える工程とから成り、前記ウエブが該軟化点以上に
    加熱されている間実質的圧力を受けることなく支持され
    るようにされた紙ウエブの連続一体化表面仕上げ方法。 2 前記ウエブの加熱が加熱ロールの外周面の通過円周
    部分で行なわれる特許請求の範囲第1項に記載の方法。
    3 前記ウエブの冷却が、表面が前記表面成形面を構成
    する冷却ロールの外周面の通過円周部分で行なわれる特
    許請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。4 前記
    加熱ロールから前記冷却ロールへの前記ウエブの移送が
    、弾性カバーを有する移送ロールの外周面の通過円周部
    分によつて行なわれ、前記移送ロールが前記加熱ロール
    と前記冷却ロールとに接触して回転し、かつ、前記ウエ
    ブを柔かい間に前記冷却ロールの表面に弱く押圧するニ
    ツプを前記冷却ロールと共に形成するようにしたことに
    より前記冷却ロールの表面仕上げ効果が前記ウエブに付
    与される特許請求の範囲第2項又は第3項に記載の方法
    。 5 前記冷却ロールが、該熱可塑性合成樹脂材製繊維の
    軟化点よりもわずかに低く、かつ周囲温度よりもかなり
    高い温度とされた特許請求の範囲第3項又は第4項に記
    載の方法。 6 前記冷却ロールが周囲温度又はその付近の温度とさ
    れた特許請求の範囲第3項又は第4項に記載の方法。 7 前記ウエブが、端ベルトの表面上にある際に加熱・
    冷却される特許請求の範囲第1項に記載の方法。 8 前記ウエブが単一ロールの表面上にある際に加熱・
    冷却される特許請求の範囲第1項に記載の方法。 9 前記ウエブが、該熱可塑性合成樹脂材料の該軟化点
    よりも低い温度に予め加熱された後に別の加熱段階で該
    軟化点以上に加熱される特許請求の範囲第1項ないし第
    8項のいずれか一項に記載の方法。
JP51003717A 1975-01-13 1976-01-13 紙ウエブの表面仕上方法 Expired JPS609160B2 (ja)

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DE (1) DE2600596A1 (ja)
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CA1066470A (en) 1979-11-20
SE7600136L (sv) 1976-07-14
FR2297271B1 (ja) 1981-12-31
LU74153A1 (ja) 1976-07-20
GB1540056A (en) 1979-02-07
DE2600596A1 (de) 1976-07-15
DK8976A (da) 1976-07-14
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FI760056A (ja) 1976-07-14
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AR209466A1 (es) 1977-04-29
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