JPS6091107A - ボイラの過熱器,再熱器の洗浄方法 - Google Patents

ボイラの過熱器,再熱器の洗浄方法

Info

Publication number
JPS6091107A
JPS6091107A JP19954083A JP19954083A JPS6091107A JP S6091107 A JPS6091107 A JP S6091107A JP 19954083 A JP19954083 A JP 19954083A JP 19954083 A JP19954083 A JP 19954083A JP S6091107 A JPS6091107 A JP S6091107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
scale
reheater
boiler
superheater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19954083A
Other languages
English (en)
Inventor
玉川 忠
古川 清治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP19954083A priority Critical patent/JPS6091107A/ja
Publication of JPS6091107A publication Critical patent/JPS6091107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はボイラの過熱器または再熱器を化学的に洗浄す
る方法に関するものである。
ボイラの過熱器および再熱器チューブ内面は。
長時間高温の蒸気に曝されて酸化會受け、いわゆる高温
水蒸気酸化スケールが生成する。この酸化スケールは、
過熱器、再熱器に伝熱阻害をきたすばかりでなく、ある
程度の厚さまで成長すると剥離が起こり、剥離したスケ
ールか、蒸気とともに運ばれてタービンに達し、タービ
ンブレードに重大な損傷を与える。また、剥離したスケ
ールは、過熱器、再熱器管のベント部等に堆積して蒸気
の流れをさまたげるとともに、ひどい場合は、管を閉そ
くして噴破に至らしめる。
このようなことがらボイラ過熱器、再熱器においては、
酸化スケール対策が設備の運転管理上、極めて賞賛な課
題となっている。し力λしながら、現状では、スケール
対策に決め手刀;なく。
やむなく定検時に抜管し、剥離スケールを除去するとと
もに新しい管ととりかえているの妙(実情である。管の
更新は、作業に長時間會袂することはもとより、ばく大
な費用を必要とする。
このため、新しいスケール対策が望まれているゆえんで
おる。
一方、従来からボイラ蒸発管等水系に生成したスケール
全対象として酸溶液による化学洗浄が広〈実施さjoて
いる。
ところが、過熱器、再熱器の酸化スケールは、成分とし
て主にマグネタイトから成るが、その結晶粒子は同じマ
グネタイトから成るボイラ蒸発管のスケールに比べ、極
めて緻密かつ硬質であるために、酸による溶解性が著し
く悪い。
また、もう一つの特性として、スケールが硬質であるた
め、酸液のスケール層中への浸透が不均一となり、とり
わけクランクの部分から選択的に浸透して、管の母材表
面に酸液が到達すると、クラックに添って1局部的に母
材の腐食が進行し、いわゆるエレファントスキン(原皮
状腐食)を生じ易い。
以上のように、過熱器、再熱器の酸化スケールに%有の
性質があるため、過去、過熱器、再熱器の洗浄法の検討
は試みられたものの、実現に至っていないのが実態であ
る。
本発明者等はこのような状況下、上記の特性を考慮した
上で鋭意検討を重ねたところ、酸の中でもギ酸が過熱器
や再熱器のスケールに対し溶解力が渇いことを見出した
すなわち、本発明はボイラ過熱器、再熱器の内面に生成
したスケールを除去するに際し、ギ酸を含む有機酸水浴
液をスクールと接触させることを特徴とするものである
本発明の方法によりスケールの洗浄を行なうには、ボイ
ラの過熱器または再熱器に通ずる配管に有機飲水溶液全
供給して過熱器に導入し酸洗浄を行なう。
有機酸としてはギ酸単独でもよいし、ギ酸とともに他の
有機酸を併用することができる。他の有機酸としてはク
エン酸、ゲルコール酸、リンゴ酸、マロン酸、マレイン
酸、乳酸、酒石酸などがあり、これらの有機酸の1また
は2以上の酸を任意に選択して使用する。ギ酸は単独で
もスケール溶か手作用が強力であるが、スケールの溶解
により液中に溶出した金属イオンが高濃度になると析出
物を生ずることがあるので、他の有機酸と配合して用い
ることが望ましい。有機酸は、例えばギ酸濃度1〜10
%の水溶液として、あるいはギ酸1〜10%、他の有機
酸1〜15%の水溶液として使用し、水溶液中には必要
に応じ酸洗用防食剤(インヒビター)、スケール溶解促
進剤を添加する。酸洗用防食剤としては、通常のボイラ
蒸発管の酸洗時に使用する防食j’i+1 ’e使用で
き、また、スケール溶解促進剤としてはフッ化物1例え
ばフン化水素アンモニウム、フン化水素ナトリウム、フ
ッ化ナトリスケール量が多いため、フッ化物を添加して
おくのが望ましい。フッ化物としでは通常0.5〜3%
濃度となるように水溶液に添加しておく。
有機酸洗浄は酸水溶液(酸液)を系内に導入し、好まし
くは700以上、最適には80〜95Cに加温した状態
でスケールと接触させることにより行なう。液は循環し
て流速全かけることが望ましくスケールの溶解促進、剥
離スケールの排出が容易となる。酸洗浄により過熱器や
再熱器の酸化物スケールは酸液中に溶解し、一部は分散
する。洗浄終了後酸液を排出することにより、溶wfな
いし分散したスケール成分は系外に排出される。
過熱器、再熱器に生成したスケールは、通常ボイラ蒸発
管のスケールに比べ、スケ−に付M量がはるかに多い。
このためし液中に溶解してくるFeイオン飲度が多い錫
合には数万隼にも達することがあるので、酸洗の途中、
酸液中のFe濃度が所定値v上に達したとき、酸液を更
新して洗浄をくり返すのが好ましい。
酸洗浄終了後は通常のボイラ洗浄と同様、水洗を行ない
、残留酸液を排出し、続いて中和防錆処理を行々う。
上述のような酸洗浄により、過熱器や再熱器などに付着
した緻密で硬質なマグネタイトラ含むスケールを溶解、
除去することができる。このようなギ酸金倉む有機酸水
浴液によるスケール溶解力は、ギ酸以外の他の有機酸で
はスケール溶解がきわめて緩慢であるのに対し、著るし
く高い。これはギ酸が他の有機酸に比べ硬質スケール層
中への浸透力が良いことに起因しているものと考えられ
る。
また、通常のスケールに対する溶解力の高い酸として塩
酸などの無機酸があるが、無機酸の場合過熱器、再熱器
の構造上、酸液が系内に残留したとき腐食問題が生ずる
が、ギ酸は比較的温和な酸であり特に問題を生ずること
はない。
また、酸洗中もギ酸はエレファントスキンを助長するこ
となく、かつFe 3“イオンによる腐食を十分抑制す
ることができる。これはギ酸自体の持つ還元力によって
母材への影響を緩和するためと考えられる。
以上のとおり、本発明は過熱器や再熱器のスケールを効
率よく溶解除去することができ、従来のように抜管して
新しい管と取換える必要もない。
実施例1 某発電所の再熱器チューブ(STBA材)を用い1種々
の酸液による溶解試験(比液量 10m1/crtI、
循環性)を行なった結果、ギ酸を含む酸液が最も優れて
いることが確認さjまた。結果を酸液組成、洗浄条件と
ともに表−1に示す。
表−1 実施例2 実施例1と同じチューブを用い、実施例1と同じ酸液組
成、温度で試験した。溶出Feイオンがl Q、OQ 
Oppm ’i越えた時点で洗浄液全更新する方法で3
回洗浄した結果、図面に示すような溶解曲線が得られ、
スケールは完全除去された。
ぐ鍔材の腐食量も極めて小さかつfc (5TBA 2
4 :0.04 m117/crll −hr ) 。
実施例3 某発電所過熱器チーーブを用い、表−2に示す酸液を用
いて溶解試験を行々った。結果を表−2に示す。スケー
ル溶解促進剤としてフッ化峙 聞 手続補正書 昭和59年2月14日 特許庁長官 殿 2、発明の名称 ボイラの過熱器、再熱器の洗浄方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号昭和59年1
月31日(発送日) 5、補正により増加する発明の数 かし6、補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の項 7、補正の内容 明細書第9頁表の次に以下の文を挿入する。
効果を表したもので、洗浄時間と溶出 鉄イオン量との関係を示す、」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ボイラの過熱器または再熱器の内面に生成した
    スケールを除去するに際し、ギ酸を含む有機酸水溶液を
    スケールと接触させることを特徴とするボイラ過熱器、
    再熱器の洗浄方法(2) 有機酸水溶液はキ酸とともに
    クエン酸、グリコール酸、リンゴ酸、マロン酸、マレイ
    ン酸、乳酸、酒石酸から選ばれる1以上の有機酸を営む
    特許請求の範囲(1)記載の方法(3)有機酸水溶液は
    フッ化物を含む特許請求の範囲(1)または(2)記載
    の方法
JP19954083A 1983-10-25 1983-10-25 ボイラの過熱器,再熱器の洗浄方法 Pending JPS6091107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19954083A JPS6091107A (ja) 1983-10-25 1983-10-25 ボイラの過熱器,再熱器の洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19954083A JPS6091107A (ja) 1983-10-25 1983-10-25 ボイラの過熱器,再熱器の洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6091107A true JPS6091107A (ja) 1985-05-22

Family

ID=16409525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19954083A Pending JPS6091107A (ja) 1983-10-25 1983-10-25 ボイラの過熱器,再熱器の洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6091107A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5292832A (en) * 1976-02-02 1977-08-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method of washing scales of iron oxide

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5292832A (en) * 1976-02-02 1977-08-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method of washing scales of iron oxide

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0086245B1 (en) Aqueous acid metal cleaning composition and method of use
US4789406A (en) Method and compositions for penetrating and removing accumulated corrosion products and deposits from metal surfaces
US4045253A (en) Passivating metal surfaces
US3067070A (en) Cleaning method for industrial systems
CN112853364B (zh) 一种凝汽器锰垢化学清洗剂
JP2013134022A (ja) 水蒸気酸化スケールの除去方法
US3085915A (en) Method of removing rust from ironcontaining materials, particularly for the cleaning of boiler plants
US4636327A (en) Aqueous acid composition and method of use
JPS59189998A (ja) スケ−ルの除去方法
JP4309346B2 (ja) 加圧水型原子炉の洗浄方法
JP5640663B2 (ja) クロム含有鋼材料のスケール除去方法
US4861386A (en) Enhanced cleaning procedure for copper alloy equipment
JPS6091107A (ja) ボイラの過熱器,再熱器の洗浄方法
CN113862684B (zh) 马氏体不锈钢t91材质过热器氧化皮化学清洗剂及清洗方法
WO2016139837A1 (ja) 貫流ボイラの火炉壁管の洗浄方法
JPH0453399B2 (ja)
JP2982527B2 (ja) 石油精製装置の化学洗浄方法
JP6427920B2 (ja) 化学洗浄方法
JPS61272392A (ja) 緑青除去方法
US3579447A (en) Method of removing copper deposits from ferrous metal surfaces using hydroxyalkyl thiourea
JPS602389B2 (ja) 鉄鋼製部材の化学洗浄方法
CN109402647A (zh) 一种耐腐蚀螺旋钢管生产工艺
JPH01242792A (ja) 化学除染剤
JP2508170B2 (ja) 原子炉配管等の表面処理方法
Call et al. Closure to “Discussions of ‘Chemical Removal of Copper From Boilers’”(1951, Trans. ASME, 73, pp. 129–132)