JPS609097B2 - すぐれた加工性と非時効性を有する極低降伏点鋼およびその製造方法 - Google Patents

すぐれた加工性と非時効性を有する極低降伏点鋼およびその製造方法

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JPS609097B2
JPS609097B2 JP50099643A JP9964375A JPS609097B2 JP S609097 B2 JPS609097 B2 JP S609097B2 JP 50099643 A JP50099643 A JP 50099643A JP 9964375 A JP9964375 A JP 9964375A JP S609097 B2 JPS609097 B2 JP S609097B2
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/06Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of rods or wires
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
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    • C21D8/0463Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips to produce plates or strips for deep-drawing characterised by the heat treatment following hot rolling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、すぐれた加工性と非時効性を有する極低降伏
点鋼およびその製造法に関する。
概して、板材(厚鋼板、熱延鋼板、冷延鋼板)あるいは
条村(線材、横材、型材)は鋼を熱処理したりあるいは
/および塑性加工をすることによって製造される。
例えば、熱延鋼板の製造工程を見ると、熱間圧延を施こ
した帯状の鋼板をコィラーと称している巻取装置によっ
て該鋼板を巻取ってコイル状となし、この状態で市場へ
供給されるコイル出荷材あるいはコイル状となした鋼帯
を切断して市場へ供給される切坂出荷村がある。このよ
うにして製品とされた熱延鋼板は、更に目的・用途に応
じた形状を有する物品にするために切断されたりあるい
は成形加工が施こされる。一方、条材の製造工程を考え
ると、熱間圧延されて得られるロッド材(伸線加工が施
こされる素材)は冷間で伸線加工が施こされて線材とな
り市場へ供給される。亦榛材あるいは型材を製造する場
合は熱間圧延されたあと適切なる長さに切断して市場へ
供給される。ここで、市場へ供給された熱延鋼板あるい
はロッド材はおおかた冷間で成形加工が施こされて最終
の目的・用途に適切なる形状を有する物品とされる。
その冷間成形加工を見ると熱延鋼板の場合は深絞り加工
、曲げ加工、張出し加工あるいは鱒断加工等の単純加工
あるいは組合わせ加工がある。ロッド材の場合は冷間で
伸線するという伸線加工がある。従って、板材および条
材(特にロッド材)が具備しなければならない品質特性
は熱延鋼板について言うなれば冷間での成形加工性であ
る。この特性を表現する代表的な尺度は引張試験で得ら
れる降伏点、伸び値、n値、r値あるいはェクセリン試
験値を挙げることができ、前記試験値が適切ないいます
ぐれていることである。一方ロッド材について言うなれ
ば、冷間での伸線加工工程でその加工率が大きくても、
断線が少ないことである。かかる冷間成形性あるいは袷
間伸線‘性を向上させるために、従来熱延鋼板の場合に
は、極低炭素アルミキルド鋼が、冷延鋼板の場合には極
低炭素アルミキルド鋼あるいは極低炭素脱炭脱窒リムド
鋼が、亦線村用ロッド材の場合には極低炭素リムド鋼が
実用に供されている。
しかしながら、加工性を表現する降伏点を見ると、極低
炭素アルミキルド熱延鋼板の降伏点は、調質圧延を施こ
したあとでも21〜22k9ノ帆2 を降下させること
は箸るしく困難であり、極低炭素脱炭脱窒リムド冷延鋼
板の降伏点でもその下限値は18k9/柳2程度である
本願出願人は既に低降伏点非時効性深絞り用熱延鋼板な
る発明について出願しており(特開昭49一86215
号公報)、その要旨は、CO.03〜0.07%、Si
o.01〜0.25%、Mno.2〜0.5%、AIO
.015〜0.07%を含み残部鉄および不純物からな
る低炭素AIキルド鋼に対して、Zrを酸化物、硫化物
となるものを除いて0.03〜0.1%添加含有せしめ
た熱間圧延のままの状態で低降伏点で非時効性である深
絞り用熱延鋼板である。
この鋼は現在市場に供給されて実用に供されており、こ
の鋼板においてもその降伏点は熱間圧延のままの状態で
高々23k9/側2程度を下限値とし、熱間圧延したあ
と、950ooで1時間の再加熱処理を行なった時でも
その降伏点は20k9/側2程度をその下限値とするも
のである。亦深絞り性および張出性等のプレス成形性と
共に、成形したあと時効硬化処理を施こすことにより高
に強度を付与することができる時効硬化性深絞り用冷延
鋼板およびその製造方法が、特公昭50−17013号
に記載されている。
その要旨は、{1)炭素0.01%以下、クロム0.0
8〜0.6%、マンガン0.05〜0.4%、窒素0.
009〜0.02%を含有し、かつ有効成分としてのア
ルミニウムを含まず、残余鉄および不可避的不純物から
なることを特徴とする時効硬化性深絞り用冷延鋼板。■
炭素0.01%以下、クロム0.08〜0.6%、マ
ンガン0.05〜0.4%、窒素0.009〜0.02
%を含有し、かつ有効成分としてのアルミニウムを含ま
ず、残余鉄および不可避的不純物からなる鋼を、常法に
従って熱間圧延および冷間圧延して得た鋼板を7000
0〜Ac3点の温度で焼鈍した後、約500〜6000
Cの温度から100〜5000C/hr.の冷却速度で
室温に冷却することを特徴とする時効硬化性深絞り用冷
延鋼板の製造方法である。
要するに、上記発明(1}もこおいては、極低炭素リム
ド鋼に窒素およびクロムを含有させることにより、窒素
とクロムの相乗効果により冷延鋼板の深絞り性に好まし
い結晶配列が形成されるとしており、窒素は0.006
%より多い含有量であり、クロムの量は窒素および炭素
の量によって変化するが、例えば窒素含有量が0.01
%において0.15〜0.25%としている。
ここで、第1発明としての本発明鋼(以下前者という)
と上記発明{1}による鋼(以下後者という)を比較す
ると、化学組成Si量およびN量において著るしく相乗
している。
これは前者はアルミキルド鋼であり、後者は少なくとも
SiあるいはAIで脱酸した鋼でないことが明らかであ
る。更にその用途および特性において、前者は熱延鋼板
でプレス成形性および非時効性を具備した鋼であり、後
者は冷延鋼板でプレス成形性および時効硬化性を具備し
た鋼であるので、両者はその化学組成、用途、特性にお
いて明らかに相違しているので、技術思想を異にしてい
る鋼である。また、既に、熱延鋼板あるいは袷延鋼板の
成形加工性を向上させるために、適切なる処理を施こす
ことによる幾つかの試みが成された鋼あるいは、その鋼
の製造方法が提供されている。
前記したように、熱延鋼板および冷延鋼板の成形性を構
成する深絞り性を表現する尺度としては、y値を挙げる
ことができる。このy値を向上させること、即ち深絞り
性を向上させる試みは、冷延鋼板のように板厚が比較的
薄い鋼板であれば、袷間圧延工程、調質圧延工程および
燐鈍工程を適切なる条件を設定することによって、その
冶金組織がy値を向上させる集合組織となし、深絞り性
のすぐれた冷延鋼板を製造する技術が周知である。とこ
ろが、熱延鋼板のように冷延鋼板と比較して板厚が厚い
鋼板を製造することに対しては、深絞り性のすぐれた冷
延鋼板を製造することができた技術を適用する試みは従
来皆無であり、亦現在のこの分野における技術を適用す
ることによって解決を与えることは殆んど不可能である
とみられている。しかしながら熱延鋼板を多量使用して
いる自動車工業の分野においては、近年、成形される形
状が非常に複雑化される傾向にあり、熱延鋼板に複雑な
形状とするために成形加工が施こされても、十分にこの
要求を充足するために、降伏点をできるだけ低くした、
全伸び値の大きい、しかも非時効性を付与した熱延鋼板
が開発されて実用に供されている。
この観点により、熱延鋼板の成形性を構成している深絞
り性を向上させる試みとして成されたものとして、特公
昭49一13号公報がある。この公報に開示されている
要旨は、C:0.12%以下(重量%)・Mn:0.1
5〜0.60%、SoIAそ:0.01〜0.15%お
よびN:0.0040〜0.0100%残部鉄および不
可避的不純物元素よりなるアルミキルド低炭素系の熱延
鋼板を製造するに当り、鋼中のSoIAその含有量を測
定し、該熱延鋼板の捲取温度をSoIAそ量に応じて設
定した所定の範囲の温度にするか或し、は捲取り後60
0〜700℃間で1時間以上の再加熱を行うことによっ
て鋼板中のNをA〆Nとして析出せしむると共に大型炭
化物の析出を出来るだけ抑えたことを特徴とする袷間プ
レス成形性および非時効・性のある熱延鋼板の製造法。
である 即ち、低炭素アルミキルド鋼を熱間圧延して得られた熱
延鋼板を鋼中のSol・Aそ量と巻取温度を調整するこ
とによって冷間プレス成形性と非時効性を最高度に付与
するA〆Nの析出範囲を定めている。
更に上記公報に記載されている成形加工性を表現する強
度を見ると降伏点が記載されていないので、引張強さを
見ると、その最も低いところで35k9/側2程度であ
り、この引張強ごを有する熱延鋼板の降伏点を推定する
と、かかる低炭素鋼の降伏点は23〜25kg/側2
の範囲にあると推定される。更に、本発明者等は、本明
細書第1表に示す比較鋼No.11から通常の熱間圧延
方法によって得られた熱延コイルを950oCで1時間
の処理を施こした時に、その降伏点は20k9/側2程
度であることを確認した。
しかしながら、本発明者等は、過酷な冷間成形加工、熱
延鋼板の場合には、冷延鋼板では集合組織を冷間成形性
に適切なる組織とすることによってy値を大きくするこ
とができるが、かかる技術は、熱延鋼板の製造技術に適
用できないために、一方、線材用ロッド材の場合には、
従来の極低炭素リムド鋼で得ていた冷間加工性と断線率
を著るしく向上させるために、本発明の第1として、低
炭素アルミキルド鋼でSiをできるだけ低く押えて、M
nはスラブあるいはビレットを熱間圧延する時にSによ
る熱間割れを防止できる範囲でその上限に制限・抑制し
て、Crを0.2%を越えて1.30%以下の単独にて
、又はCrを0.10%とZrを0.015〜0.15
%との複合にて含有させてなる鋼を提供するものであり
、本発明の第2として、この本発明鋼を通常の熱間圧延
法によって熱間圧延したあと、900〜11000Cの
温度範囲で再加熱−均熱し、かくして、CrおよびZr
の炭窒化物を十分に析出させることによって極低降伏点
と非時効性を有する鋼を製造し得ることを見出して、本
発明に至ったものである。
即ち、本発明の第1によるすぐれた加工性と非時効性を
有する極低降伏点鋼は、重量%で‘a} C
O.06%以下、Si
o.40%以下、Mn
o.50%以下、N
O.005〜0.1%を含有し、ここにC%+1/
5(Si%十Mn%)が0.22%以下であり、更に(
b} Crを0.2%を越えて1.30%以下の単独で
、又はCrを0.10〜1.30%及びZrを0.01
5〜0。
15%を複合にて含有しし (c} 残部鉄及び不可避的不純物よりなることを特徴
とする。
また第2の発明としてのすぐれた加工性と非時効性を有
する極低降伏点鋼の製造方法は、重量%で・、{a)C
0406%以下、Si
o.40%以下、Mn
o.50%以下「N
O。
005〜0.1%を含有し「 ここに C%+1/5(Si%+Mn%)が0。
22%以下であり、更に {b)Crを0.2%を越えて1.30%以下の単独で
ト又はCrを0。
10〜1.30%及びZrを0.015〜0.15%を
複合にて含有し「{c)残部鉄及び不可避的不純物より
なる鋼を熱間圧延した後、900〜1100q○で再加
熱−均熱して徐冷することにより、Cr及びZrの炭窒
化物を鋼のフェライト結晶粒内に析出させることを特徴
とする。
以下に本発明を更に説明する。
本発明の第1は「低C−Si−Mnアルミキルド鋼を基
本組成として、Crを0.2%を越えて1.30%以下
の単独で、又はCro.10〜1.30%及びZro.
015〜0.15%の複合にて添加してなる鋼であり、
本発明の第2は、かかる鋼を通常の熱間圧延法によって
熱間圧延したあとCrおよびZrの炭窒化を十分に析出
させることによって、極低降伏点と非時効性とする鋼の
製造方法である。
一般的に言及されているように、金属と金属を合金化さ
せると、強度が上昇する。
しかしながら鉄基合金で鉄に、Si、Mn、Niあるい
はCrを含有させた時、談合金元素がある温度領域で地
鉄にして低濃度であれば、いわゆる「固溶軟化」と称す
る現象が起るといわれている。この性質は、鉄の強度を
低下させ、特に降伏点を低下させる。固溶軟化させる温
度をCrについて言うと、常温であり、この特徴を示す
性質はSi、Mn、Njには見られない「学術的に、こ
の固溶軟化の現象が起る機構は明確にされるにいたって
いないが、前記した元素による固溶軟化の現象が生じる
ことは経験的に実在していることが認められているとこ
ろである。ところで、極低炭素リムド鋼とCrを添加し
た鋼が周知でありト例えば、特公昭50−17013号
公報第4頁左欄第2〜6行に「本発明の低炭素クロム鋼
は第2表および第3表から明らかなように加工前におい
て比較的低い降伏点を有する。
これは「プレス成形の実用面から考えて、成形機および
型の設計において極めて有利である」と記載されている
。この公報に開示されている技術思想は冷延鋼板におい
て成形する時には成形のしやすい、そして成形したあと
はより大きな剛性を持たせるために時効硬化させたもの
である。亦この公報第2頁左欄第12〜1餅守に「本発
明においては、アルミキルド鋼における如く川Nの析出
によるy値の向上を期待するものではなく、深絞り性を
与えるために、本発明に従ってクロムおよび窒素を複合
添加し之による良好な再結晶集合組織の形成を利用して
いるものであるから「有効成分としてのアルミニウムを
含まない冷延鋼板を対象とするものである」と記載して
おり更にこの公報第3頁左欄第4の守乃至右欄第33;
に「窒素はクロムとの親和力が強いにもかかわらず、本
発明の成分範囲においては明確な化合物になって固定さ
れてしまうことが少ない。従って暁鈍後高温から急冷す
ることによって固溶状態で常温に持ち釆たらせることが
可能である。しかし、余り急冷し過ぎると鋼板の深絞り
性が低下する。本発明方法においては前記した如く約5
00〜600doの高温から100〜50000/hr
.の冷却速度で室温に冷却する。このようにして得られ
た本発明鋼板を成形加工し、例えば塗装後100〜30
0℃の温度で数十分加熱して暁付処理を行なうと、いわ
ゆる時効硬化により降伏点と抗張力が増大する」と記載
している。しかしながら本発明鋼は、低炭素アルミキル
ド鋼において、Siをできるだけ低く押えて、Mnは熱
間圧延される時にSによる熱間割れを防止する程度に添
加し、不可避的に混在するPもSiあるいはMnが持っ
ている性質で、鋼のフェライトに固溶して強度を上昇さ
せる元素であり、加工硬化を助長させる元素であるので
その上限をできるだけ低く制限した鋼を基本組成とし、
この鋼にCrを0.2%を越えて1.30%以下の単独
で、又はCrを0.10〜1.30%とZrを0.01
5〜0.15%の複合にて含有させることによってCr
による固溶軟化を起こさせ、かくして、鋼の降伏点が箸
るしく低くなるように成形性を著るしく向上させた鋼で
ある。
かかる本発明鋼において重要な元素であるCrの量は、
、C量によって変化し、鋼中ではCrとCはCr7C3
なる炭化物として存在しているのが一般的であるので、
例えば、0.01%のCを含有する鋼の場合に、必要に
なるCr量は略0.10%である。従ってC量が多くな
ればなるほど、Cr量も多くなるが、Crの特徴とする
固溶軟化の現象を起させる場合は、少なくとも0.10
%のCrが必要であり1.30%を超えると逆に固港軟
化の現象が現われるので、Crは0.10〜1.30%
の範囲である。次に、本発明の第2としての方法は、通
常の製鋼−造塊−熱間圧延の工程を得た上記本発明鋼を
900〜110000に再加熱−均熱することによって
、鋼のフェライトに固溶して固熔軟化をした残りのCr
を炭化物および窒化物として析出させt鉄基中の降伏点
の増加に寄与する炭素および窒素の動きを封ずるところ
にある。即ち、換言すれば、CrおよびZrは、熱間圧
延後、900〜1100qCに再加熱−均熱することに
より、CrおよびZrは炭窒化物として析出させて、鉄
基中の降伏点の増加に寄与する炭素および窒素(固定炭
素および粒界上のセメンタィト等)の動きを封ずること
により、また固溶状態のCrは固港軟化効果として、さ
らに降伏点を下げることを可能ならしめ、さらに非時効
性とすることができる。
次に、本発明鋼における化学成分の限定理由について説
明する。
Cは、降伏点のみならず強度を上昇させる元素である。
本発明鋼の特徴である極低降伏点を得るためには低けれ
ば低いほど良好であるが、製鋼技術および前記技術から
くる製造原価の制約を受けるので、その上限を0.06
%とした。Siは、鋼のフェライトに固溶して降伏点を
上限させる元素であるので、本発明鋼の特徴である極低
降伏点を得るためには、極力低い方が好ましい。
更に、鋼中で酸化物を形成することにより、JISG0
555でいうA型介在物を形成し、成形加工性を劣化さ
せるので、その上限を0.40%とした。Mnは、C,
Siと同様に降伏点を上昇させる元素であるので、本発
明鋼の特徴である極低降伏点を得るためには、極力低い
方が望ましいが、鋼を熱間圧延する時にSによる熱間割
れを防止するために必要な元素であるのでその上限を0
.50%とした。Crは、本発明鋼における化学組成の
うちで最も重要な元素である。鋼中に園溶している炭素
を固定してCr,C3なるクロムの炭化物となる時、鋼
中に0.01%のCを含有すれば、Crは理論的には略
0.10%以上必要であり、C量に見合うと共に固港軟
化の効果が得られる下限として0.2%を越えることと
した。なお、Crのもっとも好ましい添加量は0.3%
以上であるが、0.7%以上添加しても本発明鋼の特性
を損なうことはない。しかし、Crを1.30%を越え
て添加するときは、逆に固溶軟化の現象が現われ始め、
本発明鋼が特徴とする極低降伏点が得られなくなるので
、その添加量の上限を1.30%とした。更にCrは鋼
中の固港窒素と固溶してCrNのクロムの窒化物となり
非時効・性を付与する。Zrは、鋼中の固溶炭素および
園溶窒素を固定して、Zrの炭窒化物となして非時効性
を付与する元素である。
製鋼−造塊は通常の精進方法で行なわれるので、大気か
ら侵入する窒素量よりいうと、Zro.015%以上で
効果を奏し、含有量が多くなればなるほどその効果は大
きくなるが、0.15%以上含有させてもその効果は向
上しない。更に、Zrは高価な元素であるので鋼材の価
格を上昇させるので好ましくない。従ってZrは0.0
15〜0.05%とした。鋼の降伏点に及ぼすC、Si
及びMn量の影響は熱処理条件によって異なるが、概ね
C%+1/5(Si%十Mn%)に比例する。
即ち、C量が低くても、Si及びMn量が多いときは、
銅の降伏点が上昇して成形性を劣化させることとなる。
特に、上記式値が0.22%を越えるときは、本発明鋼
が特徴とする成形性を損なう降伏点が高くなるので、本
発明においては、上記式値を0.22%以下とした。A
Iは鋼中の酸素を固定する脱酸作用をもつ元素であり、
鋼における含有量が0.005%以下になると、その効
果を認めることができない、亦上限が0.1%を超える
と脱酸によるJIS○0555でいうB系介在物が鋼中
に分散することにより成形性を損ねあるいは鋼塊の表面
に分布することによって(砂キズ)成品となった時に表
面性状を劣化させるために成形性を箸るしく悪くする。
更にAIキルド鋼の場合にはNNの析出による熱間加工
割れJ(分塊圧延工程で生じる)を引起すのでその上限
を0.1%とした。なお、Nは通常の製鋼−造塊方法で
行なわれるので不可避的に混在する元素である。
Pは、不可避的に混在する元素であるが、そのZ一部が
鋼のフェライトに固溶して降伏点を上昇させ「加工硬化
させる元素であるのでできるだけ低い方が好ましい。
Sは不可避的に混在する元素であり、、鋼を熱間圧延す
る時にSによる熱間割れを引起すので、その含有量が多
くなればなる‘ま2と、、極低降伏点を得ることを阻害
するMnをそれだけ多く含有させなければならないので
「 Sはできるだけ低い方が好ましい。更に、一般に熱
延鋼板にみられる要素である材料特性の異万性を軽減さ
せるためにもSは低い方が望ましい。 2次に、
本発明方法において、熱間圧延した鋼を900oo〜1
100qoで再加熱−均熱することは、第4図を使用し
て説明すると、Cro.55%を含有させた鋼(No.
2)およびCro.59%とZro.052%を複合含
有させた鋼(No.5)において、再加熱−均熱温度が
高くなるにしたがって降伏点は低下する傾向にあり、、
800〜90000の範囲でその降下差が顕著になり9
0000以上110000以下の温度範囲でほぼ平衡を
保持しており最低の降伏点を示している。従って再加熱
−均熱温度を900〜110000とした。次に本発明
の実施例を比較例とともに示す。実施例第1表は本発明
の第1による本発明鋼(No.1〜8)と比較鋼(No
.9〜11)の化学組成を示す表である。
かかる化学組成を有する鋼を純酸素上吹転炉(240T
on/1溶鋼)で大気港製して、通常の一般造塊法にし
たがって造塊し、20トンの偏平鋼塊をIZ本造塊した
。本実施例では一般造塊法にしたがって鋼魂を得たが連
鎖鋳造法にしたがって得た鋼片を使用することができる
。更に、溶鋼を脱ガスして造塊すること、(一般造塊法
)、あるし、は熔鋼をアルゴン・バブリングして鋳造す
ること(連続鋳造法)によって鋼塊あるいは銭塊を得る
こともできる。
第1表 化学組成協 第2表は、本発明鋼(No.1〜8)と比較鋼(No.
9〜11)を分魂したあと鋼片(スラブ)となし、該鋼
片を1250qoで3時間加熱−均熱して熱間圧延した
あとコィラーで巻取った熱延コイル(圧延のまま)と、
しかるのち該コイルを再加熱−均熱した時の降伏点と歪
時効量を比較した表である。
鋼(No.1〜11)は一般造塊法によって得られた鋼
塊で、1300こ0で9.5時間加熱−均熱して分魂圧
延し、厚さ150柳のスラブとなし、該スラブを加熱炉
で1250qCで3時間加熱−均熱して熱間圧延し、Z
板厚6脚の熱延鋼板とした。鋼No.1〜4について*
*は、55000と68000の2水準の温度で巻取り
、鋼No.5〜11については550qoの温度で巻取
り、熱延コイルとして常温まで冷却させた。しかるのち
該熱延コイルを熱処理炉へ送入戦層して、950qoで
1時間再加熱−均熱したあと、300℃まで炉内冷却し
て、炉外へ抽出して空冷した。本実施例では巻取った熱
延コイルを常温まで冷却させたあとで、再加熱−均熱し
たが、熱延コイルとしたあと連続的に再加熱−均熱する
ことは、熱延コイルを冷却させることによる熱損失を考
慮すれば、有利な方法である。第2表 熱延コイル 第1、2図は、熱間圧延したあと、55000で巻取っ
た熱延コイルの長手方向(第1図)と横手方向(第2図
)の引張試験値とCr量の関係を示す図である。
この図は、化学組成が C O.04%、
Si o.03%
、Mn o.28%
、P O.014%、
S O.014%
、N O.035%
、N O.0063%
、で代表的に表わされるアルミキルド鋼にCrを単独に
て含有させた場合と、CrとZrとを複合含有させた場
合の2水準の熱延コイルを比較した図である。
この図よりCrの降伏点に対する影響を見ると、Crの
みを含有させた場合はCrを含有させない場合に比較し
て、長手方向および横手方向共に略1.5〜2.5k9
/柳2 の減少が見られる。更にCrにZrを複合含有
させた場合はZrを含有させない場合と比較して降伏′
部ま更に低下し、最も低いところでは21k9/側2で
ある。概して熱延鋼板においては、その鋼板の長手方向
と横手方向の機械的性質たとえば、伸び、あるいはy値
は異方性を生じることが見受けられる。特に本発明にお
けるようにすぐれた加工性を有するように設計されてい
る熱延鋼板にとっては不利な条件であり、、第2図より
横手方向の降伏点はCrを含有させることにより長手方
向以上に降伏点を降下させることなく延性を示す伸び値
を向上させることができる。更にZrを含有させること
によって伸び値が箸るしく向上していることが明らかで
あり、顕著に長手方向と横手方向の機械的性質における
異方性が減少している。第3図は、本発明鋼No.8(
Cro.3%、Zro.052%)および比較鋼No.
9,10を調質圧延した時の調質圧延率と強度の関係を
示す図である。
熱延鋼板は特別な場合を除いては、成形加工の程度に応
じた調質圧延率で調貿圧延を行なって使用に供されるの
が一般的である。第3図より調質圧延率0。7%付近で
降伏点が最も低くなり、圧延のままのコイルに比較して
降伏点は略6k9/剛2減少し、16kg/側2付近に
なる。
。そのあと謙質圧延率が1%を増加するにつれて、降伏
点は上昇していく。これは塑性変形したあとの加工硬化
によるものと考えられる。更に、鋼のフェライト結晶粒
度はJISG0552(鋼のフェライト結晶粒度試験方
法)にしたがって検鏡すると9.0番付近にあり、低降
伏点でありながら、かかる結晶粒の微細な熱延鋼板は比
較鋼に認めることができない。第4図は、Cro.55
%を含有した本発明鋼(No.2)とCro.59%お
よびZro.052%を複合含有した本発明鋼(No.
5)の熱延のままと、再加熱−均熱のままの熱延コイル
強度と延性の関係を示した図である。
この図より本発明鋼である鋼(No.2)は90000
以上の再加熱−灼熱によって降伏点は急激に減少し、1
3.0k9/柳2 、No.5鋼は10.6kg/側2
の値を示し、比較鋼であるNo.11鋼は20.0kg
/柳2であり、No.9鋼は25.0k9/肋2 、N
o.10鋼は21.2k9/帆2 の値を示しており、
本発明鋼である(No.2、No.5)鋼はいずれも低
い降伏点を示している。特にNo.5鋼においてはZr
を複合添加することにより箸るしく降伏点が低くなって
いる。次に本発明鋼の特徴である非時効性の特性を計る
歪時効量について第2表により説明する。
熱延スラブを熱間圧延したあと、550oCと680q
oの2水準の温度で熱延鋼板を巻取った。まず、圧延の
ままの状態で、本発明鋼(No.1〜4:Cr添加、N
o.5〜8:CrおよびZrの複合添加)と比較鋼(N
o.9〜11)の55000での巻取温度と歪時効量を
見ると、No.1〜4鋼の歪時効量は1。
8〜6.0kg/肌2 、No.5〜8鋼は0.1〜0
.3k9/肋2 、No.9〜11鋼は02〜6.7k
9/側2 の範囲にある。歪時効量の小さい、即ち、非
時効‘性のすぐれているのはNo.5〜8鋼のCrおよ
びZrを複合添加した鋼であり、次にすぐれているのは
、No.1〜4鋼である。これは、巻取温度を固定した
場合(5500C)に、CrおよびZrの添加成分によ
る歪時効量の影響が明らかであり、Cr単味添加(No
.1〜4鋼)より、CrおよびZrの複合添加(No.
5〜8鋼)の方が鋼中の炭素および窒素の固定化が箸る
しく促進されるので、歪時効量が小さくなり、すぐれた
非時効・性となることと考えられる。更に、巻取温度と
歪時効量の関係を見ると「680qoで巻取った時の歪
時効量は0.7〜1.1k9/肌2(No.1〜4鋼)
、550ooで巻取った時は0.1〜6.7k9ノ側2
(No.5〜11鋼)の範囲にある。。従って、巻取温
度の高い方が歪時効量が小さくなる傾向にある。これは
、No.1〜4鋼(Cr添加鋼)について言うなれば、
スラブが熱延されたあと、コィラーで巻取られる間にお
いても、Crによって鋼中炭素および窒素が固定されて
、Crの炭拳化物として析出が起っているので、その析
出量は熱延鋼板の温度を高くすればするほど、即ち、巻
取温度の高い方が多くなるためであると考える。亦、巻
取温度が低い(5500C)にもかかわらず、本発明鋼
(No.5〜8鋼)であるCrおよびZrの複合添加鋼
がその歪時効量が小さい。これはスラブが熱延されて巻
取られるまでCrおよびZrが鋼中の炭素および窒素を
固定してCrおよびZrの炭窒化物として析出するが、
Crのこの作用に加えて、Crに比べて炭素および窒素
の親和力の著るしく大きいZrが添加することによって
、55000の低い温度で巻取ってもZrによって形成
される炭窒化物の生成量が大きくなるためであると考え
られる。次に、熱延コイルを95000で1時間再加熱
−灼熱した時の再加熱−灼熱のままの状態で、本発明鋼
(No.1〜8)と比較鋼(No.9〜11)の歪時効
量を比較すると、No.1〜8鋼の歪時効量は0.0〜
0.3k9/帆2の範囲にあって、そのバラッキは小さ
く、No.9〜11鋼は0.2〜0.4k9ノ柳2 の
範囲にあつてそのバラッキは比較的大きい。
これは、本発明鋼の場合は、95000で1時間再加熱
−均熱することにより、前述したとおり、鋼のフェライ
トに固溶して園溶軟化の作用を奏した残りのCrを炭化
物および窒化物として析出させ、更にCrと比較して炭
素および窒素と箸るしく親和力の大きいZrを複合添加
することにより鋼中の炭素および窒素と結び付けてZr
の炭窒化物を形成させ、同時に十分にこの析出物を析出
させることができるZrの作用に寄与するところが大き
いものであると考えられる。従って本発明鋼は歪時効量
はバラッキの小さい安定した歪時効量を示しており、比
較鋼と比べて同等ないし、それ以上のすぐれた非時効性
を有しており、特にCrとZrを複合添加した時に箸る
しくすぐれた非時効性を奏する。以上述べてきたように
、本発明鋼は、低炭素アルミキルド鋼でSiおよびMn
を極力低く押え、且つ不可避的に混在する元素であるP
及びSをできるだけ排除した銅を基本組成として、この
鋼にCrあるいは更にZrを含有させることによって極
低降伏点となした鋼であり、本発明の方法は上部本発明
鋼を熱間圧延したあと900〜1100qoの温度範囲
で再加熱−灼熱することによってすぐれた加工性と非時
効・性とした鋼の製造方法である。
熱延鋼板において、過酷な成形加工である深絞り加工性
は、降伏点をできるだけ低く押えることによって、更に
非時効性にすることによって成就することができるもの
である。更に、本発明による銅は、熱延鋼板のみならず
、袷延鋼板、線材の素材であるロッド材に適用すること
も可能であり、その他、製品とされたあと袷間成形加工
が施こされる素材には勿論適用す0ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は、熱間圧延したあと、55000で巻取っ
た熱延コイルの圧延方向に対して長手方向と横手方向の
引張試験値とアルミキルド鋼にZrを添タ加した場合と
、添加しない場合のCr量の関係を示した図であり、、
第1図は、長手方向の、第2図は横手方向の引張試験値
である。 第3図は、本発明鋼(No.5)および比較鋼(No.
9、No.11)の調質圧延率と降伏点の関係を示す図
である。第4図0は、本発明鋼(No.2「 No.5
)および比較鋼(No.9、No.11)の巻取温度と
再加熱−均熱温度に対する強度、延性を示した図である
。第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%で (a) C 0.06%以下、 Si 0.40%以下、 Mn 0.50%以下、 Al 0.005〜0.1% を含有し、ここに C%+1/5(Si%+Mn%)が0.22%以下であ
    り、更に(b) Crを0.2%を越えて1.30%以
    下の単独で、又はCrを0.10〜1.30%及びZr
    を0.015〜0.15%を複合して含有し、(c)
    残部鉄及び不可避的不純物よりなることを特徴とするす
    ぐれた加工性と非時効性を有する極低降伏点鋼。 2 重量%で (a) C 0.06%以下、 Si 0.40%以下、 Mn 0.50%以下、 Al 0.005〜0.1% を含有し、ここに C%+1/5(Si%+Mn%)が0.22%以下であ
    り、更に(b) Crを0.2%を越えて1.30%以
    下の単独で、又はCrを0.10〜1.30%及びZr
    を0.015〜0.15%を複合にて含有し、(c)
    残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を熱間圧延した後
    、900〜1100℃で再加熱−均熱して徐冷すること
    により、Cr及びZrの炭窒化物を鋼のフエライト結晶
    粒内に析出させることを特徴とするすぐれた加工性と非
    時効性を有する極降伏点鋼の製造方法。
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