JPS608996Y2 - ビニルハウス用複合シ−ト - Google Patents
ビニルハウス用複合シ−トInfo
- Publication number
- JPS608996Y2 JPS608996Y2 JP1980178961U JP17896180U JPS608996Y2 JP S608996 Y2 JPS608996 Y2 JP S608996Y2 JP 1980178961 U JP1980178961 U JP 1980178961U JP 17896180 U JP17896180 U JP 17896180U JP S608996 Y2 JPS608996 Y2 JP S608996Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- laminated
- laminated sheet
- plastic film
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は空気溜を多数有する保温性、光線透過性のすぐ
れた積層シートと通常の農業用プラスチックフィルムと
を連接熔着したビニルハウス（苗床幕）用複合シートに
関するものである。
れた積層シートと通常の農業用プラスチックフィルムと
を連接熔着したビニルハウス（苗床幕）用複合シートに
関するものである。
従来、農業用プラスチックフィルム、あるいは農業用ポ
リエチレンフィルムは農作物、花などの促成栽培、冬期
栽培用として古くから用いられて来ているが晩秋から初
春までの期間は陽が傾く時刻から朝の朝が昇る時間にお
ける保温に難点があった。
リエチレンフィルムは農作物、花などの促成栽培、冬期
栽培用として古くから用いられて来ているが晩秋から初
春までの期間は陽が傾く時刻から朝の朝が昇る時間にお
ける保温に難点があった。
この難点を克服するために種々の手段が講じられている
。
。
例えば、夜間、ムシ口などの保温材で被覆したり、ある
いはフィルムで内張り又は外張りして二重被覆構造にし
たりしている。
いはフィルムで内張り又は外張りして二重被覆構造にし
たりしている。
しかし乍らこれらの手段はいずれも面倒であり、他の資
材が必要であったし、その上、日中の太陽光線の透過を
妨げる結果となり、促成栽培効果を減する効果を伴って
いた。
材が必要であったし、その上、日中の太陽光線の透過を
妨げる結果となり、促成栽培効果を減する効果を伴って
いた。
本考案はこのような実情に鑑みてなされたもので、もの
実施の一例を図面について説明すると透明な軟質プラス
チックフィルムをを吸引エンボス法により円形、ダイヤ
形など適宜形状の凹凸を有する凹凸フィルム１とし、そ
の片面又は両面に該フィルム１と同質の透明軟質プラス
チックフィルム２を熱時積層し多数の空気溜３を設けて
積層シー）Ａを形威し、この積層シートＡと同質の農業
用プラスチックフィルムＢとを連接熔着してなるビニル
ハウス用複合シートであって、連接溶着ノ形状として両
サイドが積層シートＡで天井部分となる中央がプラスチ
ックフィルムＢとなる連接形状、あるいは両サイドがプ
ラスチックフィルムＢで天井部分となる中央が積層シー
）Ａとなる連接形状であるビニルハウス用複合シートで
ある。
実施の一例を図面について説明すると透明な軟質プラス
チックフィルムをを吸引エンボス法により円形、ダイヤ
形など適宜形状の凹凸を有する凹凸フィルム１とし、そ
の片面又は両面に該フィルム１と同質の透明軟質プラス
チックフィルム２を熱時積層し多数の空気溜３を設けて
積層シー）Ａを形威し、この積層シートＡと同質の農業
用プラスチックフィルムＢとを連接熔着してなるビニル
ハウス用複合シートであって、連接溶着ノ形状として両
サイドが積層シートＡで天井部分となる中央がプラスチ
ックフィルムＢとなる連接形状、あるいは両サイドがプ
ラスチックフィルムＢで天井部分となる中央が積層シー
）Ａとなる連接形状であるビニルハウス用複合シートで
ある。
積層シートＡは凹凸フィルム１の片面又は両面に、該フ
ィルムと同質の透明軟質プラスチックフィルム２，２′
を熱時積層して多数の空気溜３゜３′を設けたもので、
該シートＡの両側又は片側に農業用プラスチックフィル
ムＢを連接熔着せしめる。
ィルムと同質の透明軟質プラスチックフィルム２，２′
を熱時積層して多数の空気溜３゜３′を設けたもので、
該シートＡの両側又は片側に農業用プラスチックフィル
ムＢを連接熔着せしめる。
凹凸フィルム１は塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエチレ
ンフィルム、エチレン−酢酸ビニル樹脂フィルムなどの
透明な軟質プラスチックフィルムを吸引エンボス法で円
形、あるいはダイヤ形などの深い凹凸を設けて加工した
もので、この凹凸フィルム１の上面に該凹凸フィルム１
と同質の透明軟質プラスチックフィルム２を熱時積層す
る。
ンフィルム、エチレン−酢酸ビニル樹脂フィルムなどの
透明な軟質プラスチックフィルムを吸引エンボス法で円
形、あるいはダイヤ形などの深い凹凸を設けて加工した
もので、この凹凸フィルム１の上面に該凹凸フィルム１
と同質の透明軟質プラスチックフィルム２を熱時積層す
る。
即ち吸引エンボス法とは金属ロール表面に所定の円形、
もしくはダイヤ形の凹所を彫刻し、その底部に微少な吸
引孔を設けておき、金属ロールの中軸を通してこの吸引
孔から空気を吸引しつつ、予め加熱され軟化しているフ
ィルムを吸引すると軟質プラスチックフィルムはその凹
所に吸引され所定の凹部が形成され全体として凹凸形状
となるもので、金属ロールも該プラスチックフィルムの
種類に応じ１００〜１２０℃に加熱されており、成形さ
れた凹凸フィルム１も１３０〜１４０°Ｃに加熱されて
いるのでこれに積層する前記軟質プラスチックフィルム
２を１０００Ｃ前後に予熱して、この凹凸フィルム１上
に押圧すると簡単に熱時積層され、この凹部に相当する
部分が軟質プラスチックフィルム２によって被覆、積層
されているために、空気が閉じこめられ、空気対流の全
くない閉空間の空気溜３を形成する。
もしくはダイヤ形の凹所を彫刻し、その底部に微少な吸
引孔を設けておき、金属ロールの中軸を通してこの吸引
孔から空気を吸引しつつ、予め加熱され軟化しているフ
ィルムを吸引すると軟質プラスチックフィルムはその凹
所に吸引され所定の凹部が形成され全体として凹凸形状
となるもので、金属ロールも該プラスチックフィルムの
種類に応じ１００〜１２０℃に加熱されており、成形さ
れた凹凸フィルム１も１３０〜１４０°Ｃに加熱されて
いるのでこれに積層する前記軟質プラスチックフィルム
２を１０００Ｃ前後に予熱して、この凹凸フィルム１上
に押圧すると簡単に熱時積層され、この凹部に相当する
部分が軟質プラスチックフィルム２によって被覆、積層
されているために、空気が閉じこめられ、空気対流の全
くない閉空間の空気溜３を形成する。
また、この様にして得た積層シートＡのもう一方の面に
これら積層シートＡと同質のフィルム２′を積層した積
層シートＡ′を設けたものも本考案のビニルハウス用複
合シートには有効である。
これら積層シートＡと同質のフィルム２′を積層した積
層シートＡ′を設けたものも本考案のビニルハウス用複
合シートには有効である。
この積層シートＡ′の場合は空気溜めが３だけではなく
裏面にも空気溜３′があって、積層シートＡ′全体が閉
空間の空気溜３，３′を有するため、保温効果は積層シ
ートＡよりもすぐれている。
裏面にも空気溜３′があって、積層シートＡ′全体が閉
空間の空気溜３，３′を有するため、保温効果は積層シ
ートＡよりもすぐれている。
積層シートＡ、 Ａ’を構成するフィルム１，２あるい
は１，２．２’は同質のものが良くあるが、フィルム１
に対して熱時の積層性及び親和性のすぐれたフィルムを
用いるべきであり、かかる意味での同質フィルムの使用
が望ましい。
は１，２．２’は同質のものが良くあるが、フィルム１
に対して熱時の積層性及び親和性のすぐれたフィルムを
用いるべきであり、かかる意味での同質フィルムの使用
が望ましい。
例えば凹凸フィルム１が軟質塩化ビニル樹脂フィルムの
場合、積層するフィルム２，２′も軟質塩化ビニル樹脂
フィルムが最も良い。
場合、積層するフィルム２，２′も軟質塩化ビニル樹脂
フィルムが最も良い。
しかし乍ら積層せしめるフィルム２，２′は塩化ビニル
樹脂と相溶性が良く塩化ビニル樹脂フィルムの透明性、
溶着性、耐候性を損なわない他の樹脂、例えばアクリル
樹脂などを混合したものであっても良い。
樹脂と相溶性が良く塩化ビニル樹脂フィルムの透明性、
溶着性、耐候性を損なわない他の樹脂、例えばアクリル
樹脂などを混合したものであっても良い。
あるいは積層せしめるフィルム２の非積層面、即ち積層
シートＡの表面になる面に、汚れ防止、可塑揮散防止、
あるいは防滴性の賦与などの目的のための表面処理を施
したものも同質の意味を逸脱するものではない。
シートＡの表面になる面に、汚れ防止、可塑揮散防止、
あるいは防滴性の賦与などの目的のための表面処理を施
したものも同質の意味を逸脱するものではない。
この様な構造の積層シートＡの通常の農業用プラスチッ
クフィルムＢを連接溶着する。
クフィルムＢを連接溶着する。
連接溶着は第４図及び第５図に示すごとく、使用するハ
ウスの長手方向の幅方向に連接することを意味する。
ウスの長手方向の幅方向に連接することを意味する。
例えば第４図の場合、日中の太陽光線の入射を充分はか
り、且つ夜間の放熱を防ぐのに有効な連接形式であり第
５図の連接形式は直射日光を防ぐために極めて有効で、
且つ朝早くから夕遅くまでの光線を利用する用途に適し
ている。
り、且つ夜間の放熱を防ぐのに有効な連接形式であり第
５図の連接形式は直射日光を防ぐために極めて有効で、
且つ朝早くから夕遅くまでの光線を利用する用途に適し
ている。
したがって、この連接は、積層シートＡ。
Ａ′と農業用フィルムＢとによる複合の形式としてＡ、
Ｂ、Ａ又はＢ、 Ａ、 Ｂ （もちろん該ＡにかえてＡ
′とすることも可）のいずれかによるが、そのいずれか
を選ぶかは季節、促成栽培する作物の種類及び耕作環境
によって選定されるべきであり、またＡ、 Ｂ、 Ａ、
Ｂのように変形的な組合せであっても良い。
Ｂ、Ａ又はＢ、 Ａ、 Ｂ （もちろん該ＡにかえてＡ
′とすることも可）のいずれかによるが、そのいずれか
を選ぶかは季節、促成栽培する作物の種類及び耕作環境
によって選定されるべきであり、またＡ、 Ｂ、 Ａ、
Ｂのように変形的な組合せであっても良い。
積層シートＡ又はＡ′と複合使用される農業用フィルム
Ｂとは同質でなければならない。
Ｂとは同質でなければならない。
この場合の同質の意味は、上記の積層シートＡ、Ａ’に
おける場合と全く同様で積層シートＡ、 Ａ’が軟質塩
化ビニル樹脂の場合は塩化ビニル製農業用フィルムＢと
、又積層シートＡ。
おける場合と全く同様で積層シートＡ、 Ａ’が軟質塩
化ビニル樹脂の場合は塩化ビニル製農業用フィルムＢと
、又積層シートＡ。
Ａ′カポリエチレンの場合はポリエチレン製農業用フィ
ルムＢと連接溶着するのが最も良いが、溶着可能な同質
あるいは親和性のあるフィルムでも使用することが出来
るのである。
ルムＢと連接溶着するのが最も良いが、溶着可能な同質
あるいは親和性のあるフィルムでも使用することが出来
るのである。
また農業用プラスチックフィルムＢは用途に応じて、ウ
アルミニウム粉末入りのシルバーフィルムや、表面に細
かい凹凸絞を付した梨地フィルムなどが使用できる。
アルミニウム粉末入りのシルバーフィルムや、表面に細
かい凹凸絞を付した梨地フィルムなどが使用できる。
本考案による複合シートは、通常の農業用フィルムと殆
んど同程度の光線透過性を持った積層シートと通常の農
業用フィルムとを連接的に溶着した複合シートなので苗
床幕などのハウスに使用する場合においては従来と全く
変りなく使え、それでいて、陽が落ちてからの保温効果
は極めて高いのでムシ口がけや内張すなどの作業が全く
不要となり、更に真夏時や直射日光を嫌う作物の場合は
第５図の如き連接形状の連接複合シートを用いると空気
溜で太陽光線が散乱されるをもって、焼は現象が避けら
れ、しかも朝、夕の柔い光線は充分利用出来るなどの利
点を持っている。
んど同程度の光線透過性を持った積層シートと通常の農
業用フィルムとを連接的に溶着した複合シートなので苗
床幕などのハウスに使用する場合においては従来と全く
変りなく使え、それでいて、陽が落ちてからの保温効果
は極めて高いのでムシ口がけや内張すなどの作業が全く
不要となり、更に真夏時や直射日光を嫌う作物の場合は
第５図の如き連接形状の連接複合シートを用いると空気
溜で太陽光線が散乱されるをもって、焼は現象が避けら
れ、しかも朝、夕の柔い光線は充分利用出来るなどの利
点を持っている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案ビニルハウス用複合シートの実施例を示す
もので、第１図は、その積層シートの一部裏面拡大図、
第２図はその２−２線に沿える端面図、第３図は他の積
層シートの同端面図、第４図及び第５図は使用状態の断
面説明図であり、図中、Ａ、Ａ’は積層シート、Ｂは農
業用プラスチックフィルム、１は凹凸フィルム、２，２
′は凹凸フィルム１と同質の透明軟質プラスチックフィ
ルム、３．３’は空気溜である。
もので、第１図は、その積層シートの一部裏面拡大図、
第２図はその２−２線に沿える端面図、第３図は他の積
層シートの同端面図、第４図及び第５図は使用状態の断
面説明図であり、図中、Ａ、Ａ’は積層シート、Ｂは農
業用プラスチックフィルム、１は凹凸フィルム、２，２
′は凹凸フィルム１と同質の透明軟質プラスチックフィ
ルム、３．３’は空気溜である。
Claims (3)
- （１）透明軟質プラスチックフィルムを吸引エンボス法
により、円形、ダイヤ形など適宜形状の凹凸を設けて凹
凸フィルムとし、その片面又は両面に該フィルムと同質
の透明軟質プラスチックフィルムを熱時積層して多数の
空気溜を設けて積層シートを形威し、該積層シートと同
質の農業用プラスチックフィルムとを連接熔着してなる
ビニルハウス用複合シート。 - （２）積層シートが、農業用プラスチックフィルムの両
側に連接熔着されている前記第１項記載のビニルハウス
用複合シート。 - （３）農業用プラスチックフィルムが、積層シートの両
側に連接熔着されている第１項記載のビニルハウス用複
合シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980178961U JPS608996Y2 (ja) | 1980-12-13 | 1980-12-13 | ビニルハウス用複合シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980178961U JPS608996Y2 (ja) | 1980-12-13 | 1980-12-13 | ビニルハウス用複合シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57101024U JPS57101024U (ja) | 1982-06-22 |
| JPS608996Y2 true JPS608996Y2 (ja) | 1985-04-01 |
Family
ID=29974223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980178961U Expired JPS608996Y2 (ja) | 1980-12-13 | 1980-12-13 | ビニルハウス用複合シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608996Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-13 JP JP1980178961U patent/JPS608996Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57101024U (ja) | 1982-06-22 |
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