JPS608787B2 - タバコの葉の処理法 - Google Patents
タバコの葉の処理法Info
- Publication number
- JPS608787B2 JPS608787B2 JP10876182A JP10876182A JPS608787B2 JP S608787 B2 JPS608787 B2 JP S608787B2 JP 10876182 A JP10876182 A JP 10876182A JP 10876182 A JP10876182 A JP 10876182A JP S608787 B2 JPS608787 B2 JP S608787B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaves
- tobacco
- enzyme
- tobacco leaves
- gray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はm型グレー葉の予防及び再生に用いられるタバ
コの葉の処理法に関するものである。
コの葉の処理法に関するものである。
タバコの葉の黄色種において障害葉としてグレー葉と称
されるものが近年問題になっている。このグレー葉は文
字通りタバコの乾葉が灰色になるもので香喫味が非常に
悪いものでa5る。現在グレー葉は三つのタイプに分類
されている。その一つはグレー1型として分類されてお
り、塩素を過剰に吸収したタバコの葉に発生する。また
一つはグレーO型として分類されており、鉄やマンガン
など重金属を過剰に吸収したタバコの葉に発生する。こ
れらグレー1型及びグレーO型は発生の原因が明らかで
あるため、土壌の改良などによってこの原因を除去する
ことによってグレー葉の発生を防止することができる。
しかしながら第三番目にm型グレー葉として分類される
ものは、塩素や重金属の過剰吸収を伴うことなく発生す
るもので、その発生原因は解明されていない。このm型
グレー葉は窒素含有成分量が一般に低く対照的にデンプ
ンの含量が非常に高いという共通点を有しており、m型
グレー葉を喫ってみると胸がむかつくような感じでタバ
コらしさが全くなく、この香喫味の悪さはデンプン含量
の高さに起因していると考えられる。すなわち、タバコ
の香喫味の原料とされる黄色種のタバコ葉は乾燥工程に
おける黄変期にアミラーゼ、ィンベターゼ、マルターゼ
等の糠イ捉酵素の作用によってデンプンが分解されて糖
分が生成され、葉の黄変の進行とともに糖分の生成が増
加して葉が完全に黄変したころにはデンプンの大部分が
糖化するのが普通であるが、葉の乾燥中に葵中に含有さ
れる糟イ披酵素が何らかの原因で失活してデンプンが分
解糖化されず葉に高い含有量で残ると考えられ、m型グ
レー葉の発生原因がこのあたりにあるものと予想される
。このことはm型グレー葉は栽培中よりもむしろ乾燥工
程のあとで発見されることが多いことよりしても裏付け
られる。本発明者等は上記知見に基づいて種々検討した
結果、タバコ案中のデンプン含量を減らすことにより囚
型グレー葉の発生を予防もしくは皿型グレー葉を良質葉
に再生することができることを結論付け、かかる目的の
もとにタバコ葉に体外より糠イ控酵素を導入してやるこ
とによって本発明をなしたものである。
されるものが近年問題になっている。このグレー葉は文
字通りタバコの乾葉が灰色になるもので香喫味が非常に
悪いものでa5る。現在グレー葉は三つのタイプに分類
されている。その一つはグレー1型として分類されてお
り、塩素を過剰に吸収したタバコの葉に発生する。また
一つはグレーO型として分類されており、鉄やマンガン
など重金属を過剰に吸収したタバコの葉に発生する。こ
れらグレー1型及びグレーO型は発生の原因が明らかで
あるため、土壌の改良などによってこの原因を除去する
ことによってグレー葉の発生を防止することができる。
しかしながら第三番目にm型グレー葉として分類される
ものは、塩素や重金属の過剰吸収を伴うことなく発生す
るもので、その発生原因は解明されていない。このm型
グレー葉は窒素含有成分量が一般に低く対照的にデンプ
ンの含量が非常に高いという共通点を有しており、m型
グレー葉を喫ってみると胸がむかつくような感じでタバ
コらしさが全くなく、この香喫味の悪さはデンプン含量
の高さに起因していると考えられる。すなわち、タバコ
の香喫味の原料とされる黄色種のタバコ葉は乾燥工程に
おける黄変期にアミラーゼ、ィンベターゼ、マルターゼ
等の糠イ捉酵素の作用によってデンプンが分解されて糖
分が生成され、葉の黄変の進行とともに糖分の生成が増
加して葉が完全に黄変したころにはデンプンの大部分が
糖化するのが普通であるが、葉の乾燥中に葵中に含有さ
れる糟イ披酵素が何らかの原因で失活してデンプンが分
解糖化されず葉に高い含有量で残ると考えられ、m型グ
レー葉の発生原因がこのあたりにあるものと予想される
。このことはm型グレー葉は栽培中よりもむしろ乾燥工
程のあとで発見されることが多いことよりしても裏付け
られる。本発明者等は上記知見に基づいて種々検討した
結果、タバコ案中のデンプン含量を減らすことにより囚
型グレー葉の発生を予防もしくは皿型グレー葉を良質葉
に再生することができることを結論付け、かかる目的の
もとにタバコ葉に体外より糠イ控酵素を導入してやるこ
とによって本発明をなしたものである。
すなわち本発明は「 タバコの葉の乾燥工程の以前にタ
バコの生葉に糖化酵素を供給し、タバコの葉の内部に吸
収された糠イ技酵素をタバコの葉に作用させることを特
徴とするタバコ葉の処理法に係るものであり、以下本発
明を詳細に説明する。
バコの生葉に糖化酵素を供給し、タバコの葉の内部に吸
収された糠イ技酵素をタバコの葉に作用させることを特
徴とするタバコ葉の処理法に係るものであり、以下本発
明を詳細に説明する。
タバコ葉に体外より導入する糖イ披酵素としてはアミラ
ーゼ一般を用いることができるが、「NEOXL−12
8」(長瀬産業株式会社製)として提供されているもの
が特に好ましい。すなわち酵素の作用は温度など外囲の
条件に著しく支配されるが、タバコの葉の乾燥工程にお
いて用いる場合に乾燥温度と酵素活性とが比較的適合し
ているからであり、またタバコ葉のpHが酵素活性に比
較的適合しているからである。「NEOXL−128」
はアスベルギルス属(船pergill雌属)の糸状菌
を深部培養し、精製したグルクアミラーゼであり、これ
に安定剤としてプロピレングリコール0.04%、グリ
セリン脂肪酸ェステル0.14%及びpHの安定剤とし
てリン酸カルシウム徴量を添加することにより調製され
たものである。この糖イ8酵素の作用温度と酵素活性と
の関係は第1図に示すように40〜5ぴ○で急速に高ま
り6000付近で最高に達する。ここで、タバコ葉中に
本来含有されている酵素は50qo付近で失活してしま
うが、この糠イは酵素は50℃以上の温度においても失
活せず、乾燥工程における上限温度をある程度自由にと
ることが可能になるものである。またこの糠イ捉酵素の
pHと酵素活性との関係は第2図に示すようにpH5前
後で最高に達する。タバコの葉の内部組織のpHは4.
8〜5.3里度であるためこの糠イは酵素はタバコの葵
に対して超4合しているといえるのである。さらに第3
図に示すようにこの糠イ坊酵素による糖化率は55℃付
近が効率的であり、また糖化率は第4図に示すように酵
素量の増大によって向上する。しかして、糠イは酵素を
タバコの葉に作用させるにあたってはこの糠イ控酵素に
アルコール類や尿素など粟面吸収促進剤を添加した生理
活性状態で使用するのが、タバコの葉内への糖化酵素の
吸収効率の点で好ましい。
ーゼ一般を用いることができるが、「NEOXL−12
8」(長瀬産業株式会社製)として提供されているもの
が特に好ましい。すなわち酵素の作用は温度など外囲の
条件に著しく支配されるが、タバコの葉の乾燥工程にお
いて用いる場合に乾燥温度と酵素活性とが比較的適合し
ているからであり、またタバコ葉のpHが酵素活性に比
較的適合しているからである。「NEOXL−128」
はアスベルギルス属(船pergill雌属)の糸状菌
を深部培養し、精製したグルクアミラーゼであり、これ
に安定剤としてプロピレングリコール0.04%、グリ
セリン脂肪酸ェステル0.14%及びpHの安定剤とし
てリン酸カルシウム徴量を添加することにより調製され
たものである。この糖イ8酵素の作用温度と酵素活性と
の関係は第1図に示すように40〜5ぴ○で急速に高ま
り6000付近で最高に達する。ここで、タバコ葉中に
本来含有されている酵素は50qo付近で失活してしま
うが、この糠イは酵素は50℃以上の温度においても失
活せず、乾燥工程における上限温度をある程度自由にと
ることが可能になるものである。またこの糠イ捉酵素の
pHと酵素活性との関係は第2図に示すようにpH5前
後で最高に達する。タバコの葉の内部組織のpHは4.
8〜5.3里度であるためこの糠イは酵素はタバコの葵
に対して超4合しているといえるのである。さらに第3
図に示すようにこの糠イ坊酵素による糖化率は55℃付
近が効率的であり、また糖化率は第4図に示すように酵
素量の増大によって向上する。しかして、糠イは酵素を
タバコの葉に作用させるにあたってはこの糠イ控酵素に
アルコール類や尿素など粟面吸収促進剤を添加した生理
活性状態で使用するのが、タバコの葉内への糖化酵素の
吸収効率の点で好ましい。
またこの糟イ技酵素をタバコの葉に供給して吸収させる
にあたっては、タバコの葉を刈り取った際のすなわち乾
燥工程以前のタバコの生産の藁柄の切り口に糖化酵素を
頃霧するかもしくは糖イQ酵素液に葉柄の切り口を鰻簿
するな0どして主として葵柄の切り口よりタバコの栗内
に糖イQ酵素を吸収させるようにする(この場合燈覆し
た糖イ塊酵素液が葉身に垂れて葉身よりも吸収されるこ
とがある)のが、吸収効率の点で好ましいが、葉面吸収
促進剤を併用する場合はタバコの築面よりの吸収も容易
であるため、タバコの葉の葉身に糠イ抗酵素を蹟霧又は
桑身を糖イ技酵素液に浸濃させて、気孔から糠イ控酵素
を吸収させることができる。糠イは酵素をタバコの葉に
作用させる時期としては、タバコの葉の乾燥工程が好ま
しい。これは前述のように乾燥工程における加熱によっ
て糟イ技酵素の活性が高くなるからである。上記のよう
にしてタバコの葉内に糠イ技酵素を吸収させて作用せし
めると、この糠イ協酵素によってタバコの葉内のデンプ
ンが糖類に分解され、最終的にブドウ糖になる。
にあたっては、タバコの葉を刈り取った際のすなわち乾
燥工程以前のタバコの生産の藁柄の切り口に糖化酵素を
頃霧するかもしくは糖イQ酵素液に葉柄の切り口を鰻簿
するな0どして主として葵柄の切り口よりタバコの栗内
に糖イQ酵素を吸収させるようにする(この場合燈覆し
た糖イ塊酵素液が葉身に垂れて葉身よりも吸収されるこ
とがある)のが、吸収効率の点で好ましいが、葉面吸収
促進剤を併用する場合はタバコの築面よりの吸収も容易
であるため、タバコの葉の葉身に糠イ抗酵素を蹟霧又は
桑身を糖イ技酵素液に浸濃させて、気孔から糠イ控酵素
を吸収させることができる。糠イは酵素をタバコの葉に
作用させる時期としては、タバコの葉の乾燥工程が好ま
しい。これは前述のように乾燥工程における加熱によっ
て糟イ技酵素の活性が高くなるからである。上記のよう
にしてタバコの葉内に糠イ技酵素を吸収させて作用せし
めると、この糠イ協酵素によってタバコの葉内のデンプ
ンが糖類に分解され、最終的にブドウ糖になる。
このようにデンプンが減少して槍類が増加することによ
り、タバコの葉に緩和な甘味臭を得ることができ、良好
な香喫味を損ねることないものである。この場合、糠イ
技酵素による糖化作用の促進でデンプン分解及び糖化が
短時間で進行し、乾燥時間を短縮することも可能である
(第6図参照)。ここで、タバコの葉の乾燥工程の以前
に糠イ○繁素をタバコの生葉に供給して吸収させるよう
にしているために、タバコ葉がm型グレー葉である場合
、タバコ葉にもともと含有されている酵素が失活しても
タバコ築内に吸収させる糠イQ酵素の作用によってタバ
コ葉のデンプンを分解糖化することによりデンプンの含
量を減少させ、m型グレー葉としての症状が発生するこ
とを防止できるものである。すなわち、m型グレー葉は
乾燥工程の終了段階でタバコ葉に灰色着色が生じている
ことにより発見されることが多く、乾燥工程でタバコ葉
に糠イ8酵素を作用させることによって瓜型グレー葉の
症状が発生すること、言い換えればm型グレー葉の発生
そのものを防止できるのである。尚、本発明においては
タバコの葉の乾燥工程以前にタバコの葉に糟イQ酵素を
供V給させてm型グレー葉の発生そのものを防止するよ
うにしたものであるが乾燥工程の後、症状の現われたm
型グレー葵に糠イは酵素を作用させることはm型グレー
葉に対して有効である。すなわち乾燥葵からm型グレー
葉を選び出し、これに水蒸気を燈落して葉の状態がビロ
ード様の感触に戻った時点でタバコ藁中に糖化酵素を作
用させることにより、秦中のデンプン含量を減少せしめ
、皿型グレー秦Zを良質葉に再生することができるもの
である。尚、タバコの苗を移植したのち40〜即日に、
タバコの立木に糟イQ酵素を散布して、養分の吸収と同
様なシステムでタバコの葉に糖イは酵素が吸収されるよ
うにしてもよい。この場合、タバコの生葉の生体内にも
ともと含有されている酵素に体外から導入させる糖イは
酵素が加わるために、乾燥工程においてデンプンの分解
糖化が効率よく行なわれ、m型グレー葉の発生を著しく
減少させることができるものである。またこの場合、タ
バコの立木の生長、発育を促進させる効果もあることが
確認されている。次に本発明を実施例により具体的に説
明する。
り、タバコの葉に緩和な甘味臭を得ることができ、良好
な香喫味を損ねることないものである。この場合、糠イ
技酵素による糖化作用の促進でデンプン分解及び糖化が
短時間で進行し、乾燥時間を短縮することも可能である
(第6図参照)。ここで、タバコの葉の乾燥工程の以前
に糠イ○繁素をタバコの生葉に供給して吸収させるよう
にしているために、タバコ葉がm型グレー葉である場合
、タバコ葉にもともと含有されている酵素が失活しても
タバコ築内に吸収させる糠イQ酵素の作用によってタバ
コ葉のデンプンを分解糖化することによりデンプンの含
量を減少させ、m型グレー葉としての症状が発生するこ
とを防止できるものである。すなわち、m型グレー葉は
乾燥工程の終了段階でタバコ葉に灰色着色が生じている
ことにより発見されることが多く、乾燥工程でタバコ葉
に糠イ8酵素を作用させることによって瓜型グレー葉の
症状が発生すること、言い換えればm型グレー葉の発生
そのものを防止できるのである。尚、本発明においては
タバコの葉の乾燥工程以前にタバコの葉に糟イQ酵素を
供V給させてm型グレー葉の発生そのものを防止するよ
うにしたものであるが乾燥工程の後、症状の現われたm
型グレー葵に糠イは酵素を作用させることはm型グレー
葉に対して有効である。すなわち乾燥葵からm型グレー
葉を選び出し、これに水蒸気を燈落して葉の状態がビロ
ード様の感触に戻った時点でタバコ藁中に糖化酵素を作
用させることにより、秦中のデンプン含量を減少せしめ
、皿型グレー秦Zを良質葉に再生することができるもの
である。尚、タバコの苗を移植したのち40〜即日に、
タバコの立木に糟イQ酵素を散布して、養分の吸収と同
様なシステムでタバコの葉に糖イは酵素が吸収されるよ
うにしてもよい。この場合、タバコの生葉の生体内にも
ともと含有されている酵素に体外から導入させる糖イは
酵素が加わるために、乾燥工程においてデンプンの分解
糖化が効率よく行なわれ、m型グレー葉の発生を著しく
減少させることができるものである。またこの場合、タ
バコの立木の生長、発育を促進させる効果もあることが
確認されている。次に本発明を実施例により具体的に説
明する。
〈実施例 1〉長瀬産業株式会社「NEOXL−128
」(篭褐色液状品、酵素活性200山単位/肌【以上)
8の重量部にメチルアルコール1の重量部、尿素1の重
量部の比率で混合した溶液を水で250倍に希釈してタ
バコ葉(品種バージニア)の葵柄の切り口にタバコ葉1
枚当りlccの見当で噂接した。
」(篭褐色液状品、酵素活性200山単位/肌【以上)
8の重量部にメチルアルコール1の重量部、尿素1の重
量部の比率で混合した溶液を水で250倍に希釈してタ
バコ葉(品種バージニア)の葵柄の切り口にタバコ葉1
枚当りlccの見当で噂接した。
この薬を第5図のグラフに示す温度条件で乾燥操作を作
なつた。ここで第5図において乾球温度は乾燥室の温度
の目安となり、湿球温度はタバコ葉の葵肉温度の目安と
なる。また第5図において黄変期とはタバコ葉の黄変を
うながす時期であり、葉温を36〜3洋0に維持する。
色沢固定期とは黄変期で残った青味を完全に黄変させ、
褐変を防止しなが・ら脱水をはかって温度を上昇し葵肉
部を乾固させる期間であり、葉温を460前後に維持す
る。『P骨乾燥期とは、中骨にはまた多量の水分が残つ
・ているので温度を上げて強制排湿をはかる期間であり
、葉温を5ぴ0付近に上昇させる。〈実施例 2) 実施例1における糖化酵素の混合溶液を水で50M部こ
希釈して用いた他は実施例1と同様にしてタバコ葉の乾
燥処理を行なった。
なつた。ここで第5図において乾球温度は乾燥室の温度
の目安となり、湿球温度はタバコ葉の葵肉温度の目安と
なる。また第5図において黄変期とはタバコ葉の黄変を
うながす時期であり、葉温を36〜3洋0に維持する。
色沢固定期とは黄変期で残った青味を完全に黄変させ、
褐変を防止しなが・ら脱水をはかって温度を上昇し葵肉
部を乾固させる期間であり、葉温を460前後に維持す
る。『P骨乾燥期とは、中骨にはまた多量の水分が残つ
・ているので温度を上げて強制排湿をはかる期間であり
、葉温を5ぴ0付近に上昇させる。〈実施例 2) 実施例1における糖化酵素の混合溶液を水で50M部こ
希釈して用いた他は実施例1と同様にしてタバコ葉の乾
燥処理を行なった。
〈比較例 1〉
糠イQ酵素をタバコ葉に散布せず、あとは実施例1と同
様にしてタバコ葉の乾燥処理を行なった。
様にしてタバコ葉の乾燥処理を行なった。
上記実施例1,2及び比較例1について乾燥工程を通じ
てタバコ業内のデンプン含量を測定したところ、第6図
のような結果が得られた。この結果によれば、タバコ葉
に糖化酵素を作用させることによりデンプン含量を減少
させることができ、m型グレー葉の発生を防止すること
ができることが確認された。また乾燥葉について全糖分
含有量とその組成を測定した結果を第7図に示す。第7
図こおし・て図で示したもの‘まれこ溶解した糖(単糖
類)、図で示したもの‘ま水溶液を0.7Nの塩酸で処
理して分解した糖(還元糖の一部が含まれる)、白抜き
で示したものは水に不溶解磯査(還元糖)であり、参考
例はタバコの生葉を熱風循環式乾燥機を用いて乾球温度
130qCで1独時間乾燥処理したものである。第7図
の結果によれば、糖化酵素を作用させると単糖類の割合
が増加して還元糖の割合が減少するが、これは香喫味の
向上につながる。また参考例のものは正常な乾燥処理を
していないため酵素がすぐに失活してデンプンの分解糖
化が不十分で全糖分含有量がきわめて小さい。尚、第7
図において実施例1,2と比較例1とにおいて全糖分含
有量の差が小さいが、これは実施例1,2においてデン
プンが分解されて生成される糖分がさらに炭酸ガスと水
分とに分解されて消失したものである。〈m型グレー葉
の処理を示す参考例〉 乾燥タバコ葉(品種バージニア)からm型グレー葉を選
び出して、これに水蒸気を頃霧して葉の状態をビロード
の感触状態に戻した。
てタバコ業内のデンプン含量を測定したところ、第6図
のような結果が得られた。この結果によれば、タバコ葉
に糖化酵素を作用させることによりデンプン含量を減少
させることができ、m型グレー葉の発生を防止すること
ができることが確認された。また乾燥葉について全糖分
含有量とその組成を測定した結果を第7図に示す。第7
図こおし・て図で示したもの‘まれこ溶解した糖(単糖
類)、図で示したもの‘ま水溶液を0.7Nの塩酸で処
理して分解した糖(還元糖の一部が含まれる)、白抜き
で示したものは水に不溶解磯査(還元糖)であり、参考
例はタバコの生葉を熱風循環式乾燥機を用いて乾球温度
130qCで1独時間乾燥処理したものである。第7図
の結果によれば、糖化酵素を作用させると単糖類の割合
が増加して還元糖の割合が減少するが、これは香喫味の
向上につながる。また参考例のものは正常な乾燥処理を
していないため酵素がすぐに失活してデンプンの分解糖
化が不十分で全糖分含有量がきわめて小さい。尚、第7
図において実施例1,2と比較例1とにおいて全糖分含
有量の差が小さいが、これは実施例1,2においてデン
プンが分解されて生成される糖分がさらに炭酸ガスと水
分とに分解されて消失したものである。〈m型グレー葉
の処理を示す参考例〉 乾燥タバコ葉(品種バージニア)からm型グレー葉を選
び出して、これに水蒸気を頃霧して葉の状態をビロード
の感触状態に戻した。
この葉に実施例1と同様な糠イ技酵素の25ぴ青希釈溶
液を葉面事槌鯛鮒ぞ雲毒繋留繊事廉舎事いないm型グレ
ー葉(比較例2)とについて全糖分含有量とデンプン含
有量(いずれも乾物に対する重量%)を測定し、結果を
次表に示す。
液を葉面事槌鯛鮒ぞ雲毒繋留繊事廉舎事いないm型グレ
ー葉(比較例2)とについて全糖分含有量とデンプン含
有量(いずれも乾物に対する重量%)を測定し、結果を
次表に示す。
上記の結果より、m型グレー葉の処理を示す参考例のも
のではデンプン含有量が良質葉まで減少し(第6図のグ
ラフ参照)、m型グレー葉を良質葵に再生することがで
きることが確認された。
のではデンプン含有量が良質葉まで減少し(第6図のグ
ラフ参照)、m型グレー葉を良質葵に再生することがで
きることが確認された。
第1図は作用温度と酵素活性との関係を示すグラフ、第
2図はpHと酵素活性との関係を示すグラフ、第3図は
作用温度と糖化率との関係を示すグラフ、第4図は酵素
量と糖化率との関係を示すグラフ、第5図は実施例にお
ける乾燥条件を示すグラフ、第6図は同上におけるデン
プン含量の変化を示すグラフ、第7図は同上における全
糖分含有量を示すグラフである。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
2図はpHと酵素活性との関係を示すグラフ、第3図は
作用温度と糖化率との関係を示すグラフ、第4図は酵素
量と糖化率との関係を示すグラフ、第5図は実施例にお
ける乾燥条件を示すグラフ、第6図は同上におけるデン
プン含量の変化を示すグラフ、第7図は同上における全
糖分含有量を示すグラフである。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タバコの葉の乾燥工程の以前にタバコの生葉に糖化
酵素を供給し、タバコの葉の内部に吸収された糖化酵素
をタバコの葉に作用させることを特徴とするタバコの葉
の処理法。 2 タバコの生葉の葉柄の切断面に糖化酵素を供給して
タバコの葉の内部に糖化酵素を吸収させることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載のタバコの葉の処理法。 3 タバコの生葉の葉身に糖化酵素を供給して気孔より
タバコの葉の内部に糖化酵素を吸収させることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載のタバコの葉の処理法。
4 タバコの葉の乾燥工程においてタバコの葉に糖化酵
素を作用させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
乃至第3項のいずれかに記載のタバコの葉の処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10876182A JPS608787B2 (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | タバコの葉の処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10876182A JPS608787B2 (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | タバコの葉の処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58224677A JPS58224677A (ja) | 1983-12-27 |
JPS608787B2 true JPS608787B2 (ja) | 1985-03-05 |
Family
ID=14492827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10876182A Expired JPS608787B2 (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | タバコの葉の処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608787B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9485953B2 (en) * | 2012-07-19 | 2016-11-08 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Method for treating tobacco plants with enzymes |
US9661876B2 (en) * | 2013-03-14 | 2017-05-30 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Sugar-enriched extract derived from tobacco |
-
1982
- 1982-06-24 JP JP10876182A patent/JPS608787B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58224677A (ja) | 1983-12-27 |
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