JPS608712Y2 - マイクロ波加熱装置 - Google Patents
マイクロ波加熱装置Info
- Publication number
- JPS608712Y2 JPS608712Y2 JP1981140565U JP14056581U JPS608712Y2 JP S608712 Y2 JPS608712 Y2 JP S608712Y2 JP 1981140565 U JP1981140565 U JP 1981140565U JP 14056581 U JP14056581 U JP 14056581U JP S608712 Y2 JPS608712 Y2 JP S608712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave heating
- heated
- pipe
- heating device
- stirring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Fish Paste Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はジャム、練製品原料等の粘性物品、さらにはサ
ラダ等の主として食品の被加熱材をマイクロ波を利用し
て連続的に加熱するマイクロ波加熱装置に関する。
ラダ等の主として食品の被加熱材をマイクロ波を利用し
て連続的に加熱するマイクロ波加熱装置に関する。
食品製造工程において、加熱成形又は殺菌等のためマイ
クロ波加熱装置によって被加熱材を連続的にするのはす
でに公知である。
クロ波加熱装置によって被加熱材を連続的にするのはす
でに公知である。
そのマイクロ波加熱装置は第1図に示すように、マイク
ロ波加熱室1内にパイプ2を貫通させて取り付け、被加
熱材をこのパイプ内を通過させることにより加熱するよ
うになっている。
ロ波加熱室1内にパイプ2を貫通させて取り付け、被加
熱材をこのパイプ内を通過させることにより加熱するよ
うになっている。
パイプ2の一端にはホッパー3内の被加熱材をパイプ2
内へ送り込むためのポンプ4が連結されており、パイプ
2の他端には加熱された被加熱材を冷却する冷却機5及
び冷却された被加熱材を取り出すためのバルブ6が取り
付けられている。
内へ送り込むためのポンプ4が連結されており、パイプ
2の他端には加熱された被加熱材を冷却する冷却機5及
び冷却された被加熱材を取り出すためのバルブ6が取り
付けられている。
マイクロ波加熱室1には内部にマイクロ波を供給するた
めのマグネトロン7゜7.7が取り付けられている。
めのマグネトロン7゜7.7が取り付けられている。
上記パイプ2はマイクロ波を透過させる、例えばテフロ
ン等によって構成されている。
ン等によって構成されている。
このようなマイクロ波加熱装置によって被加熱材を加熱
させる際には、被加熱材によりマイクロ波のエネルギー
が吸収され減衰するため、パイプ2として大口径のもの
を用いることができない。
させる際には、被加熱材によりマイクロ波のエネルギー
が吸収され減衰するため、パイプ2として大口径のもの
を用いることができない。
そのため従来は被加熱材を均一に加熱させるためには1
0〜15mm径のパイプを用いなければならなかった。
0〜15mm径のパイプを用いなければならなかった。
そのため処理効率が悪くなっていた。本考案は、このよ
うな欠点を改善したマイクロ波加熱装置を提供すること
を目的とするものである。
うな欠点を改善したマイクロ波加熱装置を提供すること
を目的とするものである。
そのため本考案はパイプ内に被加熱材を攪拌する攪拌体
を固定的に取り付たことを特徴とするものである。
を固定的に取り付たことを特徴とするものである。
攪拌体としては板状体の両端部を互いに逆方向に捻った
形状の螺旋体を用いることが望ましく、さらには、長い
連続した螺旋体ではなく、短かい板状体の両端部を18
00捻った形状の小螺旋体を複数個連ねるのがより望ま
しい。
形状の螺旋体を用いることが望ましく、さらには、長い
連続した螺旋体ではなく、短かい板状体の両端部を18
00捻った形状の小螺旋体を複数個連ねるのがより望ま
しい。
以下図示の実施例について説明する。
本実施例に係るマイクロ波加熱装置全体は第1図と格別
異なることはないが、そのパイプ2は第3図に示すよう
に、内部にセラミックで成形された小螺旋体8.9が連
らなって取り付けられている。
異なることはないが、そのパイプ2は第3図に示すよう
に、内部にセラミックで成形された小螺旋体8.9が連
らなって取り付けられている。
これらの小螺旋体8,9はパイプ2のほぼ全長に渡って
取り付けるのが望ましいが、部分的に設けても差し支え
ない。
取り付けるのが望ましいが、部分的に設けても差し支え
ない。
個々の小螺旋体8,9の形状は第3図に示す通りである
。
。
双方共、一定の幅の板状体の両端を180°捻った形状
である。
である。
もちろん実際に板を捻って作るわけでないのはいうまで
もない。
もない。
図面上、下端部を固定したとすると8が上端部を右回り
に、9が上端部を左回りに捻った形状である。
に、9が上端部を左回りに捻った形状である。
被加熱材はその捻ねられた表面に沿って移動することに
なるので、8は左捻ねりに、9は右捻ねりに捻ねられな
がら被加熱材は移動する。
なるので、8は左捻ねりに、9は右捻ねりに捻ねられな
がら被加熱材は移動する。
従って、以下では8を左捻小螺旋体、9を右捻小螺旋体
と称する。
と称する。
第2図においては、この左捻小螺旋体8と右捻小螺旋体
9とを交互に、しかも互いに端部が平行にならず90°
ずれるように配置したものである。
9とを交互に、しかも互いに端部が平行にならず90°
ずれるように配置したものである。
従って、ポンプ4によってパイプ2に流し込まれた被加
熱体は左捻小螺旋体8によって進行方向に対して左回り
に捻ねられ、かつ右捻小螺旋体9によって逆に右回りに
捻ねられる。
熱体は左捻小螺旋体8によって進行方向に対して左回り
に捻ねられ、かつ右捻小螺旋体9によって逆に右回りに
捻ねられる。
この交互に逆方向に捻ねられることにより被加熱材はパ
イプ2の中心部から壁面へ、また壁面から中心部へと移
動し、かつ、その移動方向が逆転しながら、すなわち右
左へ充分に攪拌されながらパイプ2内を進行する。
イプ2の中心部から壁面へ、また壁面から中心部へと移
動し、かつ、その移動方向が逆転しながら、すなわち右
左へ充分に攪拌されながらパイプ2内を進行する。
このように、被加熱材が充分に攪拌されると、マイクロ
波による直接的な加熱がパイプ2の中心部まで伝わらな
くとも全体を均一に加熱させることができる。
波による直接的な加熱がパイプ2の中心部まで伝わらな
くとも全体を均一に加熱させることができる。
従って、パイプ2として大口径のものを用いることがで
きる。
きる。
第4図は攪拌体の他の実施例をパイプ2に取り付けたも
ので、本実施例に係る攪拌体は直線状の棒体10の周囲
に螺旋状に翼11を取り付けたものである。
ので、本実施例に係る攪拌体は直線状の棒体10の周囲
に螺旋状に翼11を取り付けたものである。
翼11は薄い板体によって構成されている。
材質的には前述同様セラミックであることが望ましいが
、ステンレスで構成させてもよい。
、ステンレスで構成させてもよい。
またパイプ2同様テフロンで成形してもよい。
このような攪拌体をパイプ2の中央に取り付けると、被
加熱材は進行に伴って翼11によって回転させられ攪拌
させられる。
加熱材は進行に伴って翼11によって回転させられ攪拌
させられる。
第5図は攪拌体のさらに他の実施例であり、直線状の棒
体10に、半円状の翼12,12・・・を一定間隔をお
いて図示のように、順々に次のものが前のものに対して
90°ずれて行くように取り付けである。
体10に、半円状の翼12,12・・・を一定間隔をお
いて図示のように、順々に次のものが前のものに対して
90°ずれて行くように取り付けである。
図示には翼12.12・・・は4枚だけが示されている
が、実際には同様にさらに数多く取り付けられている。
が、実際には同様にさらに数多く取り付けられている。
使用上は第4図と同じように図示のものがパイプ2の中
央に固定的に取り付けられる。
央に固定的に取り付けられる。
従って、被加熱材は進行してくると、これらの翼12,
12に当って攪拌される。
12に当って攪拌される。
第6図は、パイプ2内体の内側に一定間隔で上下から互
い違いに堰13を突出させて攪拌体とした例を示すもの
で、この場合、被加熱材は堰13によって上下に蛇行し
ながら進行し、この蛇行によって攪拌される。
い違いに堰13を突出させて攪拌体とした例を示すもの
で、この場合、被加熱材は堰13によって上下に蛇行し
ながら進行し、この蛇行によって攪拌される。
以上のように、本考案によればマイクロ波加熱の被加熱
材を通すパイプに大口径のものを使用しても攪拌体によ
って被加熱材が攪拌されるのでムラなく均一に被加熱材
を加熱させることができ、処理効率を高めることができ
る。
材を通すパイプに大口径のものを使用しても攪拌体によ
って被加熱材が攪拌されるのでムラなく均一に被加熱材
を加熱させることができ、処理効率を高めることができ
る。
また、本考案は被加熱材を攪拌させる攪拌材をパイプ内
に固定的に取り付けであるだけなので、被加熱材を攪拌
させるために特別の動作源を必要とせず無駄なエネルギ
ーを使用する必要がなく、その上、動力により攪拌する
ものと異なり、被加熱材を傷めることもない。
に固定的に取り付けであるだけなので、被加熱材を攪拌
させるために特別の動作源を必要とせず無駄なエネルギ
ーを使用する必要がなく、その上、動力により攪拌する
ものと異なり、被加熱材を傷めることもない。
被加熱材としてサラダ等の固形物を加熱する場合、特に
有用である。
有用である。
さらに攪拌体としてセラミックを使用すれば、セラミッ
クは硬質瀬戸物であるので、マイクロ波が透過し、攪拌
体によるマイクロ波エネルギーの減衰を少なくすること
ができる。
クは硬質瀬戸物であるので、マイクロ波が透過し、攪拌
体によるマイクロ波エネルギーの減衰を少なくすること
ができる。
第1図はマイクロ波加熱装置全体の断面図、第2図はパ
イプの部分断面図、第3図は小螺旋体の立体図、第4図
、第6図は他の実施例のパイプの断面図、第5図は攪拌
体の他の実施例の斜視図。 1:マイクロ波加熱室、2:パイプ、3:ホッパー、4
:ポンプ、8,9:小螺旋体。
イプの部分断面図、第3図は小螺旋体の立体図、第4図
、第6図は他の実施例のパイプの断面図、第5図は攪拌
体の他の実施例の斜視図。 1:マイクロ波加熱室、2:パイプ、3:ホッパー、4
:ポンプ、8,9:小螺旋体。
Claims (5)
- (1)マイクロ波を透過する材質からなるパイプをマイ
クロ波加熱室を貫通させて取り付け、被加熱材を前記パ
イプの一端から他端へ送り出すことにより被加熱材を加
熱するマイクロ波加熱装置において、前記パイプ内に被
加熱材を攪拌する攪拌体を固定的に取り付けたことを特
徴とするマイクロ波加熱装置。 - (2) 攪拌体が板状体の両端部を互いに逆方向に捻
った形状の螺旋体である実用新案登録請求の範囲第1項
記載のマイクロ波加熱装置。 - (3) 螺施体が短かい板状体の両端部を180’捻
った小螺旋体の連らなりである実用新案登録請求の範囲
第2項記載のマイクロ波加熱装置。 - (4)相隣れる小螺旋体の捻りの方向が各々異なるもの
であって、かつ、その端部が90’ずれて連らなってい
る実用新案登録請求の範囲第3項記載のマイクロ波加熱
装置。 - (5)攪拌体がセラミックである実用新案登録請求の範
囲第1項記載のマイクロ波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981140565U JPS608712Y2 (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | マイクロ波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981140565U JPS608712Y2 (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | マイクロ波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5845688U JPS5845688U (ja) | 1983-03-28 |
JPS608712Y2 true JPS608712Y2 (ja) | 1985-03-28 |
Family
ID=29933720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981140565U Expired JPS608712Y2 (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | マイクロ波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608712Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141813U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | フランスベッド株式会社 | 感熱装置 |
JPS6167719U (ja) * | 1984-10-12 | 1986-05-09 | ||
JPH032264Y2 (ja) * | 1987-02-05 | 1991-01-22 |
-
1981
- 1981-09-24 JP JP1981140565U patent/JPS608712Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5845688U (ja) | 1983-03-28 |
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