JPS608688Y2 - 釣竿 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は釣竿に関し、その目的とする処は釣りの状況
或いは対象魚に応じて竿尻を付は換え使用することが出
来る釣竿を提供せんとするものである。

従来の釣竿における元竿の竿尻は、その釣竿の種類に応
じてストレート管・肘当て付管或いは石突き等が定着固
定されている。

ところが、そうした一種の竿尻が定着固定されている釣
竿で対象魚を異にして釣りを行なった場合、非常に不便
を感じるものである。

即ち、船又はボートに乗って引きの弱いキス釣り等を行
なう場合、竿尻がストレート管であっても釣り操作に不
便を感じないが、それと同じ釣竿を使用して引きの強い
カワハギ或いはクロダイ等を釣ろうとした場合は、魚の
当たりに合わせて釣竿を上下させる必要があると共に、
釣竿を上げるのに強い力を要し、それを片手にストレー
ト管の竿尻を握って操作した場合は釣竿がブレやすく且
非常に疲労し易い等の不便を生じるものである。

この場合、ストレート管の竿尻に換えて肘当て付管の竿
尻を用いた場合、釣竿は腕に対して密着安定し、片手で
釣竿を支えることが出来ると共に、肘を中心とした梃子
作用で腕を上げることが出来るため、魚に合わせる時強
い力を出すことが出来、釣り操作を軽快に行なうことが
出来る。

又、船釣りの場合、船縁には釣竿を立てるための保持筒
が装備しであるが、この時釣竿の竿尻が肘当て付管の場
合、その竿尻を保持筒に差し込むことが出来ず不便をき
たしていた。

そこで、本考案は上述した如き不便、欠点を解消すべく
構威したもので、釣竿に於ける元竿の後端に差込管を固
着突設し、その差込管を介して各種竿尻を着脱可能に接
続し得るようにしたことを特徴とする。

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
１は元竿でその後端に金属筒等によって形成した差込管
２が後方に向けて固着突設され、その差込管２に各種竿
尻３を着脱可能に接続し得るように構威しである。

差込管２の断面形状は円形に限らず角形でもよく、角形
とした場合は接続支承される竿尻３の回動を防止できる
ものである。

竿尻３は木材或いは合成樹脂材等によってストレート管
３−１、肘当て付管３−２或いは石突き３−３等の形状
に形成され、それら各竿尻３−□９３−２？３−３の前
部中央には軸心方向に沿って差込管２が嵌入する差込孔
４を穿設すると共に、その差込孔４の内側周面に金属管
或いは合成樹脂管より成る補強管５が一体的に嵌着固定
してあり、それにより両者の嵌合い度が常に一定で、長
期使用に際しても嵌合いが緩くなるといったことがない
ようにしである。

又、差込孔４及び補強管５の断面形状は差込管２の断面
形状と合致する形状とすることは勿論である。

更に、各種竿尻３は形状のみならず長さの短かいもの或
いは長いものなど長短異なったものとするも勿論可能で
ある。

本考案は以上の如く構成したので、釣りの対象魚或いは
釣りの状況に応じて竿尻を付は換え、釣り操作に適した
釣竿とすることにより快適な釣魚を楽しむことが出来る
。

依って、先に述べた如き不便・欠点を解消し得るもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は肘当て付管の竿
尻を接続した状態の一部切欠正面図、第２図は第１図の
２−２線に沿える断面図、第３図は肘当て付管の一部切
欠平面図、第４図はストレート管、第５図は石突きの夫
々一部切欠正面図である。 図中、１・・・・・・元竿、２・・・・・・差込管、３
・・・・・・竿尻。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 釣竿に於ける元竿の後端に差込管を固着突設し、その差
   込管を介して各種竿尻を着脱可能に接続し得るようにし
   た釣竿。