JPS608684Y2 - 拡網体 - Google Patents

拡網体

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Publication number
JPS608684Y2
JPS608684Y2 JP18584580U JP18584580U JPS608684Y2 JP S608684 Y2 JPS608684 Y2 JP S608684Y2 JP 18584580 U JP18584580 U JP 18584580U JP 18584580 U JP18584580 U JP 18584580U JP S608684 Y2 JPS608684 Y2 JP S608684Y2
Authority
JP
Japan
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net
auxiliary
window
trawl
expansion
Prior art date
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Expired
Application number
JP18584580U
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English (en)
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JPS57107369U (ja
Inventor
和晴 荒木
馨 杉崎
洋一 水上
Original Assignee
日本水産株式会社
ニチモウ株式会社
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Publication date
Application filed by 日本水産株式会社, ニチモウ株式会社 filed Critical 日本水産株式会社
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Publication of JPS608684Y2 publication Critical patent/JPS608684Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、拡開体の改良に関する。
トロール網等の引き網における網目を撚口し漁獲効率を
上げるために、一般に拡開板(オツターボード)が使用
されていることは周知である。
この種拡網板は、面積が1−〜15771″に及び、重
量も150kg〜4 * 000ko以上に及ぶもので
あるため、トロール操業に当って、この拡開板を綱部の
先のハンドロープとワープの間にとりつける作業が大変
なものであり、加えて危険性を伴うものであった。
このような欠点を除去するために従来では、キャンパス
地などからなる可撓性のある拡開体をトロール網本体の
袖部にとりつけることが数多く提案されているが、この
種のものは、網本体を海中に投網した場合、拡開体部分
の水切角はOに近い状態にあり、初期迎え角が得られず
に、網が拡がらなかったり、またこのような状態のとき
、拡網させるためにこの拡開体に特殊な構造体を付加し
たりしていることから、取扱いがきわめて不便で、網の
型を特殊なものにする必要が伴ったりして、利用に至ら
なかった。
本考案はこのような実情に対応すべくなされたもので、
簡単な構成によって従来の欠点を解消せしめ、従来のト
ロール網に容易に取合わせることができ、而も投網時に
確実に拡がる拡開体を禎供し、トロール網による漁獲効
率の向上を計らんとするものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、Aは一例と
して、4本の篩網1を備えたトロール網本体で、このト
ロール網本体Aにとりつけるようにした拡開体Bについ
て実施例を説明する。
2はキャンパス地などの可撓性材料で形成され、かつ、
上記拡開体Bを構成する生鉱網体で、該生鉱網体2のほ
ぼ中央部前縁寄りに、第3〜8図に示すように、前部が
広口で後方に至るに従い狭口となした即ち台形の水抜窓
3を形成する。
この水抜窓3の生鉱網体2に占める面積は、生鉱網体2
の3〜15%程度が好ましいことが、水槽実験の結果判
明している。
4は上記水抜窓3の全面を覆い、かつ、外側方へのふく
らみを形成するに足る面積と可撓性をもつた補助拡網体
であって、第3〜8図から明らかなように、この補助拡
網体4の上下線を、上記水抜窓3の上下縁に対し所定の
巾を残した位置で、而も両縁が略平行となるように上記
末拡網体2に終着固定せしめる。
またこの補助拡網体4の展開形状は、上記水抜窓3と相
似形状を有することが好ましく、従って、第4. 6.
8図に示すように、この補助拡網体4の上下縁を図の
如くふくらみをもつよう末拡網体2に縫着すると、前部
が広口で後部がこれより狭口の空洞部5が構成されるよ
うにしである。
またこの補助拡網体4の面積は、実験の結果、水抜窓3
面積の約2〜4倍の面積に設定することが好ましい。
このように構成された拡網体Bは、第1,2図に示す如
く、トロール網本体Aの左右袖部6前縁に配設された液
切ロープ7と、この’/119Jロープ7の前方に配設
された補助波切ロープ8の間の略中央部に設けられ、末
拡網体2の前縁が上記補助波切ロープ8に結合され、ま
た末拡網体2の後縁が液切ロープ7に結合せしめられた
状態で使用されるものである。
尚拡網体Bを構成する末拡網体2の形状は、第3図のよ
うに七角形、第5図のように五角形、第7図のように変
形六角形などがあり、特に形状によって作用効果が異る
ものでないため、末拡網体2の形状は特定はされないが
、網仕立などの関係で上記のうち、適当なものを選定す
ればよい。
本考案は上述のように構成したので、トロール網本体を
投網した曳網の初期において、末拡網体にとりつけた補
助拡網体の前部開口から流入した海水の一部は補助拡網
体の後部から抜け、残部は水抜窓から内側に向は流れ、
補助拡網体はこの浸入海水によってふくらみ、末拡網体
を外方に拡開しようとする力が生じ、更に水抜窓から網
目方向に向は流出する流水がジェット流となって末拡網
体を夫々外側方に向は開こうとする力が働き、曳網速度
が増すにつれてこの作用が大きく変化し、トロール網本
体の網口を大きく拡間させることができる。
特に末拡網体に設けた水抜窓の形状が、前部が広口で後
部が狭口であり、更にこの外側全面をふくらみのある補
助拡網体にて覆ったので、補助拡網体の前面開口から流
入した海水は、水抜窓を通過するときに該部で乱流を起
し、この作用で補助拡網体を確実にふくらませる結果と
なり、補助拡網体に対して確実な初期迎え角を与えるこ
とができ、この結果上記ジェット流作用と併せ、末拡網
体を外側方に向は拡開しうる特長がある。
更に本考案はその構成がきわめて簡単で、従来の諸欠点
が完全に解消しうるなと実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はトロール網本体の側面図、第2図は同上正面図
、第3図は拡網体の分解正面図、第4図は同上仕立て状
態の斜視図、第5図は別例拡網体の分解正面図、第6図
は同上仕立て状態の斜視図、第7図は更に別例拡網体の
分解正面図、第8図は同上仕立て状態の斜視図である。 A・・・・・・トロール網本体、B・・・・・・拡網体
、2・・・・・・末拡網体、3・・・・・・水抜窓、4
・・・・・・補助拡網体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 引き網本体の袖部にとりつけ、網本体の撚口を目的とし
    たキャンパス地などの可撓性材料よりなる拡開体におい
    て、可撓性材料よりなる生鉱網体の中央部前縁寄りに、
    前部が広口で後部に至るに従い狭口となした水抜窓を形
    成し、該水抜窓の全面を覆い、かつ、外側方へのふくら
    みを形成するに足りる面積と可撓性をもった補助拡網体
    の上下縁を、上記生鉱網体の外側面に縫着配設した拡開
    体。
JP18584580U 1980-12-24 1980-12-24 拡網体 Expired JPS608684Y2 (ja)

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JP18584580U JPS608684Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 拡網体

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JP18584580U JPS608684Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 拡網体

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JPS57107369U JPS57107369U (ja) 1982-07-02
JPS608684Y2 true JPS608684Y2 (ja) 1985-03-28

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JPS57107369U (ja) 1982-07-02

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