JPS6086111A - 耐摩擦、耐摩耗性ポリウレタン組成物 - Google Patents
耐摩擦、耐摩耗性ポリウレタン組成物Info
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- JPS6086111A JPS6086111A JP58194517A JP19451783A JPS6086111A JP S6086111 A JPS6086111 A JP S6086111A JP 58194517 A JP58194517 A JP 58194517A JP 19451783 A JP19451783 A JP 19451783A JP S6086111 A JPS6086111 A JP S6086111A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なポリウレタンに関し、特に高い熱変形温
度を有し、かつ耐摩擦、耐摩耗性に優れたポリウレタン
に関するものである。
度を有し、かつ耐摩擦、耐摩耗性に優れたポリウレタン
に関するものである。
硬質ポリウレタンは無発泡成形物と発泡成形物に大別さ
れ、発泡成形物は更に発泡率によって高発泡成形物と低
発泡成形物に区分されている。そして、無発泡成形物と
低発泡成形物はエンジニアリング樹脂として各種(蔑器
部品や自動車部品等に用いられている。
れ、発泡成形物は更に発泡率によって高発泡成形物と低
発泡成形物に区分されている。そして、無発泡成形物と
低発泡成形物はエンジニアリング樹脂として各種(蔑器
部品や自動車部品等に用いられている。
従来の硬質ポリウレタンは、多官能性の脂肪族又は芳香
族のポリオール単量体やポリオキシアルキレンポリオー
ル、特にポリオキシプロピレンポリオール又は多官能性
の脂肪族或は芳香族ポリエステルポリオールの一種又は
それ以上の混合物からなるポリオール成分と、脂肪族又
は芳香族ポリイソシアネート或はポリイソチオシアネー
トの一種、又はそれ以上の混合物からなるポリイソシア
キー1成分とを触媒、発泡剤等の存在下で硬化成形され
ている。
族のポリオール単量体やポリオキシアルキレンポリオー
ル、特にポリオキシプロピレンポリオール又は多官能性
の脂肪族或は芳香族ポリエステルポリオールの一種又は
それ以上の混合物からなるポリオール成分と、脂肪族又
は芳香族ポリイソシアネート或はポリイソチオシアネー
トの一種、又はそれ以上の混合物からなるポリイソシア
キー1成分とを触媒、発泡剤等の存在下で硬化成形され
ている。
しかしながら、これらのポリウレタン成形体は一般に耐
熱性に乏しく、耐熱性を評価する尺度として熱変形温度
(A S T HD −648に準拠して測定)をとっ
た場合、従来のポリウレタン成形物はせいぜい80〜1
00°Cが限度であり、実用強度を有して100°Cを
越えることは困難であった。一方イソシアネートの三量
化によって得られるイソシアヌレート基の導入−二よ1
〕@熱性を向上させ得るが、同時−二得られる成形体が
極端にもろくなり実用に耐えないという欠点を生ずる。
熱性に乏しく、耐熱性を評価する尺度として熱変形温度
(A S T HD −648に準拠して測定)をとっ
た場合、従来のポリウレタン成形物はせいぜい80〜1
00°Cが限度であり、実用強度を有して100°Cを
越えることは困難であった。一方イソシアネートの三量
化によって得られるイソシアヌレート基の導入−二よ1
〕@熱性を向上させ得るが、同時−二得られる成形体が
極端にもろくなり実用に耐えないという欠点を生ずる。
またエンジニアリング樹脂としてはP(荷重kFi/
eto2)と■(速度m/m1n)の積であるPV値が
800以上であることが摺動部材として好ましいとされ
ている。しかし現状のポリオールとポリイソシアネート
からなる硬質ポリウレタンではPV値は400以下であ
り、低速かつ低荷重での条件でしか使用で外ない欠点を
有している。一般に耐摩擦、耐摩耗性を向上させるには
、二硫化モリブデンや黒鉛が使用されるが、これらの化
合物は硬質ポリウレタンには顕著な効果はなく、むしろ
熱変形温度、引張り強さ、曲げ強さ及び耐衝撃性を低下
させる。そこで耐摩擦、耐摩耗性を向上させるため、各
種のシリコン+fil脂、弗素オリゴマー、チタンカッ
プリング斉り、シランカップリング剤、カプセル化オイ
ル等を添加してみたが、何れも含泡、耐衝撃性、引張り
強さ、曲げ強さ等の特性において劣化することが判明し
た。また繊維補強も負の効果しかなかった。
eto2)と■(速度m/m1n)の積であるPV値が
800以上であることが摺動部材として好ましいとされ
ている。しかし現状のポリオールとポリイソシアネート
からなる硬質ポリウレタンではPV値は400以下であ
り、低速かつ低荷重での条件でしか使用で外ない欠点を
有している。一般に耐摩擦、耐摩耗性を向上させるには
、二硫化モリブデンや黒鉛が使用されるが、これらの化
合物は硬質ポリウレタンには顕著な効果はなく、むしろ
熱変形温度、引張り強さ、曲げ強さ及び耐衝撃性を低下
させる。そこで耐摩擦、耐摩耗性を向上させるため、各
種のシリコン+fil脂、弗素オリゴマー、チタンカッ
プリング斉り、シランカップリング剤、カプセル化オイ
ル等を添加してみたが、何れも含泡、耐衝撃性、引張り
強さ、曲げ強さ等の特性において劣化することが判明し
た。また繊維補強も負の効果しかなかった。
本発明の目的は高い熱安定性を有すると共に、耐摩擦、
耐摩耗性に優れたポリウレタンを提供することにあり、
特に従来の硬質ポリウレタンでは達成で柊なかった少な
くとも100°C以上の高い熱変形温度を有し且つ実用
強度、特に耐衝撃性を有する新規なポリウレタンを提供
することにある。
耐摩耗性に優れたポリウレタンを提供することにあり、
特に従来の硬質ポリウレタンでは達成で柊なかった少な
くとも100°C以上の高い熱変形温度を有し且つ実用
強度、特に耐衝撃性を有する新規なポリウレタンを提供
することにある。
また本発明の目的は低速・高荷重、高速・低荷重及び高
速・高荷重に於ても使用可能な耐摩擦、耐摩耗性のポリ
ウレタンを提供することにある一0本発明は少なくとも
2官能性の水酸基を有するポリオール成分と少なくとも
2官能性のポリイソシアネート成分の反応により得られ
るポリウレタンであって、該ポリオール成分として2,
2−ビス(4−(2−1ドロキシプロポキシ)フェニル
)フロパンを11反分とする2、2−ビス(4−ヒドロ
キシ7エ二ル)フロパンのプロピレンオキシド付加体の
40〜80重量部及び水酸基価200〜700の芳香族
アミン基体ポリオキシアルキレンポリオールの20〜6
0重量部からなる混合ポリオールを使用し、該ポリオー
ル成分及び/又はポリイソシアネート成分に脂肪族もし
くは芳香、族の油成分並びに油成分保持能力を有する無
機化合物粉末を添加したことを特徴とする耐摩擦、耐摩
耗性ポリウレタンに係る。
速・高荷重に於ても使用可能な耐摩擦、耐摩耗性のポリ
ウレタンを提供することにある一0本発明は少なくとも
2官能性の水酸基を有するポリオール成分と少なくとも
2官能性のポリイソシアネート成分の反応により得られ
るポリウレタンであって、該ポリオール成分として2,
2−ビス(4−(2−1ドロキシプロポキシ)フェニル
)フロパンを11反分とする2、2−ビス(4−ヒドロ
キシ7エ二ル)フロパンのプロピレンオキシド付加体の
40〜80重量部及び水酸基価200〜700の芳香族
アミン基体ポリオキシアルキレンポリオールの20〜6
0重量部からなる混合ポリオールを使用し、該ポリオー
ル成分及び/又はポリイソシアネート成分に脂肪族もし
くは芳香、族の油成分並びに油成分保持能力を有する無
機化合物粉末を添加したことを特徴とする耐摩擦、耐摩
耗性ポリウレタンに係る。
本発明のポリウレタンは各種の分野に使用で外るが、特
に耐熱性と耐摩擦、耐摩耗性を要求される各種の工業用
部品、例えば摺動材の部品よだぞの地被覆物等として有
用である。
に耐熱性と耐摩擦、耐摩耗性を要求される各種の工業用
部品、例えば摺動材の部品よだぞの地被覆物等として有
用である。
本発明においてはポリオール成分の1戒分として下記構
造を有する2、2−ビス(4−(2−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル1プロパンを1歳分とする2、2−ビス
(4−hドロキシフェニル)プロパン(以下ビスフェノ
ールAと称する)のプロピレンオキシド(以下POと称
する)イ」扉体を使用したことにより、i;j熱性に優
れた硬質ポリウレタンを得ることL成功したものである
。
造を有する2、2−ビス(4−(2−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル1プロパンを1歳分とする2、2−ビス
(4−hドロキシフェニル)プロパン(以下ビスフェノ
ールAと称する)のプロピレンオキシド(以下POと称
する)イ」扉体を使用したことにより、i;j熱性に優
れた硬質ポリウレタンを得ることL成功したものである
。
■
H3
即ち本発明においてはポリオール成分の1成分としてビ
スフェノールAのPO付加扉体用り)たため、ポリイソ
シアネートと反応して得られるポリウレタンは分子鎖中
の芳香環濃度が高く剛直な分子構造になるので高いガラ
ス転移点を有する。従って熱安定性に優れ、熱変形温度
(以下)IDTと記す)においても高いという特徴を発
揮する。
スフェノールAのPO付加扉体用り)たため、ポリイソ
シアネートと反応して得られるポリウレタンは分子鎖中
の芳香環濃度が高く剛直な分子構造になるので高いガラ
ス転移点を有する。従って熱安定性に優れ、熱変形温度
(以下)IDTと記す)においても高いという特徴を発
揮する。
本発明の上記ビスフェノールA−PO付加扉体公知の方
法によりビスフェノールA、1モルに対しPOを2モル
又はそれ以上反応させることにより得られる。即ち上記
イ」加俸はビスフエ/−ルAの1モルに対してPOがフ
ェノール性水酸基にそれぞれ1モル付加した2、2−ビ
ス14−(2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)プロ
パンを1成分として含有し、その含有量は通常約40重
量%以上、好ましくは約80重量%以上であるのが良い
。その他の成分としてビスフェノールA、1モルに対し
てPOが3モル以上の付加体を通常約60重量%以下、
好ましくは約20重量%以下含むことかできる。又、そ
の他の成分として一級の末端水酸基を1又は2ケ有する
、ビスフェノールAとPOの2モル又は3モル以上の付
加体は、付加反応時の副生物として生成し、任意の割合
でポリオール成分中に含むことかできる。しかし、未反
応のフェノール性水酸基を有する例えばビス7エ/−ル
A及びビスフェノールAのPO11モルイτ1加俸など
は1重量%以下でなければならない。
法によりビスフェノールA、1モルに対しPOを2モル
又はそれ以上反応させることにより得られる。即ち上記
イ」加俸はビスフエ/−ルAの1モルに対してPOがフ
ェノール性水酸基にそれぞれ1モル付加した2、2−ビ
ス14−(2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)プロ
パンを1成分として含有し、その含有量は通常約40重
量%以上、好ましくは約80重量%以上であるのが良い
。その他の成分としてビスフェノールA、1モルに対し
てPOが3モル以上の付加体を通常約60重量%以下、
好ましくは約20重量%以下含むことかできる。又、そ
の他の成分として一級の末端水酸基を1又は2ケ有する
、ビスフェノールAとPOの2モル又は3モル以上の付
加体は、付加反応時の副生物として生成し、任意の割合
でポリオール成分中に含むことかできる。しかし、未反
応のフェノール性水酸基を有する例えばビス7エ/−ル
A及びビスフェノールAのPO11モルイτ1加俸など
は1重量%以下でなければならない。
尚、ビスフェノールA、1モルに刻してPOが2モルの
付加体が40重量%未渦の場合にはポリオール成分のビ
スフェノールAの骨格の濃度か低下するので得られるポ
リウレタンの耐熱性は低下する。
付加体が40重量%未渦の場合にはポリオール成分のビ
スフェノールAの骨格の濃度か低下するので得られるポ
リウレタンの耐熱性は低下する。
さらに本発明ではポリオール成分として上記ポリオール
に、少なくとも2官能性の水酸基価200〜700、好
ましくは300〜500の芳香族アミン基体ポリオキシ
アルキレンポリオールを併用する。更に、上記混合ポリ
オール成分の平均の水酸基価を200〜700、好まし
くは300〜500とする場合には得られるポリウレタ
ンの衝撃強度は意外にも予想に反し、その高いHDTを
殆ど低下させることなく衝撃強度を高めるという相乗効
果が得られることが判った。即ち上記2種類のポリオー
ル成分を単独で用いた場合の各々のポリウレタンの衝撃
強度よりも、」二記2種類のポリオール成分を併用した
ポリウレタンの衝撃強度は優れる。この理由については
未だ十分に理論解明できていないが、従来の硬質ポリウ
レタンではIIDTを高めると衝撃強度が低下する傾向
があり、IIIITと衝撃強度の両者とも高めるのは至
難であったことを考えると、上記本発明の効果は驚くベ
トことである。成形性及び物理性よりみてビスフェノー
ルA−P○付加扉体らなるポリオール成分は40〜80
重量部が望ましく、芳香族アミン基体ポリオキシアルキ
レンポリオールは20〜60重量部が望ましい。
に、少なくとも2官能性の水酸基価200〜700、好
ましくは300〜500の芳香族アミン基体ポリオキシ
アルキレンポリオールを併用する。更に、上記混合ポリ
オール成分の平均の水酸基価を200〜700、好まし
くは300〜500とする場合には得られるポリウレタ
ンの衝撃強度は意外にも予想に反し、その高いHDTを
殆ど低下させることなく衝撃強度を高めるという相乗効
果が得られることが判った。即ち上記2種類のポリオー
ル成分を単独で用いた場合の各々のポリウレタンの衝撃
強度よりも、」二記2種類のポリオール成分を併用した
ポリウレタンの衝撃強度は優れる。この理由については
未だ十分に理論解明できていないが、従来の硬質ポリウ
レタンではIIDTを高めると衝撃強度が低下する傾向
があり、IIIITと衝撃強度の両者とも高めるのは至
難であったことを考えると、上記本発明の効果は驚くベ
トことである。成形性及び物理性よりみてビスフェノー
ルA−P○付加扉体らなるポリオール成分は40〜80
重量部が望ましく、芳香族アミン基体ポリオキシアルキ
レンポリオールは20〜60重量部が望ましい。
又本発明においてビスフェノールAのP O(1t 1
a+体と芳香族アミン基体ポリオールを併用したことに
より高いHDTと衝撃強度が得られるばかりでなく、加
工性、成形性等をも有効に向上させ得ることも判った。
a+体と芳香族アミン基体ポリオールを併用したことに
より高いHDTと衝撃強度が得られるばかりでなく、加
工性、成形性等をも有効に向上させ得ることも判った。
ここにいう加工性の向」ことは、芳香族アミン基体ポリ
オールを導入したことによりポリオール液の粘度が低下
し、又ポリオール液とポリイソシアネート液が室温下で
も良く混合するいわゆる相溶性の向上であり、又芳香族
第3級アミンによる適度な自己触媒作用により化学反応
が進行するので、触媒をあえて必要としない。従ってポ
リオール液に触媒を加える必要がないので、ポリオール
液の保存安定性に優れることなどが挙けられる。又成形
性の向上とは少なくとも2官能性の芳香族アミン基体ポ
リオールによる一次網目の導入により、ポリウレタン成
形品の脱型時の強度が高くなることなどが挙げられる。
オールを導入したことによりポリオール液の粘度が低下
し、又ポリオール液とポリイソシアネート液が室温下で
も良く混合するいわゆる相溶性の向上であり、又芳香族
第3級アミンによる適度な自己触媒作用により化学反応
が進行するので、触媒をあえて必要としない。従ってポ
リオール液に触媒を加える必要がないので、ポリオール
液の保存安定性に優れることなどが挙けられる。又成形
性の向上とは少なくとも2官能性の芳香族アミン基体ポ
リオールによる一次網目の導入により、ポリウレタン成
形品の脱型時の強度が高くなることなどが挙げられる。
上記の少なくとも2官能性の水酸基価200〜700、
好ましくは300〜500の芳香族アミン基体ポリオキ
シアルキレンポリオールは、公知の方法によりアニリン
などの芳香族モノアミン又は2,4−及び2,6−ドリ
レンノアミン(TDA)及びいわゆる粗製TDA、4.
4′−ジアミノジフェニルメタン及びアニリンとホルマ
リンの縮合により得られるポリメチレンポリフェニレン
ポリアミン、オルト又はメタ又はパラフェニレンジアミ
ン、メタ又はパラキシリレンジアミンなどの芳香族ジア
ミン及び芳香族ポリアミンの1種又はそれ以上に、プロ
ピレンオキシド、エチレンオキシドなどのフルキレンオ
キシドの1種又は2種以上を付加して得られ、遊離の1
級又は2級アミンが実質的に残っていないポリオールで
ある。
好ましくは300〜500の芳香族アミン基体ポリオキ
シアルキレンポリオールは、公知の方法によりアニリン
などの芳香族モノアミン又は2,4−及び2,6−ドリ
レンノアミン(TDA)及びいわゆる粗製TDA、4.
4′−ジアミノジフェニルメタン及びアニリンとホルマ
リンの縮合により得られるポリメチレンポリフェニレン
ポリアミン、オルト又はメタ又はパラフェニレンジアミ
ン、メタ又はパラキシリレンジアミンなどの芳香族ジア
ミン及び芳香族ポリアミンの1種又はそれ以上に、プロ
ピレンオキシド、エチレンオキシドなどのフルキレンオ
キシドの1種又は2種以上を付加して得られ、遊離の1
級又は2級アミンが実質的に残っていないポリオールで
ある。
上記の芳香族アミン基体ポリオールは、粘度を下げ加工
性を向上させるためその合成の段階で、芳香族アミン類
に加えて以下の脂肪族グリコール類等を共開始剤として
用いることができる。例えばエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、クリセリン、トリメチロールプロパン、
グルコース、ソルビトール、シュクロースなどの多官t
III肪族グリコール、エタノールアミン、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、エチレンオキシド
などの脂肪族アミン及び脂肪族アルカフールアミン類な
どがあげられ、これら共開始剤は、芳香族アミン類に対
して等モル以下で用いるのが好ましい。
性を向上させるためその合成の段階で、芳香族アミン類
に加えて以下の脂肪族グリコール類等を共開始剤として
用いることができる。例えばエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、クリセリン、トリメチロールプロパン、
グルコース、ソルビトール、シュクロースなどの多官t
III肪族グリコール、エタノールアミン、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、エチレンオキシド
などの脂肪族アミン及び脂肪族アルカフールアミン類な
どがあげられ、これら共開始剤は、芳香族アミン類に対
して等モル以下で用いるのが好ましい。
本発明はビスフェノールAのPO付加体と芳香族アミン
基体ポリオールなポリオール成分とし、ポリイソシアネ
ートとの反応により得られるポリウレタンが高いHDT
を有することが特徴であり、又、優れた加工性、成形性
を有するが、これらポリオール成分に他の少なくとも2
官能性の水酸基価50〜1830のポリオールを全ポリ
オール成分に対して、40重量%を越えない範囲で併用
することができ、ポリオール成分の粘度低下などの加工
性、成形性向上の効果がある。少なくとも2官能性の水
酸基価50〜1830のポリオールとしては具体的には
、次のようなポリオールを挙げることができる。
基体ポリオールなポリオール成分とし、ポリイソシアネ
ートとの反応により得られるポリウレタンが高いHDT
を有することが特徴であり、又、優れた加工性、成形性
を有するが、これらポリオール成分に他の少なくとも2
官能性の水酸基価50〜1830のポリオールを全ポリ
オール成分に対して、40重量%を越えない範囲で併用
することができ、ポリオール成分の粘度低下などの加工
性、成形性向上の効果がある。少なくとも2官能性の水
酸基価50〜1830のポリオールとしては具体的には
、次のようなポリオールを挙げることができる。
(、) 少なくとも2官能性の水酸基を有する水酸基価
50〜850の芳香族ポリオール。
50〜850の芳香族ポリオール。
(イ)、ハイドロキノン、ピロガロール、4.4’−イ
ソプロピリデンジフェノールなどの少なくとも2個の水
酸基を有する単環又は多環芳香族化合物にプロピレンオ
キシド、エチレンオキシドなどのアルキレンオキシドを
付加して得られる水酸基価250〜600のポリオール (ロ)フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメ
リット酸などの芳香族多塩基酸にプロピレンオキシド、
エチレンオキシドなどのアルキレンオキシドを付加して
得られる水酸基価300〜500のポリオール (ハ)メタキシリレングリコール、パラキシリレングリ
コール (ニ)フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸などの芳
香族ジカルボン酸もしくはその無水物もしくはその低級
アルコールエステル、及び/又はアジピン酸、コハク酸
などの脂肪族ジカルボン酸などを酸成分とし、エチレン
グリコール、1,4−ブチレングリコール、トリメチロ
ールプロパンなどの脂肪族ポリオール、1,4−シクロ
ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタツー
ル、β、β、β′、β′−テトラメチル−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ(5,5)−ウンデカン−3
,9−ジェタノールなどの脂環式ポリオール又は上記(
イ)、(ロ)、(ハ)のポリオールをポリオール成分と
する水酸基価50〜450のポリエステルポリオールこ
れら(a)の芳香族ポリオールを併用する場合、全ポリ
オールに対し50重量%を越えないようにし、且つ平均
の水酸基価を200〜500にするのが好ましい。
ソプロピリデンジフェノールなどの少なくとも2個の水
酸基を有する単環又は多環芳香族化合物にプロピレンオ
キシド、エチレンオキシドなどのアルキレンオキシドを
付加して得られる水酸基価250〜600のポリオール (ロ)フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメ
リット酸などの芳香族多塩基酸にプロピレンオキシド、
エチレンオキシドなどのアルキレンオキシドを付加して
得られる水酸基価300〜500のポリオール (ハ)メタキシリレングリコール、パラキシリレングリ
コール (ニ)フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸などの芳
香族ジカルボン酸もしくはその無水物もしくはその低級
アルコールエステル、及び/又はアジピン酸、コハク酸
などの脂肪族ジカルボン酸などを酸成分とし、エチレン
グリコール、1,4−ブチレングリコール、トリメチロ
ールプロパンなどの脂肪族ポリオール、1,4−シクロ
ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタツー
ル、β、β、β′、β′−テトラメチル−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ(5,5)−ウンデカン−3
,9−ジェタノールなどの脂環式ポリオール又は上記(
イ)、(ロ)、(ハ)のポリオールをポリオール成分と
する水酸基価50〜450のポリエステルポリオールこ
れら(a)の芳香族ポリオールを併用する場合、全ポリ
オールに対し50重量%を越えないようにし、且つ平均
の水酸基価を200〜500にするのが好ましい。
(b) 水酸基価800〜1830の多官能脂肪族グリ
コール。
コール。
例工ばエチレングリコール、ジエチレンクリコール、プ
ロピレングリコ2ル、ジプロピレングリコール、グリセ
リン、トリエタノールアミンなどが挙げられ、全ポリオ
ールに対し10重量%以下の範囲でイ井用できる。
ロピレングリコ2ル、ジプロピレングリコール、グリセ
リン、トリエタノールアミンなどが挙げられ、全ポリオ
ールに対し10重量%以下の範囲でイ井用できる。
(e) 水酸基価300〜S00の多官能脂肪族ポリオ
ール。
ール。
例エバシュクロース、ソルビトール、グルコース、ペン
タエリスリトール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、エチレンオキシド、ジェタノールアミン、水などの
1種又は2種以上にプロピレンオキシド、エチレンオキ
シドなどのアルキレンオキシドの1種又は2種以上を付
加したポリオールで、全ポリオールに対し40重量%以
下の範囲で併用するのが好ましい。
タエリスリトール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、エチレンオキシド、ジェタノールアミン、水などの
1種又は2種以上にプロピレンオキシド、エチレンオキ
シドなどのアルキレンオキシドの1種又は2種以上を付
加したポリオールで、全ポリオールに対し40重量%以
下の範囲で併用するのが好ましい。
以上列挙したポリオール類は特に好ましいものであり、
これら以外の少なくとも2官能性の水酸基価50〜18
30のポリオールを全ポリオールに対し40重量%を越
えない範囲で併用することができる。
これら以外の少なくとも2官能性の水酸基価50〜18
30のポリオールを全ポリオールに対し40重量%を越
えない範囲で併用することができる。
これらポリオール類はイソシアネート類との反応に先た
ち、水分率を0.05%以下、好ましくは0.02%以
下としてお(必要がある。またポリイソシアネート類も
予め脱ガスを十分にしておく。こ九らを怠ると硬化反応
時に不必要な発泡が起こる。
ち、水分率を0.05%以下、好ましくは0.02%以
下としてお(必要がある。またポリイソシアネート類も
予め脱ガスを十分にしておく。こ九らを怠ると硬化反応
時に不必要な発泡が起こる。
但し発泡体を得る場合は勿論この限りではない。
本発明のポリイソシアネート成分としてはポリウレタン
製造分野における各種の少なくとも2官能性の公知の脂
肪族、脂環族及び芳香族ポリイソシアネートを使用でき
るが、なかでも芳香族ポリイソシアネートが特1こ好適
に使用される。例えば4.4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネー) (MDI)及びカーポジイミド変性MD
I(例えば日本ポリウレタン社MTL Lポリメチレン
ポリフェニルイソシアネート(PAPI)、ポリメリッ
クポリイソシアネート(例えば住友バイエルウレタン4
4V L2,4−及(/’2.6−ドリレンノイソシア
ネー) (TDI)、オルトトルイジンジイソシアネー
ト(TQI)I)、ナ7チレンジイソシアネー) (N
DI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)等が好
適に使用される。
製造分野における各種の少なくとも2官能性の公知の脂
肪族、脂環族及び芳香族ポリイソシアネートを使用でき
るが、なかでも芳香族ポリイソシアネートが特1こ好適
に使用される。例えば4.4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネー) (MDI)及びカーポジイミド変性MD
I(例えば日本ポリウレタン社MTL Lポリメチレン
ポリフェニルイソシアネート(PAPI)、ポリメリッ
クポリイソシアネート(例えば住友バイエルウレタン4
4V L2,4−及(/’2.6−ドリレンノイソシア
ネー) (TDI)、オルトトルイジンジイソシアネー
ト(TQI)I)、ナ7チレンジイソシアネー) (N
DI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)等が好
適に使用される。
ポリオール成分とポリイソシアネート成分はワンショッ
ト法でもプレポリマー法でも反応させることができる。
ト法でもプレポリマー法でも反応させることができる。
ポリオールとポリイソシアネートとの反応はインシアネ
ートインデックスとして、好ましくは、100〜180
、特に好ましくは105〜160の範囲で行うのが適当
で、この範囲外ではイソシアネートインデックスが小さ
くなっても大きくなっても耐熱性は低下してくる。この
原因は明らかでないが、実質的なポリマーの分子量が低
下するためと推定される。摩擦係数を下げるためにはイ
ソシアネートインデックスは100〜115が望ましい
。
ートインデックスとして、好ましくは、100〜180
、特に好ましくは105〜160の範囲で行うのが適当
で、この範囲外ではイソシアネートインデックスが小さ
くなっても大きくなっても耐熱性は低下してくる。この
原因は明らかでないが、実質的なポリマーの分子量が低
下するためと推定される。摩擦係数を下げるためにはイ
ソシアネートインデックスは100〜115が望ましい
。
本発明においては上記で得られるポリウレタンの耐摩擦
、耐摩耗性を改良するため、上記ポリオール成分及び/
又はポリイソシアネート成分に脂肪族もしくは芳香族の
油成分並びに油成分保持11ヒ力を有する無機化合物粉
末を添加する。脂肪施油としては脂環施油も含む。上記
脂肪施油としては、例えばjI Sに規定されている潤
滑油が好ましく、具イ本的にはタービン油、ギア油、マ
シン油、軸受油、冷凍機油、内燃眠関用潤滑油等が例示
で外る。
、耐摩耗性を改良するため、上記ポリオール成分及び/
又はポリイソシアネート成分に脂肪族もしくは芳香族の
油成分並びに油成分保持11ヒ力を有する無機化合物粉
末を添加する。脂肪施油としては脂環施油も含む。上記
脂肪施油としては、例えばjI Sに規定されている潤
滑油が好ましく、具イ本的にはタービン油、ギア油、マ
シン油、軸受油、冷凍機油、内燃眠関用潤滑油等が例示
で外る。
また芳香族油としては例えばエクステングーオイル又は
プロセスオイルと呼ばれている石油系軟化剤等が用いら
れ、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセス
オイル、アロマチック系プロセスオイル等の各種の軟化
剤を使用することができる。
プロセスオイルと呼ばれている石油系軟化剤等が用いら
れ、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセス
オイル、アロマチック系プロセスオイル等の各種の軟化
剤を使用することができる。
本発明において上記脂肪施油もしくは芳香族油は単独又
は混合物として使用され、そのl5OVG (粘度グレ
ード、cst(nun2/s)、40℃〕は68−10
00が好ましく、100〜680が特に好まい1゜この
範囲においては油はポリウレタンの表面ににじみ出る移
行現象が生じ、この移行現象がグリース効果を生じ耐摩
擦、耐摩耗性を向上させる。
は混合物として使用され、そのl5OVG (粘度グレ
ード、cst(nun2/s)、40℃〕は68−10
00が好ましく、100〜680が特に好まい1゜この
範囲においては油はポリウレタンの表面ににじみ出る移
行現象が生じ、この移行現象がグリース効果を生じ耐摩
擦、耐摩耗性を向上させる。
しかしながら油成分の表面への移行は製品の外観に悪影
響を及ぼし商品価値を損ねることがあるため、油成分の
移行を抑制する研究を行ったところ、油成分として脂肪
放油と芳香族油を併用するのか好ましいことが判明した
。しかし反面この場合には脂肪施油単独添加の場合に比
し、IIDT及びPV値が低下することが判った。
響を及ぼし商品価値を損ねることがあるため、油成分の
移行を抑制する研究を行ったところ、油成分として脂肪
放油と芳香族油を併用するのか好ましいことが判明した
。しかし反面この場合には脂肪施油単独添加の場合に比
し、IIDT及びPV値が低下することが判った。
この欠点を解決するため脂肪放油と、二硫化モリブデン
、黒鉛、カーボン等の固体潤滑剤を混線後、ウレタン樹
脂表面に添加したが、脂肪放油と固体潤滑剤が同量でも
脂肪放油のウレタン樹脂表面への移行は防止でとなかっ
た。
、黒鉛、カーボン等の固体潤滑剤を混線後、ウレタン樹
脂表面に添加したが、脂肪放油と固体潤滑剤が同量でも
脂肪放油のウレタン樹脂表面への移行は防止でとなかっ
た。
そこで更に鋭意研究を行っrこ結果、本発明において油
成分と油成分保持能力を有する無機化合物粉末を併用す
ることにより上記問題点を解決することが可能となった
。ここで使用される無機化合物としては例えば水酸化カ
ルシウム、水酸化亜鉛、水酸化アルミニウム等の金属水
酸化物、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム等の金属硫酸塩
、亜硫酸ナトリウム等の金属亜硫酸塩、塩化ナトリウム
、塩化カリウム等の金属ハロゲン化物等の1種又は2種
以上を挙げることがで鰺る。無機化合物粉末の粒子径が
大ぎいと、油成分による湿潤が不充分となり、ポリウレ
タン樹脂内で散在した形となり局部的な物性低下及び二
次加熱により樹脂表面に悪影響を及ぼすため、その粒子
径は50μ以下が好ましい。
成分と油成分保持能力を有する無機化合物粉末を併用す
ることにより上記問題点を解決することが可能となった
。ここで使用される無機化合物としては例えば水酸化カ
ルシウム、水酸化亜鉛、水酸化アルミニウム等の金属水
酸化物、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム等の金属硫酸塩
、亜硫酸ナトリウム等の金属亜硫酸塩、塩化ナトリウム
、塩化カリウム等の金属ハロゲン化物等の1種又は2種
以上を挙げることがで鰺る。無機化合物粉末の粒子径が
大ぎいと、油成分による湿潤が不充分となり、ポリウレ
タン樹脂内で散在した形となり局部的な物性低下及び二
次加熱により樹脂表面に悪影響を及ぼすため、その粒子
径は50μ以下が好ましい。
本発明において上記油成分の添加量はポリウレタン10
0重量部に対して1〜15重量部が好ましく、2〜10
重量部が特に好ましい。この範囲では得られるポリウレ
タンの引張り強さ、曲げ強さ、衝撃強さ等を低下させる
ことなく、耐摩擦、耐摩耗性を向上させることができる
。
0重量部に対して1〜15重量部が好ましく、2〜10
重量部が特に好ましい。この範囲では得られるポリウレ
タンの引張り強さ、曲げ強さ、衝撃強さ等を低下させる
ことなく、耐摩擦、耐摩耗性を向上させることができる
。
また本発明において油成分と無機化合物粉末の混合割合
は重量比で2〜6/1が好ましく、更に3〜5/1の範
囲がより好ましい。油成分と無機化合物粉末の混線は、
通常重量比で両者を等量ずつボールミル等で混練し、使
用時に所望量の油成分で希釈して使用するのが好ましい
。このよ−うにして油成分及び無機化合物粉末を添加す
ることにより、本発明のポリウレタンにポリアセタール
樹脂、モノマーキャストナイロン樹脂、高密度ポリエチ
レン樹脂よりも優れた耐摩擦、耐摩耗性を付与すること
がでトる。
は重量比で2〜6/1が好ましく、更に3〜5/1の範
囲がより好ましい。油成分と無機化合物粉末の混線は、
通常重量比で両者を等量ずつボールミル等で混練し、使
用時に所望量の油成分で希釈して使用するのが好ましい
。このよ−うにして油成分及び無機化合物粉末を添加す
ることにより、本発明のポリウレタンにポリアセタール
樹脂、モノマーキャストナイロン樹脂、高密度ポリエチ
レン樹脂よりも優れた耐摩擦、耐摩耗性を付与すること
がでトる。
本発明のポリウレタンの製造に際して触媒は特に必要と
しないが、トリエチレンジアミンなどの3級アミン、ジ
ブチルチンジラウレートなどの有機金属化合物などの公
知の触媒を用いることもでとる。しかしインシアヌレー
ト環を生成するインシアネート三量化触媒は好ましくな
い。尚、より一層の物理特性の改良のため、弗素樹脂、
ポリアミド樹脂等の合成樹脂粉末と金属石ケンを併用し
て、無機質充填剤をポリオール又はポリイソシアネート
に予め混合しておくことにより無機質充填剤含有ポリウ
レタンとすることも可能である。無機質充填剤としては
グラファイト、炭化珪素、酸化アルミニウム、二硫化モ
リブデンなどが挙げられ、硬度、成型収縮率、摩擦係数
、耐摩耗性などの改良に効果がある。また本発明では水
、トリフルオロトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化
水素、アゾビスイソブチロニトリルなどの有機発泡剤を
用いることにより発泡体とすることも可能である。
しないが、トリエチレンジアミンなどの3級アミン、ジ
ブチルチンジラウレートなどの有機金属化合物などの公
知の触媒を用いることもでとる。しかしインシアヌレー
ト環を生成するインシアネート三量化触媒は好ましくな
い。尚、より一層の物理特性の改良のため、弗素樹脂、
ポリアミド樹脂等の合成樹脂粉末と金属石ケンを併用し
て、無機質充填剤をポリオール又はポリイソシアネート
に予め混合しておくことにより無機質充填剤含有ポリウ
レタンとすることも可能である。無機質充填剤としては
グラファイト、炭化珪素、酸化アルミニウム、二硫化モ
リブデンなどが挙げられ、硬度、成型収縮率、摩擦係数
、耐摩耗性などの改良に効果がある。また本発明では水
、トリフルオロトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化
水素、アゾビスイソブチロニトリルなどの有機発泡剤を
用いることにより発泡体とすることも可能である。
本発明において硬化反応は例えば次のように行うことが
で外る。先ず配合物の液温を室温〜120°Cとし、注
型する型の温度を50〜120°Cとして注型、硬化し
て脱型する。本発明の硬化成形水はそのままでも従来の
ポリウレタン成形体よ1)も高い11DTを有している
が、更に140〜180℃の温度で熱処理を行うことに
より、衝撃強度等の特性を向上させることかでとる。熱
処理、は空気又は窒素などの不活性ガス雰囲気中で行う
ことができる。
で外る。先ず配合物の液温を室温〜120°Cとし、注
型する型の温度を50〜120°Cとして注型、硬化し
て脱型する。本発明の硬化成形水はそのままでも従来の
ポリウレタン成形体よ1)も高い11DTを有している
が、更に140〜180℃の温度で熱処理を行うことに
より、衝撃強度等の特性を向上させることかでとる。熱
処理、は空気又は窒素などの不活性ガス雰囲気中で行う
ことができる。
以下に参考例及び実施例を挙げて本発明を説明する。
参考例1
ビスフェノールAのプロピレンオキシド付加体〔東邦千
葉化学工業製、[B15ol 2PJ(ガスクロマトグ
ラフ分析によりPOの2モル付加体約93%、POの3
モル付加体約7%を含む。OH価316) )を100
°Cに加熱して減圧下に脱水し水分率を0.015%に
した。このポリオール50gと2.4− )リレンジア
ミン(TDA)1モル1こ対してプロピレンオキシド5
.6モル、エチレンオ〜シト2.6モルを(”l加反応
して得られたO I−1価400のTI)へ基体ポリオ
ール50gより成る混合ポリオール100g及びカーポ
ジイミド変性MDI(日本ポリウレタン社、[ミリオネ
ートMTLJNCO含有量28.8%)98gをビーカ
ー中で40秒間プロペラ型撹袢礒で撹拌し、次いで1分
間真空デシケータ−中で脱泡した。この混合液を直ちに
90℃に加熱した内寸1.30tnmX130m+nX
6 m++の組立て式ガラスモールドに注ぎこみ、1
00°Cの空気恒温槽中で30分間反応させた後、硬化
物を型より取出した。
葉化学工業製、[B15ol 2PJ(ガスクロマトグ
ラフ分析によりPOの2モル付加体約93%、POの3
モル付加体約7%を含む。OH価316) )を100
°Cに加熱して減圧下に脱水し水分率を0.015%に
した。このポリオール50gと2.4− )リレンジア
ミン(TDA)1モル1こ対してプロピレンオキシド5
.6モル、エチレンオ〜シト2.6モルを(”l加反応
して得られたO I−1価400のTI)へ基体ポリオ
ール50gより成る混合ポリオール100g及びカーポ
ジイミド変性MDI(日本ポリウレタン社、[ミリオネ
ートMTLJNCO含有量28.8%)98gをビーカ
ー中で40秒間プロペラ型撹袢礒で撹拌し、次いで1分
間真空デシケータ−中で脱泡した。この混合液を直ちに
90℃に加熱した内寸1.30tnmX130m+nX
6 m++の組立て式ガラスモールドに注ぎこみ、1
00°Cの空気恒温槽中で30分間反応させた後、硬化
物を型より取出した。
この間気泡の発生はみられなかつすこ。次いで160℃
の空気恒温槽中で2時間熱処理を行い、無発泡の強靭な
硬質ポリウレタンを得た。
の空気恒温槽中で2時間熱処理を行い、無発泡の強靭な
硬質ポリウレタンを得た。
得られたポリウレタンの熱変形温度を八STM、D64
8によ1)荷重18.6kg/c+o2ノ条件下で、曲
げ弾性率を八STM、D7901こより、アイソ′・ン
ト衝撃イ直を八STH,D256により、ノツチイマ1
の条件下で、摩擦係数を東洋ボールドウィン社製の摩擦
試験機により、乾燥状態、2QIIl/+nin、50
kH/eta2の条件下で測定した。
8によ1)荷重18.6kg/c+o2ノ条件下で、曲
げ弾性率を八STM、D7901こより、アイソ′・ン
ト衝撃イ直を八STH,D256により、ノツチイマ1
の条件下で、摩擦係数を東洋ボールドウィン社製の摩擦
試験機により、乾燥状態、2QIIl/+nin、50
kH/eta2の条件下で測定した。
熱変形温度 118℃
曲げ弾性率 27600kg/cm”
アイゾツト衝撃値 4.0kg−cm/Cm摩擦係数
μ=0.400 pv値 200 参考例2 ポリイソシアネートとして使用したカーポジイミド変性
M D I (ミリオネー) MTL)9hに脂肪放油
(丸善石油製R○−320) 4g及び芳香族油(共同
石油製XX−50F)6を添加し80゛Cに加熱して減
圧下に脱水し水分率を0.015%にした。これに参考
例1の混合ポリオール成分100gを添加し他は参考例
1と同様にして、無発泡の強靭な硬質ポリウレタンを得
た。
μ=0.400 pv値 200 参考例2 ポリイソシアネートとして使用したカーポジイミド変性
M D I (ミリオネー) MTL)9hに脂肪放油
(丸善石油製R○−320) 4g及び芳香族油(共同
石油製XX−50F)6を添加し80゛Cに加熱して減
圧下に脱水し水分率を0.015%にした。これに参考
例1の混合ポリオール成分100gを添加し他は参考例
1と同様にして、無発泡の強靭な硬質ポリウレタンを得
た。
熱変形温度 108°C
曲げ弾性率 26000 k g/ c m ”アイゾ
ツト/IgIJ撃値 2.5kg−01070口1摩擦
係数 μ=0.090 1) V値 800 実施例1〜3 参考例1で調整した混合ポリオール100gを用意する
。(laso、 2.5gを乳鉢にとり、その中に脂肪
放油として丸善石油製RO−320を2.52加iよく
混練したものを3つ作成する。この各々tこRO−32
0を7.5H(油/Ba5O+=4/1)、10g(5
/1)及び12.58(6/1)を加え再度混練し、こ
のそれぞれをカーポジイミド変性MDI(日本ポリウレ
タン社「ミリオネートHtL」、ico含有量28.8
%)9陣の入った容器に加え、80°Cに加熱して減圧
下に脱水し水分率を0.014%にした。この両者を使
用して参考例1と同様にして無発泡の表面鏡面の強靭な
硬質ポリウレタンを得た。結果を第1表に示す。
ツト/IgIJ撃値 2.5kg−01070口1摩擦
係数 μ=0.090 1) V値 800 実施例1〜3 参考例1で調整した混合ポリオール100gを用意する
。(laso、 2.5gを乳鉢にとり、その中に脂肪
放油として丸善石油製RO−320を2.52加iよく
混練したものを3つ作成する。この各々tこRO−32
0を7.5H(油/Ba5O+=4/1)、10g(5
/1)及び12.58(6/1)を加え再度混練し、こ
のそれぞれをカーポジイミド変性MDI(日本ポリウレ
タン社「ミリオネートHtL」、ico含有量28.8
%)9陣の入った容器に加え、80°Cに加熱して減圧
下に脱水し水分率を0.014%にした。この両者を使
用して参考例1と同様にして無発泡の表面鏡面の強靭な
硬質ポリウレタンを得た。結果を第1表に示す。
第1表
実施例1 実施例2 実施例3
BaSOl(g) ’ 2.5 2,5 2.5油(R
O−320) (g) 10 ’12.5 15油/B
a50. 4/1 5/1 6/1外観 良好 良好
良好 熱変形温度 (’C) 115 110 105(荷重
4.6kg/am2) 曲げ弾性率(kg/can2) 22100 2180
0 21600曲げ強度 (kg/cm2) 13,2
12.8 12.6アイゾツト 衝撃値(kg−cm/eta) 2.4 2,2 2.
0摩擦係数 (μ) 0.095 0,085 0.0
8PV値 1100 1200 1200比較例1 トリメチロールプロパン基体のポリオキシプロピレング
リ、コール「T−400J(7デ力社、OH価391)
100g(0,697当量)とスミジュール44V−2
0の104g(0,7es当量)を参考例1と同様にし
て反応させ(ただし熱処理はしなかった)、無発泡の硬
質ポリウレタンを得た。
O−320) (g) 10 ’12.5 15油/B
a50. 4/1 5/1 6/1外観 良好 良好
良好 熱変形温度 (’C) 115 110 105(荷重
4.6kg/am2) 曲げ弾性率(kg/can2) 22100 2180
0 21600曲げ強度 (kg/cm2) 13,2
12.8 12.6アイゾツト 衝撃値(kg−cm/eta) 2.4 2,2 2.
0摩擦係数 (μ) 0.095 0,085 0.0
8PV値 1100 1200 1200比較例1 トリメチロールプロパン基体のポリオキシプロピレング
リ、コール「T−400J(7デ力社、OH価391)
100g(0,697当量)とスミジュール44V−2
0の104g(0,7es当量)を参考例1と同様にし
て反応させ(ただし熱処理はしなかった)、無発泡の硬
質ポリウレタンを得た。
熱変形温度 76℃
曲げ弾性率 23800に8/c+n2アイゾツト衝撃
値 3. Okg−CIll/c111摩擦係数 μ=
0.500 pv値 150 比較例2 参考例1で用いたTII八基へポリオール100gとフ
ロネー) MTL(109g)を用いて参考例1と同様
にして反応させ無発泡の硬質ポリウレタンを得た。
値 3. Okg−CIll/c111摩擦係数 μ=
0.500 pv値 150 比較例2 参考例1で用いたTII八基へポリオール100gとフ
ロネー) MTL(109g)を用いて参考例1と同様
にして反応させ無発泡の硬質ポリウレタンを得た。
熱変形温度 102℃
曲げ弾性率 25100kg/c+o2アイゾツト衝撃
値 3.2kg−cm/co。
値 3.2kg−cm/co。
摩擦係数 μ=0.450
PV値 150
比較例3
参考例1で用いたTDA基体ポリオール100g、比較
例1で用いたポリオール1008、ジブチルチンジラウ
レート0.04g、モノクロルトリフルオロメタン20
gを混合したポリオール成分と、スミジュール44V−
20を220g用い参考例1と同様にして(ただし熱処
理はしなかった)、比重0.50の硬質ポリウレタン発
泡体を得た。
例1で用いたポリオール1008、ジブチルチンジラウ
レート0.04g、モノクロルトリフルオロメタン20
gを混合したポリオール成分と、スミジュール44V−
20を220g用い参考例1と同様にして(ただし熱処
理はしなかった)、比重0.50の硬質ポリウレタン発
泡体を得た。
熱変形温度(荷重4.6kg/can2) 83°C曲
げ弾性率 6000kg/c+。
げ弾性率 6000kg/c+。
曲げ強度 184 k g / c +n 2アイゾツ
ト衝撃値(ノツチ無し) 2.8kg−Cm/can摩
擦係数 μ=1.60 pv値 100 (以上) 特許出願人 東洋ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 1)村 巌
ト衝撃値(ノツチ無し) 2.8kg−Cm/can摩
擦係数 μ=1.60 pv値 100 (以上) 特許出願人 東洋ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 1)村 巌
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 け)少なくとも2官能性の水酸基を有するポリオール成
分と少なくとも2官能性のポリインシアネート成分の反
応により得られるポリウレタンであって、該ポリオール
成分として2.2−ビス(4−(2−ヒドロキシブnポ
キシ)フェニル)プロパンを1成分とする2、2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのプロピレンオキ
シド付加体の40〜80重量部及び水酸基価200〜7
00の芳香族アミン基体ポリオキシアルキレンポリオー
ルの20〜60重量部からなる混合ポリオールを使用し
、該ポリオール成分及び/又はポリイソシアネート成分
に脂肪族もしくは芳香族の油成分並びに油成分保持能力
を有する無機化合物粉末を添加したことを特徴とする耐
摩擦、耐摩耗性ポリウレタン。 (2)ポリウレタン100重量部に対して油成分を1〜
15重量部添加する請求の範囲第1項に記載のポリウレ
タン。 (3)油成分と無機化合物粉末の割合か重量比で2〜6
/1である請求の範囲第2項に記載のポリウレタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58194517A JPS6086111A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 耐摩擦、耐摩耗性ポリウレタン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58194517A JPS6086111A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 耐摩擦、耐摩耗性ポリウレタン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6086111A true JPS6086111A (ja) | 1985-05-15 |
JPS6347727B2 JPS6347727B2 (ja) | 1988-09-26 |
Family
ID=16325846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58194517A Granted JPS6086111A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 耐摩擦、耐摩耗性ポリウレタン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6086111A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02234708A (ja) * | 1989-03-07 | 1990-09-17 | Osamu Sato | 歯ブラシ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634721A (en) * | 1979-08-30 | 1981-04-07 | Hitachi Ltd | Rigid polyurethane composition |
-
1983
- 1983-10-17 JP JP58194517A patent/JPS6086111A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634721A (en) * | 1979-08-30 | 1981-04-07 | Hitachi Ltd | Rigid polyurethane composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6347727B2 (ja) | 1988-09-26 |
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