JPS6085128A

JPS6085128A - 衛生陶器からの漏水，漏気を検査する方法

Info

Publication number: JPS6085128A
Application number: JP19137583A
Authority: JP
Inventors: 本山　常馬; 畑尾　文男; 西原　政美
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 1983-10-13
Filing date: 1983-10-13
Publication date: 1985-05-14
Also published as: JPH0222815B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は衛生陶器の漏水、漏気を減圧的に検査する方法
に関する。

衛生陶器を使用するに際して、陶器には漏水、漏気があ
ってはならない。製造された衛生陶器の品質を維持し、
一定の品質を有する陶器を市場に販布するために、製造
された衛生陶器は濁水、漏気の検査を受ける。衛生陶器
の漏水、漏気を検査する方法として、従来陶器を水平に
置いて、陶器のトラップ内の溜水部に水を満たし、マノ
メータの水位の変化によって陶器の漏水、漏気を検査す
る方法が採られていた。この方法によれば、先づ陶器を
水平に保持し、トラップ内の溜水部を水で満たし、ウレ
タン樹脂又はゴム等の付いた鉄板で排水路の排水口を密
封し、次いで電磁弁を開いて排水路内を加圧し、マノメ
ータが一定の水位になったとき電磁弁を閉じ、一定時間
経過後のマノメータ水位の変化によって陶器からの漏水
、漏気を検査していた。しかしながら、この方法では１
淘器のトラップ内の溜水部に水を滴した後で漏水、漏気
の検査を行なうために、陶器に漏水、漏気する箇所があ
る場合には検査前に排水路が濡れる可能性があり、濡れ
ると微小な亀裂やピンホール等の欠点が水により塞如れ
検査精度が低下することになる。また排水路の漏水、漏
気だけしか検査することができず、更には現在の形状で
は、構造的に水柱的８０１−程度しか圧力がかけられな
いので、検査精度が悪いこと、又減圧方法では排水路内
に水が流れ込み検査できないといった欠点を有していた
。

本発明では先行技術における欠点を取り除き、陶器から
の漏水、漏気を検査する方法を提供する。

本発明の目的は、検査工程で水を使用しないために衛生
陶器が水で濡れることなく、検知精度の良い検査方法を
提供するにある。

本発明の特徴は、陶器全体の漏水、漏気を全て検査する
ことができることにある。

本発明の特徴は、減圧の検査圧力を高くすることができ
る（たとえば水柱２０００　ＨＭ程度）ので、漏水、漏
気を短時間で精度良く検査することができることにある
。

本発明の特徴は、減圧によって漏水、漏気を検査する方
法であるので、衛生陶器を弱い押え力によって密封する
ことができることにある。

本発明の特徴は、更に衛生陶器内の圧力を早く安定させ
て、衛生陶器の漏水、漏気を短時間で検査することがで
きることにある。本発明の特徴はさらに箱等で衛生陶器
の内部容積を小さくすることにより検査精度を上げるこ
とにある。

本願の発明の理解を容易にするために、従来技術の方法
を先づ詳細に説明する。紀３図には、衛生ｉｄ器の漏水
、漏気の従来技術における検査方法を示す。衛生陶器の
代表例として洋風便器で説明する。衛生陶器１０１は、
排水路１３０を有し、排水路１３０は胸壁１３８で給水
口と仕切られており、上部に上方開口部１３４、下部に
下方開口部、即ち排水口１３６を有している。排水口１
３６を密封するための密封装置１０５は、鉄板１０３と
、ウレタン樹脂、又はがム等からなる密封体１、０２と
、エアシリンダ１０４と、から棺ｒ成され、管路１４０
が密封装置１０５を貫通して設けられている。管路１４
０の一端は、マノメータに連結され、他端は排水路内に
連通している。管路１４２が管路１４０から分岐してお
り、電磁弁１１０の一端に連結している。電磁弁の他端
は加圧源（図示せず）に連結している。

従来技術における検査の工程は次の通りである。

先づ、衛生陶器１０１を水平に懺き、トラップ内溜水部
１３２に水を満たし、密封体１０２をエアシリンダ１０
４によって排水口１３６に対して押圧して排水路】３０
を密封する。次いで電磁弁１１０を開いて排水路１３０
内を加圧する。マノメータ１２０の水位が一定の水位日
になったとき、電磁弁１１０を閉じて、漏水、漏気の検
査を開始する。マノメータ１２０の水位が、一定時間を
経過後、水位Ｃよｐも上にあるときにＩ／ｉ術生陶器１
０１には漏水、漏気がないと判定され、水位Ｃよりも下
降するときには漏水、漏気があると判定される。

次に本願の発明の好ましい実施例を第１図及び第２図を
参照して説明する。

第１図は衛生陶器１０の漏水、漏気の検査を開始する以
前の状態、即ち、衛生陶器１０に減圧装置２０、密封装
置３０．４０を取り付ける以前の状態を示している。第
１図において、衛生？陶器】Ｏは上方に開口しているゴ
ール上面１２、給水口面１４、及び下方に開口している
排水ロ面″１６ヲ有しており、パレット１９の上に載せ
られている。

減圧装Ｎ２０は、密封部１５と、エアシリンダ２５と、
電磁弁２６．２７．２８と、を有しており、密封部１５
は鉄板２２と、ウレタン樹脂、又はゴム等からなる密封
体２１と、衛生陶器１ｏの内部容積を小さくするための
箱２３と、からなっている。箱２３には、管路２，９．
１８．１９、及び５８が貫通している。管路２９け一端
が電磁弁２６の一端に連結され、他端が衛生陶器】０の
内部に開口している。管路１８１ｄ小さな直径のもので
あり・その一端は電磁＄２７の一端に連結され、他端は
衛生陶器１０の内部に開口している。管路１９は小さな
直径のものであり、その一端は電磁弁２８の一端に連結
され、他端は衛生陶器１０の内部に開口している。管路
５８の一端は第２図に示すように水柱管５４に連結され
、他端は、衛生陶器１０の内部に開口している。第２図
に訃いて管路５９が管路５８から分岐しており、管路５
９の端は電磁弁５６の一端に連結している。減圧装置２
０はエアシリンダー２５によってその密封体２１を衛生
陶器のが一ル上面に密封自在に抑圧できるようになって
いる。

電磁弁２６の他端は減圧源、即ち真空ポンプ（図示せず
）に連結され、電磁弁２７、−２８．５６の他端は大気
に開放されている。

管路１８．１９、及び電磁弁２７．２８は、衛生陶器】
０の内部を減圧するに際して、衛生陶器１０の内部の圧
力変化を緩和させ、マノメータ５０の水位を早期に安定
させることを目的としている。しかしながら、圧力を安
定化するための装置、即ち管路１８．１９、及び電磁弁
２７．２８を設けずともマノメータ５０で漏水、漏気を
検査することができる。

上方密封装置３０は、鉄板３４と、ウレタン樹脂、又は
ゴム等からなる密封体３６と、エアシリンダ３２と、か
ら構成されており、エアシリンダ３２によってその密封
体３６を衛生陶器１０の給水口面ｊ４に密封自在に抑圧
できるようになっている。

下方密封装置４０は、鉄板４４と、ウレタン樹脂、又は
ゴム等からなる密封体４６と、エアシリンダ４２と、か
ら構成されており、エアシリンダ４２によってその密封
体４６を衛生ｌｌ１Ｉ器ｌＯの排水口面に密封自在に抑
圧できるようになっている。

第２図は減圧装置２０、密封−１ｉａｏ及び４０を衛生
陶器に設定した状態を示している。減圧装置２０に接続
されているマノメータ５０は水を満たした水槽５２と、
水柱管５４と、から構成されており、水位Ａは衛生陶器
】０の減圧を開始する前の大気圧を表示している。水位
Ｂは、衛生陶器１０を減圧したときの衛生陶器】０の内
部圧力を表示している。水位Ｃは、電磁弁２Ｂを閉じて
、衛生陶器１０の内部の圧力を安定させたときの衛生陶
器１０の内部圧力を表示している。水位０け、電磁弁２
８に次いで電磁弁２７をも閉じて衛生陶器１０の内部圧
力を安定させたときの衛生陶器１０の内部圧力を表示し
ている。水位Ｅは、衛生陶器１０に漏水、漏気があるか
否かを判定するに際しての限界水位を表示している。

次に、衛生陶器】０の漏水、漏気を検査する工程を説明
する。

減圧装［２０をエアシリンダ２５によって下降させ、？
−ル上面１２を密封する。次いで上方密封装＊３０をエ
アシリンダ３２によって下降させ、給水口面１４を密封
する。下方密封装置４０をエアシリンダ４２によって上
昇させ、排水口面を密封する。電磁弁２６を開いて、衛
生陶器１０の内部を減圧する。水ＷＩ５２中に挿入され
ている水柱管５４の水位が８まで上昇したとき、電磁弁
２６を閉じ、同時に電磁弁２７．２８を開いて、管路１
８．１９を大気に開放し、衛生陶器１０の内部の圧力を
安定させる。水柱管５４の水位がｃ−２で下降したとき
、電磁弁２８を閉じる。水柱管５４の水位がＤまで下降
したとき、電磁弁２７を閉じて衛生陶器１０の漏水、漏
気の検査を開始する。

一定の時間経過後、水柱管５４の水位が０とεとの間に
あるならば、衛生陶器１０には漏水、漏気がないと判定
され、水柱管の水位がＥよりも下降した場合には衛生陶
器１０にＦｉ漏水、漏気があると判定される。ここで０
より上部にある場合には、圧力が、規定圧力まで下がっ
ていない状明であり、Ｅよりも下降した場合には、製品
に欠点がある状態である。すなわち０、εの間にある時
が正常な検知状幅での合格と判断されるのである。この
ようにして検査を終了すると、電磁弁５６を開いて衛生
陶器１０内、及びマノメータ５０内を大気圧にする。次
いでエアシリンダ４２を下降させ、エアシリンダ２５．
３２を上昇させ、検査開始前の状態に戻す。なお水位レ
ベル（Ａ％Ｂ％Ｃ％０゜Ｅ）の判定は公知の電気、光学
的方法で検出し、本発明を規制するものではない。以上
説明したように本発明の特徴は（１）　衛生陶器が水で濡れることなく、検知精度が良
い。

（２）衛生陶器全体の漏水、漏気・をすべて検査するこ
とができる。

（３）検査圧力を高くすることができるので、短時間で
精度良く、検査できる。

（４）減圧方法をとるため、密封が簡単でかつ確実であ
る。

（５）箱を使用し、陶器の内部容積を小さくしているた
め圧力安定が早く、検知精度も向上する。

（６）　圧力緩和装置を具備するため短時間で検査する
ことができる。

（７）　本操作はまったく人手を必要としないため、自
動化、省力化に大きく寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、衛生陶器の漏水、漏気の検査を開始する以前
の状態を示しており、衛生ｉ陶器、及びこれを密封する
減圧製雪、密封装置の断面図を示している。第２図は、衛生陶器の漏水、病気の検査を行なう状態を
示しており、衛生陶器、減圧装信、密封装置、及びマノ
メータ、及び圧力緩和装置の断面図を示している。第５図は、従来の漏水、漏気の検査方法を説明するため
の概略図である。■はトラップ内溜水部に水をためた状
態をあられす、Ｏは次にトラップ内を加圧した状態を表
わす。１０・・・衛生陶器、２０・・・減圧製画、５０・・・
マノメータ、１８．１９・・・管路、２７．２８・・・
電磁弁、Ａ、８、Ｃ，ＯｌＥ・・・水位第　１　図Ｉｉ２　図

Claims

【特許請求の範囲】＋１１　衛生陶器の漏水、漏気を検査する方法において
、衛生陶器の開口部全体を密封して減圧し、減圧した衛
生陶器の内部に連通ずるマノメータの水位の変化を読取
ることにより、漏水、漏気を検査する方法。（２）　衛生陶器の漏水、漏気を検査する方法において
、衛生陶器を密封して減圧し、次に衛生陶器内部の圧力
を安定化させ、減圧した衛生陶器内部に連通ずるマノメ
ータの水位の変化を４取ることによる特許請求の範囲第
１項記載の漏水、漏気を検査する方法。