JPS6083654A - 医療用吸水性被覆材 - Google Patents
医療用吸水性被覆材Info
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- JPS6083654A JPS6083654A JP19202683A JP19202683A JPS6083654A JP S6083654 A JPS6083654 A JP S6083654A JP 19202683 A JP19202683 A JP 19202683A JP 19202683 A JP19202683 A JP 19202683A JP S6083654 A JPS6083654 A JP S6083654A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■3発明の背景
皮走公■
本発明は創傷の治療に使用される医療用吸水性被覆材に
関する。
関する。
切傷、火傷等皮膚の創傷の治療は創面を被覆して外界の
刺激や汚染から創傷を保護するとともにリンパ液等の浸
出液を除去し、さらには創面の上皮形成を促進させるこ
とによって行なわれる。
刺激や汚染から創傷を保護するとともにリンパ液等の浸
出液を除去し、さらには創面の上皮形成を促進させるこ
とによって行なわれる。
本発明の被覆材はこのような皮膚創傷の治療に好適に使
用される。
用される。
一イー ハ よび、 へ
従来創傷の被覆材として木綿の白織布に白色ワセリンを
しみこませたワセリンガーゼまたはこのワセリンに抗菌
剤を配合したチュールガーゼが使用されている。このワ
セリンガーゼまたはチュールガーゼは白色ワセリンの創
面保護作用、ガーゼの創面保持作用並びに抗菌剤の殺菌
作用を具備しており、種々の創傷に対し良好な肉芽形成
作用および表皮再生保護作用を有する。ところがワセリ
ンガーゼまたはチュールガーゼにおいては木綿に白色ワ
セリンが含浸されているために木綿が木来持っている吸
水性が失なわれてしまい創傷部の浸出液を吸収しにくい
。そして白色ワセリンに吸水性を持つ種々の成分を含有
させてガーゼに吸水性を持たせようとする試みもなされ
たが好ましい結果は得られていない。例えば吸水性を持
つラノリンやセタノール等を白色ワセリンに混和しても
満足のいく吸水性をもったガーゼは得られない。さらに
ワセリンガーゼまたはチュールガーゼにおいては、ガー
ゼがほぐれて繊維や織糸が創面に信性する難点がある。
しみこませたワセリンガーゼまたはこのワセリンに抗菌
剤を配合したチュールガーゼが使用されている。このワ
セリンガーゼまたはチュールガーゼは白色ワセリンの創
面保護作用、ガーゼの創面保持作用並びに抗菌剤の殺菌
作用を具備しており、種々の創傷に対し良好な肉芽形成
作用および表皮再生保護作用を有する。ところがワセリ
ンガーゼまたはチュールガーゼにおいては木綿に白色ワ
セリンが含浸されているために木綿が木来持っている吸
水性が失なわれてしまい創傷部の浸出液を吸収しにくい
。そして白色ワセリンに吸水性を持つ種々の成分を含有
させてガーゼに吸水性を持たせようとする試みもなされ
たが好ましい結果は得られていない。例えば吸水性を持
つラノリンやセタノール等を白色ワセリンに混和しても
満足のいく吸水性をもったガーゼは得られない。さらに
ワセリンガーゼまたはチュールガーゼにおいては、ガー
ゼがほぐれて繊維や織糸が創面に信性する難点がある。
II 、発明の目的
本発明は創面の保護作用とともに吸水性並びに抗菌性を
具備する被覆材を提供することを目的とする。
具備する被覆材を提供することを目的とする。
さらに本発明は織糸のほどけ等のない被覆材を提供する
ことを目的とする。
ことを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため下記の医療用吸水性
被覆材からなる。
被覆材からなる。
(1)再生セルロース繊維からなる相持体に疎水性の半
固形皮膚保護剤が保持された医療用吸水性被覆材。
固形皮膚保護剤が保持された医療用吸水性被覆材。
(2)前記担持体は再生セルロース繊維の不織布である
第1項記載の医療用吸水性被覆材。
第1項記載の医療用吸水性被覆材。
(3)前記皮膚保護−剤は白色ワセリンを65重量%以
−ト含む水数300以下の組成物である第1項または第
2項記載の医療用吸水性被覆材。
−ト含む水数300以下の組成物である第1項または第
2項記載の医療用吸水性被覆材。
(4)前記皮膚保護剤は、前記相持体tg当り8g以下
の量で前記相持体に保持さ、れている第1項乃至第3項
のいずれかの項に記載の医療用吸水性被覆材。
の量で前記相持体に保持さ、れている第1項乃至第3項
のいずれかの項に記載の医療用吸水性被覆材。
(5)高圧蒸気滅菌により滅菌された第1項乃至S4項
のいずれかの項に記載の医療用吸水性被覆材。
のいずれかの項に記載の医療用吸水性被覆材。
(6)再生セルロース繊維からなる相持体に抗生物質を
含有する疎水性の半固形座、膚保嘩剤が保持された医療
用吸水性被覆材。 、:、。
含有する疎水性の半固形座、膚保嘩剤が保持された医療
用吸水性被覆材。 、:、。
(7)前記床膚保護剤は白色ワ書リンまたは炭化水素油
性ゲル基剤である第6項記載の医療用吸水性被覆材。
性ゲル基剤である第6項記載の医療用吸水性被覆材。
(8)前記炭化水素油性ゲル基剤はポリエチレンと流動
パラフィンをゲル化した組成物である第7項記載の医療
用吸水性被覆材。
パラフィンをゲル化した組成物である第7項記載の医療
用吸水性被覆材。
(9)前記抗生物質はアミノグリコシド系抗生物質であ
る第6声乃至第8項のいずれかの項に記載の医療用吸水
性被覆材。
る第6声乃至第8項のいずれかの項に記載の医療用吸水
性被覆材。
■9発明の詳細な説明 □
本発明は創傷の治療に使用される医療用被覆材であり、
再生セルロース繊維からなる相持体に疎水性の半固形皮
膚保護剤が保持された医療用吸水性被覆材である。
再生セルロース繊維からなる相持体に疎水性の半固形皮
膚保護剤が保持された医療用吸水性被覆材である。
本発明で使用される再生セルロース繊維は銅安人絹、ビ
スコースレーヨン等の連続フィラメントから構成させた
再生繊維である。再生繊維は常法に従って加熱加圧また
は製縫して相持体に成形した不織布が好適に使用される
。この再生繊維は接着剤を用いること′なく、不織布に
成形することができる。接着剤を使用して成形された不
織布は接着剤が溶出するおそれがあるので好ましくない
。
スコースレーヨン等の連続フィラメントから構成させた
再生繊維である。再生繊維は常法に従って加熱加圧また
は製縫して相持体に成形した不織布が好適に使用される
。この再生繊維は接着剤を用いること′なく、不織布に
成形することができる。接着剤を使用して成形された不
織布は接着剤が溶出するおそれがあるので好ましくない
。
不織布は織物のような繊維のほつれがないので繊維の脱
落のおそれがない、さらに不織布は繊維同士の接触の機
会が多いために強度が大きく、製造コストも低いという
利点を有する。
落のおそれがない、さらに不織布は繊維同士の接触の機
会が多いために強度が大きく、製造コストも低いという
利点を有する。
疎水性の半固形皮膚保護剤は、創面を保護して肉芽形成
および表皮再生を促進するためのものである。疎水性の
半固形皮膚保護剤とは動植物性もしくは鉱物性の半固形
油脂性基剤をいい、乳化されたものや水に溶けるものは
含まない。保護剤が親木性であると水を吸収して稠度が
大きくなり過ぎて担持体の繊維間隙に移動してしまい、
相持体と皮膚との間に該保護剤が介在しなくなり患部の
保護作用が失なわれる。また保護剤が半固形であるとは
、皮膚に対し、担持体の違和感を与えない程度の適当な
稠度な有すること、即ち、担持体と皮膚の間にあって緩
衝の作用をする稠度を有することをいう。代表的な例と
して白色ワセリン、炭化水素油性ゲル基剤があげられる
。これらは単独またはラノリン、サラシミツロウ、流動
パラフィン等地の基剤と配合した組成物として用いられ
る。白色ワセリンの組成物としたときは白色ワセリンを
85%以上含有し、水数300以下(組成物100g当
り吸水量300g以下)であることが望ましい。
および表皮再生を促進するためのものである。疎水性の
半固形皮膚保護剤とは動植物性もしくは鉱物性の半固形
油脂性基剤をいい、乳化されたものや水に溶けるものは
含まない。保護剤が親木性であると水を吸収して稠度が
大きくなり過ぎて担持体の繊維間隙に移動してしまい、
相持体と皮膚との間に該保護剤が介在しなくなり患部の
保護作用が失なわれる。また保護剤が半固形であるとは
、皮膚に対し、担持体の違和感を与えない程度の適当な
稠度な有すること、即ち、担持体と皮膚の間にあって緩
衝の作用をする稠度を有することをいう。代表的な例と
して白色ワセリン、炭化水素油性ゲル基剤があげられる
。これらは単独またはラノリン、サラシミツロウ、流動
パラフィン等地の基剤と配合した組成物として用いられ
る。白色ワセリンの組成物としたときは白色ワセリンを
85%以上含有し、水数300以下(組成物100g当
り吸水量300g以下)であることが望ましい。
白色ワセリンの含有量が65%未満で水数が300より
大きい組成物は保護剤が液化して担持体と皮膚との間に
介在しなくなり、保護作用が損なわれるので望ましくな
い。
大きい組成物は保護剤が液化して担持体と皮膚との間に
介在しなくなり、保護作用が損なわれるので望ましくな
い。
炭化水素油性ゲル基剤の例としてはポリエチレンを流動
パラフィンと3時間にわたり約 130°Cでゲル化さ
せたもの等があげられる。
パラフィンと3時間にわたり約 130°Cでゲル化さ
せたもの等があげられる。
上記皮膚保護剤は常法に従って前記相持体に塗布または
含浸等により保持される。保持量には特に制限はないが
、担持体1g当り保護剤2〜6g程度が好ましい。保護
剤が相持体1g当り6gより多い場合は担持体の吸水性
が損なわれることがあるので適当でない。
含浸等により保持される。保持量には特に制限はないが
、担持体1g当り保護剤2〜6g程度が好ましい。保護
剤が相持体1g当り6gより多い場合は担持体の吸水性
が損なわれることがあるので適当でない。
保護剤を保持させた担持体は常法に従って高圧蒸気滅菌
により滅菌するのが望ましい。滅菌温度は一般に 10
0ないし 130℃、普通は115ないし 128°C
であり滅菌時間は10ないし40分間が適当である。滅
菌時の圧力はゲージ表示圧力で0.7〜1.4kg/
m’が好ましい。 その際保護剤は溶融して担持体に含
浸させることができるとともに滅菌された状態で製品を
提供することができる。さらに以下の実施例に示すよう
に滅菌後もその吸水量は損なわれないことがわかった。
により滅菌するのが望ましい。滅菌温度は一般に 10
0ないし 130℃、普通は115ないし 128°C
であり滅菌時間は10ないし40分間が適当である。滅
菌時の圧力はゲージ表示圧力で0.7〜1.4kg/
m’が好ましい。 その際保護剤は溶融して担持体に含
浸させることができるとともに滅菌された状態で製品を
提供することができる。さらに以下の実施例に示すよう
に滅菌後もその吸水量は損なわれないことがわかった。
さらに、本発明においては上記皮膚保護剤に抗生物質を
配合することができる。配合される抗生物質としては、
アミノグリコシド系の抗生物質例えばゲンタマイシン、
フラジオマイシン、カナマイシン、ストレプトマイシン
、サガミシン等が好適である。これらの抗生物質は常法
に従って0.1〜l0mg力価/gの濃度で前記皮膚保
護剤に配合される。
配合することができる。配合される抗生物質としては、
アミノグリコシド系の抗生物質例えばゲンタマイシン、
フラジオマイシン、カナマイシン、ストレプトマイシン
、サガミシン等が好適である。これらの抗生物質は常法
に従って0.1〜l0mg力価/gの濃度で前記皮膚保
護剤に配合される。
次に実施例および試験例を示して本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
実施例1
再生セルロース繊維から成る不織布〔ベンリーゼG55
02(商品名、旭化成社製品) 0.42g/10c+
wX 10cm枚〕に白色ワセリン〔ホワイトブロトペ
ッ1− I S (商品名、ウィットコケミカル社製品
)〕3.0gを載せ硫酸紙ではさみ、高圧蒸気滅菌可能
なレトルトフィルム(ポリエステル/アルミニウム/ポ
リエチレンラミネートフィルム)で包装し115℃30
分間高圧蒸気滅菌を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
02(商品名、旭化成社製品) 0.42g/10c+
wX 10cm枚〕に白色ワセリン〔ホワイトブロトペ
ッ1− I S (商品名、ウィットコケミカル社製品
)〕3.0gを載せ硫酸紙ではさみ、高圧蒸気滅菌可能
なレトルトフィルム(ポリエステル/アルミニウム/ポ
リエチレンラミネートフィルム)で包装し115℃30
分間高圧蒸気滅菌を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
実施例2
再生セルロース繊維から成る不織布〔ベンリーゼG55
02(商品名、旭化成社製品) 0.42g/10cm
X 10cm枚〕に′日周白色軟膏(組成:精製ラノリ
ン50g、サラシミツロウ50gおよび白色ワセリンで
全量1000 gとした。) 3.0gを載せ硫酸紙で
はさみ実施例1と同様に包装し115℃30分間高圧蒸
気滅菌を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
02(商品名、旭化成社製品) 0.42g/10cm
X 10cm枚〕に′日周白色軟膏(組成:精製ラノリ
ン50g、サラシミツロウ50gおよび白色ワセリンで
全量1000 gとした。) 3.0gを載せ硫酸紙で
はさみ実施例1と同様に包装し115℃30分間高圧蒸
気滅菌を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
実施例3
再生セルロース繊維から成る不織布〔ベンリーゼG55
02(商品名、旭化成社製品) 0.42g/10c+
sxlOcm枚)に流動パラフィンl1g、セタノール
4g、精製ラノリン8gおよび白色ワセリンで全量10
0gとした組成物1.3 gを載せ、硫酸紙で包み、実
施例1と同様に包装し118°020分間高圧蒸気滅菌
を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
02(商品名、旭化成社製品) 0.42g/10c+
sxlOcm枚)に流動パラフィンl1g、セタノール
4g、精製ラノリン8gおよび白色ワセリンで全量10
0gとした組成物1.3 gを載せ、硫酸紙で包み、実
施例1と同様に包装し118°020分間高圧蒸気滅菌
を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
実施例4
再生セルロース繊維から成る不織布〔ベンリーゼG53
03(商品名、旭化成社製品〕を6枚重ねにしたもの、
1.88g/ 10emX 10c閤枚〕に白色ワセリ
ン〔ホワイトプロトペットIs(商品名、ライ・ントコ
ケミカル社製品) ) 3.0gを載せ硫酸紙で不織布
をはさみ実施例1と同様に包装し、118°020分間
高圧蒸気滅菌を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
03(商品名、旭化成社製品〕を6枚重ねにしたもの、
1.88g/ 10emX 10c閤枚〕に白色ワセリ
ン〔ホワイトプロトペットIs(商品名、ライ・ントコ
ケミカル社製品) ) 3.0gを載せ硫酸紙で不織布
をはさみ実施例1と同様に包装し、118°020分間
高圧蒸気滅菌を行ない医療用吸水性被覆材を得た。
実施例5
FJ生セルロースm維から成る不織布〔太閤TCF#7
03(商品名、二村化学社製品) 0.28g/10c
n+X IOc+i枚〕に白色ワセリン〔ホワイトプロ
トペットIS(商品名、ウィットコケミカル社製品)〕
1.5gを載せ硫酸紙で包み実施例1と同様に包装し、
118°020分間高圧蒸気滅菌を行ない医療用吸水性
被覆材を得た。
03(商品名、二村化学社製品) 0.28g/10c
n+X IOc+i枚〕に白色ワセリン〔ホワイトプロ
トペットIS(商品名、ウィットコケミカル社製品)〕
1.5gを載せ硫酸紙で包み実施例1と同様に包装し、
118°020分間高圧蒸気滅菌を行ない医療用吸水性
被覆材を得た。
実施例6
硫酸クラジオマイシン1B、1
フィン(松材油脂研究所製、P−350モレスコホワイ
)) 0.181kgによく懸和する。別に白色ワセリ
ン(ウィットコケミカル社製、ホワイトプロトペットl
s.)1.466kg 、セタノール(花王石ケン社製
) 0.134kgおよび精製ラノリン(高砂香料社製
) 0.214kgを加温溶解しこの溶液に硫酸フラジ
オマイシンと流動パラフィンを懸和したものを入れ混合
し、軟膏を得る。この軟膏の適量を硫酸紙に均一に塗布
゛し、再生セルロース不織布(旭化成社製ベンリーゼ(
登録商標) G5502)および硫酸紙ではさみ、貼合
し、再生セルロース不織布10cmX10cm 1枚当
り1.8gで硫酸フラジオマイシンが10.8mg (
力価)を示すような医療用吸水性被覆材を得た。
)) 0.181kgによく懸和する。別に白色ワセリ
ン(ウィットコケミカル社製、ホワイトプロトペットl
s.)1.466kg 、セタノール(花王石ケン社製
) 0.134kgおよび精製ラノリン(高砂香料社製
) 0.214kgを加温溶解しこの溶液に硫酸フラジ
オマイシンと流動パラフィンを懸和したものを入れ混合
し、軟膏を得る。この軟膏の適量を硫酸紙に均一に塗布
゛し、再生セルロース不織布(旭化成社製ベンリーゼ(
登録商標) G5502)および硫酸紙ではさみ、貼合
し、再生セルロース不織布10cmX10cm 1枚当
り1.8gで硫酸フラジオマイシンが10.8mg (
力価)を示すような医療用吸水性被覆材を得た。
実施例7
硫酸ゲンタマイシン4.46g力価を流動パラフィン(
松材油脂研究所製. P−350モレスコホワイ) )
0.045 kgによく懸和しこれに炭化水素油性ゲ
ル基剤(スクイブ社製プラスチベース50W) 1.9
5kgと混合し軟膏を得る。この軟膏の適はを硫酸紙に
均一に塗布し、再生セルロース不織布(旭化成社製ベン
リーゼ(登録商標) G5502)および硫酸紙ではさ
み、貼合し、再生セルロース不織布10cmX 10c
+a1枚当り硫酸ゲンタマイシンが3mg (力価)を
示すような医療用吸水性被覆材を得た。
松材油脂研究所製. P−350モレスコホワイ) )
0.045 kgによく懸和しこれに炭化水素油性ゲ
ル基剤(スクイブ社製プラスチベース50W) 1.9
5kgと混合し軟膏を得る。この軟膏の適はを硫酸紙に
均一に塗布し、再生セルロース不織布(旭化成社製ベン
リーゼ(登録商標) G5502)および硫酸紙ではさ
み、貼合し、再生セルロース不織布10cmX 10c
+a1枚当り硫酸ゲンタマイシンが3mg (力価)を
示すような医療用吸水性被覆材を得た。
1
試験例1
実施例1乃至:実施例7における再生セルロース繊維か
ら成る不織布の代りに日本薬局方木綿ガーゼを用いて同
様にして被覆材を製造したものをそれぞれ比較例1乃至
比較例7とし、各実施例および比較例の被覆材について
その吸水性を測定した。
ら成る不織布の代りに日本薬局方木綿ガーゼを用いて同
様にして被覆材を製造したものをそれぞれ比較例1乃至
比較例7とし、各実施例および比較例の被覆材について
その吸水性を測定した。
さらに製剤化前の相持体、即ち皮膚保護剤を塗布する前
の相持体の吸水量を測定し、製剤化後の吸水量と比.較
−・ 結果を表1に示す。
の相持体の吸水量を測定し、製剤化後の吸水量と比.較
−・ 結果を表1に示す。
(吸水量試験法)
試料的10gをビーカーにとり、重量を正確にはかり・
t:’ j, L’・ト1水を滴下しな力゛ら力゛″
″でかきまぜ、試料が水を吸収しなくなるま.で、滴下
する。この時.の水.の滴下量を試料の吸水量とする。
t:’ j, L’・ト1水を滴下しな力゛ら力゛″
″でかきまぜ、試料が水を吸収しなくなるま.で、滴下
する。この時.の水.の滴下量を試料の吸水量とする。
(文献: M.M. Malmberg, M.C.
Vincent ;J.Ae。
Vincent ;J.Ae。
Pharm. As5ac.第20巻第2号83〜85
頁1858年)(以下余白) 2 上記吸水試験において、IOX 10cmの重量が1u
持体によって異なるため、同様な操作を行なっても、総
重量に対する担持体の割合は一定とはならない。このた
め被覆材1g換算の吸水量を判断基準とした。
頁1858年)(以下余白) 2 上記吸水試験において、IOX 10cmの重量が1u
持体によって異なるため、同様な操作を行なっても、総
重量に対する担持体の割合は一定とはならない。このた
め被覆材1g換算の吸水量を判断基準とした。
被覆材1g換算の吸水量を比較すると、各実施例はそれ
ぞれ対応する比較例に対し約2倍以」―の吸水量を示し
ていた。
ぞれ対応する比較例に対し約2倍以」―の吸水量を示し
ていた。
また疎水性半固形成分である皮膚保護剤の塗布及び滅菌
工程を経ているにもかかわらず、製剤化後の被覆材の吸
水量保持率は約50%あり被覆材の高吸水性からみて吸
水効果は十分維持されていた。
工程を経ているにもかかわらず、製剤化後の被覆材の吸
水量保持率は約50%あり被覆材の高吸水性からみて吸
水効果は十分維持されていた。
また疎水性半固形成分の量を少なくすることにより吸水
性を高く維持できる。
性を高く維持できる。
■9発明の作用効果
本発明によれば創面の保護とともに吸水性を具備する医
療用吸水性被覆材が提供される。
療用吸水性被覆材が提供される。
従来の被覆材は木綿ガーゼにワセリン等の疎水性皮膚保
護剤を含浸させたものであるため、創面は保護されるが
吸水性に乏しく、患部に浸出液が貯留する欠点があった
。
護剤を含浸させたものであるため、創面は保護されるが
吸水性に乏しく、患部に浸出液が貯留する欠点があった
。
本発明の被覆材は再生セルロース繊維からなる担持体を
素材としたものであり、疎水性の半固形皮膚保護剤を塗
布または含浸させたにもかかわらず、吸水性に富むので
、創面の保護とともに患部浸出液の吸収除去を行うこと
ができる。
素材としたものであり、疎水性の半固形皮膚保護剤を塗
布または含浸させたにもかかわらず、吸水性に富むので
、創面の保護とともに患部浸出液の吸収除去を行うこと
ができる。
また本発明の被覆材は吸水により柔軟性を増すので患部
によく電着して保護作用が向上するとともに剥がすのも
容易である。
によく電着して保護作用が向上するとともに剥がすのも
容易である。
さらに本発明によれば、脱落した繊維や織糸が患部に付
着することのない医療用吸水性被覆材が提供される。
着することのない医療用吸水性被覆材が提供される。
従来の木綿ガーゼは脱落した繊維〈ずや織糸が患部に付
着したり、肉芽にくい込んだりする欠点があった。本発
明の被覆材は、再生セルロース繊Nd+からなる担持体
を素材としているので#!i#が長く患部への脱落がな
い。担持体は不織布として成形されているので織糸の脱
落が少なく繊維同士の接触の機会が多いために強度が大
きい。また製造コストも低い。
着したり、肉芽にくい込んだりする欠点があった。本発
明の被覆材は、再生セルロース繊Nd+からなる担持体
を素材としているので#!i#が長く患部への脱落がな
い。担持体は不織布として成形されているので織糸の脱
落が少なく繊維同士の接触の機会が多いために強度が大
きい。また製造コストも低い。
さらに本発明の被覆材は抗生物質を含有しているので創
面を無菌状態に保持することができる。
面を無菌状態に保持することができる。
本発明の□被覆材は」二記のような利点を有するので種
々の創傷、例えば切傷、擦傷、潰瘍、手術縫合面等の被
覆拳治療に好適に使用される。
々の創傷、例えば切傷、擦傷、潰瘍、手術縫合面等の被
覆拳治療に好適に使用される。
7
Claims (9)
- (1)再生セルロース繊維からなる担持体に疎水性の半
固形皮膚保護剤が保持された医療用吸水性被覆材。 - (2)前記担持体は再生セルロース繊維の不織布である
特許請求の範囲第1項記載の医療用吸水性被覆材。 - (3)前記皮膚保護剤は白色ワセリンを85重量%以上
含む水数300以下の組成物である特許請求の範囲第1
項または第2項記載の医療用吸水性被覆材。 - (4)前記皮膚保護剤は、前記担持体1g当り8g以下
の量で前記担持体に保持されている特許請求の範囲第1
項乃至第3項のいずれかの項に記載の医療用吸水性被覆
材。 - (5)高圧蒸気滅菌により滅菌された特許請求の範囲第
1項乃至第4項のいずれかの項に記載の医療用吸水性被
覆材。 - (6)再生セルロース繊維からなる担持体に抗生物質を
含有する疎水性の半固形皮膚保護剤が保持された医療用
吸水性被覆材。 - (7)前記皮膚保護剤は白色ワセリンまたは炭化水素油
性ゲル基剤である特許請求の範囲第6項記載の医療用吸
水性被覆材。 - (8)前記炭化水素油性ゲル基剤はポリエチレンと流動
パラフィンをゲル化した組成物である特許請求の範囲第
7項記載の医療用吸水性被覆材。 - (9)前記抗生物質はアミノグリコシド系抗生物質であ
る特許請求の範囲第6項乃至第8項のいずれかの項に記
載の医療用吸水性被覆材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19202683A JPS6083654A (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | 医療用吸水性被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19202683A JPS6083654A (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | 医療用吸水性被覆材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6083654A true JPS6083654A (ja) | 1985-05-11 |
JPH0411216B2 JPH0411216B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=16284357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19202683A Granted JPS6083654A (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | 医療用吸水性被覆材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6083654A (ja) |
-
1983
- 1983-10-14 JP JP19202683A patent/JPS6083654A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0411216B2 (ja) | 1992-02-27 |
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