JPS608321B2 - 内燃機関動弁用シム - Google Patents

内燃機関動弁用シム

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Publication number
JPS608321B2
JPS608321B2 JP11331779A JP11331779A JPS608321B2 JP S608321 B2 JPS608321 B2 JP S608321B2 JP 11331779 A JP11331779 A JP 11331779A JP 11331779 A JP11331779 A JP 11331779A JP S608321 B2 JPS608321 B2 JP S608321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shim
internal combustion
steel
combustion engine
hardness
Prior art date
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Expired
Application number
JP11331779A
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JPS5638511A (en
Inventor
克哉 穴田
憲正 上利
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Nippon Thompson Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thompson Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関のィンテークバルブ又はェキゾースト
バルブに取付けられるシム、特にオーバーヘッドカムシ
ヤフトにおけるシムに関するもので、その目的とする処
は、カムの損傷を大中に削除し、しかも低廉なシムを提
供することにある。
近年自動車等の車両は高速性能を要求する懐向から、そ
の内燃機関としてオーバーヘッドカムシャフト(OHC
と略す)が広く採用されている。このOHC型のバルブ
開閉機構は、カムが前記両バルブを直接作動せしめる方
式であって、カムの回転によりバルブが正確に作動する
ように該バルブのカムとの接触面にシムが取付けられて
いる。従来、OHCに用いられているィンテークバルフ
又はェキゾーストバルブでは、SKD合金鋼等の工具鋼
等を100000以上の温度に加熱調質し、さらに窒化
処理したシムが使用されている。しかし上述のようにし
て得られたシムの表面硬度はビッカース硬度(以下Hv
と記す)1000〜1200であり、また芯部における
硬度がHv400〜500であって、チル鋳鉄又は鯵炭
鋼製のカムの硬度Hv700〜800に比較してかなり
高いものであるため、カムのピッチング又はスカッフィ
ング等の損傷をまねくことが多いと云う欠点がある。ま
た、素材の合金工具鋼が高価であることに加え、高温に
よる調質工程を要するためシムが高価であると云う欠点
もある。本発明は上述欠点を改善するため研究の結果、
シムの硬度をカムと同程度又は若干高く止めることによ
り、カムの損傷を大中に減少せしめ、従って長時間の使
用に堪え、しかもコストの低廉な内燃機関勤弁用シムを
得たものである。
即ち、本発明はオーバーヘッドカム型内燃機関に使用さ
れているチル鋳鉄又は浸炭鋼製のビッカース硬度700
〜800からなるカムで直接作動されるバルブに取付け
られるシムが、低炭素窒化用鋼又は浸炭用鋼からなる表
面硬度がビッカース硬度750〜800で、かつ、その
芯部硬度がビッカース硬度15庇前後であることを特徴
とする内燃機関勤弁用シムである。
次に本発明の製造法について例示すれば、素材として低
炭素窒化用鋼を使用する。
滋に低炭素窒化用鋼とはCO.15%以下で、かつ、C
【、AI、Tj、V等の1種又は2種以上の元素を含有
した鋼であって、特に本発明の目的からはCO.15%
以下、Cr2%以下、山0−3%以下のものが好適であ
る。かかる低炭素窒化用鋼は合金工具鋼に比較して低廉
である。上述素材を常法により所定の形状に成形し、仕
上加工を施した後「窒化処理を施こす。
此の場合の窒化処理は、所謂軟窒化処理と称せらる処理
法が用いられる。一般的には、窒素又はアンモニアガス
雰囲気下で、520〜580qot 2時間乃至2時間
半加熱処理して表面窒化処理する所謂ガス欧窒化法であ
るが、これに限られるものではなくイオン窒化処理法で
処理してもよい。以上のような方法で得られたシムは、
表面窒化深さは約0.3側程度であって〜その表面には
へ化合物層が形成されておりHv750〜800であり
、一方、その芯部のHvは15の睦度である。
このように表面硬度が750〜800であって「 これ
と超動接触するカムの硬度とは)、同様か又は若干高い
値であるから、従来のようにカムのピッチング又はスカ
ツフィング等による損傷は著しく減少せしめることがで
きる。また、芯部の硬度がHv150であるため、シム
全体に適度な鞠性が付与されるから、カムとのころがり
すべり接触も円滑であり、シム自体も長時間の耐摩耗性
、耐焼付性は従来の合金工具鋼に比し優るとも劣らない
と云う箸効がある。実験例OHC型内燃機関のバルブに
、従来使用されているシムと本発明のシムとを夫々取付
けて次の試験条件でエンジンを回転させて耐久試験を行
ない第1表の如き結果を得た。試験条件: 011000ccのエンジンをモー外こより駆動させる
脚 力ムシャフト回転数 400仇pm.(3i カム
シャフトの耐久試験は107回転を目標とする。
第1表 (註)1.損傷個数は分母の個数中分子の個数に発生し
たことを意味する。
2.評価中◎は良好「△はや」不良を示す。
第1表の結果から.本発明のンム(番号2及び3)は、
従来のシムに比較して107回転時の耐久性に優れてお
り、僅かな傷を発生する以外はピッチング等にょる損傷
は生じなかった。尚「本発明のシムは、前述の如く低炭
素鋼に鰍窒化したものばかりでなく、鯵炭鋼を用いるこ
とができるが、鯵炭鋼では窒化鋼の如く表面に化合物層
が形成されず、望ましくは敏窒化処理したものを使用す
る。さらに、本発明で使用する素材は、従来の合金工具
鋼に比較して低廉であるばかりか、機械加工後の高温に
よる謎質も必要としないからコストの大中な低減が図ら
れると云う利点もある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オーバーヘツドカム型内燃機関に使用されているチ
    ル鋳鉄又は浸炭鋼製のビツカース硬度700〜800か
    らなるカムで直接作動されるバルブに取付けられるシム
    が、低炭素窒化用鋼又は浸炭用鋼からなる表面硬度がビ
    ツカース硬度750〜800で、かつ、その芯部硬度が
    ビツカース硬度150前後であることを特徴とする内燃
    機関動弁用シム。
JP11331779A 1979-09-04 1979-09-04 内燃機関動弁用シム Expired JPS608321B2 (ja)

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JPS5638511A JPS5638511A (en) 1981-04-13
JPS608321B2 true JPS608321B2 (ja) 1985-03-02

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