JPS608301A - ゴム状重合体の製造方法 - Google Patents
ゴム状重合体の製造方法Info
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- JPS608301A JPS608301A JP11728383A JP11728383A JPS608301A JP S608301 A JPS608301 A JP S608301A JP 11728383 A JP11728383 A JP 11728383A JP 11728383 A JP11728383 A JP 11728383A JP S608301 A JPS608301 A JP S608301A
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- rubber
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ゴム状重合体の製造方法に関し、さらに詳し
くは、充填剤を組合せて各種ゴム製品を製造するに際し
、充填剤の分散が良好で、混練り時間が短かい等の加工
性の良好なゴノ・状重合体の製造方法に関する。
くは、充填剤を組合せて各種ゴム製品を製造するに際し
、充填剤の分散が良好で、混練り時間が短かい等の加工
性の良好なゴノ・状重合体の製造方法に関する。
ゴム業界においては省資源、省エネルギー、生産性の向
上等の観点より加工性の良好な重合体が要求されている
。加工性の改良としては、例えば混練り時間の短縮が考
えられる。従来、これにフい°C混練機の改良およびV
)未ゴムにみられるような重合体の改良などの面から種
々検討されてきたが、現在のところ経済性をも含めた上
で、十分な改良はなされていない。
上等の観点より加工性の良好な重合体が要求されている
。加工性の改良としては、例えば混練り時間の短縮が考
えられる。従来、これにフい°C混練機の改良およびV
)未ゴムにみられるような重合体の改良などの面から種
々検討されてきたが、現在のところ経済性をも含めた上
で、十分な改良はなされていない。
特に乳化重合法により重合体を製造する際、!1χ量体
の重合体への重合転化率が約70%を越えると、それ以
後生成する高分子■成分のために重合体の混練り時の加
工性が悪化し、また重合反応温度を通電の5℃前後より
上昇させる場合にも加工性の悪化がのられる。
の重合体への重合転化率が約70%を越えると、それ以
後生成する高分子■成分のために重合体の混練り時の加
工性が悪化し、また重合反応温度を通電の5℃前後より
上昇させる場合にも加工性の悪化がのられる。
また一般にゴムの加工は、tπ温から250 ’i;の
間で実施され、特にゴムの混練りは、比較的低温で開始
されるが、摩擦熱等で温度が上昇して配合物が柔らか(
なり、その結果長時間練ってもカーボンブラック等の充
填剤の十分な分散が得られないという問題がある。
間で実施され、特にゴムの混練りは、比較的低温で開始
されるが、摩擦熱等で温度が上昇して配合物が柔らか(
なり、その結果長時間練ってもカーボンブラック等の充
填剤の十分な分散が得られないという問題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除去して、充填
剤の分散が良好で、混練り時間の短かい加工性の良好な
ゴム状重合体を製造する方法を提供することにある。
剤の分散が良好で、混練り時間の短かい加工性の良好な
ゴム状重合体を製造する方法を提供することにある。
本発明者らは、この目的達成のため、ゴムラテックスの
凝固方法について鋭意検討の結果、従来行われていた、
例えば硫酸−食塩の組合せになる凝固剤を用いる凝固法
に代えて、原子価が2価以上の金属の塩を特定量用いて
凝固させて、ゴム粒子表面に不溶性のカルボン酸金属塩
を形成させ、その後一定温度で乾燥させることにより、
上記重合転化率が約70%を越えたり、また重合反応温
度が高い場合にも、加工性の良好なゴム状重合体が得ら
れることを見出し、本発明に到達したものである。
凝固方法について鋭意検討の結果、従来行われていた、
例えば硫酸−食塩の組合せになる凝固剤を用いる凝固法
に代えて、原子価が2価以上の金属の塩を特定量用いて
凝固させて、ゴム粒子表面に不溶性のカルボン酸金属塩
を形成させ、その後一定温度で乾燥させることにより、
上記重合転化率が約70%を越えたり、また重合反応温
度が高い場合にも、加工性の良好なゴム状重合体が得ら
れることを見出し、本発明に到達したものである。
本発明は、カルボン酸層けんを含有するゴムラテックス
に、該カルボン酸層けんの0.75当量以上で、かつ原
子価が2価以上の金属の塩を添加して凝固させ、不溶性
のカルボン酸金属塩をゴム粒子表面に形成させたのち、
得られた凝固クラムを母液から分離し、80〜200℃
で乾燥することを特徴とするものである。
に、該カルボン酸層けんの0.75当量以上で、かつ原
子価が2価以上の金属の塩を添加して凝固させ、不溶性
のカルボン酸金属塩をゴム粒子表面に形成させたのち、
得られた凝固クラムを母液から分離し、80〜200℃
で乾燥することを特徴とするものである。
本発明方法は、特に上記ゴムラテックスが、乳化重合法
による重合転化率70〜100%のスチレン−ブタジェ
ン共重合体ラテックスである場合に好ましく適用される
。
による重合転化率70〜100%のスチレン−ブタジェ
ン共重合体ラテックスである場合に好ましく適用される
。
本発明方法を実施するに際しては、まずカルボン酸層け
んを含有するゴムラテックスに、原子価が2価以」二の
金属の塩を添加して凝固さ−U、不溶性のカルボン酸金
属塩をゴム粒子表面に形成させる。
んを含有するゴムラテックスに、原子価が2価以」二の
金属の塩を添加して凝固さ−U、不溶性のカルボン酸金
属塩をゴム粒子表面に形成させる。
この際用いられるゴムラテックスは、乳化重合により審
決に従って得られるが、溶液重合で得られた重合体を石
りんで再乳化したものでもよい。
決に従って得られるが、溶液重合で得られた重合体を石
りんで再乳化したものでもよい。
ゴムラテックス中の重合体粒子の大きさは、用いる石り
んの種類、晴、重合時の撹拌条件等により変化させるこ
とができるが、通電、平均粒径が数100Aから数μの
大きさである。
んの種類、晴、重合時の撹拌条件等により変化させるこ
とができるが、通電、平均粒径が数100Aから数μの
大きさである。
ゴムとしては、ポリブタジェン、スチレン−ブタジェン
共重合体、天然ゴム、ポリイソプレン、アクリロニトリ
ル−ブタジェン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体等が用いられる。
共重合体、天然ゴム、ポリイソプレン、アクリロニトリ
ル−ブタジェン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体等が用いられる。
好ましいゴムとしては、乳化重合で直接ゴムラテックス
が得られるポリブタジェンゴム、スチレン−ブタジェン
共重合体、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体、天
然ゴム等が挙げられる。特に好ましいゴムは、結合スチ
レンが15〜70重量%、ムーニー粘度(ML1+4
.100℃)40〜150のスチレン−ブタジェンゴム
(以下、SBRと略す)である。
が得られるポリブタジェンゴム、スチレン−ブタジェン
共重合体、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体、天
然ゴム等が挙げられる。特に好ましいゴムは、結合スチ
レンが15〜70重量%、ムーニー粘度(ML1+4
.100℃)40〜150のスチレン−ブタジェンゴム
(以下、SBRと略す)である。
カルボン酸層けんとしては、炭素数6以上のカルボン酸
、例えば、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカ
ン酸、ラウリル酸、ステアリン酸、オレイン酸、パルミ
チン酸、リノール酸、リルン酸等の脂肪族カルボン酸、
ナフテン酸、ロジン酸、アビエチン酸、安息香酸等の脂
環族またば芳香族カルボン酸の各アルカリ金属塩、アン
モニウム塩等が用いられる。これらの化合物は単独で、
または2種以上混合して用いられる。
、例えば、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカ
ン酸、ラウリル酸、ステアリン酸、オレイン酸、パルミ
チン酸、リノール酸、リルン酸等の脂肪族カルボン酸、
ナフテン酸、ロジン酸、アビエチン酸、安息香酸等の脂
環族またば芳香族カルボン酸の各アルカリ金属塩、アン
モニウム塩等が用いられる。これらの化合物は単独で、
または2種以上混合して用いられる。
原子価が2価以上の金属の塩として番J、周期率表Tl
〜■族の金属の塩が用いられるが、重合体の劣化を考慮
すると周期率表■〜IV族の金属の塩が好ましい。特に
好ましい金属としては、Mg、Ca 、S r 、B
a 、、 Z n % Cd 、A I 、B、、 S
i、QeおよびSnが挙げられる。
〜■族の金属の塩が用いられるが、重合体の劣化を考慮
すると周期率表■〜IV族の金属の塩が好ましい。特に
好ましい金属としては、Mg、Ca 、S r 、B
a 、、 Z n % Cd 、A I 、B、、 S
i、QeおよびSnが挙げられる。
これら金属の塩としては、種々の形の塩が使用されるが
、ハロゲン化物、硫、酸塩、硝酸塩等の水に熔解するも
のが好ましい。好ましい化合物、の具体例としては、例
えば塩化亜鉛、塩化力ドミウノ)、塩化マグネシウム、
塩化カルシウム、塩化バリウム等が挙げられる。
、ハロゲン化物、硫、酸塩、硝酸塩等の水に熔解するも
のが好ましい。好ましい化合物、の具体例としては、例
えば塩化亜鉛、塩化力ドミウノ)、塩化マグネシウム、
塩化カルシウム、塩化バリウム等が挙げられる。
該金属塩のゴムラテックスへの添加量は、:(j。
ラテックス中のカルボン酸層けんの0.75当11J。
上、好ましくは1〜5当量であるe O075当巨未満
では加工性の改良効果が認められない。また5当量をこ
える景を加えても、経済的に意味がない。
では加工性の改良効果が認められない。また5当量をこ
える景を加えても、経済的に意味がない。
ゴムラテックス中のカルボン酸層けんの量は、重合時に
乳化剤として使用する石kJんの箪からめられるが、電
位差滴定法によりめることもできる。
乳化剤として使用する石kJんの箪からめられるが、電
位差滴定法によりめることもできる。
またカルボン酸金属塩を析出しやすくする、ため、所望
により、アンモニア、水酸化ナトリウム等のアルカリ、
または硫酸、塩酸、硝酸等の酸を前記金属塩と併用して
もよい。
により、アンモニア、水酸化ナトリウム等のアルカリ、
または硫酸、塩酸、硝酸等の酸を前記金属塩と併用して
もよい。
前記金属塩の添加は、ゴムラテックスを30〜100℃
の金属塩水溶液中に注ぐか、または逆に金属塩水溶液を
30〜100℃のラテックス中に注ぐことにより行われ
るが、この際よ(撹拌しながら添加することが好ましい
。
の金属塩水溶液中に注ぐか、または逆に金属塩水溶液を
30〜100℃のラテックス中に注ぐことにより行われ
るが、この際よ(撹拌しながら添加することが好ましい
。
ゴムラテックスと金属塩との反応はなるべく均一に行な
うことが好ましく、反応液中のゴムラテックスの濃度は
30重量%以下、好ましくは5〜20重量%、金属塩の
濃度は20重量%以下、好ましくは5重量%以下である
。金属塩の濃度が前記の上限を越える場合には、急激に
カルボン酸と金属塩とが反応し、ラテックス中の重合体
粒子の表面に均一にカルボン酸金属塩が析出せず、その
ため加工性も改良されない。
うことが好ましく、反応液中のゴムラテックスの濃度は
30重量%以下、好ましくは5〜20重量%、金属塩の
濃度は20重量%以下、好ましくは5重量%以下である
。金属塩の濃度が前記の上限を越える場合には、急激に
カルボン酸と金属塩とが反応し、ラテックス中の重合体
粒子の表面に均一にカルボン酸金属塩が析出せず、その
ため加工性も改良されない。
このようにゴムラテックスに、原子価が2’1illi
以上の金属の塩を添加することにより、重合体粒子を形
成していた石りんミセル中のアルカリ金属が、添加した
金属で置換され、カルボン酸金属塩が重合体粒子の表面
に均一に析出する。このようにして重合体粒子表面に形
成されたカルボン酸金属塩は、用いる石けんおよび金属
塩の種類により、種々の融点のものに変化させることが
できる得られるカルボン塩金属塩の融点は80〜200
℃の範囲が好ましい。
以上の金属の塩を添加することにより、重合体粒子を形
成していた石りんミセル中のアルカリ金属が、添加した
金属で置換され、カルボン酸金属塩が重合体粒子の表面
に均一に析出する。このようにして重合体粒子表面に形
成されたカルボン酸金属塩は、用いる石けんおよび金属
塩の種類により、種々の融点のものに変化させることが
できる得られるカルボン塩金属塩の融点は80〜200
℃の範囲が好ましい。
上記のようにしてf94れた凝固クラム(重合体粒子の
表面にカル子ン酸金属塩が均一に析出したもの)は凝固
母液から分離され、これを水洗いしたのち、80〜20
0℃の温度でゴJ・に剪断変形をかけずに乾燥される。
表面にカル子ン酸金属塩が均一に析出したもの)は凝固
母液から分離され、これを水洗いしたのち、80〜20
0℃の温度でゴJ・に剪断変形をかけずに乾燥される。
乾燥時間は温度、■、風附等の乾燥条件により任意に調
節される。前記乾燥温度が80℃未満の場合には、加工
性の改良された重合体が得られず、また該温度が200
”l:を越える場合には乾燥条件の調節が実用上灯し
く、ゴムが劣化しやすくなる。
節される。前記乾燥温度が80℃未満の場合には、加工
性の改良された重合体が得られず、また該温度が200
”l:を越える場合には乾燥条件の調節が実用上灯し
く、ゴムが劣化しやすくなる。
本発明方法により得られるゴム状重合体は、各種ゴム製
品を製造するに際し、充填剤の分散が良好で、かつ混練
り時間が短かいなど、加工性に極めて優れている。特に
前記のように重合転化率が約70%を越える場合や、乳
化重合の重合反応温度が高い場合に、従来は重合体の加
工性が悪化して使用困難であったものが、本発明によれ
ば、これらの場合にも加工性の改善によって使用可能に
なり、また混練時間の短縮等により省エネルギーの効果
も得られる。また重合転化率を上げることができる結果
、ゴムラテックスの製造工程において未反応モノマーの
精製コストおよび重合熱の除去コストの大幅低減が可能
となり、経済的メリットは大きい。さらに本発明の方法
によれば、用いられる石けん種および金属塩種により、
析出するカルボン酸金属塩の融点を任意に調節すること
ができるため、混線時の発熱により配合物が柔らかくな
り、充填剤の凝集構造を破壊できなくなるまでの時間を
調節することができ、その結果充填剤等の分散性を改善
することができる。
品を製造するに際し、充填剤の分散が良好で、かつ混練
り時間が短かいなど、加工性に極めて優れている。特に
前記のように重合転化率が約70%を越える場合や、乳
化重合の重合反応温度が高い場合に、従来は重合体の加
工性が悪化して使用困難であったものが、本発明によれ
ば、これらの場合にも加工性の改善によって使用可能に
なり、また混練時間の短縮等により省エネルギーの効果
も得られる。また重合転化率を上げることができる結果
、ゴムラテックスの製造工程において未反応モノマーの
精製コストおよび重合熱の除去コストの大幅低減が可能
となり、経済的メリットは大きい。さらに本発明の方法
によれば、用いられる石けん種および金属塩種により、
析出するカルボン酸金属塩の融点を任意に調節すること
ができるため、混線時の発熱により配合物が柔らかくな
り、充填剤の凝集構造を破壊できなくなるまでの時間を
調節することができ、その結果充填剤等の分散性を改善
することができる。
本発明方法により得られるゴム状重合体は、例えば通常
のゴム添加剤を加え、タイヤ用途をはしめベルト、防振
ゴJ1等の工業用品等の用途に広く用いられる。
のゴム添加剤を加え、タイヤ用途をはしめベルト、防振
ゴJ1等の工業用品等の用途に広く用いられる。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに詳細に
説明する。
説明する。
実施例1〜7および比較例1〜2
ゴムラテックスとして日本合成ゴム社j[sBI’?#
1712製造用のべ7スゴムラテツクス(tl!I脂酸
石け酸層よび脂肪酸層けんを乳化剤として使用、重合転
化率60%)を20重重景の濃度にi!71整したもの
を用い、これに、該ラテ・ノクスに含有されるカルボン
酸層けん1当量に対し第1表に示した当量の各種金属塩
を1重量%水溶液として、60℃で撹拌下にそれぞれ添
加した。
1712製造用のべ7スゴムラテツクス(tl!I脂酸
石け酸層よび脂肪酸層けんを乳化剤として使用、重合転
化率60%)を20重重景の濃度にi!71整したもの
を用い、これに、該ラテ・ノクスに含有されるカルボン
酸層けん1当量に対し第1表に示した当量の各種金属塩
を1重量%水溶液として、60℃で撹拌下にそれぞれ添
加した。
得られた凝固クラムを凝固母液から分離、水洗したのら
、120℃の熱風乾燥機で1時間乾燥して本発明のゴム
状重合体を得た。jqられたゴノ・伏型合体100重量
部に、カーボンブラ・ツク50fit量部、亜鉛華3重
量部、ステアリン酸2重里部および老化防止剤81ON
A(N−フェニル−N7−イソプロビル−p−フェニレ
ンジアミン)′1重量部を250℃のプラストミルで2
.5分間配合混練りして配合物を得た。混練り時のトル
ク一時間曲線から、カーボンブラックの分散の指標であ
る、BIT(ブラックインコーポレーションタイム)を
めた。加硫物性(300%モジュラス:M。
、120℃の熱風乾燥機で1時間乾燥して本発明のゴム
状重合体を得た。jqられたゴノ・伏型合体100重量
部に、カーボンブラ・ツク50fit量部、亜鉛華3重
量部、ステアリン酸2重里部および老化防止剤81ON
A(N−フェニル−N7−イソプロビル−p−フェニレ
ンジアミン)′1重量部を250℃のプラストミルで2
.5分間配合混練りして配合物を得た。混練り時のトル
ク一時間曲線から、カーボンブラックの分散の指標であ
る、BIT(ブラックインコーポレーションタイム)を
めた。加硫物性(300%モジュラス:M。
300、引張強さ:TB)ば、前記配合物に、硫黄1.
75重量部および加硫促進剤D P G 0.6重量部
およびD M 0.8重量部を加えて混練り後、145
℃で30分間プレス加硫を行い、JISK6301に従
って測定した。また加工性評価としてプラストミルから
排出されたゴムのまとまりおよび光沢について外観目視
検査を行い4段階評価(良好なものから順に◎、○、△
、×)を行った。これらの結果を第1表に示す。
75重量部および加硫促進剤D P G 0.6重量部
およびD M 0.8重量部を加えて混練り後、145
℃で30分間プレス加硫を行い、JISK6301に従
って測定した。また加工性評価としてプラストミルから
排出されたゴムのまとまりおよび光沢について外観目視
検査を行い4段階評価(良好なものから順に◎、○、△
、×)を行った。これらの結果を第1表に示す。
以下余白
第1表の結果から、本発明の実施例1〜7のゴムは、従
来の酸−塩凝固法により得られたゴム(比較例1)と比
較してBITが短かく、加工性が改良されていることが
明らかである。また金属塩の添加量が少ない(比較例2
)時は凝固状態が悪く、加工性の改良効果かえられない
。
来の酸−塩凝固法により得られたゴム(比較例1)と比
較してBITが短かく、加工性が改良されていることが
明らかである。また金属塩の添加量が少ない(比較例2
)時は凝固状態が悪く、加工性の改良効果かえられない
。
また本発明の場合には、加硫物においてもカーボンブラ
ックの分散性が良好なため、破壊特性か損なわれていな
いことが分かった。
ックの分散性が良好なため、破壊特性か損なわれていな
いことが分かった。
実施例8〜12
乳化剤として、不均化ロジン酸カリウム4.5PHMを
用いたスルホキシレート処方による低温乳化重合により
、それぞれ結合スチレン含量およびムーニー粘度の異な
るSBRゴムラテックスを得た。このゴムラテックスお
よび凝固剤としてゴムラテックス中の石けんの2倍当量
のMgCl を用い、その他は実施例1と同様に処理し
て本発明のゴム状重合体を得た。
用いたスルホキシレート処方による低温乳化重合により
、それぞれ結合スチレン含量およびムーニー粘度の異な
るSBRゴムラテックスを得た。このゴムラテックスお
よび凝固剤としてゴムラテックス中の石けんの2倍当量
のMgCl を用い、その他は実施例1と同様に処理し
て本発明のゴム状重合体を得た。
このゴム状重合体について実施例1と同様にして加工性
の評価を行った。この結果を第2表に示す。
の評価を行った。この結果を第2表に示す。
第2表
ff12表の結果から、本発明のゴム状重合体は優−れ
た加工性を有していることが分かる。
た加工性を有していることが分かる。
実施例13〜15、比較例3〜5および参考例年3表に
示す重合処方および重合条件により得られたラテフクス
から未反応単罠体を回収し、Jい一二−粘度約50のゴ
ム状重合体(スチレン含量23重量%)20%を含有す
る三種のゴムラテ・ノクスへ、n、c種を1qた。
示す重合処方および重合条件により得られたラテフクス
から未反応単罠体を回収し、Jい一二−粘度約50のゴ
ム状重合体(スチレン含量23重量%)20%を含有す
る三種のゴムラテ・ノクスへ、n、c種を1qた。
第3表
得られたラテックス(A、B、CおよびD)を通常の酸
−塩凝固法により凝固させ、水洗′および乾燥を行ない
、ゴム状重合体を得た(参考例および比較例3および5
)。
−塩凝固法により凝固させ、水洗′および乾燥を行ない
、ゴム状重合体を得た(参考例および比較例3および5
)。
またBSCおよびDのゴムラテックスに、ゴムラテック
ス中の石けんの2倍当景のCaCl・2−IOを添加し
、その他は実施例1と同様にしてゴム状重合体を得た(
実施例13および15)。
ス中の石けんの2倍当景のCaCl・2−IOを添加し
、その他は実施例1と同様にしてゴム状重合体を得た(
実施例13および15)。
これらのゴム状重合体につい°ζ実施例1と同様にして
試験した結果を第4表に示す。
試験した結果を第4表に示す。
以下余白
第4表の結果から明らかなように、従来の酸−塩凝固法
を用いる場合には、重合転化率を上昇させた場合(比較
例3〜4)または重合温度を」二昇させた場合(比較例
5)のいずれにおいても、参考例の場合(重合転化率お
よび重合温度を上昇させないもの)に比較して加工性が
著しく劣っていることが分かる。
を用いる場合には、重合転化率を上昇させた場合(比較
例3〜4)または重合温度を」二昇させた場合(比較例
5)のいずれにおいても、参考例の場合(重合転化率お
よび重合温度を上昇させないもの)に比較して加工性が
著しく劣っていることが分かる。
一方、金属塩を用いて凝固させた本発明の実施例の場合
には、重合転化率を上昇させた場合(実施例13〜14
)および重合温度を上昇さゼな場合(実施例15)のい
ずれの場合にも、加工性が。
には、重合転化率を上昇させた場合(実施例13〜14
)および重合温度を上昇さゼな場合(実施例15)のい
ずれの場合にも、加工性が。
良好であることが明らかである。
\
代理人 弁理士 川 北 成 長
Claims (2)
- (1)カルボン酸石けんを含有するゴムラテックスに、
原子価が2価以上の金運の塩を該カルボン酸石け、んの
0.75当量以上、添加して凝固させ、不溶性のカルボ
ン酸金属塩をゴム粒子表面に形成させたのち、得られた
凝固クラムを母液から分離し、80〜200℃で乾燥す
ることを特徴とするゴム状重合体の製造方法。 - (2)上記ゴムラテックスが、乳化重合法による重合転
化率70〜100%のスグレンーブタジエン共重合体ラ
テックスであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のゴム状重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11728383A JPS608301A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | ゴム状重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11728383A JPS608301A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | ゴム状重合体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS608301A true JPS608301A (ja) | 1985-01-17 |
Family
ID=14707908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11728383A Pending JPS608301A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | ゴム状重合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458973A (en) * | 1989-07-24 | 1995-10-17 | Ecc International Ltd. | Granular filler |
-
1983
- 1983-06-29 JP JP11728383A patent/JPS608301A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458973A (en) * | 1989-07-24 | 1995-10-17 | Ecc International Ltd. | Granular filler |
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