JPS6082994A

JPS6082994A - 計装空気配管系統

Info

Publication number: JPS6082994A
Application number: JP58190797A
Authority: JP
Inventors: 石山　孝夫
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1983-10-14
Filing date: 1983-10-14
Publication date: 1985-05-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は原子炉制御棒駆動系に係り、特にスクラム排出
水系の計装空気圧力の保持と圧力調整弁および空気フィ
ルタのメンテナンスに好適な計装空気配管系統に関する
。

〔発明の背景〕

従来の制御棒駆動系、スクラム排出水系計装空気配管系
統の通常状態を第１図に示す。

本系統は他系統と共有の圧力源であるコンプレッサ１か
ら加圧空気の供給を受けている。

本系統の通常状態では電磁弁であるスクラムパイロット
弁１１、後備スクラムパイロット弁７は電気信号により
通気状態で空気作動弁であるスクラム弁１２，１３に加
圧空気を供給し閉となっている。一方、電磁弁であるス
クラム排出水容器隔離弁用パイロット弁１９は通気状態
で空気作動弁であるスクラムベント弁２０．スクラムド
レン弁２１に加圧空気を供給し開となっている。そのた
め、スクラム排出水ヘッダ２２およびスクラム排出水容
器２３は大気開放状態で常時、スクラム時の排出水を受
け入れ可能な状態に保持されている。

スクラムは系統内または他系統に異常が生じ、スクラム
信号が発せられると三方弁であるスクラムパイロット弁
１１が切り替えられ、排気ボートより加圧空気が排出さ
れ、スクラム弁１２．１３が開となり、アキュムレータ
１４の圧力により制御棒駆動機構１７の制御棒駆動ピス
トン１８を駆動し、制御棒を炉内に挿入することにより
炉を停止する。一方制御棒駆動機構からの排出水はスク
ラム弁１２を通ってスクラム排出水へラダ２２に流入す
るがその時炉水の無制限の流出を防止するため、スクラ
ム信号により三方弁であるスクラム排出水容器隔離弁用
パイロット弁１９を切り替え、加圧空気を排出しスクラ
ムベント弁２０．スクラムドレン弁２１は閉じられる。

スクラム弁１２やスクラムベント弁２０、スクラムドレ
ン弁２１は空気作動弁で加圧空気の供給を受けて通常状
態にあるため計装空気配管損傷による管内圧力の低下を
招くと系内に設けられた圧力計９が圧力低の９報を発し
、さらに配管破断や圧力源喪失の際には操作源である加
圧空気を喪失し、スクラム弁１２．１３が開状態となり
スクラム信号無しにスクラムに至るという誤スクラム現
像が発生する。

また、圧力調整弁４は自刃式＝次圧力減圧調節弁で弁の
二次側圧力を所定の圧力に設定しておき加圧空気を一次
側より二次側に流すと弁自身で二次側圧力を検出し、−
次側よりの流入を加減することにより二次側圧力を所定
の圧力に保持するものであり、フィルタ５は加圧空気中
の異物や水分を除去するものである。

このように圧力調整弁４は重要な働きをしているが弁の
一次側圧力の急激な変動により応答値に変化が起っても
予備機が無きためメンテナンスが容易でなかった、フィ
ルタ５も同様にその特性からドレン抜き等の際、予備機
が無きため通常運転時メンテナンスを行うことができな
かった。そのためメンテナンスを行うためにはプラント
を停止するか、機能を一部停止させる必要があり、誤ス
クラムと同様にプラントの長期運転上の欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は計装配管の圧力源喪失時や一時側配管の
破断等のトラブル発生に際してもスクラム機能に支障を
与えず、また、圧力調整弁やフィルタのメンテナンスに
際しても、プラントの停止やスクラム機能を阻害するこ
となくメンテナンスを可能にさせることを提供すること
にある。

〔発明の概要〕

スクラム排出水系はあらかじめ設定されたモードになる
と、電気によるスクラム信号をスクラムパイロット弁１
１やスクラム排出水容器隔離弁用パイロット弁１９に与
え、三方弁である弁を切り替え、加圧空気を排出するこ
とによりスクラム弁１２．１３を開き、アキュムレータ
１４の蓄圧水により制御棒駆動機構１７の制御棒駆動ピ
ストン１８を駆動させ制御棒を炉内に挿入し、炉を停止
する。また、制御棒駆動機溝１７より排出された水はス
クラムベン１〜弁２０．スクラムドレン弁２１を閉じる
ことにより、スクラム排出水ヘッダー２２に受け止めら
れ、このことにより炉水の系外への無制限の流出をくい
とめている。

しかしながら、−次側の配管２において、リーク等のト
ラブルにより圧力を喪失すると、電気信号が無くとも各
パイロット弁ば排気状態と同じになり、スクラム弁１２
，１．３内の加工空気がリークし、やがて弁開に至ると
共に、アキュムレータ１４からの蓄圧水により制御棒の
挿入に至る。この事象は設定されたモードによらないス
クラムであるため、誤スクラムと呼ばれているが、この
誤スクラムの防止法として本発明を発明した。

また、計装空気配管系統における圧力調整弁４のトラブ
ルや、フィルタ５の目詰り時には、機能の一部停止等に
より、メンテナンス性を確保しなければならず信頼性に
欠けていた。

その対策法として発明したものを第２図に示す。

加圧空気を確保することによってスクラム機能を維持で
きる最下流の位置に逆止弁２５を設けると共に圧力調整
弁４をフィルタ５を並列に二系列設置することにより一
次側圧力喪失による誤スクラムを防止すると共に他の機
能を１垣害することなく圧力調整弁４とフィルタ５のメ
ンテナンスを可能とした。

〔発明の実施例〕以下、本発明の実施例を図により説明する。第１図は従
来の配管系統を示す。計装空気配管はコンプレッサｌ、
配管２．圧力調整弁４．フィルタ５、バックアップスク
ラムパイロット弁７．圧力計９．計装空気ヘッダー１０
．スクラムパイロット弁１１．シフラム排出水容器隔離
弁用パイロット弁１９から成り、排出水配管は水圧制御
ユニット１６内のスクラム弁１２，１３．アキュムレ−
タ１４．窒素容器１５．シクラム排出水ヘッダ２２．ス
クラム排出水容器２３．水位検出器２４゜スクラムベン
ト弁２０．スクラムドレン弁２１から成る。

コンプレッサ１からの加圧空気は配管２により他系統に
送られると共に本系統にも導びかれる。

加圧空気は圧力調整弁４で所定に減圧されフィルタ５に
より異物、水分を検出し、各パイロット弁を経て、スク
ラム弁１２，１３．スクラムベント弁２０．スクラムド
レン弁２１を動作させる。途中配管の圧力は圧力計９で
常時監視され、そのデータは中央操作室に表示される。

第２図は本発明の一実施例を示す。第１図に示すものと
同じ機能のものは同一番号で示しである。

逆止弁２５が追加され、また圧力調整弁４およびフィル
タ５が並列二系列化されている。

コンプレッサ１からの加圧空気は配管２により他系統へ
送られると共に本系統へも導びかれ圧力調整弁４で所定
の圧力に調整され、フィルタ５で異物や水分が除去され
る。このフィルタの二次側までで加圧空気の圧力および
清浄度は確保される。

スクラム機能を果たすためにはバックアップスクラムパ
イロット弁７以降が健全であることが必要条件であるた
め、フィルタ５の二次側に停止弁２５を設置する。この
逆止弁２５の設置により、一時価配管に破断等のトラブ
ルが発生しても二次側配管の圧力は逆止弁２５により保
持されるため、誤スクラムは回避されるという効果があ
る。

また、圧力調整弁４．フィルタ５の並列二系列化により
、加圧空気配管を隔離してその機能を損うことなく、メ
ンテナンスが可能になるという効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば逆止弁２５の一次側配管において配管破
断等のトラブルにより圧力喪失が生じても逆止弁２５に
より、二次側配管の圧力を保持するため、圧力低下や圧
力喪失による誤スクラムは回避されるのでスクラム機能
を維持するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスクラム排出水系配管系統図、第２図は
本発明によるスクラム排出水系配管系統図である。１・・・コンプレッサ、２・・・配管、３・・・入口元
弁、４・・・圧力調整弁、５・・・フィルタ、６・・・
出口元弁、７・・・バックアップスクラムパイロン１−
弁、８・・・逆止弁、９・・・圧力計、】Ｏ・・・計装
空気配管ヘッダ、１１・・・スクラムパイコツ１〜弁、
１２・・・スクラム弁、１３・・スクラム弁、１４・・
・アキュムレータ、１５・・・窒素容器、１６・・・水
圧制御ユニット、１７・・・制御棒駆動機構、１８・・
・制御棒駆動ピストン、１９・・・スクラム排出水容器
隔離弁用パイロット弁、２０・スクラムベント弁、２１
・・・スクラムドレン弁、２２・・・スクラム排出ヘッ
ダ、２３・・・スクラム排出水容器、２４・・・水位検
出器、２５・・・逆止弁。第　ｌ　圀第　２　口

Claims

【特許請求の範囲】

１、スクラム排出水系の計装空気配管において、圧力調
整弁二次側に逆止弁を設けると共に圧力調整弁および空
気フィルタを並列二系列としたことを特徴とする計装空
気配管系統。