JPS608272B2 - メタンリツチガスの製造法 - Google Patents

メタンリツチガスの製造法

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JPS608272B2
JPS608272B2 JP56046472A JP4647281A JPS608272B2 JP S608272 B2 JPS608272 B2 JP S608272B2 JP 56046472 A JP56046472 A JP 56046472A JP 4647281 A JP4647281 A JP 4647281A JP S608272 B2 JPS608272 B2 JP S608272B2
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JP
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gas
reaction
coke oven
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oven gas
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JP56046472A
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博 川越
臣平 松田
将人 竹内
秀雄 岡田
英雄 松島
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコークス炉ガスにメタン生成反応を起こせるた
めの炭素ガス及び水蒸気を添加して、低温で水蒸気改質
反応を行わせてメタンリッチガスを製造する方法に関し
ている。
従来からメタンリッチガスを製造する方法として炭化水
素の低温水葵気改質法がよく知られている。
この方法で問題になるのは原料となる炭化水素が極端に
品不足と価格上昇により安定入手は難かしくなりつつあ
るということである。本発明者らは、炭化水素に変わり
うる原料及びプロセスの開発という観点に立って、研究
を進めた結果、炭化水素の代替原料として製鉄会社のコ
ークス炉より排出される過剰のコークス炉ガスおよびア
ンモニアプラント、及びSNGプラントなどで創生され
るC02を利用して、水添脱硫工程および水蒸気教質工
程の組合せにより、メタンリッチなガスを製造する画期
的プロセスを見し、出した。
コークス炉ガスの一例を示せば比が約50(容量%)、
C比が約30(容量%)、COが約6%、C02が約2
%、C2〜C3の炭化水素が約3%、N2が約4%、0
2が約1%である。
したがって、ガス中の比濃度が高いため、このままメタ
ネーションを行ったとしても炭素分が不足し、製品ガス
が燃焼性状からはずれて、13A君羊の都市ガスとして
使用できない。
本発明の方法は原料の炭化水素の代わりに炭酸ガス及び
コークス炉ガスを使用するもので、それにより水添脱硫
工程及び水蒸気教質工程における入口温度は200〜3
00ooの低い温度範囲で使用できる利点がある。
次に本発明を図面により説明する。
コークス炉ガスーに炭酸ガス5を混合し水添塔2に導入
する。水添塔2には、通常使用されているNi一Mo,
Co−Mo,Ni−Co−Mo触媒などの水添用触媒が
充填されている。水添塔2での反応は次に示す式で表わ
される。C2比十日2→C2日6
mC3Q+日2→C3日8
{2)RSH+比→日2S十RH
‘3’(Rは炭化水素基である)コークス炉ガス中の
硫黄化合物は硫化水素に変換され「オレフィン類は水添
されてパラフィン類に転化される。
水添反応後「脱硫塔3で次式に示す反応により硫化水素
を吸収除去する。比S+Zn○→ZnS十日20
■精製されたコークス炉ガスは水蒸気4と
混合されて、低温故質塔6に導入される。
低温改質塔6にはNi含有触媒が充填されている。低温
改質塔6では次に示す反応が進行し、CH4,日2C○
,比○が生成する。C02十日2こCO+日20
‘5)CO+3日2←→CH4十日
20 【6)生成ガスを水分機器7
に導入し、水蒸気を回収する。
脱水後の生成ガスは必要ならば「増熱工程8においてL
PG9と混合されて熱量調節後、製品ガス10となる。
水添塔における触媒は通常使用されている水添触媒でよ
く、例えば、アルミナ、チタニア等のような耐熱性酸化
物坦体に担持して得たNj○−Md03−A夕2〇3,
Cd○−Md03−A〆2〇3,Ni〇−MOO3一T
i02,Cd0−Md03一Ti02等の触媒がある。
水添触媒は使用に際しては還元されて、Ni−Mo−A
夕203及びCo−Mo−A〆203あるいはNi一M
o−Ti02,Co−Mo−Ti02(Mo03は完全
にはMo金属までは還元されていない場合もある)の形
態となる。A夕203を担体として使用している触媒は
水添性能を高めるために、さらに硫化してから使用する
のが普通であるが、Ti02を担体として使用した触媒
では硫化処理は必ずしも必要でない。
水添塔での反応開始温度は150qo〜45030が適
当である。水添塔における圧力は2〜100気圧が適当
である。コークス炉ガスの供給速度はSV(空間速度)
で1000〜1000血‐1である。SVが100仇‐
1未満では使用する触媒量が多くなって経済的でない。
またSVが10000‐1を超えると、水添反応が不充
分となる。ニッケル及び/またはコバルトの含有率は2
〜15%(触媒全体の重量当りの百分率、以下同じ)及
びモリブデンの含有量は5〜20%が最適である。例を
挙げれば、Ni○−Moo3一A夕203(特公昭40
−14418)等がある。硫化水素の除去方法としては
通常使用されている方法でよく、例を挙げればZnO,
Fe203,Cu○などの固体吸着剤に吸収させる方法
がある。
また、コークス炉ガス中の酸素は通常水添塔入口に貴金
属触媒塔を設けて除去してもよいが、水添塔で水添反応
と同時には一02反応を行わせて除去しても良い。硫黄
化合物をほぼ完全に除去したコークス炉ガスに炭酸ガス
及び水蒸気を混合しあるいは更に炭化水素を混合して水
蒸気改質反応に供せられる。
この反応に使用される触媒は通常使用されているニッケ
ル及び/あるいはコバルト系触媒でよく、ニッケル含有
量が45〜85%(重量百分率)と高い触媒が使用され
るが、例を挙げれば、Ni−Aそ203(特公昭44−
17737)、Ni−Mg0−Aそ203(袴開昭50
−105586)、Ni○−La203一A〆203(
特公昭40一11047)がある。次に本発明を実施例
によって説明する。
実施例 ■ 水添脱硫工程 装置は高圧流通式の実験装置であり、コークス炉ガスは
高圧ボンベにより反応管に送られる。
また、コークス炉ガス中の不純物として硫黄化合物(チ
オフェン)、ナフタリン,ベンゼン等をナフサ中に溶解
させてコークス炉ガスとともに反応管に送った。反応管
内径は1.5側、長さ100仇ゆでその中央部に触媒を
40のそ充てんする。反応管出口のガスは硫化水素吸着
材を充てんした吸着塔に入る。吸着塔は内径3仇吻、長
ごloo0雌でその中央部に市販の酸化亜鉛(Zn○)
を約300泌充した。反応管及び吸着塔は外部より電気
炉にて加熱される。反応管内部に外径6肋、内径3価、
長さ70仇蚊の熱軍対押入管が設けてあり、反応管内部
の温度分布が測定できるようになっている。吸着塔出口
ガスは冷却された後、気液分離器で液状物質とガス状物
質に分離される。ガス状物質は圧力調整器を通った後排
気される。硫黄化合物の除去率をみるため、気液分離器
よりの液状物質中の硫黄分をFPD(FlamePho
tomeVicDeにcter)をそなえたガスクロマ
トグラフィ一で分析した。また、ガス状物質中のオレフ
イン類(C2日,C3瓜)のパラフィン類(C2HB,
C3日8)への転化率はFm(FlameIoniza
tionDeにctor)を使用し、メタネーション反
応の有無を調べるためにTCD(ThermalCon
d比tMツDetector)を使用して分析した。水
添触媒には担持法により製造したNi0一Moo3一T
i02触媒を用いた。この触媒は使用に先立ち、500
ooで4時間還元した。実験条件は以下のとおりである
。コークス炉ガス組成: 比:51.7%、CO:5.74%、C02:4.83
%(添加したC02分:2.69%)、CH4:29.
9%、C2日4:1.6%、C3日6:1.6%、02
:1%、N2:3.63%コークス炉ガス中の不純物: チオフエン(C4日4S,15倣pm)ナフタリン(C
,。
日8,8.7ppm)BTX(ベンゼン,トルヱン,キ
シレン,斑3ppm)触媒:Ni−Moo3一Ti02 触媒量:40私 SV:1000血‐1 反応温度:25ぴ○ 反応圧力:17a血・G 以上の条件における実験結果を第1表及び第2表に示す
1表 第2表 ■ 低温水蒸気政質工程 実験装置は高圧流通式の装置である。
原料コークス炉ガスは高圧ボンベより反応管に送られる
。反応管の内径は4.6職、長さ60物ゆであり、その
中央部に0.5〜1.0肌に破砕した触媒を触媒層長さ
にして約3比机こ充てんした。反応管は約8伽の厚さに
アルミ・ナ布で包まれ、反応が断熱的に進行するように
し、さらに反応管の外部より電気炉で保温されるように
なっている。触媒層の温度分布を測定するため、反応管
外壁に熱電対押入管を設けて熱電対をスライドさせた。
温度分布より反応終了点を求め、その経時変化より触媒
の劣化速度を求めた。低温改質用の触媒には3段沈でん
法により製造したNi‐凶203一A夕203触媒を用
いた。この触媒は使用に先立ち、500qoで5時間還
元した。反応条件は以*下のとおりである。コークス炉
ガス組成: 日2:49.9%、CO:5.82%、C02:5.4
%(添加したC02分は2.7%)、CH4:31.7
%、C2比:1.66%、C3日8:1.66%、N2
:3.86%コークス炉ガス量:23鮒夕/hr 水蒸気供給量:125.唯ノhr 入口温度:230q0 触媒:Ni‐仏203−Aそ203 触媒量:5の‘ HC線速度:75雌/仇・hr 入口温度:250QC 反応圧力:17atm・G 以上の条件における実験結果を第3表に示す。
第3表以上の実験における反応ゾーンの劣化速度は0.
3風/hrであった。
【図面の簡単な説明】
図は本発明を概念的に示すプロセスのフローである。 1・・・・・・コークス炉ガス、2・・・・・・水添塔
、3・・・・・・脱硫塔、4・・・・・・水蒸気、5・
・・・・・炭酸ガス、6・・…・低温改質塔、7・・…
・水分離、8・・・・・・増熱に[程、9・・・・・・
LPG、10・・・・・・製品ガス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コークス炉ガスに含まれる水素ガスと炭素分とのメ
    タン生成反応によるメタンリツチガスの製造法において
    、前記メタン生成反応を起させるための炭酸ガスを添加
    し、この炭酸ガスを添加したコークス炉ガスを水添およ
    び脱硫反応させた後、この反応後のコークス炉ガスに水
    蒸気を添加し、この水蒸気とコークス炉ガスの混合ガス
    を水蒸気改質触媒と接触させることにより前記混合ガス
    中の炭素分と水素とを反応させメタンリツチなガスを製
    造することを特徴とするメタンリツチガスの製造法。
JP56046472A 1981-03-31 1981-03-31 メタンリツチガスの製造法 Expired JPS608272B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575490A (en) * 1978-11-30 1980-06-06 Didier Eng Method of generating synthetic gas*particularly natural gas substitute from coke oven gas

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