JPS608033Y2 - 羽目板の接続装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、羽目板の接続装置に関する。

従来、羽目板の裏面に充填されていたところの、たとえ
ば繊維あるいは顔面等の無機質繊維から成る断熱材を保
持するのに接着剤を使用するか、あるいはその他の手段
を講じてなされていた。

この考案は、このような断熱材の保持を簡便にするため
に提供されたものである。

以下、実施例として示した図面に基づき説明する。

第１図はこの考案に係る羽目板１の斜視図であり、第２
図は羽目板１の施工下地に固定した状態の断面図、第３
図は施工状態示す正面図である。

このような実施例において、羽目板１は表側を凸として
中央凸部２を形成し、一方その裏面を凹とすることによ
り裏面凹部３を形成することにより、全体として略コ字
形を呈する中央片４の部分を有している。

そして中央片４の両側端に、その長手方向に間隔をおい
て複数個の突出片５を設けることにより側端凹部７を構
成している。

すなわち間柱６等の施工下地に、この羽目板１を、この
突出片５で以て、たとえば釘打ちなどの方法により固定
する。

その際、突出片５が形成されていない中央片４の側端部
分であるところの側端凹部７は、下地との間に一定の隙
間８を形成しつつ施工される。

この隙間８に前記と同様の羽目板１であり、かつ隣接し
て施工されるべき他の羽目板１の突出片５を貫通させて
施工する。

以上のようにすると、第２図に示されるように、その突
出片５は中央片４の裏面に形成されている裏面凹部３の
所まで挿入される。

そして突出片５で以て、予め前記裏面凹部３に充填され
ている断熱材９を、中央片４と突出片５とで挟圧して保
持することとなる。

以上のように、この考案は、表側に凸で裏面に凹の略コ
字形の中央片の両側端に長手方向に間隔をおいて複数個
の突出片を設けることにより突出部と側端凹部を形成し
て成る羽目板を、下地に固定するに際して前記側端凹部
と下地の間に間隔を形成しつつ、かつ前記突出片におい
て固定すると共に、隣接して施工されるべき前記と同様
の羽目板の突出片を、前記隙間を貫通させて中央片の裏
面凹部にまで突出させることにより、裏面凹部に充填さ
れた断熱材を保持するようにしてなることを特徴とする
ので、裏面に充填されている断熱材を、従来にような特
別の手段を要することなく、簡単に保持させることがで
きて至極便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る羽目板の斜視図、第２図は羽目
板の施工状態での断面図、第３図は羽目板の施工状態の
正面図である。 １は羽目板、２は中央凸部、３は裏面凹部、４は中央片
、５は突出片、６は間柱、７は側端凹部、８は隙間、９
は断熱材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表側に凸で裏側に凹の略コ字形の中央片の両側端に長手
   方向に間隔をおいて複数個の突出片を設けることにより
   突出部と側端凹部を形成して戒る羽目板を、下地に固定
   するに際して前記側端凹部と下地の間に間隙を形成しつ
   つ、かつ前記突出片において固定すると共に、隣接して
   施工されるべき前記と同様の羽目板の突出片を、前記隙
   間を貫通させて中央片の裏面凹部にまで突出させること
   により、裏面凹部に充填された断熱材を保持するように
   してなる羽目板の接続装置。