JPS6079058A - アクリル系重合体原液の製造法 - Google Patents
アクリル系重合体原液の製造法Info
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- JPS6079058A JPS6079058A JP18753983A JP18753983A JPS6079058A JP S6079058 A JPS6079058 A JP S6079058A JP 18753983 A JP18753983 A JP 18753983A JP 18753983 A JP18753983 A JP 18753983A JP S6079058 A JPS6079058 A JP S6079058A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アクリル系重合体原液に関し、さらに詳しく
は微少な異種物質含有量および、着色の少ない、繊維、
フィルム、中空構造体、不織布等の成形体を形成するた
めの、アクリル系重合体溶液からなるアクリル系重合体
原液に関する。
は微少な異種物質含有量および、着色の少ない、繊維、
フィルム、中空構造体、不織布等の成形体を形成するた
めの、アクリル系重合体溶液からなるアクリル系重合体
原液に関する。
従来、アクリル系重合体の製造は、ジメチルホルムアミ
ドを用いた溶液重合や、水媒体を用いた懸濁重合により
行われているが、特に懸濁重合は重合度の安定性やアク
リル系重合体の取扱いやすさ等の利点があるものの、得
られたアクリル系重合体は、加圧脱水、遠心脱水等の脱
水処理を行っても、通常、乾燥時の重量に対し50〜1
00重量%の水分が脱水処理アクリル系重合体中に残存
するという問題がある。すなわち、該脱水処理したアク
リル系重合体は、l c+a程の塊状であり、これに溶
剤を加えると、表面層のみ熔け、一方、内部は未溶解の
、いわゆる「ダマ」となって均一なアクリル系重合体原
液が得にくくなるという問題を生じる。これは、脱水処
理したアクリル系重合体塊の表層から溶剤が内部へ浸透
するものの、含有水によって溶剤が稀釈され、アクリル
系重合体塊の内部においては溶剤濃度が溶解濃度以下と
なるからである。
ドを用いた溶液重合や、水媒体を用いた懸濁重合により
行われているが、特に懸濁重合は重合度の安定性やアク
リル系重合体の取扱いやすさ等の利点があるものの、得
られたアクリル系重合体は、加圧脱水、遠心脱水等の脱
水処理を行っても、通常、乾燥時の重量に対し50〜1
00重量%の水分が脱水処理アクリル系重合体中に残存
するという問題がある。すなわち、該脱水処理したアク
リル系重合体は、l c+a程の塊状であり、これに溶
剤を加えると、表面層のみ熔け、一方、内部は未溶解の
、いわゆる「ダマ」となって均一なアクリル系重合体原
液が得にくくなるという問題を生じる。これは、脱水処
理したアクリル系重合体塊の表層から溶剤が内部へ浸透
するものの、含有水によって溶剤が稀釈され、アクリル
系重合体塊の内部においては溶剤濃度が溶解濃度以下と
なるからである。
さらにE7r4重合によるアクリル系重合体の溶解の均
一性を確保すべ(、脱水処理したアクリル系重合体を微
細化する場合は、新たな微細化工程を要し、またこのよ
うにしても得られた微細アクリル系重合体の分散性は極
めてて悪く、装置内壁に付着したり、ブリッジを形成し
、取扱いにくいという問題がある。
一性を確保すべ(、脱水処理したアクリル系重合体を微
細化する場合は、新たな微細化工程を要し、またこのよ
うにしても得られた微細アクリル系重合体の分散性は極
めてて悪く、装置内壁に付着したり、ブリッジを形成し
、取扱いにくいという問題がある。
かかる問題点を解消するため、脱水処理アクリル系重合
体を、さらに乾燥工程に通し、水分含有率を1%以下ま
で引き下げ、しかる後溶剤に溶解する方法がとられてい
る。しがし、含有アクリル系重合体の乾燥は、乾燥速度
を速めるため、ペレット状、柱状に成形したものを熱風
中にさらして行なうために、次のような問題点がある。
体を、さらに乾燥工程に通し、水分含有率を1%以下ま
で引き下げ、しかる後溶剤に溶解する方法がとられてい
る。しがし、含有アクリル系重合体の乾燥は、乾燥速度
を速めるため、ペレット状、柱状に成形したものを熱風
中にさらして行なうために、次のような問題点がある。
すなわち熱風に伴なって飛来する微少な異種物質がアク
リル系重合体に付着しアクリル系重合体中に混入するこ
と、および熱風乾燥のためアクリル系重合体が加熱され
、熱着色をきたすことである。微少な異種物質とは、土
砂に原因する5in2やAl2O3等を主成分とする微
粒子、乾燥機自体から発生する鉄さび等であるが、これ
らは繊維の成形においては糸切れの原因となり、またフ
ィルムの成形では孔、傷の原因となるため、少なくする
ことが極めて重要である。また上記熱風乾燥においては
、成形体の先端部において乾燥が速く、該部分の温度が
局部的に熱風温度に近づき、熱着色を起こし、該重合体
から得られる成形体も着色し、商品価値を落としてしま
う。
リル系重合体に付着しアクリル系重合体中に混入するこ
と、および熱風乾燥のためアクリル系重合体が加熱され
、熱着色をきたすことである。微少な異種物質とは、土
砂に原因する5in2やAl2O3等を主成分とする微
粒子、乾燥機自体から発生する鉄さび等であるが、これ
らは繊維の成形においては糸切れの原因となり、またフ
ィルムの成形では孔、傷の原因となるため、少なくする
ことが極めて重要である。また上記熱風乾燥においては
、成形体の先端部において乾燥が速く、該部分の温度が
局部的に熱風温度に近づき、熱着色を起こし、該重合体
から得られる成形体も着色し、商品価値を落としてしま
う。
一方、熱風を用いないで水分を除去する方法としては、
特願昭49−11532’、8号、特公昭58−24.
521号において、含水アクリル系重合体を溶剤中に分
散させた後、余剰の水を減圧下において除去し、熔解す
ることにより、着色度の低い繊維を得られることが開示
されているが、いずれの場合も減圧蒸発工程が必要であ
り、減圧蒸発の場合、熔解溶液の成分調整が難しいとい
う問題がある。
特願昭49−11532’、8号、特公昭58−24.
521号において、含水アクリル系重合体を溶剤中に分
散させた後、余剰の水を減圧下において除去し、熔解す
ることにより、着色度の低い繊維を得られることが開示
されているが、いずれの場合も減圧蒸発工程が必要であ
り、減圧蒸発の場合、熔解溶液の成分調整が難しいとい
う問題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、微少な異
種物質および着色が少ない、安定した品質のアクリル系
重合体原液を提供することにある。
種物質および着色が少ない、安定した品質のアクリル系
重合体原液を提供することにある。
本発明者らは、上述の問題に関し、鋭意研究を進め、含
水アクリル系重合体と溶解濃度より以下の濃度を有する
溶剤との混合物をつくり、しかる後、該混合物を溶解濃
度以上の溶剤とを混合するごとにより、減圧処理を要せ
すして異種物質含有量が極めて少なく、着色度の低いア
クリル系重合体原液が得られることを見出した。
水アクリル系重合体と溶解濃度より以下の濃度を有する
溶剤との混合物をつくり、しかる後、該混合物を溶解濃
度以上の溶剤とを混合するごとにより、減圧処理を要せ
すして異種物質含有量が極めて少なく、着色度の低いア
クリル系重合体原液が得られることを見出した。
本発明に用いるアクリル系重合体は、アクリロニトリル
の単独重合体、またはアクリロニトリルと共重合可能な
複数の単量体との共重合によって得られる共重合体、も
しくはこれらの混合物で、平均粒径が2鴎以下のもであ
る。かかる本重合体は、公知の水媒体を用いた懸濁重合
、乳化重合等いずれの方法で製造されたものでもよい。
の単独重合体、またはアクリロニトリルと共重合可能な
複数の単量体との共重合によって得られる共重合体、も
しくはこれらの混合物で、平均粒径が2鴎以下のもであ
る。かかる本重合体は、公知の水媒体を用いた懸濁重合
、乳化重合等いずれの方法で製造されたものでもよい。
重合体の粒径は2Ii11以下にする必要があるが、粒
径は小さいほど均一性に優れた溶解原液が得られる。ア
クリル系重合体の粒径が2鶴を越えると、溶解濃度以上
の濃度を有する溶剤との混合において、溶解しにくくな
るので好ましくない。
径は小さいほど均一性に優れた溶解原液が得られる。ア
クリル系重合体の粒径が2鶴を越えると、溶解濃度以上
の濃度を有する溶剤との混合において、溶解しにくくな
るので好ましくない。
本発明で用いる溶剤は、公知のアクリル系重合体の溶剤
であればよく、例えば硝酸、硫酸等の無ta酸、ロダシ
塩、塩化亜鉛等の無機塩の濃厚溶液、ジメチルポルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等
の有機溶剤等を用いることができる。
であればよく、例えば硝酸、硫酸等の無ta酸、ロダシ
塩、塩化亜鉛等の無機塩の濃厚溶液、ジメチルポルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等
の有機溶剤等を用いることができる。
前記2龍以下の粒径を有する含水アクリル系重合体は、
溶解濃度より以下の濃度を有する上記溶剤と接触せしめ
、該アクリル系重合体内に含まれる水相の溶剤濃度が高
められる。この溶剤との接触は、脱水処理した含水アク
リル系重合体を、溶解濃度より以下の濃度を有する溶剤
中に分散せしめ、しかる後該分散液を濾過するが、また
は該濾過によって得られた溶剤含有アクリル系重合体を
再び溶解濃度より以下の溶剤中に分散し、しかる後該分
散液を濾過するごとにより行われる。このような溶剤中
への分散および濾過の操作は必要に応じて何回繰返して
もよい。また含水アクリル系重合体重合と溶解濃度より
以下の濃度をもつ溶剤とを向流で接触せしめ、アクリル
系重合体の含有水を溶解濃度より以下の溶剤と置換して
もよい。
溶解濃度より以下の濃度を有する上記溶剤と接触せしめ
、該アクリル系重合体内に含まれる水相の溶剤濃度が高
められる。この溶剤との接触は、脱水処理した含水アク
リル系重合体を、溶解濃度より以下の濃度を有する溶剤
中に分散せしめ、しかる後該分散液を濾過するが、また
は該濾過によって得られた溶剤含有アクリル系重合体を
再び溶解濃度より以下の溶剤中に分散し、しかる後該分
散液を濾過するごとにより行われる。このような溶剤中
への分散および濾過の操作は必要に応じて何回繰返して
もよい。また含水アクリル系重合体重合と溶解濃度より
以下の濃度をもつ溶剤とを向流で接触せしめ、アクリル
系重合体の含有水を溶解濃度より以下の溶剤と置換して
もよい。
この場合の向流接触の方法としては、濾布ベルト上に含
水アクリル系重合体のケークを乗せ、逐次溶解濃度より
以下の溶剤を振りかけてもよいし、塔に含水アクリル系
重合体を充填し、溶解濃度以下の溶剤を流下させてもよ
い。
水アクリル系重合体のケークを乗せ、逐次溶解濃度より
以下の溶剤を振りかけてもよいし、塔に含水アクリル系
重合体を充填し、溶解濃度以下の溶剤を流下させてもよ
い。
本発明の前記工程で用いる溶剤濃度は、該アクリル系重
合体の溶解濃度より以下であることが極めて重要であり
、溶解濃度以上の濃度を用い、含水アクリル系重合体と
混合すると、部分的にアクリル系重合体の熔解が起こり
、やがて再び固まるので、その後工程での熔解において
、極めて溶解性が悪くなるので好ましくない。
合体の溶解濃度より以下であることが極めて重要であり
、溶解濃度以上の濃度を用い、含水アクリル系重合体と
混合すると、部分的にアクリル系重合体の熔解が起こり
、やがて再び固まるので、その後工程での熔解において
、極めて溶解性が悪くなるので好ましくない。
本発明で使用される溶剤の熔解濃度は、含水アクリル系
重合体と熔解濃度より以下の溶剤との混合操作を行なう
温度に設定した該溶剤100ccに、乾燥重合体に対し
100%の水を含むアクリル系重合体1gを加え、20
分振とう後、均一なアクリル系重合体溶液を得る時の熔
解濃度における溶剤濃度とし、またこれより希薄な濃度
を有する熔解を「溶解濃度より以下の溶剤」と定義する
。
重合体と熔解濃度より以下の溶剤との混合操作を行なう
温度に設定した該溶剤100ccに、乾燥重合体に対し
100%の水を含むアクリル系重合体1gを加え、20
分振とう後、均一なアクリル系重合体溶液を得る時の熔
解濃度における溶剤濃度とし、またこれより希薄な濃度
を有する熔解を「溶解濃度より以下の溶剤」と定義する
。
かくして得られた熔解濃度より以下の溶剤を含むアクリ
ル系重合体の混合物には、該混合物中の溶剤濃度および
アクリル系重合体の濃度に対し、混合後の溶剤濃度が溶
解濃度以上となり、かつ所定のアクリル系重合体濃度と
なるように計算された濃度の溶剤が混合され、均一なア
クリル系重合体成形品の原液が得られる。
ル系重合体の混合物には、該混合物中の溶剤濃度および
アクリル系重合体の濃度に対し、混合後の溶剤濃度が溶
解濃度以上となり、かつ所定のアクリル系重合体濃度と
なるように計算された濃度の溶剤が混合され、均一なア
クリル系重合体成形品の原液が得られる。
次に溶解濃度より以下の溶剤を含有するアクリル系重合
体と、溶解濃度以上の溶剤との混合は、ニーダ−ミキサ
ー、ギヤーコンパウンダ−、ボテーター、ミューラーミ
キサー等の捏和機を用い行なうことができるが、これら
に限定するものではない。該捏和機は単独で用いてもよ
いし、複数個連結して用いてもよい。捏和においては、
気相を閉め出した密閉系で行なうことが好ましく、密閉
系での捏和により、溶解溶液中への気体の混入をなくし
、減圧脱泡工程を省略できるとともに、減圧処理に付随
する溶解溶液組成の変動がなく、極めて均一性に優れた
アクリル系重合体溶液を得ることができる。なお、本発
明における上記溶解濃度以上の混合は、外気の混入また
は外気との接触がない条件であればよく、従って溶液組
成等の実質的な変動がなければ若干の減圧処理を併用し
てもよい。なお気体と接触せしめて混合を行なった場合
は、溶液中に気泡が発生し、従って最終的には溶液の脱
泡を行なうための減圧処理等が必要となり、技術的およ
びコスト的にも不利となり、本願発明の目的を達成する
ことができないことがわかった。
体と、溶解濃度以上の溶剤との混合は、ニーダ−ミキサ
ー、ギヤーコンパウンダ−、ボテーター、ミューラーミ
キサー等の捏和機を用い行なうことができるが、これら
に限定するものではない。該捏和機は単独で用いてもよ
いし、複数個連結して用いてもよい。捏和においては、
気相を閉め出した密閉系で行なうことが好ましく、密閉
系での捏和により、溶解溶液中への気体の混入をなくし
、減圧脱泡工程を省略できるとともに、減圧処理に付随
する溶解溶液組成の変動がなく、極めて均一性に優れた
アクリル系重合体溶液を得ることができる。なお、本発
明における上記溶解濃度以上の混合は、外気の混入また
は外気との接触がない条件であればよく、従って溶液組
成等の実質的な変動がなければ若干の減圧処理を併用し
てもよい。なお気体と接触せしめて混合を行なった場合
は、溶液中に気泡が発生し、従って最終的には溶液の脱
泡を行なうための減圧処理等が必要となり、技術的およ
びコスト的にも不利となり、本願発明の目的を達成する
ことができないことがわかった。
以上、本発明によれば、水媒体を用いた懸濁重合、乳化
重合等によって得られた21−以下の粒径を有するアク
リル系重合体を、溶解濃度より以下の溶剤と接触させア
クリル系重合体と溶解濃度以下の溶剤との混合物とし、
しかる後該混合物に溶解濃度以上の濃度をもつ同溶剤と
を混合することにより、アクリル系重合体の均一溶解性
に優れた、着色度の極めて低い原液を得ることができる
。本発明により得られた原液は繊維、フィルム、中空構
造体、不繊布等分野に好適に使用することができる。
重合等によって得られた21−以下の粒径を有するアク
リル系重合体を、溶解濃度より以下の溶剤と接触させア
クリル系重合体と溶解濃度以下の溶剤との混合物とし、
しかる後該混合物に溶解濃度以上の濃度をもつ同溶剤と
を混合することにより、アクリル系重合体の均一溶解性
に優れた、着色度の極めて低い原液を得ることができる
。本発明により得られた原液は繊維、フィルム、中空構
造体、不繊布等分野に好適に使用することができる。
以下、本発明を、実施例および比較例によりさらに詳細
に説明する。実施例中、白色度の測定は、村上色彩技術
研究所要の色彩計CM−8Dを用い、酸化マグネシウム
の白板を100とし、繊維表面の反射率を測定して行な
った。
に説明する。実施例中、白色度の測定は、村上色彩技術
研究所要の色彩計CM−8Dを用い、酸化マグネシウム
の白板を100とし、繊維表面の反射率を測定して行な
った。
また異種物質含有量は、アクリル系重合体の溶解溶液で
、アクリル系重合体100g相当量を51のビーカーに
分取し、溶解濃度以上の溶剤2I!を加えて稀釈した後
、800メシユのフィルターで濾過し、この操作を1o
回行なった後、フィルター残存物を分取し、その重量と
した。
、アクリル系重合体100g相当量を51のビーカーに
分取し、溶解濃度以上の溶剤2I!を加えて稀釈した後
、800メシユのフィルターで濾過し、この操作を1o
回行なった後、フィルター残存物を分取し、その重量と
した。
実施例1
過硫酸アンモニウム−亜硫酸ナトリウムを重合開始剤と
し、アクリロニトリル/メチルアクリレート/メタクリ
ルスルホン酸ナトリウム−92/7、5 / 0.5の
モル比で含む単量体を100部に水400部を加え、水
相懸濁重合を行ない、重合体スラリを得た。該スラリを
セントルで脱水し、乾燥重量に対し68%の含水率を有
する湿潤重合体を得た。この脱水湿潤重合体100gに
対しIIlの割合で0℃の48%硝酸水を添加し、該硝
酸水中に該重合体を分散せしめ、しがる後再び加圧脱水
を行なった。脱水後に得られた湿潤重合体の重合体濃度
は25%で、含有硝酸濃度は45%であった。
し、アクリロニトリル/メチルアクリレート/メタクリ
ルスルホン酸ナトリウム−92/7、5 / 0.5の
モル比で含む単量体を100部に水400部を加え、水
相懸濁重合を行ない、重合体スラリを得た。該スラリを
セントルで脱水し、乾燥重量に対し68%の含水率を有
する湿潤重合体を得た。この脱水湿潤重合体100gに
対しIIlの割合で0℃の48%硝酸水を添加し、該硝
酸水中に該重合体を分散せしめ、しがる後再び加圧脱水
を行なった。脱水後に得られた湿潤重合体の重合体濃度
は25%で、含有硝酸濃度は45%であった。
次に該硝酸含有湿潤重合体100gにつき、55.8g
の88%硝酸を加え、密閉系ニーダ−ミキサー中で0℃
に冷却しながら4時間攪拌溶解後、2時間静止放置した
。得られた原液を紡糸口金より0℃の30%硝酸中に湿
式紡糸し、ついで100℃の熱水中で10倍に延伸し、
110℃の熱風で乾燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処
理を行なった。
の88%硝酸を加え、密閉系ニーダ−ミキサー中で0℃
に冷却しながら4時間攪拌溶解後、2時間静止放置した
。得られた原液を紡糸口金より0℃の30%硝酸中に湿
式紡糸し、ついで100℃の熱水中で10倍に延伸し、
110℃の熱風で乾燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処
理を行なった。
得られた繊維の白変は、98.0と高い値を示し、この
時使用した熔解液における異種物質重量は3■であった
。なお、実施例1で使用した重合体の熔解濃度は、0℃
の硝酸水の場合、52%であった。
時使用した熔解液における異種物質重量は3■であった
。なお、実施例1で使用した重合体の熔解濃度は、0℃
の硝酸水の場合、52%であった。
実施例2
過硫酸アンモニウム−亜硫酸ナトリウムを重合開始剤と
し、アクリロニトリル/メチルアクリレート/アクリル
アミド/ヌククリルスルホン酸ナトリウム=91/4/
4.510.5のモル比の単量体を100部、水400
部を加え、水相懸濁重合を行ない、重合体スラリを得た
。
し、アクリロニトリル/メチルアクリレート/アクリル
アミド/ヌククリルスルホン酸ナトリウム=91/4/
4.510.5のモル比の単量体を100部、水400
部を加え、水相懸濁重合を行ない、重合体スラリを得た
。
該スラリを加圧脱水し、70%の含水率を有する湿潤重
合体とし、該湿潤重合体100gに対し1110割合で
、0℃、48%硝酸水と混合した後、再び加圧脱水を行
なった。得られた湿潤重合体100gに対し11の割合
でさらに0℃、48%硝酸水を混合し、加圧脱水を行な
った。得られた含酸湿潤重合体は30%の重合体濃度を
示し、含有硝酸の濃度は48%であった。
合体とし、該湿潤重合体100gに対し1110割合で
、0℃、48%硝酸水と混合した後、再び加圧脱水を行
なった。得られた湿潤重合体100gに対し11の割合
でさらに0℃、48%硝酸水を混合し、加圧脱水を行な
った。得られた含酸湿潤重合体は30%の重合体濃度を
示し、含有硝酸の濃度は48%であった。
次に該硝酸含有湿潤重合体100gにつき、74.3%
の硝酸を加え、密閉系ニーグーミキサー中で0℃に冷却
しながら4時間攪拌溶解後、2時間静止放置した。しか
る後紡糸口金より0℃の30%硝酸中に湿式紡糸し、つ
いで100℃の熱水中で10倍に延伸し、110℃の熱
風で乾燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処理を行なった
。
の硝酸を加え、密閉系ニーグーミキサー中で0℃に冷却
しながら4時間攪拌溶解後、2時間静止放置した。しか
る後紡糸口金より0℃の30%硝酸中に湿式紡糸し、つ
いで100℃の熱水中で10倍に延伸し、110℃の熱
風で乾燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処理を行なった
。
得られた繊維の白変は98.0、使用した溶解液におけ
る異種物質重量は4■であった。
る異種物質重量は4■であった。
実施例3
実施例2で得られた加圧脱水湿潤重合体を、直径10c
m、長さ2mのカラムに充填し、カラム上方より10℃
、15%のロダンソーダ水溶液101を流下させた。流
下終了後、該湿潤重合体を加圧脱水し、重合体濃度25
%、含有ロダンソーダ濃度14.5%の5潤重合体を得
た。
m、長さ2mのカラムに充填し、カラム上方より10℃
、15%のロダンソーダ水溶液101を流下させた。流
下終了後、該湿潤重合体を加圧脱水し、重合体濃度25
%、含有ロダンソーダ濃度14.5%の5潤重合体を得
た。
該湿/l1II重合体100g当たり、60%のロダン
ソーダ水溶液150gを加え、密閉ニーダミキサー中で
10℃に冷却しながら4時間攪拌溶解後、2時間静止放
置し、0°Cまで冷却した。か(して得られた熔解を0
℃、12%ロダンソーダ水溶液中に紡出し、水洗後10
0℃の熱水中で10倍に延伸し、110°Cの熱風で乾
燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処理を行なった。得ら
れた繊維の白変は97.0、使用した溶解液における異
種物質量は3n++rであった。
ソーダ水溶液150gを加え、密閉ニーダミキサー中で
10℃に冷却しながら4時間攪拌溶解後、2時間静止放
置し、0°Cまで冷却した。か(して得られた熔解を0
℃、12%ロダンソーダ水溶液中に紡出し、水洗後10
0℃の熱水中で10倍に延伸し、110°Cの熱風で乾
燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処理を行なった。得ら
れた繊維の白変は97.0、使用した溶解液における異
種物質量は3n++rであった。
比較例1
実施例1で得られた加圧膜水湿WA重合体を縦、横各6
鰭、長さ50mm程度の角柱に成形し、熱風乾燥機にて
乾燥した。乾燥機内熱風温度は、100℃で、40分間
乾燥し、乾燥後の重合体含水率は0.8%であった。角
柱の頂点部は1mITr程度の大きさで淡い着色が認め
られた。
鰭、長さ50mm程度の角柱に成形し、熱風乾燥機にて
乾燥した。乾燥機内熱風温度は、100℃で、40分間
乾燥し、乾燥後の重合体含水率は0.8%であった。角
柱の頂点部は1mITr程度の大きさで淡い着色が認め
られた。
かくして得られた乾燥重合体を0℃に冷却した63%硝
酸xoocc当たり26gの割で熔解した。
酸xoocc当たり26gの割で熔解した。
溶解はニーダミキサーを用い、4時間溶解後減圧脱泡を
行ない、しかる後紡糸口金から0℃の30%硝酸中に湿
式紡糸し、ついで100℃の熱水中で10倍に延伸し、
110℃の熱風で乾燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処
理を行なった。
行ない、しかる後紡糸口金から0℃の30%硝酸中に湿
式紡糸し、ついで100℃の熱水中で10倍に延伸し、
110℃の熱風で乾燥後、130℃の水蒸気中で湿熱処
理を行なった。
得られた繊維の白変は、95.0であった。またこの時
使用した溶解液における異種物質重量は18■であった
。
使用した溶解液における異種物質重量は18■であった
。
代理人 弁理士 川 北 武 長
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (L)2mm以下の粒径を有するアクリル系重合体と、
該アクリル系重合体の溶解濃度より以下の溶剤とを含む
アクリル系重合体混合物を、アクリル系重合体の溶解濃
度以上の濃度を有する該溶剤に混合、熔解させて得られ
たアクリル系重合体原液。 (2、特許請求の範囲の第1項において、前記アクリル
系重合体混合物の溶解濃度以上の濃度を有する溶剤中へ
の混合、溶解を気密下に行うことを特徴とするアクリル
系重合体原液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18753983A JPS6079058A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | アクリル系重合体原液の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18753983A JPS6079058A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | アクリル系重合体原液の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6079058A true JPS6079058A (ja) | 1985-05-04 |
JPH0475258B2 JPH0475258B2 (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=16207855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18753983A Granted JPS6079058A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | アクリル系重合体原液の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6079058A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014042107A1 (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-20 | 日本エクスラン工業株式会社 | アクリロニトリル系繊維およびその製造方法ならびに該繊維を含有する繊維構造物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4955922A (ja) * | 1972-10-03 | 1974-05-30 | ||
JPS5247848A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-16 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Process for preparing acrylonitrile polymer solutions |
-
1983
- 1983-10-06 JP JP18753983A patent/JPS6079058A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4955922A (ja) * | 1972-10-03 | 1974-05-30 | ||
JPS5247848A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-16 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Process for preparing acrylonitrile polymer solutions |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014042107A1 (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-20 | 日本エクスラン工業株式会社 | アクリロニトリル系繊維およびその製造方法ならびに該繊維を含有する繊維構造物 |
CN104619896A (zh) * | 2012-09-13 | 2015-05-13 | 日本爱克兰工业株式会社 | 丙烯腈系纤维及其制造方法以及含有该纤维的纤维结构体 |
JPWO2014042107A1 (ja) * | 2012-09-13 | 2016-08-18 | 日本エクスラン工業株式会社 | アクリロニトリル系繊維およびその製造方法ならびに該繊維を含有する繊維構造物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0475258B2 (ja) | 1992-11-30 |
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