JPS6079003A - 官能基を有する高分子物の製造法 - Google Patents
官能基を有する高分子物の製造法Info
- Publication number
- JPS6079003A JPS6079003A JP18863283A JP18863283A JPS6079003A JP S6079003 A JPS6079003 A JP S6079003A JP 18863283 A JP18863283 A JP 18863283A JP 18863283 A JP18863283 A JP 18863283A JP S6079003 A JPS6079003 A JP S6079003A
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- Japan
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- polymer
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- butyl
- carboxyl
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は不飽和結合を有する高分子物にカルボキシル基
或は、水酸基などの官能基を有する有機過酸化物類を混
合して加熱攪拌或は混練する事を特徴とする上記官能基
を有する高分子物の製造法に関するものである。 − 従来、カルボキシル基或は水酸基などの官能基を有する
高分子物を製造するに際しては、重合性単量体にカルボ
キシル基或は水酸基を有するものを用いることにより行
なわれていたが、本発明者らはカルボキシル基或は水酸
基などの官能基を有する有機過酸化物を不飽和基を含む
高分子物と混合し加熱攪拌或は混練する事により、高分
子物中に上記官能基を導入する事に成功した。
或は、水酸基などの官能基を有する有機過酸化物類を混
合して加熱攪拌或は混練する事を特徴とする上記官能基
を有する高分子物の製造法に関するものである。 − 従来、カルボキシル基或は水酸基などの官能基を有する
高分子物を製造するに際しては、重合性単量体にカルボ
キシル基或は水酸基を有するものを用いることにより行
なわれていたが、本発明者らはカルボキシル基或は水酸
基などの官能基を有する有機過酸化物を不飽和基を含む
高分子物と混合し加熱攪拌或は混練する事により、高分
子物中に上記官能基を導入する事に成功した。
本発明をさらに詳しく述べると、不飽和基を有する高分
子物を溶剤に溶解し、或はそのまま使用し上記有機過酸
化物を1〜10%好ましくは3〜5%加え30〜150
’0好ましくは50〜120 ℃の温度で加熱攪拌或
は混練することにより、上記目的が容易に達せられた。
子物を溶剤に溶解し、或はそのまま使用し上記有機過酸
化物を1〜10%好ましくは3〜5%加え30〜150
’0好ましくは50〜120 ℃の温度で加熱攪拌或
は混練することにより、上記目的が容易に達せられた。
すなわち加熱により有機過酸化物がラジカル分解し、高
分子物中の不飽和基へラジカル付加反応する事により上
記官能基か導入されたものである。
分子物中の不飽和基へラジカル付加反応する事により上
記官能基か導入されたものである。
本発明で使用される有機過酸化物の内カルボキシル基を
有する有機過酸化物類は、七ノーt−ブチルパーオキシ
マレート、モノ−1−ブチルパーオキシフタレート、モ
ノ−1−ブチルパーオキシサクシネート、モノ−1−ブ
チルパーオキシグルタレート、七ノーt−ブチルパーオ
キシテトラヒドロフタレート、七ノーt−ブチルパーオ
キシへキサヒドロフタレート、モノ−1−ブチルパーオ
キシ−4−メチルテトラヒドロフタレート、モノ−1−
ブチルパーオキシ−4−メチルへキサヒドロフタレート
、モノ−1−ブチルトリメリテート、ジ−t−ブチルパ
ーオキシピロメリテート、など及びその他が例示される
。また、上記化合物の構造のうち、t−ブチルパーオキ
シ基が、t−アミルパーオキシ基、11.33−テトラ
メチルブチルパーオキシ基、クミルパーオキシ基、p−
メンタンパーオキシ基、p−サイメンバ−オキシ基、ジ
イソプロピルベンゼンパーオキシ基およびそのO1l!
のアルキルパーオキシ基などにより置換された構造の有
機過酸化物類及びその他が例示され、これらの有機過酸
化物類は、酸無水物とノ・イドロ/NIL−オキサイド
をビリ夛ンなどの塩基性触媒存在下で反応せしめ容易に
合成されるものであるか、本発明においては、有機過酸
化物類およびその合成法を特に限定するものではない。
有する有機過酸化物類は、七ノーt−ブチルパーオキシ
マレート、モノ−1−ブチルパーオキシフタレート、モ
ノ−1−ブチルパーオキシサクシネート、モノ−1−ブ
チルパーオキシグルタレート、七ノーt−ブチルパーオ
キシテトラヒドロフタレート、七ノーt−ブチルパーオ
キシへキサヒドロフタレート、モノ−1−ブチルパーオ
キシ−4−メチルテトラヒドロフタレート、モノ−1−
ブチルパーオキシ−4−メチルへキサヒドロフタレート
、モノ−1−ブチルトリメリテート、ジ−t−ブチルパ
ーオキシピロメリテート、など及びその他が例示される
。また、上記化合物の構造のうち、t−ブチルパーオキ
シ基が、t−アミルパーオキシ基、11.33−テトラ
メチルブチルパーオキシ基、クミルパーオキシ基、p−
メンタンパーオキシ基、p−サイメンバ−オキシ基、ジ
イソプロピルベンゼンパーオキシ基およびそのO1l!
のアルキルパーオキシ基などにより置換された構造の有
機過酸化物類及びその他が例示され、これらの有機過酸
化物類は、酸無水物とノ・イドロ/NIL−オキサイド
をビリ夛ンなどの塩基性触媒存在下で反応せしめ容易に
合成されるものであるか、本発明においては、有機過酸
化物類およびその合成法を特に限定するものではない。
次に、水酸基を有する有機過酸化物類としては、t−7
’チルパーオキシヒドロキシベンゾエート、1−ブチル
パーオキシヒドロキシピバレート、モノ−1−ブチルパ
ーオキシシトレートなど及びその他が例示され、また、
上記化合物の構造のうち、t−ブチルパーオキシ基が、
t−アミルパーオキシ基、1.1.3.3−テトラメチ
ルブチルパーオキシ基、クミルパーオキシ基、p−メン
タンパーオキシ基、p−サイメンバーオキシ基、ジイソ
プロピルベンゼンパーオキシ基およびその他のアルキル
パーオキシ基などにより置換された構造の有機過酸化物
類及びその他が例示され、これらの有機過酸化物類は、
ヒドロキシ酸のハロゲン化物とハイドロパーオキサイド
を苛性アルカリなどの塩基性触媒存在下で反応せしめ容
易に合成されるものであるか、本発明においては、有機
過酸化物類およびその合成法を特に限定するものではな
い。
’チルパーオキシヒドロキシベンゾエート、1−ブチル
パーオキシヒドロキシピバレート、モノ−1−ブチルパ
ーオキシシトレートなど及びその他が例示され、また、
上記化合物の構造のうち、t−ブチルパーオキシ基が、
t−アミルパーオキシ基、1.1.3.3−テトラメチ
ルブチルパーオキシ基、クミルパーオキシ基、p−メン
タンパーオキシ基、p−サイメンバーオキシ基、ジイソ
プロピルベンゼンパーオキシ基およびその他のアルキル
パーオキシ基などにより置換された構造の有機過酸化物
類及びその他が例示され、これらの有機過酸化物類は、
ヒドロキシ酸のハロゲン化物とハイドロパーオキサイド
を苛性アルカリなどの塩基性触媒存在下で反応せしめ容
易に合成されるものであるか、本発明においては、有機
過酸化物類およびその合成法を特に限定するものではな
い。
さて、上記のような有機過酸化物類を用いて高分子物中
に官能基の導入を行う為には高分子物中に不飽和基を有
することか必要であるが、不飽和基を有す高分子物類と
しては、不飽和ポリエステルなどのような不飽和基を有
す合成樹脂類、ブタジェンゴム、スチレンブタジェンゴ
ム、ニトリルゴム、インプレンゴム、クロロプレンゴム
、エチレンプロピレンゴムなどの合成ゴム類や天然コ′
ム類なとか例示される。なお、ここでいう高分子物類に
は、オリゴマー類も含む。
に官能基の導入を行う為には高分子物中に不飽和基を有
することか必要であるが、不飽和基を有す高分子物類と
しては、不飽和ポリエステルなどのような不飽和基を有
す合成樹脂類、ブタジェンゴム、スチレンブタジェンゴ
ム、ニトリルゴム、インプレンゴム、クロロプレンゴム
、エチレンプロピレンゴムなどの合成ゴム類や天然コ′
ム類なとか例示される。なお、ここでいう高分子物類に
は、オリゴマー類も含む。
さて、具体的に実施例を上げて説明を行う。
実施例1
不飽和ポリエステル(分子量:’ 3.OOO、ヨウ素
価:95、酸価: 16 ) ’1009を、トルエン
300gに溶解し、モノ−(−ブチルパーオキシマレー
ト109を加え100℃で12時間、加熱攪拌した後、
反応液を多量のメタノール中に滴下し、高分子物を沈澱
回収した。さらに、この高分子物をアセトンに溶解し、
多伸の水中で沈澱回収し、未分解有機過酸化物及び未付
加の分解物を溶出除去した。尚、この操作を水中に酸が
溶出しなくなるまで繰り返し行った後、この高分子物を
アセトンに溶解し、フェノールフタレインを指示薬とし
て0.5 N水酸化カリウムで滴定した所、酸価か22
と未反応時より6上かつていた。この事より高分子物中
へのカルボキシル基の導入を確認した。
価:95、酸価: 16 ) ’1009を、トルエン
300gに溶解し、モノ−(−ブチルパーオキシマレー
ト109を加え100℃で12時間、加熱攪拌した後、
反応液を多量のメタノール中に滴下し、高分子物を沈澱
回収した。さらに、この高分子物をアセトンに溶解し、
多伸の水中で沈澱回収し、未分解有機過酸化物及び未付
加の分解物を溶出除去した。尚、この操作を水中に酸が
溶出しなくなるまで繰り返し行った後、この高分子物を
アセトンに溶解し、フェノールフタレインを指示薬とし
て0.5 N水酸化カリウムで滴定した所、酸価か22
と未反応時より6上かつていた。この事より高分子物中
へのカルボキシル基の導入を確認した。
実施例2
スチレンブタジェンゴム50gをトルエン100)に溶
解後モノー1−プチルパーオキシフタレートを59添加
し、環流下で12時間、加熱攪拌後アルコール中に析出
し、十分に洗浄を行なった後、実施例1と同様に酸価を
測定したところ、酸価2.0を示した事によりゴム中へ
のカルボキシル基の導入を認めた。
解後モノー1−プチルパーオキシフタレートを59添加
し、環流下で12時間、加熱攪拌後アルコール中に析出
し、十分に洗浄を行なった後、実施例1と同様に酸価を
測定したところ、酸価2.0を示した事によりゴム中へ
のカルボキシル基の導入を認めた。
実施例3
天然ゴム300gに直接、モノ−1−ブチルパーオキシ
トリメリテート209投入し、120℃で2時間混線後
、ゴムをトルエンに溶解し、イソプロパツール中へ沈澱
させる方法で未分解有機過酸化物及び未f]加物を十分
洗浄した。さらに残香を除く為、熱水抽出を行なった後
、ゴムの赤外吸収スペクトルを測定した所、1690c
m に芳香族カルボン酸のC−O伸縮振動のピークを認
めた。また上記実施例と同様に酸価を測定した所10テ
アった。この事よりゴム中へのカルボキシル基の導入を
認めた。
トリメリテート209投入し、120℃で2時間混線後
、ゴムをトルエンに溶解し、イソプロパツール中へ沈澱
させる方法で未分解有機過酸化物及び未f]加物を十分
洗浄した。さらに残香を除く為、熱水抽出を行なった後
、ゴムの赤外吸収スペクトルを測定した所、1690c
m に芳香族カルボン酸のC−O伸縮振動のピークを認
めた。また上記実施例と同様に酸価を測定した所10テ
アった。この事よりゴム中へのカルボキシル基の導入を
認めた。
実施例4
天然ゴム300ノに直接t−ブチルパーオキシヒドロキ
シベンゾエート209を投入し、120℃で2時間混練
し、実施例3と同様の処理を行った。ゴムの赤外スペク
トルを測定した所3620− にフェノール性水酸素の
一0II伸縮振動のピークを認め、ゴム中への水酸基の
導入を認めた。
シベンゾエート209を投入し、120℃で2時間混練
し、実施例3と同様の処理を行った。ゴムの赤外スペク
トルを測定した所3620− にフェノール性水酸素の
一0II伸縮振動のピークを認め、ゴム中への水酸基の
導入を認めた。
以ト
Claims (1)
- 不飽和結合を有する高分子物にカルボキシル基或は、水
酸基を有する有機過酸化物を混合して加熱攪拌或は混練
する事を特徴とするカルボキシル基或は水酸基を有する
高分子物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18863283A JPS6079003A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 官能基を有する高分子物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18863283A JPS6079003A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 官能基を有する高分子物の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6079003A true JPS6079003A (ja) | 1985-05-04 |
Family
ID=16227095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18863283A Pending JPS6079003A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 官能基を有する高分子物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6079003A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104884522A (zh) * | 2012-12-18 | 2015-09-02 | 米其林集团总公司 | 将官能种类接枝到橡胶上 |
-
1983
- 1983-10-07 JP JP18863283A patent/JPS6079003A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104884522A (zh) * | 2012-12-18 | 2015-09-02 | 米其林集团总公司 | 将官能种类接枝到橡胶上 |
JP2016503097A (ja) * | 2012-12-18 | 2016-02-01 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 官能基種のゴムへのグラフト化 |
EP2935450A4 (en) * | 2012-12-18 | 2016-09-28 | Michelin & Cie | FUNCTIONAL SPECIES FOR GRAFTING ON RUBBER |
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