JPS6079001A - 低粘度オキシカルボン酸型セルロ−ス誘導体の製造方法 - Google Patents

低粘度オキシカルボン酸型セルロ−ス誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPS6079001A
JPS6079001A JP18597883A JP18597883A JPS6079001A JP S6079001 A JPS6079001 A JP S6079001A JP 18597883 A JP18597883 A JP 18597883A JP 18597883 A JP18597883 A JP 18597883A JP S6079001 A JPS6079001 A JP S6079001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cellulose
group
viscosity
cellulose derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18597883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS647601B2 (ja
Inventor
Hideaki Mukoyama
向山 秀明
Ryoichi Hiraoka
良一 平岡
Shohachi Ushijima
牛島 昭八
Motoyasu Saito
斉藤 元泰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohjin Holdings Co Ltd
Kojin Co Ltd
Original Assignee
Kohjin Holdings Co Ltd
Kojin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kohjin Holdings Co Ltd, Kojin Co Ltd filed Critical Kohjin Holdings Co Ltd
Priority to JP18597883A priority Critical patent/JPS6079001A/ja
Priority to EP84111928A priority patent/EP0136722B1/en
Priority to DE8484111928T priority patent/DE3478445D1/de
Priority to US06/657,865 priority patent/US4547571A/en
Publication of JPS6079001A publication Critical patent/JPS6079001A/ja
Publication of JPS647601B2 publication Critical patent/JPS647601B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低粘度オキシカルボン酸型セルロース誘導体の
製造方法に関するものである。オキシカルボン酸型セル
ロース誘導体は腸溶性シーテイング剤として利用される
場合にハ、肖然のことながら胃液には溶解せず、腸液に
対しては速やかに溶解することが要求されるほか、経時
的に化学的・物理的変化を起こさないこと、柔軟性に富
んだ均−なコーティング被膜を形成することが要求され
る。
従来この用途にはセルロース混合エーテルの一種で6る
セ、ルロースアセテ:トフタレートが汎用されていたが
、経時的に加水分解を生じ本来の機能を発揮しないなど
の問題があるため、耐加水分解性向上を目的として種々
の新規な腸溶性コーティング剤が開発されている。
例えば耐加水分解性向上を主目的としてセルロースに結
合する置換基を化学的に安定なエーテル結合とする方法
例えば日本特許第649218号記載のカルボキシアル
キルセルロース誘導体が提案されており、一方、一般に
加水分解性に問題があるとされるセルロースエステル誘
導体に属するものであっても耐加水分解性(改善したも
のとして提案されているヒドロキシプロピルメチルセル
ロースフタレートがあり、更に最近このヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレートよりも耐加水分解性に
すぐれるものとして特開昭57−68801号記載のセ
ルロースエーテルの酸性サクシノイル及び酸性7タロイ
ル混合エステル又は特公昭57−25008号記載のセ
ルロースエーテルの酸性サクシノイル及び脂肪族モノア
シル混合エステル類等が提案されるに至っている。
しかしながらこれらの基材はそれぞれにすぐれた分子設
計に基いておりそnなりに問題改善に有効であるが必ず
しも期待された性能を充分満足すべく発現していない。
例えばコーティング溶媒に溶解する場合に不都合なゲル
状不溶物が生じたり。
皮膜形成能が不充分なためコーティング皮膜に亀裂が生
じたり、更には腸溶性が遅延する等の不都合な現象が時
として生じることがある。
本発明者らは係る現象に着目し何故にそのすぐれた分子
設計に基いた期待通りの性能を発現しないのかを種々検
討した結果、該セルロース誘導体の化学構造は揮々異な
るものの基本的にはオキシカルボン酸型セルロース誘導
体であり、これが故に製造プロセス中あるいは保存中に
ラクトン等のエステル結合が形成されることが変質の主
要因子の一つであること管見い出し係る不都合な変質を
防止する方法を先に提案した(特願昭58−18574
1号)ウ オキシカルボン酸型セルロース誘導体を製造するプロセ
スには酸性下で処理する工程を含むが。
酸性下の処理がエステル結合を形成させ、これが変質の
主因となっていた。特願昭58−18571号記載の方
法は1反応によって生成したオキシカルボン酸型セルロ
ース誘導体を、一旦アルカリ水溶液に溶解することによ
りエステル形成部を加水分解して除くこと、及びアルカ
リ塩となったオキシカルボン酸型セルロース誘導体を酸
性物質で中和・脱水和するのに可及的緩和な条件としそ
の際アルカノール又はアセトンを共存させることからな
る。
このようにして該オキシカルボン酸型セルロース誘導体
のエステル形成度を5%以下とすることが可能となり後
記の一般式(1)で示されるオキシカルボン酸型セルロ
ースエーテル々の分子設計に応じた物性を充分に発現し
得る高品位の製品を容易。
K得ることができ、従来種々問題とされていた欠点の解
消に有効であった。
しかしながら、該オキシカルボン酸型セルロース誘導体
はその用途に応じて種々の粘度を有するものが望まれて
−る0そのためには製品粘度に応じた重合度をゼするセ
ルロースを出発原料とするか、製造工程の中に目的に応
じた製品粘度となす解重合工程を含むことが必要となる
。このような粘度調節の方法は工業的には後者、すなわ
ち解重合法を採用するのが一般的であり解重合は通常酸
性下の条件で行われている。
しかしながら前述の如く、オキシカルボン酸型セルロー
ス誘導体の酸性下での処理はラクトン等のエステル結合
を形成し易く品質低下の大きな原因となっているので酸
性下での解重合工程にお込ても同様の変質が生じること
はさけられない。
このようにして解重合プロセスにおいて生じたエステル
結合を更にアルカリ加水分解によって再生せしめるとい
うことは製造プロセスの複雑化という点で問題点を残す
こと、更にはエステル形成度の高い極めて高度に変質し
たものを精製するためには塩基性物質としてはアンモニ
ア等の水溶性アミン類は余り有効ではなく苛性ソーダ等
の苛性アルカリなどに限定され必ずしも完全にはエステ
ル結合の加水分解による精製という目的を達成すること
は望めない等まだまだ改善を要する点を含むものである
と言わざるを得々い。
本発明者らは以上の改善を要する点を解決するため、鋭
意検討した結果、上記二点の問題点を同時に解決でき、
その上コーティング溶媒種に応じた親和性を有するよう
に製品の溶媒特性をコントロールできる方法を見い出し
本発明を完成するに至った0 オキシカルボン酸型セルロース誘導体を塩基性物質を含
む水に溶解後、あるいは該オキシカルボン酸型セルロー
ス誘導体の水溶性塩基塩を水に溶解したのち過酸化物を
加えることにより解重合工程でエステル結合を形成する
ことなく容易に解重合し、その際塩基性物質の配合組成
により、製品の対溶媒親和性を調節できることを特徴と
するものであり1次いで中和・脱水和することによシ目
的とする高品位低粘度オキシカルボン酸型セルロース誘
導体を更に有利に得るものである一6本発明を更に詳し
く説明する。本発明で言うオキシカルボン酸型セルロー
ス誘導体とは一般式(1)で示される水に不溶性ではあ
るがアルカリ水溶液には可溶性の物質を言う。
(式中GulはC6H,0,なるセルロースの無水グル
コース単位骨格を示し、 RIは水素又は炭素原子数1
〜5のカルボキシアルキル基、ル及びR8はR1が水素
の場合束なくとも一方がカルボキシル基奮有する同−又
は異なるエステル基又はエーテル基を示し、R8が炭素
原子数1〜5のカルボキシアルキル基の場合には少なく
とも一方が水酸基で他方はエステル基又はエーテル基お
るいは少なくとも一方が水酸基を有する同−又は異なる
エステル基又はエーテル基を示す。) 一般式(1)で示されるオキシカルボン酸型セルロース
誘導体はその造膜特性・溶解特性を利用した用途例えば
腸溶性コーティング剤等に汎用されるものである。一般
式(1)で示されるオキシカルボン酸型セルロース誘導
体としてはセルロースエーテル類、セルロースエステル
類及ヒセルロースエーテルエステル類に属するものがあ
る。上記一般式(1)において、 R1* Rsで示さ
れるエステル基又はエーテル基トはセルロースをエステ
ル化又はエーテル化する際に、エステル結合又はエーテ
ル結合によってセルロースに導入される原子団を意味し
エステルとしては例えば酢酸具スfk、7’0 ヒ、t
ン酸エステル、酪酸エステル、コノ)り酸エステル。
フタル酸エステル、高級脂肪酸エステルなどがあり、又
、エーテルとしては炭素原子数1〜5のカルボキシアル
キルエーテル、アルキルエーテル。
ヒドロキシアルキルエーテルなどがあげられるO従って
、上記一般式(1)で示されるオキシカルボン酸型セル
ロース誘導体の具体例としては、カルボキシメチルエチ
ルセルロース:カルボキシエチルメチルセルロース:カ
ルボキシプロビルメチルセルロース等のカルボキシアル
キルアルキルセルo −、X 混合エーテル類、ヒドロ
キクプロピルメチルセルロースサクシネート;ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースフタレート;ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースの酸性サクシノイル及びl’i
llフタロイルfi合エステル、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースの酸性サクシノイル及びプロピオン酸エ
ステルなどのセルロース混合エーテルエステル類、セル
ロースアセテート7タレート:セルロースアセテートサ
クシネートなどのセルロース混合エステル類などがあげ
られる、 また1本発明において使用するオキシカルボン酸型セル
ロース誘導体を水に可溶化させるために加える塩基性物
質としては、好ましくはアンモニア又はモノメチルアミ
ン、ジメチルアミン、メタノールアミン、ベンジルアミ
ン、シクロプロピルアミンなどの水溶性アミン類及び苛
性アルカリから成る群から選ばれた1種又は2種以上の
混合物があげられるが目的とする製品粘度が低い場合。
あるいは解重合に使用する過酸化物の必要添加量の低減
を企る目的からするとアンモニア又は水溶性アミン類単
独かあるいは少なくとも一成分としてアンモニア又は水
溶性アミン類を含む系の方が解重合効果を促進しより緩
和な条件下で目的とする低粘度製品を得ることが可能と
なり有利である。
次に使用する塩基性物質の使用′j#は該オキシカルボ
ン酸型セルロース誘導体を水溶化するに足りる量であれ
ば特に制限はないが、該オキシカルボン酸型セルロース
誘導体に含有されるカルボキシル基と等量ないし2倍量
程度の範囲が好適である。
溶解は水にオキシカルボン酸型セルロース誘導体を分散
し、塩基性物質水溶液を加え、攪拌することにより容易
に行うことができる。
なお一般式(1)で示されるオキシカルボン[Mセルロ
ース誘導体を塩基性物質を併用して水に溶解するかわり
に、該セルロース誘導体の水溶性塩基塩を水に溶解して
用いてもよい。
次に本発明に使用される解重合に使用する過酸化物とし
ては、水溶性であれば何でも良いが、工業的見地から過
酸化水素が好適である。また、その添加量は原料粘度、
製品粘度、解重合温度及び使用する塩基性物質の種類に
よっても異なるが投入されるオキシカルボン酸型セルロ
ース誘導体に対して1〜80重量係程度とし、それに適
合するようにその他の条件を設定することが好ましい。
すなわち、lv量チ以下であれば解重合効率が悪いのみ
ならず製品は漂白不充分となり易く、また。
80重量俤以上であれば解重合以外に不都合な酸化に基
く品質低下を生じる恐れがある。また、解重合温度及び
時間も同様に原料粘度、製品粘度。
過酸化物、塩基性物質の種類及び量等によっても異なり
一律に限定することはできないが一般に室温〜80℃特
に80℃〜60°Cの温度域で0.5〜24時間程度の
条件設定とすることが好ましい。
以上の条件に従って目的に応じた粘度にまで解重合して
得た低粘度オキシカルボン酸型セルロース誘導体は水溶
性の塩基性塩型の水溶液として存在しているが、カルボ
ン酸型として取得するためには、引続き中和し固液分離
を行う必要があるが。
該工程での品質劣化を可能な限り防止することが肝要で
ある。
そのためには中和〜固液分離の工程での処理条件を可能
な限り緩和なものとすることが好ましい。
そのためには特願昭58−185741号の精製方法を
採用することができる。
すなわち、解重合終了後、該オキシカルボン酸型セルロ
ース誘導体塩基性塩を、中和するに用いる酸は該セルロ
ース誘導体よりも強酸であれば良く例えば硫酸、塩酸な
どの無機酸、ギ酸、酢酸等の有機酸などから任童に選択
することができる。
中和することにより得られたヒドロゲルをその脱水和温
度以上に加熱することにより目的とする低粘度オキシカ
ルボン酸型セルロース誘導体を析出させ固液分離するが
、中和〜脱水和処理までの系F1弱酸性でありこの間で
の変質を防止するには可能な限り低温、短時間となすこ
とが肝要であり。
そのためには塩基性物質を中和するに際し炭素原子数1
〜Bの低級アルカノール又はアセトンの共存下に中和す
ることにより脱水和温度の低下、脱水和所要時間の短縮
等に有効であることは先願発明(特願昭58−1857
41号)に記載の通りである。また係る脱水和促進剤の
添加は脱水和条件緩和に有効であるのみならず、得られ
る製品粒径を大きくすることにも有効であシ1条件によ
っては粒子径1■以上に容易に造粒でき、造粒品を望む
場合にt/′i、特に有効な手段となる。
本発明の方法によって解重合すると、溶媒親和性の異な
る低粘度オキシカルボンrR型セル四−ス銹導体を得る
ことができる。すなわち、解重合の際使用する塩基性物
質組成と製品の溶媒親和性をチェックシた結果、塩基性
物質としてアンモニア又は水溶性アミン類を多く用いた
場合には水に対する親和性が増し苛性アルカリを多く用
いる場合には、非水系溶媒に対する親和性が増すことが
明らかとなった0その理由は塩基性物質の種類によっテ
該ホリマーの溶液中におけるコンフォーメーシミンが異
なると考えられ、ひいては中和〜加熱悦水利処理によっ
て得られる製品固体中における親水性基、疎水性基の分
布状態も異なることにょると推察される。使用する塩基
性物質の組成すなわちアンモニア又は水溶性アミンと苛
性アルカリの混合組成を調節すること釦より自由に製品
の溶媒に対する親和性をコントロールすることが可能と
なる。
例えば該オキシカルボン酸型セルロース誘導体を腸溶性
コーティング剤として使用する場合、従来からジクロル
メタン/メタノール混液、ジクロルメタン/エタノール
混液等の非水系有機溶媒が独あるいは苛性アルカリを主
成分とするアンモニア又は水溶性アミンとの混合組成と
することにより目的を達することが可能である。また最
近有機溶媒の安全性の点で水系コーティングが要望され
ているが、係る使用目的に合致した製品を得るには使用
する塩基性物質としてアンモニア又は水溶性アミンから
のみ選ぶか、あるいはアンモニア又は水溶性アミンを主
成分とする苛性アルカリとの混合組成とすることにより
目的を達することが可能である。
本発明の方法によって解重合されたオキシカルボン酸微
セルロース誘導体はエステル化変質度が極めて小さく、
溶解時不溶のゲル状物を含有しない。品質の安定度の優
れたものである□適当な溶媒に溶解した溶液ないし分散
液から高品質の変質しない被膜を与えることができ、薬
剤の腸溶性コーティング剤ガどとして極めてM用である
施例に限定されるものではない。なお、以下の例におい
て部及びチは特に限定しない限り重量部及び重量部を示
すものでおり、各種測定値は以下の方法によってめたも
のである。
■)粘度(1) 試料をエタノール/水混合溶媒(80/20)に溶解し
5チ溶液を調整しBm粘度計を用いて、ローター回転数
8 Or、p、m、 25℃の条件下で測定したもので
ある。
2)粘度@) 試料を塩化メチレン/イソプロピルアルコール混合溶媒
(89/11)に溶解し20チ溶液を調整しB型粘度計
を用いて、ローター回転数806岬、20℃の条件下で
測定したものである0 8)粘度比 粘度(1)及び粘度(2)測定時にローター回転数8Q
 r、p、m、での粘度(−)とローター回転数6r、
pJrI。
での粘度(ηa)をめその比をη6/η、0として表溶
媒に対し親和性が低下することを意味すると考えられる
0 4)エステル化変質度 アルギン酸のラクトン形成度の測定法(三輪知雄1日化
、11.788 (1980))に準じてカルボキシル
基を直接滴定法及び間接滴定法の差から次式によってめ
た。
エステル化IJi度(モル%)= なお、直接滴定には溶媒としてエタノール/水、混合溶
媒(80/20)、滴定歳薬は0.IN水酸化ナトリウ
ムを用い1間接滴定には溶媒として0. I N水酸化
ナトリウム、滴定試薬としては0、IN硫酸を用いた。
指示薬としては雨滴定法ともフェノールフタレインを用
bカルボキシル基含量は常法に従って計算した。
5) !低造膜温度(以下MP’Tと略記)クエン酸ソ
ーダ0.294部、クエン酸0.017部、乳化剤(商
品名:ツィーン80.花王アトラス製)0.05部及び
可塑剤(商品名二MGK9日清製油製)を水107.6
部中に溶解〜乳化分散させた液によく粉砕された試料(
70メツシ一全通品)10部を添加し乳化分散させた液
のMF’Tを常法に従って測定した。
実施例 1 カルボキシメチル基置換度(以下DSと略記)0.48
.エトキシル基DS2.01.粘度(1) 80.0c
ps 、エステル化変質度6.2のカルボキシメチルエ
チルセルロース(以下CMPCと略記)50部を水60
8.8部中に分散したのち25%アンモニア水8.4部
を添加し室温で溶解した。完全溶解させたのち、80%
過酸化水素水2.5部を添加し。
50〜55℃で5.5時間攪拌した◎ 吹込で室温で冷却しイソプロピルアルコール5ゲルを得
た。
このものを攪拌下で加熱すると約60°Cで脱水和が始
まシ固体粒子が析出しはじめた。更に液温を70℃まで
上げたのち同温度で5分間保持した。
次いで熱時ヌッチェを用いて吸引濾過し70℃の温水で
充分洗浄したのち70℃で熱風乾燥して粒子径2〜8f
IIllに造粒さnた低粘度CMECを得た〇実施例 
2〜4 実施例1において、原料CMECの溶解条件を表1の通
りとした以外は全て実施例1と同様に処理し粒子径2〜
B四に造粒された低粘度CMECを得た。
実施例 5 カルボキシエチル基D80.50.エトキシル基DS1
.81.粘度(1) 68cps、 エステ#化変質度
8.4t4のカルボキシエチルエチルセルロース(以下
CBBCと略記)50部管用い80%過酸化水素水を5
部とした以外は全て実施例1と同様に処理し解重合処理
を行った。次いでイソプロピルアルコールを全く添加し
なかった以外全て実施例1と同様に中和処理したのち攪
拌下で加熱した。約65℃で脱水和が始まり固体粒子が
析出しはじめた。(に液温′(il−80℃まで上げた
後同温慶で5分間保持したのち実施例1と同様に処理し
粒子径l博以下の低粘度CBF、Cを得た。
実施例 6 実施例4においてCMDCの代りに、粘度(2)で2、
200 cpsエステル化変質度18.8%のヒドロキ
シグロビルメチルセルロースフタレー)(商品名:HP
−55,信越化学工業製)50@を用いた以外は全て実
施例4と同一条件下で処理し粒子径8〜4■の低粘度ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースフタレートを得た。
比較例 l 実施例1〜4・で用いたのと同一の原料CME070部
を80%メタノール水溶液4501BJC77f7え。
攪拌しつつ還流下で溶解した。吹込で80%過酸化水素
水7部を添加し同一条件下で5.5 M間解重を行った
あと析出した低糖1fcMEcをヌッチェで吸引濾過し
同液分離した・更に70”Cの温水で充分洗浄したのち
70℃で熱風乾燥した・比、岬例 2 比較例1で得た低粘度CME050部を水66□ 同様にイソプロピルアルコール添加後、中和〜脱水和処
理を経て精製された低粘度CMECを得た。
以上実施例1〜6.比較例1〜2で得られたCMDC品
質は表1に示した。
〔以下余白〕
(*1.壷2)(秦1) (秦2) カルボキシメチル基置換度 0.48 0.50工トキ
シ基置換度 2.01 1.81粘 度(1) 80.
Ocps 68 エステル化変質度 6.2 .8.4 (*8) ヒドロキシグロビルメチルセルロースフタレニト商品名
:HP−55,@越化学工業製 粘度(2) 2200 cps エステル変質度 18.8% (1114) 比較例1で得られたCMBC (秦5) 単なるアルカリ処理を行っており、解重合を目的として
いない。
以上の結果から次のことが明らかである。
1、実施例1−4及び比較例1 得られたCMECはいずれも原料CM Fli C(1
)よりも低粘度となっており、エステル変質度は従来法
の酸性条件(pH=4)における処理(比−較例1)の
場合に比べても極めて低く、溶液のゲル状物も認められ
ない高品位のものであった。
また、粘度(1)における粘度比は水酸化ナトリウム含
量が増す程増加するのに対し、粘度(2)における粘度
比は水酸化ナトリウム含量が増加する程低下する傾向を
示す。このこと社、解重合系における塩基性物質の組成
を変えることにより得られる製品の溶媒に対する親和性
が変化することを示唆するものである。すなわち、水酸
化ナトリウム含量を増すことにより非水系の溶媒に対す
る親和性が増し、逆に減すことによ妙含水系溶媒に対し
て親和性が増すことを示唆するものである。事実、水分
散系でのMP’Tは水酸化ナトリウムが少ない程、低温
となり、親水性が増すことを示すものである。
2、実施例5 アルカリ解重合したものは、加熱脱水和する8、実施例
6 原料としてエステル化物を用いたが、得られた製品はエ
ステル化変質度8.5%でかなりすぐれた品位の低粘度
のものとなり、非水系溶媒コーティングに適した特性を
有するものである。
比較例2 比較例1で得られたエステル変質度が高いCMECがア
ルカリ処理によりエステA’に質度が改良されたが、解
重合とアルカリ精製の二段工程をとったにもかかわらず
本発明の方法(実施例1)よりエステル変質度はまだ大
きく1本発明方法が一段で済む工程の簡便さと、得られ
たものの品質−の点でより優れていることが明らかであ
る。
以上のように高粘度の原料CMECは従来技術(酸性条
件)で処理したものに比べ、高品質で、巨親溶媒性が調
節された低粘度CM[が得られることが確認された。
参考:腸溶性コーティングテスト結果 次に本発明を実施することによって得られた低粘度CM
ECの腸溶性コーティング剤としての品質特性を実際に
錠剤にコーティングすることによってチェックした。
υ コーティングテスト用素錠の調整 a)非水系溶媒コーティング用 微結晶セルロース(商品名:アピセル、旭化成工業製)
:速崩壊性直接打錠用賦形剤(商品名:パーフィラー、
70インド産業製)=1:lの混合物を直接打錠で1錠
約200■、直径8簡の錠剤を得、実験に供した。
b)水系コーティング用 a)項の錠剤に対してヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース(商品名:TC−5L(i越化学工業製)′の8%
水溶液をスプレーコーティングし素錠に対し約1%のコ
ーティング被膜を被した錠剤とし実験に供した。
2)コーテイング液の調整 a)非水系溶媒コーティング用 塩化メチレン/エチルアルコール混合溶媒(1/1)1
1.5部にCM[1部及びフィバセット9−40T0.
1部tl−溶解し均一溶液となしコーティング液トシた
b)水系コーティング用 水10.76部にクエン酸0.0017部、クエン酸ナ
トリウム0.02’94部、2チTC−5R水溶液0,
5部、ツイーン800.005部及びMGKo、2部を
加え、ホモミキサーで溶解〜乳化分散させたのち0M1
01部を加え。
更にホモミキサーで充分乳化分散させ、コーテイング液
とした。この際CMECは平均粒子径lOμに粉砕され
た微粉体として使用したり 8)コーティング操作及び評価 a)非水系溶媒コーティング 自動フィルムコーティング装置(FM−1型、フロイン
ト産業展)に上記素錠111を仕込み上記処方a)のコ
ーテイング液を約8峰値nの液量でスプレーし素錠に対
して約8%のコーティング被膜を被した。この間コーテ
ィングパフti回転下(14r、p、m、)にあり60
〜70℃の乾燥空気を用いて乾燥した。所定量のコーテ
ィング終了後、同様な乾燥空気で20分乾燥した0得ら
れた錠剤表面の造膜状態を常法に従って走査型電子顕微
鏡法によって観察するとともに更に日本薬局方(弟子改
正)記載の崩壊試験法に従って腸溶性の評価を行った・
結果を第2表に示すが予期した通り。
実施例1により得られたCM[よりも実施例4により得
られたCMBCO方が非水系コーティング適性にすぐn
たものとなることは明らかである。
b)水系コーティング 自動フィルムコーティング装置(ハイコーターミニ型、
フロイント産業展)に上記錠剤b)0.85Kfを仕込
み上記処方b)のコーテイング液を約5 inの液量で
スプレーし素錠に対して約1(lのコーティング被膜を
被した。
この間コーティングパンは回転下(82r、p、m。
)にあり80〜85℃の蔽燥空気を用いて乾燥した。所
定量のコーティング終了後、非水系溶媒コーティングと
同様に乾燥し、膜の観察及び腸溶性の試験を行った。
結果を第2表に示すが予期した通り実施例4で得られた
CMECよりも実施例1により得られたCMF、Cの方
が水系コーティング適性にすぐれたものとなることは明
らかである。
〔以下余白〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(1)で示される水に不溶性のオキシカルボ
    ン酸型セルロース誘導体を塩基性物質を含む水に溶解後
    あるいは該オキシカルボン酸型セルロース誘導体の水溶
    性塩基塩を水に溶解した後、過酸化物を加え解重合する
    ことを特徴とする低粘度オキシカルボン酸型セルロース
    誘導体の製造方法。 一般式(1) (式中GulはC6H70,なるセルロースの無水グル
    コース単位骨格を示しRoは水素又は炭素原子数1〜5
    のカルボキシアルキル基、R2及びR8はR1が水素の
    場合、少なくとも一方がカルボキシル基を有する同−又
    は異なるエステル基又はエーテル基を示HシR+が炭素
    原子数1〜5のカルボキシアルキル基の場合には少なく
    とも一方が水酸基で他方はエステル基又−はエーテル基
    あるいは少なくとも水酸基を有する同−又は異なるエー
    テル基又はエステル基を示すり) 2、塩基性物質がアンモニア、水溶性アミン類及び苛性
    アルカリからなる群から選ばれた一種又は二種以上の混
    合物であることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の
    低粘度オキシカルボン酸型セルロース誘導体の製造方法
JP18597883A 1983-10-06 1983-10-06 低粘度オキシカルボン酸型セルロ−ス誘導体の製造方法 Granted JPS6079001A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18597883A JPS6079001A (ja) 1983-10-06 1983-10-06 低粘度オキシカルボン酸型セルロ−ス誘導体の製造方法
EP84111928A EP0136722B1 (en) 1983-10-06 1984-10-05 Process for preparing carboxymethyl ethyl cellulose suitable for enteric coating
DE8484111928T DE3478445D1 (en) 1983-10-06 1984-10-05 Process for preparing carboxymethyl ethyl cellulose suitable for enteric coating
US06/657,865 US4547571A (en) 1983-10-06 1984-10-05 Process for preparing carboxymethyl ethyl cellulose suitable for enteric coating

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18597883A JPS6079001A (ja) 1983-10-06 1983-10-06 低粘度オキシカルボン酸型セルロ−ス誘導体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6079001A true JPS6079001A (ja) 1985-05-04
JPS647601B2 JPS647601B2 (ja) 1989-02-09

Family

ID=16180205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18597883A Granted JPS6079001A (ja) 1983-10-06 1983-10-06 低粘度オキシカルボン酸型セルロ−ス誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6079001A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08269101A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd カルボキシメチルセルロースナトリウム塩の溶解方法
JP2018168289A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 三洋化成工業株式会社 カルボキシメチルエチルセルロース又はその塩の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08269101A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd カルボキシメチルセルロースナトリウム塩の溶解方法
JP2018168289A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 三洋化成工業株式会社 カルボキシメチルエチルセルロース又はその塩の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS647601B2 (ja) 1989-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102138544B1 (ko) 신규한 하이드록시알킬 메틸 셀룰로즈 아세테이트 석시네이트
KR102138545B1 (ko) 고분자량 및 높은 균일성을 갖는 신규한 에스테르화된 셀룰로즈 에테르
US4547571A (en) Process for preparing carboxymethyl ethyl cellulose suitable for enteric coating
JP2015521209A (ja) 特定の置換基分布を有するエステル化セルロースエーテル
US9745387B2 (en) Partially cross-linked esterified cellulose ethers
JP6420520B2 (ja) 新規の高分子量及び高均一性のエステル化セルロースエーテル
US20180282526A1 (en) Aqueous composition comprising dispersed esterified cellulose ether
US8865432B2 (en) Method for preparing cellulose derivatives having solubility improved
JP3149125B2 (ja) 固形腸溶製剤のコーティング用基剤
JP7190392B2 (ja) ヒプロメロースフタル酸エステル及びその製造方法
JPS6079001A (ja) 低粘度オキシカルボン酸型セルロ−ス誘導体の製造方法
EP3596132B1 (en) Process for recovering an esterified cellulose ether from a reaction product mixture
TWI703162B (zh) 羥丙基甲基纖維素乙酸酯丁二酸酯及其製造方法以及包含此之組成物
JP4128406B2 (ja) カルボキシル基含有セルロース誘導体ラテックス及びその製法
WO2018170083A1 (en) Process for recovering an esterified cellulose ether from a reaction product mixture
EP3596131B1 (en) Process for recovering an esterified cellulose ether from a reaction product mixture
JPS6355525B2 (ja)
JPS59157032A (ja) 水系腸溶性コ−テイング液の製造方法
JPS6355526B2 (ja)