JPS6076507A - 光不溶性樹脂組成物 - Google Patents

光不溶性樹脂組成物

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JPS6076507A
JPS6076507A JP16075483A JP16075483A JPS6076507A JP S6076507 A JPS6076507 A JP S6076507A JP 16075483 A JP16075483 A JP 16075483A JP 16075483 A JP16075483 A JP 16075483A JP S6076507 A JPS6076507 A JP S6076507A
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Kunihiro Ichimura
市村 国宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優れた感光度を示す光不溶性樹脂組成物、さ
らに詳しく述べれば、光照射によりラジカルを発生しう
る感光基を側鎖に持つ高分子を含するものである。
光重合を原理とする光年溶性樹脂の感光速度を増大させ
るためには多(の研究がなされているが。
その多くは紫外線に活性な光重合増感剤(開始剤)に関
するものである。一方、感光性m脂はフォトレジスト材
料、インキ、塗料、フェス、印刷製版材料などを越えて
、レーザ光を用いる画像形成材料や銀塩に代る感光材料
として注目されているが。
この新しい材料としての感光特性は従来のものでは甚だ
不十分なものでしかない。そのため、感光波長領域を拡
大し、しかも感光速度を飛躍的に増大させる必要がある
この場合、感光性樹脂の持つ優れた特性である高解像性
と目的に適した諸物性をも兼ね備えていなければならな
いことは言うまでもない。
可視光線番と感光する光重合性樹脂としてはいくつかの
提案がなされている。特開昭48−36281号公報に
おいては、エチレン系不飽和によりトリアジン環と共役
された少なくとも1つのトリハロメチル基と少なくとも
1つの発色団部分を有するS−トリアジンを重合開始剤
とする方法が提案されている。また、特開昭54−15
529号公報においては。
p−ジアルキルアミノアリリデンと共役した不飽和ケト
ンを光重合開始剤とする組成物が提案されている。ある
いはまた、特開昭52−134692号公報においては
、多環性十ノンと三級アミンを光重合開始系とする組成
物が提案されている。
これらはいずれも従来の光重合性樹脂に比して。
より長波長に感光する材料を与えることが出来るが、レ
ーザ用感光材料や銀塩代替材料などとして利用するには
なお一層の高い感光速度が望まれる。
光不溶化樹脂の感光速度は、不溶化する高分子の分子量
、光不溶化に必要な橋かけ反応の効率。
および感光基の吸光度によって決定される。上記の可視
光線に感光する重合組成物は可視光を吸収する低分子光
重合開始剤を特徴とするものであるから、感光基の吸光
度に着目して高感度化を図ったものと言うことが出来る
本発明者は9以上の諸点を熟考した結果、0T視光を吸
収する光重合開始剤を高分子化することによりなお一層
の高感度化が可能となり、しかも。
均質な樹脂となるために高解像性も期待出来るものと考
え1本発明を成すに至ったものである。
すなわち2本発明は、(At一般式(11(式中wR+
+R*は水素原子、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基であり+ Rsは低級アルキル基であり、nは1ま
たは2である) で表わされる不飽和ケトンからなる光増感性残基を側鎖
に少な(とも1つ含有する分子量5000〜10000
00の範囲にある光増感性高分子化合物1部と、1B)
−電子還元されること番とよってラジカル種を発生する
化合物群の中から選ばれた少なくとも1種の化合物0.
01〜0.5部と、(C)重合能を有するエチレン性不
飽和結合を少な(とも1つ持つ化合物群から選ばれた少
なくとも1種の化合物0.1〜成物を提供するものであ
る。
本発明によれば、光重合開始剤を有する感光性残基を重
合に結合することζこより、その開始点自体がラジカル
重合による高分子の不溶化に直接関与することになり、
より一層の高感度化が達成される。
一般式+I+で表わされる構造は光照射によって二量化
反応を起こすので、この残基を側鎖に持つ高分子自体す
でに光不溶化能を持つものである。しかしながら、その
感光速度は十分に大きいものではなく2本発明に従って
他の補助物質とビニル重合能を持つ物質とともに作用さ
せることにより。
著しく高感度の光不溶化能を示すことになる。
こうした特徴を蒋つ本発明の光重合性樹脂組成物を構成
する高分子化合物(Atを製造するlどは、この比較的
分子量の大きい残基を効率良(高分子化する必要がある
。そのためには次の三つの方法がとりわけ有効であるの
で、以下にそれらについて詳細に説明する。
クリル酸グリシジルのエポキシ基の反応性に着目したも
のであり、この反応性ビニル単量体とその他の共重合し
得るビニル単量体との共重合体が原料となる。光増感性
残基を導入するに必要な化合物は、一般式(Ill 1?。
(式中e R1+ R2+ R3t ”は前記と同じ意
味を持つ)で表わされるフェノール性水酸基を有するア
ミノケトンである。この一般式叩で表わされる化合物は
、アセチルフェノール類とp−ジアルキルアミノベンツ
アルデヒド類tの脱水縮合反応によって容易に製造され
る。
一般式(nlで表わされる化合物と(メタ)アクリル酸
グリシジル共重合体との反応は極性溶媒中で行われる。
溶媒としては活性水素を持たない溶媒。
たとえば、テトラヒドロフラン、アセトニトリル。
アセトン、クロロホルム、トリクレン、0−ジクロロベ
ンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドが望ま
しい。この反応を促進させるためには、ハロゲンイオン
の添加が効果的であり。
このために、塩化リチウム、臭化リチウム、テトラエチ
ルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムプ
ロミド、テトラブチルアンモニウムクロリド、トリエチ
ルベンジルアンモニウムクロリドなどのハロゲン化物が
用いられ、なかでも有機アンモニウムクロリドが好適で
ある。
一般式(II)で表わされるフェノール誘導体を(メタ
)アクリル酸グリシジル単位に対して等量から10倍モ
ルの範囲で用い、これに触媒としてのハロゲン化物をフ
ェノール誘導体1部に対して0.01部から0.5部の
範囲で添加して、上記の極性溶媒中で反応させる。反応
温度としては、室温から100℃の範囲、好ましくは4
0〜80℃の範囲が用いられる。また2反応時間は反応
温度と触媒量により変動するが2通常1時間ないし20
時間である。
いたずらに高温でしかも長時間にわたって反応を続ける
ことは2反応物の不必要な増粘あるいは不溶化をもたら
す原因となるので避けるべきである。
反応生成物は、貧溶媒に注油して沈殿させ精製すること
が出来る。このようにして得られる樹脂はフェノール性
水酸基とエポキシ基との反応により、一般式(2) (式中のR+、 R2,Ra 、 nは前記と同じ意味
を持ち。
R4は水素原子またはメチル基である)で表わされる光
増感性構成単位を含有する高分子である。
この反応で用いられる一般式([1で表わされる)のが
あげられるが、これに限定されたものではない。
また、これらの化合物と反応させる(メタ)アクリル酢
グリシジルの市;舌呑イ未1r ’IIIζ八スビニル
+14量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル。
アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジル、
アクリル酸、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ベンジル、メタ
クリル酸2−エチルヘキシル。
N、N−ジメチルアクリルアミド、N、N−ジメチルメ
タクリルアミド、N−ビニルピロリドン。
スチレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンな
どをあげることが出来る。これらのビニル共重合単量体
は1種のみを用いてもよく、また。
複数種を用いても差しつかえないことは言うまでもない
。この場合、これらのビニル共重合単量体と(メタ)ア
クリル酸グリシジルとの共重合比は20 : 80から
98=2までの範囲のいかなるものでも良い。共重合単
量体の比率がこれ以上小さいと得られる光増感性高分子
の保存安定性が劣るし、また逆にこの範囲より大きいと
光増感能を持つ残基の導入率が低いために、その感光能
は著しく低いものになってしまう。
一般式(Ilで表わされる光増感能を持つビニル単位を
含有する高分子を製造する第二の方法を次に説明する。
この方法は、活性なハロゲン原子を有する高分子化合物
に一般式(川で表わされるフェノール性水酸基を持つア
ミノケトン誘導体を反応させるものである。これにより
、一般式αV) (式中のR11R21Rat ”は前記と同じ意味を持
つ)で表わされる光増感性構成単位を持つ高分子が製造
される。
この反応で用いられる活性ハロゲン原子を持つ高分子と
しては、クロロメチルスチレンの重合体もしくは共重合
体、クロロ酢酸ビニルの重合体もしくは共重合体、ポリ
エピクロロヒドリンなどをあげることが出来る。これら
のハロゲン含有高分子gこ一般式(nlで表わされるフ
ェノール誘導体を反応させるために、縮合剤として強塩
基物質を用いる。すなわち、一般式+Illで表わされ
るフェノール誘導体を強アルカリにより、そのアルカリ
塩に変じ、これを極性溶媒中でハロゲン含有高分子に反
応サセる。ここで用いる極性溶媒としては、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シド、ジクロロベンゼンなどが好ましい。反応温度は室
温から120”Cの間が都合が良い。反応時間は反応温
度やハロゲン含有高分子の反応性にもよるが、1時間か
ら20時間程度である。
さらに、この方法においてクラウンエーテルを用いて一
般式(I[+で表わされる化合物のアルカリ塩を有機溶
媒中でハロゲン含有高分子化合物と反応させてもよいし
、あるいは、有機アンモニウム塩やホスホニウム塩など
の相間移動触媒を用いて有機溶媒と水との二相系で反応
させてもよい。
一般式(川で4表わされる化合物はアミノ基を持つので
、活性ハロゲンにより四級化が起こる可能性もある。実
際には、このアミノ基はベンゼン環を介+7τヶトンボ
ナーけ」ヒic’l )r k ”/ IF” ) )
1 :!E + 、 / F; す性が低下しており、
四級化はほとんど起こらない。
四級化による反応物のゲル化を確実に防1にするために
は、一般式([1で表わされる化合物を活はハロゲン基
に対して等モル以上反応さぜればよい。過大に添加する
必要はないので1等モル〜5倍モルの範囲が好ましい。
一般式(I)で表わされる光増感PC残基を側(゛(に
持つ高分子を製造する第三の方法を次に説明する。
この方法は前二者と異なり、あらがしめ光増感性残基を
含有するビニルrit量体を調製し、これに他のビニル
リを量体を共重合させるものである。
ここで用いられる光増感性残基を含有するビニル単量体
は、一般式(■ 4 (式中のRat Rz+ Rat Ra、”は前記と同
じ意味を持で表わされる構造を持つ。その例としては次
のものがあるが、この限りではない。
これらのビニル単量体は、一般式(IIIで表わされる
フェノール性水産基を有する不飽和ケトンに(メタ)ア
クリル酸クロリドでアシル化することにより、あるいは
、クロロメチルスチレンによりビニルベンジル化するこ
とにより容易に合成することが出来る。
これらの光増感能を持つビニル単量体と共重合するビニ
ル単量体としては、アクリロニトリル。
メタクリロニトリル、アクリル酸エチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸テトラヒドロフ
ルフリル、メタクリル酸メチル、メタクリ酸エチル、メ
タクリ酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、N、N−
ジメチルアクリルアミド、N、N−ジメチルメタクリル
アミド、N−ビニルピロリドン、スチレン、2−ビニル
ピリジン、4−ビニルピリジンなどをあげることが出来
る。これらのビニル重量体を(↑1独または複数用いる
ことが出来る。
ここで用いる共重合法は通常行われる方法がそのまま採
用出来るが、可溶性の高分子を確実に製造するためには
溶液重合法が都合が良い。
以上の三つの方法で製造される一般式TI+で表わされ
る光増感性残基を側鎖に有するビニル系高分子はいずれ
も保存性が良い。しかも、この光増感能を持つビニル構
成単位以外のビニル単位を成す共重合成分は、任意に選
ぶことが出来るので、目的に応じた任意の物性を高分子
に付与するところに特徴がある。
本発明で用いられる光増感性残基を側鎖に持つ高分子は
、それ単独では光照射により不溶化する速度は小さいが
、一般式+11で表わされる感光基と光照射により一電
子移動を行ってラジカル種を発生する化合物を共存させ
ることにより高効率の光重合開始系となる。このために
用いられる一電子還元される化合物は電子受容性であり
、その例として、ジフェニルヨードニウム、ジトリルヨ
ード=ウム、ジ(m−二トロフェニル)ヨードニウムな
どのオニウム塩、2,4.6−)リス(クロロメチル)
−3−)リアジン、2−フェニル−4゜6−ビス(トリ
クロロメチル)−8−トリアジンなどのS−)リアジン
誘導体、p−ニトロ−tl 。
d、σ−トリブロモアセトフェノン、O−ニトロ−σ、
α、σ−トリブロモアセトフェノン、σ。
α、α−トリブロモアセトフェノンなどのトリハロアセ
チル化ベンゼン誘導体、トリフェニルイミダゾールニ量
体s’ 2−(0−クロロフェニル)−4,5−ジフェ
ニルイミダゾールニ量体、2−(0−メトキシフェニル
)−4,5−ジフェニルイミダゾールニ量体、2−(α
−ナフチル)−4゜5−ジフェニルイミダゾールニ量体
などのトリアリールイミダゾールニ量体、ベンゾフェノ
ン、ミヒラーズケトンなどのベンゾフェノン誘導体、ベ
ンゾキノン、ナフトキノン、アントラキノン、2−メチ
ルアセドラキノン、フェナントレンキノンなどのキノン
類、過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルパーオキシド、
クメンヒドロパーオキシド。
過イソフタル酸ジーt−ブチルエステルなどの有機過酸
化物などをあげることが出来る。
これらの電子受容性化合物は、一般式(I)で表わされ
る感光性残基に対して0.5〜10モル等量、さらに好
ましくは、1〜5モル等量を混合することにより高効率
な光重合開始系となる。
さらに、光照射による重合反応の効率を高めるために、
連鎖移動剤を所望に応じて添加しCも良い。その例とし
ては、2−メルカプトベンツチアゾール、2−メルカプ
トベンツオキサゾールなどをあげることが出来る。
本発明の光不溶性樹脂組成物を構成する第3の成分とし
ての重合能を有するエチレン性不飽和結合を少なくとも
1つ持つ化合物としては、ビニル系モノマーの他にオリ
ゴマーを含み、さらには。
高分子量化合物でもよい。具体的には、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、ア
クリルアミド、メタクリルアミド。
ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルカルバゾールな
どの48点モノマーがあり、さらには、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、1゜3−プロパンジオー
ル、1,4−フ゛タンジオール。
1、 5−ベンタンジオール、1. 6−ヘキサンジオ
ール、1.10−デカンジオール、トリメチロールエタ
ン、ペンタエリスリト−ル、ソルビトール。
マンニトールなどのジあるいはポリ (メタ)アクリル
エステル、さらには、 (メタ)アクリル化されたエポ
キシ樹脂、ポリエステルアクリレートオリゴマー、 (
メタ)アクリル化ウレタンオリゴマー、アクロレイン化
ポリビニルアルコールなどをあげることができる。
これらの重合性化合物は、一般式(Ilで表わされる感
光基を持つ光増感性高分子化合物(A)1部に対して0
.1〜5部が好ましい。また、これらの重合性化合物は
単独である必要はなく、二種以上の混合物であっても良
いことは言うまでもない。
本発明の光不溶性樹脂組成物は、一般式fIlで表わさ
れる感光基が吸収する波長の光に対して非常に高い速度
で不溶化する。これは、この感光基が光エネルギーを吸
収することによって電子受容性化合物(Blへ電子移動
し、それによって生じる次の部分措造で表わされるラジ
カルカチオンからプロトンがアルキル基(R3)から脱
離し、それによって生成するラジカルが重合を開始して
グラフト重合を起こすためと考えられる。さらには、電
子受容性化合物自体も一電子移動したのちにラジカルを
発生して開始剤となることも1本発明の樹脂組成物が高
感度を示す一因と考えられる。
本発明の光不溶性樹脂組成物には、所望に応じて着色剤
として顔料もしくは染料を添加しても差しつかえない。
さらには1発生するラジカルを利用して発色せしめるた
めに、ロイコ色素、たとえば、ロイコマラカイトグリー
ン、ロイコクリスタルバイオレットなどを添加しても良
い。この場合には光照射により生じる可視発色により製
版作業上特に好都合となる。
本発明の組成物に適した光源としては、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯、高圧キモノン灯、ハロゲンレーザが利用で
きる。
本発明の光不溶化樹脂組成物は従来の光重合性組成物よ
りも感度、解像性において優れた特性を有しているので
、平版または凸版用製版材料、レリーフの作成、非銀塩
画像の作成、プリント配線板の作成など中広い分野に応
用できるほか、レーザ光にも感光することから、ネガレ
スでの製版用としても有効である。
以下に実施例によりさらに詳細に説明する。
参考例 水酸化カリウム9.8gをエタノール35gに溶解し、
これにp−ジメチルアミノベンツアルデヒド14.9g
とp−ア七チルフェノール13.(3g を加えて溶解
し、これを3時間還流下反応さげた。次いで、エタノー
ルを減圧留去し°C反応液を濃縮し。
これを水500耐に注入した。濃塩酸16gを加えて生
じる橙色の沈澱をろ過して集め、水でよく洗浄してから
エタノールから再結晶することにより4−ジメチルアミ
ノ−41−ヒドロキシカルコン188g(収率7096
)を得た。融点219〜220℃。
同様にして4−ジエチルアミノ−4′ −ヒドロキシカ
ルコンおよび(p−ジメチルアミノシンナミリデン)−
4−ヒドロキシアセトフェノンを得た。
実例例1 メタクリル酸メチルとメタクリル酸グリシジルとの95
:5共重合体(Mw = ’2.64 X 10’、 
Mn = 1゜77 XIO’)2 gをジメチルアセ
トアミド18gに溶解し、さらにテトラブチルアンモニ
ウムクロリド0、108 gを加えた。この溶液に4−
ジメチルアミノ−4′−ヒドロキシカルコン0.262
gを加え。
室温で30分撹拌して溶解させてから80℃で5時間加
熱した。反応液をメタノール250 mlに注入してポ
リマーを沈澱させて分離し、再びクロロホルム20gに
溶解した。これをメタノール200dに注入して再沈さ
せた。分離した樹脂を充分にメタノールで洗浄してから
50℃で真空乾燥し黄色のポリマー1.76gを得た。
このポリマーは、紫外線吸収スペクトルにより感光基ジ
メチルアミノカルコン残基を1.5モル%含有している
ことが明らかとなった。
こうして得たポリマーをエチルセロソルブアセテートに
溶解してから、ポリマーに対して10 wt%のp−キ
シリレンジメタクリレートを添加し。
さらに補助物質としてベンツアントロンを加えて感光溶
液とした。この溶液を陽極酸化アルミニウム板上にスピ
ン塗布し、コダックホトグラフィックステップタブレッ
トNaIA越しにキセノン灯で1分間照射してからエチ
ルセロソルブアセテートで1分間現像した。得られた画
像の段数により表現した感度をまとめて表1に示した。
市販のポリ桂皮酸ビニル系感光材料は40秒露光で2段
不溶化するので2表1の結果からほぼ同等の感度を示す
ことがわかる。なお、光増感性高分子単独では。
この照射条件では画像が出現しなかった。
表1.メタクリル酸−メタクリル酸グリシジノ1系光増
感性高分子からなる組成物の感度実施例2 実施例1で得たポリマーのエチルセロソルブアセテート
溶液に、ポリマーの感光基に対して2モル等量のベンツ
アントロンを添加し、さらに、p−キシリレンジメタク
リレートを量を変化させて添加して感光溶液とした。こ
れらの感光性組成物の感度を同様にして測定した結果を
表2にまとめて示した。この結果、p−キシリレンジメ
タクリレートを50wt%添加することにより、ポリ桂
皮訪l+++−で虚1η赫刺^舎り唱elft^一部す
一二−デLが明らかとなった。
表2.メタクリル酸メチルーメタクリル酸グリシジル系
光増感性高分子からなる樹脂組成物の感度 実施例3 メタクリル酸n−ブチルとメタクリル酸グリシジルとの
80 : 20共重合体(Mw = 2.08 X 1
0’ 、 Mn−1、09X!O’)2 gをジメチル
アセトアミドI1gに溶解し、テトラブチルアンモニウ
ムクロリド0,62gを加えた。これに4−ジメチルア
ミノ−4′−ヒドロキシカルコン0.75gを加え、室
温で30分撹拌して溶解させてから80℃で6時間反応
させた。
反応液をクロロホルムで2倍に希釈してから、メタノー
ル200 mに注入して生成ポリマーを沈澱させた。分
離したポリマーをクロロホルム20gに溶解し、これを
メタノール200 mlに注入して再沈した。析出した
ポリマーをメタノールで十分に洗浄してから50℃で真
空乾燥し、黄色のポリマー1.63gを得た。これは紫
外線吸収スペクトルにより。
感光基であるジメチルアミノカルコン残基10.7モル
%含有していることが明らかになった。
こうして得たポリマーにベンツアントロンおよびp−キ
シリレンジメタクリレートを添加した樹脂組成物の感度
を実施例2と同様にして測定した。
得ら糺た結果を表3にまとめた。この結果は、ポリ桂皮
酸系感光利の約15倍の感度を意味する。
表3.メタクリル酸n−ブチルーメタクリル酸グリシジ
ル系光増感性高分子組成物の感度 実施例4 実施例1において、4−ジメチルアミノ−4′−ヒドロ
キシカルコンの代りに4−ジエチルアミノ−4′−ヒド
ロキシカルコン0.28gを用いて同様に反応させた。
分離精製した黄色ポリマー180gは感光基を1.6モ
ル%含有していることが紫外線吸収スペクトルにより示
された。このポリマーに対して5Qwt%のp−キシリ
レンジメタクリレートを添加し、さらに感光基に対して
2モルフ3 r、Hのベンツアントロンを配合した(ζ
・1脂組成物を実施例1と同様にして感度評価した結果
、4段まで不溶化した。
実施例5 実施例1において、4−ジメチルアミノ−4′−ヒドロ
キシカルコンの代りに(p−ジメチルアミノシンナミリ
デン)−4−ヒドロキシアセトフェノン0.300 g
を用いて同様に反応させた。分離精51Jした黄橙色ポ
リマー1.83gは感光基を1.5モル%含釘している
ことが判明した。このポリマーに対して5Q wt 9
6のp−キシリレンジメタクリレートを添加し、さらに
感光基に対して2モル等量のベンツアントロンを加えて
配合した感光性樹脂組成物を実施例1と同様にして感度
評価した結果6段まで不溶化した。
実施例6 メタクリル酸メチル−クロロメチルスチレンの93=7
共重合体(Mw = 6.15 X 10’ 、 Mn
 = 1.82x’IO’) 10gをジメチルアセト
アミド90gに溶解1r4QIrA:jJ4N−−vS
7A’−?VrrhXJカルコンのカリウム塩4.12
gを加え、室温で20分間撹拌したのち65℃で5時間
反応を行った。反応液をメタノール800 mlに注入
してポリマーを沈澱させ、メタノールで十分に洗ってか
ら40℃で貞空乾燥し、黄色ポリマー11.70 gを
得た。紫外吸収スペクトルにより、これは5.5モル%
の感光基を含むことが明らかとなった。この高分子化合
物にP E G 400 D E (CHs =C)T
eO2−(−CH)CH203石−〇CCH=CI−I
2 )および補助物質を添加し、陽極酸化アルミニウム
板にスピン塗布し、実施例1と同様にコダックホトグラ
フィックステップタブレットNaIA越しにキセノンラ
ンプで5秒間露光し2次いでジメチルアセトアミドで1
5秒間現像した。不溶化した段数により感度を表現した
結果を表4にまとめて示す。この表における7段を示す
感度はポリ桂皮酸ビニル系感材の約125倍に相当する
実施例7− 実施例6において、4−ジメチルアミノ−4′−ヒドロ
キシカルコンの(Vりに4−ジエヂルアミノ=4′−ヒ
ドロキシカルコンを用いて同様の操作を行うことにより
、感度基5.3モル%導入されたポリマーを得た。この
ポリマーについて、実施例6と全く同じ組成を持つ感光
体を調して感度を評価した結果を表4に示す。
実施例8 メタクリル酸メチル−クロロメチルスチレンの80 :
 20共重合体(Mw= 2.48 x 10’、λ4
n=’8.81x 10’)10 gをジメチルアセト
アミド190gに溶解し、これに4−ジメチルアミノ−
4゛−ヒドロキシカルコンのカリウム塩8.28gを加
え、室温で20分撹拌してから65℃で5時間反応を行
った。反応液をメタノール1.8/に注入してポリマー
を沈澱させ、メタノールで洗浄してから室温で真空乾燥
を行った。得られたポリマーをテトラヒドロフラン90
 gに溶解し、この溶液番ろ過して不溶物を除いてから
メタノールへ再沈させた。これをメタノールで十分に洗
ってから40°Cで真空乾燥し黄色のポリマー13.7
4gを得た。これは紫外線吸収スペクトルから、感光基
は11,6モル%導入されていることが明らかになった
。このポリマー単独ではポリ桂皮酸ビニル系悪相の約4
倍の感度しか示さないが、実施例6と同じ組成を持つ感
光体を調製する0とにより、最高約128倍の感度を示
すことが明らかになった。表4にまとめて結果を示す。
表4.感光性樹脂組成物の感度 実施例9〜11 4−ジメチルアミノ−4′−ヒドロキシカルコン20g
をテトラヒドロフラン260gに溶解し、これにエチル
ジイソグチルアミン8.5gを加えた。室温で撹拌しな
がらメタクリル酸クロリド8.6gを滴下した。5時間
後アミン2.1gを追加し、メタクリル酸クロリド2.
3gをさらに滴下して12時間撹拌した。析出した塩を
ろ別し、テトラヒドロフランヲ減圧下で留去してからメ
チルシクロヘキサン300 mJと混合した。黄橙色の
沈澱が生じるのでこれをろ別して減圧乾燥した。メタノ
ールから再結晶することにより4−ジメチルアミノ−4
′−メタクリロイルオキシカルフン18.6 g (収
率69%)を得た。鍮点98〜100″c0 こうして
得たモノマーをメタクリル酸メチルと共重合させること
により9表5に示した共重合体を得た。
表5.メタクリル酸メチル共重合体 こうして得たメタクリル酸メチル系光増感性高分子を用
いて表6に示す組成の感光性組成物を調製した。
これらの組成物を陽極酸化アルミニウム板に塗布し、こ
の上にコダックホトグラフィックステッブタブレットN
αIAをのせてキセノンランプで2秒露光した。これを
ジメチルアセトアミドに1分間浸して現像し、不溶化し
た段数により感度を評価した。結果を表7にまとめて示
した。得られた不溶化膜は黄色をしており、光増感性高
分子自体が不溶化していることを示している。なお、こ
の露光条件下で、市販のポリビニル桂皮酸系感光剤は2
0秒露光で2段、 40秒で3段まで不溶化する。
したがって、この市販感光剤に比較すると、ジフェニル
ヨードニウム塩の場合は2.5〜40(L 2−メチル
−4,6−ビス(トリクロロメチル)−3−トリアジン
の場合には2.5〜40倍、ベンツアントロンの場合に
は10倍までの感度を示していることになる。
表7.感光性樹脂絹成物の感度 実施例12〜16 実施例9〜11に準じて感光基4.6モル%の19人率
を示すメタクリル酸メチル系の光増感性高分子(Mw−
2,99X 10’ 、 Mn = 1.11 X 1
0’)を合成し、このメチルセロソルブ溶液に補助物質
としてベンツアントロンを感光基に対して2モル等量添
加し。
さらに9表8に示すような割合で各種ビニル化合物を加
えて感光性組成物とした。この感光液を実施例9〜11
と同様にして感度評価した。ただし。
露光は5秒で、現像液としてはメチルセロソルブを用い
た。それらの結果は表旧どまとめて示した。
表8.感光性樹脂組成物の感度 ※1 略称は次の通り C0CH−CHs <PETA> HOCH+ −C+CHsOCOCH−
CH*)s<DPllA> ジペンタエリスリトールヘ
キサ7クリレートとジペンタエリスリトールペンタアク
リレートとの混合物実施例17〜19 10m1のアンプル管に4−ジメチルアミノ−4′−メ
タクリロイルオキシカルコン0.201 g 、メタク
リル酸n−ブチル1.33gおよびベンゼン7、68g
を入れ、さらにアゾビスイソブチロニトリル7.7ηを
添加した。これを凍結、脱気、アルゴンガス置換を3回
繰返したのちに減圧下で封筒した。50°Cで48時時
間上うしたのち9重合反応溶;夜をヘキサンに注入した
。同様にして共1n合比を変化させることにより表9に
示す共重合体をiffた。こうして得た共重合体にその
感光基に対して2モル等量のジフェニルヨードニウム・
へキサフルオロホスフェートと5Q wt%のPEG4
00DAを添加し。
その感度を評価した。なお、露光条件は実施例9〜11
と全く同じである。得られた結果を表10にまとめて示
す。
表9.4−ジメチルアミノー4′−メタクリロイルオキ
シカルフンとメタクリル酸n−1表10.メタクリル酸
n−ブチル系光増感性高分子からなる感光性組成物の感
tX

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 (A)一般式 (式中g Rt、 R2は水素原子、低級アルキル基ま
    たは低級アルコキシ基であり、R3は低級アルキル基で
    あり、nは1または2である)で表わされるアミノケト
    ンからなる光増感性残基を側鎖に少なくとも1つ有する
    分子量5000〜1000000の範囲にある光増感性
    高分子化合物1部と、(B)−電子還元されることによ
    ってラジヵくとも1種の化合物0.01〜0.5部と、
    (C)重合能を有するエチレン性不飽和結合を少なくと
    も1つ持つ化合物群から選ばれた少なくとも1種の化合
    物005〜5部とからなることを特徴とする光不溶性樹
    脂組成物。 (2)−電子還元によりラジカル種を発生する化合物が
    、ジアリールヨードニウム塩、少なくとも1つのモノ、
    ジあるいはトリハロメチル基により置換されたS−)リ
    アジン化合物、トリアリールイミダゾールニ量体、ベン
    ゾフェノンおよびその核置換体、キノン類、ベンジルお
    よびその核置換体、有機過酸化物である特許請求の範囲
    第1項記載の光不溶性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63261352A (ja) * 1987-04-20 1988-10-28 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性組成物
JPH0254268A (ja) * 1988-08-19 1990-02-23 Fuji Photo Film Co Ltd 光重合性組成物

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JPS63261352A (ja) * 1987-04-20 1988-10-28 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性組成物
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