JPS60763B2 - 超電導トロイダルマグネツト - Google Patents
超電導トロイダルマグネツトInfo
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- JPS60763B2 JPS60763B2 JP11387476A JP11387476A JPS60763B2 JP S60763 B2 JPS60763 B2 JP S60763B2 JP 11387476 A JP11387476 A JP 11387476A JP 11387476 A JP11387476 A JP 11387476A JP S60763 B2 JPS60763 B2 JP S60763B2
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- Japan
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- coil
- superconducting
- excitation
- coils
- toroidal
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F6/00—Superconducting magnets; Superconducting coils
- H01F6/02—Quenching; Protection arrangements during quenching
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電気的、熱的、および機械的な保護を必要と
する超電導トロイダルマグネツトの改良に関するもので
ある。
する超電導トロイダルマグネツトの改良に関するもので
ある。
現在核融合炉や電気エネルギー蓄積装置用の磁界発生装
置として超電導トロイダルマグネツトの使用が考えられ
ているが、実用的規模の超電導トロイダルマグネットの
大きさは、蓄積エネルギー数でいえばし 1び1ジュー
ル(10唯J)以上の、これまで実現されたことのない
巨大なものである。
置として超電導トロイダルマグネツトの使用が考えられ
ているが、実用的規模の超電導トロイダルマグネットの
大きさは、蓄積エネルギー数でいえばし 1び1ジュー
ル(10唯J)以上の、これまで実現されたことのない
巨大なものである。
超電導トロイダルマグネツトの主要構成要素は超電導ト
ロイダルコィルであり、第1図に超電導トロイダルコィ
ルーの概念を示す。すなわち、図に示すように、超電導
トロイダルコィルはトロイダル電流loによってコイル
内に磁界Bが発生するように構成されている。しかし「
現実の超電導トロイダルコィル1を第1図のように均等
に巻線することはほとんどないと考えられる。
ロイダルコィルであり、第1図に超電導トロイダルコィ
ルーの概念を示す。すなわち、図に示すように、超電導
トロイダルコィルはトロイダル電流loによってコイル
内に磁界Bが発生するように構成されている。しかし「
現実の超電導トロイダルコィル1を第1図のように均等
に巻線することはほとんどないと考えられる。
なぜなら、超電導トロイダルコイルの主半径Rは10h
程度、小半径rが数mの巨大なものであるために超電導
トロイダルコィル1を1個のコイルとして作るのは非常
に困難なこと、および核融合燃料の供聯合、真空排気、
計測などのためにトロイダル磁界領域への接近を必要と
することなどによる。したがって、第2図に示すように
、超電導トロイダルコイルーはいくつかに分割して、個
々の超電導コイル2の組合せとして形成される。
程度、小半径rが数mの巨大なものであるために超電導
トロイダルコィル1を1個のコイルとして作るのは非常
に困難なこと、および核融合燃料の供聯合、真空排気、
計測などのためにトロイダル磁界領域への接近を必要と
することなどによる。したがって、第2図に示すように
、超電導トロイダルコイルーはいくつかに分割して、個
々の超電導コイル2の組合せとして形成される。
第3図は超電導トロイダルコィル1を構成する超電導コ
イル2の一種であるバンケーキ形超電導コイルの一部破
断斜視図で、この超電導コイル2は、超電導線3をター
ン間スベーサ4を介して巻回したパンケーキコィル20
0を複数個「層間スベーサ5を介して巻枠6内に積重ね
て固定した横成を有し、超電導線3はターン間・層間の
両方ともターン間スベーサ4および層間スベーサ5によ
って電気的に絶縁され、かつ層間スベーサ5により、液
体ヘリウムなどの冷却媒体が流される間隙7が形成され
る。
イル2の一種であるバンケーキ形超電導コイルの一部破
断斜視図で、この超電導コイル2は、超電導線3をター
ン間スベーサ4を介して巻回したパンケーキコィル20
0を複数個「層間スベーサ5を介して巻枠6内に積重ね
て固定した横成を有し、超電導線3はターン間・層間の
両方ともターン間スベーサ4および層間スベーサ5によ
って電気的に絶縁され、かつ層間スベーサ5により、液
体ヘリウムなどの冷却媒体が流される間隙7が形成され
る。
この間隙7は超電導線3の表面に発生した冷却媒体の気
泡を逃がす役割と、冷却媒体を供給する役割をもつ。′
しかし、このようなパンケーキ形超電導コイルは、GJ
級コイルが発生する巨大な電磁力によって、超電導線3
の特性が劣化、あるいは超電導線の断線などが生ずる可
能性があるという欠点を有している。
泡を逃がす役割と、冷却媒体を供給する役割をもつ。′
しかし、このようなパンケーキ形超電導コイルは、GJ
級コイルが発生する巨大な電磁力によって、超電導線3
の特性が劣化、あるいは超電導線の断線などが生ずる可
能性があるという欠点を有している。
この従来の超電導コイルの欠点を補なうために第4図に
示すような構造の超電導コイルが考えられている。
示すような構造の超電導コイルが考えられている。
すなわち、第4図に示す超電導コイル2では、金属また
は絶縁物より,なる板状の保持部材8の両側面に複数個
のコイル溝9を設け、そのコイル溝に超電導線3を収納
して形成される超電導ディスク100を複数個積重ねて
、ボルト及びナット11で締付けて組立てられている。
以上のように構成された超電導コイル2は、コイルが発
生する巨大な電磁力に対して十分耐えることができるの
で、核融合炉やエネルギー蓄積装置用の超電導トロイダ
ルマグネットを構成する要素である超電導コイルとして
採用することができる。
は絶縁物より,なる板状の保持部材8の両側面に複数個
のコイル溝9を設け、そのコイル溝に超電導線3を収納
して形成される超電導ディスク100を複数個積重ねて
、ボルト及びナット11で締付けて組立てられている。
以上のように構成された超電導コイル2は、コイルが発
生する巨大な電磁力に対して十分耐えることができるの
で、核融合炉やエネルギー蓄積装置用の超電導トロイダ
ルマグネットを構成する要素である超電導コイルとして
採用することができる。
これらの超電導コイルを用いた磁界発生装置としてのト
ロイダルマグネットの励磁運転回路としては、従来、第
5図の回路が考えられていた。
ロイダルマグネットの励磁運転回路としては、従来、第
5図の回路が考えられていた。
図に示すように、超電導トロイダルコィル1は冷却媒体
12が貯液されたクラィオスタット13の中に浸潰され
、スイッチ14を閉じた状態で、励磁電源15によって
定格運転電流らまで励磁される。ところで、超電導トロ
イダルコィル1の運転中に、超電導トロイダルコィル1
がクェンチ(もとの超電導状態に復帰しえない超電導破
壊)することがある。
12が貯液されたクラィオスタット13の中に浸潰され
、スイッチ14を閉じた状態で、励磁電源15によって
定格運転電流らまで励磁される。ところで、超電導トロ
イダルコィル1の運転中に、超電導トロイダルコィル1
がクェンチ(もとの超電導状態に復帰しえない超電導破
壊)することがある。
なおL超電導トロイダルコイル1にクヱンチが発生した
ことの検出は、超電導トロイダルコィル1に発生する抵
抗性電圧が所定値に達したことにより検知するのが普通
であるが、温度上昇を測定し「 これより検知する場合
もある。
ことの検出は、超電導トロイダルコィル1に発生する抵
抗性電圧が所定値に達したことにより検知するのが普通
であるが、温度上昇を測定し「 これより検知する場合
もある。
超電導トロイダルコィル1にクェンチが発生した場合「
超電導トロイダルコィル1に蓄えられた磁気ェネルギを
急速に取り去り「超電導トロイダルコィル1の温度上昇
をある限界内(室温程度)に抑える必要がある。
超電導トロイダルコィル1に蓄えられた磁気ェネルギを
急速に取り去り「超電導トロイダルコィル1の温度上昇
をある限界内(室温程度)に抑える必要がある。
第5図に示した磁界発生装置は、超電導トロイダルコィ
ル1にクェンチが発生した場合の保護のために用いられ
る構成として普通のもので、保護抵抗16を超電導トロ
イダルコィルーと並列に接続し、クェンチが生じた場合
にスイッチ14を開き、超電導トロイダルコィルーに蓄
えられた磁気ェネルギを急速に保護抵抗16に吸収させ
るようにしたものである。このようにすると、超電導ト
ロイダルコィル1に蓄えられていた磁気ェネルギの大部
分は保護抵抗16で消費され、1部の磁気ェネルギのみ
が冷却媒体で消費されるので超電導トロイダルコィル1
の温度上昇は限界以下に抑えられるだけでなく「冷却媒
体の消費も少なくなる。しかし上記従釆の磁界発生装置
における超電導コイルの保護は、約10皿J以下の超電
導コイルには有効であるが、その以上の磁気ェネルギを
もつ大形超電導コイルには適用できない。
ル1にクェンチが発生した場合の保護のために用いられ
る構成として普通のもので、保護抵抗16を超電導トロ
イダルコィルーと並列に接続し、クェンチが生じた場合
にスイッチ14を開き、超電導トロイダルコィルーに蓄
えられた磁気ェネルギを急速に保護抵抗16に吸収させ
るようにしたものである。このようにすると、超電導ト
ロイダルコィル1に蓄えられていた磁気ェネルギの大部
分は保護抵抗16で消費され、1部の磁気ェネルギのみ
が冷却媒体で消費されるので超電導トロイダルコィル1
の温度上昇は限界以下に抑えられるだけでなく「冷却媒
体の消費も少なくなる。しかし上記従釆の磁界発生装置
における超電導コイルの保護は、約10皿J以下の超電
導コイルには有効であるが、その以上の磁気ェネルギを
もつ大形超電導コイルには適用できない。
以下、この点について述べる。第5図において、超電導
トロイダルコィル1にクェンチが生じたときスィッチー
亀を開き、超電導トロイダルコィル1と保護抵抗16か
ら構成される閉回路をつくる電流loは定数L (
秒).……・・【1} 7P=南コ雨 で減衰する。
トロイダルコィル1にクェンチが生じたときスィッチー
亀を開き、超電導トロイダルコィル1と保護抵抗16か
ら構成される閉回路をつくる電流loは定数L (
秒).……・・【1} 7P=南コ雨 で減衰する。
ここでL(H)は超電導トロイダルコィル1のィンダク
タンス、Rpは保護抵抗16の抵抗値、Rc(Q)は超
電導トロイダルコィルの抵抗値で、通常、時間と共に増
加する量である。電流減衰時定数でpがづ・さいほども
超電導トロイダルコィル1が常電導状態になったことに
よるジュール発熱が4・さくなり、超電導トロイダルコ
イル1内の温度上昇が小さくなる。
タンス、Rpは保護抵抗16の抵抗値、Rc(Q)は超
電導トロイダルコィルの抵抗値で、通常、時間と共に増
加する量である。電流減衰時定数でpがづ・さいほども
超電導トロイダルコィル1が常電導状態になったことに
よるジュール発熱が4・さくなり、超電導トロイダルコ
イル1内の温度上昇が小さくなる。
時定数ヶpを小さくするには、保護抵抗16の抵抗値R
pと超電導トロイダルコィル1の常電導状態抵抗値Rc
を大きくする必要がある。Rcは超電導トロイダルコィ
ル1のコイル安定化法、巻線内状況、超電導線の常電導
基材(例えば、銅)量などによって変化する量であるが
、ここでは、超電導トロイダルコィル1の常電導部分が
極く1部にとどまっている場合(これは完全安定化超電
導コイルが局部的に常電導状態になっており、常電導部
分が周囲に伝播しない場合に相当)のRc=0について
論ずる。この場合の時定数7pはRc<0の場合の7p
より長くなり「 コイル保護はより困難となるので、R
c=0の場合について論するだけで十分である。電流減
衰時定数7pはいくらでも長くしてよいのではなく、電
流減衰時定数限界↑a以下にしなければならない。
pと超電導トロイダルコィル1の常電導状態抵抗値Rc
を大きくする必要がある。Rcは超電導トロイダルコィ
ル1のコイル安定化法、巻線内状況、超電導線の常電導
基材(例えば、銅)量などによって変化する量であるが
、ここでは、超電導トロイダルコィル1の常電導部分が
極く1部にとどまっている場合(これは完全安定化超電
導コイルが局部的に常電導状態になっており、常電導部
分が周囲に伝播しない場合に相当)のRc=0について
論ずる。この場合の時定数7pはRc<0の場合の7p
より長くなり「 コイル保護はより困難となるので、R
c=0の場合について論するだけで十分である。電流減
衰時定数7pはいくらでも長くしてよいのではなく、電
流減衰時定数限界↑a以下にしなければならない。
すaは、電流が減衰するとき、超電導線の熱容量よって
発熱を吸収して、時間t→のにおける温度が超電導体や
絶縁物を劣化させない温度To(通常800K)以下に
なるという条件で計算すると、式で与えられる。
発熱を吸収して、時間t→のにおける温度が超電導体や
絶縁物を劣化させない温度To(通常800K)以下に
なるという条件で計算すると、式で与えられる。
ここで、lo■はクェンチする前のコイル電流、m(g
/m)は単位長さ当りの常電導基材の重量「A(力)は
基材の断面積、Qcは積分で定義される。
/m)は単位長さ当りの常電導基材の重量「A(力)は
基材の断面積、Qcは積分で定義される。
CU/g)は基材の比熱、p(Q−m)は常電導基材の
抵抗率である。
抵抗率である。
例えば、大形超電導コイル用の1比肋×36肋断面の超
電導線にL=34.700A流したときの時定数限界7
aは5晩該‘こなる。
電導線にL=34.700A流したときの時定数限界7
aは5晩該‘こなる。
第5図の磁界発生装置において、クェンチを検出して電
源をしや断したときの電流減衰時定数でpを5硯砂以下
にする必要があるから、超電導トロイダルーのィンダク
タンスLを例えば26帆とすれば、保護抵抗量0の抵抗
値Rpは、式【1}から、Rp=5.20以上にしなけ
ればならない。
源をしや断したときの電流減衰時定数でpを5硯砂以下
にする必要があるから、超電導トロイダルーのィンダク
タンスLを例えば26帆とすれば、保護抵抗量0の抵抗
値Rpは、式【1}から、Rp=5.20以上にしなけ
ればならない。
ただし、Rc=0とみなしている。この電流減衰時に超
電導コイル5の両端に発生する電圧VtはVt=1。
電導コイル5の両端に発生する電圧VtはVt=1。
Rp (V) ・・・・・・・・・{31であ
る。lo=34。700A、Rp=520を代入すると
、Vt=18雌Vになる。
る。lo=34。700A、Rp=520を代入すると
、Vt=18雌Vになる。
このような高い電圧では、コイル両端の絶縁を保つこと
は極めて困難である。このように「大形超電導コイルに
おいては「従来の構成では超電導トロイダルコィル1を
保護することはできない。上記のような困難に鑑みて、
大形超電導コイルがクェンチしたときに破損しないよう
に保護することのできる大形磁界発生磁界発生装置が提
案されている。
は極めて困難である。このように「大形超電導コイルに
おいては「従来の構成では超電導トロイダルコィル1を
保護することはできない。上記のような困難に鑑みて、
大形超電導コイルがクェンチしたときに破損しないよう
に保護することのできる大形磁界発生磁界発生装置が提
案されている。
第6図は、この先行技術の−実施例を示す図で、1一1
〜1−nは分割された励磁コイル、15一1〜15−n
はそれぞれ励磁するための励磁電源、14一1〜14一
Mまスイッチ、16−1〜16−nは保護抵抗で、励磁
コイル1一1〜1一nはそれぞれ独立した励磁系で励磁
されるように構成したものである。
〜1−nは分割された励磁コイル、15一1〜15−n
はそれぞれ励磁するための励磁電源、14一1〜14一
Mまスイッチ、16−1〜16−nは保護抵抗で、励磁
コイル1一1〜1一nはそれぞれ独立した励磁系で励磁
されるように構成したものである。
第6図において励磁コイル1一1〜1一nのうち一つの
励磁コイル、例えば1−1とするが、クェンチした場合
、その励磁コイル亀−1の属する励磁回路のスイッチ1
4一1を開き、励磁コイル1一1のェネルギを保護抵抗
16一1に放出させる。
励磁コイル、例えば1−1とするが、クェンチした場合
、その励磁コイル亀−1の属する励磁回路のスイッチ1
4一1を開き、励磁コイル1一1のェネルギを保護抵抗
16一1に放出させる。
そのときの時定数7pnは、超電導コイル5に抵抗が発
生しないと仮定したとき、7pn=器 (秒).・・.
・…・【4’である。
生しないと仮定したとき、7pn=器 (秒).・・.
・…・【4’である。
ここで、Ln(H)は各分割コイル1−1〜1一nのィ
ンタクタンスであり、n個の分割コイルが同時に減衰し
たとき、Lnは超電導コイル5のィンダクタンスLに対
してLn基………(51 の関係がある。
ンタクタンスであり、n個の分割コイルが同時に減衰し
たとき、Lnは超電導コイル5のィンダクタンスLに対
してLn基………(51 の関係がある。
1個の励磁コイル1一1だけが電流減衰する場合の励磁
コイル1−1のインダクタンスLnは自己ィンダクタン
スのみであり、当然‘5}式のLnよりも小さい。
コイル1−1のインダクタンスLnは自己ィンダクタン
スのみであり、当然‘5}式のLnよりも小さい。
ここでは、最もきびしい条件として励磁1−1〜1一n
が同時にクェンチしたとすると、各励磁コイル1‐1〜
1−nの各電流らが減衰するとき各励磁コイル1一翼〜
1一nにそれぞれ発生する電圧VnはVn=1。
が同時にクェンチしたとすると、各励磁コイル1‐1〜
1−nの各電流らが減衰するとき各励磁コイル1一翼〜
1一nにそれぞれ発生する電圧VnはVn=1。
Rpn (V) ・・・…・・・‘6’となる
。これに■,{5}式を代入してVn:LL……”{7
’ nつpn の形で表わすことができる。
。これに■,{5}式を代入してVn:LL……”{7
’ nつpn の形で表わすことができる。
一方、第6図の磁界発生装置におけるコイル両端電圧V
tは、Rc=0とおいた【1}式と‘3ー式からVt=
ごと………【8} つp になる。
tは、Rc=0とおいた【1}式と‘3ー式からVt=
ごと………【8} つp になる。
すp,ィpnとも↑p=7pnミ7a(電流減衰時定数
限界)であるから、第6図の先行技術の磁界発生装置の
クェンチ時の電圧Vnは第5図の従来技術の場合の電圧
Vtのn分の1になる。前に例としてあげた超電導コイ
ル(lo=84.700へ L=260H)の場合につ
いて適当な分割数nを試算すると、各励磁コイル両端の
耐圧としてVp=球Vを仮定すると、‘6}式において
Vn=靴Vであるから、Rpn=0.140が得られる
。
限界)であるから、第6図の先行技術の磁界発生装置の
クェンチ時の電圧Vnは第5図の従来技術の場合の電圧
Vtのn分の1になる。前に例としてあげた超電導コイ
ル(lo=84.700へ L=260H)の場合につ
いて適当な分割数nを試算すると、各励磁コイル両端の
耐圧としてVp=球Vを仮定すると、‘6}式において
Vn=靴Vであるから、Rpn=0.140が得られる
。
したがって、{4}式に上記の値とrpn=5の沙を代
入すると、Ln=7.犯になるので、‘5’式からn=
36力ミ得られる。このように、大形磁界発生装置を第
6図に示す構成とすれば、核融合炉やェネルギ蓄積装置
などに用いられる大形超電導コイルの保護が容易となり
「絶縁処理も簡単なものにできるだけでなく、クェンチ
した励磁コイルの電流のみを零とし、他の大部分をその
まま励磁しておくことができるので、実用上適したもの
となる。
入すると、Ln=7.犯になるので、‘5’式からn=
36力ミ得られる。このように、大形磁界発生装置を第
6図に示す構成とすれば、核融合炉やェネルギ蓄積装置
などに用いられる大形超電導コイルの保護が容易となり
「絶縁処理も簡単なものにできるだけでなく、クェンチ
した励磁コイルの電流のみを零とし、他の大部分をその
まま励磁しておくことができるので、実用上適したもの
となる。
第7図はこの先行技術のさらに他の実施例を示す図で、
この例は個々の励磁コイル1−1〜1一nの中点を援地
したものである。
この例は個々の励磁コイル1−1〜1一nの中点を援地
したものである。
この場合では、励磁コイル1−1〜1−nのプラス端子
には、一Vn/2、マイナス端子には、Vn/2の電圧
が生ずるので、耐圧VpとしてVp=Vn/2
………{9}を考えればよい。
には、一Vn/2、マイナス端子には、Vn/2の電圧
が生ずるので、耐圧VpとしてVp=Vn/2
………{9}を考えればよい。
耐圧として、Vp=歌Vを仮定して、【6),{9}式
から得られる0.290が個々の励磁コイル1−1〜1
−nの保護抵抗値となる。したがって、前記の超電導コ
イル(lo=34.700A、L=26胆)の励磁コイ
ルの場合Vp=瓜Vとすると必要な分割数nは18であ
り、第5図、第6図の回路の場合の分割36の2分の1
でよいという利点をもつ。この先行技術は以上の説明よ
り明らかなように「一つの励磁コイルを複数個の超電導
コイルで形成するとともに、各超電導コイルごとに並列
に接続された保護抵抗と、この並列体にそれぞれスイッ
チを介して励磁電流を給電する励磁装置とを備え、クェ
ンチを発生した励磁コイルの属する励磁回路のスイッチ
を開くことにより当該クェンチを発生した励磁コイルの
磁気ェネルギを保護抵抗に吸収させるようにしたもので
「各励磁コイルの両端子間に発生する電圧を低く押える
ことができるため特別の絶縁処理を施すことなく大形磁
界発生装置を実現することができる。
から得られる0.290が個々の励磁コイル1−1〜1
−nの保護抵抗値となる。したがって、前記の超電導コ
イル(lo=34.700A、L=26胆)の励磁コイ
ルの場合Vp=瓜Vとすると必要な分割数nは18であ
り、第5図、第6図の回路の場合の分割36の2分の1
でよいという利点をもつ。この先行技術は以上の説明よ
り明らかなように「一つの励磁コイルを複数個の超電導
コイルで形成するとともに、各超電導コイルごとに並列
に接続された保護抵抗と、この並列体にそれぞれスイッ
チを介して励磁電流を給電する励磁装置とを備え、クェ
ンチを発生した励磁コイルの属する励磁回路のスイッチ
を開くことにより当該クェンチを発生した励磁コイルの
磁気ェネルギを保護抵抗に吸収させるようにしたもので
「各励磁コイルの両端子間に発生する電圧を低く押える
ことができるため特別の絶縁処理を施すことなく大形磁
界発生装置を実現することができる。
超電導トロイダルコィル官をn個の励磁コイル1−1〜
1一nに分割する方法として最も単純であるのは、第2
図の超電導トロイダルコィルーを空間的に分割した超電
導コイル2がn個の場合、個々の超電導コイル2を個々
の励磁コイル1−1〜1一nとすることである。
1一nに分割する方法として最も単純であるのは、第2
図の超電導トロイダルコィルーを空間的に分割した超電
導コイル2がn個の場合、個々の超電導コイル2を個々
の励磁コイル1−1〜1一nとすることである。
超電導コイル2の個数mがn以上の場合「励磁コイル数
はnでなくmにしてもよい。
はnでなくmにしてもよい。
この場合、個々の励磁コイル(すなわち、個々の超電導
コイル)に発生する電圧は、n個分割のときの値よりも
4・さくなるのでトコィルの電気的・熱的保護の上では
より楽になる。また、電導コイル2の個数mがn以下の
場合、1つの超電導コイルの中間からパワーリードを取
りだして、励磁コイル数をn個にすることができる。
コイル)に発生する電圧は、n個分割のときの値よりも
4・さくなるのでトコィルの電気的・熱的保護の上では
より楽になる。また、電導コイル2の個数mがn以下の
場合、1つの超電導コイルの中間からパワーリードを取
りだして、励磁コイル数をn個にすることができる。
以上3例のような励磁コイルの分割方法を採用する場合
、クェソチ時の超電導トロイダルコィルの電気的・熱的
保護はできるが、機械的保護はかなり困難になる。
、クェソチ時の超電導トロイダルコィルの電気的・熱的
保護はできるが、機械的保護はかなり困難になる。
第8図は超電導トロイダルコィルを構成する1個の超電
導コイル2の#1がクヱンチした場合にその超電導コイ
ル2−01の両隣の超電導コイル2一02,2一24に
働く電磁力を示す図である。
導コイル2の#1がクヱンチした場合にその超電導コイ
ル2−01の両隣の超電導コイル2一02,2一24に
働く電磁力を示す図である。
ただし、超電導トロイダルコィルの空間的分割数mを2
4とし、コイルの諸元は前に例としてあげたものについ
て論ずることにする。第8図において、超電導コイル2
−01がクェンチしてコイル電流が減衰してゼロになる
と、その両端の超電導コイル2一02, 2−24に8
方向の電磁力Fが働く。
4とし、コイルの諸元は前に例としてあげたものについ
て論ずることにする。第8図において、超電導コイル2
−01がクェンチしてコイル電流が減衰してゼロになる
と、その両端の超電導コイル2一02, 2−24に8
方向の電磁力Fが働く。
この電磁力は、第8図に示すように、相反溌する向きを
もちトその大きさFは約7方トンもの巨大な力である。
この力に耐える支持構造を設計することは不可能ではな
いが、支持構造物重量の増加、およびそれに伴なう熱侵
入の増加、は超電導トロイダルコィルにとっては大きな
欠点となる。さらに、24個の超電導ィルのうち23固
の超電導コイルを運転することはできるが、磁界分布の
一様性が悪くなるという欠点をもつ。
もちトその大きさFは約7方トンもの巨大な力である。
この力に耐える支持構造を設計することは不可能ではな
いが、支持構造物重量の増加、およびそれに伴なう熱侵
入の増加、は超電導トロイダルコィルにとっては大きな
欠点となる。さらに、24個の超電導ィルのうち23固
の超電導コイルを運転することはできるが、磁界分布の
一様性が悪くなるという欠点をもつ。
この上述の欠点を解消するためのトロイダルマグネット
の励磁運転方式が先行技術として提案されている。
の励磁運転方式が先行技術として提案されている。
第9図はこの先行技術の−実施例の概略的な構成を示す
部分図であり、超電導トロイダルコイルーを構成する複
数の超電導コイル2一01〜2一mのうち3個のみを示
している。
部分図であり、超電導トロイダルコイルーを構成する複
数の超電導コイル2一01〜2一mのうち3個のみを示
している。
図において、21−1〜2m−nは部分コイルで、各々
の超電導コイル2一01〜2一mは複数の部分コイル2
1一1〜2m−nによって構成されている。
の超電導コイル2一01〜2一mは複数の部分コイル2
1一1〜2m−nによって構成されている。
また励磁コイル1ー1〜1−nは各超電導コイル2−0
1〜2一m内の相対位置の等しい部分コイル21一1〜
2m−nを電気結線して構成されている。すなわち、各
超電導コイル毎に複数の部分コイル21一1〜2m−n
に順次番号を付け、各超電導コイル2−01〜2一mを
構成する部分コイルのうち同一番号の部分コイルを次々
に電気結線して励磁コイルーー1〜1一nが構成される
。なお、図には示していないが、励磁コイル1一1〜1
一nに対して、第6図または第7図に示した回路が設け
られており、前述のような効果、すなわち電気的および
熱的に破損しないような保護を有するように構成する。
1〜2一m内の相対位置の等しい部分コイル21一1〜
2m−nを電気結線して構成されている。すなわち、各
超電導コイル毎に複数の部分コイル21一1〜2m−n
に順次番号を付け、各超電導コイル2−01〜2一mを
構成する部分コイルのうち同一番号の部分コイルを次々
に電気結線して励磁コイルーー1〜1一nが構成される
。なお、図には示していないが、励磁コイル1一1〜1
一nに対して、第6図または第7図に示した回路が設け
られており、前述のような効果、すなわち電気的および
熱的に破損しないような保護を有するように構成する。
なお、以上の説明において、部分コイルは、第3図に示
すようなパンケーキ形超電導コイルに対してのパンケー
キコイルとしても良い。
すようなパンケーキ形超電導コイルに対してのパンケー
キコイルとしても良い。
また、以上の説明では各励磁コイルの構成要素として各
超電導コイルに対してそれぞれ1個ずつの部分コイルを
電気結線したものを示したが、超電導トロイダルコィル
の機械的保護の可能な範囲で「各超電導コイルに対して
部分コイル複数個を励磁コイルの構成要素としてもよい
。
超電導コイルに対してそれぞれ1個ずつの部分コイルを
電気結線したものを示したが、超電導トロイダルコィル
の機械的保護の可能な範囲で「各超電導コイルに対して
部分コイル複数個を励磁コイルの構成要素としてもよい
。
上述した先行技術のように構成した場合には次の利点が
期待される。
期待される。
すなわち【1’ 1つの励磁コイルがクヱンチした場合
、1つの超電導コイルの中の1つの部分コイルの電流が
減衰するのであるから、クェンチした部分ィルの両隣の
部分コイル間に生じる反駁力は、1個の超電導コイルを
1個の励磁コイルとした場合の反溌力の数10分の1の
小さい値になる。
、1つの超電導コイルの中の1つの部分コイルの電流が
減衰するのであるから、クェンチした部分ィルの両隣の
部分コイル間に生じる反駁力は、1個の超電導コイルを
1個の励磁コイルとした場合の反溌力の数10分の1の
小さい値になる。
したがってクェンチを考慮した特別の支持構造を設ける
必要はない。‘2) 超電導トロイダルコィルを構成す
る全超電導コイルの同番号の部分コイルの電流が減衰す
るためトロイダルコィル磁界分布の不均一性が小さくて
すむ。
必要はない。‘2) 超電導トロイダルコィルを構成す
る全超電導コイルの同番号の部分コイルの電流が減衰す
るためトロイダルコィル磁界分布の不均一性が小さくて
すむ。
しかし、トロイダルマグネツトの構成要素である超電導
コイルとして第3図の従来技術の超電導コイルまたは第
4図の先行技術の超電導コイルを採用する場合、上記2
つの利点を実現できない怖れが十分である。
コイルとして第3図の従来技術の超電導コイルまたは第
4図の先行技術の超電導コイルを採用する場合、上記2
つの利点を実現できない怖れが十分である。
第3図または第4図の部分コイルの一つがクェンチした
場合、当該部分コイルの温度が冷却媒体、例えば液体ヘ
リウム、の温度よりも上昇し、当該部分コイルに接して
いる冷却媒体は蒸発して気体になる。
場合、当該部分コイルの温度が冷却媒体、例えば液体ヘ
リウム、の温度よりも上昇し、当該部分コイルに接して
いる冷却媒体は蒸発して気体になる。
蒸発した気体は、時間と共に広がっていさ、当該部分コ
イルに隣接する部分コイルの温度は上昇してクェンチし
、最終的にはクェンチが超電導コイル全体に波及する怖
れがある。超電導コイル全体がクェンチすると、第6図
及び第7図の先行技術の超電導トロイダルマグネットの
励磁保護回路によるコイル保護は可能であっても、超電
導コイルのクェンチに伴なうコイル内ェネルギ消費は増
大し、超電導コイルは全く磁界を消滅してしまう。第6
図または第7図の先行技術の励磁保護回路と第3図の従
来技術または第4図の先行技術の超電導コイルとの組合
せである超電導トロイダルマグネツトには上記のような
欠点があった。
イルに隣接する部分コイルの温度は上昇してクェンチし
、最終的にはクェンチが超電導コイル全体に波及する怖
れがある。超電導コイル全体がクェンチすると、第6図
及び第7図の先行技術の超電導トロイダルマグネットの
励磁保護回路によるコイル保護は可能であっても、超電
導コイルのクェンチに伴なうコイル内ェネルギ消費は増
大し、超電導コイルは全く磁界を消滅してしまう。第6
図または第7図の先行技術の励磁保護回路と第3図の従
来技術または第4図の先行技術の超電導コイルとの組合
せである超電導トロイダルマグネツトには上記のような
欠点があった。
この発明は上述の欠点を解消するためになされたもので
、超電導トロイダルマグネツトがクェンチしたときに、
電気的、熱的および機械的に破損しないように保護でき
るだけでなく「クェンチを部分コイルにのみ限定するこ
とによって、クェンチによるェネルギ消費も少なくでき
「若干の磁界減少はあっても運転を継続させることもで
きる超電導トロイダルマグネットを提供することを目的
としている。
、超電導トロイダルマグネツトがクェンチしたときに、
電気的、熱的および機械的に破損しないように保護でき
るだけでなく「クェンチを部分コイルにのみ限定するこ
とによって、クェンチによるェネルギ消費も少なくでき
「若干の磁界減少はあっても運転を継続させることもで
きる超電導トロイダルマグネットを提供することを目的
としている。
第10図はこの発明の超電導コイルの一実施例を示す図
で、隣接する超電導ディスクの間に仕切板17を設け、
各超電導ディスクはそれぞれ冷却媒体に関して独立な空
間を形成している。
で、隣接する超電導ディスクの間に仕切板17を設け、
各超電導ディスクはそれぞれ冷却媒体に関して独立な空
間を形成している。
この発明における仕切板17は完全な気密性を有する必
要はないが、0.5〜IKg/の程度の差圧に対する気
密性を有すると共に、この程度の差圧に対する強度を有
することが望ましい。
要はないが、0.5〜IKg/の程度の差圧に対する気
密性を有すると共に、この程度の差圧に対する強度を有
することが望ましい。
また仕切板17の材質は絶縁物、ステンレス鋼、銅など
単一物質でも、金属の表面を絶縁処理した複合体でも良
い。しかし、超電導コイルが交流磁界中に置かれている
場合には、仕切板17を絶縁物で作れば、仕切板17に
交流損が生じないだけでなく、ディスクの保持部分が金
属の場合の保持部材内交流損をも著しく減ずることがで
きる。
単一物質でも、金属の表面を絶縁処理した複合体でも良
い。しかし、超電導コイルが交流磁界中に置かれている
場合には、仕切板17を絶縁物で作れば、仕切板17に
交流損が生じないだけでなく、ディスクの保持部分が金
属の場合の保持部材内交流損をも著しく減ずることがで
きる。
この発明における仕切板17を設けることによってt一
つの超電導ディスク100がクェンチして蓄積エネルギ
ーの一部が超電導ディスク内で消費され冷却媒体が蒸発
した場合にも、隣接する超電導ディスクにクェンチが伝
播するのを防止することができ、その結果、冷却媒体の
消費と磁界の消滅をクェンチした超電導ディスクのみに
限定することができる。
つの超電導ディスク100がクェンチして蓄積エネルギ
ーの一部が超電導ディスク内で消費され冷却媒体が蒸発
した場合にも、隣接する超電導ディスクにクェンチが伝
播するのを防止することができ、その結果、冷却媒体の
消費と磁界の消滅をクェンチした超電導ディスクのみに
限定することができる。
第11図はこの発明の超電導コイルの他の実施例を示す
図で、隣接するパンケーキコィルの間に仕切板17を設
けたものであり、上記と同様の効果を有する。
図で、隣接するパンケーキコィルの間に仕切板17を設
けたものであり、上記と同様の効果を有する。
この発明は以上の説明より明らかなように、超電導トロ
イダルコィルの各超電導コイルを構成する各部分コイル
の間に仕切板を設け、かつ部分コイルのうち相対位置の
等しい部分コイルを電気結線して1つの励磁コイルを構
成し、各励磁コイル毎に並列に接続された保護抵抗と、
この並列体にそれぞれスイッチを介して励磁電流を給電
する励磁電源とを備え、ある部分コイルがクェンチした
場合、クェンチを発生した部分コイルのみにクェンチを
限定し、クェンチを発生した部分コイルを有する励磁コ
イルの属する励磁回路のスイッチを開くことにより当該
クェンチを発生した部分コィルを有する励磁コイルの電
流を保護抵抗に吸収させるようにしたもので、部分コイ
ルの電流消滅によるトロイダル軸方向の電磁力を小さく
し、かつトロイダル磁界分布の不均一性を小さくし、か
つ当該励磁コイルの両端子間に発生する電圧を低く押え
るようにした超電導トロイダルマグネツトを実現するこ
とができる。
イダルコィルの各超電導コイルを構成する各部分コイル
の間に仕切板を設け、かつ部分コイルのうち相対位置の
等しい部分コイルを電気結線して1つの励磁コイルを構
成し、各励磁コイル毎に並列に接続された保護抵抗と、
この並列体にそれぞれスイッチを介して励磁電流を給電
する励磁電源とを備え、ある部分コイルがクェンチした
場合、クェンチを発生した部分コイルのみにクェンチを
限定し、クェンチを発生した部分コイルを有する励磁コ
イルの属する励磁回路のスイッチを開くことにより当該
クェンチを発生した部分コィルを有する励磁コイルの電
流を保護抵抗に吸収させるようにしたもので、部分コイ
ルの電流消滅によるトロイダル軸方向の電磁力を小さく
し、かつトロイダル磁界分布の不均一性を小さくし、か
つ当該励磁コイルの両端子間に発生する電圧を低く押え
るようにした超電導トロイダルマグネツトを実現するこ
とができる。
第1図はトロイダルコィルの概念図、第2図は実際のト
ロイダルコィル構成図L第3図は従来のパンケーキ形超
電導コイルの一部破断斜視図、第4図は先行技術のディ
スク形超電導コイルの一部断面図、第5図は従来の超電
導トロイダルマグネットの回路図、第6図及び第7図は
それぞれのこの発明の超電導トロイダルマグネットの回
路図、第8図は超電導コイル1個がクェンチしたときに
発生するトロイダル軸方向に発生する電磁力分布、第9
図はこの発明のトロイダルマグネットにおける電気結線
を示す構成部分図、第10図はこの発明のディスク形超
電導コイルの一部断面図、第11図はこの発明のパンケ
ーキ形超電導コイルの一部破断斜視図である。 図において、1は超電導トロイダルコィル、2および2
−01〜2一mは超電導コイル「 200はパンケーキ
コイル「 100は超電導ディスク、21一1〜2m−
nは部分コイル、17は仕切板、1−1〜1−nは励磁
コイル、14−1〜14−nはスイッチ、15一1〜1
5Mnは励磁電源「 16一1〜16‐n‘ま保護抵抗
である。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一または相当部分を
示す。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図
ロイダルコィル構成図L第3図は従来のパンケーキ形超
電導コイルの一部破断斜視図、第4図は先行技術のディ
スク形超電導コイルの一部断面図、第5図は従来の超電
導トロイダルマグネットの回路図、第6図及び第7図は
それぞれのこの発明の超電導トロイダルマグネットの回
路図、第8図は超電導コイル1個がクェンチしたときに
発生するトロイダル軸方向に発生する電磁力分布、第9
図はこの発明のトロイダルマグネットにおける電気結線
を示す構成部分図、第10図はこの発明のディスク形超
電導コイルの一部断面図、第11図はこの発明のパンケ
ーキ形超電導コイルの一部破断斜視図である。 図において、1は超電導トロイダルコィル、2および2
−01〜2一mは超電導コイル「 200はパンケーキ
コイル「 100は超電導ディスク、21一1〜2m−
nは部分コイル、17は仕切板、1−1〜1−nは励磁
コイル、14−1〜14−nはスイッチ、15一1〜1
5Mnは励磁電源「 16一1〜16‐n‘ま保護抵抗
である。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一または相当部分を
示す。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 超電導トロイダルコイルを分割して構成する複数の
超電導コイル、この各々の超電導コイルを分割して構成
し、かつ仕切板によって冷却媒体に関して相互に独立し
た複数の部分コイル、上記各超電導コイル内の相対位置
の等しい上記部分コイルを電気結線して構成された励磁
コイル、上記各々の励磁コイルに並列に接続された保護
抵抗、および上記励磁コイルと保護抵抗との並列体にそ
れぞれスイツチを介して給電する励磁電源を備えた超電
導トロイダルマグネツト。 2 各励磁コイルの中点が接地されていることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の超電導トロイダルマグ
ネツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11387476A JPS60763B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | 超電導トロイダルマグネツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11387476A JPS60763B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | 超電導トロイダルマグネツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5338999A JPS5338999A (en) | 1978-04-10 |
JPS60763B2 true JPS60763B2 (ja) | 1985-01-10 |
Family
ID=14623269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11387476A Expired JPS60763B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | 超電導トロイダルマグネツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60763B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55125602A (en) * | 1979-03-23 | 1980-09-27 | Toshiba Corp | Superconductive toroidal coil system |
JPS60157207A (ja) * | 1984-01-26 | 1985-08-17 | Toshiba Corp | 超電導電磁石 |
US4680666A (en) * | 1986-04-07 | 1987-07-14 | General Electric Company | MR magnet wiring harness circuit |
-
1976
- 1976-09-21 JP JP11387476A patent/JPS60763B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5338999A (en) | 1978-04-10 |
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