JPS6075562A - 可逆形状記憶パイプ継手 - Google Patents

可逆形状記憶パイプ継手

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JPS6075562A
JPS6075562A JP18036083A JP18036083A JPS6075562A JP S6075562 A JPS6075562 A JP S6075562A JP 18036083 A JP18036083 A JP 18036083A JP 18036083 A JP18036083 A JP 18036083A JP S6075562 A JPS6075562 A JP S6075562A
Authority
JP
Japan
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phase
temperature
shape memory
treatment
aging
Prior art date
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Pending
Application number
JP18036083A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Yamauchi
清 山内
Shoichi Sato
正一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tohoku Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパイプ継手、特に可逆形状記憶の性質を示す・
ぐイゾ継手に関する。
TjNi 、 TiN1X (X = Fe r Cu
等)合金は、熱弾性マルテンサイト変態の逆変態に付随
して顕著な形状記憶効果を示すことが知られている。(
「金属」1966年2月13日号PP、 44〜48 
その他)これらの形状記憶合金は、溶解法による鋳造材
あるいはそれの加工材、又は粉末冶金法によシ最終の形
状寸法を得たものに、その後に歪み除去のための熱処理
および形状記憶のための熱処理、をそれぞれ別個にある
いは同時に行なうことで得られる。ここで例えば歪除去
熱処理は700℃1時間であシ、形状記憶熱処理は40
0〜500℃1時間である。
と略す)を付与する方法として1強変形、拘束加熱訓練
が知られており、また拘束時効処理による方法も本願出
願人により出願された「可逆形状記憶効果を有するチタ
ン−ニッケル合金およびその製造方法」(特願昭57−
31605号)に記載されている。後者の方法によれば
、従来知られていた方法では得がたいとされていたチタ
ン−ニッケル合金に顕著なR8MEを導入することが可
能となる。
また形状記憶合金の熱収縮機能を利用した・ぐイブ継手
は、特公昭52−5458公報および特公昭54−48
98公報に記載されている。しかし該各公報の場合には
、 ’l”iNi合金について云えば。
TjNi単相の、みを利用した熱回1復(即ちマルテン
サイト相で膨張加工を施したものの逆変態による熱収縮
)機能が主である。即ち、 R8MEについても付記さ
れているが、パイプ接合作業に於ける手段についてのみ
であり、その効果も極めて小さいものであった。また保
守点検時等にノfイブより継手を切シ離す作業に於いて
は、その作業は極めて困難で、また作業後、同じパイプ
継手を繰り返えし使用することはR8MEが認められな
いために不可能であった。
それ故に本発明の目的は+ T1Ni合金について拘束
時効処理によるT1Ni相およびNi過剰の析出相(例
えばT iN r 5相)の複相化処理を施すことによ
F) 、 T1Ni相の形状記憶効果1拘束時効による
析出相を利用した応力集中源の導入の併用をしたR8M
Eを用いて、温度サイクルに対して自発的な径の変化が
可能な・ぐイブ継手を提供することにある。
本発明の他の目的は、接合、脱藩に安全上問題となる個
所(例えば、原子炉冷却水配管、有毒ガス配管、爆発性
ガス配管)の配管システムを加熱若しくは冷却すること
により、容易に装、脱着が容易でかつ、繰り返えし使用
でき、これにより安全でかつ経費の大巾な節減を可能と
するシステムの提供にある。
以下本発明につき実施例を用いて説明する。
T1Ni合金について、500℃で2時間の時効処理後
水焼入れをした時の変態温度とNi濃度との関係を測定
し、その結果を第1図に示す。拘束時効処理により複相
化が図れるのは、 Niが原子パーセントで503〜5
3%の範囲であることが分かる。寿お第1図に示すMs
はマルテンサイト開始温度でありMs’は中間相変態開
始温度である。
またR8MEを導出する拘束時効処理の温度条件は本願
出願人により出願された前記特願昭57−31605号
に記載されているが、さらに600〜700℃の温度条
件によってもR8MEは認められることを見出した。
第2図によれば8時効処理しないものと700℃以上で
1時間時効処理した時のMs及びMfは夫夫同じ値を示
している。このことは700℃以上での時効処理は処理
しないものと同じように単相化であることを意味し、7
00℃以下での時効処理のMs 、 Mfは単相化の時
のそれよりも高いことがら複相化していることが明らか
と言えよう。なおMs 、 Mfの測定は示差熱天秤に
より測定している。ここで550℃以上での時効処理に
おける中間相のMf’ 、 Ms’の開示はしていない
が、 Ma 、 Mfに極めて近い値を示していること
を確認している。
このように、600〜700℃での拘束時効処理を施こ
すと、可逆変化させることのできる複相化を呈すことと
なり、しかもMa点、 Mf点を低下させることが出来
るので、ツクイブに継手として装着後の外部温度の影響
を極力小さくでき、したがって信頼性の高い継手として
供することができる。
尚、見方によっては第2図において350℃以下での時
効処理でも同様であるように思われる。
(5) しかしそのような低温ではNi過剰の析出相が出にくい
あるいはその量の析出がむずかしく、再現性に乏しく、
またこの問題を解決するためには処理時間が極めて長時
間になるなど不都合なことがある。それに対し600〜
700℃の時効処理においてはこのようなことはなく、
さらには上記のような特長を有するために極めて好都合
と言えるものである。
ところでT INI 5 o、 30合金の変態温度と
時効処理温度との関係を第3図に示す。第2図および第
3図によれば、550℃で既に単相化されており。
Ni濃度が多くなる程単相化処理濃度は高くなることが
わかる。そして550℃以上の温度で単相化は完了する
次に上述の方法を用いてR8ME パイプ継手を導出す
る方法の例について、第4図および第5図に示すO 第4図は、拘束による複相化組織を利用して冷却収縮機
能をもたせる場合を示している。具体的には、 TiN
i3.なる合金を溶解法によって得たの(6) ち熱間鍛造で丸棒とし、その活勢削加工によって第4図
(a)のような外径21■φ、内径15IIII+lφ
の管材10を得た。なお鋳造法、熱間押出加工法。
粉末冶金法等によっても同形状の管材を得ることは可能
である。
次に700℃で1時間の歪除法および単相化処理を行な
ったのち第4図(b)のように拡大用の心棒部材11を
液体窒素、若しくはドライアイスアルコール下で管材1
0に挿入し、内径を16.00+nmφまで押し拡げた
拡大管10’を作り、その後に第4図(c)のように外
径15.50+nmφの拘束用棒部材12をこの拡大管
10′に挿入し、400℃で96時間の拘束時効処理に
より複相組織を有した・ぐイブ継手10″とした。
その后機械的あるいは化学的な方法により・ぐイブ継手
10’を取りはずし、そのR8MEを調べたところ30
℃と60℃の間で自発的な径の変化を示し。
−しかもその径の変化は単相化処理時の径と拘束時効処
理時の径との間であった。すなわち、dlなる径を有す
る管材10の径をドライアイスアルコール若しくは液体
窒素浸漬下で心棒部材11を用いてd2まで押し広げ(
但しd2/dl<1.08 ) *のち、前記温度下で
外径がd3の拘束用部材12満の温度下で拘束時効処理
をすると低温(マルテンサイト変態温度以下)でパイプ
継手の径はdlを示し高温(逆変態温度以上)ではd3
を示す。
第5図には拘束による複相化組織を利用して加熱収縮機
能を付与する場合を示している。具体的には、第4図の
例と同様な方法により、先ず第5図(a)のような外径
21論φ、内径15叫φのT i N i s1合金製
の管材13を得、これを第5図(b)に示すように圧縮
部材14を用いてMs温度以下(液体窒素ドライアイス
アルコ−/lz浸漬下)で14.10+n+nφまで圧
縮して縮小管13′を作り、その後に第5図(C)のよ
うに内径14.6nonφの拘束用部材15にこの縮小
管13′を挿入し550℃で2時間の拘束時効によって
複相組織を有したパイプ継手13′を得た。その后機械
的、あるいは化学的な方法にょシバイブ継手13′を取
り出すと、−40℃と10℃の間で自発的な径の変化を
示した。その径の変化13の径をドライアイスアルコー
ル若しくは液体窒素浸漬下で圧縮部材14を用いてd2
′まで圧縮(但しd2′/d1′≧0.92)l、たの
ち、前記温度下で内径がd3′の拘束用部材15に縮小
管13′を入れ(但しd 3 ’/ d 1 ’≧0.
95)る。その後加温シtで拘束を完了させたのち70
0℃未満の温度下で拘束時効処理をすると、低温(マル
テンサイト変態温度以下)で・母イブ継手の径はdl′
を示し、高温(逆変態温度以上)でd3′を示す。
上述の実施例に見るように、可逆的な径の変化を極めて
小さな温度ヒステリシスの中で示すため。
挿着・離脱が極めて容易となり、配管の接合、保守・点
検を短時間に済ませることが出来るようになシ、シたが
って使用・用途に応じて、加熱収縮材、冷却収縮材を任
意に選ぶことが出来る。また上述では特定の実施例のみ
を用いて説明している(9) が、それぞれの収縮温度は熱処理条件を選ぶことにより
任意とすることが可能であり、したがって安全でかつ経
費の大巾々節減を図ることのできる配管システムの提供
が可能となる。
なお複相組織を利用したR8MEの導出はT1Ni合金
のみならず、上記した既に出願済みの発明中に示されて
いるように時効処理により複相化される他のT1Ni系
合金についても可能であり、したがって本発明の効果T
 i N i系合金にも同様に認められるものである。
またここで・ぐイブ継手という言葉は、・クイズと 。
パイプとの間を接続するもののみならず、グリラグ又は
コネクター等も含む最も広義の意味に解釈されるべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はT1Ni合金の500℃で2時間水焼入れによ
る変態温度とNi濃度(at%)との関係を示すグラフ
、第2図はTiN151.。の組成の合金に於ける変態
温度と時効処理温度との関係を各時効温度(10) に於ける処理時間が2時間の場合につき示したグラフ、
第3図はT1Ni の組成の合金の変態温度50.3 と時効処理温度との関係を各時効温度に於ける処理時間
が2時間の場合につき示したグラフ、第4図は本発明に
よるノfイゾ継手の一例の製造手順について示した断面
図、第5図は本発明による・ぞイブ継手の他側の製造手
順について示した断面図である。 10・・・管材、1σ・・・拡大管、10′・・・パイ
プ継手。 11・・・心棒部材、12・・・拘束用棒部材、13・
・・管材、13′・・・縮小管、13′・・りぐイブ継
手、14・・・圧縮部材、15・・・拘束用部材。 (11) 第2図 −〉時効温度(°C) 第3図 時効温度(°C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、T1Ni合金又はTiNj系合金であって、しかも
    ニッケルが原子パーセントで50.3〜53チの合金に
    て作った管材を、600℃以上の温度でTiNj単相化
    処理ののち、600〜700℃の温度で拘束時効処理を
    施すことにより、 TjNi相とNi過剰析出相とから
    なる複相組織を有したものとなしたことを特徴とする可
    逆形状記憶パイプ継手。
JP18036083A 1983-09-30 1983-09-30 可逆形状記憶パイプ継手 Pending JPS6075562A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6267159A (ja) * 1985-09-20 1987-03-26 Nhk Spring Co Ltd 形状記憶合金を用いた筒状製品とその製造方法
US6106642A (en) * 1998-02-19 2000-08-22 Boston Scientific Limited Process for the improved ductility of nitinol

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