JPS6072945A - 瞬間接着剤用着色容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は瞬間接着剤用着色容器に関するものである。

シアノアクリレート系の瞬間接着剤の容器は一般にポリ
エチレンの成型により製造されているが、従来着色され
ることなく無色のまま用いられている。そのため容器の
仕上がりが美しくなく製品の商品価値が低いので、塩化
ビニル等のラベルをカバーする等の工夫が必要となって
いる。

本発明の目的とするところは、シアノアクリレート系の
瞬間接着剤のポリエチレン容器を着色化することにより
その商品価値を高めようとするものである。

ポリエチレンの着色剤について考察すると、次のことが
考えられる。

（１）　着色剤は主成分たる顔料以外に、樹脂中の分散
を良くするため顔料に金朽石けんをコーテングしたもの
を使用している。

（２）上記金属石けんとしてはステアリン酸塩が一般に
使用されているが、これが内容物たるシアノアクリレー
ト系の瞬間接着剤の中に溶出するとそのゲル化を促進し
その貯蔵安定性を害するので従来の金属石けんでコーチ
ングした顔料を瞬間接着剤容器の着色料として使用する
ことはできない。

（３）またポリエチレンの着色に際しては金属石けん以
外のものとして安定剤、可そ剤、その他のものが含有さ
れた素材が使用されるが、これがまた内容物たる瞬間接
着剤の貯蔵安定性を害する原因となる。

以上の見地から本発明においては、種々実験の結果、下
記の条件を組合わせることＫよシ内容物の貯蔵安定性の
ある瞬間接着剤用の着色容器の製造に成功したものであ
る。

（１）樹脂内への分散が悪くても金属石けんのコーチン
グしないものを使用する。

（２）安定剤、可そ剤、その他の添加剤を含有しない着
色料を使用する。

（３）顔料に不純物を含有しない着色料を使用する。

（４）着色料の含有量は重量比で０．０１〜２．０　％
（０，２％が最も望ましい）とする。

（５）　容器を構成する主材たるポリエチレンは密度０
．９１〜０．９９であること。

本発明によると下記の容器としての利点を生ずる。

（１）瞬間接着剤の容器が着色できるので、仕上がシが
美しくなり、製品の商品価値が向上する。

（２）容器の通気性が少くなシ容器自体の白化による商
品価値の低下が防止される。

（３）内容物の貯蔵安定性が良好で容器としての実用性
を生ずる。

以下実験例の１例を示すと次の通りである。

（１）瞬間接着剤ニジアノアクリレート系接着剤（低粘
度市販品） （２）容　器：密度０．９４　のポリエチレン製の２０
ｇ容器 （３）実験試料 Ａ：無着色のもの Ｂ：酸化チタン（ステアリン酸塩 でコーチングしたもの）、含 有量０．２％ Ｃ二酸化チタン（ステアリン酸塩 でコーチングしないもの）、 含有量０．２チ （４）　実験結果 ７０℃での貯蔵安定性と容器の状態実験の結果は下表の
通りである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、密度０．９１〜０．９９のポリエチレンに対し不純
   物を含有しない顔料を金属石けんのコーチングなしで０
   ．０１〜２．０％（重量比）の範囲に含有することを特
   徴とする瞬間接着剤用着色容器。 ２、密度０．９４　前後のポリエチレンに対しステアリ
   ン酸塩でコーチングしない純粋な酸化チタンを約Ｏ５２
   ％（重量比）含有することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の瞬間接着剤用着色容器。