JPS6072809A - 腐敗菌等による植物の病害防除方法 - Google Patents

腐敗菌等による植物の病害防除方法

Info

Publication number
JPS6072809A
JPS6072809A JP17927183A JP17927183A JPS6072809A JP S6072809 A JPS6072809 A JP S6072809A JP 17927183 A JP17927183 A JP 17927183A JP 17927183 A JP17927183 A JP 17927183A JP S6072809 A JPS6072809 A JP S6072809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bacteria
soil
plants
calcium peroxide
saprogenic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17927183A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Yoshida
吉田 忠幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Yuki KK
Original Assignee
Sankyo Yuki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Yuki KK filed Critical Sankyo Yuki KK
Priority to JP17927183A priority Critical patent/JPS6072809A/ja
Publication of JPS6072809A publication Critical patent/JPS6072809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、土壌内に繁殖する細菌類やカビ類が原因とな
る植物の病害防除方法に関する。更に詳しくは、特に表
層に多く存在する腐敗菌等による植物の病害を過酸化カ
ルシウムを用いて防除する方法に関する。
従来、土壌表層に存在する腐敗菌は量としても最も多く
かつ繁殖力も旺盛であり、更には一般の農薬では薬効の
持続性が短かいこと及び薬害が発生しやすいこと等の理
由から、この腐敗菌による植物の病害防除は解決されて
いない。植物の根茎部に物理的又は化学的傷害が加えら
れてそこから腐敗菌が植物の体内へ浸入すると、腐敗菌
は傷害部分を根拠にして猛烈な勢で繁殖し、植物に生育
障害を起させ、遂には植物を枯死に至らせることになる
一方、近年の化学的農業技術の進歩は、土壌の緩衝能力
や土壌微生物の相互抑制能力を失わせてしまい、これに
よって上記腐敗菌による植物の病害等の発生を促進する
弊害を生んでいる。例えば、ハウス栽培においての潅水
パイプによる潅水や無機肥料の多量散布は、土壌表層か
らの水分蒸発と相俟って土壌表層における塩類濃度を上
昇させ、かつ土壌表層に集積された肥料成分や有機質と
ハウス内の高温多湿雰囲気下で細菌類やカビ類の異常繁
殖を促すことになる。従って、このようなバランスのく
ずれた土壌環境下で生育される植物は、腐敗菌の異常増
殖した土壌等の悪条件下での生育を強いられることにな
り、これが原因となって発病しやすいものである。
しかしながら、前述のように腐敗菌による病害防除は、
薬害を生ずることなく薬効を長期に亘って持続させる必
要を満すことができず、確立されていないのが現状であ
る。
本発明は、上記現状に鑑みて成されたもので、腐敗菌等
の細菌類やカビ類の繁殖を、薬害を生じさせることなく
長期に亘って抑制できるようにし、もってこれらによる
植物の病害を防除できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の構成」二の特徴は、
過酸化カルシウムを、吸湿性のあるバインダーによって
植物の地際の根茎部又はその周辺の土壌表層に付着させ
る腐敗菌等による植物の病害防除方法とした点にある。
上記のようにすると、バインダーによって付着された過
酸化カルシウムは、地際に存在する水分を得て下記(1
)式で示されるように反応して強アルカリ性の水酸化カ
ルシウムとなると共に発生期の酸素を発生させる。また
、生成された水酸化カルシウムは、空気中の二酸化炭素
と下記(2)式のように徐々に反応することになる。
Ca07 +H20−Ca(OH)2”[0]−−(1
)Ca(OH)2+ C(17−−CaCO3+H20
−−= (2)J−記(1)式の反応によって生ずる水
酸化カルシウムによって、過酸化カルシウムの塗付面は
部分的に強アルカリになる。そして、過酸化カルシウム
は比較的安定した化合物で前記(1)式の反応は1〜数
ケ月に亘ってなされることになり、その間継続して過酸
化カルシウム付着面の強アルカリ性が維持されることに
なる。
一方、腐敗菌はアルカリ性に弱いものであることから、
腐敗菌の浸入しゃすい植物の地際の根茎部やその周辺の
土壌表層に過酸化カルシウムを付着させておくと、当該
領域での腐敗菌の繁殖を大幅に抑制でき、これによって
腐敗菌による病害を防除できるものである。これと同時
に他のアルカリ性に弱い細菌やカビ類の繁殖をも抑制で
き、これらによる植物の病害も防除できる。また、前記
(1)式の反応によって生ずる発生期の酸素は、その強
力な酸化力によって、上記水酸化カルシウムのアルカリ
性と共に腐敗菌等の生育を抑制するものとして働いた後
、酸素として植物の呼吸作用に利用されることになる。
」=述のような腐敗菌等の繁殖抑制作用をなす水酸化カ
ルシウムは、前記(2)式で示されるように、徐々に空
気中の二酸化炭素と反応して、炭酸カルシウムと水に変
化する。そして、この炭酸カルシウムは最終的に植物の
カルシウム源として利用されてしまうので、本発明によ
って土壌生態系の破壊や薬剤の蓄積による土壌汚染等の
薬害を生ずるおそれもない。
本発明において過酸化カルシウムを用いるのは、その安
定性を利用して、長期に亘って徐々に水酸化カルシウム
という強アルカリを発生させるためである。特に腐敗菌
は最も多く繁殖力も強いので、長期に亘る繁殖抑制力が
得られなければ病害の防除は期し得なくなる。過酸化カ
ルシウムを植物の地際の根茎部に付着させるのは、最も
腐敗菌等が浸入しやすい部位であるのでその予防を図る
と共に、当該部位から病害が生じてしまったときの治癒
を図るためである。また、植物周辺の土壌表層に過酸化
カルシウムを付着させるのは、腐敗菌等は主に」二環表
層に存在し繁殖するものであるためである。
一方、本発明において、過酸化カルシウムを吸湿性のあ
るバインダーで付着させているのは、水酸化カルシウム
を生成させるために過酸化カルシウムを水と接触させる
必要があるため、並びに、散水等によって簡単に流され
てしまうことなく過酸化カルシウムを病害防除に有効な
場所に定着させておくためである。過酸化カルシウムが
水と接触できなかったり短期間で流されてしまったので
は、水酸化カルシウムの生成による有効な病害防除は期
し得なくなる。
バインダーの具体例としては、ポリビニルアルコールや
アルギン酸ソーダの水溶液、硫酸カルシウムと水の混合
液等が挙げられる。ポリビニルアルコールやアルギン酸
ソーダの水溶液は、のり状の粘着性を呈するので過酸化
カルシウムを所望の位置に付着させることができる。硫
酸カルシウムと水の混合液は硬化反応を生ずるが、硬化
後も吸湿性を有するので過酸化カルシウムと水の接触を
阻害することはない。また、これらのバインダーによる
過酸化力ルシウJ、の41Mは、バインダーと過酸化カ
ルシウムの混合物を所望の位置に塗布又は散布すればよ
い。塗布又は散布に当っては、あらかじめポリビニルア
ルコール、アルギン酸ソーダ、硫酸カルシウム等のいず
れかと過酸化カルシウムの粉末混合物を用意しておき、
現場で水を添加して塗布又は散布に供するようにすると
便利である。
バインダーとしては、前記したもののように植物に悪影
響を及ぼさないもので、過酸化カルシウムを所定の位置
にしっかり刺着させておくことのできるものを選択する
。このバインダーは、薬効喪失後付性土壌を薄く剥ぎ取
ることで除去してもよいし、自然の接散にまかせてもよ
い。また、過酸化カルシウムとバインダーの混合比は、
過酸化カルシウムの薬効とバインダーの付着力を考慮し
て適宜定めればよい。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1 モンバ病菌が検出された果樹園(ブドウ、梨、桃)にお
いて、各果樹の地際の土壌表層に、ポリビニルアルコー
ルと過酸化カルシウムの9:lの粉末混合物に水を添加
攪拌して散布したところ、従来防除が困難であるとされ
ていたモンパ病菌による病害を防除することができた。
実施例2 夏作ハウスキュウリ及びブーパルデアの根茎腐敗病の発
生しているものに対し、その地際の根茎部及び周辺の土
壌表層に、硫酸カルシウムと過酸化カルシウムの9:l
の粉末混合物に水を添加攪拌して散布したところ、約5
日間で病状の進行が止まり、正常の発育を得ることがで
きた。
以上説明の通り、本発明によれば、土壌や植物に対する
薬害を生ずることなく、腐敗菌等による病害を容易に防
除することができるもので、特にこれらの病害が大きな
問題となっているハウス栽培に有益なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)過酸化カルシウムを、吸湿性のあるバインダーによ
    って植物の地際の根茎部又はその周辺の土壌表層に付着
    させることを特徴とする腐敗菌等による植物の病害防除
    方法。
JP17927183A 1983-09-29 1983-09-29 腐敗菌等による植物の病害防除方法 Pending JPS6072809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17927183A JPS6072809A (ja) 1983-09-29 1983-09-29 腐敗菌等による植物の病害防除方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17927183A JPS6072809A (ja) 1983-09-29 1983-09-29 腐敗菌等による植物の病害防除方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6072809A true JPS6072809A (ja) 1985-04-24

Family

ID=16062918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17927183A Pending JPS6072809A (ja) 1983-09-29 1983-09-29 腐敗菌等による植物の病害防除方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6072809A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006005764A3 (en) * 2004-07-14 2006-04-13 Solvay Use of inorganic peroxides for oxygenation of soil in order to prevent diseases caused by anaerobic agents in plants

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006005764A3 (en) * 2004-07-14 2006-04-13 Solvay Use of inorganic peroxides for oxygenation of soil in order to prevent diseases caused by anaerobic agents in plants

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5464457A (en) Soil fumigation with gasiform pesticide
US5474972A (en) Pesticide and fungicide comprising aqueous copper silicate
ATE138243T1 (de) Granulierte pestizide zusammensetzungen und verfahren zur deren herstellung
US3034949A (en) Fungicidal composition comprising chlorophenol mercury sulfate and tetramethlthiuram isulfide
JPS6072809A (ja) 腐敗菌等による植物の病害防除方法
JPH0569081B2 (ja)
JPS6241564B2 (ja)
US4384002A (en) Odorless, non-volatile formaldehyde for use as a pesticide
JP3573827B2 (ja) 土壌膨柔化促進材およびそれを用いる土壌改善方法
EP1293125B1 (en) Synthetic hydrated organosulfur agent, production process and bactericidal method by using the same
US4906273A (en) Plant growth medium
US4028091A (en) Herbicidal composition
JP2852535B2 (ja) 農園芸用土壌消毒剤
JP4212194B2 (ja) 効力が増強された5−メチルイソオキサゾール組成物
US3109771A (en) Control of nematodes with the aid of alkali and alkaline earth metal for mates
JPH0499704A (ja) 殺虫・殺菌剤の製造方法
EP0300947A2 (en) A pesticidal composition, method for obtaining it and its application to improve and/or regenerate the soil
JPH0418005A (ja) 農園芸用殺菌組成物
JPS57158286A (en) Soil improving material having insecticidal effect
US3192104A (en) Fungicidal compositions comprising chlorophenol mercury compounds and tetraalkylthiuram sulfide compounds stabilized with amines
JPH02180801A (ja) ストレスに対して植物を保護するため及び/又はそれらの収量を増加させるための方法及び組成物
IL95958A (en) A method of controlling insects that uses oligomeric theocarbons, new oligomeric theocarbons, and preparations containing them
KR920001507B1 (ko) 농원예용 살균제 조성물
US4153444A (en) Herbicidal composition
US3065124A (en) Bisdithiocarbamate hypochlorite reaction products for agricultural use